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<title>Qetic - 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”</title>
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<description>ニュースメディア Qetic（けてぃっく）では、音楽、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなど、最新トレンドから今ネットで話題のゴシップまであらゆるエンタメ・カルチャー情報をお届けします。</description>
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	<lastBuildDate>Tue, 25 Aug 2026 05:54:25 +0900</lastBuildDate>
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		<title>あまくてあまいダンスホール──ラヴァーズロックシンガー・asuka andoが語る喜ばしきステージのメモリー</title>
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		<pubDate>Wed, 18 Dec 2024 08:00:11 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>現代日本のシーンを代表するラヴァーズロックシンガー・asuka andoが、今年4月に約6年ぶりとなるニューアルバム『DOUBLE HAPPINESS』をリリース。今回は近年の活動からアルバムの制作秘話、さらには、一人の女性アーティストとして眺める現在のシーン状況やこれまでの歩みに至るまで、じっくりと話を訊いた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="970" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141551/interview2412-asuka-ando4-1920x1293.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="asuka ando" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>現代日本のシーンを代表するラヴァーズロックシンガー・<strong>asuka ando</strong>が、今年4月に約6年ぶりとなるニューアルバム『<strong>DOUBLE HAPPINESS</strong>』をリリースした。バリエーション豊かなリディムに色香漂う歌詞を乗せた楽曲群は、コアなレゲエファンはもちろん、ラヴァーズロックに馴染みの薄いリスナーにも幅広く支持され、ロングヒットを記録している。今回は近年の活動からアルバムの制作秘話、さらには、一人の女性アーティストとして眺める現在のシーン状況やこれまでの歩みに至るまで、じっくりと話を訊いた。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：
asuka ando</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141608/interview2412-asuka-ando1.jpg" alt="asuka ando" width="1733" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-465225" /><figcaption>asuka ando</figcaption>
</figure></div>

<h2 class="fade-up">レゲエと深く絡み合うアジアン・トロピカル</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──以前からasukaさんのSNSをフォローさせてもらっていますが、常に全国をライブで飛び回っていますよね。</strong></p>

<p><strong>asuka ando</strong>（以下、<strong>a</strong>）： や〜、もうホントに。コロナ禍で少しお休みの期間はあったものの、普段は月の半分くらいは旅に出ています。両親からは「鉄砲玉」と言われていました（笑）。もともと旅行が大好きで、プライベートでもよく行くんです。きっちり予定を立てて事務的にモノを進めていくのがあまり得意ではないので、完全フリースタイル。</p>

<p><strong>──2ndアルバムにあたる前作『あまいひとくち』が2018年のリリースだったことからすると、『DOUBLE HAPPINESS』はだいぶ久々の作品になりますね。今話した通りライブはもちろん、シングルも出したりと常に活動されている印象だったので、「もうそんなに経ったのか」と意外な感じもして。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：実は音源自体、2年くらい前にもうほとんど出来上がっていたのですが、一曲だけMIXがどうしてもしっくりこなくて、それをプロデューサーの松本“ARI”龍一くんにどう伝えたものか考えていたところ、こんなに時間が経っちゃいました（苦笑）。自分的にも何がしっくりこないのかをずっと悩んでいて、それを言語化して伝えるにはどうすればいいかな、と考えているうちにどんどん煮詰まってしまって……。</p>

<p><strong>──それでも松本さんにプロデュースをお願いするのはなぜですか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そうですね、いつも結果的には見事に希望を叶えてくれるので（笑）。だいぶ長いつきあいになってきた、というもあるかな。私の生み出すものに対して信頼してくれている、というのが一番な気がします。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141603/interview2412-asuka-ando2.jpg" alt="asuka ando" width="1643" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-465224" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今回のアルバムでの収録曲で個人的にとても印象的だったのが、シングルでもリリースされていた“好吃”に象徴されるアジア的なモチーフです。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：10代の頃はなんだかんだ西洋文化への憧れがとても強かったのですが、大人になっていくにつれて徐々に変わってきました。決定的だったのが、数年前に行った台湾旅行。私の親友が台湾に引っ越して以来、何度も足を運んでいるのですが、もう何を食べてもハオチーハオチーでしょ！　それ以来どっぷりハマってしまって。この曲も台北から台中へ向かう車内で書きました。台湾で出会う方々もみんなフレンドリーで尊敬できる人たちばかりです。</p>

<p><strong>──レゲエ〜ロックステディのサウンドにこういうモチーフの歌詞が乗るっていうのが新鮮に感じたんですが、他方ですごく自然な感じもして。レゲエ文化の元をたどると、中国系のプロデューサーや音楽ビジネスマンも沢山いたわけだし、そう考えると、余計に含蓄のある曲ですよね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そうですね！　キングストンには昔からチャイナタウンがあるし、レーベル〈Aquarius〉のハーマン・チン・ロイのように、シーンの中で重要な役割を果たした中国系の人も沢山いらっしゃるし。あと、全然話飛んじゃいますけど、やっぱり世代的に『らんま 1/2』の可愛くてポップなチャイナ感が大好きでした。あれが自分のセンスの根底にある気がします。</p>

<p><strong>──たしかに、僕らの世代はああいうアニメを通して「アジアン・トロピカル」な感覚を刷り込まれていたところもあるかもしれません。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そうですよね。</p>

<p><strong>──先ほど話されていた「観光的」な目線や、「トロピカルな眼差し」という点でいうと、その先駆者として細野晴臣さんという大きな存在がいるわけですが、やっぱり細野さんの音楽もお好きですか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>:もちろん大好きです。実は私、一時期細野さんとメールをやりとりしていたことがあって。以前、代官山のカフェでお見かけして、ドキドキしながら声を掛けたんです。「音楽をやっているものでして……」とお話したら、お名刺をいただいてしまって。曲のデータをお送りしたら、「ローラ・ニーロみたいな声だね」って言ってくださったんです。そう、嬉しいやら恐れ多いやら。素敵な思い出です。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/3svHsn3DOGsNg2CLWGj8xd?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe></p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<strong>──アジアつながりでいうと、他にも“Wait Till Dawn”と“わたしが眠っているあいだに”では、タイのレゲエ・ミュージシャンであるGa-piさんが実際に参加して、共同プロデュースを担当していますね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。彼が2018年に＜朝霧JAM＞で来日したとき、目黒のバーで対バンしたことがあって。その時私はARIくんと一緒にライブしていたのですが、終わった後にARIくんがGa-piさんと意気投合して「タイでレコーディングしてみたいな」という話になって。数カ月後には本当に現地に行ってレコーディングしてきたのがその2曲です。Ga-piさんがお住まいのエリアは海辺の街で、そこに自宅兼スタジオのJahdub Stidoがあります。録音はリラックスしすぎちゃうほどの極上体験でした。</p>

<p><strong>──そういう環境で制作するとやっぱりサウンドも違ってきますか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。気持ち的な面もそうですが、実際の出音も違うと思います。タイの電圧も関係しているかもしれません。Ga-piさんはヴィンテージの機材など素晴らしいものをスタジオにたくさん揃えていらっしゃって。彼の周りにはミュージシャンを志す若者たちがいつもいて、「この機材はこういう風に使うんだよ」とみんなにレクチャーしていたり。“Wait Till Dawn“に参加してもらったArtchawinさんやNatさんはじめ、素晴らしいミュージシャンも沢山いらっしゃる。レゲエという音楽全般が日本よりもずっと広く聴かれている気がします。「せっかくいい音楽なんだから、ジャンルなんか関係なくみんなで聴こうよ」という良い雰囲気。</p>

<p>日本の場合、レゲエミュージックとなると聴く人が固定されているイメージがありますが、タイにはそういうのが無い感じがします。先日もタイのフェスに遊びに行ったのですが、もともとGa-piさん門下生の人気レゲエバンド「SRIRAJAH ROCKERS」がトリをつとめていたのも印象的でした。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>asuka ando - Wait Till Dawn (music video)</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/OnxxO0puokY?si=lviq2_-XLJbRwlg9" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<strong>──デジタル配信版のアルバムには“好吃音頭（DUB）”も収録されていますね。なぜ音頭のリズムを試してみようと思ったんでしょうか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：やっぱり、“アラレちゃん音頭”や“クックロビン音頭”、“電線音頭”も通ってきた世代なので（笑）。あと、大阪の八尾まで河内家菊水丸師匠を見に行ったり、「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」に好きが高じて提灯を出してみたり、盆踊り文化が大好きなこともあっていつかやってみたいと思っていました。それと、いつもライブで踊ってもらっているダンサーのAYU氏が「“好吃”って、音頭が合うんじゃない？」と提案してくれたのが大きかったです。</p>

<p><strong>──ある時期からレゲエ周辺やストリート系のシーンと盆踊りカルチャーが重なり合っていく流れもありましたもんね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。盆踊りって、レゲエのサウンドシステム文化とも重なるところもあるし、いつか櫓の上で歌ってみたいので、こういう曲を出しておいたらふとした機会にお声がかかるんじゃないかと思っていて（笑）。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/3zcRQYKt4Y2gcv9qlJEASN?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe></p></div>

<h2 class="fade-up">シャーデーの「あまさ」、そして出会いの記憶</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ラヴァーズロックと他ジャンルの融合ということでいうと、今井美樹さんのカヴァー“雨にキッスの花束を”も印象的でした。以前にも大貫妙子さんの“くすりをたくさん”をカヴァーされていましたけど、いわゆるシティポップ的なものは昔からお好きなんですか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そうですね。当時は「シティポップ」として認識して聴いていたわけではないけれど「火曜サスペンス劇場」など当時のドラマで使われていたような洗練された歌謡曲やニューミュージック全般を好んで聴いていましたね。子供が見ちゃいけない大人のセクシーな部分が反映された曲、のような。今井美樹さんの曲に関しては少し文脈が違って、曲はアニメの『YAWARA!』のOPテーマなのですが、プロデューサーHatayoung氏と「アニメソングをカバー」するのを恒例化していて。今回は自身の婚期とも重なり、選びました。今井美樹さんの曲って、プライベートの恋心を反映していると思われるちょっと危うい歌詞も結構あって、そちらの世界観もすごく好きでした。</p>

<p><strong>──バブル期ならではのOL文化を映し出しているようなところもあったり。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。あの頃のOLさんの人生を謳歌している感じは当時は子供だったらからよく分かっていなかったけど、それまでの時代の常識からすると確実に新しい女性像の一つだったんでしょうね。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/0Ez7xMUe56IkSgoqNnMIEE?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe></p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<strong>──そのカバーの仕上がりを含め、アルバム全体でこれまで以上に甘く熟した味わいを感じました。以前からasukaさんの作る音楽は「あまさ」が大きなテーマの一つにあると思うんですが、改めてそれはなぜなんでしょうか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：最初は特に意識してませんでしたが、「アスキーのサウンドや歌詞はとっても甘いよね」と言われることが多くて。たしかに甘いもの好きかも！と改めて意識し始めたのがきっかけかな。あと、ある時コロンビアのヒップホップのアーティストとお話する機会があって、「君の名前、スペイン語だと『砂糖』（アスカール）だね」と言われて、「ああ！私自身も甘かったのね！」と（笑）。「甘いかどうか試してみる？」くらい返せたらカッコよかったな、とあとから思ったり（笑）。</p>

<p><strong>──甘味にも色々ありますけど、ご自身ではどういう甘さだと思っていますか？　やっぱり砂糖系？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：うーん。どちらかというと、R&Bディーヴァ的な重ためな甘さというよりも、サラッとした耳触りの方が好み。10代の頃、シャーデーの歌声を聴いた時の感動がそのまま自分の基本的な音楽観につながっていると思います。サラッとしながら、クールで甘い感じ……。私、学生の頃はミュージカル部で「声は張ってなんぼ」の世界だったのですが、歌っている方は気持ち良くても、聞いている方が気持ち良くなければ全然意味がないな、と気づくタイミングがあって。何気なく歌っているようでいてすごく深い彼女のスモーキーな「あまさ」に惹かれたんだと思います。声も重要ですよね。</p>

<p><strong>──蜂蜜のようにトロトロの、いわゆる「甘茶系」のイメージとも違う、クールな「あまさ」……。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そう。チョコレートを割ったら出てくる甘ったるいプラリネみたいな……ってどっちもトロトロですが（笑）。一口サイズのコンパクトな「あまさ」を、ブリーズを感じながら味わう……みたいなのが好きなんだと思います。もちろん、自分で90年代R&Bのミックスを作っているくらいなので、メアリー・J・ブライジやアン・ヴォーグ、シャンテ・ムーアなど、ゴスペルが根底に感じられるアーティストの歌声も大好き。それでも、シャーデーを初めて聴いた時は本当に衝撃的でした。と同時に、ジャネット・ジャクソンのウィスパー唱法も唯一無二で大好きです。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Sade - Smooth Operator - Official - 1984</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/4TYv2PhG89A?si=uD7R1cDj5QdJ1u1X" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></div></p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<strong>──改めてお訊きすると、ラヴァーズロックとの出会いはどんな感じだったんですか？</strong>

<p><strong>a</strong>：意識し出したのは、Courtney Pine feat. Carroll Thompsonの“I'm Still Waiting”。ですが、最初はオケのデジタル感や、ツヤツヤした雰囲気があまり好きになれなくて。今は良さがわかるようになって本当によかった（笑）。当時はもっと人肌感がある甘いものはないかなと思い、ラヴァーズロックをかけているパーティーに通うようになるんです。そこでFill Calender & Jah Stitch“Baby My Love”やラヴァーズ・ロックコンピレーションシリーズ『RELAXIN' WITH LOVERS』などで聴くことができる70年代後半のUKラヴァーズロックに出会うことに。歌手としても、ラヴァーズロックのサウンドはR&B的な発声を好まない自分の歌い方にすごくしっくりきたんです。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Courtney Pine feat. Carroll Thompson - I'm Still Waiting</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/Xe5zQIN1wFY?si=-BS49v1Wsx6uZ8R5" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe></p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>── 一方で今作には“あまいけむり”のようにProfessor. Chinnenさんをフィーチャーしたラガマフィンチューンが収録されていたり、配信版にはそのジャングルミックスである“JUNGLE SPLIFF”が入っていたり、ダンスホールレゲエ以降の要素を取り入れた曲も入ってますね。このあたりのサウンドも当時からお好きだったんですか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。もともとダンスホールレゲエとヒップホップを一緒くたに聴いていたので。当時のブジュ・バントンには会いたかったですね（笑）。ジャングルはもちろん大好き。テンポが倍になって戻って来るあの構成がたまらなく好き。 </p>
 
<p>ジャングルやドラムンベースって今またキているので、新旧の曲がフロアでかかるのも嬉しいです。個人的には、RUDEでBADなごりごりのラガジャングルが好き。しかも、Shazamしても出てこないような、謎のプロデューサーものならなお良い（笑）。</p>

<p><strong>──“DUBUKU”や“Cool Smoke”等のダブミックスも最高に気持ちいいですね。 </strong></p>
 
<p>ありがとうございます。JagabeさんにスーパークールなMIXを施していただきました。どのエンジニアの方にもダブバージョンをお願いするときは「なるべくボーカルを残さないでください」とリクエストしています。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/6GHH6CeWXhiBxKfEx2AT4V?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe></p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そういえば、asukaさんもお知り合いの河村祐介さんが監修した『DUB入門──ルーツからニューウェイヴ、テクノ、ベース・ミュージックへ』（ele-king books）っていう本がかなり好評らしくて。ダブ、今ちょっとキテる感じがしますよね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：ね、そうみたいですよね。嬉しい。</p>

<p><strong>──ダブとはどうやって出会ったんですか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：最初はとりあえず名盤とされているものを聴いてみようと思い、ジョー・ギブスが手掛けたアルバム『African Dub All-Mighty Chapter 3』（1977年）を買ってみたんです。でもその頃はダンスホールをバリバリ聞いていた時期だったので、全然良さがわからなくて（笑）。リー・ペリーの『Super Ape』（1976年）も聴いてみたものの、「そもそも、エイプって何、誰？」みたいな感じで（笑）。そこで一旦離れちゃったのですが、後にドライ＆ヘビーと出会ってから完全にダブのよさを知ってしまって。今まで漠然と、音の奥行きや配置に興味があったのですが、それが「MIX次第」と、その時ようやく理解できたんです。リトルテンポの存在も大きかった。そう考えると、（エンジニアの）内田直之さんに耳を鍛えていただいた形になります。</p>

<p><strong>──思うに、近頃のDTMだってそうだし、録音と編集を前提にした現代のあらゆる音楽がダブの末裔といえるわけですもんね。恐らく僕らは今、「ダブのパラダイム」にいるっていう。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そうですね。音を素材として捉えて、その響きと抜き差し・加工を楽しむ音楽がダブだと思うので、今になって注目度が上がってきているのも自然な流れのような気がしますね。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141551/interview2412-asuka-ando4.jpg" alt="asuka ando" width="1920" height="1293" class="alignnone size-full wp-image-465222" /></div>

<h2 class="fade-up">「あなたという存在は生まれたときからセクシーなのよ」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ダブの話は、それこそ『DOUBLE HAPPINESS』というアルバムタイトルにもつながってきますよね。このタイトルにはどんな由来があるんでしょうか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：これも先ほど話した台湾旅行と関係していて、結婚や春節などのおめでたい時のシンボルとして中華圏で使われる「喜」の文字が二つ連なっている「双喜紋」が台湾の町を歩いているとよく目につきます。たまに「喜」の下の「口」の部分がハート型になっていたり、いろんなバリエーションがあってすごく可愛いんです。その英訳が『DOUBLE HAPPINESS』で。</p>
 
<p>それと、ライブで度々同じ場所を訪れたり、色々な方々とコミュニケーションを「重ねて」お互いを知っていくプロセスこそが素敵。友達同士でも、たまに会う仲でも、お互いが積み重ねてきた時間の中で生まれる「共通言語」や笑いのポイントって本当に大切で、愛おしい。そういった気持ちも込めてこのタイトルにしました。</p>

<p><strong>──ピンク色のハートが一つの矢で串刺しになっているっていうジャケットのイラストも素敵ですね。さっきの「あまさ」の話にも通じる艶っぽさがあって。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：今回はジャケット制作を画家である夫：KANAT氏にお願いしていて。それもなかなかモチーフが決まらず模索しまくっていたところ、たまたま夫と二人で台北のちょっといかがわしい場所を歩いている時に目についたものがドンピシャで。それを元に描いてもらいました。幼少の頃からテレビ番組の『独占!　女の60分』のタイトルロゴ含め、ちょっと「ウッフン」要素が入ったオトナっぽい番組に興味があったので、ピンクやパープルもそういうところからインスパイアされています。</p>

<p><strong>──あ〜、なるほど。じゃ、ロマンポルノとかもお好きですか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：もちろん大好き！ラヴァーズロックやレゲエで性愛は重要なテーマですし、それを日本の「ウッフン」なカルチャーと重ね合わせて表現したくて。すべての人に、「あなたという存在は生まれたときからセクシーなのよ」と気付いて欲しくて歌っているところもあるかも（笑）。</p>

<p><strong>──歌詞にもエロチックなモチーフが随所に出てきますよね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。女性が主体的に発信できるセクシーな言葉選びを心がけています。私自身が経験を重ねてきたからこそ、こういう歌詞も歌えるようになってきたな、という自覚もありますね。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141542/interview2412-asuka-ando6.jpg" alt="asuka ando" width="1643" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-465220" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>── レゲエ文化と性の話をするのなら、次のことにも触れないわけにはいかないと思うんです。例えばジャマイカのダンスホールレゲエの文化を振り返ってみると、昔から何かといえば女性は差別的な眼差しを向けられて、実際にひどい扱いを受けてきた歴史もあるわけですよね。
今現在、asukaさんがレゲエ〜ラヴァーズロックシンガーとして日本を拠点に活動している中では、そのあたりのことはどう感じていますか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：私がいわゆる「日本のレゲエシーン」のど真ん中で活動しているわけではないというのも大きいとは思うんですが、10年前までに比べると今はかなりやりやすくなった気がします。面白いことに、周りの人からも信頼が厚く、イケててカッコいいラガマフィンはハラスメント的なことは当然言いません。むしろ紳士。なので、やっぱりそれは個々人の心の持ち方やスキルにも関係している気がします。</p>

<p>当時ダンスホールの現場で、サウンドのMCが「今夜はカワイイおネエちゃんを連れて帰っちゃうぞ！」みたいなことを言ってて、字面だけだと「ん？」となる場合もあるとは思うのですが、暗黙に共有された空気として、なおかつステージという場でパフォーマンスとして発しているということで、それこそ「ウッフン」カルチャーや、「ビートたけし的なもの」へのオマージュとして色艶のあるコミュニケーションになっている場合も往々としてあるなと。そういうのはどうしても嫌いになれないというか、むしろ積極的に好き。</p>

<p><strong>──繊細な文脈コントロールとそれへの共通理解によって成り立っている一種のパフォーマンスとしてエッチなことを言うのはあり得る、っていうことですかね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：そう。逆に、それを無視してデリカシーなくそういったコミュニケーションを取ろうとするから上手くいかなくて、ハラスメント！と訴えられちゃったりするんじゃないかな。そこと「色艶」の違いっていうのはなかなか難しいところだけど……時と場合に応じて確実にあると思います。そう考えると、高度なユーモアや人間的な情緒、粋とは……な話にもつながっていると思います。やっぱり、その人自身にふさわしいスマートな遊び方っていうのがあると思うんですよねえ。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141557/interview2412-asuka-ando3.jpg" alt="asuka ando" width="1643" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-465223" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そういう「スマートな遊び方」ということから連想することでもあるんですが、昔から、特に30代になるとライフステージの変化もあって、現場で遊ばなくなってしまったりとか、極端な場合音楽を日常的に聴くのをやめちゃうみたいなパターンもあるじゃないですか。しかもそれはクリエイターであるか受容側であるかを問わない現象でもあると思っていて。</strong>

<p><strong>a</strong>：よくわかります、はい。</p>

<p><strong>──その点、asukaさんははじめにおっしゃっていたように常にライブで全国を飛び回っているし、自己表現というか、もっといえばカルチャーと共に人生をすごく生き生きと楽しみ続けているような気がして。どうすればそういう生活を続けることができるんでしょうか？</strong></p>

<p><strong>a</strong>：人に偉そうに言える立場じゃないし、ありがちな言い方になってしまうけど、「本当に好きなこと以外は無理してやらなくていいのよ」と、自分にOKを出してあげることかな。私も30代の頃は勤め人をしていたので当然やりたくないことも色々やりましたが、その経験があったからなのか、今になってすごく楽。若い頃より今の方がのびのびやれている気がします。なんというか、いつの間にか日常生活と創作活動が一緒に混じりあってしまったような感覚ですね。あとは、エゴかもしれないけれど、プライベートもアーティスト活動も、周りにいる人達の状況や意見を尊重したいなとふんわり考えていたら、不思議と自分自身のこともうまく回りはじめて夢が叶ってきている、という感覚もあって。</p>

<p><strong>──なるほどなあ。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：まあ、なんだかんだ言って私はいいタイミングでいい人たちと出会ってきたんだろうなと思いますね。</p>

<p><strong>── 一口に「ライフステージ」っていうけど、当然各々によって違うわけですしね。</strong></p>

<p><strong>a</strong>：はい。それと、私はもともと子供を持とうという気持ちがあまりなくて、わりと早い段階で「今回の人生は私自身のために楽しませてもらお！」と思えていたのが結果的には大きかったのかもしれないですね。人生を幾通りか選べたら最高ですが。でもまあ、どちらを選択するにせよ、自分で「こう」と決めて続けていたら、都度色々なことに刺激を受けて充実した人生を送れるのではないでしょうか。</p>

<strong>──最後に、これから「やりたいこと」を見つけようとしている若い方、そして「やりたいこと」に邁進している最中の若い方に対してメッセージをお願いします。</strong></p>

<strong>a</strong>：そうですね……「直感」を信じてください！　これに尽きる。自分のことは結局自分が一番わかってるはず。レコ発にも最近のライブにも素敵な若者たちが思いの外たくさん来てくれて嬉しい限りなのですが、私の音楽のどこに魅力を感じてくれているんだろうと気になるし、純粋に今の子たちがどんなことを考えて悩んでいるのかを知りたいので、よかったら連絡ください（笑）。あとは……できるだけいろんな人と付き合って、遊んでみた方がいいと思います。もっとはっきりいえば、美味しいものを食べたり映画を観たり「好みを共有する」感覚でいろんな人と恋をして「深いカンケイ」になってみる。どんなことも、始めてみないとわからないことってたくさんあるんですよね♡</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/12/09141547/interview2412-asuka-ando5.jpg" alt="asuka ando" width="1643" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-465221" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Interview & Text：<a href="https://x.com/shibasakiyuji"><u>柴崎祐二</u></a>
Photo：<a href="https://www.instagram.com/uemura_mado/"><u>上村窓</u></a></p></div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2025/12/09162705/asukaando_JK.jpg" alt="asuka ando" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-465226" /></div>

<p class="name"> DOUBLE HAPPINESS </p>
<p class="text">2024.04.20
asuka ando 
TRACKLIST：
1. Intro
2. あぶく
3. Wait Till Dawn
4. 好吃 (多重香料版)
5. ゆれるわ
6. 雨にキッスの花束を
7. あまいけむり feat. Professor Chinnen 8. BRBR
9. それなのに
10. わたしが眠っているあいだに
11. DUBUKU
12. Cool Smoke Version
13. JUNGLE SPLIFF
14. 好吃音頭 ((DUB))
15. Romantic Rhodes Dream</p>
<a href="https://linkco.re/CT9P17G2?lang=ja" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">配信はこちら</a><a href="https://www.instagram.com/mellowmoood/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">asuka ando</a>
</div>




<p>© Qetic Inc.</p>
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		<item>
		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/music/wool-and-the-pants-240925/463801/</guid>
		<title>Wool &#038; The Pants、前作より5年ぶりとなる最新アルバム『Not Fun In The Summertime』を本日リリース</title>
		<link>https://qetic.jp/music/wool-and-the-pants-240925/463801/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/wool-and-the-pants-240925/463801/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 25 Sep 2024 08:00:01 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>Wool &#038; The Pantsの2ndアルバム『Not Fun In The Summertime』が本日9月25日（水）にCD/配信リリースされた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="1440" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/09/25102832/music240925-wool-and-the-pants1-1920x1920.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Wool &amp; The Pants" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/09/25102832/music240925-wool-and-the-pants1.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/09/25102832/music240925-wool-and-the-pants1-300x300.jpg 300w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/09/25102832/music240925-wool-and-the-pants1-720x720.jpg 720w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><p><strong>Wool & The Pants</strong>の2ndアルバム『<strong>Not Fun In The Summertime</strong>』が本日9月25日（水）にCD/配信リリースされた。</p>

<h3>大絶賛の前作より5年、ついに2ndアルバムをリリース</h3>

<p>2015年の活動開始からインディペンデントな活動を継続し、2018年に＜フジロック＞へ出演。2019年に米ワシントンD.C.のレーベル〈PPU〉からリリースされた1stアルバム『Wool In The Pool』は、音楽誌・ele-kingや坂本慎太郎の年間ベストへ選出されたほか、NYのミュージシャン・Helado Negroが同作の先行シングル“Bottom of Tokyo”を自身のプレイリストに選曲するなど国内外で大きな反響を呼んだ。</p>

<p>そんな前作から5年を経てリリースされる本作『Not Fun In The Summertime』はボーカルの德茂が全曲の作詞、作曲、編曲から演奏、録音、ミックス、マスタリングまで一人で手掛けたセルフプロデュース作品。ファンク、レゲエ、ヒップホップ、パンク、テクノ、アンビエントetc...前作以上に雑食性を増したダウンテンポなエキゾチック・グルーヴ全9曲を収録している。</p>

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=463802" rel="attachment wp-att-463802"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/09/25102818/music240925-wool-and-the-pants2.jpg" alt="Wool &amp; The Pants" width="1920" height="1250" class="alignnone size-full wp-image-463802" /></a><figcaption>Wool & The Pants</figcaption>
</figure>

<div class="information">
<h2>RELEASE INFORMATION</h2>
<h3> Not Fun In The Summertime </h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=463803" rel="attachment wp-att-463803"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/09/25102832/music240925-wool-and-the-pants1.jpg" alt="Wool &amp; The Pants" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-463803" /></a>
2024/09/25（水）
Wool & The Pants
品番：WATP-002
価格(CD)：1,800円+税
1. A Night Without Moonlight
2. 葉蘭を窓辺に飾れ
3. Not Fun In The Summertime
4. 盆
5. 熱帯夜
6. I've Got A Sweeter Song
7. ON
8. 二階の男
9. I've Got Soul Pt.2
<a href="https://linkco.re/UYRBM2Ya" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">配信はこちら</a><a href="https://www.instagram.com/woolandthepants/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer"> Wool & The Pants </a>
</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>無頼の挑戦──BLYY『東京無宿』インタビュー by 原島&#8221;ど真ん中&#8221;宙芳</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/blyy-240213/458706/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/blyy-240213/458706/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 13 Feb 2024 12:00:45 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>今年で結成23年を迎えるBLYYは、新作EP『東京無宿』をヒップホップレーベル〈SUMMIT〉からリリースした。本作の制作はBLYYにとって、挑戦ばかりだったという。今回、『東京無宿』をリリースしたBLYYの現在地点を確かめるべく、取材を行った。インタビュアーにBLYYの盟友・原島”ど真ん中”宙芳、そして〈SUMMIT〉代表で本作のA&#038;Rを務める増田岳哉を招き、BLYY、特にDJ SHINJIと縁の深い池袋knotにて、今作にまつわる話を伺った。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13125547/interview240213-blyy-9-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="BLYY" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>ヒップホップの音を語る表現に「黒い」という形容詞がある。<strong>BLYY</strong>（<strong>ブライ</strong>）の音楽から滲み出しているのは、無限の想像力を掻き立てる宇宙的な黒だ。BLYYの唯一無二の世界観──音への徹底的なこだわりとループミュージックの緊張感、淡々と畳み込まれていくラップ、そのスペクタクルの異様さは、ジャンルを超越して唯一無二の魅力を放っている。</p>
 
<p>今年で結成23年を迎えるBLYYは、新作EP『<strong>東京無宿</strong>』をヒップホップレーベル〈<strong>SUMMIT</strong>〉からリリースした。本作の制作はBLYYにとって、挑戦ばかりだったという。コロナ禍のリモート作業から始まり、舞台的なMVの撮影、DMJのプライベートスタジオ設立、セルフプロデュース・客演なしという20年強貫いてきたスタイルを打ち破る、外部ゲストたちの参加。さらに、クレジットを見ても、作品名や楽曲名、ジャケットのデザイン、ミックス＆マスタリング……そのすべてが往来のBLYYの体制とは一新している。この試みは、BLYYのA&Rを務めるTakeya "takeyan" Masudaとの信頼関係によって成立したものだったと、BLYYのメンバーたちは語る。</p>
 
<p>客演にはCOBA5000、K-BOMB、Manonmars、ゲストプロデューサーにNaBTok、dopey、Ramza、O$VMV$M。クルーの中核を担っていたalledはラップに専念し、これまで作品にはスクラッチ等で参加しており、ライブの屋台骨的存在だったDJ SHINJIが2曲で参加している。そんな彼がトラックをプロデュースした表題曲はEPの中で一番最初に完成した曲で、本作の指針となり制作が進行。結果的に、曲順通りに楽曲が完成していった。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>BLYY - 東京無宿</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/FK2_PttkHeo?si=fbx8qC6bKOB9B12u" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>
 
<div class="text-box left fade-up">
<p>中でも異色なのは、ブリストルのコレクティブYoung EchoからO$VMV$MとManonmarsが参加した“迎撃”。BLYYの世界観とUKのベースミュージック・シーンとの相性の良さに、腑に落ちる方もいるのではないだろうか。そんなブリストルとの邂逅やBLYYが根を張ってきたIKBコネクションや盟友との再会、最鋭の音への挑戦。そして池袋bedや池袋knot（そしてMADAM CARAS）、DISC SHOP ZERO、高田書房 常盤台店で起こっていた物語が重なり、〈SUMMIT〉的バランス感覚上で完成されたのが『東京無宿』だ。</p>
 
<p>〈SUMMIT〉からは2020年の1stアルバム『<a href="https://summit.lnk.to/SMMT144" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Between man and time crYstaL poetrY is in motion.</u></a>』以来の作品となるが、2023年末には自主レーベル〈egggetta〉から2作品を発表。BLYY名義で『<strong>STILL IKB ep</strong>』、Tooson and alledとして『<strong>Detail EP</strong>』をリリースしている。この2作の制作についても、DMJのプライベートスタジオの存在、つまり環境の変化が大きい。</p>
 
<p>BLYY名義で発表された『STILL IKB ep』は、RAIZENとAKIYAHEADのコンタクトをきっかけに、その名の通りのテーマを掲げた不屈の精神を物語る。長年池袋bedのフロアマネージャーだったJOMO as Ill Clintonによるビートボックスをメインに構成される“West IKB of Raw JOMO's Remix Bonus beat”はシンプルなビートだがその存在感は圧倒的で、スピーカー越しにぶっ飛ばされる。こういった楽曲が収録されていることからも、BLYYの美学がヒシヒシと伝わってくる。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13122332/interview240213-blyy-24.jpeg" alt="BLYY" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458713" /><figcaption><a href="https://lnk.to/STILL_IKB" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u><strong>BLYY『STILL IKB ep』を聴く</strong></u></a></figcaption></figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>Tooson and alledによる『Detail EP』は、BLYYの世界観を吸収しながら、トラックはより無機質でコンセプチャルな構成になっており、全編でalledのストーリーテリングが堪能できる。トラックの質感はまったく異なるものの、alledによるIshihara Satoshi名義が発表した幻の名作『BIG CITY』と時を超えて隣接する作品、とも言えるかもしれない。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13122328/interview240213-blyy-26.jpeg" alt="BLYY" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458712" /><figcaption><a href="https://lnk.to/Detail_Ep" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u><strong>Tooson and alled『Detail EP』を聴く</strong></u></a></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>今回、『東京無宿』をリリースしたBLYYの現在地点を確かめるべく、取材を行った。インタビュアーにBLYYの盟友・<a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/harashima-michiyoshi/310767/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>原島"ど真ん中"宙芳</u></a>、そして〈SUMMIT〉代表で本作のA&Rを務める増田岳哉を招き、BLYY、特にDJ SHINJIと縁の深い池袋knotにて、今作にまつわる話を伺った。</p>
 
