——The Cigavettesはメンバーの脱退がない中、どんな風にバンド終わらせることになったんですか?

小田 さっき言ってたセカンドアルバムの?

山本 っていうのもあるし、俺はすごいオールドスクールな人間なので、大人になって働かないのはマズいっていう考え方で。そう思ってる中で、30歳超えて、まだ社会に戻れるっていう。その時、The Cigavettesのアダルトチームが……。

一同 (笑)。

山本 アダルトチームが30代に差し掛かる頃に、アダルトチームのうち2人結婚していて。その2人目が結婚する頃で。自分自身はサポート仕事もあって生活できていましたけど、それに付き合わせて長い間バイトをさせるのはよくないと思ったんですよ。

The Cigavettes 「My Girl」

岩本 幹宗みたいな、周りがリスペクトを持って接しているメンバーがそういう考えでいると、みんな助かるだろうね。

山本 バンドの状況としてやばい、というのもあったと思う。普通にライブしてもお客さんはこないだろうし、なのに「またお金をかけてレコーディングして、アルバムを出すのか」と思うと複雑な気持ちになって。ただ、うちは最後までメンバーが一人も脱退しなかったんですよ。それは良かったと思う。

岩本 The Cigavettesは幹宗のおかげで綺麗に終わることができたのかもしれないね。これはよくも悪くもですけど、幹宗は自分の才能に気付いていて、他のメンバーたちからそう見られているのも分かっているから、できたことなのかもしれない。俺の場合は、潮田に対する劣等感がずっとあったから、自分が引導を渡すことはできなかった。

Question ♯4 QUATTRO vol.5 2012.06.28 CLUB QUATTRO

山本 岳士は「他のメンバーがやりたいからやる」みたいなことをずっと言ってたな。俺の場合は、みっくん(篠崎光徳)が「やりたい」と言っても、「じゃあ(俺抜きで)やれば?」という感じだから。岳士のような関係は羨ましいけど、同時に煩わしさもあるんだろうなと思う。

【鼎談】一夜限り?の再結成The Cigavettes、HO17と、QUATTROフロントマンが解散/現在を赤裸々に語る 20170508_qetic-0105-1-700x472

三浦 うちの場合は、自分が引導を渡さなきゃいけなかったのに、渡された形でしたね。バンドとしては限界にきていたのに、好きだから「まだやれる」「どうしてもやりたい」と気付かないようにしていて。ギターが脱退して、ベースとキーボードが脱退して、最後にドラムも辞めて。結局、「わがままを言って続けてきたんだな」ということに、そこでやっと気付きました。

岩本 太郎は、基本的に「ステージにいたい人」なんだよね。俺はバンド活動を休止してから、自分が良いと思う音楽ができれば、ライブやツアーをしなくても、自分しか聴く人がいなくても良いな、という感覚になって。でも太郎は、HO17が解散してからも、「またステージに立とう」とメンバーを探す音活をずっと頑張ってました。

一同 (笑)。

山本 今や神泉の大スターですからね。神泉界隈じゃもう。

岩本 神泉界隈だったら、もっと大スターいそうだよ。

一同 (笑)。

岩本 それで結果としてフレンズでね。

フレンズ「ビビビ」

小田 でも、フロントマンだったのが、今は、そうではないよね?

山本 物販担当大臣ですからね(笑)。

小田 違和感とかある?

三浦 すごく良いポジションだなって。

小田 じゃあ自分で舵をとるみたいなのは考えてない?

三浦 いやいや。発射台をいっぱい用意してもらって。

小田 鉄砲玉ね。

三浦 乗ったら打てるような発射台をいっぱい用意してもらって。ただ乗ってるだけです。乗れるから乗ってるだけです。今でも、「HO17聴いてました。」って言ってくれるお客さんもいますけどね。

山本 REBECCA聴いてましたって人は?

三浦 それ、間違って来ちゃった人ね(笑)。

山本 今のギャグは、イマイチだったな……。

岩本 HO17が終わった時に、俺らがこれまで知っている太郎像から「こういうバンドが良いんじゃない?」って提案したこともあったんですけど、フレンズに入った太郎を見て、「ああ、そういうことじゃなかったんだ。」と。他のこともできるんだな、と思いました。

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小田 幹宗は、今くるりでもステージで演奏しているけど、雰囲気変わらないよね。

三浦 幹宗くんなんですよね。

山本 なにそれ(笑)。

小田 今フレンズで、この瞬間が一番気持ちが良いみたいなのって何?

山本 夜、一人で布団の中でもぞもぞしてる時?

一同 (笑)。

三浦 いやいやいやいや。いや、そんな瞬間はないっすよ。

小田 じゃあ、逆にちょっとストレスを感じる部分は?

三浦 ないです。でも、最近MCを振られるのが辛くなってきてる。昔だったらガンガン喋ってたはずなのに。

山本 泣いたりしてたよね。

三浦 この間、僕がラジオで舵とって喋りますっていうのがあったんですけど、全然喋れなくて。

山本 今夜は何秒?

三浦 うわっ、懐かしい。

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小田 そういえば、昔、ラジオ番組を一緒にやってた時、太郎、生放送に遅刻したことあったよね? バイトかなにかで。あの時、殴ってやろうかと思ったよ。こちとら、オンエアーしなきゃいけないっていうのに。

※福岡のFreewave 天神FMで2008年1月から3月で放送していたラジオ番組「HolidaysOfSeventeenの今夜は何秒」

——小田さんがディレクターで?

山本 俺がアシスタントで。

小田 いやいや、あなた、その時、その辺でウーロンハイでも飲んでたでしょうが(笑)。

三浦 とにかく、フレンズでストレスとかは全然ないですね。あと、一応ソロ活動もやっているんで、そういうのも続けていこうと思っていますけどね。

【OFFICIAL TRAILER】 HOLIDAYS OF SEVENTEEN 〜”TARO” MIURA 〜

山本 ちょっと、数秒待ってもらっても良いですか。

(自身のスマートフォンで、フレンズの“元気 D.C.T~プロローグ~”を流し始める山本。)

Apple Music Preview

三浦 これ歌ってるやつですね。セリフもあるんですよ。

一同 (笑)。

——流した後、山本さんが無言で見つめるっていう。

岩本 要は、こういうことですよ。

——ビックリしたって話ですよね。

山本 いや、なんかあったのかな? と思って。

三浦 本来は、多分頑固じゃないんだけど、HO17にいて、頑固になっちゃったのかな。

岩本 最終的に、太郎は、嘉門達夫みたいになるんじゃねえかのかな。

山本 そのうちリズム芸とか、開発していくっていう。

一同 (笑)。

大阪の女/Taro Miura@渋谷guest