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ザ・ビートルズ(The Beatles)の通算8枚目のアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)』が、1967年に発表されてから今年で50年を迎えた。最新技術を駆使したステレオ・ミックスで現代的になった名作の魅力を、橋本薫(Helsinki Lambda Club)、森山公稀(odol)、Rei、大井一彌(DATS、yahyel)の20代ミュージシャン4人に語ってもらった。

ザ・ビートルズ(以下、ビートルズ、The Beatles)の通算8枚目のアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が、1967年に発表されてから今年で50年。それを記念しリリースされた、本作の「50周年記念エディション」が今、大きな話題となっている。目玉は何と言っても本編のステレオ・リミックス。当時のプロデューサー、ジョージ・マーティンの息子ジャイルズが最新技術を駆使して行なったもので、ビートルズの世界観は維持したまま、“現代の耳”でも聴きやすい音像へとブラッシュアップされているのが特徴だ。

The Beatles – Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band – Anniversary Edition Trailer

そこで今回Qeticでは、20代のミュージシャン4人に集まってもらい、ビートルズと彼らの作品『サージェント・ペパーズ〜』の魅力、そして「50周年記念エディション」の聞きどころなどざっくばらんに語り合ってもらった。4人それぞれの視点からの“ビートルズ愛”が錯綜した、非常に興味深い座談会となっている。

Interview:橋本薫(Helsinki Lambda Club)×森山公稀(odol)×Rei×大井一彌(DATS、yahyel)

【インタビュー】若きミュージシャンたちの視点が交錯。ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年記念座談会 interview_beatles_-0089-700x467
左から:橋本薫(Helsinki Lambda Club)、森山公稀(odol)、大井一彌(DATS、yahyel)、Rei

——まずは、皆さんがビートルズをいつ頃、どんなきっかけで聞くようになったかを教えてもらえますか?

橋本薫(以下、橋本 Helsinki Lambda Club:ヴォーカル&ギター) 僕は中学二年生の頃ですね。ちょっと変わった友達がいて、その友達から『赤盤』と『青盤』を借りたのがキッカケでした。ビートルズは有名なので、その前からテレビやラジオで昔から流れていたのを無意識に聴いていたと思うんですけど、改めてCDを聴きながら「こんなに色んな曲があるんだ」「あ、この曲知ってる。ビートルズだったんだ。」みたいな発見が面白くて、だんだんハマっていきました。オリジナル・アルバムに関しては、高校生くらいからちょっとずつ掘っていくようになりましたね。

森山公稀(以下、森山 odol:ピアノ) 僕は、ビートルズにそこまでドハマりしているわけではないのですが、『サージェント・ペパーズ〜』にはすごく影響を受けていますね。出会いは小学生の頃、親の車の中で『イエロー・サブマリン 〜ソングトラック〜』(1999年)を聞いたのがきっかけなんですけど、高校生になってバンドを始めた時に「ビートルズくらい、聴いとかなアカンよな」と思って掘っていく中、『サージェント・ペパーズ〜』は本当にヤバイと(笑)。それ以来ずっと愛聴していますね。僕のルーツはYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)で、彼らに影響を与えたバンドという意味でも大きな存在です。

大井一彌(以下、大井 DATS, yahyel:ドラムス) 僕も森山くんと一緒で、高校に入ってバンドをやるようになってから聴くようになりました。最初はラーガロック経由というか、クーラ・シェイカー(Kula Shaker)が大好きだったんですよ。それでまず『リボルバー』から入って、“Love You To”や“Taxman”などジョージ・ハリスン色の濃い曲ばかり選んで繰り返し聴いていました(笑)。僕がビートルズを好きなのは、ケルト音楽とか聴いて育ったイギリスの4人の若者が、東洋の音楽を混ぜていって独自のサウンドへと進化させたところなんです。“Norwegian Wood”なんて特にそうじゃないですか。「インドとケルトってマッチするなあ」って。あと、やっていたバンドがモッズバンドだったので、初期ビートルズのファッションも好きでしたね。

Rei(ヴォーカル&ギター) 私は小さい頃からジャズブルーズやクラシックなどをギターで演奏していたんですけど、小学校中学年の時に初めてスリーピースのロックバンドを組んで、そこで演奏したのがビートルズやレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)、ザ・フー(The Who)のような60年代ロックだったんです。まだ子供だったので、ビートルズは“I Wanna Hold Your Hand”や“The Word”のような、初期の元気な曲をカヴァーしていました。

【インタビュー】若きミュージシャンたちの視点が交錯。ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年記念座談会 interview_beatles_-0017-700x467

——みなさんが今やっている音楽には、ビートルズのどんな影響がありますか?

橋本 例えば中期以降のビートルズが、サイケやクラシック、民族音楽に現代音楽と、新しい要素をどんどん取り入れて進化しつつ、ちゃんと大衆性も忘れないバランス感覚みたいな部分は、僕らHelsinki Lambda Clubでも目指しているところというか。サウンドというよりも、そういう「アティテュード(姿勢)」の面で影響を受けているのかなと思います。もちろんビートルズは大好きなので、いつかはビートルズ的な楽曲を集めたコンセプトアルバムなども作ってみたいんですけど(笑)。

森山 そこは僕らodolも一緒です。

大井 例えば声にフランジ効果をかけたり、テープの回転スピードを上げたり下げたり、ドラムのヘッドも裏を外してみたり……。ライブをしなくなって以降、革新的なレコーディングという点での進歩はものすごいものがありますよね。そこはドラマーとしても参考になります。あと、僕が一番好きなドラマーが河村”カースケ”智康さんで、彼の好きなドラマーがリンゴ・スターという点でも影響は大きいですね。

Rei 私はビートルズが大好きで、本当に色んなところから影響を受けているのですが、一番大きいのは「何度も聴きたくなる作品づくり」。そこは自分の作品の中でも重きを置いています。彼らの楽曲って、色んな仕掛けがあるじゃないですか。例えば楽器のパートに注意してみると、ポールのベースが非常に歌心あって楽しかったり、“Girl”のコーラスで、実はギリギリなことを言っていたり。そういう、ポップでありながら随所に遊び心があって深みを感じさせる……これだけ長い間聴かれているのは、そういうところに理由があるのかなと思います。

【インタビュー】若きミュージシャンたちの視点が交錯。ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年記念座談会 interview_beatles_-0023-700x467
Rei

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黒田隆憲

黒田隆憲

ライター/カメラマン

ビートルズとマイ・ブラッディ・ヴァレンタインとビールをこよなく愛するフリーランスのライター/カメラマンです。2013年のマイブラのツアーでは、世界唯一のバンド公認カメラマンとして世界中を回りました。共同編集に『シューゲイザー・ディスク・ガイド』、『ビートルズの遺伝子ディスク・ガイド』。著書に『マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて』、『プライベート・スタジオ作曲術』など。

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