<p>なお、BLYYの軌跡についてさらに知るために、FNMNLで掲載中の記事「<a href="https://fnmnl.tv/2020/10/07/106751" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>【インタビュー】BLYY 『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』｜約20年、途切れなく続くBLOOD LINE（血脈）（取材・執筆：COBA5000）</u></a>」も参照してほしい。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW:BLYY
by 原島"ど真ん中"宙芳</h2>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13122948/interview240213-blyy-17.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458716" /><figcaption><strong>knot</strong>
東京都豊島区西池袋3-22-7 池田ビルB1
0339846336
<a href="https://knot-between-us.tumblr.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>https://knot-between-us.tumblr.com/</u></a></figcaption>
</figure></div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13122902/interview240213-blyy-13.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458715" /><figcaption><strong>BLYY（ブライ）</strong>
AKIYAHEAD, alled, CLAY, DMJ, Dzlu, DJ SHINJI
2001年結成時より東京池袋の土壌に育まれ芽を出し根を張る。
音楽を通じた様々な人々との出会い、巡りを糧にその幹を太くし葉を広げて来た。
2013年「THE SHIT 2」をSUMMITよりリリース。2020年には結成20年目にして1stアルバムとなる「Between man and time crYstaL poetrY is in motion.」を発表した。
そして2024年、グループとしては初めての試みとなる客演アーティスト、外部プロデューサーも交えた形で制作された6曲入りの最新EP作品「東京無宿」をリリースする。</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──リリースおめでとうございます。早速ですが、クレジットを見て最初に驚いたのが、グループ外のプロデューサーや客演を招いたこと。BLYYにとってはほぼ例がなかったことだと思うんだけど、どういう心境の変化があってのこと？</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　それは増田さんから提案があったと言うのが半分以上だね。制作がスタートしたのは、SHINJIが作ってたビートがきっかけだった。</p>

<p><strong>──前に作っていた作品も、実はみんながレコードを持ち寄って、alledがマニピュレータ的に作っていた形だったって聞いた記憶がある。その役割がSHINJIくんに移ったという感じなのかな。SHINJIくんはBLYYのメンバーだけど、これまでSHINJIくんの楽曲はリリースされてはいないよね？</strong></p>

<p><strong>Dzlu</strong>　前のアルバム（2020年作『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』。全曲alledがプロデュース）がコロナ禍でリリースされたけど、そんな中でSHINJIもトラック作っていて、そのトラックで7、8曲くらいラップを録ってるんだよね。</p>

<p><strong>──SHINJIくんは機材は何を使ってるの？</strong></p>

<p><strong>SHINJI</strong>　MPC 2000XL。PCも同時に動かしてる。元々ビートを作っていたから機材は前から持っていて。それで出来たトラックで仮録してくれたりしていた。</p>

<p><strong>alled</strong>　SHINJIがBLYY用にビートを作るようになってきてから、何曲か選んで録るようになっていった。その中から増田さんが “東京無宿”を聴いて、とりあえずこの一曲を作品に入れることが決まったのが、今作の制作を進める上でかなり大きな指針になったかな。今回、制作の軸はタグチ（Dzlu）が担うことが多かった。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13123853/interview240213-blyy-10.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458720" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13124815/interview240213-blyy-8.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458725" /><figcaption><strong>alled</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──“東京無宿”のPVはこれまでのBLYYが絶対やらないようなこと、たとえば衣装を着て、セットのような舞台で撮影していて、そのことにも驚いた。それも増田さんの提案だったと。</strong></p>

<p><strong>Dzlu</strong>　そう。とにかく「新しいことに挑戦する」ことがテーマだった。</p>

<p><strong>──タイトルもこれまで英語だったけど、今回は日本語で、楽曲のテーマも具体的になった気がする。外部の方にお願いしたのはなんで？</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　NabTokが一年に100曲リリースする企画をやっていて、その中でものすごく気に入った曲があった（「100 BEATS UP CHALLENGE」という企画の中で、2021年に100曲のフリービートを、COBA5000とのユニットMAXIRIESのYouTubeチャンネルで公開した）。それをCOBA5000に連絡したら、彼も一緒にやりたいと言ってくれていたから、流れで入ってもらうことになった。それで最初にNabTokとの曲（“どぶねずみ feat. COBA5000”）の制作が進んでいった。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　 NabTokは六本木NUTSのトイレ待ちで出会った。GEEKとかが出るイベントがあって、呼んでもらってたね。COBA5000はラップもトラックもずば抜けてカッコいい。アーティストとしての能力が超高いのに、彼は自分のことより他人を助けることに興味があるんだよね。俺は結構彼自身のラップとかで立って欲しいと思ってるんだけど、裏方をやるのが好きなんだよな。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13123842/interview240213-blyy-2.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458719" /><figcaption><strong>Dzlu</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13124808/interview240213-blyy-4.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458724" /><figcaption><strong>DJ SHINJI</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──リリックでも「咲いた花で飾るより 種まく快感」って言ってるよね。 “どぶねずみ”ができて、外部のアーティストに参加してもらう感覚を掴んだと。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そうだね。“東京無宿”のPVを2021年に録っていて、その撮影の帰りに“どぶねずみ”のプリプロを聴いてもらった。それで2曲目が決まったんだ。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　PV撮影が終わったタイミングでDMJのスタジオ（「1on1 Studio」）が出来たのも、BLYYにとって大きな出来事だった。</p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　タクヤ（DMJ）がコロナ禍に狂い出して、ビート作りに一日中没頭し初めて。それからいきなり「俺の家をスタジオにする」と言って、「1on1 Studio」が完成した。</p>

<p><strong>DMJ</strong>　 SHINJIに車を出してもらって、ホームセンターに行って吸音材を買ったりして、スタジオを作りましたね。まあ、ただの家なんですけど。ある時、BLYY全員でAbleton Liveを買って、それをSHINJIやイシハラさん（alled）が使い始めた。それで、俺も無料版が使えて、やり始めたのがきっかけ。マイク、ヘッドホンもインターフェースもついてきたから。</p>

<p><strong>──それ、抱き合わせで買わされてるだけじゃないの？</strong></p>

<strong>一同</strong>　（笑）</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13124123/interview240213-blyy-5.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458721" /><figcaption><strong>AKIYAHEAD</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13124131/interview240213-blyy-3.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458722" /><figcaption><strong>DMJ</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>DMJ</strong>　（笑）。Abletonの人、ありがとう。</p>

<p><strong>──じゃあDMJくんはMPCじゃなくてソフトで作ってるんだ。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そう。そこが違いますね。</p>

<p><strong>DMJ</strong>　AKAIのMPDってパッドも使ってる。でもMIDI入れるとPCが重くなって動かなくなるから、再生と停止だけで。</p>

<p><strong>──（笑）。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　今回の作品はプライベートスタジオを意識して作り始めたんだ。最初に作った“東京無宿”は（Seiki）Kitanoさんのスタジオで録ったけど、今はプライベートスタジオで制作してる人がすごく多いから、そこに対して自分たちなりに環境を作って挑戦した。そういう気持ちがあったし、今回、タクヤがスタジオを作ってそれをリリースできた。達成感があったよね。だから今回、BLYYは“東京無宿”以外全員「1on1 Studio」でRECしてる。客演のラッパーは全員別録り。</p>

<p><strong>SHINJI</strong>　この環境の変化は本当に大きかったね。</p>

<p><strong>──『東京無宿』の前にBLYYの自主レーベル〈egggetta〉からリリースされた『STILL IKB ep』、Tooson and alled『Detail EP』もDMJくんのスタジオでRECされたの？</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そう。あれは〈SUMMIT〉からは出ていないけど、増田さんにも聴いてもらってる。でも、構想していた“東京無宿”という軸があったから、別軸として自主レーベルで出した形だね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>[Official Music Video] AKIYAHEAD & RAIZEN - 戦う山 -IKB PRIDE- produced by Hi'Spec（RAIZEN, AKIYAHEAD）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/WqrAfL6TsJc?si=OWvM-FqUfW-36P6Q" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

<p><strong>[Official Music Video] Tooson and alled – VISION</strong></p>
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</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　みんなコロナ禍で環境が無茶苦茶な中で、タクヤは一人で突き進んで、スタジオにみんな入り浸るようになった。レコーディングドリンクはビールみたいな環境で、ラフに制作できるようになって、制作がどんどん進んでいった。遊びの延長みたいになってね。そういえば、いつの日か、Kitanoさんのスタジオでレコーディングした後、スタジオで打ち上げして酒を飲んでいたら、タクヤが王将の餃子を買ってきてさ。それにイシハラ（alled）が「こんな良いスタジオに、にんにく臭のすごい餃子を買ってきてどうすんだ！」って怒り始めてさ。</p>

<p><strong>DMJ</strong>　でも、餃子の王将を買っていきたいって言ったのはノダさん（AKIYAHEAD）だったからね。</p>

<p><strong>alled</strong>　そう。それで凹んでたのはノダさんだから。しかもその後、ノダさんがすげえ高いソファにワインこぼして、Kitanoさんも凹んでたよね。</p>

<p><strong>──DMJのスタジオだったら餃子も食い放題だし、ワインだってこぼしてもいいもんね。</strong></p>

<p><strong>DMJ</strong>　なんでやねん。ダメやろ。まぁでも完全にそんな感じだよ。この前もビールこぼしまくってた。</p>

<p><strong>SHINJI</strong>　BLYYのメンバーは人の家で粗相をしがちなんだよな。人の家でワインやら日本酒やらこぼしまくってる。</p>

<p><strong>──BLYYは飲みに行っても、居酒屋とかで普通に喧嘩するからな。まぁ、人間はね、酒をこぼすよ結構。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　宙芳の行きつけの店で「二度と俺の地元に来ないでくれ」って言われたことあったよね。</p>

<p><strong>──その後「悪かったからもう一軒行こう」って言われたから、「帰ります」って断った。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　優しいよな。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13125543/interview240213-blyy-7.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458726" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13125547/interview240213-blyy-9.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458727" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──それで、3曲目の“瞼”はdopeyさんのビートの曲で、クウェリ（Talib Kweli）と同じネタだよね。このEPはトラックのバリュエーションも豊か。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そう。“瞼”は増田さんが一番気に入っていた曲ですよね。7〜8曲くらいくれたけど、全部すごく良かった。その次の曲（“膝栗毛 feat. K-BOMB”）のRamzaくんのトラックは一曲入魂だった。</p>

<p><strong>増田</strong>　デモのタイトルが「BLYY」だったからね。一から作ってくれたみたいです。</p>

<p><strong>──すごい。Ramzaくんとの組み合わせも、意外性があるよね。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　これも増田さんの案。</p>

<p><strong>増田</strong>　Ramzaくんは昔から「BLYYって格好良いですね」って言ってくれてたんですよね。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　そうですね。Ramzaくんには『THE SHIT 2』を出した後、恵比寿LIQUIDROOMで開催された＜AVALANCHE＞で最初に挨拶したと思う（2014年8月23日に開催された＜<a href="https://www.liquidroom.net/schedule/summit-presents-avalanche-4" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>SUMMIT Presents. “AVALANCHE 4”</u></a>＞ ）。もちろん存在は知っていて、カッコいいし、Ramzaくんは先に行ってるなって。それで、Ramzaくんが都内のクラブに出演してる時、直接相談しに行って、外で話してたら「BLYYきたか！」って言われた。</p>

<p><strong>alled</strong>　Ramzaくんのビートでやるなんて、俺らからしたら、もう単純に挑戦だから。しかも送ってもらったビート一曲で、的確に撃たれたからね。それに、最後ラップを乗せたデータを送った後、Ramzaくんは最後に少し調整してくれたんだけど、その仕上げのレベルが高すぎた。完全にやられましたね。これは、プロデューサーとしてすごく言いたい。Ramzaくんに直接言いたいんですよ。すごい細かいことなんですけど、そのくらいショックでした。Ramzaくんが悩んだ部分なのかもしれないし、すごくサラッとやったことなのかもしれない。でも、ヒップホップだけの考え方じゃなくてもっと全体的な視点からのアプローチなんだと捉えると、異常にしっくりきた。</p>

<p><strong>──やべえやつにはやべえやつを返さないといけないっていうことなんじゃない？</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　Ramzaくんにそう思ってもらえてたら最高。</p>

<p><strong>SHINJI</strong>　この曲はBLYYのみんながラップを録った後に誰か入ってもらおうとなり、増田さんと話し合いをしていく中でK-BOMBさんに依頼することになったんだよね。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　〈SUMMIT〉の事務所でK-BOMBさんに電話した。</p>

<p><strong>──K-BOMBさんのヴァースが届いたとき、どうだった？</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　もう単純にめちゃくちゃカッコ良いと思ったね。ストレートにやったら勝てない。池袋bedでTHINK TANKが作った黒さは圧倒的だったと思う。だからK-BOMBさんは老舗のようなもので、俺らも流石に敷居を跨げないと思っていた先輩。そんな方と一緒に曲をやれたのは相当なことだよ。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>BLYY - 膝栗毛 feat. K-BOMB</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/8xKFgM4N_c8?si=DMuqDdqDfmgkITqP" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──その次の曲、“瞑僧”もSHINJIくんのビートだけど、制作で大変だったことは？</strong></p>

<p><strong>SHINJI</strong>　今回一番大変だったのは、データのやり取りが増えたこと。前まではスタジオで直接やりとりして完成させることが多かったけど、今回は楽曲制作のプロセス段階でもその都度、増田さんも含めて意見交換しあって完成させた。ビートについて文章で伝えるのが難しかったな。やっぱり直接話すのが一番楽だよ。</p>

<p><strong>alled</strong>　制作中はリモートだから直接伝えられなくて、結構苦労した。いつも感覚的にコミュニケーションしていたから、それを言葉にするのが難しくて。それで増田さんを通すとなると、大変だったよ。それで、もはや何も言わなかったこともあったね。</p>

<p><strong>──それで溜め込んで最後に言っちゃったりしてね。相手にしたら、もっと早く言ってくれよって。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　まさにそうだよ。最後にはバッチリ直ったけど。</p>

<p><strong>──BLYYは小節数が変則的だったりするし。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　それは意図的じゃないと思う。もらったトラックの尺になるべく合わせるという感覚を大事にしていて、それが成立してる面白さがあるから、ずっとそうやってきてる。今回も尺を伸ばしてとリクエストしたことはない。逆に、もらった尺の中でラップを収めようとこだわっていたかもしれない。だから、トラックの尺によって、自然と人数構成も決まる。4人で全部やるとかではなくて、尺がないから2人で良いじゃんとなる。まあ、俺自身がトラックを作ることが多かったから成立していたのかもしれないね。</p>

<p><strong>──もらった尺で返すのが美学だとはみんな思ってないはずだから、びっくりするだろうな。俺だったら長さ変えてくれってお願いしちゃうよ。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　俺と一緒にやった時も言ってたよね（笑）。</p>

<p><strong>──そう。不服そうだったね。よく分からないからそっちの家に行こうかって言ってさ。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　俺のデータをパンちゃん（PUNPEE）が調整してたね。</p>

<p><strong>──それで、みんなでいじってちょっとずつ変わってると思ってたら、全然違うデータをいじってて、何にも変わってなかったんだよね（笑）。あの時、みんなXLの使い方が違くて面白かったな。そして、最後の曲“迎撃”には、O$VMV$MとManonmarsというブリストルのアーティストが参加している曲。これなんて読むの？</strong></p>

<p><strong>Dzlu</strong>　OSVMVSM（オーエスブイエムブイエスエム）。このコネクションはENAくんがつなげてくれた。O$VMV$MはYoung Echoというクルーの一員なんだけど、物凄くカッコいい。そんな話をしていたらENAくんが「一緒にやる？」って言ってくれて、間を持ってもらった。最初はビートをもらうだけの予定だったけど、Manonmarsがラップも入れてきてくれたんだ。ブリストルの音楽との接点はDISC SHOP ZEROというレコードショップの存在が大きい。DISC SHOP ZEROは3年くらい前まで下北沢にあったけど、2020年に店主の<a href="https://www.ele-king.net/news/rip/007420/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>飯島直樹さん</u></a>が亡くなってしまった。お店が下北沢に移転するさらに前、1990年代は江古田にお店があった。俺とalledは江古田が地元だから、高校生の頃によく行ってたんだよ。その時は、ちょっとオシャレする感覚だよね。飯島さんはブリストルの音楽を日本で紹介し続けていた人で、Young Echoも飯島さんが押してたんだ。でも、飯島さんは志半ばで亡くなってしまったから、この曲でそのことを歌ってるんだ。</p>

<p><strong>alled</strong>　この曲は完全に異次元でしょ。Young Echoからもらったトラックは全部異次元で、ラップを載せる必要があるのかなとも思った。それに、EPの最後に収録されていて、Manonmarsのヴァースで曲も作品自体が終わっているから、自分たちのヴァースで作品が終わってなくても良いかなとも思った。でも、そこは増田さんに相談したらOKで、俺はそこも面白いなって。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Manonmars & O$VMV$M（Young Echo Halloween Takeover）
</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/TCBr3ncqFZo?si=efqkhymFIZHcoOJz" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

<p><strong>Keep Bristol Weird | A Boiler Room & British Council Documentary</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/aSsizfxYEaQ?si=X__akkYH2WJ7znA1" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>DMJ</strong>　トラック順については完成した曲を色々並べて聴いたりしたけど、できた順に並べたのが一番しっくりきたなって。</p>

<p><strong>SHINJI</strong>　それに、この終わり方は「To Be Continued」的な感じもあるから。</p>

<p><strong>──その終わり方を意図していたわけではないんだよね。</strong></p>

<p><strong>増田</strong>　「To Be Continued」は一切考えてなかったけど、曲順はあれが絶対一番いいって何度も言ってました。</p>

<p><strong>alled</strong>　増田さんはよく野球の打順のことを言ってましたよね。</p>

<p><strong>──2ちゃんとかでもよくあるやつじゃん。</strong></p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　（笑）。</p>

<p><strong>alled</strong>　でもそれって結構正しいよね。</p>

<p><strong>──それと今作、通して聴いて、clayくんがいないなと思ったんだけど。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　単純に都合がつかなかったんだよね。もちろん、仲良くやってるよ。この前のアルバムは結構ガッツリ上げてたけど、基本的には1〜2曲やれたらって感じだから。でも正直、今回は少しペースが合わなかった感じはあったかもしれない。</p>

<p><strong>──そうか。今回はジャケットにいつものロゴが入っていなかったりもする。デザイナーもこれまでとは全然違うテイスト。それも新しい挑戦ということだよね？</strong></p>

<p><strong>Dzlu</strong>　ジャケットをやってくれてるのはJELLY FLASH。池袋bedの店員だったから、長年の友人。でも、JELLY FLASHにジャケットを頼もうって案を出したのは増田さんだった。</p>

<p><strong>alled</strong>　増田さんがJELLY FLASHの名前を出したのは意外だったな。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13130354/interview240213-blyy-18.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458730" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13130347/interview240213-blyy-6.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458729" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>Dzlu</strong>　（JELLY FLASHが描いた）MANTLE as MANDRILLさんのジャケットなどに惹かれたんですよね。</p>

<p><strong>増田さん</strong>　そうです。JELLY FLASHさんには〈SUMMIT〉としてもいつか一緒にお仕事したいと昔から思っていたのですが、今回BLYYの新作を制作していく中で、この機会しか無いと思って皆さんに提案してみた感じでした。あと、＜MONSTER BOX＞（JOMO as Ill Clintonが主催していた池袋bedの人気イベント。2011年頃からBLYYも出演していた）のフライヤーとかも描かれていて、本当に格好良いと思っていましたので。</p>

<p><strong>──＜MONSTER BOX＞に出演するようになって、BLYYは加速していったなと思ったよ。勝手に近しい存在と思っていたBLYYが名物的なイベントにレギュラーで出るようになって。</strong></p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　あの時は自分ら以外がみんなすごくて、頭一つ抜けていたね。それに比べたらBLYYは音源も出してなかった。だから毎月イベントに出演して、ひたすら鍛えてたんだ。オリトラ（オリジナルトラック）なしで、全部レコードのインストでライブをやってね。そこで自分たちのスキルも上がったから、大切な時間だった。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　ライブのイントロからアウトロまで毎回レコードを変えてたし、オケは2枚使いでやってさ。大変なことしてんなって。</p>

<p><strong>SHINJI</strong>　俺は2枚使いも、毎回違うビートでやるのもめちゃくちゃ楽しかったよ。それが仕事だったし、やりがいがあった。そういうものだと思っていたし、Que出しをするだけ以外のライブがやりたかった。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　俺らもレコードを買いまくって、SHINJIの家をどんどん狭くしていくんだよね。SHINJIが2枚持ってるのを、俺らも2枚買っていったりしてさ。</p>

<p><strong>──消耗品だから沢山ある分には困らないってね。</strong></p>

<p><strong>SHINJI</strong>　でも、そういうライブをするアクトは全然多くなかったし、それで東京以外にも呼んでもらったりした。あと、そういうライブをした後、使ったレコードを聴き直したらまた印象も違ってくるし、BLYYのオリジナル楽曲もまた新鮮に聴こえて面白い。</p>

<p><strong>増田さん</strong>　ワンマンの時は、SHINJIくんにレコードのセットで相談したいと思ってます。元々そのスタイルでライブをやっていたけど、オリジナルを聴きたい人もいるんじゃないかなと思って、＜AVALANCHE＞の時にオリトラ多めでとリクエストして。その意見をSHINJIくんやメンバーのみんなは聞いてくれたけど、今回、アルバムやEPを出した上で、たとえば『THE SHIT 2』の曲をレコードでやってほしい。SHINJIくんのカットはめちゃくちゃカッコいいから。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13131827/interview240213-blyy-12-1.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458735" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13123334/interview240213-blyy-15.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458718" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──DMJが各曲オリトラとレコードで2回やればいいって狂ったことを言い始めました。</strong></p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　ははは！</p>

<p><strong>DMJ</strong>　ちょっと時間を空けて、2部構成で。</p>

<p><strong>──ああ、でもちょっと良いかもしれない。BLYYのアナログへの愛はすごく感じていて。今回、SHINJIくんはレコードサンプリングオンリーでトラックを作ったの？</strong></p>

<p><strong>SHINJI</strong>　そう。プリセットは使わず。</p>

<p><strong>──SHINJIくんといえば、常盤台の高田書房だよね。</strong></p>

<p><strong>SHINJI</strong>　高校の頃、DJを始めてた時から行ってるから、25年は通ってる。あのお店との歴史はDJ歴と同じだから。それからのつながりだよ。100枚くらいもらったりしたこともあったな。</p>

<p><strong>──ミックスは今回、全部ツボイさん（The Anticipation Illicit Tsuboi）がやっているよね。それはSHINJIくんがビートを作った“東京無宿”を聴いたときに、増田さんがツボイさんしかないと閃いたからだってXに投稿していて。</strong></p>

<p><strong>SHINJI</strong>　“東京無宿”のビートができて増田さんに聴いてもらったら「“TOKYO TOKYO（通称ダンプカー）”と（ネタが）同じですね」って言われて、それで気付いた。あれは奇しくも同じだったという形で、俺は完全に意図したわけではないんだ。</p>

<p><strong>増田さん</strong>　SUMMITで＜FUJI ROCK＞に出演したときに、宙芳くんに“TOKYO TOKYO（通称ダンプカー）”をイントロにかけてほしいと言っていて、それは誰も気づかない前振りでした。</p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　確かに！</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>SUMMIT - Theme Song（FUJI ROCK FESTIVAL ’21 ver.）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/PFFmHzHNGEc?si=uqWEucPI1CH1oBHM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>SHINJI</strong>　だから意図してやったことではない。和のテイストのものを一切使わず、和っぽいものができてカッコよかったから、サトシくんに聴いてもらった。それからプリプロしたりして。それから6、７曲くらいまとめて送ったら、増田さんが反応してくれた。たまたまリリースもECDさんの命日だった。</p>

<p><strong>増田さん</strong>　それも本当に偶然でした。</p>

<p><strong>alled</strong>　ECDさんやDEV LARGEさんはめちゃくちゃにリスペクトしてます。好きな曲があるという以上に、日本のヒップホップでリスペクトするべき人たち。だから、ツボイさんにミックスしていただいたことはとにかく光栄。彼らがやっていたことは、やれって言われてできることじゃない。本当にあの人たちの曲は生々しいよね。グルーヴからズレたりすると普通は「あれっ」と思うけど、そのズレが人間味になってる。</p>

<p><strong>──俺がBLYYと仲良くなりたてくらいの時に、サトシ（alled）のラップの言葉の置き方が独特だよねって話をしてたら「俺のラップってDEV LARGEまんまじゃない？」って言われた。そう言われると、なんとなく影響が分かる。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そうか。ラップで言うと、これまで自分で作ったトラックにラップを乗せることが多かったけど、今回のEPやToosonとの作品みたいにビートをいただけると、ラッパーとして全力でいける。トラックを作ってる時は指揮者っぽくなるから、周りのバランスを取っちゃう感覚もある。これまでは自分でトラック作って、それにラップをしてるから、ズルいんだよ。でも、今回はみんな対等にやれたから、勝負でもあった。</p>

<p><strong>──次、アルバムを作るとしたら、また外のアーティストに頼んだりするの？　まだわからないと思うけど。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　たとえば、パンちゃんやOMSBくん。OMSBくんとはいい加減やらないとって思う。OMSBくんとはやるストーリーが出来ているから。ラップなのかトラックなのか分からないけど。</p>

<p><strong>増田さん</strong>　OMSBくんはBLYYのことが大好きで、リスペクトしてますよね。今作を作るにあたっても、OMSBくんのビートの話は何度も出たりしました。</p>

<p><strong>alled</strong>　それに、Hi’Specくんとはこの前やって（『STILL IKE ep』収録“戦う山 -IKB PRIDE-”）、ものすごく相性も良かったからね。OMSBくんのトラックも歪じゃないですか。ラッパーとしてもトラックメイカーとしても異常にレベルが高い。</p>

<p><strong>──B-BOYとしてもね。</strong></p>

<p><strong>alled　</strong>そう。それと、SHINJIのトラックで考えてるのが何個かある。それに、Young Echo周りのトラックで欲しいのがあったのと、引き続きブンちゃん（NabTok）。あと、DMJ。すごいカッコいいのがあるからさ。でも最近は……なんかキャバクラっぽいんだよな。</p>

<p><strong>──キャバクラっぽいんじゃなくて、キャバクラに飲みに行ってるだけじゃないの。</strong></p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　ははは！　でも、すごい良いのがあるんだよ。</p>

<p><strong>alled</strong>　なんか最近キャバクラっぽいんだよ（笑）。もっとレコードとか買った方いいんじゃないか。あと、俺も実はトラックを結構作ってるから。もう10曲くらいあるよ。それと、宙芳ともやりたいね。宙芳も「東京無宿」なんじゃないの。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13132203/interview240213-blyy-11.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458737" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13132153/interview240213-blyy-1.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458736" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>増田</strong>　宙芳くんとの出会いはいつ？</p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　俺の柔道部の後輩が宙芳と同級生だった。その後輩に「俺の同級生でヒップホップが好きな奴がいるんです」って言われて、どこかで会った。</p>

<p><strong>──浦和BASEかな。俺の地元のともだちがやってるパーティーで、身内ノリで砕けた感じでやってた。AKIYAはそんなにハマらなくて途中で帰ってた記憶があるけど、挨拶だけした。そこでAKIYAは<a href="https://qetic.jp/interview/chaos-on-parade-punpee/430011/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Chaos On Parade</u></a>がシリアスなライブをやってるのを観てた。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　誰かが飲みすぎて毎回救急車来てたよね。</p>

<p><strong>──めっちゃ怒られた。本当に怒られたよ。「お前、先月も言ったよな」って。その時、BLYYもその当時はIKEBUKURO BLOOD LINEとして毎月出たりしてたよね。</strong></p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　その時期からずっとお互いしぶとく続けてて。それに、宙芳は下北沢で＜まぐま＞を開催してた。あのイベントはすごかったよ。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　そうだ。俺はあまり遊びに行けてなかったけど、COBA5000やCASPERR ACEは遊びによく出ていたよね。</p>

<p><strong>alled</strong>　俺って行ったことあるかな？</p>

<p><strong>──あるよ。俺とalledが酔っ払って砕けてコミュニケーションを取ってて、「お前はさ」ってalledに言ってたら、COBA5000に「お前サトシくんにお前っていうなよ！」って怒られたり、PUNPEEに心配されたりしてた。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　たしか、宙芳とテキーラ対決してたら、途中で宙芳がオレンジジュースを飲んでて、「なんでだよ！」ってキレてたんだよね。それ卑怯だろって（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13132707/interview240213-blyy-21.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458738" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13132712/interview240213-blyy-22.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458739" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──（笑）。それで、「東京無宿」っていうテーマは誰が考えたの？</strong></p>

<p><strong>Dzlu</strong>　それも増田さんだね。</p>

<p><strong>増田</strong>　BLYYは前回アルバム出た時に「古代魚」って例え方をしたけど、どこに根を張ってるのか、わかりそうでわからない独自の存在感がある。だから「宿無し」。どこかにカテゴリーされてないけど、つねに根を張ってるイメージが自分の中にあったんですよね。特にどこにも属してないけど、ふわふわもしてない。その孤独の雰囲気。</p>

<p><strong>alled</strong>　自分たちでは言いにくいけど、それを増田さんに言ってもらった感じですね。自分たちで言うのはしっくりこないけど、増田さんに言ってもらったからこそ成立してる。</p>

<p><strong>──だから、〈SUMMIT〉に所属しているけど、自主でもリリースしてるし。自由に動くぜっていう。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そう。そういう動きも、増田さんとの筋が通ってやってる話だから、増田さんの存在が本当に大きかったなと思います。増田さんは日本のアルフレッド・ライオンだと思う。〈Blue Note Records〉の創設者。増田さんはライブも観にきてくれるし、ジャケットだって確認しに来てくれて、こだわりを伝えてくれる。熱量がすごいんですよ。で、その人も倒れるんですよ。</p>

<p><strong>増田</strong>　その人“も”って？</p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　ははは！</p>

<p><strong>alled</strong>　とにかく次ぎ注いだ時間が半端じゃないから、〈Blue Note〉 がある。それぐらいの熱量があるんですよ。もはや、怖いですから。今回、一緒に仕事をして怖かったのはRamzaくんと増田さんです。虎視眈々と自分の一義を持ってる人間だなって思ったし、だから任せられた。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13132833/interview240213-blyy-20.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458740" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──増田さんに任せたことも大きな挑戦だったと。</strong></p>

<p><strong>alled</strong>　そう。前回のアルバムは完全に任せてくれて、その懐の深さを感じた。〈SUMMIT〉とは増田さんで、実際それだけの面倒を見てくれるしっかりとしたレーベルだと思います。だからこそ、場合によっては自主で出すということもできるし、そういう立場でやっていきたいなと思ってます。実際、俺らが良いと思っても弾かれることだってあるけど、これからも自分たちがやる音楽は変わらないです。</p>

<p><strong>──最後に今回リリースパーティがあるよね。俺はできたらヴァイナルセットででできたらやる。COBA5000も打診中なんだよね。</strong></p>

<p><strong>alled　</strong>そう。今回、BYORAさんの出演が大きいですね。これからやるんだなって気概がある人たち。</p>

<p><strong>Dzlu</strong>　全体のバランスがすごく良いですよね。</p>

<p><strong>増田</strong>　自分は去年の4月くらいから、「『東京無宿』をリリースするまでライブを休憩しませんか」と言っていたんです。それはライブをやらせたくないとかではなくて、BLYYが新しい作品を発表するとき、BLYYファンのお客さんに新鮮な視点で観てもらえるような機会を作れたらというアイデアが一つあったからです。今回、EPをリリースした時に、せっかくだからこれまでとは違うアプローチでイベントを組めたらと。自分らで主催する時だからこそ、新しいことに挑戦する面白さがあるんじゃないかなって。RamzaくんとK-BOMBさんは日程がどうしても合わなくて断念せざるを得なかったのですが。</p>

<p><strong>alled</strong>　ひとつどうしても言っておきたいことは、本当はMIYAに出演して欲しかったけど今回は泣く泣く（MIYAは毎月第2水曜日に、青山蜂で開催されているパーティー＜BARREL＞のレギュラーDJ。DJ YASとともに立ち上げ時からパーティーを支え、2023年で10周年を迎えた）。東京NO.1 DJはMIYA。それだけは間違いないんで。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13123329/interview240213-blyy-16.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458717" /></div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──それと今日、とんでもないものをもらってきたんだ。CHAKLIKIとDMでやりとりしてて、リミックス・アルバムをブートで作ったから「聴いてよ」って送ってくれた。そうしたらたくさん同じCDを送ってくれてさ。今日インタビューやるから誰に渡せばいいか聞いたら、「聴いてくれそうな人」ってさ。BLYYに会いたがってたよ。不義理をしたから謝りに行かなくちゃって。</strong></p>

<p><strong>AKIYAHEAD</strong>　ははは！</p>

<p><strong>alled</strong>　聴くよ、全員。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13130116/interview240213-blyy-19.jpg" alt="BLYY" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-458728" /><figcaption>CHAKLIKIはBLYYの前メンバー。
BLYYの『THE SHIT 2』収録曲“Born Clap”や
原島"ど真ん中"宙芳率いるChaos On Paradeの楽曲“グッドフェローズ”などのトラックを手掛ける。
2005年、CHAKLIKIフルプロデュースのもと、
alledがIshihara Satoshi名義で発表した
アルバム『BIG CITY』はPUNPEEやISSUGIらが名作として挙げる作品で、
現在は入手困難になっている。</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>聞き手／<a href="https://twitter.com/michiyoshit" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>原島"ど真ん中"宙芳</u></a>
写真／<a href="https://www.instagram.com/banri_diaspora/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Banri Kobayashi</u></a>
取材・文・編集／船津晃一朗
取材協力／池袋knot</p>
</div>


