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<title>Qetic - 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”</title>
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<description>ニュースメディア Qetic（けてぃっく）では、音楽、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなど、最新トレンドから今ネットで話題のゴシップまであらゆるエンタメ・カルチャー情報をお届けします。</description>
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		<title>私は私のできる限りで愛していく──FINLANDS、新曲『東京エレキテル／クレア』インタビュー｜変化を経ても変わらないもの</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/finlands-231027/456519/</link>
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		<pubDate>Fri, 27 Oct 2023 11:00:04 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[中村悠人]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>FINLANDSが10月18日にリリースした配信シングル『東京エレキテル／クレア』。昨年結成10周年のアニバーサリーを迎える一方で、TikTokでのバイラルヒットなど新たに注目も集めているFINLANDSだが、新曲としてのリリースは約1年ぶりとなる今作について、また、産休を経てますます活発化し始めたその動きについて、塩入冬湖にあれこれたっぷり語ってもらった。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="2879" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231556/interview231027-finlands-8-1-1920x2879.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231556/interview231027-finlands-8-1-1920x2879.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231556/interview231027-finlands-8-1.jpg 1627w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>FINLANDSが紡ぐラブソングとはなぜこんなにも無二なのだろう。“一生もの”と歌っていながらこれほどまで刹那的に響く歌詞もそうそうないし、“罰のような”と形容しつつも1000年だって繰り返して構わないなどと宣言できる開き直りにも似た業の深い愛情をハイテンポなアップチューンとして浴びる快感もきっと他では味わえない。</p>

<p>10月18日にリリースされた配信シングル『東京エレキテル／クレア』の2曲につくづくとそう思う。昨年結成10周年のアニバーサリーを迎える一方で、TikTokでのバイラルヒットなど新たに注目も集めているFINLANDS。新曲としてのリリースは約1年ぶりとなる今作について、また、産休を経てますます活発化し始めたその動きについて、塩入冬湖にあれこれたっぷり語ってもらった。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：FINLANDS</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231503/interview231027-finlands-1.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-456520" /></div>

<h2 class="fade-up">「自分を肯定できることっていうのも曲作り」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──FINLANDSの新曲としては約1年ぶりとなりますが、活動はかなり精力的になさっていますよね。</strong></p>

<p>特に今年はかなり動いていると思います。これまではコロナ禍もありましたし、私が産休だったこともあって、活動的にちょっと止まっていた期間もあったんですけど、そのぶん今年はたくさん曲を作ったり歌ったりしていきたいなって。</p>

<p><strong>──止まっているなとご自身でも感じるものが？</strong></p>

<p>そうですね。マインド的なことではなく、体がそうなっているなって。突然3年ぐらいまったく違う生活をしていたので、10年近くずっと活動し続けているのとでは体の使い方がめちゃくちゃ変わってくるんですよ。やっぱり体は正直というか。もちろんシンプルにライブがやりたい、制作をしたいっていう気持ちもありましたけど、とにかく一旦、きちんと体を元に戻す作業をしないといけないなって思ってましたね。</p>

<p><strong>──実際、どうでしょう。戻ってきましたか。</strong></p>

<p>感覚としてはすごく戻ってきてると思うんですけど、3年間を1年だけですべて取り戻すのは違う気もしていて。それに加えて、取り戻すだけではなく確実に変わっていることもちゃんと自分の中で消化させていかなければならないなってやっとわかってきたというか。変わることが悪いことだとは思わないけど、変わることに対して自分がどれだけポジティブな気持ちなのか、ネガティブな気持ちなのか、いちいち自分の中で相談しながら決めているような感覚ですね。</p>

<p><strong>──闇雲に元に戻さなきゃとか、変わっちゃダメだとかではなく、ひとつひとつ自分に問いかけながら、ご自身にとってのいちばんいい状態を探っていくような。</strong></p>

<p>最初はがむしゃらに「取り戻さなきゃ」っていう気持ちがあったと思うんですよね。でも今年の5月に『SHUTTLE』というRE:RECアルバムでの作業を通じて気づかされたんですよ。今までと変わらずやっぱりこれは持っていたいなと思うもの、逆に変わったもののなかでもこれはちゃんと活かしていったほうがいいなと思えるものを、きちんと取捨選択していかなきゃいけないって。</p>

