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<title>Qetic - 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”</title>
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<description>ニュースメディア Qetic（けてぃっく）では、音楽、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなど、最新トレンドから今ネットで話題のゴシップまであらゆるエンタメ・カルチャー情報をお届けします。</description>
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		<title>対談：TOOBOE × 擬態するメタ｜MVがまさかのR-18指定！『チェンソーマン』ED曲・“錠剤”に込めた確固たる想い</title>
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		<pubDate>Tue, 27 Dec 2022 10:00:50 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[桑原大智]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>ボカロP・johnによるソロプロジェクト、TOOBOEがアニメ『チェンソーマン』第4話EDテーマとなる“錠剤”をリリース。アニメのノンクレジットED映像が好評の中、オリジナルMVに18歳未満への視聴制限を掛けられてしまう。この騒動に関して、MVを制作した映像制作ユニット・擬態するメタとTOOBOEの対談を実施。問題作と謳われるMVに、彼らが込めた確固たる想いとは？</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1080" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201224/interview221223_tooboe_jozai_main_1-1920x1080.jpeg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="TOOBOE 錠剤" decoding="async" /></figure><div class="text-box fade-up"><p>ボカロP・johnによるソロプロジェクト、TOOBOE。今年でプロジェクト始動2周年を迎え、11月9日に発売した1st EP『錠剤』表題曲は、大人気TVアニメ『チェンソーマン』第4話エンディングテーマに起用されるまでに至っている。

そんなTOOBOEにある日、YouTubeに纏わる“2つの報せ “が同時に舞い降りた。ひとつは、アニメ第4話のノンクレジットエンディング映像が、本稿執筆時点で1100万回再生を突破する好評ぶりであること（2022年12月27日確認）。そしてもうひとつは“錠剤”のオリジナルMVに、18歳未満への視聴制限を掛けられてしまったことである。

この騒動に際して、TOOBOE本人に加えて、MVを制作した張本人であるアニメ作家／イラストレーターのしまぐち ニケと、映像作家のBiviによる映像制作ユニット・擬態するメタを緊急招集。すると意外にも、TOOBOEの口からは本件に対して肯定的な意見のみが聞こえてくることとなった。「問題作」だと謳われる“錠剤”MVに、彼らが込めた確固たる想いとは？</p></div>

<h2 class=“fade-up”>INTERVIEW：
TOOBOE × 擬態するメタ</h2>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201224/interview221223_tooboe_jozai_main_1.jpeg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201224/interview221223_tooboe_jozai_main_1.jpeg" alt="TOOBOE 錠剤" width="1920" height="1080" class="aligncenter size-full wp-image-444048" /></a></div>

<a href="https://www.youtube.com/watch?v=cRFSbeHXFwk" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">-MV-
錠剤 ／ TOOBOE</a>

<h2 class=“fade-up”>ギタメタには100%の信頼を寄せています（TOOBOE）</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━聞くところによると、TOOBOEさんは以前より、擬態するメタ（以下、ギタメタ）のおふたりと知り合いなのだとか。</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　そうですね。john名義で活動をしている頃からお互いに存在を認知していて、一緒に作品作りをしたいとずっと考えていました。おふたりがギタメタを結成したのは、僕が今年4月にシングル『心臓』でメジャーデビューをする少し前でしたよね。タイミングもぴったりだったので、ぜひ“心臓”でMV制作をお願いしたいなと。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>心臓 / TOOBOE</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/pjkOB8rXs6E" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━“心臓”のMVについて、公開からしばらく経ったいまだからこそ語れるエピソードはありますか？</strong>

<strong>Bivi</strong>　あの頃はもう全部がぐちゃぐちゃでしたね。“心臓”のMVが完成するまでには、撮影・編集・作画といった段階的な作業があったのですが、スケジュールの都合上、これらをすべて同時並行で進めなければならなかったんです。朝方、まだ誰もいない駅に行って、走りながらカメラを回したと思ったら、帰宅してすぐに編集して。その間に作画もこなして。制作をしながら、眠くなったら寝るという生活をしていました。