<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/02/13122346/interview240213-blyy-25.jpeg" alt="BLYY" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458714" /></div>

<p class="text">Artist：BLYY
Title：東京無宿
Format：Streaming／DL
Release Date：2024/1/31
No.：SMMT-181
Label：SUMMIT, Inc.</p>

<p class="text">◾️Track List： 
1. 東京無宿
Produced by DJ SHINJI
Lyrics by Dzlu, alled, DMJ, AKIYAHEAD</p>

<p class="text">2. どぶねずみ feat. COBA5000　
Produced by NaBTok
Lyrics by alled, COBA5000, DMJ</p>

<p class="text">3. 瞼
Produced by dopey
Lyrics by DMJ, Dzlu, alled</p>

<p class="text">4. 膝栗毛 feat. K-BOMB
Produced by Ramza
Lyrics by alled, Dzlu, K-BOMB, AKIYAHEAD, DMJ</p>

<p class="text">5. 瞑僧
Produced by DJ SHINJI
Lyrics by AKIYAHEAD, Dzlu</p>

<p class="text">6. 迎撃 feat. Manonmars
Produced by O$VMV$M
Lyrics by Dzlu, alled, Manonmars</p>

<p class="text">All Recorded by DMJ @ 1on1 Studio
Except M-1 Recorded by Seiki Kitano @Bang On Recordings
Mixed by The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai
Mastered by Colin Leonard at SING Mastering, Atlanta, GA using SING Technology® (Patented). 
Artwork by JELLY FLASH
Photo by cherry chill will.
Special Thanks：ena, Ullah
A&R：Takeya "takeyan" Masuda（SUMMIT, Inc.）
℗© 2024 SUMMIT, Inc.</p>

<a href="https://summit.lnk.to/SMMT181" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">配信はこちら</a>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/02/16190609/interview240213-blyy.jpg" alt="BLYY" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458822" /></div>

<p class="text">2024.2.17 saturday 
OPEN 20:00
KATA ＋ Time Out Cafe & Diner［LIQUIDROOM 2F］
entrance fee ¥2500／over 22:00 ¥1500</p>
 
<p class="text">20:00〜22:00 
Long Set Live：
BLYY</p>

<p class="text">Guest DJ：
原島 ”ど真ん中” 宙芳</p>
 
<p class="text">22:00〜midnight
DJ’s：
Ena
Hi’Spec
wardaa
MIYA
dopey
H&m（H!ROKi&muccu）
IBJ
SHINJI（BLYY）</p>
 
<p class="text">LIVE：
BYORA</p>
 
<p class="text">※22:00以降にお越しのお客様はIDチェックがございます。顔写真付きの身分証明を必ずお持ちください。</p>

<a href="https://www.timeoutcafe.jp/　" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a><a href="https://www.summit2011.net/artists/blyy/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">BLYY HP　</a><a href="https://twitter.com/blyy_info" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">BLYY X（Twitter）</a>

</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>ブルース原理主義者の冒険──UG Noodle、ロング・インタヴュー</title>
		<link>https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/ugnoodle/458227/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/ugnoodle/458227/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 19 Jan 2024 11:00:54 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[二木信]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>989年生まれの神戸在住のミュージシャン／マルチ・プレーヤー、UG Noodle。この稀有な音楽家はこれまで、『The Indian Waltz』（13年）、『ポリュフェモス』（20年）、『Beautiful Dreamers』（22年）という3枚の魅惑的なソロ・アルバムを発表。3枚の作品のうち後者2作が、名古屋のストリートのヒップホップ・レーベル〈RCSLUM RECORDINGS〉からリリースされている。1万字をこえるロング・インタヴューはUG Noodleの音楽遍歴の話から始まる。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/18164041/interview240118-ugnoodle-5-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="UG Noodle" decoding="async" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>音楽ライターの二木信が、この困難な時代（Hard Times）をたくましく、しなやかに生きる人物や友人たち（Good Friends）を紹介していく連載「<u><a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">good friends, hard times</a></u>」。国内のヒップホップに軸足を置きながら執筆活動を展開してきた二木が、主にその世界やその周辺の音楽文化、はたまたそれ以外の世界で活躍、躍動、奔走するプレイヤー（ラッパー／ビートメイカー／DJ）、A&Rやプロデューサーなど様々な人物を通じて音楽のいまと、いまの時代をサヴァイヴするヒントを探ります。</p>

<p>第8回目にご紹介するのは神戸在住のシンガーソングライター／軽音楽研究家、<strong>UG Noodle</strong>。名古屋の名門レーベル〈RCSLUM RECORDINGS〉からリリースされた3枚目のソロアルバム『Beautiful Dreamers』の配信がスタートしているので、是非ご一聴を。
（Qetic編集部）</p>
</div>


<div class="separator"></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote>　『ブラック・ミュージック』のなかには、音楽批評というものは、それが扱う“音楽”と同様激情に憑かれているように見えるものなのだという要求が、書くことの規則のようなものとして示されていた。これを書いている者もやはり、まだ若く影響を受けやすいときにバラカの格調高い詩の呪文に圧倒され、その後の職業が決定された物書きのひとりに数えられる。</blockquote>
<p class="quotecredit">「追悼：アミリ・バラカ　1934-2014」
『フライボーイ2──ブラック・ミュージック文化論集』
（グレッグ・テイト著／山本昭宏、ほか訳／ele-king books）所収</p>

<p><strong>UG Noodle</strong>は音楽を作り奏でることと、音楽とその歴史を叙述する激情に同時に憑かれた男であると言えよう。両者は彼のなかで切っても切り離せないものだ。私はこの取材を通して、その創造的な結びつきが、1989年生まれの神戸在住のミュージシャン／マルチ・プレーヤーのいまを突き動かしている事実を知り、感銘を受けた。</p>

<p>この稀有な音楽家はこれまで、『<strong>The Indian Waltz</strong>』（13年）、『<strong>ポリュフェモス</strong>』（20年）、『<strong>Beautiful Dreamers</strong>』（22年）という3枚の魅惑的なソロ・アルバムを発表している。構成要素は、ソウル・ミュージック、カリプソやボサノヴァ、ルーツ・レゲエやラヴァーズ・ロック、スカ、ファンク、インディ・ロック、ヒップホップ、AORあるいは歌謡曲などと多岐にわたる。こう羅列してしまうと、小器用で折衷的なベッドルーム・ミュージックのように思われるかもしれない。が、じつは違う。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/18163122/interview240118-ugnoodle-2.jpg" alt="UG Noodle" width="1280" height="1279" class="alignnone size-full wp-image-458240" /><figcaption><strong>UG Noodle</strong>『<strong>Beautiful Dreamers</strong>』
<a href="https://lnk.to/UGNoodle_BD" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong><u>配信リンク</u></strong></a></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>基地の町である山口県岩国に生まれ、バンドでの華々しい活躍を夢見て大都会・大阪に居を移し、数年後に失意のなか地元に戻り、そして新たな志をもって神戸にやって来た移動の過程において、こうした音楽はUG Noodleの血肉となっていった。故にチャーミングなサウンドとは裏腹に、特に彼のヴォーカルに顕著にあらわれた“ブルース”は灰汁が強く、色濃い。</p>

<p>変わってゆく同じもの（The Changing Same）──アフリカ系アメリカ人の偉大な詩人／作家、アミリ・バラカ（リロイ・ジョーンズ）が『ブラック・ミュージック』という著作のなかで黒人音楽の核心を捉えたあまりにも有名なコンセプト。つまり、アフリカ系アメリカ人のピープルの民族意識、宗教性／世俗性、（奴隷としての）記憶、ブルース衝動（インパルス）、愛、エモーションは、ブルース、ゴスペル、R&B、ジャズ、ファンクと音楽形式が変化しようとも、歌や演奏、サウンドやリリックに表出する。だから、変わってゆく同じものであるテクノやヒップホップもある、という気高く壮大な思想だ。</p>

<p>この話をすることに躊躇いがないわけではない。というのも、“激動の60年代”を背景に、1966年のアメリカにおいて、黒人の作家が燃えたぎる民族意識をもって提唱した思想を、自分の理屈づけのために都合よく濫用して平気でいられるほど私は無邪気ではない。が、そうした異文化／民族のコンセプトに敬意を払いつつ、新たなアイディアを花開かせることはできる。事実、UG Noodleの音楽にはそれがある。彼は、自身の感覚や経験、感情、すでにあるとされている日本の地域性や自身の肉体性のみを自明視せず、歴史を知的に捉えかえし、固有でありながら普遍的な“変わってゆく同じブルース”を深い地層のなかから採掘し、再構成しようと試みている。端的にいえば、彼がルーツに誠実に向き合った音楽は素晴らしく、西洋化された日本という国でいかに生きるかという一筋縄ではいかない問いともつながっている。私がUG Noodleという音楽家に興味をひかれ、可能性を感じる最大の理由だ。</p>

<p>それはまた自分がヒップホップを通して考えてきたことでもあり、3枚の作品のうち後者2作が、名古屋のストリートのヒップホップ・レーベル〈<strong>RCSLUM RECORDINGS</strong>〉から出ていることも多くを示唆している。</p>

<p>そして私は昨年（2023年）の夏、UG Noodleの“神戸カリプソ”の美しいギターの調べとリズムに誘われ、神戸を訪れた――そんな風に言えれば格好も付くのだが、実際はUG Noodleからトーク・イベントの出演をオファーされて新幹線で向かった。インタヴューの後半でも触れられる元町にある「楽園レコード」での「軽音楽の夕べ」に参加するためだ。そのときに初めて会って、彼の行きつけのハンバーガー屋「WANTO BURGER」で話を聞き、さらにその後のメールでのやり取りをまとめた。1万字をこえるロング・インタヴューはUG Noodleの音楽遍歴の話から始まる。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：UG Noodle</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/18163126/interview240118-ugnoodle-3.jpg" alt="UG Noodle" width="1280" height="2276" class="alignnone size-full wp-image-458241" /><figcaption><strong>UG Noodle</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──まずUG Noodleというミュージシャンの音楽遍歴から語ってもらえますか。</strong></p>

<p>10歳ぐらいでギターを始めました。父親が弾くから家にあったんです。ギターを弾くようになると音楽の聴き方も凝ってくるじゃないですか。最初はB'zが好きだったけど、それからエアロスミスやレッド・ツェッペリンにハマって。地元の図書館にはそういうロックの他に、セックス・ピストルズやトゥパックとかのCDも置いてあって、中学の頃まではそこでCDを借りて聴いたりしていました。そのうちロックを中心に体系的に聴くようになってブルースまで辿り着く。そして、ロバート・ジョンソンから枝分かれしていった音楽をさらに聴いていくと。</p>

<p><strong>──それは早熟ですね。</strong></p>

<p>だから、僕はブルース原理主義者やと思うんです。それにこだわって音楽をずっと聴いてきたし、だからロックもヒップホップもその他の音楽もシームレスに聴ける。</p>

<p><strong>──音楽を自分でやり始めたのは？</strong></p>

<p>ギターを始めた頃はまわりにプレイヤーがいなかったから、2台のマイク付きラジカセを使って原始的な多重録音をやっていました。一方におもちゃのキーボードでドラムやベースの音を録音し、それをバックで流しながらギターを弾いたり歌ったりしてもう一方のラジカセに吹き込むことで音を重ねていく、というような方法を発明したわけです。世代ではないですが、母の影響で尾崎豊にもハマり、比較的マイナーな曲ですが“坂の下に見えたあの街に”という歌を録った記憶があります。中学から高校にかけては学校の先輩たちと当時の青春パンクみたいなことをやっていました。僕はそんな聴いてなかったけど、銀杏BOYZみたいな感じです。わりと自分がどこに行っても音楽に詳しいから、「これを聴け、あれを聴け」って周りの友だちに言う側だったんですけど、そのバンドのメンバーが広島のクラブクアトロに銀杏BOYZを観に行ったとき、前座で出てきたKing Brothersっていう西宮のバンドにめちゃめちゃ衝撃を受けて、つられて自分の嗜好もそれに影響されてちょっと変わってしまった。King Brothersはザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンに影響を受けたスタイルが基調ですが、当時出した『BLUES』（04年）はガレージ・パンクの金字塔です。そうやって銀杏BOYZが好きな友だちをとおして、King Brothersに出会う、みたいなこともありました。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>King Brothers</strong>『<strong>BLUES</strong>』</p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/0STRf2OiDeP5UJvthAdv2e?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──いまの音楽性とはだいぶ異なる感じではありますね。</strong></p>

<p>そうですね。高校の頃はまた、楽器屋さんにバンドのメンバー募集を出したり、インターネットで募集したりし始めて。そうしたら、オンラインの募集に反応してきたのが社会人のドラマーだったんです。昔のハード・ロックやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとかを募集の呼びかけに書いていたから、向こうもこっちが高校生だとは思っていなくて。ともあれ、バンドを始めることになった。で、ドラマーの人に「借りている場所があるから」と連れていかれたのが、「Blue River Studio（ブルー・リバー・スタジオ）」という音楽スタジオだった。町のパン屋さんが個人的に借りていたビルの屋上のテナントにレコーディング・ブースとミキシング・ルームを手作りした場所で、地元のいろんなバンドが毎月1万円を払って決めた曜日に入れるシステムだった。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Blue River Radio</strong>／<strong>ブルリバラジオ</strong></p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/episode/7rI6dtnCvqG2SIrDAnq9Ni?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──カンパ制みたいな感じだ。</strong></p>

<p>そうそう。このスタジオが決定的でしたね。パン屋の人が親切でレコーディングやミキシングのやり方の基本を教えてくれた。「基本は教えるから、その後は自分で頑張って」と。もうそれからは入り浸りましたね。空いているときはずっとスタジオにいたし、交友関係もだいぶ広がって。次第に先の高校生バンドでもバイト代を出し合って「ブルリバ」を借り、そこで知り合った先輩たちに触発されてオリジナル曲を作るようになります。最終的にはすべて自分たちの楽曲でライヴをやっていました。メンバーそれぞれが自分の曲や断片的なアイディアを持ち寄り、僕がバックの演奏を組み立てて、ヴォーカルに歌詞とメロディを考えてもらうというやり方でしたね。まわりには高校生のコピーバンドがたくさんいましたから、彼や彼女らと差をつけるためにも「オリジナルでなければ意味がない」という意識が、「ブルリバ」通いの自分らまわりには過激なまでにありました。</p>

<p><strong>──「ブルリバ」にはどんなバンドが出入りしていたんですか？</strong></p>

<p>The Little Elephant（以下、リトエレ）っていうオーセンティック・スカのバンドを通じてスカと出会えたこともラッキーでした。リトエレは親しいというより、憧れのバンドですね。畏れ多いというか。スカは自分のリズム感覚を作り上げていくうえでとても重要な音楽だった。いまダンス・ミュージックが好きなのもこの頃からスカのビートを聴いていたからだと思う。リトエレのように仕事や家庭を持つ社会人のバンドは、毎週平日の夜遅くに集合してリハや録音に打ち込み、年に数回は各地のパーティへ出ていく。今にしてみると、そうした先輩たちの身振りや音楽との付き合い方を見ていたという経験が、音楽そのものと同じくらい僕の音楽遍歴において重大な経験だったようにも思います。というのも、国民的規模で流行するスタイルを地方で実践すると、現実に馴染まないというか、痛々しい結果に終わっちゃうことってよくありますよね。「ブルリバ」に集まるバンドマンや音楽には、そういう不自然な政治性や違和感がそんなになかった。逆に極端な政治性があったりはするわけですが、それも含めて、価値判断のスケールを形成する過程で重要な空間でした。</p>

<p><strong>──なるほど。</strong></p>

<p>そういえば、先日つくば市の「Club OctBaSS」にUG Noodle楽団として訪れたときに妙な懐かしさを感じたのですが、それは「ブルリバ」に似た自治の気風があったからじゃないかな、と。知り合ったのはごく最近ですが、同じ岩国出身のCHIYORIさんもいて、不思議な時空間でしたね。ともあれ、音楽との付き合い方に関しては、自分の現在地と生活に大きな関わりがあるはずで、そういう感覚を培ってくれたのが「ブルリバ」、そして当時あった「Club SQUAD（旧Rock Bar 666）」でした。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>THE LITTLE ELEPHANT LIVE@NOON＋CAFE 2016/09/18</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/-vgrsWmw1Kk?si=Dp2Za-zX5qI8oDnD" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──もちろんUGくんみずからが切り拓いたわけだけど、10代の頃からかなり恵まれた環境に身を置いていたというか、それはいろいろ揉まれるでしょうし、自然とセンスも磨かれますよね。</strong></p>

<p>オーセンティック・スカのバンドもいるし、ニューヨーク・ハードコアのバンドもいるし、僕らみたいにザ・フーのようなルーツ的なヴィンテージ・ミュージックとしてのブリティッシュ・ロックをやるバンドもいて。スタジオに行くようになってからは、録音して、CD-Rにみんなで手分けして焼いて同級生とかに売りまくって、イベントも自分たちで主催していました。いま振り返ると、地元の岩国がめちゃめちゃ重要だったとは思います。やっぱり基地（米海兵隊岩国航空基地）の町だから、戦後に基地のそばにできた日本人のクラブとかが残っているんです。ライヴハウスの文化も独特なものがあって、米兵やアメリカ人も多い。高校生の頃にイベントを主催してライヴをやると、お客さんのうち20人ぐらいが米兵みたいなときもけっこうあって。高校生が6割、あとの4割がアメリカ人みたいな。もちろん、地元の先輩とかもいるわけですけど。比率で言うと、そういうことになっていた。</p>

<p><strong>──それはまた鍛えられそうな環境だ。</strong></p>

<p>僕らのバンドもまあまあ人気で（笑）、ライヴの翌日に町でいきなり「昨日のライヴ、めっちゃ良かった！」とかアメリカ人に話しかけられるようになって。高校卒業の時期に、スタジオのパン屋さんが「市民文化会館を借りて高校生のイベントをやったら面白いんじゃない？」って提案してくれて、実際にやったら300人近くも集まって。</p>

<p><strong>──それはすごい。基地の町という話が出ましたけど、記憶にある出来事とかはありますか？</strong></p>

<p>こどもの日に基地が解放されて全国から人が集まって、飛行機ショーがあったり、ビッグ・バンドのライヴがあったり。でも、そんなに面白い経験があったわけでもなくて。広島が近いのでとうぜん平和教育があって、僕はわりとそういう教育に強烈に食らっていました。ジョン・レノンのスタイルにも影響を受けて、自分がやる音楽の必然性みたいなものを追求していたから、「平和とは何か？」と言いたがるロック・ミュージシャンみたいな感じもありましたね（笑）。加えてライヴハウス界隈にはスキンヘッズもいるし、「何を信じたらええんじゃ！」という状態でした。通っていた中学校から100メートル先が米軍基地だったから、2011年に911（アメリカ同時多発テロ事件）が起きたときには基地の警戒レベルが最大になって、基地のフェンスに近づいたら銃を向けられるという噂もあった。それが事実かどうかはともかく、そういう言説にリアルに晒されるのが基地の町で生きるということでもあるので。</p>

<p><strong>──僕が岩国で思い出すのは、ヒップホップ・グループのHIGH5です。『#MAJI超』（12年）は日本のヒップホップの隠れた名盤だと思うんです。その頃活動していました。知ってます？</strong>

<p>ああ！　フライヤーで見て名前は知っていました。自分の上の世代にはヒップホップのコミュニティがあったみたいなんですが、ぜんぜん接点はなくて。でも、もしかしたら「SQUAD」のキャッシャーのバイトとかしてたかも。何せ「IWAAKLYN（イワックリン）」というコンセプトだけは強烈に覚えています。</p>

<p><strong>──地域性をユーモラスに打ち出していましたよね。</strong></p>

<p>自分はMTVを観たり、友だちが教えてくれるエミネム、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグを聴いたりして、個人的に中学の頃にヒップホップにハマりましたね。インターネットでいろいろ音楽をゲットしてCDに焼けることに気づいて、それを人に自慢していたら、当時付き合いのあった不良の友だちが基地のアメリカ人から「この曲を手配しろ」っていう曲のリストを渡されて、それが回ってきて（笑）。アシャンティとかジャ・ルールとか。「これがいまイケてるヒップホップなんだな」って思いながら聴いていましたね。知識とともにそういう経験もあった。</p>

<p><strong>──いい経験だ。高校卒業後はどうしたんですか？</strong></p>

<p>「ブルリバ」とは関係ないんですが、一時期いっしょに音楽をやっていた先輩が先に大阪に住んでいたので、そこに行こうと。当時は音楽で華々しく食べていきたいと考えていたし、進学校でもなかったし、周りに大学生もいなかったので、大学に行くという選択肢はなかったですね。まだ漠然と、とりあえず都会に出なければダメだろうと思っていた。それで大阪のスタジオでバイトをしながらインディ・ロックみたいなバンドをやっていた。そのバイト先の先輩が僕と同じくshe luv itのメンバーで、彼のことは実は「ギャングだったあの頃」（『ポリュフェモス』収録）という歌のなかにも織り込んであるんですが、その人を介して杉生くん（CE$）と知り合った。she luv itに出会うまでは、生粋のライヴハウス・キッズだったけど、杉生くんと知り合ってからクラブにも行くようになったし、音楽の聴き方が大きく変わりました。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p>▼<strong>関連記事</strong>
<a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/ces-feature/323071/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u><strong>できる限り音楽は肯定したい──CE$、ロング・インタヴュー</strong></u></a></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──それでshe luv itにも参加すると。UGくんはCE$くんがマネージャーを務めるtofubeatsの曲に客演で参加もしていますね。</strong></p>

<p>はい。she luv itってメンバーがたくさんいて実態がよく掴めないじゃないですか。「それでいいんだ！」って思いましたね。sumahama?（神戸の塩屋に集まったミュージシャンで結成された「インドアポップ共同体」）をはじめたときも、なんとなくshe luv itの組織論みたいなのを参考にしていたかも。「バンド」って言うと「絆」とか、窮屈な規範を呼び込んでしまうところがありますが、she luv itは「ポッセ」ですよね。それは後年に「ベ平連」や小田実の流動的な組織論に触れたときにも同じようなことを思いました。すこし脱線してしまいましたが、ただ音楽でなんとかしたいと考えて4年間ぐらい大阪でインディ・ロックをやったけど、行き詰まっちゃって。お客を呼べなくてノルマを払わされるライヴハウスのシステムもイヤだったし、シンプルに負担だし、辟易していた。だいたいアメリカ村にいたんですけど、わざわざそこに馴染む必要もないかと思い始めて、2010年の暮れ、22歳の頃にいちど岩国に、というか「ブルリバ」に戻ろうと決意するんです。その後も杉生くんとは連絡取り合って、いまに至りますけどね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>tofubeats - 恋とミサイル feat. UG Noodle</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/r6kj6mSJgR8?si=e-K2HCx62i_0m8k2" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そして、それからいよいよUG Noodleというソロ・ミュージシャンとしての活動が始まるわけですね。</strong></p>

<p>大阪時代にパーマをかけてたんでバイト先で「ラーメン」というあだ名を付けられて、Noodleならアジアっぽいし、ゴリラズのギタリストとも同じ名前だし、いいなと思って名乗るようになりました。これは後付けですが、”noodle”という単語には「頭脳」とか「（ギターで）さりげないフレーズを即興で弾く」とか、いろんな意味があって面白いんです。ラーメンは豚骨が好きです。また話が逸れましたが、大阪時代は自分のパソコンを持っていなかったんですけれども、地元に帰る直前に手に入れて、とにかくスタジオに籠って制作していましたね。曲を書いて、演奏して、録音を重ねて、ひとり10役ぐらいやっていた。いまはDAW上で打ち込んで済ませていますが、ドラムまで叩いていましたから。そうやって、ファースト・アルバム『The Indian Waltz』（13年）を完成させた。だから、ファーストは地元の岩国で作っていて、『Beautiful Dreamers』（22年）にも地元で録音したものがけっこうある。“神戸カリプソ”とかそうですね。あれは神戸に引っ越す前に書いているので。</p>

<p><strong>──当時『The Indian Waltz』はレコード屋さんのコメントか、レーベル側の公式インフォかはわからないのですが、渋谷系みたいにも書かれていました。だけど僕は、坂本慎太郎がゆらゆら帝国を解散したあとに出したソロ作品に通じる密室感があると思って。『幻とのつきあい方』（11年）ですね。</strong></p>

<p>「ブルリバ」で音楽を作り始めた頃に、まさに坂本慎太郎が最初のそのソロ・アルバムを出して。実際、坂本慎太郎の作品は自分にとって大きかったんですけど、そのまま影響を受けてやったらただのパクリになってしまうから、そのエッセンスだけを抽出して自分のスタイルに反映するということを常に考えながら聴いていました。ゆらゆら帝国は聴かず嫌いをしていたけど、『幻とのつきあい方』に入っている“君はそう決めた”という曲は、サウンドやリズムはもちろんのこと、歌詞が突き刺さりましたね。大阪で挫折して、頭もおかしくなってて、大阪駅のトイレのゴミ箱に電話を捨てて逃げるように帰ってきた自分にとっては、救われるような聴取体験でした（笑）。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>UG Noodle</strong>『<strong>The Indian Waltz</strong>』</p>
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<p><strong>君はそう決めた（You Just Decided）／坂本慎太郎（zelone records official）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/t08i_cWdcbM?si=KwxO6PViR4Kt-9Qz" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そこまでの経験があったとは……！</strong></p>

<p>地元ではスーパーの惣菜工場とかで派遣のバイトをして、本当に嫌な目にあったりしていたし、東日本大震災と原発事故もあったし。そんなときにラジオから流れてきたキリンジによるピチカート・ファイヴのカヴァー“陽の当たる大通り”（02年）も、本当に死ぬほど聴きました。『Beautiful Dreamers』の制作には大阪で知り合って以来いまもいっしょに音楽をやっているTakashi Kusudaがサブ・プロデューサー的な役割を果たしていますが、彼から教えてもらったニック・ドレイクやヴァシュティ・バニヤン、チェット・ベイカー、そしてキース・ジャレットの『Melody at Night, with You』（98年）とか、内省的で優しい音楽に目覚めた時期でもありました。彼の影響を受けて初めての海外旅行でインドに行ったりもして。あとは、ひとりで制作するようになったこの時期に初めてはっぴいえんどを聴いたり。</p>

<p><strong>──『Beautiful Dreamers』に入っているチャーミングなリズムボックスが印象的な“アメリカは遠いから”では、インド旅行について歌ってますよね。</strong></p>

<p>細野晴臣の『HOSONOVA』（11年）もよく聴いていましたね。大阪に行ってファンクを聴くようになって音楽のグルーヴにこだわり出したのも重要で。あと、自分のヴォーカルのピッチ補正はある程度しかしないので、耳ざわりがいい歌ではないと思うんです。無理やりトリートメントしてしまうと、肝心の部分が全部なくなってしまうから、たとえばちょっと音程が外れている部分も残している。グルーヴや歌い方の「クセ」へのこだわりは、高校生の頃から好きで聴いていたファレル・ウィリアムスやN.E.R.Dも影響しているのかもしれない。イントロのクセで「ファレルか！」てなりますもんね。ですが、それこそブルース原理主義者たる所以といいますか。だって、DAWでピッチ補正されたブルースなんて聞いたことないですから。もちろん、最新のテクノロジーを採り入れてジャンルをアップデートしていくことが音楽全般において重要な仕事だということは認識しています。でも、その過程で失われてしまうもの――たとえばプレイヤーにとっては「一過性の呼吸」、リスナーにとっては「寛容な耳」とでも言いましょうか――そういうものを取り戻したいという気持ちはあります。そうしたなかで、また先ほど挙げた内省的な音楽からの影響も踏まえて、声やノイズやグルーヴを含めた「クセ」とか「質感」とか「訛り」のようなものこそが、何よりも音楽家のアイデンティティであり、オリジナリティでもあると確信するようになりました。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>細野晴臣</strong>『<strong>HOSONOVA</strong>』</p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/6KnwcBSlk9m1Q5T2GZTOWW?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そう、ヴォーカルに特に顕著ですけど、UG Noodleの音楽はミキシングが面白いですよね。そこまで岩国で音楽制作に打ち込んでいたのに、どうして神戸に？</strong></p>

<p>昔から海外の音楽の歌詞を写したりして英語を習得していって、英語だけはめちゃくちゃ得意だったから、それを仕事に活かせないかと考えて大学に行こうと。それで探していたら、夜間部で大卒と教職免許が取れて、しかも社会人向けの特別入試枠がある公立大学があると知り、これは「渡りに舟」だと。そんなわけで、2014年、24歳の頃に大学に入りました。同じように疲労に満ちた惨憺たる表情を浮かべて、しかし目だけは妙にギラついている社会人たちが夜な夜な集まってきて、授業が終わったらよりいっそう目をギラつかせて帰っていく、という感じでした。</p>

<p><strong>──専門は何でしたか？</strong></p>

<p>いわゆる英米文学ですね。ゼミの先生はアメリカ人で、ビート文学の研究者でした。アメリカのカウンター・カルチャーについてのゼミだったので、ブラック・アーツ・ムーヴメント（アフリカ系アメリカ人の詩人／作家／活動家のアミリ・バラカが牽引し、60年代中盤から70年代中盤まで展開された芸術運動）をテーマに卒業論文を書くことに決めました。音楽と文学の交差に興味があったので、W・E・B・デュボイスからアミリ・バラカ、ザ・ラスト・ポエッツに至る反レイシズムと大衆芸術運動の歴史を自分なりに解釈し、英語で書きました。</p>

<p><strong>──それはとても興味深い。それこそちょっと前に邦訳が出たグレッグ・テイトの著作『フライボーイ2』に所収された「追悼：アミリ・バラカ」でブラック・アーツ・ムーヴメントについて詳述されています。そして、いまは博士課程にいると？</strong></p>

<p>そうですね。博論執筆のために在学期間を延長している状態です。ざっくりと言えば、アミリ・バラカがやった仕事のひとつは、白人の視点から書かれたジャズの歴史をアフリカ系アメリカ人の大衆音楽史として書き直すべく、奴隷制とそこから生まれたブルースへと再接続する作業だった。改名前のリロイ・ジョーンズという名前で書かれた有名な『ブルース・ピープル』（63年）のことです。その仕事は、論理的客観性や歴史学の体系といった西洋アカデミズムの土俵の上で、レイシズムに与しうるジャズの言説に対して戦闘的な態度で抗っていく活動であったように思います。音楽について語るという行為が人種差別的な国家権力に結びついていく過程と、コミュニティに根差した主体的な言語やサウンド、芸術による表現を通じてこれに対抗する文化運動――そうした一連の歴史と力学に興味がある。</p>
</div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Amiri Baraka - Dope</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/qJ89lZDBDR4?si=LrUj4AnGPMLtMcFD" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──グレッグ・テイトは、「“音楽”が“闘争”となるにいたった歴史と、そのことがもつ社会・文化・政治的な意味を理解しようと望む者にとって、リロイ・ジョーンズ名義で書かれた『ブルース・ピープル』（1963）が基本文献なのは間違いない」と書いています。そうしたアミリ・バラカの偉大な仕事をある意味では引き継ごうとしながら、UGくんがいま取り組んでいる研究はなんでしょう？</strong></p>

<p>翻って、現代日本の主流なポピュラー音楽の動向を俯瞰していると、ときどき第二次世界大戦中の体制をいまだどこかに引きずっているように感じることがあります。まだここではっきりと言うことはできませんが、そのことについて自分の問題意識から批判的に捉え直してみる価値はあるように感じています。それでいま、淡谷のり子が歌った「別れのブルース」（37年）を起点にして、アジア・太平洋戦争、第二次世界大戦中の総力戦体制下におけるポピュラー音楽とナショナリズムの関係、その戦後社会への連続性と断絶といったことを中心に研究しています。</p>

<p><strong>──それは重要な仕事ですね。そのように研究者として研究することと、ミュージシャンとして音楽を作ることは本人のなかでどうつながっているのかについても聞きたいです。</strong></p>

<p>研究活動と、みんなで音楽を作ったりレコードを漁ったりパーティを開いて遊んだりする音楽実践は、フィールドが違うだけで本質的に共通する部分がいくつかあると感じています。たとえば、神戸や尼崎にそうした音楽が聴かれていたダンスホールが過去に存在した史実を知ることで、現代に生きる自分が街で行われるパーティに行くときの空間のとらえ方も変わる。街の表情が見えてくる、といった感じです。いまは無きかつての元町高架下商店街、通称「モトコー」で欲しいレコードを探していると、土や泥にまみれたレコードを見ることが何度かありました。同じような汚れ方をしているものをよく見るのでレコード屋のひとに聞いてみると、どうも阪神淡路大震災のときに被災したコレクターの方の遺品なんじゃないか、ということなんです。これは研究ではないのであくまで憶測、というか伝聞ですが、そういうことは十分にあり得ますよね。音楽を求めて歩き、思いがけず、自分の知らない街の埋もれた記憶に触れた時に感じる、現実の質感。そういう歴史の手ざわり、それも有名人ではなくて、自分のようにかつてこの道を通った普通の人の存在の痕跡を求めてのことなのかもしれません。生きていたら仲間になれたかもしれない人だって大勢いたでしょうし。だから、研究のための史料を市内で探すこともよくあります。なんと言ってもモダン国際都市ですからね、神戸は。街で遊ぶことが、近現代の日本文化史ついて研究するための手がかりを探す作業も兼ねている、というか。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/18163130/interview240118-ugnoodle-4.jpg" alt="UG Noodle" width="1280" height="2276" class="alignnone size-full wp-image-458242" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──それこそ昨夜、神戸から元町の方まで歩いて案内してもらいました。</strong></p>