<p>取り戻そうと闇雲にやるより、変わっていく部分もちゃんと受け入れつつ進んでいくべきなんだろうなって。なので、がむしゃら感は少し薄れたかもしれないです。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/album/2uBA6ulUfC2YSCONm1Rfgs?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──過去の曲たちを再レコーディングしてひとつの作品に仕上げるってある種、これまでのご自身を振り返る作業でもあると思うんです。そのなかで具体的にどんな気づきを得られたのでしょうか。</strong></p>

<p>昔、持っていたものをそのまま何一つ変えずに持っていられたわけじゃなかったんだってことを突きつけられたというか。『SHUTTLE』に収録した楽曲は、今自分で歌ってもいい歌だし、あのとき作っておいてよかったなとすごく思える曲たちなんですけど、当時の歌い方とか曲の作り方とかを今できるかって言われたら、もうできないんですよね。</p>

<p>一方で、あのときに持っていなかったものを今の私は持っているなと思うことももちろんあるわけで、じゃあそれは素直に受け入れよう、と。自分のなかで整理がついた感覚があったんですよね。</p>

<p><strong>──ちなみに止まっていると感じていたときも創作意欲は途切れずにずっとありました？</strong></p>

<p>それがわからないんですよね。今までもずっと創作意欲っていうのは付き合ったり別れたりを繰り返してるカップルみたいな感じで（笑）。例えば何か突飛な経験をしたりとか、あるいは普通に生活していても、すごく悲しいとか寂しいとか好きとか、ちょっと飛び出た感情になるときってあるじゃないですか。そういうときに私がやりたいと思うのが、ギターを抱えて曲を作ることなんですね。</p>

<p>別にふだんから曲を作りたいなって思い続けているわけじゃなく、そういう状態になったときに自分が手を出すのが作曲なんだと思うんです、たぶん。だから改めて好きだということでもないんじゃないかって気がしてて。</p>

<p><strong>──ああ、なるほど。</strong></p>

<p>そのうえで、自分がいちばん自信を持てること、自分を肯定できることっていうのも曲作りなんですよね、ずっと。ライブでもリリースでもなく、曲作りだけ。最近、つくづくそう感じたんですけど……ついこの間、10日間ぐらい夫と子供が里帰りしていたんですよ。ふだん料理以外の家事はほとんど夫がやってくれているんですけど、すごく久しぶりに一人暮らしみたいな状況になったし、私もちゃんと掃除洗濯をしたりご飯もちゃんと作ったりして丁寧に暮らそうと思ったんですね。でも結局、10日間で洗濯は2回しかしてないし、掃除もクイックルワイパーを1回かけただけ（笑）。</p>

<p><strong>──あはははは！　でも、一人暮らしって案外、そうなりますよね。</strong></p>

<p>2人が帰ってくる直前にこれはヤバいなと思ってなんとか頑張りましたけど、本当にどうしようもない生活をしていて。でも、その間に曲が2曲できたんですよ、これで帳消しだって思えるくらい、すごくいい曲が。家族からしたら全然、帳消しじゃないんですけど（笑）、それぐらい自分に自信を取り戻せる瞬間を与えてくれるものって曲作り以外になくて。そういうものなんだなって改めて思いましたね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231507/interview231027-finlands-2.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-456521" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">「あなたたちも、ちゃんと東京という街で寂しがっている一員なんだ」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──その自信って最初に曲作りを始めた頃から？　それとも作り続けてきたという自分の中の実績がそう思わせてくれるのでしょうか。</strong></p>

<p>高校2年生のときに初めて自分でオリジナル曲を作ってライブをしたときに、今FINLANDSのアートワークをやってくださっている大川（直也）さんが「すごくよかったです」って声をかけてくださったんですよ。私もめちゃくちゃいい曲だなと思って演奏してたんですけど、当時まったく知らない人だった大川さんに「よかった」と言ってもらえたことで、自分の最高が誰かの最高と合致したんだなって思えてすごく自信が出たというか、その瞬間がすごく心地よかったんですよね。</p>

<p>もちろん自分ひとりで作り上げたときの「これはいい！」って思う興奮が先なんですけど、そののちにも、もしかしたら誰かの興奮が続くのかもしれない。そう思えたことが、まるっと自信になってるんです。自分が最高なら他人になんと思われてもいいとは思ってないんです、私はきっと。</p>

<p><strong>──人に認められ、求められてこそだ、と？</strong></p>

<p>認められるっていうとすごく大ごとな気がしますけど、ただ必要とされるというか、例えば「今日の帰りに電車の中で聴こう」って楽しみにしてくれる人がいたりとか、そういう求め方をしてもらえたらすごく幸せだなって。</p>