<strong>しまぐち ニケ（以下、しまぐち）</strong>　懐かしいな。制作も佳境の頃はふたりともトランス状態だった気がします。

<strong>TOOBOE</strong>　そういえば、しまぐちさんが当時、「ちょっと思いついちゃった。思いついちゃったんですけど！」って、興奮気味に電話を掛けてきたこともありましたよね。そもそも“心臓”のMVについては、john名義で発表した楽曲“ヒガン”の主人公・ヒガンちゃんのEpisode.0を描く映像を作ろうというところから企画が始まったんです。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>ヒガン / 初音ミク</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/TIokmMRp8OM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>しまぐち</strong>　たしか、元々ゾンビに襲われる一人称視点の映像にしようと話していて。そこから「それならゾンビ目線にしちゃった方が面白いのでは？」と、僕の脳内にアイデアが浮かんで、興奮のままに例の電話を……（笑）。

<strong>TOOBOE</strong>　あの熱量はすごかったですね。だからこそ「もう自由に作っちゃってください」と、ノータッチで納品まで進めてもらいました。当時から、ギタメタには100%の信頼を寄せています。

<strong>しまぐち</strong>　TOOBOEさんにはこれでもかというほど信頼していただいていて。毎回のように、ギャンブルに近いスケールの制作をさせてもらっています。

<strong>━━それでは、今回の“錠剤”MVでもある種のギャンブルを？</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　そうですね。『チェンソーマン』のエンディングテーマに起用されるとわかった時点で、“錠剤”がビッグタイトルになることも確信していたので。この楽曲を最良の形で世に出力できるクリエイターときたら、もうギタメタ以外の選択肢は思い浮かばなかったです。

<strong>Bivi</strong>　まぁ、その結果がYouTubeでの年齢制限なんですけどね……。

<strong>全員</strong>　爆笑</p></div>

<h2 class=“fade-up”>すべてが逆算的な思考の下にあった（Bivi）</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━この取材のフックとなる話題が早くも飛び出してしまいましたが、まずはMVの全体像について聞かせてください。ギタメタのおふたりは、楽曲・“錠剤”の初試聴時にどのような印象を抱きましたか？</strong>

<strong>Bivi</strong>　全体的にいい意味でチープで、がちゃがちゃとしたサウンドがおもちゃ箱のようだなと。それでいながら、歌詞の内容はものすごくドロドロとしていて。そこで、MVでもシュールかつドロドロとした、純粋に「ヤバいもの」を描きたいなと考えたんです。

<strong>しまぐち</strong>　そんな楽曲ながらも、イラストレーターのcoalowlさんが制作された、アニメ第4話のエンディング映像に当てはめても違和感がないから面白いですよね。

<strong>TOOBOE</strong>　第4話で大活躍だったパワーちゃんのかわいらしいイメージソングとしても、“錠剤”のオリジナルMVとしても聴くことができる点で、本当に面白い解釈が生まれました。フルサイズでは、歌詞のなかに原作ネタをますます織り交ぜつつ、MVの内容も含めて切ない結末に着地させられたこともよかったなと。

<strong>━━MVでは、マフィアの構成員と風俗嬢による愛憎劇が描かれています。彼らの人物設定はどのように練っていったのでしょう。</strong>

<strong>しまぐち</strong>　まず最初に、TOOBOEさんから“錠剤”は「性欲」をテーマにした楽曲だと伺ったので、Biviさんとともに「サビで性描写と音ハメが連動するような演出にしたい」と、映像の核となる部分の方向性を固めていったんです。そうなると、物語の舞台は巨大な風俗施設がよいなと。すると今度は、風俗にまつわる職業だったり、TOOBOEさんの楽曲に登場するような性格のキャラクターが必要になって。

