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健康・美容に効果的と世界でも人気のサウナ。世界中のサウナを訪れるメディアアーティスト・ノガミカツキのコラム第一弾は、カナダ・オタワの混浴サウナ村「nordik spa(北欧サウナ)」を紹介! 日本との違いや、ロウリュウ、独特なアウフグースなど、フィンランド式サウナの実態が明らかに。

はじめまして。メディアアーティストのノガミカツキです。

今回コラムの依頼を頂き、その文にロウリュウのこととか自由に何でも。。と書いてあり、ロウリュウ期待されてるやんけ! と思い、サウナについて書いてみたいと思います。というのも、私は2週間前からカナダはモントリオールに滞在しており、過去にも展覧会の出展の際にアイスランド、オーストリア、フィリピン、ハンガリー、ドイツ、などなどのサウナを訪れて来たので、せっかくなのでこの機会に世界のサウナを紹介してみようかなと思います。

ちなみに今、滞在の資金調達のクラウドファンディングをしているので、読んでくれた方は是非このcampfireから支援していただけると嬉しいです。。

海外のサウナと日本のサウナで遭遇する大きな違いは

・水着着用
・水風呂が無い
・高い
・スチームサウナ
・寝てる

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参照:scandinave spa

などが挙げられます。マイナスポイント多い。。しかし、TVが一切無く瞑想用によくできたサウナや、冷水が溜まった大きな桶を天井から被る気持ち良さなど、別の良いところもたくさんあり、文化形成や人となりも感じるのも事実です。

さて今回は、ちょうど先週カナダはオタワのサウナに行きました。新居に五月から入居できる事になってしまいホテル代もかさむしどうせだったら小旅行にいこうと思い、近場のオタワに行きました。日本だと宿泊施設としていつも利用してたなあ。。オタワの印象を人に聞くと、みんな口を揃えてつまらない街と言います。首都なので政治的な中心ではありますが、文化的なものはあまり感じない。観光業が発達してない東京駅周辺って感じかなあ。。国会議事堂など主要観光地を後目にサウナに向かいます。

今回向かうサウナは、日本のザ・サウナ的な街の銭湯ではなく、サウナ村、 みたいな場所です。名前は「nordik spa」 意味は北欧サウナです。

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Photo by Nordik Spa-Nature

やはりどこも北欧をモデルにするんですね。少し山に登る位置にあるためタクシーで20分ほど行き、どんどん人目が無くなりチェルシーという街に着きます。田舎の方は家がどれもとても可愛くて、泊まったBBもフランス人の婦人がロココ調趣味でとってもかわいかったです。Uberの運転手もどこか分からなくて迷っていました。

そしてこのサウナ村には、なんと9種類のサウナがあります。日本でこんなに種類が多い所なんて無いんじゃないかな? HPを見ているだけでもかなり面白いです。

泊まっているBBから黒いリスを横目に歩く事五分。標識がspa仕様に。。!!

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Photo by ノガミカツキ

駐車場はほぼ満車。金曜の昼だけどかなり混んでいそう。入り口では焚き木で暖をとるマダムたち。北欧感出てますね〜(土曜の朝に行ったら比べ物にならない位並んでいました)。

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Photo by ノガミカツキ

エントランスはあまり混んでいない様子。バスローブをもらい、キーにわざわざお金をチャージして、いざ!

更衣室はそんな広くないけどシャワーにシャンプーがあるのはここだけでした。ちなみに、ヨーロッパでも多くのサウナが混浴で、水着着用必須な所が多いです。たまにタオルだけのラッキースケベ的な場所もあります。外に出るとサウナ村が広がり、バスローブに身を包まれた老若男女のカナディアン達が優雅な時間を過ごしています。

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Photo by Nordik Spa-Nature

ディズニー的にテンションが上がってきて全く整う気配がないぞ!! しかし、とても静か。それもそのはず、サウナ村はsilent、whisper、socialの3つのエリアで分かれており、ここはwhisper(ささやき)エリアでした。

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Photo by Nordik Spa-Nature

1番近くにあるonsenの湯船に入ります。ちゃんと岩で作られた湯船で、名前の通り日本の温泉からインスピレーションされたと書かれていました。まるで源泉が出ている風にお湯が出ています。が、海外の湯船特有で、湯がぬるい!!!! 自分は雪育ちで、43度がちょうど良いと感じてしまうのでここの37度はぬるすぎる。。全然温まらないので移動します。