<p><strong>──今回リリースされた『東京エレキテル／クレア』の2曲もきっとそういう音楽になっていると思います。</strong></p>

<p>ありがとうございます。今回のリリースに関しては、新しい曲を出したいっていう気持ちがまずシンプルにあって。『SHUTTLE』にも“SHUTTLE”という新曲を収録してはいたんですけど、去年のFINLANDS結成10周年というアニバーサリーを経て、新しいFINLANDSの楽曲をきちんと世の中に提示したいとずっと思っていたんですよね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>FINLANDS - 東京エレキテル (Music Video)</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="800" height="450" src="https://www.youtube.com/embed/wG0rGe0Yhzk?si=jIsR_Moi_qgm7EdL" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>で、レコーディングのスケジュールが決まった時点で、どんな曲を歌いたいかなって考えていたんですけど、ちょうどその頃に＜真夏のリプレイスメンツ＞（東京・新宿LOFTにて7月開催）という深夜イベントに出演したんですよ。場所が歌舞伎町で路上に車を停めておけないので、出番のあとはみんなで駐車場まで機材を運ぶことになって。そういうときって私、本当に役に立たないなって自負してるんですけど……（笑）。</p>

<p><strong>──そんなことはないですよ、きっと（笑）。</strong></p>

<p>サポートギターの澤井（良太）さんから「冬湖は機材を見張る役目をしといて」って私だけ置いて行かれたんですよ、LOFTのエレベーター前に（笑）。待っている間、そこでずっと景色を見ていたんですけど……夜中の歌舞伎町ってホントいろんな人が行き交ってるじゃないですか。</p>

<p>私自身、歌舞伎町がすごく久しぶりだったこともあって、かなり面食らったというか。何度もライブをしに来てるはずの街なのに、久しぶりに傷つくような気持ちがしたというか、実際に傷つけられるようなことは何もされてないんですけど。</p>

<p><strong>──歌舞伎町の街も最近すごく変わりましたし、そういう街の変化とかに抉られたということでしょうか。</strong></p>

<p>変わったようで実は変わっていないことにむしろ面食らったんだと思います。街は綺麗になったし、コロナ禍前より海外からの観光客も増えていたり、新しいお店ができていたりしているのに、中身というかは全然変わってなくて、めちゃくちゃ渦巻いてるなっていう感じに当てられてしまったんですよね。そのあと家に帰ってから作ったのが“東京エレキテル”で。</p>

<p><strong>──“エレキテル＝摩擦起電器”が表しているのは、行き交う人たち同士の間に生じる摩擦とかそういうもの？</strong></p>

<p>それによってこの街は輝いてるんじゃないかなって思うぐらい、人の摩擦が多い街ですよね、歌舞伎町って。私が生活しているのはわりと穏やかな街ですし、ライブでイヤと言うほど出てるぶん、ふだんはほとんど夜の街に出ないので、たまに触れるとそういう摩擦感にヒリヒリするというか。でも、それが嫌いじゃないんですよ。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231534/interview231027-finlands-7.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-456526" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そのヒリヒリ感をこの曲ではかなり俯瞰的な視点で書かれていますよね。それって結構、珍しいなと思って。</strong></p>

<p>そうですね、久しぶりかもしれない。私、ホストにハマっている方のSNSを見る習慣があるんですよ。</p>

<p><strong>──なんでしょう、その習慣は（笑）。</strong>

<p>ここ1〜2年ぐらいなんですけど、ホストにハマってる方のSNSを見るのがすごく好きで。というのも、やっぱり一線を引いてるんですよね。そんなに好きなら愛されたいって言えばいいのにと思うんですけど、彼女たちの中ではそれはルール違反で、私にはそこがすごく気になるというか引っかかっていて、だから見てしまうんですけど。</p>

<p><strong>──例えば、歌い出しの“一生ものになっちゃいそうな夜”とか、歌詞はそうした人たちの心情をイメージしながら綴られたものだったり？</strong></p>

<p>彼女たちにとって“一生ものになっちゃいそうな夜”というのは、彼に愛されたその日なのか、もうこれは絶対に愛されることはないんだって気づいた瞬間なのか、どっちなんだろうなって思ったんですよ。そういう想像はずっとしていたんですけど、歌にするつもりはなかったんですね。そこは踏み込んじゃいけない一線のような気もしていて。</p>

<p>ただ、そのイベントの夜に見た景色や、そこで感じた街の摩擦に、すごくマッチするとも思ったんです。ここでポツンと立ってる私も、あなたたちも、ちゃんと東京という街で寂しがっている一員なんだっていう気持ちになって。なので、そこにスポットライトを当てたいと思ったんですよね。</p>