<strong>Bivi</strong>　あの音ハメを実現すべく、すべてが逆算的な思考の下にありましたね。

<strong>しまぐち</strong>　本当にそう。加えて、男性側は人間的に何かが欠落したようなキャラクターがベストだなと。“錠剤”では、相手に愛を伝える歌詞が歌われていますが、今回の楽曲の主人公はむしろ、そんな性と愛の違いすら混同していそうじゃないですか。そこから、マフィアという立場でありながら、自分たちの幹部を殺した風俗嬢に恋してしまい、最後には幹部の仇も、愛する人のどちらも選べずに殺されていくというストーリーも思い浮かんで。

<strong>Bivi</strong>　世界観としては、なるべくファンタジーとして体感できるように意識しましたね。モデルとなる場所をリファレンスとしてたくさん集めて、それらをカオスな雰囲気に融合させることで、特定の国家のイメージを抱かせないように注意しました。映像内にさまざまな国の言語が登場するのもそのためです。

<strong>TOOBOE</strong>　今回のMVも、キャラクターデザインの時点ですでに魅力的でした。とにかく惹かれるものがありましたし、繰り返しになりますが、ギタメタの仕事ぶりには一切の心配事がないんですよ。もちろん、他楽曲のMV制作を依頼している方々を含めて、僕の楽曲は信頼できる方にしか預けないようにしているのですが、なかでも彼らは自分たちの脳内で、映像が完成するまでのフローチャートをはっきりと描けるクリエイターなんです。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201210/interview221223_tooboe_jozai_2.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201210/interview221223_tooboe_jozai_2.jpg" alt="TOOBOE 錠剤" width="1920" height="713" class="aligncenter size-full wp-image-444044" /></a></div>

<h2 class=“fade-up”>誤解を恐れずに言えば本当に最高だなって（TOOBOE）</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━前置きが長くなりましたが、いよいよあの“年齢制限”の話題に移りましょうか。YouTubeではAI判定によって、特定の動画に対して年齢制限を施しています。年齢制限の掛かった動画は、18歳以上だと確認できるアカウントのみでしか視聴ができないのですが、このたび“錠剤”のMVもその対象になってしまいました。</strong>

<strong>しまぐち</strong>　念のため、最初にひとつだけ聞いておきたいのですが……。“錠剤”のMVがYouTubeで公開されてから今日の取材まで、TOOBOEさんと電話でお話する機会もなかったわけですけど……正直なところ、今回の件に少しは怒っているんじゃないかと思ってました。

<strong>TOOBOE</strong>　アレ、僕としてはめちゃめちゃアガりました（笑）。年齢制限が掛かったという事実が、誤解を恐れずに言えば本当に最高だなって。というのも、いわゆる“R-18”指定がなされることで、10代の視聴者のほとんどを一旦はステイさせるわけじゃないですか。

<strong>━━その通りです。</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　ただ『チェンソーマン』では、全12組のアーティストによって、1話ごとに違う楽曲がオンエアされる。つまりは、特定の作品に纏わる大量の新曲が、ほぼ同時期に一斉にリリースされるわけです。そのなかでR-18指定に引っかかる作品が存在する事実が単純に面白いし、「めちゃめちゃいい展開になっているな」と思いながら公開前の流れを眺めていましたね。

<strong>Bivi</strong>　だいぶ異例なことですよね。それにも関わらず、TOOBOEさんがラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』で、10代に向けて熱い言葉を語っているのも意味がわからないし（笑）。

<strong>TOOBOE</strong>　リスナーのほとんどが視聴できないから、もちろんMV公開の告知はしませんでしたけど（笑）。ただ逆に、18歳未満のリスナーはアニメ第4話のノンクレジットエンディングの方を観てくれるはずなので、そのあたりはユーザーの選択によって好きな方を選べるのもいいかなと思っているんです。

<strong>しまぐち</strong>　なんか本当に救われました。この取材、怒られる覚悟で臨んでいたので（笑）。

<strong>━━ちなみに、年齢制限付きになることは公開直前に判明したのですか？</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　わりと直前でしたよね？