<p>なんでしょうね、資料にあたって前後の歴史的文脈を整理しているなかで生まれてくる仮説もあれば、研究に行き詰まってクラブに行き、夢中になって踊ったり、友だちとしゃべっているあいだに思考が論理的なレベルで整理されることもある。そのうち、資料に当たるということは、クラブで誰かに会って話をするのとあんまり変わらないんじゃないかと思えるようになりました。その成果がいま自分のいる現場に少しでも貢献するようなものであればいいなという願望はありますが、研究活動ではアカデミック・ディシプリンに即した厳密さ・緻密さを心がけています。とはいえ、ひとつのアルバムを構築していく上でも、特にミキシングの段階ではセルフ・ディシプリンに即した厳密さ・緻密さが要求される過程はあり、そうなるとこのふたつの作業には、巨視的に見れば同じような局面があるわけです。「理屈と膏薬は何処へでも付く」と言われそうですが、ともあれ研究活動と音楽実践は、いずれも現時点での問題意識から出発して街あるいは言説空間の中を歩き、さまざまなアイディアを取り込み、新味をひねり出していく行為であるという点で共通しています。取り止めのない話になってしまいましたが、音楽活動と研究活動のいずれも、自分が現在地において創造的な未来を構想するために欠くことのできない重要な作業であると考えています。</p>

<p><strong>──いい話だし、すごくよくわかりますね、言いたいこと。</strong></p>

<p>だから今回のような「歌謡曲と第二次リズム〈永久〉革命」というトーク・セッションとDJのパーティを同時にやるイベント（「軽音楽の夕べ」）を企画していますし、それは表現の次元においてもそうです。というのも、バンドをやっていた頃は何を歌っていいのか悩んでいて、音のリズムの方ばかり考えて、日本語じゃなく英語のフロウでもたせていたんです。日本語の詩では内容をもたせられなかった。初めてのソロ作品『The Indian Waltz』で作詞にこだわり始めて、ようやく思い通りに日本語の詩を書けるようになってきて。その頃から本も読むようになった。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/18163118/interview240118-ugnoodle-1.jpg" alt="UG Noodle" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458239" /></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──セカンド『ポリュフェモス』（20年）の10分をこえるラストの曲は、前半が日本語、後半は英語と歌い分けていますね。</strong></p>

<p>あれには「ブルリバ」で聞こえていた岩国駅前交差点の信号の音が入ってますね（笑）。神戸に引っ越して来てから、トッド・ラングレンやニッキー・ホプキンスといった70年代に名作を残したとされているシンガー・ソングライターを一生懸命聴くようになって。セカンド以降は、そういう音楽を意識しているし、自然と反映されてはいると思いますね。10代の頃は山崎まさよしや斉藤和義も好きでしたし。あとなにより、神戸に来てからレコード屋で働いていたんですけど、そこで知り合ったJAH SOCKや火男といったDJの人らに教えてもらった和モノが、自分がこの街にいて、日本語でどんな詩を書いて、どんな歌を歌うべきかについて大きな示唆を与えてくれた。特に火男のMIXCD『ばらソースMIX』が衝撃的に良かった。歌謡曲の言葉、詩がすごく良くて、信じられない物語を滲ませている。あのMIXを聴いたことも、日本語にこだわって歌うことにハマったきっかけですね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>UG Noodle</strong>『<strong>ポリュフェモス</strong>』</p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/2XNDzeE8tE5hF0QBvjkbmO?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──この約10年でほぼひとりで濃密なソロ・アルバムを3枚作ったわけですよね。</strong></p>

<p>いやあ、ひとりの制作は時間がかかり過ぎるし、宅録は頭がおかしくなるからもうやりたくない（笑）。正直、ブライアン・ウィルソンを乗り越えたいぐらいの気概も持ってやっていましたけど、ひとまずいいかなと。日常生活と折り合いがつかなくなってしまうので。いまはUG Noodle楽団というバンドでライヴをしていますね。みなさん演奏力があるので、コード進行を書いて渡してこんな感じでと伝えれば、できる人たちですし。ジャズ・スタンダードをやるような気軽さで自分の曲を演奏して、歌いたい。その場で集まって、気取った演奏をして、お客さんをひとりでも爆笑させて解散する。いまはそういう音楽との付き合い方が生活への負担が少ないし、楽しいですね。結局、どこにいても行き着くところは同じだということです。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>UG Noodle and his band "Yume no Koibito（My Platonic Sweetheart）" Feb. 26th, 2023</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/BAacDeIbv7Q?si=mU1Ff2PLuXn5ZtzX" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>取材・文／<a href="https://twitter.com/shinfutatsugi" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>二木信</u></a>
編集／船津晃一朗</p>
</div>


<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/18163122/interview240118-ugnoodle-2.jpg" alt="UG Noodle" width="1280" height="1279" class="alignnone size-full wp-image-458240" /></div>

<p class="text">UG Noodle
Title：BEAUTIFUL DREAMERS
Label：RCSLUM
Release：2022.12.24</p>

<p class="text">1. Bong Stuck（Prod. Takashi Kusuda）
2. Stop Speaking（Prod. Takashi Kusuda）
3. Beautiful Dreamers
4. Quarantine
5. 出口のない朝
6. アメリカは遠いから
7. あの頃メリー・ジェーンと
8. 神戸カリプソ
9. Night Cruising（Prod. Takashi Kusuda）
10. Good Fellows
11. The Night Is Still Young
12. Heaven?
13. Beautiful Dreamers（Reprise）
</p>

<p class="text">CREDIT：
Vocals：UG Noodle
Instruments：UG Noodle except #1, #2, #9 by Takashi Kusuda, #6 by UG Noodle and Takashi Kusuda
Recording：UG Noodle except #1, #2, #6, #9 by UG Noodle and Takashi Kusuda
Mixing：UG Noodle
Mastering：Takanome</p>

<a href="https://lnk.to/UGNoodle_BD" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">配信リンク</a><a href="https://linktr.ee/iamugnoodle" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">UG Noodle</a>

</div>

<a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">good friends, hard times</a>
<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<title>小さくユニークなヴェニューから広がるコミュニティ──〈SUB store〉について</title>
		<link>https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/substore/454632/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/substore/454632/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 08 Dec 2023 12:00:14 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[二木信]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=454632</guid>
<![CDATA[<summary><p>音楽ライターの二木信が、この困難な時代（Hard Times）をたくましく、しなやかに生きる人物や友人たち（Good Friends）を紹介していく連載「good friends, hard times」。第7回目にご紹介するのは東京・高円寺にあるヴェニュー「SUB store」。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123331/column231203-substore-9.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="SUB store" decoding="async" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>音楽ライターの二木信が、この困難な時代（Hard Times）をたくましく、しなやかに生きる人物や友人たち（Good Friends）を紹介していく連載「<u><a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">good friends, hard times</a></u>」。国内のヒップホップに軸足を置きながら執筆活動を展開してきた二木が、主にその世界やその周辺の音楽文化、はたまたそれ以外の世界で活躍、躍動、奔走するプレイヤー（ラッパー／ビートメイカー／DJ）、A&Rやプロデューサーなど様々な人物を通じて音楽のいまと、いまの時代をサヴァイヴするヒントを探ります。</p>

<p>第7回目にご紹介するのは東京・高円寺にあるヴェニュー「<strong>SUB store</strong>」。（Qetic編集部）</p>
</div>


<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>東京・高円寺にある「<a href="https://substore.jimdofree.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u><strong>SUB store</strong></u></a>」という一風変わったヴェニューを紹介したい。場所は高円寺北口の中通り商店街の餃子の王将を左に曲がり路地を数十メートルほど歩いて左手のビルの２階。インドネシア料理屋、コーヒーやお酒も楽しめて、週末を中心にライヴやDJを中心としたパーティも行われている。店内を見渡すと、私物の音楽本やミュージシャンの自伝、ジェイムズ・ブラウンのフィギュア、マルコム・Xの演説を用いたエレクトロの名曲“NO SELL OUT”のステッカー、ガールズのサイン入りのファースト『アルバム』やビヨーク『ユートピア』のレコード・ジャケットも飾られている。DJやお店の常連客のレコードの委託販売も行っていて、アフリカ音楽を始めとするワールド・ミュージックやパンク、シティ・ポップなどジャンルも幅広い。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03122446/column231203-substore-11.jpg" alt="SUB store" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-457354" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>お店を切り盛りするのはインドネシア出身のアンディと久実さん夫妻。そもそも「SUB store」はどのようにできたのだろうか。ロックやパンク、ハードコアやスケートが大好きだったアンディは東京各地のライヴ・ハウスやレコード屋を渡り歩くなかで、音楽やサブカルチャーが根付く高円寺の魅力に引かれて、2014年に当地への引っ越しを決意する。高円寺にまったく縁のなかった久実さんは「アンディにこの町の面白さを教えてもらいましたね」と語る。そして引っ越し後にお店をやろうと思い立ち、ふたりで仕事を辞め、2016年3月に「SUB store」をオープン。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03122609/column231203-substore-3.jpg" alt="SUB store" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-457356" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03122603/column231203-substore-2.jpg" alt="SUB store" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-457355" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>中野、阿佐ヶ谷、下北沢でも物件を探したというが、最終的に高円寺に決めた理由は何だったのか。「高円寺の小さい駅のサイズも良かったし、雨でも駅から濡れないで歩いて来られる高架下に近い物件が見つかったのもありますね。あと家賃が安かった。最初は隣がヤクザの事務所でしたけど、まあ大丈夫でしたよ（笑）」とアンディ。</p>

<p>店名は、アメリカのシアトルのインディ・レーベル〈SUB POP〉に由来。レーベルの大ファンだったアンディと彼の弟が名前を決めた。お店のロゴもオマージュだ。「だけど、ロゴのフォントもデザインも違うからコピーじゃなくてインスパイアですね」と元々グラフィック・デザイナーが本職の彼は言う。〈SUB POP〉のTwitterアカウントに「大ファンなのでインスパイアされた」という旨のDMを送ったところアンサーが返ってきたという。「ぜんぜん怒られることもなくて。むしろTwitterでフォロー・バックしてくれてちょっと応援してくれている感じですね」と久実さん。</p>

<p>small、unique、bookという頭文字から成る「SUB」にはお店のコンセプトが込められている。「お店は小さくて、ユニークでありたくて、しかも本が大好きだからです」とアンディが簡潔に説明してくる。HPには次のように記してある。「幅広い年齢の方々がサブストアで新しいアイデアや文化に出会ったり、お互いに情報交換することで世界のアートや音楽、文化の新しい面に触れていただければ嬉しいと思います」。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03122707/column231203-substore-5-1.jpg" alt="SUB store" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-457358" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>じつは高円寺の店舗は4号店。2014年にアンディが出資、彼がレコードやCD、音楽グッズのバイヤーの役割を担い、弟夫婦がジャカルタに1号店を設立した。翌2015年初頭にバンドゥンに2号店、同年の後半にバリに3号店を開き、さらに2019年にはジョグジャカルタに5号店をオープンした。もちろん現地にはそれぞれビジネス・パートナーがいる。現在は、バリ、高円寺、ジョグジャカルタが開業中で、バンドゥンのお店も再開する予定だ。</p>

<p>当初、高円寺の「SUB store」では絵や作品の展示会などは念頭にあったものの、ライヴやDJのパーティまでは想定しておらず、いまあるDJ機材や大きなスピーカーもなかった。久実さんは最初、コーヒーがメインのお店と考えていたそうで、料理のメニューも最初は3種類程度だった。本格的に料理を提供したり、お酒を作ったりする飲食業そのものが初めてのふたりは手探りでお店の営業を模索してきた。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03122750/column231203-substore-7.jpg" alt="SUB store" width="1779" height="1186" class="alignnone size-full wp-image-457359" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「お客さんからインドネシア料理をもっと増やしたほうがいいよとアドバイスをもらってちょっとずつ頑張って増やして行ったり。DJイヴェントをやるようになったのもお客さんが勧めてくれたからですね。お店が盛り上がるよって」（久実）。</p>

<p>「最初にDJイヴェントをやってくれたのは大槻洋治さんという方です。アフリカン・ミュージックのレコードのコレクターで、ワールド・ミュージックのパーティをやってくれました」（アンディ）。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123621/column231203-substore-12.jpg" alt="SUB store" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-457368" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123617/column231203-substore-13.jpg" alt="SUB store" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-457367" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123453/column231203-substore-14.jpg" alt="SUB store" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-457366" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123449/column231203-substore-15.jpg" alt="SUB store" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-457365" /><figcaption>※記事の筆者、二木信</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>大槻さんは西アフリカのマリで学んだアフリカン・スタイルのギターを弾くミュージシャンで、Youzy名義で主に60、70年代の西アフリカのレアなレコード等をプレイする。店内では大槻さん所有のレコードも売られている。</p>

<p>「だから、お客さんに助けられながら営業してきた感じです。そう、のでぃさんもオープン当初に来店してくれたひとりです」（久実）</p>

<p>のでぃとは、高円寺を拠点に活動する、知る人ぞ知るサイケデリック・ロック・バンド「ねたのよい」のヴォーカル／ギターで、サイケデリック・ロックを地で行く風貌とヒッピー・ファッションからいちど会ったら忘れられない高円寺アンダーグラウンドの重要人物だ。</p>

<p>ある日アンディがオープン時間の昼12時ぐらいに、イサーン音楽／モーラムをかけながら階段を掃除していると、ワインを瓶でラッパ飲みしながらタバコを喫って店の前に佇んでいるタトゥーの目立つ男がいた。それが、のでぃだった。</p>

<p>「私が恐る恐る『Nice to meet you…』と話しかけると、『良い音楽かけてるね。俺もタイの音楽が大好きだから明日レコードを持って店に来るよ』と言われて。でも、タンクトップですごいタトゥーも見えているし最初は怖いじゃないですか。隣はヤクザの事務所だし、タトゥーの人は来るし、『高円寺はプロブレムだらけだ！』って思いましたね（笑）」とアンディが冗談めかして言う。</p>

<p>翌日、実際にのでぃが大量に持って来たタイの音楽の7インチはすべてオリジナル盤の貴重なレコードだったという。そうして意気投合したふたりはRADIO SAWADEE（ラジオ・サワディ）というDJユニットを組むに至る。そして、2021年に立ち上げた「SUB store」の音楽レーベル部門〈SUB Records〉の第一弾としてリリースしたのが、ねたのよいのファースト・アルバム『月桃荘』（06年）のLP盤だった。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>ねたのよい（NETANOYOI）- 月桃荘</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/_Dl4HiOHcvU?si=WUrQVZKcxZaolNFO" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>こうした「SUB store」の交流のネットワークは高円寺ローカル、東京、日本、インドネシアだけに限定されない。</p>

<p>「フェスや大きなライヴで来日した海外アーティストから、うちのお店ぐらいの狭い場所でファンと近い距離でインティメイト・ライヴ（親密なライヴ）をやりたいという連絡がいっぱい来るようになって。英語が通じるのも大きかったでしょうし、サブカルチャーが根付いた高円寺というネーム・ヴァリューが世界に広がっているのを感じました」（久実）。</p>

<p>これまでに、アメリカのロック・バンド、!!!（Chk Chk Chk）の元メンバーのアラン・ウィルソンがYolo Biafra名義でDJしたほか、UKのジャズ・ファンクのグループ、インコグニートのリード・ギタリスト、フランシスコ・サレス、あるいはフィンランドのシンセ・ポップを奏でるヤーコ・エイノ・カレヴィというアーティストなどがライヴを行っている。ちなみに、ビョークが2022年に発表したアルバム『フォソーラ』への参加で注目を集め、今年9月の来日ツアーも話題となったインドネシアのエレクトロニック・ミュージックのユニット、ガバ・モーダス・オペランディは、アンディの友人でもある。「彼らが急に有名になってびっくりした。すごいね」と笑う。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Gabber Modus Operandi（LIVE）｜HÖR - Jun 20／2023</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/IHmiXQsb_yY?si=pHB-zzCZW-zJZZI6" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「SUB store」のお店の雰囲気は開放的で、久実さんとアンディはとてもフレンドリーで、音楽やアートのジャンルも幅広く、そのネットワークも豊かだ。しかしとうぜん、「何でもあり」というスタンスで営業しているわけではない。そこには理念がある。</p>

<p>「大事にしているのは金儲けだけのためのビジネスはやらないことです。資本主義はやっぱり嫌いだから」と久実さんがきっぱりと言う。「例えば、うちで展示をやる場合は1週間5千円か8千円という安めの値段に設定していますけど、良い作品であることは前提です。たとえば、台湾や中国の友達もいるし、中国と台湾の国同士の対立の問題で友だちが困っていればできる限りのサポートはしたい。自分たちだけ良ければ良いというビジネスはしたくないですね。社会にもちゃんと貢献できるソーシャル・エンタープライズをやっていきたい」。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123144/column231203-substore-16.jpg" alt="SUB store" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-457360" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>アンディが付け加える。「レコードもできるだけ安く売りたい。高くても2千円台、できれば千円か七百円ぐらいで売るのが理想。それでは利益がなかなか生まれないけれど、その方がお客さんも私もレコードもハッピーですよね。物を高く売るより、お店を通してコミュニティを作ることの方が大事です」</p>

<p>ライターやタレントとしても活躍するマシュー・チョジックが高円寺のカルチャーとこの土地のフッド感覚とノスタルジックな魅力を紹介する動画で水先案内人になっているのがアンディだ。また、『バンドやめようぜ! ──あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記』（ele-king books）の著者、イアン・F・マーティンも〈SUB store〉をたまに訪れるという。そのイアンは2019年9月におこなわれた高円寺の再開発反対のサウンド・デモのレポート（<a href="https://www.ele-king.net/columns/007332/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>https://www.ele-king.net/columns/007332/</u></a>）を書き残している。そして、店内には2022年5月の同様のアクションを報じた『THE JAPAN TIMES』の切り抜きが貼られている。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123250/column231203-substore-8.jpg" alt="SUB store" width="1761" height="1174" class="alignnone size-full wp-image-457361" /></div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>NHK World - Koenji：A Nostalgic Neighborhood.</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/JYQv6n-Y_g8?si=g99GGnTTbdDvuFAP" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>高円寺北口にある庚申通りには、「SUB store」と縁の深い、ポスト・パンクやポスト・ロック、実験音楽や電子音楽、中国のアンダーグラウンドの作品などを置くレコード店〈<a href="https://uptown-records.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>UPTOWN RECORDS</u></a>〉がある。2011年にサンフランシスコ出身のサッコ（SACCO）と上海出身のソフィア（Sophia）が上海にオープン、2020年に高円寺に新店舗ができた。当初はふたりで来日して開店する予定だったが、中国がコロナでロックダウン（都市封鎖）したためにソフィアが出国できず、サッコは見知らぬ土地にひとりで来日してお店を始めた。〈UPTOWN RECORDS〉はレコードを売るだけでなく、「SUB store」同様にお酒を提供したりDJのパーティも開いたりするため、コロナでとうぜん営業も打撃を受けた。そこで、不慣れな環境で苦労していたサッコをさまざまな面からフォローしたのが「SUB store」のふたりだった。</p>

<p>「コロナで外に出られないことで私は高円寺の人たちとより仲良くなれた気がしますね。お互い助け合わないといけなかったし、それで仲が深まった感じがします。高円寺はちょっと村っぽいというか、助け合いで成り立っている町だと思う。もちろんいろんな人たちがいますけど、自分たちの周りはそうですね。やりたいことをやっていれば、必ずそれを好きな人とつながっていくし、そこから何かが広がっていく。自分にとってはそういう町です」（久実）</p>

<p>「SUB store」という一風変わったヴェニューは、音楽／文化的に一見マニアックなように見えて、じつは敷居が低く、入りやすい。それは、何をおいても、できるかぎりフォローし合いながら生きていくというごく真っ当な生活者意識がナチュラルに漂っているからだろう。いちど足を踏み入れたら予測不能な展開必至だ。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123351/column231203-substore-1.jpg" alt="SUB store" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-457364" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123327/column231203-substore-6.jpg" alt="SUB store" width="1779" height="1186" class="alignnone size-full wp-image-457362" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/03123331/column231203-substore-9.jpg" alt="SUB store" width="1761" height="1174" class="alignnone size-full wp-image-457363" /></div>


<div class="text-box right fade-up">
<p>取材・文／<u><a href="https://twitter.com/shinfutatsugi" rel="noopener noreferrer" target="_blank">二木信</a></u>
編集・撮影／船津晃一朗</p>
</div>


<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<p class="name">SUB store</p>
<p class="text">〒 166-0002 東京都杉並区高円寺北3-1-12宮應北ビル2階
OPENING HOURS
WED - SUN from 5PM - 11PM
Monday & Tuesday is Holiday</p>

<a href="https://substore.jimdofree.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">HP</a><a href="https://www.instagram.com/substore.tokyo/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">SUB store Instagram</a><a href="https://www.facebook.com/substore.tokyo01" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">SUB store Facebook</a>

</div>


<a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">good friends, hard times</a>



<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>ラフにタフに鳴らすヒップホップ──BES＆GRADIS NICE、インタヴュー</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/bes-gradisnice/455955/</link>
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		<pubDate>Thu, 05 Oct 2023 10:00:56 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[二木信]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>日本においてヒップホップが一過性の流行やブーム、消費される商品だけにならないのは、BESやGRADIS NIC…</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05131332/interview231005-bes-gradisnice-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="BES＆GRADIS NICE" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>日本においてヒップホップが一過性の流行やブーム、消費される商品だけにならないのは、<strong>BES</strong>や<strong>GRADIS NICE</strong>のようなプレイヤーが創意工夫を忘れずに音楽を作り続けているからだろう。したがって、1978年生まれの東京のラッパー・BESと、昨年、10年間を過ごしたNYから帰国した1984年生まれのビートメイカー・GRADIS NICEの共作『<strong>STANCE</strong>』は“ブームバップ”と説明されてしまうのかもしれないが、そうした分類は本質的な話ではない。</p>

<p>そもそも、客演のラッパー、5lackがライムを連射する“RAP ATTACK”の俊敏なキックとスネアのコンビネーション、酒を主題にした“WATAS POOL”のパーカッションのように細かく刻まれるハイハットとスネア、あるいは、街角に立ち商売したかつての経験を事細かにつづる“CORNERS”のリズムの細分化やビートの配置は巧妙で、そう簡単に分類できるものではない。</p>

<p>「街の動きに合わせるつもりはない／時代遅れか？／まあしょうがない／俺に出来る事を探すのみ」（“LIKE THIS”）。BESは決意と諦念を往復するそんな詩を歌うが、流行のモードが常に音楽的に斬新とは限らない。それもまたひとつの真実だと確認した上で本作に向き合うと面白い発見があるはずだ。</p>

<p>インタヴューは約1時間、レーベル〈<strong>WDsounds</strong>〉のLil Mercyも同席して、2人がかつて同じ時間を過ごした東京・池袋のクラブ、BED付近の喫茶店で行った。『STANCE』については無論、GRADIS NICEのNYでの経験や、BESのラップ・スタイルの構築の話は非常に興味深かった。BESによる、ヒップホップとレゲエの融合とBusta Rhymes、The RootsやCommonなどのコンシャス・ラップについての言及は、本人のラッパーとしての進化ともシンクロしている。ともあれ、まずは2人の出会いの話からだ。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：
BES&GRADIS NICE</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124420/interview231005-bes-gradisnice-3.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-455997" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124425/interview231005-bes-gradisnice-4.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-455998" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──お2人の出会いは？</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　たぶんBED（池袋にあったクラブ）の＜セクソ（THE SEXORCIST）＞（00年代後半からBEDで行われていた東京のヒップホップの伝説的なパーティ）のときですよね？</p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　たしか＜THE SEXORCIST＞っていうパーティ名が決まる前ぐらいだったと思います。</p>

<p><strong>BES</strong>　じゃあ、だいたい15年前ぐらいですね。＜セクソ＞の黄色いフライヤーに出演者の名前がブワーーーッて載っていて、フロアにも出演者しかいないころを思い出します。</p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　そうですね。でも、そんなにしゃべってはいなかったです。</p>

<p><strong>BES</strong>　俺も人とあんまり話すほうではないんで。GRADISくんが出ているビート・バトルにも遊びに行っていました。</p>

<p><strong>──GRADISさんは、K-MOON Xの名義で、GOLDFINGERS KITCHEN（ゴールドフィンガーズ・キッチン）に2008、9、10年と出場していますね。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　だから、付き合いは古いし、ビートを提供してもらったことは何度もありますけど、2人で1枚のアルバムを作るのは初めてです。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124447/interview231005-bes-gradisnice-7.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-456001" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──どういう流れで作ることになりましたか？</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　最初EPを出したくてMercyくんに相談していて。「じゃあ、〈WDsounds〉でやりましょう」と言われ、「じゃあ、お願いします」って（笑）。</p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　僕はMercyくんに「誰とやりたい？」って訊かれて、「BESくん！」と即答しました。</p>

<p><strong>Lil Mercy</strong>　それでGRADIS NICEがBESくんにビートを送ってくれて、BESくんとビートを決めて行ったんですよね。制作過程で新しいビートも聴きたいって連絡して完成へと向かって行きました。</p>

<p><strong>──GRADISさんはなぜ今回BESさんとやりたかったんですか？</strong></p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　BESくんはリズムもすごいしリリカルじゃないですか。ラップを聴けば、ラップをめちゃ研究しているのがわかる。</p>

<p><strong>BES</strong>　あざす。若いときは韻の数とかも数えていましたから。２小節のなかに3つの母音を散りばめて韻を踏んでパンチラインをたくさん作ったり。例えば、Big Pun x Fat Joe“Twinz（Deep Cover 98）”のBig Punの畳みかけるラップがあるじゃないですか。ああいうのもやりたかった。ZeebraさんとREC（録音）したときにその狙いがバレたっすね。スタジオでレコーディングの準備をしていたら、「あれだろ、Big PunとFat Joeのあの曲の感じをやりたいんでしょ？」って言われて。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Big Pun x Fat Joe - Twinz（Deep Cover 98）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/xxX7U-sVDSs?si=C8fS_BbDWlpSUjBn" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

<p><strong>ZEEBRA - Back Stage Boogie feat.Bes,565&Uzi</strong></p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/7w36Fc0FOvFwsxVe1ttaPD?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>GRADIS NICE</strong>　僕はSWANKY SWIPE『Bunks Marmalade』（2006）で日本語のラップをちゃんと聴くようになったかもしれない。なぜなら全部がグルーヴィーだったから。また、当時も今もKRUSHさんのドラムのグルーヴや鳴らし方は普通の日本人とは思えないですね。僕らが作っている音楽は雰囲気が重要だと思います。キックの音が丸いとか、そういう音ひとつひとつの質感が大事。そういう個性のある質感を持っているビートメイカーがすごいと思います。</p>

<p><strong>──GRADIS NICEさんは1999年ころにDJとしてキャリアをスタートして、2002年に大阪でCoe-La-Canthというグループを結成、00年代中盤以降はヒューマン・ビート・ボックスのグループ、INCREDIBLE BEATBOX BANDとして国境を超えて活躍されます。その後、NYに移住して、2022年に帰国しました。NYへ行ったのは、やはり本場の環境で音楽をやりたかったからですか？</strong></p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　それが大きいですね。10年ぐらいいました。行った当初は金がなくて半分ホームレスみたいな生活していましたけど、基本は金を稼いで、家で音楽を作って、ビート・バトルに出る。そういうサイクルで生活していました。</p>

<p><strong>──どこに住んでいましたか？</strong></p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　ハーレムやクイーンズにも住んでいましたけど、一番長いのはブルックリンのフラットブッシュでした。</p>

<p><strong>BES</strong>　フラットブッシュだったんですか！</p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　ジャマイカ系のコミュニティなのでレゲエがめっちゃ流れていました。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124454/interview231005-bes-gradisnice-8.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-456002" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124501/interview231005-bes-gradisnice-9.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-456003" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──NYでの印象的な出来事はありましたか？</strong></p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　向こうのビート・バトルで優勝したことですね。審査員はSki BeatzとGhostface Killahでした。それがきっかけで、Ghostfaceのマネージャーと知り合って「ビートを送って来い」と言われて、僕のビートでGhostfaceがヴァースをレコーディングしたらしいんですけど、実際にリリースされるかはわからないです。</p>

<p><strong>BES</strong>　アメリカのラッパーは、アンリリースドでアルバム何枚分とかある人もいますよね。</p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　そうです。何百曲も作ってアルバムの完成度を高めていくんですよ。いずれにせよ、僕が知るアメリカのヒップホップはすべては実力勝負ですね。Instagramのフォロワーが2人だろうが、ビートがヤバいかどうかで判断される。</p>

<p><strong>──BESさんはNYに行ったことはありますか？</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　1回だけ、1998年に1ヵ月ぐらい行きました。クイーンズやブルックリンに行きましたね。ブルックリンの奥の方まで行ったら、スミフン（Smif-N-Wessun）“Wrekonize remix”のMVみたいな風景で高いビルが1個もなかった。街中のマックのブレイズの兄ちゃんがストッキング被ってるし、道端のおっさんに「わあぁ！」って驚かされたり、傷のある上半身の裸のヤツに「カモーン！」って声かけられたり、まあそういう体験でした。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>"SKILLS" Vol.2 GRADIS NICE｜Beat Making</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/l9EyGiu9ewM?si=1NCARWgsTg8klUui" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

<p><strong>Smif-N-Wessun - Wrekonize</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/9fzt4Mt8DmU?si=0cbOYRWvYGH3qf5P" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──BESさんはNYのヒップホップにどんな影響を受けてきましたか？</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　最初聴いていたNYのヒップホップはSHOW & AG、Mobb Deep、ビギー（The Notorious B.I.G.）とかだと思う。その後、Cypress HillやGoodie Mobを聴いて手探りだった時期に、SWANKY SWIPEのEISHIN（ビートメイカー）がWu-Tang ClanやMETHOD MAN『TICAL』を聴かせてくれて、NYに戻してくれて、それからはNYのヒップホップばかり聴いてましたね。ウータンのマークが入っているレコードは一時期全部買っていて。それで失敗もしました。「これはさすがに聴けねえな」っていう内容のものもありましたよ（笑）。</p>

<p><strong>──具体的にラップのフロウで影響を受けたりした人はいますか？</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　すごく簡単に説明すると、レゲエのリズムを日本語に応用したかったんです。だから、Busta Rhyme（ブルックリン／イースト・フラットブッシュ出身）は神様だと思います。だって、“Dangerous”とかヒップホップって言ってるけど、レゲエじゃないですか。最初はサラっとしていてほしいですけど、耳にベタ～とこびりつくようなだみ声だったり、煙たいかんじだったりが好きですね。そういうのにすごい影響を受けましたね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Busta Rhymes – Dangerous</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/4b6P12eiLpo?si=YY3QHgCMhmgGEVCt" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ele-kingの仙人掌との対談（<a href="https://www.ele-king.net/interviews/005642/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.ele-king.net/interviews/005642/</a>）でもヒップホップとレゲエの融合の話はしてくれましたね。</strong>

<p><strong>BES</strong>　自分のラップのスタイルを作って行く初期の実験段階ではいろいろ試しましたよ。レコード屋で新譜を買ってきて、DJがインストをジャグリング（2枚使い）して、ONE WAY（一つのビート／トラックで複数の人が歌い、ラップすること）でテープを作ったり。ルーツ・レゲエのテープを買って聴いて、ヒップホップのフックで使われているレゲエの曲を学んだり。Amigo Gunshot Crewさんたちが出ているようなレゲエのイベントにも行きましたね。</p>

<p><strong>──そういう基盤があってラップしてきたBESさんですが、特に本作『STANCE』に関してはどういう意識でビートにアプローチしようと考えて制作されましたか？</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　いまは当然SCARSの『THE ALBUM』（2006年）のときみたいな生活をしているわけじゃないですから。だから、いちばんは、これまでの人生で得たもの、失ったもの、気づいたこと、そしていまの生活と希望を、もらったビートでいかに歌うかですよね。本当の話です。酒について歌った“WATAS POOL”も実話ですよ。酒もあんまり飲み過ぎると死ぬぞ、という警告をギャグも込めて歌っている。“WATAS POOL”を聴いた人から変な噂が流れたのか、森田（貴宏）さん（FESN代表）から「お前、いまアル中なの？」って言われて、「いやいやいや、昔の話ですよ（笑）」って。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>BES x GRADIS NICE "WATAS POOL"</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/-zzvecsc1ac?si=NjXy90bduifhXb6U" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──昔の出来事をいま曲にして多くの人が聴くと、そういう誤解も生まれるんですね（笑）。あの曲は昔の経験をいま曲にしているわけですよね。“CORNERS”もまさにそういう過去の経験の話です。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　あれも実話です。これはすぐに書けました。中で書き溜めたリリックもここには入っているので。ここでやりたかったのは、The Loxのような感じじゃなくて、The Rootsのような視点でコーナーについて歌いたかったんです。俺はバリバリのギャングスタじゃないから、事実ではあるけど、客観的な視点を含めて書いて歌いたかった。</p>

<p><strong>──俯瞰した視点を入れるということですね。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　そうです。でも。ある方からは「お前はドラッグについて歌うといちばんいいな」って言われちゃったりして（笑）。「ドラッグ芸人だ」みたいな。</p>

<p><strong>──なるほど……。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　ははははは（笑）。たしかに、当時やっていた仕事をこれほど事細かにラップしたのは“CORNERS”が初めてです。「スニッチャー実刑からむと口を開く」って歌っていますけど、本当にいろいろありましたし、よく当時あんな仕事をしていたなという思いを込めて書きました。ただ、それだけではなくて。例えば、バリバリのギャングスタは「KEEP IT REAL」が信条だから絶対弱いところは見せないじゃないですか。でも、そういうラップじゃなくて、弱いところも、ダメなところも、上手く行かないところも見せてラップすることで違う表現をできるラッパーに変わって行くわけじゃないですか。それがやりたかったですね。そこには人生の教訓も入っていますし。例えば、Commonが耳の聞こえない女の子に紙芝居をみせて、想いを伝えるMVがあるんですけど、ああいうイメージもありました。</p>