<p><strong>──だからか、曲自体にすごく肯定感を感じるんですよ。たとえ刹那的でも報われなくても、それも愛なんだと丸ごと受け止めて包み込むような大きさがあるというか。</strong></p>

<p>もちろん体も心も人生も傷つかないに越したことはないけど、それを選んでいるのは自分だから。自分で選んだものを手に持てているほうが人は幸せだと思うんです。なので、そういう気持ちを込めました。</p>

<p><strong>──それにしても今回の歌詞もパワーワード満載ですよね。“定価以下のラブソング”とか、ラブソングを書いているご本人がこの言葉を使うのか！ってゾクッとしてしまって。</strong></p>

<p>ラブソングの効力って自分の気持ちでしか測れないですから。今は50万円の価値があっても明日になったら1円以下みたいなこともザラにあるんですよね。この曲もきっとそうだと思いますし。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231513/interview231027-finlands-3.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="2879" class="alignnone size-full wp-image-456522" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──なかでもハッとしたのはDメロの《あなたと居たいだけで こころは痛むのでしょうか／こころと居たいだけで あなたはなぜ息をすることをやめるの》という2行でした。</strong></p>

<p>実はそこだけ、もともと仮で書いていた歌詞を採用しているんです。毎回そうなんですけど、歌詞を書いて詰めていったものをレコーディングの1週間前ぐらいに全部ぶち壊して組み立て直す、みたいな癖があるんですよ、私（笑）。</p>

<p>もはや儀式的というか、自分にとってそれは必ずやらなきゃいけない作業になっていて。めっちゃつらいんですけど、そうすることによってより良くなったっていう経験則があるからやっちゃうんです。</p>

<p><strong>──でも、ここだけは仮で書いた歌詞のほうがいいな、と？</strong></p>

<p>はい。その歌詞ってすごく簡単な言葉で書かれているんですよね。だからきっと採用しないだろうなと思っていたんですけど、自分の心にいちばんリンクしているのもその2行で。なので、そのまま採用したいなっていう、それはちょっと新しい経験でした。</p>

<p><strong>──たしかに、すごく生身を感じます。</strong></p>

<p>俯瞰で曲を作っていても自分の心情にリンクしている部分はやっぱりあるんですよ。見え隠れする本心がいちばん痛々しいよなって思うんですけど、ここはまさに自分のことで。私は自分が深い愛情を持っている人ほど責めちゃうんです。それって確証とか裏付けがほしいからなんですけど、そんなの相手の心が離れていく一因にしかならないのにって自分でもすごくわかっていて。</p>

<p>今でもそれは改善できていないので良くないなって思いつつ……この曲を作っているときも夫と喧嘩してしまって（笑）。「あ、今、すごい責めちゃってるな」ってわかってるんですよ。自分の心が痛いからって相手を責めていい理由にはならないって頭ではわかってはいながらも、やってしまうっていう、それがまるっと歌詞になっていますね。</p>

<p><strong>──あ、その喧嘩でできたんですか。</strong></p>

<p>いや、喧嘩したときにはもうできていたんですけど、改めて「めっちゃわかる！」って。「私、めちゃくちゃいいこと言ってるな」と思って、それで採用しました（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231529/interview231027-finlands-6.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="2879" class="alignnone size-full wp-image-456525" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">「なくてもいいこだわりが自分たちから失われたらおしまい」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そういう意味で言うと「クレア」はそれこそものすごく塩入さんっぽさを感じたんですけど、いかがでしょう。</strong></p>

<p>あ、私っぽかったです？</p>

<p><strong>──勝手な解釈ですが、もし“クレア”というタイトルが「creation」に由来するならば、まさにこの曲は“創造”“創作”、つまり塩入さんの音楽に対する強い意思表明とも取れるんじゃないかなって。特に、最後のほうに出てくる“わたしはわたしを手放さないわ”や“ずっと世界に歯向えるんだ”という力強いフレーズにそんなことを思ったんですよね。</strong></p>

<p>そっちのほうがかっこいい！（笑）　“クレア”っていうのは『銀河鉄道999』に出てくるキャラクターの名前なんですよ。私、『銀河鉄道999』がすごく好きで。クレアはもともと人間なんですけど、母親によってガラスの体になってしまって。なので生身の体を取り戻すために999の食堂車で働いてお金を貯めてるんです。</p>