<strong>しまぐち</strong>　そうですね。ただもちろん、僕らは制作途中で「これ大丈夫かな？」と懸念はしていたんです。自分たちのチャンネルにアップするのではなく、今回はあくまでクライアントワークだったので、TOOBOEさんにも「マジで大丈夫ですか？」と、逐一確認はしていたわけで。そのたびに、二つ返事で「あ、いいっすね！」とだけ返ってきていたんですけどね。

<strong>TOOBOE</strong>　あはははっ（笑）。

<strong>しまぐち</strong>　それもあって、極限まで面白さに振り切った映像が求められているのだなと。

<strong>Bivi</strong>　いや、違うんです。作品として攻めすぎたことを反省していないわけではないんですよ。ただ、悪ふざけが度を越して、その気はないのに友だちを泣かしてしまったときみたいで……。

<strong>TOOBOE</strong>　おそらく、1番サビの性行為の描写がYouTubeのAI判定的にNGだったんですよね。だからといって、例えば性行為のシーンにモザイク処理をかけたり、代替の描写にしてごまかすことだけは絶対にしたくなかったんです。あの性行為は、いわば作品の本質であり、それが失われるくらいなら、年齢制限が掛かったとしても受け入れるだけだなと。

<strong>━━なるほど。</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　僕自身、他のアーティストさんに楽曲提供をする際、歌詞の本質を込めた部分にNGが出されたら、必ず説得するようにしています。こうした場合、基本的には目の前に2択しかなくて。自分の本心を飲み込んで、指示通りの修正をするか。あるいは、「こっちの方がいいんだよ！」と、圧倒的な才能でねじ伏せるか。あとは何より、作品を世に送り出す上で代償をベットすべき部分を見極めることも大切で。それもあって、今回はギタメタの映像をそのまま公開しようとジャッジしました。

<strong>しまぐち</strong>　ありがとうございます。

<strong>TOOBOE</strong>　それに、もともとそんなつもりもないですが、TOOBOEチームの仕事は、ギタメタの尖った作品をマイルドなテイストに直してもらうよりも、100％の完成度でどのように売り出すのかを考えることですから。最悪の場合、僕のYouTubeアカウントが一時的にBANを喰らってもいいと思っていましたし。むしろ、それすらドラマとして成立させますからね。

<strong>━━繰り返しとなり恐縮ですが、とはいえ、18歳未満の視聴者にいわば“我慢”を強いることは、ご自身にとって多少の痛手となったのでは？</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　実のところ、クローズドな空間が存在しないインターネット上で、あのMVを観られる側と観られない側の人々が分断されることも、ほんの少しだけ「いいな」と感じているんです。SNSなどで流れるコメントを目にしたら、自分もどうにかして観たいと思う心理が絶対に働くはずで。あと、18歳未満の子たちには、ここでひとつ“18歳以上”のボタンをクリックしてみるドキドキ感を体験してみてほしいなと（笑）。かくいう僕も、18歳になる前に『Grand Theft Auto』を購入して、大人の世界をかじっていましたし。

<i>※『Grand Theft Auto』：世界中でヒットした大人気ゲームシリーズ。国内ではゲーム内の暴力シーンを理由に18歳以上対象のソフトとして発売された。</i>

<strong>しまぐち</strong>　でも冗談抜きで、TOOBOEさんが今回の件で怒っているとしたら、お仕事はいただけずとも、プライベートではまた一緒にサウナに行きたいと懇願する覚悟でした。

<strong>TOOBOE</strong>　大丈夫。怒ってもいないし、サウナもご一緒するから安心して（笑）。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201213/interview221223_tooboe_jozai_3.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201213/interview221223_tooboe_jozai_3.jpg" alt="TOOBOE 錠剤" width="1440" height="1080" class="aligncenter size-full wp-image-444045" /></a></div>

