みなさんこんにちは! 実は今、所用でハワイに来ています。浮かれてる感じが出ないように、敢えて「みなさんアロハ〜!」とは言いませんでした(笑)。

ハワイといえばジャイアント馬場さんの別荘があり、いろんな選手も合宿を行った場所ということで、こちらに来てもずっとプロレスの事を考えてしまっています…ちなみに今回は、自宅にいた馬場さんを連れてきました! やっぱり馬場さんはフィギュアになっても存在感すごいですねぇ。

日本を代表する蹴殺テクニック、ヒデオ・イタミ michikusabombaye-53michikusabombaye-53_2

数々の選手がハワイ合宿をした中で僕が一番記憶に残っているのが2002年小橋建太さん復帰前のハワイ合宿。貴重な小橋さんの金髪姿が見られ、テレビ越しでも気合いが伝わってくる合宿だったのを覚えています。まずはその合宿の貴重な動画がありましたのでご覧ください。

プロレスリング ノア 小橋健太 ハワイキャンプ 2002.1.23

この時、一緒に合宿をしていたのがヒデオ・イタミ(当時:KENTA)選手。24時間営業のジムで小橋さんが1日中トレーニングばかりしていたので「最後の日に土産を買う時間だけはください」と当時のKENTA選手が本気でお願いしたという話もプロレスファンの中では伝説として残っています。先日、WWEのマットで2度の怪我を乗り越えてついにタイトル戦に挑戦したヒデオ・イタミ選手。6月30日(火)から7月1日(木)の<WWE日本公演>では戸澤陽選手とタッグを組んで、元バレットクラブのルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンとの試合も決まっているのでとても楽しみです! ということで、今日はヒデオ・イタミ選手でボンバイエしたいと思います。

まずは1つ動画をご覧頂きましょう。あとで説明しますが、2004年に「蹴撃七番勝負」というものを行った時に、師匠の小橋建太さんと対決した「建太 vs KENTA」の試合です。的確で重い打撃や投げ技は師匠からしっかり受け継がれていますね。

KENTA 『蹴擊』七番勝負第6戦vs小橋建太

ヒデオ・イタミ選手が正式にデビューしたのは全日本プロレスで2000年のこと。その時は本名の「小林健太」というリングネームでした。後に先輩且つライバルとして数々の死闘を繰り広げながら一緒にノアのジュニアを引っ張っていく事になる丸藤正道選手がデビュー戦の相手。その後、ノアに移籍して小橋さんの付き人を務める事になるのですが、丸藤選手とKENTA選手がノアジュニアだった頃の2人の勢いは本当に凄かった!2人が試合であたっても、タッグを組んでも、全試合が名勝負。もうジュニアとかヘビーとか階級も関係なくなっていました。階級を越えて闘っていく両選手。その証拠として、ノアのGHCヘビー級のタイトル戦で王者丸藤選手、チャレンジャーKENTA選手というものすごい試合がありましたので、ぜひ紹介させて頂こうと思います。僕がおそらく100回近く見ている大好きな試合です!

Pro Wrestling NOAH: Naomichi Marufuji (c) vs KENTA

元々は飛び技主体だったスタイルから次第に打撃やパワーを主にしたスタイルに変えていったKENTA選手。当時は蹴り技の代名詞と言えるレスラーの1人だったと思います。2000年にノアに移籍してから2014年にノアを退団するまで、KENTA選手はシングルやタッグのベルトを何度も巻き、ユニットに入ったり、突然裏切ったり、公で上の人に噛み付いたり、ノアの看板を背負って他団体と闘ったり。常に話題性のあるレスラーでした。

先ほど小橋さんとの試合をご紹介する時に簡単にお話しましたが、KENTA選手はデビューから5年目の2004年に「蹴撃七番勝負」というものを敢行しており、数多くの大物レスラー達との対戦を行いました。小橋さんとの対戦もその1つ。大先輩たち相手に全くひるむ事なく真正面からぶつかっていくKENTA選手がとても印象的でした。それではその「蹴撃七番勝負」の中から、今度は三沢さん・秋山さんという、これまたレジェンドお2人との試合をご覧頂きましょう!

KENTA 『蹴擊』七番勝負第5戦vs三沢光晴

KENTA  『蹴擊』七番勝負第3戦vs秋山準

2014年にノアを退団して闘いの場をアメリカWWEに移し、リングネームを「ヒデオ・イタミ」に変更。イタミ選手になってからもWWEのマットにて名勝負を量産していますね。中邑真輔さんやアスカさんもそうですが、日本人のレスラーがWWEで大活躍しているのを見ると、日本人としてとても嬉しくなります。他にも以前日本で活躍していたAJスタイルズやプリンス・デヴィット(現:フィン・ベイラー)、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ(現:ルーク・ギャローズ)たちと日本人選手が闘う試合も、見ててものすごくテンションが上がります!
それでは、せっかくですのでイタミ選手 vs フィン・ベイラー選手の試合をダイジェストでご覧頂きましょう。この2人の闘いはもっと日本でも見たかったですね!!

Finn Balor vs Hideo Itami NXT Highlights

いかがでしたでしょうか。前述の通り、6月30日(火)から7月1日(木)のWWE日本公演ではヒデオ・イタミ&戸澤陽 vs ルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンという、僕が喜びのあまり叫んでしまいそうな素敵なカードが組まれていますので、ぜひ皆さんもイタミ選手の歴史と今を感じに会場に足を運んで頂ければと思います。毎回気まぐれテーマでコラムを書かせて頂いてますが、次回はアニマル浜口トレーニングジムの出身者について書いてみようかと思ってます。いきなり気が変わったらごめんなさい(笑)。

次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。