<p>でも（主人公の星野）鉄郎は機械の体を手に入れたくて旅をしているわけで。生身の体にも機械の体にも利点はあるけど弱点もあって、どっちを選んでも弱点からは逃れられないんですよね。そういう、どう転んでも罰ゲームというか、地獄というか、ある意味、自分の受け取りようでしかないこと……そういうところを歌いたくて“クレア”っていうタイトルを最初につけたんです。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231523/interview231027-finlands-5.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-456524" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──罰ゲーム、ですか。</strong></p>

<p>どれだけ相思相愛でも、どれだけ相手が自分を愛してくれて自分も相手を愛しているとしても、それ自体が弱みになる瞬間もあるし、自分では処理しきれないような想いもたくさん抱えるじゃないですか。恋人には本当に幸せでいてほしいって思っているのに、なんで傷つけてしまうんだろう、とかホント人間って矛盾に溢れていて。</p>

<p>好き合っているのに、自分でも処理しきれない気持ちによって相手を傷つけたり傷つけられたりするって、もう罰ゲームみたいなところに入り込んじゃってるなって思うんですよね。どっちにしても地獄だぞっていう。</p>

<p><strong>──でも、その地獄を絶望的なものとしては描いていないですよね。むしろ進んで突っ込んでいこうとしてません？</strong></p>

<p>それが開き直りなのかもしれないですね。私は私のできる限りで愛していくぞっていう。だから《わたしはわたしを手放さない》なんですけど。それは恋愛においてだけじゃなく、バンドにおいてもですけど、私は私のやれることをやりたい限りやるっていう、それが開き直りでもあり、本心でもあるのかなって。</p>

<p><strong>──結局のところ、誰だって“自分の範疇”でしか相手にも物事にも向かい合えないですから。</strong></p>

<p>そうなんです。自分のなかでもやってることと考えてることが噛み合ってなかったりするわけですし。例えば「一生好きだよ」って言われると「なんでそんなこと言い切れるの？」って思うし、だからって「今は好きだよ」と言われても腹が立つじゃないですか。「そこは一生好きって言っとけよ」って（笑）。</p>

<p>結局、どっちにしても不満というか、何がいい落としどころなのか自分でもわからないし、きっとわかってる人なんていないとも思うんです。じゃあ、どうすりゃいいんだ？って思うけど、その「どうすりゃいいんだ？」をずっとこねくり回しながら、人は恋していくんじゃないかなって。そういう気持ちを、怒りながら書いたんですよ（笑）。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/3Gwgth1g18yT8DU8771YTR?utm_source=generator" width="100%" height="352" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今でも怒りは原動力ですか。</strong></p>

<p>昔のほうが怒ってましたね。昔は怒ったり何かを嫌ったりしながら書くことがすごく多かったんですけど、最近は嫌いなものでアイデンティティを作る時期はもう終えたんじゃないかなとも思うんです。</p>

<p>嫌うことよりも、好きなもののほうが自分のアイデンティティを作りやすいというか、好きなものに対してなぜ好きなのか、どうしてこんなに執着できるのかっていう理由を紐解いていきたい気持ちがすごく出てきていて、怒りにはあまり重きを置かなくなってる気がするんですよね。</p>

<p><strong>──この曲も怒りながら書かれてはいても、根っこにあるのは“好き”なんでしょうし、きっと。</strong></p>

<p>そう！　好きで逃げ場がないからこそ、八方塞がりだからこその怒りであり、開き直りなんですよね（笑）。最後の最後はもう本当に開き直っているところが自分でも清々しくてすごくいいなと思ってます。</p>

<p><strong>──曲調的にも今回の2曲はテンポ感もありますし、FINLANDSらしい痛快さを感じさせる、すごくライブ映えもしそうなシングルですね。</strong></p>

<p>私もこの2曲はすごくFINLANDSらしさがあると思います。最近は曲作りの過程で何かと自分自身も考えたり、サポートメンバーとも話し合ったりしてたんですけど、今回は別にFINLANDSらしさとかも考えず「こっちがいい！」って思うものをただ直感的に選び続けていったら、結果としてものすごくFINLANDSらしさが出たんですよね。すごく自然体なFINLANDSというか。</p>

<p>“クレア”なんてノイズを入れまくって重ねまくって、エンジニアさんから「ノイズを入れている時間がいちばん楽しそうでいちばん長い」って言われるくらい（笑）、なくていいこだわりをめちゃくちゃ大事にしていたり。たぶんノイズをちゃんと聴いている人ってそんなにいないでしょうけど、なくてもいいこだわりが自分たちから失われたらおしまいだと思うんですよ。そういう自分たちの興奮に素直に従った結果が今回の2曲なんですよね。</p>