<h2 class=“fade-up”>僕らの作品がメインストリームにはあるとは考えてはいない（しまぐち ニケ）</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━今回のMVに関連して、BiviさんがTwitterでポストしていた「生々しさをコミカルに表現する事で冷笑的に感じる」というコメントも気になりました。</strong>

<strong>しまぐち</strong>　Biviさんの仰る通りだと思います。僕の認識が間違っていなければ、『チェンソーマン』や、米津玄師さんが歌っているオープニングテーマ“KICK BACK”、あとはSEKAI NO OWARIさんの“Habit”のMVも同じ流れにある作品ですよね。

<strong>TOOBOE</strong>　そうですね。作品に登場する本人たちは真剣で、本気で必死そのものなんですけど、彼らの姿を観ている僕たちはなぜだかめちゃくちゃ笑っているという。僕もギタメタもこうしたメタ構造が大好きだし、いまの時代的にも多くの人が求めている要素なのではないでしょうか。

<strong>しまぐち</strong>　まぁ、我々は時代に弾かれちゃいましたけどね。

<strong>TOOBOE</strong>　そう、AIによってね……（笑）。

<strong>Bivi</strong>　そもそも僕自身、ふざけたものが大好きで、もうフェチの領域なんですよ。1番のサビで後ろのテレビに流している、注がれるミルクや打ち上がる花火も、性行為のメタファーとして皮肉っぽく映していたり。

<strong>しまぐち</strong>　あの映像、僕が制止するまで時間をかけまくって選んでいましたもんね。

<strong>Bivi</strong>　あの時間が今回の制作でいちばん楽しかった。他にも、フラフープをしている女の子などの色々な候補があるなかで、最終的には遠目でも視認できるものがよいなと結論に至って。あと、映画の虐殺シーンであえて美しいメロディを流す演出もよくあるじゃないですか。

<strong>━━非常に効果的な音楽の使い方ですよね。</strong>

<strong>Bivi</strong>　『チェンソーマン』にも通ずるところですが、シリアスなシーンにおちゃらけ要素を加えると、逆にそれがエグみとして増幅されるんですよね。それと、“心臓“は一人称視点から描いた体験型映像でしたが、“錠剤”は一貫して引きの固定映像にしているので、客席からショーを見ている感覚になるんです。そうした点で、物語におけるおふざけ感を他人事として体感できるし、“心臓”の作風ともうまく差別化できました。

<strong>━━なるほど。少し戻りますが、TOOBOEさんからは先ほど「時代が求めている」といったコメントもありました。『チェンソーマン』然り、やはり時代は炎上がトピックなのでしょうか。</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　『チェンソーマン』は『週刊少年ジャンプ』での連載当時こそ、作品の生々しさやダークさから“アンチ・ジャンプ”のような立ち位置の作品で評価されていたんです。ただ、いまはもうアニメ化もされて、注目度もトップクラスじゃないですか。やはり、自分の魅力を世間に知らしめた瞬間、自らがメインストリームの存在になれるんですよ。『チェンソーマン』に引っ張られて、同じテイストの作品が今後ますます増えていくでしょうね。

<strong>Bivi</strong>　思えば、韓国のサバイバルドラマ『イカゲーム』もやたらとフィーチャーされていたり、一時期はラップバトルも流行っていたり。あくまで想像ですが、インターネットの住人たちは昔からそうした類の作品が大好きだったのだろうなと。そしていま、これまでカルチャーの端にあった作品の面白さが、SNSの発達も相まって市民権を得てきたのかなと思います。

<strong>しまぐち</strong>　とはいえ、僕らの作品はメインストリームからは外れている気がしますけどね。

<strong>TOOBOE</strong>　やっぱり最高ですよね（笑）。

<strong>Bivi</strong>　今回のMVは、数字よりも“やったことに意味がある”タイプの作品だなって。

<strong>TOOBOE</strong>　『チェンソーマン』のストーリーや、オープニング／エンディングテーマのすべてを超えるためには、その次元まで表現を突き詰める以外に方法がなかったんですよ。そもそも、『チェンソーマン』の制作陣が尖ったことをしているのに、それを手伝うアーティストが尖っていないだなんて、意味がわからないじゃないですか。ギタメタの作ってくれたMVで間違いなく正解でした。</p></div>

