渋谷慶一郎初音ミク『THE END』が日本・スペイン国交150周年記念イベントでマドリット、バルセロナの2都市で公演決定。

2012年の初演以来、パリ・シャトレ座やアムステルダムの国立オペラ・バレエシアターなど世界中の劇場、フェスティバルで毎回ソールドアウト、大好評の公演が続いている渋谷慶一郎+初音ミクによるボーカロイド・オペラ『THE END』。

オペラでありながら人間の歌手も指揮者もオーケストラもいない無人の要塞と化したステージで電子音響が劇場内に配置された膨大な数のスピーカーで鳴り響き、ステージ上に設置された巨大スクリーンにコンピュータ・グラフィクスによる巨大な映像が投射され、テーマである「死とはなにか? わたしはいつか死ぬの?」という初音ミクの自問と旅が始まる。

渋谷慶一郎+初音ミク『THE END』が日本・スペイン国交150周年記念イベントでマドリット、バルセロナの二都市で公演決定。 music180131_keiichiroshibuya_3-700x467

渋谷慶一郎+初音ミク『THE END』が日本・スペイン国交150周年記念イベントでマドリット、バルセロナの二都市で公演決定。 music180131_keiichiroshibuya_1-700x467

初演時のから何度かのバージョンアップを重ね、現在では完成版として上演されているこの作品は音、映像ともに高解像度なテクノロジーによる表現と古典的なオペラが持つ普遍性が稀有なバランスで共存しており、YKBXによるアニメーションの極限を突き詰めた映像、evalaによるマルチチャンネル、立体音響による音像制御といった当代随一のテクノロジー・アーティストによる、古くならないテクノロジー・アートという逆説的かつ稀有な評価を獲得している。

またルイ・ヴィトンがデザインした初音ミクの衣装も作品の普遍性を一層強固なものとしている。

今回の『THE END スペイン公演』は日本スペイン外交関係樹立150周年記念の特別イベントとなっており、国際交流基金が主催し日本政府、在スペイン日本大使館も協力のもとマドリードで4公演、バルセロナで1公演が行われる(バルセロナは追加公演の可能性あり)。

渋谷慶一郎+初音ミク『THE END』が日本・スペイン国交150周年記念イベントでマドリット、バルセロナの二都市で公演決定。 music180131_keiichiroshibuya_4-700x393

渋谷慶一郎+初音ミク『THE END』が日本・スペイン国交150周年記念イベントでマドリット、バルセロナの二都市で公演決定。 music180131_keiichiroshibuya_2-700x355

既にチケットは発売され現地でのプロモーションも開始しており、大きな反響を呼ぶことは間違い無いだろう。

EVENT INFORMATION

マドリード公演

2018.03.22(木) 20:30
2018.03.23(金) 20:30
2018.03.24(土) 18:00、 20:30
Nave 11 de Naves Matadero – Centro Internacional de Artes Vivas

バルセロナ公演

2018.03.27(火) 21:00
Sala 1 Pau Casals de L’AUDITORI

主催:国際交流基金
協力:在スペイン日本大使館、バルセロナ総領事館

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