<p><strong>──最高です。ここからまた新しく始まるものがありそうな、嬉しい予感もしますし。</strong></p>

<p>次にどうなりたいとかいうビジョンは今までも全然なかったし、これからもないとは思うんですけど、自分がかっこいいと思うことやこだわり、そういうものをただただ突き詰めていきたいですね。自分の武器や持ち味みたいなものは年々変わっていくものだと思っているので、それを受け入れるたくましさも兼ね備えつつ、この先を進んでいけたら。</p>

<p>今年はとにかくいっぱいライブをしていっぱい歌を歌いたいっていう願いを叶えてきた1年だったので、来年は来年でまたそのときに思い描いたものを実現していきたいなとも思いますし、楽曲をいっぱい作ったり、行ったことのない地域にライブをしに行ったり、いろんな新しいことが始まればいいなと願ってます。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26231518/interview231027-finlands-4.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-456523" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：本間夕子
Photo：<a href="https://www.instagram.com/maho_korogi/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Maho Korogi</a></p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">PROFILE</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26235930/interview231027-finlands-9.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="1110" class="alignnone size-full wp-image-456529" /></div>

<p class="name">FINLANDS</p>
<p class="text">Vo.Gt 塩入冬湖（シオイリフユコ）を中心に2012年結成。「RO69JACK 13/14」での入賞経験を持ち、精力的なライブ活動に加えこれまで様々なイベントや大型フェス、 全国大型サーキットライブへの出演もしている。
2019年4月10日渋谷クラブクアトロのステージを最後にBa. コシミズが脱退。
2021年リリース フルアルバム「FLASH」での東名阪ツアーファイナルはZepp DiverCityにて開催し、ソールドアウトさせた。
2022年11月で結成10周年を迎え、10周年記念ツアー”FINLANDS TENTH ANNIV. ~記念博 TOUR~”に先駆け2ヶ月連続配信リリースを発表。全国6都市を巡った記念博TOURはファイナルをKT Zepp Yokohamaとして盛況に終了した。
現在、正式メンバーは塩入冬湖のみで、ギター、ベース、ドラムにサポートメンバーを迎え活動。また、塩入は adieu（上白石萌歌）、Salyuに楽曲を提供するなど 作家としても活動している。

<a href="http://finlands.pepper.jp/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">FINLANDS OFFICIAL WEB SITE</a><a href="https://twitter.com/Finlands12" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">X（Twitter）</a><a href="https://www.tiktok.com/@finlands.official" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">TikTok</a><a href="https://instagram.com/finlands.official?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Instagram</a><a href="https://fanicon.net/fancommunities/4640" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">公式FC『事情通』</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/26235938/interview231027-finlands-10.jpg" alt="FINLANDS 東京エレキテル クレア" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-456530" /></div>

<p class="name">東京エレキテル / クレア</p>
<p class="text">2023.10.18
FINLANDS
<a href="https://orcd.co/tokyo-elektriciteit" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">ダウンロード・ストリーミングはこちら</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<p class="name">FINLANDS×ukigmo presents TWO-MAN LIVE TOUR "kolmio”</p>
<p class="text">＜大阪公演＞
10/29（日） UMEDA CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
ゲスト：感覚ピエロ
&nbsp;
＜愛知公演＞
10/31（火） NAGOYA CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
ゲスト：ヒグチアイ
&nbsp;
＜東京公演＞
11/6（月） SHIBUYA CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
ゲスト：ズーカラデル
&nbsp;
チケット詳細
前売：￥5,000（D代別）
学割：￥4,500（D代別）
当日：￥5,500（D代別）

<a href="https://finlands.pepper.jp/kolmio.html" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a><a href="https://eplus.jp/finlands/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">e+</a><a href="https://l-tike.com/search/?keyword=FINLANDS" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">lowson</a><a href="https://w.pia.jp/t/finlands-2man-kolmio/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">pia</a></p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>塩入冬湖（FINLANDS）が吉祥寺WARPで弾き語り企画＜B面＞を開催｜牛丸ありさ（yonige）、坂口喜咲がゲスト出演</title>
		<link>https://qetic.jp/music/shioirifuyuko-230830/454612/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/shioirifuyuko-230830/454612/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 30 Aug 2023 12:00:51 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>塩入冬湖（FINLANDS）が吉祥寺WARPで弾き語り企画＜B面＞を開催。牛丸ありさ（yonige）、坂口喜咲がゲスト出演する。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1278" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/30165043/music230830-shioirifuyuko2-1920x1278.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="塩入冬湖（FINLANDS）" decoding="async" /></figure><p><strong>FINLANDS</strong>のVo.Gt.として活動する<strong>塩入冬湖</strong>が吉祥寺WARPにて企画ライブ＜<strong>B面</strong>＞を開催する。</p>

