【ジョン・メイヤーとはまずどんな人物なのか?】

ョン・メイヤーは1977年10月16日、アメリカ合衆国はコネチカット州、ニューヨークの北東100kmに位置するブリッジポートに生まれる。ギターに興味を持ったのは、8歳の時に見た映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。マイケル・J・フォックスが、チャック・ベリーの“ジョニー・B.グッド”を演奏しているのを見たのがきっかけであり、その後、実際にギターを始めたのは13歳の時。エレクトリック・ブルースの頂点とも言われるギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンに影響を受けブルースに夢中になり、それからもジミ・ヘンドリックス、スティング等を聴くようになり、音楽への興味はどんどんと膨らんでいった。彼は17歳の時に体調を崩して数日間入院。その時にふと作詞作曲をすることに目覚め、病院から帰宅したその夜に初めて歌詞を書いたのだという。また、高校卒業後はガソリンスタンドの店員として働き、その時の給料を大切に貯め、スティーヴィー・レイ・ヴォーン・シングネチャー・ストラトキャスターを買い、それを今日まで大切に使っているのは有名な話である。

McFly&The Starlighters“Jhonny B. Goode”(custom vid)

【ジョン・メイヤーは日本にも住んでたことがある!?】

音楽への真摯な姿勢と、努力の積み重ねによって成功を掴んだ、まさにアメリカン・ドリームを体現するような人物とも思えるジョン・メイヤーだが、実は高校生の時に交換留学生として、神奈川県伊勢原市の向上高等学校に2週間程通っていたことがある。その経験もあったからか、彼と日本との関係は意外と深い。彼は19歳でバークリー音楽大学に入学したが、そこで彼は、日本出身のギタリストでバークリーの講師でもあるトモ藤田氏に師事。在学中の間(バークリーは数ヶ月で中退)、16週間、朝9時からのレッスンを一日も休まなかったというジョンは、今でも藤田氏との交流を続けているそう。また、数年前に単独で来日した際は、六本木でのナイトライフを心ゆくまで楽しんだり、京都への旅で精神的な癒しを得たり、また有楽町のビッグカメラでは店内で7時間以上過ごしたという程の日本好き。滞在中のブログで、「まだまだ帰りたく無い。帰りのチケットはオープンのままだ」とも述べたりと、大の親日家っぷりを披露している。

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