ラッパーと彫刻家という2つの顔を持つアーティスト・Meta Flower(メタフラワー)による個展が銀座・蔦屋書店にて2022年7月30日(土)から8月19日(金)まで開催。展示作品は店頭・オンラインにて同日より販売される。

「爆薬×彫刻」エネルギーが集約した作品の数々

Meta Flowerは、音楽と彫刻という2種類の表現方法を持ち、地中(アンダーグラウンド)に対する地上(オーバーグラウンド)の関係性をテーマに作品を制作し続けている。ラッパーとして音楽活動を行うと同時に、彫刻作家として学生時代から様々な個展やグループ展を開催。2021年にはWATOWA ART AWARDを受賞した。

ラッパー/彫刻家のMeta Flowerによる個展が銀座・蔦屋書店で開催|爆薬によって生み出された彫刻作品が並ぶ artculture220727-metaflower1
「0.0000020」 950×920×740 mm, Mixed media

彼の作品の特徴は、なんといっても爆薬を用いること。学生時代に教授が発した「制作や伝わる速度にラップと彫刻では時間差があるため、2種類の表現方法を並行して持つことはアーティストとして困難を有する」という言葉から、表現方法の性質の違いを払拭するために、音速を超えることに着目。そして爆薬を用いた彫刻作品が生まれた。

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「0.0000016-17」460×510×250 mm, Mixed media
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「0.0000009」250×290×240 mm, Mixed media

爆薬という言葉は、鑑賞者に環境問題や社会問題を意識的に想像させ、作品に多層的な意味を持たせる。その作品の数々は、我々の想像力を掻き立てることだろう。Meta Flowerの世界観と、爆発のエネルギーが集約された数々の作品を是非味わってみてはいかがだろうか。

地中に爆薬を埋め込み発破、音速を超えた1/1000000秒(100万分の1)の衝撃波が地層を圧迫して空洞となり、人類が発明した最速最大のエネルギー彫刻がそこに存在します。地中(アンダーグラウンド)に対し、地上(オーバーグラウンド)という立場の関係性は目で見ることの出来ないエネルギー。私はそこに人々が考えうる問題定義を多方面から「意識的に想像」させることによって、現代人の心を豊かにするメッセージをここに彫刻します。

Meta Flower

ラッパー/彫刻家のMeta Flowerによる個展が銀座・蔦屋書店で開催|爆薬によって生み出された彫刻作品が並ぶ artculture220727-metaflower4

EVENT INFORMATION

Meta Flower 個展

2022.07.30(土)〜2022.08.19(金)

※8月19日(金)のみ〜17時

※営業時間は店舗ウェブサイトをご確認ください。

※会期は変更になる場合もございます。

場所:銀座・蔦屋書店インフォメーションカウンター前

住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F

料金:無料

主催:銀座 蔦屋書店

協力:人の森株式会社、華厳工場

お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp

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