<p><strong>──なるほど。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　頭のなかにいままで自分がやってきたことと、それにたいしての向き合い方の変化が潜在的にあって、そういうのが表現されているんでしょうね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Common - Come Close（Official Music Video）ft. Mary J. Blige</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/dbbRrNHJ4Lg?si=gU4T2oYQqn9AuWmK" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──BESさんは近年、本当に精力的にラップをして、作品を残して行っていますよね。ハングリー精神を感じるというか常に挑戦している印象があります。BIMやMETA FLOWERといった若いラッパーとも制作していますし。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　ラップはいつできなくなるかわからないし、できるうちにやっておこうという気持ちはあります。元々は、好きで始めたラップと音楽で食って行ければいいと思っていましたけど、いまは続ける限りは続けていく。そういう気持ちです。だから、いまでもラップの仕事が来るとテンションが上がります。頑張ろうって。最近はできるだけ表現が似ていても、言葉が被らないようにしようとか、違う書き方をしようとか、そういうことを考えていますね。だから最近本でも読もうかなと思っています。中にいるときに、たくさんもらったので。</p>
</div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Meta Flower feat. BES "FLOW"</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/cH3UBZJSRSY?si=Vk6fShSQx_Pe-3lm" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

<p><strong>BES "Make so happy" feat. BIM</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/9wDDIRhsaFs?si=eikUJ-c0c0R4chFL" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──5lackとやっている“RAP ATTACK”は本作のなかでいちばんアグレッシヴな曲です。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　この発案はMercyくんですね。ラップをガンガンはめて、高め合って行く感じの曲にしようと。</p>

<p><strong>Lil Mercy</strong>　この2人がやるのであれば、とにかくラップの曲が聴きたいというシンプルな理由ですね。このビートであれば、そういうラップが乗れば完璧な曲ができると思ったので。</p>

<p><strong>──5lackのヴァースはいくつか録ったラップを重ねて繋ぎ合わせているようでさり気なく斬新かなと思ったのですが。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　うん、何本か録ってますよね。こういうアプローチする人は珍しいです。</p>

<p><strong>GRADIS NICE</strong>　新しかったですね。</p>

<p><strong>Lil Mercy</strong>　あと曲順に関しては、俺も意見を言わせてもらって、その意見も反映させてもらった感じですね。</p>

<p><strong>──2分半ぐらいある“OUTRO”ではいろんな人たちのネーム・ドロップをしていくのが印象的でした。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　昔はけっこうありましたよね。SEEDAの『花と雨』の最後もラップが入りつつ、ビガップもしていくアウトロじゃないですか。そういうヒップホップのアルバムの最後っていまあるようでないし、やる人ってあまりいないじゃないですか。Mercyくんの名前を3回ぐらい言ってますからね。</p>

<p><strong>一同</strong>　ははははは。</p>

<p><strong>──そして、最後はやはりIKB（池袋BED）で締めています。</strong></p>

<p><strong>BES</strong>　俺はあそこで出会った人たちとともに培ってきたものでいろいろできて広がっていまここにいますから。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05125631/interview231005-bes-gradisnice-10-1.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-456010" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124513/interview231005-bes-gradisnice-11.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-456005" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124518/interview231005-bes-gradisnice-12.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-456006" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05124523/interview231005-bes-gradisnice-13.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-456007" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>取材・文／<a href="https://twitter.com/shinfutatsugi" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>二木信</u></a>
撮影／<a href="https://www.instagram.com/banri_diaspora/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Banri Kobayashi</u></a></p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">BES＆GRADIS NICE
『STANCE』</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05123339/interview231005-bes-gradisnice-2-1.jpg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-455996" /></div>

<p class="text">BES＆GRADIS NICE
2023.05.31（水）
WDsounds</p>

<p class="text">1. CLIMBING
2. RAP ATTACK feat. 5LACK
3. INTERLUDE 1
4. WATAS POOL
5. LIKE THIS
6. INTERLUDE 2
7. CORNERS
8. INTERLUDE 3
9. STANCE
10. INTERLUDE 4
11. OUTRO</p>

<p class="text">ALL LYRICS：BES（except TRACK 2 BES & 5LACK）
ALL BEATS：GRADIS NICE
TRACK 5, 7, 9, 11 MIXED BY MET as MTHA2
TRACK 2, 4 MIXED BY NAOYA TOKUNOU
TRACK 3, 6, 8, 10 MIXED BY GRADIS NICE
ALL MASTERED BY NAOYA TOKUNOU
RAP RECORDED BY DOPEY AT SMILE OFFICE（except track 1 Nasoundra Palace Studio）</p>

<p class="text">ALBUM LOGO & LAYOUT DESIGN：show5（WANDERMAN TOKYO）
FRONT&BACK ILLUSTRATION：JELLY FLASH
PHOTOGRAPH：TEPPEI HORI</p>

<p class="text">LABEL／PROJECT MANAGEMENT：WDsounds</p>

<a href="https://linkco.re/GtzEGRM7" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">配信はこちら</a><a href="https://swankyswipestore.stores.jp/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">SWANKY SWIPE STORE</a>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">BES&GRADIS NICE “STANCE” IN TOKYO at 渋谷WWWX</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/05123257/interview231005-bes-gradisnice-1.jpeg" alt="BES＆GRADIS NICE" width="1920" height="1363" class="alignnone size-full wp-image-455994" /></div>

<p class="text">2023.10.06（金）
at WWW X
OPEN 19:00／LIVE START 20:00
ADV ¥3,500／DOOR ¥4,000
チケット発売中：<a href="https://eplus.jp/sf/detail/3932460001-P0030001" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://eplus.jp/sf/detail/3932460001-P0030001</a></p>

<p class="text">LIVE
BES&GRADIS NICE
TWICE AS NICE（GRADIS NICE & DJ SCRATCH NICE）
LIVE GUEST ARTISTS：B.B.THE K.O, B.D., BIM, ISSUGI, PAX, 仙人掌</p>

<p class="text">DJ
HOLIDAY
MASS-HOLE feat. BOMB WALKER</p>

<p class="text">PA
NAOYA TOKUNOU</p>

<p class="text"><strong>BES&GRADIS NICE“STANCE”TOURスケジュール </strong>
8.25 山形SANDINISTA
8.26 盛岡SIXTH
9.9 富山JUNGAL
10.6 渋谷WWWX
10.7 高崎
11.4 大阪TRIANGLE
12.1 広島
12.2 山口
12.10 名古屋</p>

<a href="https://www-shibuya.jp/schedule/017094.php" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

</div>





<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>Makaya McCravenの来日公演が決定｜現代ジャズ屈指のビート・サイエンティストがブルーノート東京に登場</title>
		<link>https://qetic.jp/music/makayamaccraven-230127/445428/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/makayamaccraven-230127/445428/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 27 Jan 2023 09:00:42 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>マカヤ・マクレイヴン（Makaya McCraven）による待望の来日公演が決定。4月11日(火)から13日(木)までブルーノート東京にて開催される。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="811" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/27105955/music230127-makayamaccraven1-1920x1081.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="マカヤ・マクレイヴン（Makaya McCraven）" decoding="async" /></figure><p><strong>マカヤ・マクレイヴン（Makaya McCraven）</strong>による待望の来日公演が決定。4月11日（火）から13日（木）までブルーノート東京にて開催される。</p>

<h3>マカヤ・マクレイヴンがブルーノート東京に登場</h3>

<p>昨年リリースされた最新アルバム『<strong>In These Times</strong>』がニューヨーク・タイムズ、ピッチフォーク、ミュージック・マガジン、ele-kingなど国内外のメディアで年間ベストアルバムに取り上げられた、現代ジャズ屈指のドラマー／コンポーザー／プロデューサーのマカヤ・マクレイヴン。圧巻のビート・パフォーマンスで観客を虜にした2018年の初来日以来となる単独公演が、ついに開催される。</p>

<p>アルバムにも参加していた盟友の<strong>ユニウス<strong>・ポール（Junius Paul,b）</strong>と<strong>グレッグ・ワード（Greg Ward,sax）</strong>に加え、ロバート・グラスパー（Robert Glasper）、ジェイコブ・コリアー（Jacob Collier）、ジル・スコット（Jill Scott）、デリック・ホッジ（Derrick Hodge）、そしてスタンリー・クラーク（Stanley Clarke）といった錚々たるアーティスト達と共演してきた名手の<strong>ジャハリ・スタンプリー（Jahari Stampley,p／key）</strong>を迎えたカルテット編成でのパフォーマンスを披露。過去・現在・未来を融合させ、あらゆる境界線を越えて進化を続ける鬼才によるジャズ・アンサンブルの新時代を目撃して欲しい。</p>

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=445430" rel="attachment wp-att-445430"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/27110001/music230127-makayamaccraven2.jpg" alt="マカヤ・マクレイヴン（Makaya McCraven）" width="1920" height="2404" class="alignnone size-full wp-image-445430" /></a><figcaption>Makaya McCraven</figcaption>
</figure>

<h3>Makaya McCraven - Dream Another（Live）</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/SXoXlnC27Yw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3>MAKAYA McCRAVEN 来日公演</h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=445429" rel="attachment wp-att-445429"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/27105955/music230127-makayamaccraven1.jpg" alt="マカヤ・マクレイヴン（Makaya McCraven）" width="1920" height="1081" class="alignnone size-full wp-image-445429" /></a>
<p>2023.04.11（火）、04.12（水）、04.13（木）</p>
<p>ブルーノート東京</p>
<p>【1st】Open 17:00／Start 18:00</p>
<p>【2nd】Open 19:45／Start 20:30</p>
<p>Music Charge ¥8,800（税込）</p>
<p>予約開始日：</p>
<p>Jam Session会員（電話予約／Web予約とも）：1月31日（火） 12:00～</p>
<p>一般（Web先行予約）：2月3日（金）12:00～</p>
<p>一般（電話予約）：2月10日（金）12:00～</p>
<a href="https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/makaya-mccraven/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
<div class="separator"></div>
<h3>In These Times</h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=445431" rel="attachment wp-att-445431"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/27110006/music230127-makayamaccraven3.jpg" alt="マカヤ・マクレイヴン（Makaya McCraven）" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-445431" /></a>
<p>2022.09.23（金）</p>
<p>Makaya McCraven</p>
<p>〈International Anthem・Nonesuch／XL Recordings〉</p>
<p>国内盤CD XL1271CD ￥2,200（＋tax）</p>
<p>解説／ボーナストラック追加収録</p>
<p>輸入盤1LP（海外帯付ブラック・ヴァイナル）XL1271LP</p>
<p>輸入限定盤LP（海外帯付ホワイト・ヴァイナル）XL1271LPE</p>
<a href="https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12873" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>フォークロア～アンビエント～ダンス・ミュージックまでを巧みな実験精神で融合させるエストニアの才人・Maarja Nuut来日追加公演が急遽決定</title>
		<link>https://qetic.jp/music/maarja-nuut-221208/443249/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/maarja-nuut-221208/443249/#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 08 Dec 2022 12:00:08 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[中村悠人]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=443249</guid>
<![CDATA[<summary><p>12月6日に代官山・晴れたら空で豆まいてにて開催された初来日公演が大好評を博している、エストニアのコンポーザー／プロデューサー／シンガー／ヴァイオリニスト、Maarja Nuutの追加公演が急遽決定。12月10日（土）に落合SOUPにて開催される。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/08173311/music221208-maarja-nuut-03-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Maarja Nuut" decoding="async" /></figure><p>12月6日に代官山「晴れたら空で豆まいて」にて開催された初来日公演が大好評を博している、エストニアのコンポーザー／プロデューサー／シンガー／ヴァイオリニスト、<strong>Maarja Nuut</strong>の追加公演が急遽決定。12月10日（土）に<strong>落合SOUP</strong>にて開催される。</p>

<h3>Maarja Nuut、来日追加公演が急遽決定</h3>

<p>エストニアのフォークロア～アンビエント～ダンス・ミュージックまでを巧みな実験精神で融合させた唯一無二のフューチャリスティック越境フォークトロニカ。ele-king（E王獲得）やResident Advisor等でも絶賛され、2021年裏ベスト・アルバムとの呼び声も高いエストニアのコンポーザー／プロデューサー／シンガー／ヴァイオリニスト、Maarja Nuutの最新作『<strong>hinged</strong>』はCD・デジタルで販売中だ。</p>

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=443252" rel="attachment wp-att-443252"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/08173311/music221208-maarja-nuut-03.jpg" alt="Maarja Nuut" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-443252" /></a><figcaption>Phhoto by Vahtra Anu</figcaption>
</figure>

<p>『hinged』はソロとしては3作目、Ruumこと<strong>Hendrik Kaljujärv</strong>や酩酊サイケ・ダブの重鎮・<strong>Sun Araw</strong>とのコラボ作も含めると通算6作目のアルバム。エストニアの海辺のスタジオにてプロデュース、録音をほぼ1人で敢行しており、本人は「私にとって初めての本格的なソロ・アルバムのような気がします」と語っている。モジュラー（ユーロラック）のモダンなサウンドをランダムに配し、（自分の）声の実験的な可能性を受け入れ、古いヴェルモナのオルガンを弾き、新旧様々な要素を織り交ぜていくなかで完成させた。収録曲のうち3曲にスイスのジャズ・ピアニスト／パーカッショニストの<strong>Nicolas Stocker</strong>をフィーチャーしており、アルバムの展開に重要なアクセントを加えている。</p>

<p>多岐に渡るアプローチを見せながらも、通底する幻想的でリズミック且つどこかグルーヴィなテイストが綿密なバランスでブレンドされた本作は中毒性に満ちている。エストニアのフォークロア、アンビエント〜エレクトロニカ、そして現代的なダンス・ミュージックを点と線で結びつけるような探索的・革新的で極めて秀逸な作品だ。なお、CDリリースは日本のみ。本作のアウトテイクとなった1曲をボーナス・トラックとして収録されている。</p>

<p>来日公演では、最新作『Hinged』の楽曲を中心に披露。なお追加公演は<strong>ワンマン公演</strong>となる。この貴重な一夜をぜひお見逃しなく。</p>

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=443251" rel="attachment wp-att-443251"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/08173306/music221208-maarja-nuut-02.jpg" alt="Maarja Nuut" width="1920" height="1522" class="alignnone size-full wp-image-443251" /></a><figcaption>Photo by Taavi Arus
Maarja Nuut:
1986年生まれ、エストニアはラクヴェレ出身のコンポーザー／プロデューサー／シンガー／ヴァイオリニスト。幼少期から合唱団の指導者でもあった母親の影響で音楽を親しむようになる、7歳からヴァイオリンのレッスンを受け始め、12歳からタリン音楽高等学校で学んだ後、エストニア音楽・演劇アカデミーに入学。エストニアやヨーロッパ各地の音楽祭に参加し、早くから民族音楽に興味を持つようになる。21歳のとき、オランダ人チェリストのサスキア・ラオ・デ・ハースとともにインドを訪れ、ヒンドゥスターン音楽を学んだ。
2008年、エストニアに戻った彼女は民族音楽の道に進むことを決め、タルトゥ大学の一部門であるヴィリヤンディ文化アカデミーで学んだ。ここで、ソビエト連邦以前のエストニアの村の音楽の78回転レコードに出会い、インスピレーション得る。2011年からストックホルム大学で学び、特にポーランドの村落民俗音楽への関心を深めた。2014年に音楽の修士号を取得して卒業した。
元々はクラシックを学んでいたが、民族〜フォーク・ミュージックへと傾倒し、伝統的なエストニアのヴィレッジ・スタイル現代的な解釈へと消化するスタイルを確立。2013年にソロ・アーティストとしてアルバム『Soolo』デビューし、タリン・ミュージック・ウィークでアーティスト賞を受賞。2016年、ソロ・セカンド作『Une Meeles』をリリースし高い評価を得た後、独自のアブストラクト・エレクトロニック・サウンドを生成するHendrikKaljujärv（別名Ruum）とのコラボレーションを開始。Maarja Nuut & Ruumのデュオ名義で2枚のアルバムをリリースし、国際的なフェスティバルへの出演も果たす。2020年にはSan Arawとのコラボ作をリリースし話題となった。そして2021年にパンデミックのタイミングで受け継がれた祖母の古い農場の開墾と修理の合間を縫って自信の海辺のスタジオでプロデュース、録音をほぼ1人で敢行した自身にとって”初めての本格的なソロ・アルバム”という『hinged』をリリースした。</figcaption>
</figure>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3>Maarja Nuut Japan Show 2022 – Additional Show –
“Hinged” Release Party at Soup</h3>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=443252" rel="attachment wp-att-443252"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/08173311/music221208-maarja-nuut-03.jpg" alt="Maarja Nuut" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-443252" /></a>

<p>2022年12月10日（土）</p>
<p>会場：落合 Soup (map)</p>
<p>OPEN 18:30 /START 19:00</p>
<p>料金：予約 / 当日 ¥3,000</p>
<p>（ご予約が定員に達した場合は当日券の販売はございません）</p>

<p>出演：</p>
<p>Maarja Nuut</p>

<a href="https://www.artuniongroup.co.jp/plancha/top/news/maarja-japan-show-additional/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">チケットはこちら</a>

<div class="separator"></div>

<h3>hinged</h3>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=443250" rel="attachment wp-att-443250"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/08173300/music221208-maarja-nuut-01.jpg" alt="Maarja Nuut" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-443250" /></a>

<p>2022年3月18日</p>
<p>Maarja Nuut</p>
<p>〈PLANCHA〉</p>
<p>Format: CD / Digital</p>
<p>（CD）：¥2,200（+tax）</p>
<p>・日本盤ボーナス・トラック1曲収録</p>
<p>・解説：松山晋也</p>
<p>・歌詞・対訳付き</p>

<p>Track List:</p>
<p>01. hinged (feat. Nicolas Stocker)</p>
<p>02. on vaja_in need (feat. Nicolas Stocker)</p>
<p>03. kutse tantsule_a call to dance</p>
<p>04. mees, kes aina igatses_a man ever yearned</p>
<p>05. vaheala valgus_i hear behind the moon</p>
<p>06. subota</p>
<p>07. a feast</p>
<p>08. jojobell (feat. Nicolas Stocker)</p>
<p>09. a scene_merevees</p>
<p>10. moment</p>
<p>11. see maailm, mis elab sinus (Bonus Track)</p>

<a href="https://music.apple.com/jp/album/hinged/1607284307" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Apple Music</a><a href="https://open.spotify.com/album/3NOdGIQ3rqEwRMGOg3bdN0?si=ildejvGfRKC_lw4rJ6jQSw" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Spotify</a>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/art-culture/mark-fisher-221202/442961/</guid>
		<title>マーク・フィッシャーの生前最後となる著作『奇妙なものとぞっとするもの──小説・映画・音楽、文化論集』ele-king booksより発売</title>
		<link>https://qetic.jp/art-culture/mark-fisher-221202/442961/</link>
		<comments>https://qetic.jp/art-culture/mark-fisher-221202/442961/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 02 Dec 2022 12:00:08 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>マーク・フィッシャー（Mark Fisher）の生前最後となる著作『奇妙なものとぞっとするもの──小説・映画・音楽、文化論集』が、本日12月2日（金）にele-king booksより発売された。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="2103" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/02140302/artculture221202-mark-fisher2-1920x2804.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="マーク・フィッシャー（Mark Fisher）" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/02140302/artculture221202-mark-fisher2-1920x2804.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/02140302/artculture221202-mark-fisher2.jpg 1671w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><p><strong>マーク・フィッシャー（Mark Fisher）</strong>の生前最後となる著作『<strong>奇妙なものとぞっとするもの──小説・映画・音楽、文化論集</strong>』が、本日12月2日（金）にele-king booksより発売された。</p>

<h3>マーク・フィッシャー、生前最後の著作</h3>

<p>『<strong>資本主義リアリズム</strong>』（セバスチャン・ブロイ＋河南瑠莉訳、堀之内出版、2018年）や『<strong>わが人生の幽霊たち</strong>』（五井健太郎訳、Pヴァイン、2019年）などの著作で知られる、イギリスの思想家／政治理論家／文化評論家、マーク・フィッシャー。彼が生前に上梓した最後の著作『奇妙なものとぞっとするもの──小説・映画・音楽、文化論集』が、五井健太郎の訳によってこの度刊行された。</p>

<p>スタンリー・キューブリック（Stanley Kubrick）からダフニ・デュ・モーリエ（Daphne du Maurier）、ザ・フォール（The Fall）からブライアン・イーノ（Brian Eno）に至るまで、マーク・フィッシャーの冴えわたる考察がスリリングに展開する。ぜひチェックしていただきたい。</p>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3>奇妙なものとぞっとするもの──小説・映画・音楽、文化論集</h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=442965" rel="attachment wp-att-442965"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/02140308/artculture221202-mark-fisher1.jpg" alt="マーク・フィッシャー（Mark Fisher）" width="1671" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442965" /></a>
<p>2022.12.02（金）</p>
<p>著者：マーク・フィッシャー</p>
<p>訳者：五井健太郎</p>
<p>発行：株式会社Pヴァイン</p>
<p>発売：日販アイ・ピー・エス株式会社</p>
<p>判型：四六判</p>
<p>ページ数：240頁</p>
<p>定価：¥2,500（＋tax）</p>
<p>ISBN：978-4-910511-31-3</p>
&nbsp;
<p>目次：</p>
<p>■序</p>
<p>奇妙なものとぞっとするもの（不気味なものを超えて）</p>
<p>■奇妙なもの</p>
<p>時空から生じ、時空から切り取られ、時空の彼方にあるもの──ラヴクラフトと奇妙なもの</p>
<p>現世的なものに抗する奇妙なもの──H・G・ウェルズ</p>
<p>「身体は触手だらけ」、グロテスクなものと奇妙なもの──ザ・フォール</p>
<p>ウロボロスの輪にとらえられて──ティム・パワーズ</p>
<p>シミュレーションと非世界化──ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーとフィップ・K・ディック</p>
<p>カーテンと穴──デヴィッド・リンチ</p>
<p>■ぞっとするもの</p>
<p>ぞっとするものへのアプローチ</p>
<p>何もないはずのところにある何か、何かあるはずのところにある無──ダフネ・デュ・モーリアとクリストファー・プリースト</p>
<p>消滅していく大地について──M・R・ジェイムズとイーノ</p>
<p>ぞっとするタナトス──ナイジェル・ニールとアラン・ガーナー</p>
<p>外のものを内へ、内のものを外へ──マーガレット・アトウッドとジョナサン・グレイザー</p>
<p>エイリアンの痕跡──スタンリー・キューブリック、アンドレイ・タルコフスキー、クリストファー・ノーラン</p>
<p>「……ぞっとするものは残りつづける」──ジョーン・リンジー</p>
&nbsp;
<p>訳者あとがき</p>
<p>参考文献</p>
<p>索引</p>
<a href="http://www.ele-king.net/books/008958/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>可能性は無限大──Superorganism、フジロック現地インタビュー</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/superorganism-fujirock-221010/438457/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/superorganism-fujirock-221010/438457/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 10 Oct 2022 10:00:42 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[船津晃一朗（FFF）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>2022年7月29日（金）〜31（日）にかけて開催された＜FUJI ROCK FESTIVAL ’22（フジロック）＞。今回は、31日に出演したスーパーオーガニズム（Superorganism）のインタビューをお届けする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="961" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103339/interview2209-superorganism-fujirock-3-1920x1281.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Superorganism" decoding="async" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>2022年7月29日（金）〜31（日）にかけて開催された＜<strong>FUJI ROCK FESTIVAL ’22</strong>（以下、フジロック）＞。Qeticでは、＜フジロック＞現地にて、出演したアーティストのインタビューを実施。今回は、31日に出演した<strong>スーパーオーガニズム</strong>（<strong>Superorganism</strong>）のインタビューをお届けする。

7月15日に4年ぶりのアルバムで、グループにとって2作目となる『World Wide Pop』をリリースしたスーパーオーガニズム。新作リリース後、初のフルライブショーを披露したのが今回の＜フジロック＞だった。

WHITE STAGEに登場したバンドは、最新作『World Wide Pop』の楽曲をたっぷりと披露。ライブの最後には観客やスタッフをステージに上げて大団円。流行病で失われていた光景をその瞬間だけでも取り戻し、ライブやフェスならではの“お祭り”を感じさせてくれた、素晴らしいパフォーマンスを披露した。

インタビューに応えてくれたのはオロノ（Orono）とハリー（Harry）。現在回っているツアーや、進行中だという映像のプロジェクトなどについて、ユーモラスに話してくれた。なお、今年10月28日（金）には、最新作のリミックスEP『World Wide Pop ？ Reeeemix!』をリリース。2023年1月には東京・大阪・名古屋・広島・福岡の全5都市を回るジャパンツアーも決定しているので、ぜひともお見逃しなく！</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>SUPERORGANISM - Flying（FUJI ROCK 22）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/QzueuFsde2I" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<h2 class="fade-up">INTERVIEW＠FUJI ROCK：
Orono、Harry
from Superorganism</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103353/interview2209-superorganism-fujirock-6.jpg" alt="Superorganism" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-438463" /><figcaption>左からオロノ、ハリー</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──4年ぶりの＜フジロック＞出演ということで、まずは心境をお聞かせいただけますか？</strong>

<strong>ハリー</strong>　ちょっと不思議な感じ。でも、馴染みがあるというか。

<strong>オロノ</strong>　ちょっと疲れたけど......いい感じ。いつも通りの仕事を全うするまで。

<strong>──＜フジロック＞のあとは日本に滞在されたりするんですか？</strong>

<strong>ハリー</strong>　そうだね。2日間は日本にいるよ。

<strong>オロノ</strong>　たくさん仕事がある。またインタビューを受けたりしてね。

<strong>ハリー</strong>　そのあとオーストラリアに行くよ。

<strong>──ツアーですね。セカンド・アルバム『World Wide Pop』を7月15日にリリースされたばかりですが、どんな反響がありましたか？</strong>

<strong>ハリー</strong>　とてもいいよ。制作に時間がかかったからやっとリリースできて、ある種の解放感があるね。でも、変な気持ちでもあるよ。本当に時間をかけて制作した作品だから。それをみんながどう楽しんでくれてるのか、いま体感してる。

<strong>オロノ</strong>　あなたはどう思ったの？

<strong>──個人的なお気に入りは“Everything Falls Apart”です。イントロのノイズが面白かったし、アルバムを通してスーパーオーガニズムのポップスが満遍なく堪能できて、とても好きな作品でした。</strong>

<strong>オロノ</strong>　いいね。あなたが好きなら良かった。

<strong>ハリー</strong>　ありがとう。

<strong>──＜フジロック＞がアルバムリリース後の初フルライブショーということで、オーディエンスが注目していますね。</strong>

<strong>ハリー</strong>　今回は楽器が増えたね。とにかくロックしたいよ！　それに......。

<strong>オロノ</strong>　そう、＜フジロック＞のために特別な楽器を用意してきた。

<strong>ハリー</strong>　演奏に関しては、ブルース・スプリングスティーン（Bruce Springsteen）みたいな感覚。観た人はそう思わないかもしれないけど、ソウルはブルース・スプリングスティーンなんだよ（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103359/interview2209-superorganism-fujirock-7.jpg" alt="Superorganism" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-438464" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──来日する前にUKのレコードストアを回ってインストアライブしてましたね。9月からオーストラリアやヨーロッパを回ると思うんですけども、バンドなりのツアーの楽しみ方はありますか？</strong>

<strong>オロノ</strong>　ライブ以外はほぼクソ。

<strong>ハリー</strong>　彼女は正しいよ（笑）。

<strong>オロノ</strong>　99.9%はクソだけど、ライブがそれをすべてまかなえる。

<strong>ハリー</strong>　それに、飛行機に乗るのがマジで怖いんだ。業界を間違えてるよね。疲れるし。でも、ライブが最高なのさ。

<strong>オロノ</strong>　マイレージを貯められると嬉しくない？　ビジネスマンだから、そういうの大事。

<strong>──マイレージの使い道は？</strong>

<strong>オロノ</strong>　もっと飛び回る。アップグレードさせてビジネスクラスに乗る。使い道は無限にあるね。「The sky is the limit」ってね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26104038/interview2209-superorganism-fujirock-5.jpg" alt="Superorganism" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-438465" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ははは。イギリスとヨーロッパでオープニングアクトを務めるディラン・カートリッジ（Dylan Cartlidge）さんについて教えてもらえますか？</strong>

<strong>ハリー</strong>　彼は最高だよ。本当にクールな人だね。彼とは2回、コラボレーションしたことがある。“It’s Raining”（『World Wide Pop』収録）にも参加してもらった。あの曲の人選は本当に奇妙だよね（笑）。あと去年、スーパーオーガニズムで彼の楽曲“Anything Could Happen”のリミックスをした。彼はすごく才能があるし、これまで観たことのあるベースプレイヤーの中でも指折りに上手いんだ。それに、彼は素晴らしいラッパーでもある。去年、彼のショーに行ったんだけど、彼はオーディエンスの中に僕がいることを知ってたんだ。それで、スーパーオーガニズムについてのフリースタイルラップをその場でやってくれた。即興だよ。本当に才能があるよね。

<strong>──すごいですね。日本でもぜひパフォーマンスを観てみたいです。<a href="https://www.ele-king.net/interviews/008772/index-2.php" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong><u>とあるインタビュー</u></strong></a>でオロノさんがツアードキュメンタリーや長編映像作品を作ってみたいと仰ってました。アイデアは固まってきたりしていますか？</strong>

<strong>オロノ</strong>　（インタビューを）読んでくれてありがとう。いま、いろいろと撮り溜めた映像があって。インストアライブのツアーで、エリオットという大親友がずっとカメラを回してくれてて、普段のバンドの姿が見れると思う。Instagramビデオみたいな感じで縦で撮っていて、それを20分くらいにまとめる予定。お互いをインタビューしたりしていたり、わたしたちの違う側面が見れると思う。

<strong>ハリー</strong>　好きなバンドの飾らない姿を見れるって、すごく良いよね。エリオットは本当に大親友だから、とにかく自然体でいられるんだ。カメラを向けられると緊張したり硬くなったりしちゃうけど、彼の場合は全然大丈夫。だから、バンドのいつも通りの自然な姿を見ることができると思うよ。

<strong>──最近、カニエ・ウェスト（Kanye West, Ye）のドキュメンタリー『Jeen-Yuhs』が話題になってましたね。カニエに近い人物が彼の自然な姿を撮影していて、それをまとめた物でした。ご覧になりましたか？</strong>

<strong>オロノ</strong>　彼は天才。まだ見てないけど見たい。時間がないのだけど......。

<strong>ハリー</strong>　カニエは大好きで、バンドにとっても大きな存在だよ。ビートルズのドキュメンタリー（『ザ・ビートルズ: Get Back』）も出たよね。だから、ビートルズ〜カニエ・ウェスト〜スーパーオーガニズムみたいな流れができてるかな（笑）。

<strong>オロノ</strong>　　『Get Back』は観たけど、その時間を巻き戻してカニエのドキュメンタリーを観れば良かった。『Get Back』は良かったけど......。

<strong>ハリー</strong>　ははははは！　オーストラリアに行くとき、カニエのドキュメンタリーを観ようよ。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103344/interview2209-superorganism-fujirock-4.jpg" alt="Superorganism" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-438462" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──感想をとても知りたいです。今日、オロノさんはnardwuarのパーカーを着用されてますが、nardwuarのスーパーオーガニズムのインタビューも観てみたいです。彼のインタビューで好きな回はありますか？</strong>

<strong>オロノ</strong>　タイラー（・ザ・クリエイター｜Tyler, The Creator）の回かな。でも、全部面白いからランダムに見てる。気持ち悪がられるほど細かい部分までそのアーティストのことをたくさん知っていて、面白い。

<strong>ハリー</strong>　彼は本当にすごい。エネルギーに溢れていて、それが伝わってくる。鳥肌が立つときあるよね。

<strong>オロノ</strong>　刺激的な人だよね。日本語版nardwuarになればいいと思う！

<strong>──頑張ります。最後に、この箱から質問を引いていただけますか？　一つの質問に、それぞれ答えていただきたいです。</strong></p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103330/interview2209-superorganism-fujirock-1.jpg" alt="Superorganism" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-438459" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──最初は「最大の失敗は？」です。</strong>

<strong>ハリー</strong>　最大の失敗か......。大きな質問だね。ない。失敗したことはないね（笑）。

<strong>オロノ</strong>　『Get Back』を観たのが失敗だった。

<strong>一同</strong>　（笑）。

<strong>──つぎは「過去に戻れるとしたらいつ？」ですね。</strong>

<strong>オロノ</strong>　そうね。『Get Back』を再生する瞬間。

<strong>一同</strong>　（笑）。

<strong>ハリー</strong>　過去に戻ることは考えないかな。むしろ未来に行きたい。

<strong>──どのくらい未来に行きたいですか。</strong>

<strong>ハリー</strong>　良い質問だね。気候問題を解決した後で、地球が太陽に飲み込まれる前（笑）。

<strong>──ありがとうございます（笑）。</strong></p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103335/interview2209-superorganism-fujirock-2.jpg" alt="Superorganism" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-438460" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>オロノ</strong>　つぎは「完璧な一日を過ごしたことはある？」。

<strong>ハリー</strong>　何日かあるよ。スペインのバルセロナで開催された＜Primavera Sound＞にいたんだけど、その日はカニエのアルバム『Ye』がリリースされた日だったんだ。あまり反応は良くなかったけど......。

<strong>オロノ</strong>　私も『Ye』はお気に入り。

<strong>ハリー</strong>　だよね。ホテルの最上階にあるプールであのアルバムを聴いたんだよね。そのあと、1万人の前でライブをしたんだ。それに、その日の夜にはタイラー・ザ・クリエイターのライブも観た。とにかくクールなことがたくさん起きたんだ。君は？