サウナ村のメイン会場の広場の隣にあるBANYÄ SAUNA(ロシアサウナ)に入ります。溶岩的な赤い間接照明(めっちゃLEDテープが貼ってあった)の下、若い男女がたくさん寝そべって、中央にはサウナストーブがあります。このサウナストーブはレンガとサウナストーンを組み合わせています。ドライとスチームの中間である事が血行を促して肌を浄化するそうです。メインのスペースにあるため、なかなか混んでいますが、とっても広い! 頑張れば30人くらい入れそうです。

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Photo by Nordik Spa-Nature

さて、ヨーロッパのサウナ室内では、日本と違って寝ている人がとても多いです。サウナ室に枕があるくらいなので、寝ながら長々と入るのを推奨しているくらいです。

ですが、このロシアサウナはバンバン人が入れ替わり、みんな5分も入らないで出て行っているようです。観光地的なノリで来ている人たちらしいですね。サウナストーブは20分に1度ほどストーブ内でオートロウリュウが行われていました。ちなみにとは、サウナ石に水をかけて高温の水蒸気を発生させ、サウナ室内の温度と湿度を上げる、フィンランド発祥のサウナ入浴法です。

外に塩があったので汗をかいてから塩を体に塗って20分ほど入ったところで外に出ました。ちなみにみんな体を流す際に塩を塗っていました。

ここの水風呂は2つほどあり、冷たい方は10度の極寒でした。。温泉並みの広さのスペースマウンテン的なところから降り注ぐ水風呂に入り、カチンコチンに痛すぎてすぐに出浴。。玄人用すぎて誰も入っていませんでした(笑)。冬はこんなになるらしいです↓

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Photo by Nordik Spa-Nature

自分は水風呂の後は湯船に入って整うタチなので、1番大きい湯船プールに入ります。ここは40度程の湯温で、onsenよりは全然気持ち良いです。そして、そのすぐ隣にフィンランドサウナを見つけ、アウフグース毎1時間という文字が目に飛び込んできました。この日だけでも10回以上回やっているようです。日本だと大体1日1度、週に1、2回のところが多いですかね、ここはアウフグースがヤバイという事がわかりました。

次の時間に備えてsocialゾーンに向かいます。よくフェスやフィンランド特集でみかける丸いコテージサウナをみつけました。6、7人しか入れないドライサウナです。

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参照:CANADIAN BLOG HOUSE

ここもぬるくて微妙だったのですぐ別のサウナに移動します。2段ベッドが8個ほど入っている超低温サウナもあります。socialスペースではバーもあり、チキンを頬張りながら温水プールで街を見渡せます。個人的にはスピーカーが岩の形をして風景に紛れているのがとてもポイントが高かったです。このサウナ村、民度の高さを感じていましたが、ここではナンパしている人もみかけました、socialスペースだからね!

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Photo by Nordik Spa-Nature

socialでぷかぷかした後にsilentゾーンに向かいました。ここは本当に静かで、ハンモックやソファがいくつもあり、瞑想している人が多いです。大きなテントを見つけ、モンゴリアンサウナという文字を見つけました。

入ってみると、外からは判別できないほどに大きい空間が広がっています。真ん中のサウナストーブから光が天井に当てられ、紫や緑などに変わっていき、幻想的な雰囲気です。サークル上の空間は真ん中から段差が5段ほどあり、モンゴル文字で柱に何か書いてあります。ベンチの下に隠れているスピーカーから瞑想用の音楽が流れ、みんな麻でできたクッションを使って寝ています。どこから聞こえてるかわからない空間を感じる音楽、適度な暗さ、開放的でしっかりと暖かい空間、このモンゴリアンサウナが一番気に入りました。大小あり、小さい方しかHPにはありませんでした。

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Photo by Jim Bamboulis
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Photo by Nordik Spa-Nature

お腹が減ったのでレストランに行きます。このサウナ村のHPでは準備事項が載っていて、バスローブ、サンダル、水筒、本、サングラス、防寒のハット……などなど書いてあり、長時間滞在する前提でできているので、レストランとカフェとバー、そして宿泊用のコテージなどもありました。レストランは牛肉がうまかった。。