<h3>塩入冬湖が吉祥寺WARPで弾き語り企画、来月1月のゲストは後日解禁</h3>

<p>今年1月に自身5枚目のミニアルバム『大天国』をリリースし、FINLANDSでの活動と並行してソロとしても活発に活動する塩入冬湖。今回の企画ライブ＜B面＞は全3公演となっており、10月6日（火）は牛丸ありさ（yonige）、11月11日　（土）は坂口喜咲と毎公演違うゲストを迎えて開催される。2024年1月19日（金）のゲストは後日発表される。チケットは明日8月31日（木）正午より販売開始となるので、ぜひチェックしてほしい。</p>

<p>なおQeticでは『大天国』のリリース時に敢行した、本作のプロデュースやアレンジメントを手掛けたいちろー（ex.東京カランコロン）との対談を掲載中。制作を巡る心境やアーティストとしての矜持について、じっくりと語ってもらった。こちらもぜひご一読を。</p>

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=454614" rel="attachment wp-att-454614"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/30165043/music230830-shioirifuyuko2.jpg" alt="塩入冬湖（FINLANDS）" width="1920" height="1278" class="alignnone size-full wp-image-454614" /></a><figcaption>塩入冬湖</figcaption>
</figure>

<h3>塩入冬湖（Shioiri Fuyuko）- ランサー（Music Video）</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/IWp3vKLMvA0?si=ZfyWB96vY7JdtW-x" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>

▼関連記事
<a href="https://qetic.jp/interview/shioirifuyuko-ichiro-230127/445405/"><u>2年ぶりのソロ作品集『大天国』を作り上げた「狂気」と「愛」──対談：塩入冬湖 × いちろー</u></a>

<div class="information">
<h2>EVENT INFORMATION</h2>
<h3>塩入冬湖
吉祥寺WARP弾き語りライヴ
B面</h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=454615" rel="attachment wp-att-454615"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/30165048/music230830-shioirifuyuko1.jpeg" alt="塩入冬湖（FINLANDS）" width="1920" height="1908" class="alignnone size-full wp-image-454615" /></a>
<p>2023.10.03（火）</p>
<p>Guest:牛丸ありさ（yonige）</p>
<p>open/start 18:30/19:00</p>
&nbsp;
<p>2023.11.11（土）</p>
<p>Guest:坂口喜咲</p>
<p>open/start 12:00/12:30</p>
&nbsp;
<p>2024.01.19（金）</p>
<p>Guest:後日解禁</p>
<p>open/start 18:30/19:00</p>
&nbsp;
<p>チケット：</p>
<p>前売り/当日　¥3,000/¥3,500（D代別途有り）</p>
<a href="https://tix.to/fuyuko_Side_B" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">チケットはこちら</a><a href="http://finlands.pepper.jp/fuyuko/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">公式HP</a><a href="https://twitter.com/Finlands12" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Twitter</a><a href="https://www.tiktok.com/@finlands.official" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">TikTok</a>
</div>
<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>2年ぶりのソロ作品集『大天国』を作り上げた「狂気」と「愛」──対談：塩入冬湖 × いちろー</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/shioirifuyuko-ichiro-230127/445405/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/shioirifuyuko-ichiro-230127/445405/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 27 Jan 2023 12:00:01 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[中村悠人]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=445405</guid>
<![CDATA[<summary><p>塩入冬湖（FINLANDS）が、5枚目のミニアルバム『大天国』をリリース。これまでソロ作品は主に宅録で制作されていたが、本作では楽曲プロデュース・編曲に、塩入がかねてより敬愛していたいちろー（ex.東京カランコロン）を招聘した。FINLANDSは結成10周年を迎え、プライベートでは結婚・出産を経験と、公私共に大きな出来事を経ていくその道中で完成させた1枚でもある。そんな彼女の今が存分に表れた1枚を紐解くべく、塩入といちろーの対談を実施。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1261" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162219/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-06-1920x1261.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="塩入冬湖 いちろー" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p><strong>塩入冬湖</strong>（<strong>FINLANDS</strong>）が、5枚目のミニアルバム『<strong>大天国</strong>』をリリースする。これまでソロ作品は主に宅録で制作されていたが、本作では楽曲プロデュース・編曲に、塩入がかねてより敬愛していた<strong>いちろー</strong>（ex.<strong>東京カランコロン</strong>）を招聘。個性溢れる豪華なレコーディングメンバー達と、彩り豊かな作品を完成させた。</p>