<strong>オロノ</strong>　綺麗な長い一本のうんこがしっかり出た日。結構ある。週に一回はある。

<strong>ハリー</strong>　ははははは！

<strong>──いいですね（笑）。睡眠は2人ともとる？</strong>

<strong>オロノ</strong>　つぎは「睡眠をしっかり取る派？　それともショートスリパー？」。

<strong>ハリー</strong>　めっちゃ寝るね。1日8時間は寝る。

<strong>オロノ</strong>　そこまで寝れないときもあるけど、寝るのは大好き。一は排便、ニは睡眠。

<strong>ハリー</strong>　ツアー中のストレスに、睡眠不足がある。ふだん僕は良い人格の人間だと思うけど、この2つ──睡眠と食事をしっかりしてないと、かなり機嫌が悪くなるね。不機嫌で嫌なやつになっちゃう（笑）。

<strong>オロノ</strong>　クソ野郎になる（日本語で）。

<strong>──ははは。つぎで最後の質問です。</strong>

<strong>オロノ</strong>　「好きなラッパーの歌詞」。いま思いついたのはカニエのリリックで、「Name one genius that ain't crazy」（『The Life of Pablo』収録“Feedback”）。自分のペインティングに取り込んだりもしたかな。

<strong>ハリー</strong>　いいね。僕もカニエが好きで......思いついたのは「Close your eyes and let the word paint a thousand pictures／One good girl is worth a thousand bitches」（『Yeezus』収録“Bound 2”）かな（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26103339/interview2209-superorganism-fujirock-3.jpg" alt="Superorganism" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-438461" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p>Photo by <u><a href="https://www.instagram.com/yokoyamarock/?hl=ja" rel="noopener noreferrer" target="_blank">横山マサト</a></u>
Interview, Text by 船津晃一朗</p>
</div>

<a href="https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12938" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">ライブレポはこちらから</a>


<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26104800/interview2209-superorganism-fujirock-2.jpeg" alt="Superorganism" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-438467" /></div>

<p class="name">WORLD WIDE POP TOUR</p>
<p class="text">2023年1月13日（金） 東京 ZEPP DiverCity
開場 18:00 / 開演 19:00
前売:¥7,000 （1F:スタンディング/2F:立ち見） ¥7,500 （2F:指定席） ※ドリンク代別
（問） SMASH:03-3444-6751</p>

<p class="text">2023年1月15日（日） 大阪 NAMBA HATCH
開場 17:00 / 開演 18:00
前売:¥7,000（1F:スタンディング） ¥7,500 （2F:指定席） ※ドリンク代別
（問）SMASH WEST:06-6535-5569</p>

<p class="text">2023年1月16日（月） 名古屋 DIAMOND HALL
開場 18:00 / 開演 19:00
前売:¥7,000（スタンディング） ※ドリンク代別
（問）JAIL HOUSE:052-936-6041</p>

<p class="text">2023年1月17日（火） 広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO
開場 18:00 / 開演 19:00
前売:¥7,000（スタンディング） ※ドリンク代別
（問）クラブクアトロ:082-542-2280</p>

<p class="text">2023年1月18日（水） 福岡 DRUM LOGOS
開場 18:00 / 開演 19:00
前売:¥7,000（スタンディング） ※ドリンク代別
（問）BEA:092-712-4221</p>

<p class="text">※未就学児童は入場不可、小学生以上はチケットご購入が必要です
※購入時に個人情報の登録が必要となります</p>

<p class="text">一般発売：9/10（土） 10時〜発売</p>

<p class="text">東京公演 e+・チケットぴあ（P:225-024）・ローソン（L:72278）
大阪公演 e+・チケットぴあ（P:224-982）・ローソン（L:52335）
名古屋公演 e+・チケットぴあ（P:224-927）・ローソン（L:43051）
広島公演 e+・チケットぴあ（P:224-908）・ローソン（L:63468）
福岡公演 e+・チケットぴあ（P:225-314）・ローソン（L:81446）</p>

<a href="https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12969" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

<div class="separator"></div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/10/07183641/music221007-superorganism.jpg" alt="Superorganism" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-439402" /></div>

<p class="name">World Wide Pop ？ Reeeemix!</p>

<p class="text">2022年10月28日（金）
Superorganism
label: Domino／Beat Records</p>

<p class="text"><strong>TRACKLISTING</strong>
01. On & On（Lewis OfMan Houseparty Remix）
02. Teenager（DJ Sabrina The Teenage DJ Remix）
03. Solar System（Andrew Applepie Remix）
04. Black Hole Baby（ME-GUMI Cover）
05. crushed.zip（mabanua Remix）
06. Teenager（Rock Version）</p>

<a href="https://superorganism.ffm.to/onandon-lom" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/26104755/interview2209-superorganism-fujirock-1.jpeg" alt="Superorganism" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-438466" /></div>

<p class="name">World Wide Pop</p>

<p class="text">2022年7月15日（金）
Superorganism
label: Domino／Beat Records</p>

<p class="text">国内盤CD BRC699 ￥2,200（＋tax）
解説+歌詞対訳冊子 / ボーナストラック追加収録
国内盤CD＋Tシャツセット BRC699T ￥6,200（＋tax）
帯付限定輸入盤1LP （ゴールド・ヴァイナル）
WIGLP448XBR
帯付限定輸入盤1LP （ゴールド・ヴァイナル）＋Tシャツセット
WIGLP448XBRT</p>

<p class="text"><strong>TRACKLIST</strong>
01. Black Hole Baby
02. World Wide Pop
03. On & On
04. Teenager （feat. CHAI & Pi Ja Ma）
05. It’s Raining （feat. Stephen Malkmus & Dylan Cartlidge）
06. Flying
07. Solar System （feat. CHAI & Boa Constrictors）
08. Into The Sun （feat. Gen Hoshino, Stephen Malkmus & Pi Ja Ma）
09. Put Down Your Phone
10. crushed.zip
11. Oh Come On
12. Don’t Let The Colony Collapse
13. Everything Falls Apart
+Bonus Track （BRC699）</p>

<a href="https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12674" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

<div class="separator"></div>

<p class="name">FUJI ROCK FESTIVAL ’22</p>
<p class="text">2022年7月29日（金）30日（土）31日（日）
新潟県 湯沢町 苗場スキー場</p>



</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>『新世代ホラー2022』ele-kingより発売｜ジョーダン・ピールら現在注目のホラー監督たちを一挙紹介、高橋洋・佐々木勝己へのインタヴューも</title>
		<link>https://qetic.jp/film/shinsedaihorror2022-220907/437372/</link>
		<comments>https://qetic.jp/film/shinsedaihorror2022-220907/437372/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 07 Sep 2022 03:00:37 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=437372</guid>
<![CDATA[<summary><p>『新世代ホラー2022』がele-kingより発売。現在注目のホラー監督たちを一挙紹介するほか、高橋洋・佐々木勝己へのインタヴューも掲載される。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="2041" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/07111910/artculture220907-shinsedaihorror2022-1920x2721.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="新世代ホラー2022" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/07111910/artculture220907-shinsedaihorror2022-1920x2721.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/07111910/artculture220907-shinsedaihorror2022.jpg 1722w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><p>Pヴァイン／ele-king booksより『<strong>新世代ホラー2022</strong>』が刊行。本日9月7日より発売開始された。</p>

<h3>ホラー映画の現在を総覧｜高橋洋・佐々木勝己へのインタヴューも</h3>

<p>ホラー映画の話題作の公開が相次いだ今夏。『新世代ホラー2022』ではそうした新作の数々の紹介に加え、現在公開中の『<strong>NOPE／ノープ</strong>』も好評上映中の<strong>ジョーダン・ピール（Jordan Peele）</strong>をはじめとした現在注目のホラー監督たちを一挙紹介。加えて近年の重要作・注目作のレビューも掲載される。</p>

<p>インタビューでは<strong>高橋洋</strong>（『ザ・ミソジー』『恐怖』『霊的ボリシェビキ』（監督）『リング』（脚本）と<strong>佐々木勝己</strong>（『真・事故物件／本当に怖い住民たち』）を特集。ジャパニーズホラーの旗手たちの貴重な証言から、新世代のホラーを総覧できるような内容となっている。ぜひチェックしていただきたい。</p>

<h3>Jホラーの先駆者・高橋洋監督作『ザ・ミソジニー』予告編</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/aRKJ7JhbJMU" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<h3>そこは絶対に住んではいけない部屋だった／映画『真・事故物件／本当に怖い住民たち』予告編</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/LHoKK0Oi3v0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<div class="information">
<h2>PRODUCT INFORMATION</h2>
<h3>新世代ホラー2022</h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=437373" rel="attachment wp-att-437373"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/07111910/artculture220907-shinsedaihorror2022.jpg" alt="新世代ホラー2022" width="1722" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-437373" /></a>
<p>2022.09.07（水）</p>
<p>ele-king編集部（編）</p>
<p>A5判　160ページ</p>
<p>ISBN：978-4-910511-26-9</p>
<p>¥1,800（＋tax）</p>
&nbsp;
<p>【2022話題の新作紹介】</p>
<p>『女神の継承』（『哭声/コクソン』のナ・ホンジン原案・プロデュース）</p>
<p>『ザ・ミソジニー』（『リング』『霊的ボルシェビキ』の高橋洋監督）</p>
<p>『哭悲』（世界が戦慄した容赦なきエクストリーム・ホラー）</p>
<p>『X エックス』『ブラックフォン』（現在最重要プロダクション「A24」新作）</p>
<p>『戦慄のリンク』（「Jホラーの父」鶴田法男監督による中国ホラー）ほか</p>
<p>【インタヴュー】</p>
<p>高橋洋（『ザ・ミソジー』『恐怖』『霊的ボリシェビキ』（監督）『リング』（脚本））</p>
<p>佐々木勝己（『真・事故物件／本当に怖い住民たち』）</p>
<p>【最新ホラー監督名鑑】</p>
<p>ジョーダン・ピール、ジェームズ・ワン、アリ・アスターをはじめ現在注目のホラー作家37人、重要作品12本、おすすめ配信10選を一挙紹介！</p>
<p>【執筆陣】</p>
<p>伊東美和／氏家譲寿（ナマニク）／片刃／児玉美月／後藤護／高橋ヨシキ／てらさわホーク／中原昌也／はるひさ／ヒロシニコフ／真魚八重子／丸屋九兵衛／三田格／森本在臣／柳下毅一郎／山崎圭司</p>
<a href="http://www.ele-king.net/books/008821/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>
<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>不朽のターンテーブル『SL-1200』誕生50周年イベント＜– STORY of TURNTABLE –＞が3日間開催｜DOMMUNE特番、レコードマーケットなど</title>
		<link>https://qetic.jp/music/story-of-turntable-220715/434289/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/story-of-turntable-220715/434289/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 15 Jul 2022 03:00:40 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[橘和可奈]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=434289</guid>
<![CDATA[<summary><p>Technicsが世界に誇るターンテーブル『SL-1200』の発売50周年を祝う＜STORY of TURNTABLE＞が8月5日（金）から3日間開催される。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1280" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031616/music220715-story-of-turntable-1.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="TECHNICS SL-1200" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031616/music220715-story-of-turntable-1.jpg 1280w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031616/music220715-story-of-turntable-1-240x240.jpg 240w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031616/music220715-story-of-turntable-1-720x720.jpg 720w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure><p><strong>Technics</strong>が世界に誇るターンテーブル『<strong>SL-1200</strong>』の発売50周年を祝う＜<strong>STORY of TURNTABLE</strong>＞が8月5日（金）から3日間開催される。</p>

<h3>Technicsならではの特別な3日間がここに</h3>

<blockquote>Technicsによるターンテーブルの名機SL-1200の50周年を祝う3日間。初日のプログラムは歴史を目撃してきた証人たちと共にSL-1200の軌跡を追い、ターンテーブルを通してDJカルチャーの未来を検証する特別番組をDOMMUNEから配信します。
翌日からは渋谷PARCOのルーフトップComMunEにて、レコード愛好家たちの信頼も厚い店舗が集結するレコードマーケットを開催。東京のみならず地方の名店も並び、新旧様々な名盤からレアな蔵出し品を放出。さらにレコードを愛するDJや選曲家たち総勢14組による音楽や、記念モデルとして限定リリースされた7色のSL-1200に歴代の貴重なターンテーブルの展示など...50年をギュッとまとめました。
DJカルチャーを創出し継承と進化を続けることで世界中で愛されてきた奇跡のターンテーブル。もはや不朽のプロダクトとも言えるSL-1200を創りあげたTechnicsならではの祝祭です。</blockquote>
<p class="quotecredit">文：大山陽一（PRIMITIVE INC.）</p>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=434291" rel="attachment wp-att-434291"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031619/music220715-story-of-turntable-2.jpg" alt="TECHNICS SL-1200" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-434291" /></a>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=434292" rel="attachment wp-att-434292"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031621/music220715-story-of-turntable-3.jpg" alt="TECHNICS SL-1200" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-434292" /></a>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=434293" rel="attachment wp-att-434293"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031624/music220715-story-of-turntable-4.jpg" alt="TECHNICS SL-1200" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-434293" /></a>

<h3>50周年記念する『SL-1200M7L』</h3>
<p>Technicsのターンテーブル『SL-1200シリーズ』発売50周年を記念した『SL-1200M7L』が全世界で12,000台限定発売。DJと密接な関係にあるストリートカルチャーを象徴した7色を採用し、トップパネルには「50th Anniversary」の銘とシリアルナンバーを刻印したプレートを備える。ゴールドカラーロゴ入りのスリップマットなど付属品も特別仕様に。再生プレーヤーの枠を超え、楽器としても進化を遂げてきた名機を体感してみてはいかがだろうか。</p>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=434294" rel="attachment wp-att-434294"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031627/music220715-story-of-turntable-5.jpg" alt="TECHNICS SL-1200" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-434294" /></a>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3>SUPER DOMMUNE</h3>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=434290" rel="attachment wp-att-434290"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/15031616/music220715-story-of-turntable-1.jpg" alt="TECHNICS SL-1200" width="1280" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-434290" /></a>

<p>2022.08.05（金）</p>
<p>OPEN 19:00／CLOSE 24:00</p>
<p>SUPER DOMMUNE <a href="https://www.dommune.com" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.dommune.com </a></p>
<p>入場無料</p>

<p>＜第一部＞SL-1200の軌跡と未来</p>
<p>司会：野田 努（ele-king） </p>
<p>出演：上松 泰直（Technics）、志波 正之（Technics）、ようすけ管理人（OTAIRECORD）</p>
<p>＜第二部＞マスターピースとしてのSL-1200</p>
<p>司会：宇川 直宏（DOMMUNE）</p>
<p>出演：DJ NORI、MURO、Mizuhara Yuka、Kamome</p>
<p>＜第三部＞ DJ for ALL VINYL</p>
<p>DJ：CAPTAIN VINYL（DJ NORI & MURO）、Vinyl Youth</p>

<a href="https://www.dommune.com" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">SUPER DOMMUNE</a>

<div class="separator"></div>

<h3>RECORD MARKET at ComMunE</h3></p>
<p>2022.08.06（土）- 08.07（日）</p>
<p>OPEN 11:00／CLOSE 21:00</p>
<p>ComMunE（渋谷PARCO 10F）</p>
<p>入場無料</p>

<p>＜RECORD SHOP＞
<p>08.06（土）：diskunion、everyday records、FACE RECORDS、Organic Music、RECORD STATION</p>
<p>08.07（日）：Ciruelo Records、GENERAL RECORD STORE、HMV record shop、RECORD SHOP rare groove、Vinyl Delivery Service</p>

<p>＜DJ＞</p>
<p>08.06（土）：珍盤亭娯楽師匠、DJ JIN、Kaoru Inoue、DJ KAWASAKI、Mayu Kakihata、MURO、ピーター・バラカン</p>
<p>08.07（日）：川西卓、Mizuhara Yuka、ナツ・サマー、DJ NORI、須永辰緒、Vinyl Youth、Yoshinori Hayashi</p>

<p>Produced by <u><a href="https://www.primitive-inc.com" rel="noopener noreferrer" target="_blank">PRIMITIVE INC.</a></u>

<a href="https://shibuya.parco.jp" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

<div class="separator"></div>

<h3>Technics SL-1200M7L</h3>

<p>SL-1200M7L </p>
<p>¥120,000（tax incl.）</p>
<p>カラー：ブルー、レッド、ホワイト、ブラック、グリーン、イエロー、ベージュ</p>
<p>生産台数：12,000台（グローバル）</p>

<a href="https://jp.technics.com/products/1200m7l/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>






<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/16flip-220704/433598/</guid>
		<title>ミュージックのなかに見た人の尊厳──16FLIP、インタヴュー</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/16flip-220704/433598/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/16flip-220704/433598/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 04 Jul 2022 09:00:37 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[二木信]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=433598</guid>
<![CDATA[<summary><p>MONJUのラッパー・ISSUGIのビートメイカー／DJ名義16FLIPの最新作『16FLIP（Atomosphere’22）』。DOGEAR RECORDSの100枚目のリリースとなる本作を起点に、16FLIPの深化について、二木信が掘り下げる。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145858/interview220704-16flip-9-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="16FLIP ISSUGI" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145858/interview220704-16flip-9-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145858/interview220704-16flip-9.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>アルバムのジャケットで16FLIPは、2020年に亡くなったMFドゥーム（MF DOOM）のアクセサリーを身に着けている。粋だ。<strong>16FLIP</strong>はいまや言うまでもなくラッパー、<strong>ISSUGI</strong>のビートメイカー／DJ名義だが、彼が世にビートを発表し始めた当初はその事実を明かしていなかった。むしろ意図的に隠していた。それは、名前や知名度ではなく、音楽を耳で聴いて判断してほしいという思いがあったと推察するのはそう難しくはないはずだ。アンダーグラウンドにおいて絶大な支持を受けたラッパー／ビートメイカーのMFドゥームが仮面を被ったのもスター・システムに抵抗して、純粋に音楽で勝負したかったからだろう。</p>

<p>16FLIPも一貫して音で勝負し、着実に進化／深化を続けてきたヒップホップ・アーティストだ。先日リリースされた『<strong>16FLIP（Atomosphere'22）</strong>』はその最新の成果だ。16FLIPは自身のグループ、MONJUをはじめさまざまなラッパーにビートを提供する一方で、ソロ・アルバムやリミックス作品を残してきている。その名を広く世に知らしめたSEEDAのクラシック『花と雨』を全曲リミックスした『ROOTS & BUDS』（2007）、ファースト・ソロ『SMOKYTOWN CALLIN』（2012）とそれに続くセカンド『"06-13"』2013）、あるいはBES『THE KISS OF LIFE』のリミックス・アルバム『The Definition of This Word』（2017）、そしてISSUGIがミュージシャンらと共同制作した『GEMZ』（2019）をみずからリミックスした『16GEMZ』（2020）などが挙げられる。</p>

<p>そして本作は、17曲入りのビート集となる。こうしたビート集は、ダブ／レゲエ、アフロビートからの直接的な影響がうかがえた『10DUBB』（2015）以来、じつに7年ぶりだ。まず、その硬質でパリッとした、目の覚めるような音の鳴りや音響に耳がいく。『16GEMZ』で聴くことのできた16FLIPの深化がさらに進んでいると感じる。定番のブレイクビーツを独自に調理する曲があり、彼流のドリルもある。全編を通して、ビート・ミュージックとしてだけでなく、エレクトロニック・ミュージックとして非常に興味深く、刺激的な作品だ。そこで、16FLIPがいま時間さえあれば訪れ、ビート制作に向き合う場所「J.STUDIO」で話を訊くことにした。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：16FLIP</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145827/interview220704-16flip-5.jpg" alt="16FLIP ISSUGI" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-433603" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──＜POP YOURS＞のMONJUのライヴを生で観ましたよ。すごい良かったです。やってみた感想はどうですか？</strong></p>

<p>単純に楽しかったですね。前日に大阪で〈Dogear Records〉の主催イベントをやってから3人で移動してきたのでツアーみたいでしたね。やり切ったなって。</p>

<p><strong>──しかも＜POP YOURS＞当日の朝まで、その大阪のTRIANGLEで遊んでいたらしいと（笑）。すごい体力ですね。</strong></p>

<p>いつもそんな感じですよ（笑）。自分たちのリリパだったし。</p>

<p><strong>──あれだけ大きい会場でMONJUがライヴするのはそうそうないですよね。2日間でいろんなライヴを観ましたけど、なかにはステージングに苦労している様子の人や、イヤモニ（イヤー・モニター）をしきりに気にする人も目立ちました。</strong></p>

<p>最初はイヤモニをしないでやる予定だったけど、前日に出ていたJ（JJJ）が「イヤモニした方がいいですよ」って教えてくれたから付けました。付けて良かったです（笑）。DJブース前の長方形のステージにはモニターが4個くらい置いてあったけど、花道にはなかったから、その位置まで歩いていくと自分の耳で聴こえてる音と DJが出してる音に時差があるんですよね。</p>

<p><strong>──なるほど。しかもリハもなしでぶっつけ本番だったと。あの大舞台でもいつものMONJUのやり方を変えずに盛り上げていて熱かったです。</strong></p>

<p>俺らがスタンスを変えたらウケないですか（笑）。「あいつら変えてきたぞ」って。</p>
</div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>MONJU - Blackdeep（Live at POP YOURS 2022）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/dvvoqSwvEE4" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──たしかに（笑）。それはMONJUじゃない。そして、『16FLIP（Atomosphere'22）』というビートテープが今回出ました。ビートテープは2015年の『10DUBB』以来です。前回はタイトル通り、ダブやレゲエというテーマがありましたけど、今回はどうでしたか？</strong></p>

<p>最近作ったビートを並べていきなり出しちゃおうと思ってサクッと完成させました。ほとんどが今年の1～4月くらいまでに作ったビートです。自分の動きが遅いなと思ってたので、寝かしたりしないですぐリリースしたくて。だからいまの自分のビートっていうのがテーマです。</p>

<p><strong>──実際“Beat Diary”とタイトルに付く曲が2曲あります。</strong></p>

<p>俺は時間さえあれば、ここ（J.STUDIO）に来てて、『16FLIP（Atomosphere'22）』も99%ここで作りました。例えば、インタヴューが始まる前とか、仙人掌と（Mr.）PUGが来る前とか、そうやって空いてる時間があるとやりたくなります。ビートはここで作るのが調子いいですね。</p>

<p><strong>──ビート・メイキングが毎日の生活に組み込まれているということですね。いろんな種類の曲がありますけど、“Independent”はMONJUのシングルのビートです。この曲でISSUGIくんが《二刀流 like 大谷の肩》《中野のDr. Dre》とかなり強気のライムをしているのが印象的でした。</strong></p>

<p>これはMONJUのEP（『Proof Of Magnetic Field』）を出したあとの、グループとしての最初のシングルで、ビートを作り終えた時点でこれ本当にヤバいのができたと思ったから、そっこうで出そうって話になったんです。リリックにもそういう自信が出ているかもしれないですね。このビートで乗らない人がいたらもういいやみたいな（笑）。</p>

<p><strong>──“Independent”に加え、“Don’t Forget”にも「Sampled from DJ GQ」というクレジットがあります。DJ GQは福岡を拠点に活動しているビートメイカーです。</strong></p>

<p>GQが自分で弾いたクオリティーの高い1、2分ぐらいの音源をたまに送ってくるようになったんです。「これサンプリングしてビートを作ってください」って。“Independent”と“Don’t Forget”はそれを使っています。GQの弾きをいかにヤバくして送り返すかが楽しいので、これからもどんどんやっていきたいですね。音の質感もGQのおかげで自分だけのときと違う側面を引き出してくれる。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145808/interview220704-16flip-1.jpg" alt="16FLIP ISSUGI" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433599" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──“Nakano JFK”は16FLIP流のドリルですね。</strong></p>

<p>『16FLIP（Atomosphere'22）』は 短い期間で作っているけど、作品としてビートの幅は出したいというのはありました。PUGがドリルにハマっているから俺も遊びで作ってみようかなってノリで、ライヴの日にリハをやってスタジオに1回戻って本番まで時間があったからそのあいだに作って、気に入ってるんですよね。とりあえず、違う感じのドラムに乗っけると絶対新しい感じになるし。</p>

<p><strong>──独特のズレがあって普通のドリルじゃないのが面白くて。</strong></p>

<p>いつものビートと同じで揺れているんだと思います。こういうビートを作る人で全部クオンタイズ・オフで作る人っていないと思うんですよね。でも自分はビートを作るとき、全部オフじゃないと作れないんでドリルでも揺れちゃうんですよね（笑）。</p>

<p>詳しくないけど、自分が聴いたドリルは、ベースの音色や入ってくる小節のポイント、スネアの音色がわりとテンプレート感があって自分的にそこも面白くて。そういう部分はあえて同じドラムキットとか使って残してみて、その上で自分のオリジナリティを出そうとは考えましたね。考えなくても出ちゃうんですけど（笑）。</p>

<p>あとPUGから聴かせてもらった感じ、ソウルとかのネタでドリルのビートを作る人があんまりいないと思ったんで、自分でそれを1回やってみたくて。どういうビートになるんだろう？　ていう好奇心で。結局俺が普通のドリルを完成させても超つまらないと思うし、「俺じゃなくて良くない？」ってものは作らないすね。</p>

<p><strong>──しかし、ビートのスタイルもそうですけど、最初にひととおり聴いたとき、音響というか、その鳴りのカッコよさに痺れました。</strong></p>

<p>ありがとうございます。聴いて1発で16FLIPってわかるような鳴りを持っていたいですね。いちビートメイカーにとって、その人の持ってる鳴りって、ビートそのものと同じくらい、もしくはそれ以上に重要なことだと自分は思っていて、優れたビートメイカーはみんな自分だけの鳴りを持っていると思います。それは1曲じゃなくて全体で示すことなんで、自分を突き詰めるヤツが唯一のサウンドになっていくと思います。俺も自分の好きな音の鳴りというものが確実に存在するし、いまもリリースするたびに理想を追いかけてます。</p>

<p>『16FLIP（Atomosphere'22）』だと特に“Misty Man”の音の鳴りが上手くいったと思ってるんですよね。なんかミキシングとかマスタリングする前から良くて。自分はやっぱり聴いた人の体を揺らしたいんで。しょぼかったら揺らせないんですよね。</p>

<p><strong>──ISSUGIのアルバム『GEMZ』を16FLIPがリミックスした 『16GEMZ』のリリース時のFNMNLのインタヴューを読み直したら、「7INCTREE」の企画が始まるころぐらいに、Ableton Liveを導入した制作になったそうですね。</strong></p>

<p>いまは、ほぼ9割はAbletonを使ってスタジオで作業していますね。MPC 3000も大好きなんですけど、1曲を作るのに時間がかかるので、いまの自分の気分と上手く一致しないときがあって。</p>

<p>例えば10曲入りの作品を出すとして、10曲全部をMPCで作る気持ちがいまは湧かないんです。それと、MPCで作れる展開とAbletonで作れる展開は違うと感じていて、MPCはサンプリングをしないと音が増えていかないけど、AbletonはMIDIキーボードで、ピアノやギター、ストリングスとかいろんな楽器の音をすぐに出せて試せる。そうやってより多い引き出しからビートに合ったものを作りたい気持ちがいまは強いのかもしれないです。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>7INC TREE - Tree & Chambr DIGEST 1</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/OT7i7gnPKqQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──MONJUが去年出した最新EP『Proof Of Magnetic Field』と今作のビートは微妙に違いますよね。</strong></p>

<p>そうですね。MONJUのEPはAbletonとMPCはどんな割合だと思います？　全部わかったら結構すごいです。ちなみに『16FLIP（Atomosphere'22）』は全部Abletonです。</p>

<p><strong>──難題がきた（笑）。“beats”はAbletonですか？</strong></p>

<p>あれはMPCなんですよ（笑）。</p>

<p><strong>──めちゃ恥ずかしい、いきなり間違えた（笑）。</strong></p>

<p>これをすべて当てられるヤツはヤバいっすね。それは、たぶんビートメイクしてる人（笑）。いい具合に入っているんです。両方を使って作ることはないです。</p>

<p><strong>──“Ear to street”はMPC？</strong></p>

<p>そうですね。</p>

<p><strong>──この曲はわかりやすいかもしれなかったですね。“In the night”はAbletonなんじゃないかな。</strong></p>

<p>はい、Abletonですね。</p>

<p><strong>──ちなみに最終的にラップを入れる曲にするか、インストのビートで発表するか、そのあたりは区別があるんですか？</strong></p>

<p>はっきり言って変わらないです。今回もどのビートにラップを乗せてもイケてると思いますよ。</p>

<p>でも、ラップが乗るのを待つと多少なりとも時間かかるし、今回は作ったビートを時間を空けずにすぐリリースしたいっていうスピード感がテーマというかやりたいことだったんで、どんなに良いビートだったとしても ラップを乗せたいから取っとくとか、そういうことは考えずに一気にやりました。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145819/interview220704-16flip-3.jpg" alt="16FLIP ISSUGI" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433601" /></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──“Ear to street”はあるブラジル音楽のコーラスの部分をループしていますけど、こうしたアップテンポな曲をEPから先行で発表したことがじつは意外でした。EPを聴いて、“in the night”が先行曲でもおかしくなかったなと思って。でも“Ear to street”を先に出す意外性が面白かった。</strong></p>

<p>MONJUはいろんな側面があると思うから、たとえば“Blackdeep”や“in the night”みたいな曲を先行に持ってくるんじゃなくて、“Ear to street”を1曲目に出す方が面白いでしょっていうことを考えてるのもMONJUなんですよね。</p>

<p><strong>──言われてみれば、その判断はめちゃ納得しますね。でも、リリース・パーティのASIAのライヴでは“Ear to street”じゃなくて、“in the night”から始めていましたね。</strong></p>

<p>たしかにライヴでは“Ear to street”から始めなさそうですね（笑）。</p>

<p><strong>──そのライヴも記録されている「40minutes Of Overkillin'」っていうBlack Fileの映像があったじゃないですか。あのなかでMr. PUGが仙人掌とISSUGIくんにリリックの説明をするシーンが自分は好きで。</strong></p>

<p>ありましたね！　話の内容は完全にいま忘れちゃってるんですけど、PUGの説明ありきで超笑ったのはおぼえてます（笑）。</p>

<p>仙人掌とPUGはテーマをリリックにしていくやり方ひとつとってもそれぞれ違う個性を持っているラッパーだと思っていて。言葉ひとつから連想してくるものと、そのひとつの言葉からの膨らませ方とかもぜんぜん違ったりするのが超良いんですよね。俺ら「ゴリラっぽい曲作ろうぜ」ってだけのテーマで進んでいったりしますからね（笑）。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>"MONJU Presents 40minutes Of Overkillin'"</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/iwQriUGmImY" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──この音は緑色っぽいとか茶色っぽいとか人によってありますよね。ラップと言えば、“GEMZ – OUTRO”のフロウがすごく印象に残っています。</strong></p>

<p>ありがとうございます。あの曲のラップの乗せ方にはルールを作ってて、ヴァースでは「最初の半小節は乗せないで」ということを揃えてやって、「この曲はこういうフロウで」みたいに遊んでみたすね。リリックも気に入ってるす。</p>

<p><strong>──リリックと言えば、“NEW DISH”（『GEMZ』収録）の《70年代なら俺はミュージシャン》はものすごくISSUGIくんらしいなと。</strong></p>

<p>リリックはそのときに思ったことを自然に出してますね。“NEW DISH”は、俺は90年代に育ったからヒップホップ好きになってラッパーでビートメイカーだけど、ヒップホップがない時代に育って70年代に生きていたらミュージシャンをやっていただろうなっていうシンプルな感じですね。</p>

<p><strong>──“GEMZ – OUTRO”の《ミュージックのなかに見た人の尊厳》もひとつの核心を突いた重要なリリックだと感じて、これは、ISSUGIくんが表紙で国内のヒップホップ特集を組んだ雑誌の『ele-king』の編集協力をしたときに、自分が書いた「音楽家ISSUGIの挑戦」というイントロダクションで引用させてもらいましたね。</strong></p>

<p>ああいう音楽としてのヒップホップという企画で俺を選んでくれてロング・インタヴューをやってもらえたのは本当にうれしくて。文字を書く人たちはどちらかと言えば、ラップの音より言葉の方により比重を置く印象が俺はあったから、俺を表紙にしてくれたことは挑戦的だと思いましたし、熱いと感じて。</p>

<p><strong>──その反応は自分としてもすごい嬉しい。まさにあのテーマは問題提起でしたね。特にいわゆる日本のヒップホップのブームが起きて以降、どうしても“ラッパーの生き様”とかゴシップに焦点が当たる傾向が強まっていたし、そこに自分もライターとして少なからず与してきた自覚はあったし責任も感じていて。もちろんそれもヒップホップの面白さだけど、「音楽が重要だし、音をもっと真剣に聴いて音楽に向き合おうよ」という当たり前のことをあの特集では言いたかったですね。そこでどんなジャンルも「音のヤバさ」を基準に取り上げてきて厳しい審美眼を持つ『ele-king』の編集部とめちゃめちゃ議論しまくって、ISSUGIくんを巻頭にしてやろうとなって。でも、音について説明したり言葉で語ったりするのは難しいことでもありますね。</strong></p>

<p>たしかにそうですね。説明するのは本当に難しいし、本来しなくていいならアーティストはしない方がいいかもと感じるときもあるし（笑）。</p>

<p><strong>──例えば、16FLIPのビートはやっぱりその独特のグルーヴが肝だと思うんですけど、グルーヴと一口に言っても、そこにはいろんな感覚やノリがあるわけですからね。</strong></p>

<p>俺の場合は自分で叩かないと作れないグルーヴが絶対あるので、そこは重要視しています。ミュージシャンが演奏するのといっしょで、自分のタイミングを突き詰めてやればやるほどその人そのものになる感じです。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145842/interview220704-16flip-7.jpg" alt="16FLIP ISSUGI" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-433605" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──『GEMZ』でバンドとともに制作したり、ライヴしたりした経験はビート・メイキングに活かされるものですか？</strong></p>