『チェンソーマン』第４話ノンクレジットエンディング / CHAINSAW MAN #4 Ending│TOOBOE 「錠剤」
https://www.youtube.com/watch?v=xIKW3NKYBWw&t=2s

<h2 class=“fade-up”>僕らもまた、厨二病的な尖り方を一生やっていたい（Bivi）</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━今回の対談を総括して、様々な趣味趣向のリスナーが存在するなかで、“錠剤”のMVが最も刺さってほしいのはどんな方ですか？</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　“錠剤”以外にも共通していますが、僕の音楽は学校のクラスを見渡して「俺以外の奴らは全員頭悪い。馬鹿ばっかりだ」って考えているような“自称天才くん”に聴いてほしいと常々思っています。

<strong>しまぐち</strong>　TOOBOEさん、僕もまったく同じです（笑）。

<strong>Bivi</strong>　たぶん、ここにいる3人とも同じですよ（笑）。

<strong>TOOBOE</strong>　そうですよね！ “錠剤”のMVも、「俺はこんないい曲を知ってるけど、お前らはまだ◯◯とか聴いちゃってんの？」みたいに構えている子まで届くと、僕はめちゃめちゃうれしくて。厨二病を愛する人がずっと大好きで仕方がないんです。

<strong>Bivi</strong>　僕らもまた、厨二病的な尖り方を一生やっていたいですよね。

<strong>しまぐち</strong>　これは皮肉でもなんでもなく、「こむぎこ2000さん」をはじめ、周囲の映像作家・アニメ作家さんはすごい方々ばかりで、万人に愛されるような作風と人柄の持ち主なんです。そういった方々と真っ向勝負をしたくないから、僕自身はどこか斜に構えてしまう視聴者に「俺はギタメタ好きだけど？」って使い方をされていたい。それで「誰それ？」と言われるまで、セットで楽しんでほしいですね。

<strong>Bivi</strong>　とはいえ、考えなしに斜に構えているのはカッコよくないですよね。むしろ、斜に構えることをエンタメとして昇華したいというか。あまり日の当たらないニッチな共感覚を王道っぽくポップに魅せていきたいなと。

<strong>TOOBOE</strong>　これも皮肉ではなく、ポップな作品を綺麗に作れる方々をすごくリスペクトしていて。とてつもない才能だと思います。そんな方々がいるからこそ、僕らにしかできない表現も存在するわけですが。

<strong>しまぐち</strong>　ある意味で『チェンソーマン』で描かれるような“Loser感”と共通するのかもしれないですね。

<strong>━━最後に、TOOBOEさんとギタメタは今作を通して、今後の音楽／映像シーンにおいてどのような役割を担っていってほしいとお互いに願っているかを教えてください。</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　ギタメタには世界的なクリエイターになってほしいです。僕らはここまで、王道を直視せずに来てしまいましたけど、きっとどこかで訪れるんですよ。王道なものを作らなければならないタイミングが。でも、クレイジーな作品を作れる人が生み出す王道って、実は無敵だと思うんです。

<strong>━━具体的には？</strong>

<strong>TOOBOE</strong>　『ワンピース』の作者である尾田栄一郎先生や、米津（玄師）さんもそう。最初はアンダーグラウンドな作風だと評価されてきたクリエイターが、腰を据えて本気でポップに向き合ったとき、無敵の作品が生まれるんです。ギタメタには“錠剤”のMV然り、今回のような経験をたくさん重ねることで、本当に無敵のクリエイターになってほしいですね。

<strong>しまぐち</strong>　うれしいお言葉です。

<strong>Bivi</strong>　逆に僕らは、TOOBOEさんは作曲の幅がとても広い方だなと感じていて。自身の世界観のなかで、新境地をどんどん見せられているのがすごいなと。