食事の後に温水プールでのんびりして、ついにフィンランドサウナのアウフグースに向かいます。どのサウナの扉にも氷があり、氷を頭にかけてのぼせ防止ができます。若者が特に多く、座禅を組んでる玄人おばさんもいました。アウフグースの説明がフランス語と英語で行われていきますが、サウナストーンにかけるのは扉にある氷を丸めた雪玉にオレンジやコーヒーなどのエッセンシャルオイル、日本のミント水よりかなり種類が多くてびっくり。。

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Photo by Nordik Spa-Nature

そして、音楽とともにアウフグースが始まります。このアウフグースをやるサウナマイスター、日本でみる渋い系のおっさんでも、チェーンでバイトしてる若い人でもなく、ダンディでセクシーな30、40代の男女です。音楽に合わせてさながらフィギアスケートのようにタオルを使って踊り始めました!!!! しかも、二刀流です。

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Photo by Nordik Spa-Nature

タオルで仰がれる風は、全く自分には届かなく、思わず吹き出してしまいました。しかし、この風は直接人に当てる風ではなく、サウナ室内に気流をつくっているんだと、段々気づいてきました。なので、自分に向けている風じゃないのに、どこからともなく風がふわっとそよいできます。

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Photo by Nordik Spa-Nature

しかも、熱波だけでなく涼しいそよ風まで時折流れてきて、外気浴も兼ねているようです。上から下からタオルを流し、時折軽やかにジャンプして私たちの前を仰ぎます。氷水1バケツにつき、1曲ずつ照明も変わっていき、リバーブのかかったアコースティックギターにショートディレイ気味のボーカルが響いていきます。。この曲やオイルもマイスター達が選んでいるらしいです。

サウナマイスターの華麗なダンスが終了し、会場は拍手喝采。日本のアウフグースとは全く違かったけど、とっても気持ちの良い爽やかなもので、汗もほどほどにかく事ができました。営業終了間際に覗きに行ったら、別の店員さんがアウフグースを習っていました。出張マイスターさんではなくて、店員内で教育してまかなっている感じなのかな? HPで確認したところ、ドイツで5週間もアウフグースの研修をするらしいです!!

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参照:CANADIAN BLOG HOUSE

そしてsocialスペースとsilentスペースの間にあるこれまた15度の水槽水風呂で体を冷やし、瞑想サウナという中サイズのサウナに入ります。この時点で既に夜の8時だったので、中にはいちゃついている1組のカップルが待ち構えていました。丸いサウナには半パノラマの窓がついており、サウナストーブではなく焚き木が真ん中で燃えており、カップルたちのハートも燃え上がっていました。。

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Photo by Nordik Spa-Nature

他にもサウナストーンが大量にあるサウナや、

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Photo by Nordik Spa-Nature

北欧サウナなのにドライサウナなどもありました。

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Photo by Nordik Spa-Nature

夜になるとサウナ村はクリスマスのように白LEDで木を纏い、また雰囲気を変えていました。温水プールからは夜景も見えて、モンゴリアンサウナや音楽をコーナーなどを周回して、営業終了時間の23時までたっぷりとくつろがせて頂きました。

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Photo by Nordik Spa-Nature
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Photo by Nordik Spa-Nature

さてこのサウナ村、6時間ほど滞在しましたが、正直あまり整いませんでした(笑)。色々種類が多すぎてテンションが上がりすぎた事や、好きな水風呂がなかった事も挙げられますが、個人的には今回持っていった水着が、肌に吸い付いたりして全く体が開放されませんでした。。久しぶりに水着でサウナに入ったのですが、こっちでは水着にも気を使わないと、良いサウナ体験が出来ないという事を痛感しました。。

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Picture by borutanext5

それではまた次回も!そしてクラウドファンディングも!

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ノガミカツキ

ノガミカツキ

メディアアーティスト

92年製コンテンポラリーメディアアーティスト。新潟県長岡市出身。ベルリン芸術大学でオラファーエリアソンに師事。武蔵野美術大学卒業。 文化庁メディア芸術祭19th新人賞、ArsElectronicaサウンドアート部門選出、学生CGコンテスト20thグランプリ、ifva21th silver award、アジアデジタルアート大賞2015優秀賞、FILEやWRO、Scopitone等海外メディアアート祭に出演。VICEにアーティスト特集、WIREDやDesignBoom、装苑、映像作家100人など多数メディア掲載。group_inou等のMVや、CMなどを多数制作。

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