<p>ひとりで作るのとバンドで作る感覚はもちろん違いますね。ぜんぜんイメージしてない音ができるのがバンドかなと思う。Budaくん（BudaMunk）のビートありきでアラタ君（荒田｜WONK）やMELRAW、Kanさん（井上幹｜WONK）、Takuさん（金子巧｜cro-magnon）に弾いてもらって仕上げた曲もあるし、まったくゼロの状態から作った“踊狂 – Remix”なんかは絶対にひとりじゃ作れなかったですね。バンドにはそういう実験を重ねていく面白さがあって、しかも複数の人間だからひとりから出てくる発想じゃないんですよね。その後、自分がビートを作ることに影響を与えていると思います！　ひとりでビートを作るときも、あるネタを見つけて頭のなかでループさせたり、切って並べ替えたりしてて、その上にこんな音が合うかもとか思ったりします。</p>

<p><strong>──そうやって頭のなかでイメージしたときの解像度はとうぜん昔より上がっている？</strong></p>

<p>自分の好きなメロディの羅列がより直感的に判断できるようになっているかも知れません。そうなっていくと、ネタ聴いてるときの閃きの数も多くなるんですよね。何からでもいけるじゃんみたいな感じで（笑）。</p>

<p><strong>──今回で言うと、“Urban Tactics”のような定番のブレイクビーツを独自に調理するビートもいつも作っていますよね。こんなふうに崩すんだ、と興味深かったです。</strong></p>

<p>こういうのってずっとヒップホップ聴いてる人ほど響くと思うし、初めて聴く人は衝撃だと思う。自分にとってのB-BOYマナーですね。ドラムだけでぶち上がる。いつでもやりたいんですよね、受け継がれる限り古くならないから。</p>

<p><strong>──それでも、やはりクオンタイズはしないんですよね？</strong></p>

<p>基本はしないです。ハットを連続でキッチリ入れたいときくらいですね。それも稀ですけど。前にGRADIS NICEがクオンタイズでは出せない人力の「“これぐらい”がある」って言っていて、俺も本当にそういうことだと思うんです。</p>

<p><strong>──KRUSHさんに7年前ぐらいにインタヴューしたとき、J・ディラ（J Dilla）のヨレたビートの話になったことがあって。そこでKRUSHさんが90年代にブラック・ミュージックやヒップホップの腰と首にくるグルーヴは何かを研究したことがあると語ってくれましたね。有名なブレイクビーツの4小節か8小節をサンプリングしてループするようにシーケンスを組んで、まったく同じ位置に自分でキックとスネアを打ってみて、それから元のブレイクビーツを抜くと、2発目のスネアがジャストじゃなく後ろに位置しているから次のキックが早く聴こえて首にくると気づいたと。</strong></p>

<p>そういう試し方があったんですね。人によってどこに来てるかとかも若干違うと思うけど、確実に言えるのはラップもビートもグルーヴがあったほうが気持ちいいってことだと思います。</p>

<p><strong>──最近プッシャー・T（Pusha T）の“Diet Coke”がすごい好きだって語っていましたね。</strong></p>

<p>あの曲はここ1年くらいだったら1番好きな曲かもしれないです。まずビートが超カッコいいし、フロウも癖になるし、そのあとにリリックも理解して。プッシャー・Tらしい面白いことを言っていましたね。俺も好きな曲のすべての歌詞を知っているわけじゃないけど、本当に好きだったら歌詞も知りたくなりますね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Pusha T - Diet Coke</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/HFrwm6oRYJg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ところで、『16FLIP（Atomosphere'22）』というタイトルは、元々DJ KILLWHEEL名義の『180atomosphere』というMIXCDシリーズから来ていますね。</strong></p>

<p>タイトルは今回、なんでもいいかなって感じで、2022年に瞬発的に作ったからこのタイトルにしました。Atomosphereっていう言葉が昔から好きで、ビートは俺の持ってる雰囲気だと思うので。

<p><strong>──ちなみに、このシリーズを最初に始めたのはいつぐらいでしたか？　2012年とか？</strong></p>

<p>いや、もっとぜんぜん早いです。『Black De.Ep』（2008）を出した年くらいにはVol.1を出していて、それには自分のフリースタイルとかも入っていました。それは聴いたことありますか？</p>

<p><strong>──いや、恥ずかしながら聴いたことがないですね。めちゃ聴きたい。</strong></p>

<p>『180atomosphere2』には、S.L.A.C.K.が“Blackdeep”のインストでラップした“SLACKDEEP”が入っているはずです。そういうリリースされる前の曲とか、そこでしか聴けない曲をいれるのがMIXだと思ってたので。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>DJ KILLWHEEL aka 16FLIP／180atomosphere</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/61Ba9R2DxJQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<p><strong>180atomosphere2　DJ KILLWHEEL aka 16FLIP</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/9sU8XsjckAw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──その頃にはクラブでもDJをやり始めていました？</strong></p>

<p>（池袋）Bedとかではたまにやっていた気がするんですけど、まだ他県とか、東京以外でのDJのオファーはほとんどなかったですね。当時、MIXはプロモーションの一環というか、自分のクルーのラッパーのフリースタイルとか自分の好きなヒップホップをミックスして、『Black De.Ep』みたいにちゃんと流通させている作品と違う角度から 自分たちの周りの動きやノリを知らせるっていう感じでしたね。</p>

<p><strong>──そのうえで、自分たちの存在やセンスも広まっていけば、さらにいいよね、みたいな。</strong></p>

<p>そういう感じですね。良かったらその人たちのイベント行ってみようとかもあると思うし。選曲とかジャケットとかでもいろいろ伝わるし、曲のもう1歩奥みたいな。でもある意味、肩肘張らないで聴ける、手前でもあるんすよね。</p>

<p><strong>──そういえば、3年ほど前には、16FLIPとしてジョージア・アン・マルドロウ（Georgia Anne Muldrow）をフィーチャリングした曲を出していました。ジョージア・アン・マルドロウは自分も好きで聴いてきたので。彼女の作る音楽はグルーヴィーでもあり、ドロドロもしていますよね。</strong></p>

<p>超ドロドロしていますね。ジョージアは作るビートも超ヤバい。あれは、TRASMUNDOの浜さん（東京・下高井戸にあるレコード屋と店主）が大量に貸してくれた音源だけで作ったビート集『16FLIP VS TRASMUNDO』に入っているビートですね。ジョージアにどのビートを送ろうかいろいろ考えて、新しいのもあったんですけど、あのビートに乗ったら絶対ヤバいなって最終的に思って。ジョージアが歌ってくれたあとに、デヴィン・モリソン（Devin Morrison）がキーボードを弾いてくれて、それをさらにエディットして完成した。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>16FLIP “Love it though” feat. Georgia Anne Muldrow</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/ZdbsJKONXSo" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──最初の歌い出しまでのあいだで焦らされる感じがまずありますね。</strong></p>

<p>歌が返って来て、センスとスキルに感嘆しましたね。「俺が作りたいのこれだわ」って。メロディとメロディにあいだがあって、それがタメになっていますね。詰め過ぎないところがカッコいい。たしかマッドリブ（Madlib）とメダファー（M.E.D.）、ダドリー・パーキンス（Dudley Perkins）、ジョージアはオックスナード（カリフォルニア）っていうところが地元だと思うんですけど、ドロドロとした土っぽいグルーヴが特徴な気がします。</p>

<p><strong>──いま名前の出た<u><a href="https://hiphopdna.jp/news/6779" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>マッドリブはかなり前からiPadで制作している</strong></a></u>とも語っていましたよね。</strong>

<p>もうスタジオには行かなくなったって何かで言っていましたね。でも、家ももはやスタジオみたいなもんだと思うので、あのレベルだと（笑）。俺もビートメイカーは各自最終的にそうあるべきだと思います。マリク（Malik Abdul-Rahman） は、“On The Train”（『UrbanBowl Mixcity』収録）をアプリのiMaschineで作ったんですよ。俺も言われないと気づかなくて、マリクが「これは、この駅からこの駅に行くときに作ったんだよ」って教えてくれて。だから、ビートメイカーは自分のグルーヴとセンスさえあれば、どんな状況でも自分の力を出せるから、ケータイでもヤバいビートは作れる。ホントに機材はなんでもいいんですよ。音楽は人間が作るものなんで。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/03145849/interview220704-16flip-8.jpg" alt="16FLIP ISSUGI" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-433606" /></div>


<div class="text-box right fade-up">
<p>取材・文／<u><a href="https://twitter.com/shinfutatsugi" rel="noopener noreferrer" target="_blank">二木信</a></u>
写真／<u><a href="https://teppeihori.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">堀哲平</a></u></p>
</div>


<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/04125321/interview220704-16flip.jpeg" alt="16FLIP ISSUGI" width="1920" height="1896" class="alignnone size-full wp-image-433631" /></div>

<p class="name">16FLIP（Atomosphere'22）</p>
<p class="text">16FLIP
2022.05.27（金）
DOGEAR RECORDS</p>

<p class="text"><strong>TRACKLIST</strong>
1.I'm Rain
2.Misty Man
3.Urban Tactics
4.Beat Diary 917
5.The Sun
6.Desert Nocturne
7.Frame of mind
8.Going Over（Newday）
9.Beat Diary 311
10.East Flo
11.Independent
12.3
13.Nakano JFK
14.Ghost Face
15.I Know Dat
16.Oneluv
17.Don't Forget</p>

<p class="text">All produced by 16FLIP
4.Sampled from Motif Alumni
11.17.Sampled from DJ GQ</p>


<a href="https://linkco.re/ZCUGtrc5" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ストリーミング／配信</a>
</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>＜フジロック’22＞ステージ別ラインナップ発表！鈴木雅之、Yaffle、Night Tempo、ZOMBIE-CHANG、CYK、食品まつり a.k.a foodmanら追加出演者も解禁</title>
		<link>https://qetic.jp/music/fujirock-220617/432654/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/fujirock-220617/432654/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 17 Jun 2022 03:21:37 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[中村悠人]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=432654</guid>
<![CDATA[<summary><p>夏の祭典＜FUJI ROCK FESTIVAL’22（以下、フジロック）＞が7月29日（金）30（土）、31（日）に苗場スキー場で開催。この度、新たな出演者と合わせてGREEN、WHITE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVEN各ステージ別ラインナップ、そして深夜のステージ・RED MARQUEEの復活も発表された。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="1440" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115301/music220617_fujirock-02-1440x1440.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="フジロック" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115301/music220617_fujirock-02-1440x1440.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115301/music220617_fujirock-02-240x240.jpg 240w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115301/music220617_fujirock-02.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115301/music220617_fujirock-02-720x720.jpg 720w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><p>夏の祭典＜<strong>FUJI ROCK FESTIVAL’22</strong>（以下、フジロック）＞が7月29日（金）30（土）、31（日）に苗場スキー場で開催。この度、新たな出演者と合わせてGREEN、WHITE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVEN<strong>各ステージ別ラインナップ</strong>、そして深夜のステージ・<strong>RED MARQUEE</strong>の復活も発表された。</p>

<h3>＜フジロック’22＞追加出演者に鈴木雅之、Yaffle、Night Tempo、ZOMBIE-CHANG、CYK登場</h3>

<p>追加出演者として、<strong>鈴木雅之</strong>がフジロック初登場。WHITE STAGEの最終日に出演することに。</p>

<p>また、RED MARQUEEでは朝5時まで充実したラインナップで夜のフジロックを大いに盛り上げる。初日の金曜日には、様々なアーティストに楽曲提供をしている<strong>Yaffle</strong>がライブセットでフジロックに初出場。またPitchfork、Music Magazine、ele-kingなど国内外のメディアの年間ベストにも選ばれた名古屋出身の電子音楽家・<strong>食品まつり a.k.a foodman</strong>も決定。</p>

<p>2日目の土曜日には、金曜日に出演を発表していた<strong>Night Tempo</strong>が昭和グルーヴDJセットで登場する。さらに、作詞作曲、トラック、リリック全てを手掛け、独自の世界観を放つライブ・パフォーマンスが必見の<strong>ZOMBIE-CHANG</strong>、今最も勢いがある東京拠点のハウスミュージック・コレクティブ<strong>CYK</strong>が決定した。</p>

<p>また昨年のフジロックROOKIE A GO-GOに出演し、「FRF’22出演権獲得！目指すはメインステージ！」企画にて見事出演権を勝ち取った<strong>Acidclank</strong>がRED MARQUEE最終日に出演決定。</p>

<p>そして最終日、朝までフジロックを盛り上げてくれるのは、ミスターフジロック・<strong>TAKKYU ISHINO</strong>を筆頭に、<strong>Fake Creators </strong>（LITE, DÉ DÉ MOUSE）、久々の出演となる<strong>FUMIYA TANAKA</strong>と、今までやったことがないようなロングDJセット対決が繰り広げられる。開催まで6週間に迫り、ますます注目を集める今年の＜フジロック’22＞。チケットの一般発売も本日より開始となったので、ぜひこの記念すべき機会を逃さずにチェックしてほしい！</p>

<a href="https://qetic.jp/banner_fuji22_0613/"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115253/music220617_fujirock-01.jpg" alt="フジロック" width="1920" height="960" class="alignnone size-full wp-image-432649" /></a>

<div class="information">
<h2>EVENT INFORMATION</h2>
<h3>FUJI ROCK FESTIVAL'22</h3>

<a href="https://qetic.jp/banner_fuji22_0602/"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/17115301/music220617_fujirock-02.jpg" alt="フジロック" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-432650" /></a>

<p>2022年7月29日（金）30日（土）31日（日）</p>
<p>新潟県 湯沢町 苗場スキー場</p>

<a href="https://www.fujirockfestival.com/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a></div>
<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>ルードボーイ・サイエンティスト──BABA（THINK TANK／BLACK MOB ADDICT）、ロング・インタヴュー</title>
		<link>https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/baba/431798/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/baba/431798/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 06 Jun 2022 10:00:52 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[二木信]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>音楽ライター・二木信による連載「good friends, hard times」第6回目に登場するのは、THINK TANKや〈BLACK SMOKER RECORDS〉、SKUNK HEADS、DOOOMBOYSでの活躍、DJ／ビートメイカー名義のBLUE BERRYとしても知られ、インディ・レーベル〈BLACK MOB ADDICT〉を主宰するBABA。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05222841/interveiw220606-baba-2-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="BABA BLUE BERRY" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05222841/interveiw220606-baba-2-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05222841/interveiw220606-baba-2.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>音楽ライターの二木信が、この困難な時代（Hard Times）をたくましく、しなやかに生きる人物や友人たち（Good Friends）を紹介していく連載「<u><a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">good friends, hard times</a></u>」。国内のヒップホップに軸足を置きながら執筆活動を展開してきた二木が、主にその世界やその周辺の音楽文化、はたまたそれ以外の世界で活躍、躍動、奔走するプレイヤー（ラッパー／ビートメイカー／DJ）、A&Rやプロデューサーなど様々な人物を通じて音楽のいまと、いまの時代をサヴァイヴするヒントを探ります。</p>

<p>第6回目に登場するのは、THINK TANK、〈BLACK SMOKER RECORDS〉、SKUNK HEADS、DOOO
MBOYSでの活躍で知られ、インディ・レーベル〈BLACK MOB ADDICT〉を主宰する<strong>BABA</strong>。</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「彼らルードボーイには、吐き出してしまいたいありとあらゆるフラストレーションがあった。仕事をする・世間とうまくやっていく・学校へいくという責任から生じる自制心は一切ない。ルードボーイにあるのは、ストリート・ヴァイオレンスの規制を塗り替えるような、大胆不敵な荒々しさだった」――レゲエとジャマイカの歴史を多角的かつ情熱的に描いた名著 『ベース・カルチャー　レゲエ～ジャマイカン・ミュージック』（高橋瑞穂訳／シンコーミュージック）のなかで、著者のロイド・ブラッドリーは書いている。</p>

<p>元々1960年代のジャマイカに発生したと言われるルードボーイという現象や定義はとうぜん重層的だ。そこで念のために断っておくと、私は、ルードボーイの不条理な暴力を闇雲に肯定したいわけではない。私の最大の関心は、秩序から逸脱したルードボーイの“大胆不敵な荒々しさ”がいかにして芸術表現を生み出すポジティヴなエネルギーに変換されるのか、またその底なしのエネルギーが生み出す手に負えない芸術にある。別の言い方をすれば、ルードボーイ性を有した“音楽の科学者”に興味があった。だからこそ今回の主役は<strong>BABA</strong>である。</p>

<p>1976年生まれのラッパー、BABAは、ヒップホップ・グループ＝THINK TANKのメンバーとして知られ、現在は〈BLACK MOB ADDICT〉というインディ・レーベルを運営している。そしてそのレーベルから、2004年に発表したソロ・アルバム『NO CREDIT』以来、18年ぶりにソロ名義のラップ・ミュージックを発表する。『Collector’s Edition Vol.1』と名付けられた4曲入りの7インチは──ラガ・ヒップホップという形容は正確ではないかもしれないが──ヒップホップとレゲエの豪胆な融合であることは間違いない。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>BABA a.k.a. "BB"SHOT - Collector’s Edition Vol.1【7inch】</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/xhpYNJGxu_A" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>だが実のところ、7インチのリリースが決まる前にすでにBABAに取材を申し込み、インタヴューをしていた。取材の動機がもうひとつあった。それは、7インチのビートもすべて制作した、BABAのDJ／ビートメイカー名義であるBLUE BERRYが2020年9月から2022年2月の約1年半のあいだに発表した6枚のミックス作品の音楽性が多彩で興味をひかれたからだった。1990年代のヒップホップ・クラシックを用いた音響実験に始まり、アフロビーツ／アフロフュージョン、ゴムに焦点を絞ったもの、クレズマーやジャズからパンキー・レゲエへと展開するサウンドトラック風、またはアブストラクト・ヒップホップやブリストル、イルビエントへと深く潜り込むミックスなど、自身の手札を惜しみなく出していた。</p>

<p>1990年代中盤から本格的にキャリアをスタートしたラッパー／DJ／ビートメイカーが、これまでどのような軌跡をたどり、何を考えて精力的に音楽を続けているのかを訊きたくなるには十分に刺激的だった。THINK TANK、SKUNK HEADS、DOOOMBOYSの話もしてくれたし、NYでの経験や現地のラッパーたちとの交流のエピソードも貴重だ。THINK TANKの他のメンバー同様に謎多き人物であるが、できる限り自らをベールに包んで己の道を歩み続きてきた事実は、誰しもがSNSで性急に自己を晒していく時代に示唆に富むものではないだろうか。そんなBABAが横浜でおおいに語ってくれた。話は少年時代から始まる。</p>
</div>


<h2 class="fade-up">INTERVIEW：BABA
（THINK TANK／BLACK MOB ADDICT）</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05222845/interveiw220606-baba-10.jpg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-431811" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──BABAさんはどんな少年だったんですか？</strong></p>

<p>バスケ少年だったんだけど、中3ぐらいのころに同級生が学校の廊下でスケボーでいきなりジャンプしたのを見て、「それ、ヤベェじゃん」って、俺もすぐにスケボーを始めて。そいつはその技を俺に見せたくてこっそり練習していたんだよな。それからはスケボーで学校に通うようになって、俺もこっそりその技を練習したけれど、簡単にできなかった。高校は1年で辞めた。すげぇ頭に来ることがあって、教室と職員室をブワ～ッ！　とめちゃくちゃにして「もう辞めたるわ！！」って学校を飛び出した。それからは町でずっとスケボーをしていた。大会に出るぐらいのめり込んでいたよ。</p>

<p><strong>──BABAさんが中3か高1の頃は、1992年ぐらいですよね。音楽はどうでしたか？</strong></p>

<p>当時は、日本で音楽って言ったらヴィジュアル系のバンドが大流行の時代だよ。俺はそのヴィジュアル系が音楽もファッションも気に入らなくて仕方なかったわけ。若かったし、音楽についても見た目で判断していたから。そんな俺に、ある日、スケボーの仲間が『ジュース』（1992）のVHSを持ってきたんだ。あの映画には食らった。Qが手袋してスクラッチするシーンがヤベェじゃん。あれでスクラッチを初めて知ったし、「タンテ（ターンテーブル）って何？　レコードって何？」ってすげえ興味がわいて。その後、『ワイルド・スタイル』（1983）や、アイス・Tが出ていた『ニュー・ジャック・シティ』（1991）とか、そういう映画をいろいろ観たけれど、俺にとって『ジュース』を超える映画はなかった。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>DJ Q（Juice）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/-cw90OkeI0I" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──あの映画には自分もかなり影響を受けました。それですぐにDJを始めると。</strong></p>

<p>いや、まず情報がないからさ。先輩の家にもタンテがあったんだけど、アームが自動式のものだったから、「ちげえなあ」と。映画で使われていたTechnicsじゃなかった。でも、あるとき地元近くの大和にあった「ドルフィン」っていう古着屋さんに行ったら、Technicsのターンテーブルがあったんだよ。「『ジュース』で観たやつといっしょじゃねえか！」って興奮したね。それで、そこの店主のアンザイさんにDJミキサーやタンテをはじめ、いろんなことを教えてもらって自分でも勉強した。だから、アンザイさんは俺の先生。DJを始めるといろいろわかってくるじゃん。『ジュース』のDJのシーンの音と手の動きが実は一致していないとか。そんな感じでスケーターだった俺はギンギンのバトルDJになった。</p>

<p><strong>──ちなみに高校を辞めてからはどんな生活を？</strong></p>

<p>19歳ぐらいのころに、金もぜんぜんねえのにNYに無理やり3ヵ月ぐらい滞在した経験はデカかった。ツレが家出同然でNYに行くというから俺も追っかけたんだけど、あまりに金がねえからタンテ2台とDJミキサーも売って旅費にしたぐらいだから。飛行機に乗るのもNYに行くのもそれが初めてでいろいろ大変だった。直行便に乗るとチケットの値段が高いからソウル経由で行ったんだけど、ソウルの空港で3、4時間も待たされてわけがわからなくて怖くてひたすら空港の同じ場所で待ったり、NYに着けば着いたで水を頼んだつもりが値段の高い謎のビールを押し売りされて仕方なく飲む羽目になったり。ビール一杯で心臓ドクドクしちゃってさ。</p>

<p><strong>──それでも無事にNYにはたどり着けたと。</strong></p>

<p>向こうで顔がボコボコのヤツが近づいてきて時計を売りつけられそうにもなった。怖いじゃん、そんなの。なんで顔がボコボコなのかって言うと、時計を盗んで失敗したときに店のヤツにぶん殴られているから。だから、そのときは盗むのに成功した時計を持っていたということ。そういういろんな洗礼を受けたのは忘れもしねえ。そうした洗礼を受けて自力で飯を食うための方法をいろいろ学んだ。「こういうやり方をすれば飯を食えるのか」っていうのをNYのストリートで教えられたね。でも最初は、俺らは若くて怖いものなしだったから、NYに行って「『ジュース』しちゃおうぜ！」ぐらいのノリと感覚だった。町で遊んだり、タギングしたりしてやろうと。俺が初めてNYに行ったときはフュージーズ（The Fugees）がセカンド『The Score』（1996年2月13日）を出した直後の全盛期で、フュージーズのライヴはすごかった。バウンティ・キラー（Bounty Killer）がゲストで登場した時点で木造のクラブの建物がミシミシってきしみ出して、これ、スタジアムの床が抜ける衝撃映像みたいな大惨事に巻き込まれるじゃんってめちゃくちゃ怖かったし、いきなり「吸うか？」ってジョイントは回ってくるし、NYのヤツらの感情の高ぶりは桁が違った。</p>

<p><strong>──若いころにそういう強烈な体験をしたというのがやはりデカかったんですね。</strong></p>

<p>NYはその後も服の買い付けとかで行くようになるけど、いろいろあった。マイク・ジェロニモ（Mic Geronimo）のライヴを観たときなんて場がとんでもない大混乱になってさ。人があまりにパンパンに入り過ぎてみんなが騒ぐもんだからレコードの針が飛んじゃうの。それに対してブーイングした客に向かってマイク・ジェロニモがアカペラでフリースタイルし始めたんだけど、その矢先にステージ袖からキャッシュ・マネー・クリック（CASH MONEY CLICK）のヤツらがバーッと出てきて、客の顔面をバッコ～ン！　って蹴り上げたわけよ。それでもう一瞬にして大乱闘でオマワリが来てライヴが中止になっちゃった。そのとき俺と相棒はでっかいスピーカーの上に乗ってライヴを観ていて、クラブがハチャメチャなことになっているからすぐには下に降りられなくて。</p>

<p><strong>──それはヤバい……。</strong></p>

<p>それでだいぶ人が捌けてから下に降りると、そのときDJをしていたトニー・タッチ（Tony Touch）がいて。当時、ヤツは日本が好きだったから、「お前ら日本人だろ！」って声をかけてきて、「この俺のプロモ盤を聴け！」って新曲をその場でかけてくれた。</p>

<p>しかもそのマイク・ジェロニモのライヴの帰りに、今度は地下鉄でキャミロ（DJ Camilo）と会って。1994、1995年ぐらいにミックステープがめちゃ売れていたヒップホップのDJ。なんで話したのかは忘れたけど、「俺、キャミロだよ」って言われて、「マジかよ！？」と。で、そのときに、キャミロはレコーダーを持っていて、俺らに「日本語で話してくれよ」って言うの。何か吹き込んだからそこからさらにキャミロのミックスを追って聴いたけど、一切使われてなかったな（笑）。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Webisode 16 TONY TOUCH + MIC GERANIMO JAPAN 1996</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/Wf6EwIA85wQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ははは。</strong></p>

<p>俺が日本で売るためにゲットするテープの他に、NYで手に入れた人に知られたくないテープとかもあって、キャミロのテープはそういう価値を感じるものだった。それと道を歩いているとナズ（NAS）を見かけたこともあった。すぐに「Are You NAS？」って話しかけたよ。すると、「YES！」って言うんだけど、向こうも「俺のこと知ってんのかよ？」っていう驚きの表情をしていた。知っているも何も、「『イルマティック』だろ。超カッケーよ！」って伝えると、向こうも「マジかよ！？」って感じで。そのときに俺の友達が8、9万円ぐらいするティンバランドのスウェードの革ジャンに、「『イルマティック』って書いてくれないか？」と頼むと、「こんな高い服に書いていいのかよ？」って言いながら、でかでかと「NAS」って書いてくれたな。『イルマティック』じゃねえのかと（笑）。</p>

<p><strong>──なははは。</strong></p>

<p>だから、1990年代のそれぐらいの時期は、アメリカのヤツらよりも日本人の一部のヒップホップ好きの方がNYのアンダーグラウンドのラッパーの良さに気づくのが早かった。それで2、3日いると、毎日会うようになって顔見知りにもなるわけ。当時の日本のヒップホップのヤツらとNYのヤツらはそういう距離感でもあった。俺はブランド・ヌビアン（BRAND NUBIAN）が大好きだったから、サダト・Ｘ（SADAT X）に会おうとしたら会えたし、ブルックリンに買い付けに行けば、ショーン・P（Sean P）も普通にいる。そういう感じだった。</p>

<p><strong>──90年代の日本のヒップホップ・メディアの東海岸ヒップホップへの傾倒の背景とそういう関係性は無縁ではないように思えますね。</strong></p>

<p>話を戻すと、最初のNYから帰国してもとうぜん金はぜんぜんなかった。そんな状態で空港から千葉の友達の家に直行すると、そいつがあるラジオ番組でDJバトルの大会が開催されて、しかも優勝すると賞金10万円とDJミキサーがもらえると教えてくれた。「これは絶対行ける気がする！　俺、やるわ！」ってすぐに出場を決めた。たしか千葉パルコにあるスタジオに行ったと思う。しかも生放送。持ち時間はひとり5分か10分で、みんな時間内に終わらせていたけど、俺はわざと終わらせなかった。最初はPAさんが「もう終わりだよ」と窓を叩いて伝えてきたけど、それも無視してコスりまくっていたら急に音を止められて。そんなんだから優勝はできなかったけどね。</p>

<p><strong>──さきほど「自力で飯を食うための方法」をNYで学んだと話されていましたけど、それはどういうことですか？</strong></p>

<p>NYで買ってきたミックステープやラッパーのブートのテープをダビングして路上で売れば稼げるぞ、これで食っていけると思った。それで、NHKの前の代々木公園の並木道に月曜だか水曜に、“ジュニア待ち”の女の子がすげえ並ぶからまずはこの子たちに売ろうと考えた。そのころヨーヨーが流行っていたから、「この最新のヨーヨーやってみない？」って女の子を捕まえて興味を示したら、「このテープも買わない？　2本買ったら1本オマケで付けるよ」と。まずは誰であれ止めなきゃ買ってくんねえじゃん。そこまでしてもシカトするヤツもいるし、それが屈辱でね。でも、売らねえと帰るためのバス代がない。だから、食うために必死だった。それと当時は渋谷のBボーイやヘッズを道端で捕まえてレコードやカセット、MTVを録画したヴィデオテープとかも売っていた。道で何でも売れた時代だった。</p>

<p><strong>──そういう商売が成立した時代だったんですね。</strong></p>

<p>でもすげえ嫌われていたと思う。だって、渋谷のレコ屋で売っているアメリカのDJのミックステープのカセットを買って市販のテープにダビングして道端で売ったりもしていたから。レコ屋のテープはジャケが白で、俺はビッグカメラとかで買ったジャケに線の入ったテープだったけど、向こうは1000円でこっちは800円だから売れるわけ。いまだったら超怒られるよね。しかも、それを宇田川のレコ屋が密集するCISCOの坂の階段で売っていたから。最初は明治通りの道端に布をひいて、折り畳みのテーブルを出して、ラジカセを鳴らして商売していたけど、明らかに怪しい不良のヤツにオラつかれて。俺の周りをウロウロして何かを壊しそうな雰囲気を出してきてさ。あとで人に聞いたら、やっぱりその場所のそっち系の人だったから、場所を宇田川町に移した。いまはわからないけど、当時はCISCOの坂の階段のあたりは私有地で、しかもそこの地主の女の人がめちゃ優しくて、「私の土地だから何やっても大丈夫。ゴミだけは捨てて行かないでね」って言ってくれて、「マ～ジっすか！　めっちゃキレイにして帰りますよ！」と。その他の道端でもやっていたよ。横浜のビブレ、町田のパルコ、元町なんかでもやった。いまみたいになんでも無料じゃないから、いろんなところで商売が成り立っていたけど、CDのDJミックスが出始めてからおかしくなって変わったね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05225039/interveiw220606-baba-6.jpg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-431815" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──その一方で、先ほどもNYでの買い付けの話が出ましたけど、BABAさんは「CLIP13」と「GROPE IN THE DARK」（1996年OPEN）で働いていたんですよね（※「CLIP13」と「GROPE IN THE DARK」は共に渋谷に店舗を構えていたセレクト・ショップ）。</strong></p>

<p>そう。CLIP13の前身のお店「CAL」はもともと平塚にあって、まだヒップホップの店がほとんどないころだから目立った。1994年に渋谷に移転して名前が「CLIP13」となってから俺もそこで働くようになって、店主のCALさんにNYの買い付けに連れて行ってもらったり、東京のクラブにもいっしょに遊び行ってもらったりしていた。俺のラッパーとしてのキャリアもそこからスタートしている。CALさんに声をかけられて、『THE BEST OF JAPANESE HIPHOP VOL.3』（1995）ってコンピに収録されたCALさんのグループ、MICROTACSの曲でラップしているから。曲名は、“暗黒 HIP HOP 国家”。すげえタイトルだな（笑）。</p>

<p><strong>──すごいですね（笑）。</strong></p>

<p>そうやってラップしたり、遊んだりするなかで、K（K-BOMB）やJUBEくん、NAOちゃん（現・NOX）とも出会って、THINK TANKにつながっていく。NAOちゃんはたしか俺のあとに、「CLIP13」で働いていたね。</p>

<p><strong>──JUBEさんとの出会いはおぼえていますか？</strong></p>

<p>おぼえてるね。Shot Shell Clickは当時メンバーが大勢いて、町田の「FLAVA」でもパーティをやっていた。そこにYOU THE ROCK☆やTwiGyを呼ぶと、タバコの火も付かないほど人がパンパンに入って。それぐらいの勢いがあったから、たしかNaked ArtzのMILIが都内の人間とつながって俺らも都内に行くようになったんだと思う。それで下北沢の「SLITS」に行ったんだけど、当時の俺は若かったのもあるし、常に戦闘モードの態度だったから知らない人から話しかけられることがまったくなくてさ。いま思えばそんなヤツに誰も話しかけないよな。だけど、そんな俺にやたら話しかけてくる、身長のデカい変なヤツがいた。それがJUBEだった。これを載せたらJUBEくんは怒るかもしれないけれど、第一印象はピタピタのジャージにパンタロンを穿いていたから「なんだ、こいつは？」って感じだった（笑）。でも、すげえ話しかけてくるし、面白いからすぐ仲良くなった。</p>

<p><strong>──JUBEさんのその第一印象、なんとなく想像できますね。</strong></p>

<p>で、「SLITS」から新宿の「OTO」にハシゴしたり、それから甲州街道沿いにあった、〈FLOWER RECORD〉っていうレーベルの人らがやっていたクラブに行ったり。金はねえけど、クラブにはなんとか入れたからとにかく毎日ぐらいの勢いで遊んでいて、行くとDJブースにたいていマイクが置いてあった。DJも「ウザくならない感じでパーティを盛り上げてよ」というノリでインストを流す。だから、「SLITS」でもJUBEくんとマイクを持ったと思うし、そういうサイドMCで鍛えられた。でもハシゴして常にマイクを掴んでライヴしなきゃいけなかったから、朝方とかつらかったよ。だからマイクジャックと言ってもワルノリで喧嘩になっちゃうようなものではなかった。「気分はU・ロイ」みたいな感じ。ラバダブだよね。サイドMCをやっているとDJのプレイの展開も読めるようになるし、どんどん上手くなっていくのが楽しかった。スケボーに近いものがあったね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05225317/interveiw220606-baba-9.jpg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-431816" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──1996年のNaked Artz“Skip 2 The Roots”の12インチのB面の“Shot Shell”という曲にBABAさん、NAOさん、JUBEさんが参加しています。さらに、1997年にはDJ SAS さんらが立ち上げた〈Undaprop Wreckordz〉の第一弾としてJUBE + BABA名義の“独毒”の12インチが出ています。この時点でラップのスタイルは確立されています。翌1998年には、NAOさんとのStill Nap（Shot Shell Click所属）名義の“火に油”の12インチが出ています。最初、JUBEさんのラップの印象はどうでしたか？</p>