<strong>しまぐち</strong>　たしかに。ただ僕としては、幸せ……というより、今後の作品のために、TOOBOEさんには心のすべてが満たされてほしくはなくて（笑）。

<strong>━━「我々のために、TOOBOEさんには死んでもらいましょう」と言わんばかりの論調ですね。</strong>

<strong>しまぐち</strong>　単純に僕、何かを求め続けるアーティストが好きなんです。なので申し訳ないのですが、TOOBOEさんの生活が充実しすぎないよう、どうか宜しくお願いします（笑）。</p></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by 一条皓太</p></div>
<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201216/interview221223_tooboe_jozai_4.jpeg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201216/interview221223_tooboe_jozai_4.jpeg" alt="TOOBOE 錠剤" width="1440" height="961" class="aligncenter size-full wp-image-444046" /></a></div>
<strong>TOOBOE</strong>
音楽クリエイター「john」による、作詞/作曲/編曲/歌唱/イラスト/映像を始めとした様々なクリエイティブ活動を手がけるソロプロジェクト「TOOBOE」。特徴的な声とキャッチーで癖になる楽曲で、現代の音楽におけるネットシーンとJ-Popを横断的に行き来し表現するマルチアーティスト。「john」名義の代表曲『春嵐』はYouTube上で1000万再生を超え、新世代注目のシンガー「yama」に楽曲提供した『真っ白』『麻痺』のYoutubeでの総再生数は2000万再生を超える。

<p class="text"><a href="https://www.sonymusic.co.jp/artist/tooboe/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>HP</u></a>｜<a href="https://twitter.com/casablancalanca?s=20&t=AuMjmQ4Tq4j0bIfSzh5hNA" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Twitter（Official）</u></a>｜<a href="https://twitter.com/tooboeofficial" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Twitter（TOOBOE）</u></a>｜｜<a href="https://www.instagram.com/john_tooboe/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Instagram</u></a>｜<a href="https://www.youtube.com/channel/UC9rPALOT-ZVc7VEXATYSNCA" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>YouTube</u></a>｜<a href="https://www.tiktok.com/discover/jhon-tooboe?lang=ja-JP" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>TikTok</u></a></p></p></div>
<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<strong>擬態するメタ</strong>
アニメ作家／イラストレーターのしまぐち ニケと映像作家のBiviによる映像制作ユニット。「企む（たくらむ）アニメーション」をテーマに、技法や常識に縛られない実験的、挑戦的な作品を制作する。

<p class="text"><a href="https://twitter.com/MimicryMeta" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Twitter</u></a>｜<a href="https://www.youtube.com/channel/UCFZBW2kvmjxKbXiIGZ0CIeg" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>YouTube</u></a></p></p></div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201220/interview221223_tooboe_jozai_jckt.jpeg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/23201220/interview221223_tooboe_jozai_jckt.jpeg" alt="TOOBOE 錠剤" width="1000" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-444047" /></a></div>

<p class="name">錠剤</p>
<p class="text">2022.11.9（水）
TOOBOE

【初回生産限定盤】
CD,BD/ SRCL-12280-12281/ ￥3520（税込）

【BD（初回生産限定盤）】
TOOBOE 1st LIVE『解禁』＠東京キネマ倶楽部(2022.5.3)
<収録楽曲>
視界/毒/心臓/水泡/ダーウィン/爆弾/春嵐/紫/千秋楽/赫い夜

【通常盤】CD / SRCL-12282 / ￥1200（税込）

【期間生産限定盤】
CD,BD/ SRCL-12283-12284/ ￥1870（税込）

【BD（期間生産限定盤）】
TVアニメ『チェンソーマン』ノンクレジットエンディングムービー

【CD】
1.錠剤
2.ivory
3.まるで亡霊
4.ヤング
5.錠剤 -Anime ver.-(期間生産限定盤のみ収録)</p>

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</div><p>© Qetic Inc.</p>
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