<p>すげえ韻を踏む上手いラッパーでクールだなって感じた。一方の俺はレゲエも好きだったからフロウを付けてそこにスキルも混ぜたくて、そういうスタイルでやっていた。“独毒”のアナログのB面の、カポーン＆ノリエガ（Capone-N-Noreaga）の“THUG PARADICE”と同じネタ（“RHYTHM HERITAGE"THEME FROM S.W.A.T."”）を2枚使いしているリミックスのガヤにKも参加している。“独毒”はひとりが立つとパンパンぐらいの超狭い録音ブースに3人いっしょに入って録音したな。</p>

<p><strong>──そうした複数の曲を経て、THINK TANKにつながっていくんですよね。</strong></p>

<p>THINK TANKのきっかけはKだね。1996年にバスタ・ライムス（Busta Rhymes）が「YELLOW」でライヴをすることがあった。もう時効だからいいだろうけど、別のライヴで来日していたバスタをダマで呼んでシークレットでライヴをやっていた。で、その企画に関わっていた人らに、バスタのライヴの前座にShot Shell Clickのメンバーだった俺ら（BABA、JUBE、YAZI、NOX）を出してやると。「バスタに会えるのか！？　もちろんやるよ！」ってなるじゃん。</p>

<p><strong>──2017年にRed Bull Japanのサイトにも掲載された「<u><a href="https://daily.redbullmusicacademy.com/2017/05/black-smoker-records" rel="noopener noreferrer" target="_blank">黒煙の世界へようこそ　今年活動20周年を迎えた、東京の最狂集団BLACK SMOKERに迫る（The Unorthodox Output of Black Smoker ／ Celebrating 20 years of one of Tokyo’s most indispensable and cutting-edge collectives By Yuko Asanuma on May 17, 2017）</a></u>」という記事に拠れば、オーガナイズド・コンフュージョン（Organized Konfusion）、ビッグ・L（Big L）、ショウビズ ＆ AG（Show Biz & AG）などの来日公演の前座も務めたそうですね。</strong></p>

<p>当時の「YELLOW」はステージ裏が楽屋になっていたから、そこでバスタのライヴの熱気を感じていた。そんなとき、Kに「THINK TANKっていうのをいっしょにやらねえか？」と言われたのをおぼえているな。それからKが「GROPE」にもちょくちょく来るようになって。俺はShot Shell Clickの一員だったけど、音楽的に違う方向性を目指したくなり始めていたからKの誘いに乗って、俺、K、JUBEくん、NAOちゃんで“四望”という曲を作ってアナログをリリースしたのがTHINK TANK名義の最初だね。</p>

<p><strong>──1997年ですね。やはりこの曲からもレゲエが強く感じられますね。</strong></p>

<p>そうだね。MINIDONっていう面白い男がその曲にフィーチャリングで参加して、「俺らに何をやっても敵わな～い　な～い　なななな～い♪」っていう歌詞をあのフロウ歌っているしね。あれ、スタジオでその場で思いついて録音していた。MINIDONとはいっしょに何回かライヴもやった。あの曲をRECするために何回かスタジオに一緒に入ったし、何より忘れもできねえ出来事がある。そのころいろいろ忙しくて寝ないで東京のスタジオでレコーディングして車で第三京浜から帰っていたから、保土ヶ谷の料金所が近づくと、「やっと着いたわあ」っていう感じでさ。それで財布を取ろうとしたときに一瞬油断したんだろうね。ド～ン！　と前の2トン・トラックに突っ込んじゃって、車がぐちゃぐちゃになっちゃった。向こうは2トンだから、運転手の人も「兄ちゃん大丈夫？　こっちはこれぐらいだったらいいよ」って感じで。俺、そのとき衝突の衝撃で運転席からぶっ飛んでフロントガラスを頭で割ったからね（笑）。人ってけっこう飛ぶんだなあって思ったよ。そんな状態で何とか運転して家まで帰ったなんてこともあった。そんなときに作ったのが“四望”だった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05232452/interveiw220606-baba-8.jpg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-431819" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──公式のHPに掲載されていたグループの結成日である1997年7月7日は、DEV LARGE（＝D.L）さんがオーガナイザーを務めたとされる＜JACK THE RAPPER＞というイベントの日ですね。場所は「六本木ヴェルファーレ」でSHAKKAZOMBIEやSOUL SCREAMらがメイン・アクトとして出演していました。</strong></p>

<p>それが、俺、K、JUBEくん、NAOちゃん、YAZIの5人のTHINK TANKのオリジナル・メンバーのはじめてのライヴ。このイベントに合わせて“四望”を作った気がするし、それ以外はそれぞれの曲を組み合わせてライヴをした。ちょっとショーっぽくやろうぜっていうことで、全員軍パンを穿いてファッションも揃えて同じ振りもした。たしか映像が残っているよ（笑）。俺らはザコみたいな扱いだったけど、それでばっちり盛り上げた。実際本当に反応が良くて、それ以降「ヴェルファーレ」はタダで入れてくれるようになったから。でも、それで嫌われもしたよね。だって、主役の人らの前に出て全力で盛り上げに行くわけだから。そう、そのときにILLMARIACHI としてライヴしに来ていたTOKONA-Xとも会って話した。「お互い嫌われてるね」って。それ以前にもTOKONAとは面識はあったから。</p>

<p><strong>──その後、2001年にTHINK TANKとして『Think Talk Pt.3』という8曲入りのEPをリリースします。特に10分近くある“Think Talk Pt.3-Legalize It RMX-”は既存のヒップホップの枠におさまらないもので、その後の〈BLACK SMOKER〉やTHINK TANKの実験的な方向性の始まりだと思うのですが、なぜああいう楽曲を作ることになったんですか？</strong></p>

<p>溜まり場になっていたYAZIの家が大きかった。6畳と2畳ぐらいの狭い部屋だったけど、下が蕎麦屋だったから音をいくら出してもいい環境で、そこにK、JUBEくん、NAOちゃん、俺、YAZI、そしてYAZIの膨大なレコードでしょ。みんな体がでけえからもうパンパン。そんな部屋で各自がヘッドフォンを付けて目の前に置いたマイクに向かって話すと、自分の声がいつもと違って聴こえるから、ケラケラ笑いながらぶっ飛んだり、勝手に人に電話したり切ったりして遊んでいた。そしたら、YAZIがその会話を黙って録音していて、俺らに聴かせてきた。「これはおもしれえじゃん」ってなるよね。それにエフェクトをかけたり、ビートを乗せたりしたのが、あの曲の原型になった。</p>

<p><strong>──そういうことだったんですか。すでにプロデュースのクレジットにCuatro Cienagasとあります。K-BOMBさんとの初期の交流はどんな感じでしたか？</strong></p>

<p>Kは当時めちゃめちゃ変わったヤツだった。本当に酷いもんで、人がライヴしていようが、フリースタイルしていようが、マイクをマイクケーブルからスポッと抜くんだ。「またやりやがった」って（笑）。迷惑野郎だよね。それぐらい変わったヤツだった。一方で俺も若くて常に戦闘モードだったから衝突もするよ。あるとき、麻布にあったお高い感じのクラブに遊びに行くと、KがDJブースの上でフリースタイルしていて。しかも、そこで俺の文句を言って勝手にフリースタイルを終わらせたの。それはこっちも「てめえ！　ゼッテーぶっ飛ばす！」ってなるじゃん。いま考えると、若いころのすぐ手を出すモードは危ない。そこにNAOちゃんがいて「待てよ」と止めてくれたけど、Kと大喧嘩になって「もうお前とはいっしょにやらねえから」ってなった。理由は些細なことだよ。Kは東京の人間で、当時の東京は余所者に対してガッと来る風潮があった。俺は横浜でいっしょにいるヤツらも厚木とか平塚とか海の方から東京に遊びに行っていたから。そういうのもわかるけど、こっちだって遊び行って文句言われたら気分は良くないよね。</p>

<p><strong>──THINK TANKのメンバーは当初はライバル関係だったり、仲が悪かったときもある、という話はこれまでのインタヴューでも語られてきましたが、そういう出来事もあったんですね。</strong></p>

<p>で、そういうKと溝ができている時期に俺はJUBEくんやNAOちゃんと曲を作っていたけど、また別に、走っている派手なビートでも曲が作りたかった。そこでYAZIと一緒に作っている曲があって、「超いい曲ができた！」っていう感触があった。大喧嘩したとはいえ、俺らのたまり場はYAZIの家に変わりはないから、Kも出入りする。だから、YAZIに「絶対、他のヤツには聴かせるなよ」と念を押したんだけど、Kがそれをたまたま聴いたのかもしれない。それであいつも「いい曲じゃねえか」ってなったんだろうな。さらにそのタイミングで、当時〈アルファ・エンタープライズ〉にいた茂呂（尚浩）さん（A&R）がスタジオ代を出してくれるという話になって、本格的な録音ができるようになった。そうして最初に録音したのが“Eat One”（『Think Talk Pt.3』収録）だった。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>DJ BAKU</strong>『<strong>BLACK RECORDER BOX</strong>』</p>
<iframe style="border: 0; width: 350px; height: 470px;" src="https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=2764818937/size=large/bgcol=ffffff/linkcol=0687f5/tracklist=false/transparent=true/" seamless><a href="https://blacksmokerrecords.bandcamp.com/album/black-recorder-box">BLACK RECORDER BOX by DJ BAKU</a></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──めっちゃいい話な上に重要なエピソードですね。さらに2002年のフル・アルバム『BLACK SMOKER』も〈アルファ・エンタープライズ〉の協力を得ていますね。</strong></p>

<p>『BLACK SMOKER』を作ったときは、1年近く本当に毎日スタジオに入っていたけど、予算のことなんてたいして考えていなかった。だけど、あとから聞いたら実はスタジオ代に毎日10万円ぐらいかかっていたらしい。そこのスタジオの海鮮丼の弁当がまた激ウマでそれだけ食いにスタジオに行ったりしていたから。それはもう茂呂さんのおかげ。それで、あのアルバムを作ることができた。でもあのアルバムが評価されたのは、2、3年ぐらい経ってからだった気がする。</p>

<p><strong>──あと、やはりYAZIさんの存在がTHINK TANKのサウンドにとってひとつの要でもある、ということですね。</strong></p>

<p>THINK TANKの曲は次から次にネタやブレイクが変わるから、ライヴのDJをやるYAZIは大変だったと思う。レコードを次々に替えなくちゃいけないから、酷いときはレコードを3枚も重ねていたもん。そのアナログは4小節しか使わないからすぐ変えろ、そこからこっちのレコードを2枚使いしろとか俺らから指示出されてエディット的なライヴをアナログでやっていた。「一体どうやってんの？」っていろんなDJがYAZIの手元を見に来ていた。CDJやパソコンでできる時代じゃないから。データになれば自由度は増すよ。でもレコードの音はいいし、レコードでやる面白さがあった。</p>

<p><strong>──『BLACK SMOKER』と同じ年にBABAさんは自身のDJ／ビートメイカー名義のBLUE BERRYとして初のミックステープ『Overdoze』（2011年にリマスタリングを施しCDで再発）を出します。</strong></p>

<p>あのミックスを作るのは超大変だったよ。そのころは実家に住んでいて家が線路脇でうるさ過ぎてまともに音楽が聴けなかったから。マスターはコンポでMDに録音しているんだけど、片耳はコンポにヘッドフォンを差して中から聴いて、もう片耳で外の音を聴いてミックスして作った。あの最初のオレンジ色のミックステープ『Overdoze』は4000本ぐらい売れたね。</p>

<p><strong>──そんなに売れたんですね。BABAさんはDJもやりますし、ライヴでも大きなミキサー卓を持ち込んでみずからエフェクトをかけてダブをしていたときもありました。</strong></p>

<p>俺、実はすげえ器用なんだよ。だから、〈BLACK SMOKER〉のFlash PlayerのHPも俺が作っていたしね。</p>

<p><strong>──それは知らなかったです……。あのページがFlash Playerのサポートが終了して見られなくなってしまったのが残念過ぎます。</strong></p>

<p>あのページを作る前からデザインでもオリジナリティを出したかったから、WINDOWSを買って超勉強していじりまくっていたし、Illustratorにもハマっていたけど、HPを作るのは初めてで手探りだった。いまみたいにフォーマットが決まっていないから一から勉強して作らなきゃいけなかった。超頑張ったよ。1ページずつ戻したいけど、一気に戻っちまうのはどうすればいいんだとか、これを動かせるのかとか、声もつけられるっぽいなとか、できたものをいざネットにアップするにはどうしたらいいんだよとか、そういう時代だから。あのページのデザインは軍艦島をベースにして、しかも骸骨が動いてサイトに入って行くようになっていたでしょ。HPを見るヤツが簡単に入れないように軍艦島のマンションの一室を一瞬だけ光らせて、そこを見つけないと入れないようにしたし、プロフィールの目がパチパチするのも俺が書いた。ファミコンのゲームを作る感覚だよね。Kのコラージュや絵はそのころからすげえ上手くてカッコ良かったから、Kに描いてもらったバッズくんを使ったり、しゃべってもらったのを録音したり、いろいろ工夫したよ。練馬の俺の家がたまり場になっていた時期に複合機なんかも買って自分たちの手で何でも作るようになっていった。Kは＜EL NINO＞（〈BLACKSMOKER〉が主催するイベント）のフライヤーとかも作っていたしね。</p>

<p><strong>──これまでの話を聞いていると、ヒップホップという芸術や文化への向き合い方の一貫性が伝わってきて、BABAさんのファースト・ソロ・アルバム『NO CREDIT』（2004）がレゲエ、ジャズ、ラップ、サウンド・コラージュが混然一体となった実験的な作品になったことがより理解できる気がします。</strong></p>

<p>いまよりも時間があったし、音に関してはMPC2000でサンプリングにはかなりこだわって作った一枚だよ。いまもたまにあのアルバムを曲の順番を変えて聴き直すんだけど、いまだに発見がある。あのころはレコードをめちゃめちゃ買っていたし、特に下北沢の「Disc Shop Zero」にはかなり通った。</p>
</div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>BABA</strong>『<strong>NO CREDIT</strong>』</p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/1LsiQvRWx4BE8mfDrnRvFG?utm_source=generator&theme=0" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><p><strong>──おお、そうだったんですか！！</strong></p>

<p><u><a href="http://www.ele-king.net/news/rip/007420/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">飯島さん</a></u>の存在は大きい。寡黙だからか、最初は冷たい感じの印象を受けて実際あんまり会話をしたこともなかったけど、行くと俺のことをおぼえていてくれて、旧譜だけじゃなく、たまに新品の封まで空けて「これいいよ」って聴かせてくれた。そうやって出してくれた音楽が、俺がまさに探していた音だったことがよくあった。俺が試聴するレコードから俺が好きなものを飯島さんはわかっていたんだろうね。だから、「Zero」の記憶はすごく残っているし、虜になった。一時期、俺の買うレコードの8割ぐらいは「Zero」だったし、『DUB ZOMBIE』（ミックスCD／2008）もあそこで買ったレコードをけっこう使って作った。「Zero」を通してオーディオ・アクティブを初めて知って、「日本にもこういう音楽をやる人らがいるんだな」と思ったし。</p>

<p><strong>──そして2010年には、まさにBABAさん流のダブのバンド、SKUNK HEADSのファースト『ANTI HERO』を出しています。</strong></p>

<p>KとJUBEくんでTHE LEFTYをやり始めた時期に、俺はSKNUK HEADSを始めた。THE LEFTYが始まって、「何？　俺は除いて2人でやるのかよ」とは正直思ったけど、だったら俺も普通のヒップホップをやってもしょうがねえから、ヤバいヤツらを招集して攻撃的なダブをやってやるよって。そういう気持ちだった。SKUNK HEADSを始める前に、ひとつひとつのパラ・データにエフェクトをかけられるデカいミキサーをライヴに持ち込んでひとりでダブ・ミキシングをしていたけど、曲によってヴォリュームなんて違うから設定が大変だし、たまに飲み過ぎた状態でライヴをやるとバランスを間違っていじって音が出てねえとかもあったし、ビールをこぼして機材をぶっ壊したときもあるし、それでバンドでやりたいと考えたのもある。ただそこでありきたりなダブじゃなくて、UKのダブにつながるような、俺なりの攻撃的なダブをやりたかった。俺の他にギターとドラムがいて、最初はダブ専門のヤツがリバーブをかけながらディレイをシュワーッとかけてくれてもいた。スタジオに集まってライヴをして作品のリリースまで行ったあとに、『EAR TO THE GROUND TOKYO』という海外のコンピにもそのアルバムの1曲を提供したことがあった。</p>
</div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>SKUNK HEADS</strong>『<strong>ANTI HERO</strong>』</p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/3M830xVA36dXRO3PBhryht?utm_source=generator&theme=0" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture"></iframe>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>SKUNK HEADS</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/UOZWvrOKqi8" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──〈BLACK SMOKER〉、JUBEさんやK-BOMBさんもそれぞれ既存のヒップホップの枠におさまらないベクトルに進んでいくわけですが、BABAさんも、そのふたりやNOXさん、いまはテクノのDJをしているYAZIさんと同様に独自の道を進んで来ています。SKNUK HEADSのあとには、ドラマーのMUROCHINさんとDOOOMBOYSを始めています。</strong></p>

<p>それは、2010年にDJ BAKU HYBRID DHARMA BAND（DJ BAKU、YOUHEI、BABA、MUROCHIN、JIN、KAORU）に誘われたのがきっかけだね。その年にバンドでアルバム（『D.E.F』）を出して、〈KAIKOO POP WAVE〉をはじめ全国をライヴして回ってスタジオにもけっこう頻繁に入った。そこで俺が歌ってエフェクトもやって、BAKUちゃんがコスって、MUROCHINさんが叩く。それで気が合ってさ。SKUNK HEADSの活動がいちどタンマになったのもあって、MUROCHINさんと「サシでやらねえか」という話になった。ドラムと打ち込みのふたりは見た目も様になってカッコいいじゃん。それもあったし、俺はMUROCHINさんのシンバルのシャンシャン叩いてくる感じが気に入ったのよ。かっこいいなって。</p>

<p><strong>──MUROCHINさんとやるようになって音楽への意識で何か変わったことはありますか？</strong></p>

<p>俺はベースラインだったり、全体の雰囲気から掴んだりしていたけど、MUROCHINさんはドラム・パターンから聴く。その音楽の聴き方を知ると、同じ音楽もまた違って聴こえてきた。それが面白かったね。DOOOMBOYSは、2011年に秋田に3日間ライヴしに行ったのがはじまり。俺はベースの単音とBPMも勝手な感じのワンショットのループを持って行った。ベース・アンプも繋いでローを出していたから、役割はベースとヴォーカルだね。そういうライヴを録音していったら予想以上に良くて。だけど、そのインプロのやり方は手元が超忙しいわけ。しかもラップもする。すると、どれかは絶対忘れる。だからちゃんと曲を作ろうと。で、曲をやるならばチーム名を考えようぜと。そしたら、朝の5時半か6時ぐらいにいきなりMUROCHINさんから「DOOOMBOYSはどう？」って連絡があって決まった。そのころはノイジーなドラムにハマっていた時期で、2013年のデス・グリップス（DEATH GRIPS）の初来日にも行ったよ。ライヴで曲をどうやって繋いでいくのかを参考にするために行ったけど、遊び過ぎて最後の10分ぐらいしか観られなくて何の参考にもならなかった（笑）。でも、デス・グリップス、BO NINGENのヴォーカルがやっているDEVIL MAN、オーディオ・アクティブ、そしてDOOOMBOYSでイベントなんかやったらゼッテーおもしれえじゃんと。そんなアイディアを思いつくようになった時期でもある。</p>

<p><strong>──DOOOMBOYSには『ALPHA & OMEGA』（2018）という2枚組のセカンド・アルバムがありますけど、ここに元ゆらゆら帝国のベーシストの亀川千代さんが参加しているのが驚きでした。</strong></p>

<p>MUROCHINさんの顔の広さって言ったらすごいからね。それに俺とMUROCHINさんは常にベースは求めていた。俺のMPCのベースに、もっと動きのある生のベースが欲しかった。それで亀さんとライヴをやることになったけど、俺はゆらゆら帝国をあまり聴いたことがなかったから、亀さんのベースも知らなくて。ともかくそれで、俺、MUROCHIN、亀さんの3人でやることになった。場所はどこだっけな？　バンド界隈の聖地と言われているようなライヴハウスだったよ（※二木注　2017年、「U.F.O.CLUB」にて行われた〈発狂天国vol.75〉）。そこで、ノイズの世界のすごい人ら（※二木注　INCAPACITANTSのこと。その他の出演はオシリペンペンズ、GROUNDCOVER、DJ発狂チカ）と対バンした。ノイズの人って硬いイメージがあるでしょ。でも、彼らはぜんぜんそんなことがなくて、楽屋でもフレンドリーでやりやすかった。とにかく亀さんはヤベーよ。というか、インプロの世界の人はヤバい。「せーの！」で始めて、「もうライヴが終わっていますよ」となっても弾き続ける。それで、DOOOMBOYSの『ALPHA & OMEGA』でも亀さんにベースを弾いてもらった。しかも、数曲での参加だったけど、録音時間は3時間以上だったからね（<u><a href="http://ghz.tokyo/babadooomboys_alpha-omega/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">BABAによる『ALPHA & OMEGA』の曲解説</a></u>）。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>DOOOMBOYS</strong>『<strong>ALPHA & OMEGA</strong>』</p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/1KYPI5BJm7J5tebSXn3xL5?utm_source=generator&theme=0" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture"></iframe>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>DOOOMBOYS feat 亀川千代 LIVE @ UFO CLUB 2017:11:26</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/QnKElIdUgEk" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そんなに弾かれたんですね。それをBUNさん（FUMITAKE TAMURA）がリミックスしたのが2枚目ですね。</strong></p>

<p>貯めていたDOOOMBOYSのライヴのギャラをすべてぶっこんでレコーディングした。それで音は集まってきて、最初はミックスも自分でやっていたけどめちゃくちゃ大変で。甘く見ていたね。それで、BUNくんに頼むしかねえと。BUNくんだったらなんとかカタチにしてくれるはずだって、そのときゲットしていたスタジオに呼んで。DOOOMBOYSはバンドの音だからギンギンじゃん。それでBUNくんのリミックスも欲しくなって2枚組になった。BUNくんのビートには隙間があってラッパーにとってはスキルを見せることができるんだけど、あの人は仮に16小節のヴァースをふたつ録音してもまったく使ってくれないときがある。リミックスとなれば、ヴァースをミュートしてまったく使わず、フックだけ編集して使うみたいなこともする。でも、あの作品ではだいぶ俺のラップを残してくれた。しかも元のラップを編集してつなぎ合わせてまったく違う韻を踏ませるんだよ。それがカッケーの。「そっちのヴァージョンをおぼえてライヴでやるわ」って（笑）。</p>

<p><strong>──さすがBUNさんですね。今回BABAさんに会って聞きたかったことのひとつは、なぜここまでオルタナティヴな道を突き進んで音楽を作り続けているのかということです。いわゆる王道のヒップホップだけやる選択肢もあったはずですよね。一時期は、THINK TANKのメンバーが集まってインプロでライヴをする時期もありました。そこに伊東篤宏さんや山川冬樹さんが参加するときもあった。例えば2014年10月の＜EL NINO＞のKILLER-BONG、BABA、JUBE、CHI3-CHEE、DJ YAZIのライヴはいまだに自分の記憶に深く刻み込まれています。8年も前のライヴですけど、BABAさんのいまの活動も、ああした試みの延長線上にあると思いますし、音楽への向き合い方は一貫していると感じます。</strong></p>

<p>ああいうライヴに決め事は何もなかったね。俺とKは手元でMPCを触ったりエフェクトかけたり、JUBEくんはシンバル叩いたりして、その上で歌うわけだ。マ～ジでやっている俺らがトブからね。とんでもない目をしているよ。だから、ライヴはだいたい真っ暗にしている。グループ内でどっちが強いのか、という勝負を人前でやっているようなもんだ。どうしてTHINK TANKがあんなとんでもないライヴをするようになったか？　それには明確な理由がある。若いころからいろんなヒップホップのライヴを観てきて、ある時期からイベントが“文化祭”に思えてきたからなんだ。もちろん上手いヤツらは上手いよ。いまの若いヤツらもラップは上手いじゃん。でも決まりきったヒップホップのインストの上で決まりきったノリでラップしているのを観て、あるときから「カラオケっすか？」って思うようになった。そういう決まりきったことをやりたくなかったんだよ、俺らは。だから、ライヴをやる場所やイベントも選んだし、オファーも超断った。しかも、オファーを断ったイベントにマイクジャックしに行ったりもしたからそうとう嫌われたよね。イヤなヤツらだよな。そんなことしていたから一時期はライヴをやる場所もなくなっていったけど、そういうことをするのには俺らなりの理由があったんだよ。</p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<blockquote><p>沈黙と孤独　振り払うネオン　街角の雑踏　
病む街から脱走　無意味な戦争　聞くだけでもしんどい　
BPMを刻む振動　唱える魔法　
現状はどうあろうともこの場だけは平和と平等　愛にあふれ気分上々
大地に根を張るタフでラフでダブでラウドなサウンド　
いまここでかき鳴らす</p></blockquote>
<p class="quotecredit">DOOOMBOYS“Bring Me Down”</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05225707/interveiw220606-baba-4-1.jpg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-431817" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>取材・文／<u><a href="https://twitter.com/shinfutatsugi" rel="noopener noreferrer" target="_blank">二木信</a></u>
写真／<u><a href="https://www.instagram.com/lil_k_5g/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Lil-K</a></u>
取材協力／<u><a href="https://luscafe.owst.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Lu's CAFE</a></u></p>
</div>


<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05222841/interveiw220606-baba-2.jpg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-431810" /></div>

<p class="name">BABA a.k.a. "BB"SHOT</p>
<p class="text">光届かぬ東京最深部の熱水噴出孔 "Black Smoker"。その原点にして中核 "THINK TANK" オリジナルメンバー。別プロジェクト"SKUNKHEADS"、"DOOOMBOYS（BABA&MUROCHIN）"、別名義"BLUEBERRY"。MC／DJ／トラックメイカ—、そして文筆家の顔も併せ持っており活動は多岐に渡る。ソロ名義の"BABA"は、2004年リリース唯一のソロアルバム「NO CREDIT」のみとなっている。そして2022年、いよいよ"BABA a.k.a. "BB"SHOT"が動き出す。</p>

<a href="https://www.instagram.com/bbeeeeeee/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">BABA Instagram</a>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05232145/interveiw220606-baba-10.jpeg" alt="BABA BLUE BERRY" width="1920" height="1787" class="alignnone size-full wp-image-431818" /></div>

<p class="name">Collector’s Edition Vol.1</p>
<p class="text">BABA a.k.a. "BB"SHOT
BLACK MOB ADDICT｜BMAREC-001
7インチ【限定生産盤】</p>

<p class="text">大変だ！　真実がイカサマと手を組んだぞ！　ヤバい言葉は禁止だとよ。生々とした生の言葉を使えないようにしたんだ。ヤバいものには蓋をしろってさ。チーチアンドチョンや電磁波クラブみたいなユーモアが通用しなくなっちまったんだ。やれやれだぜ。ずっーと待ち焦がれてた俺だけの基地が出来たんだ。自由と混沌が入り交わる音や声をRECできる。スモーキーな煙も一緒に。そこで出来上がったのがこの7インチさ。BLUE BERRYが音を作りBBがリリックを書く。昔からのやり方さ。これはcollector’s Edition Vol.1。今まさに次も準備中だ。そして、ジャケを描いてくれたのがCHUDO（Tadaomi Shibuya + KAREZMAD）、分かるだろ？　すぐにはイカせないぜ。これはまだ現在進行形だ。楽しんでくれ。（text by BABA a.k.a. "BB"SHOT）</p>

<a href="https://www.black-mob-addict.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">BLACK MOB ADDICT</a>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/06/05224139/interveiw220606-baba-5.jpg" alt="" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-431814" /></div>

<p class="name">ルーズカフェ Lu's CAFE</p>
<p class="text">神奈川県横浜市西区楠町18－6－1Ｆ
JR横浜駅西口より徒歩12分／浅間下交差点から徒歩10秒</p>

<a href="https://luscafe.owst.jp/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Lu's CAFE</a>
<a href="https://qetic.jp/column/good-friends-hard-times/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">good friends, hard times</a>

</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>ブライアン・イーノの全音楽キャリアを俯瞰する書籍『別冊ele-king　イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』が発売</title>
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		<pubDate>Wed, 25 May 2022 03:00:45 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[中村悠人]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>巨匠ブライアン・イーノの全音楽キャリアを俯瞰する、保存版『別冊ele-king　イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』が本日5月25日（水）に発売。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="2141" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/05/25110534/music220525_brian-eno_01-1440x2141.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="ブライアン・イーノ" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/05/25110534/music220525_brian-eno_01-1440x2141.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/05/25110534/music220525_brian-eno_01-1920x2855.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/05/25110534/music220525_brian-eno_01.jpg 1641w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><p>巨匠<strong>ブライアン・イーノ</strong>の全音楽キャリアを俯瞰する、保存版『<strong>別冊ele-king　イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳</strong>』が本日5月25日（水）に発売。</p>

<h3>ブライアン・イーノの全音楽キャリアを俯瞰する保存版書籍が登場</h3>

<p>アンビエント・ミュージックの発案者、ポップと実験音楽を横断する希代の芸術家、巨匠ブライアン・イーノの全音楽キャリアを詳細なディスクガイドを中心に俯瞰する保存版『別冊ele-king　イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』が発売となる。</p>

<p>本書では、<strong>アルバムほか60枚の一挙レビュー</strong>を試みている。野田努、小林拓音、松村正人らがさまざまな角度から執筆する内容のほか、イアン・F・マーティンによる<strong>コラム</strong>、徳井直生による<strong>インタビュー</strong>など必見の内容に。</p>

<p>また6月3日（金）から8月21日（日）の期間、京都にてブライアン・イーノによる音と光のインスタレーション展＜<strong>BRIAN ENO AMBIENT KYOTO</strong>＞の開催も決定している。本書と合わせて、ぜひこちらもチェックしてほしい。</p>


<div class="information">
<h2>RELEASE INFORMATION</h2>
<h3>『別冊ele-king　イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳』</h3>

<a href="https://qetic.jp/music220525_brian-eno_01/"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/05/25110534/music220525_brian-eno_01.jpg" alt="ブライアン・イーノ" width="1641" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-431084" /></a>

<p>2022年5月25日（水）</p>
<p>￥1,950（＋tax）</p>
<p>編集：ele-king編集部</p>
<p>発行：株式会社Pヴァイン</p>
<p>発売：日販アイ・ピー・エス株式会社</p>
<p>判型：菊判</p>
<p>ページ数：256頁</p>
<p>ISBN：978-4-910511-14-6</p>

<p>［目次］</p>
<p>■review</p>
<p>全キャリアを俯瞰するディスクガイド──アルバムほか60枚一挙レヴュー</p>

<p>執筆：野田努、小林拓音、松村正人、坂本麻里子、三田格、高橋智子、イアン・F・マーティン、ジェイムズ・ハッドフィールド</p>
<p>翻訳：江口理恵</p>

<p>■column</p>
<p>私たちは遥か彼方へと進む船を夢見る、1000マイルもの彼方へ──蜘蛛と私、ブライアン・イーノ　（イアン・F・マーティン／江口理恵訳）</p>

<p>非音楽家の誕生　（松村正人）</p>
<p>ロキシー・ミュージックという通過点　（野田努）</p>
<p>ワイアットとイーノ──その出会い、分離、そして再会　（野田努）</p>
<p>プログレッシヴ・ロックとのかかわり　（松村正人）</p>
<p>イーノとジョン・ケイル　（松村正人）</p>
<p>オブリーク・ストラテジーズとは　（野田努）</p>
<p>オブスキュア・レコーズ　（松山晋也）</p>
<p>サティ、ケージ、ライヒからイーノへ──アンビエント音楽への道のり　（高橋智子）</p>
<p>ボウイのベルリン三部作　（野田努）</p>
<p>イーノとニューウェイヴ　（三田格）</p>
<p>イーノと女性アーティストたち　（三田格）</p>
<p>トーキング・ヘッズとの三部作──イーノがNYにいたことの歴史的重要性　（野田努）</p>
<p>『No New York』の衝撃とアート・リンゼイ　（松村正人）</p>
<p>イーノが愛した大衆音楽──賛美歌からVU、ドゥーワップからPファンク、ドナ・サマーからベリアルまで　（野田努）</p>
<p>ポスト・パンクとイーノの影響、その門下生たち　（野田努）</p>
<p>イーノとジョン・ハッセル　（松山晋也）</p>
<p>イーノとアフリカ音楽　（北中正和）</p>
<p>私のなかのイーノ、1973―1983　（廣瀬豊）</p>
<p>スターたちのプロデューサー──U2、ジェイムズ、コールドプレイらとの仕事　（ジェイムズ・ハッドフィールド／江口理恵訳）</p>
<p>ヴィデオ・アーティストとしてのイーノ　（小林拓音）</p>
<p>テクノロジーがジェネレイティヴを実現する──ピーター・チルヴァースとの共同作業　（小林拓音）</p>
<p>日常の音楽、反意識の音楽　（三田格）</p>
<p>政治的アクティヴィストとしてのイーノ　（毛利嘉孝）</p>
<p>ティモシー・モートンの思考におけるアンビエンスの二面性──穏やかさと空しさ　（篠原雅武）</p>

<p>■interview</p>
<p>インスタレーション・アーティストとしてのイーノの魅力──6月開催の「AMBIENT KYOTO」に向けて　（徳井直生）</p>

<a href="http://www.ele-king.net/books/008643/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">公式HP</a><a href="https://ambientkyoto.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">BRIAN ENO AMBIENT KYOTO</a>
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