<p>また、塩入としては、2020年に発表した前作『程』から今作までの期間で、FINLANDSは結成10周年を迎え、プライベートでは結婚・出産を経験と、公私共に大きな出来事を経ていくその道中で完成させた1枚でもある。</p>

<p>そんな彼女の今が存分に表れた1枚を紐解くべく、塩入といちろーの対談を実施。撮影の合間も終始会話が途切れることなく、賑やかで、それでいてお互いへの信頼の深さが窺い知れるインタビューになった。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">対談：塩入冬湖 × いちろー</h2>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">“自分の大好きな音楽家に丸投げしたらどうなるんだろうとか（笑）”</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162153/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-02.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1261" class="alignnone size-full wp-image-445395" /><figcaption>（L→R）塩入冬湖／いちろー</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──お2人が初めて会ったのはいつ頃だったんですか？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　最初に会ったのは（新代田）FEVERだったよね？</p>

<p><strong>塩入冬湖（以下、塩入）</strong>　そうです。2017年でした。いちろーさんがFINLANDSのワンマンライヴを観に来てくれたんですよ。そこで初めてちゃんとご挨拶させてもらって。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　そのときに撮った写真を、今回の制作のグループLINEのアイコンに使ってたんですよ（笑）。</p>

<p><strong>──いまマネージャーさんに写真を見せていただいたんですが、お2人とも表情が固いですね（笑）。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　初対面ではそうなりますよね（笑）。でも、2011年だったかな。私は個人的に東京カランコロンのライヴを観に行ったんです。それがめちゃくちゃかっこよくて、それから聴いていたんですけど……という話をいちろーさんにしたら、そのときのライヴがあまりよくなかったらしくて（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　あの後、1年ぐらい引きずったライヴだったから（笑）。</p>

<p><strong>──いちろーさんにとって、FINLANDSは気になる存在だったんですか？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　YouTubeか何かで観て知った感じでしたね。それでライヴを観せてもらったんですけど、思っていた以上に硬派なバンドなんだなと思いました。そこはこの前、去年の12月にKT Zepp Yokohamaのワンマン（＜FINLANDS TENTH ANNIV.〜記念博TOUR〜＞）を観て、マジでFEVERの頃からやってることが1ミリも変わってない！　と思って、ちょっと感動した（笑）。</p>

<p><strong>塩入</strong>　そこはいいのか悪いのかですけど（笑）。でも、まだ伸びしろがあるってことで。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　いや、いいんじゃないですか、そのままで。積み重ねてきたものの重みを感じられてよかったし、それがあってソロワークではまた違うことができるわけだから。</p>

<p><strong>塩入</strong>　そこは本当にありますね。</p>

<p><strong>──塩入さんは、2021年にFINLANDSで『FLASH』を発表された際に、これまでは自分達の扉を開けてきてくれた人達に向けて歌っていたけど、自分から扉を開けていこうと思ったというお話をされていましたよね。そういった開かれたモードがソロにも繋がっていた感じだったのか。あとは、ソロで発表された前作の『程』から今作までの期間で考えると、結婚や出産といった大きな出来事があり、そこでいろいろ考えることがあったのか。どんな気持ちで今回の制作を始めたんですか？</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　今回はそういうことをまったく考えなかったんですよ。パソコンと向かい合ってギターを弾いて曲を作っていると、すごく楽しいんですけど、やっぱり凝り固まっていくんですよね。必ず選ぶ音とか、歌い回しとか、符割りとかが出てきて。それは自分の好きなものではあるけど、これから先もずっと音楽を作っていきたいと思っているからこそ、もっといろんなことを知ってみたいなというのを、ここ2、3年ぐらい思っていて。</p>

<p><strong>──なるほど。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　そのために、いろんな音楽を聴いたり、新しい作り方を調べたりすることもできるけど、それよりも誰かと会話をしたり、一緒に作ったりしたほうがおもしろいし、手っ取り早くいろんなことを知れるんじゃないかなって。だから、本当にそれだけですね。新しい経験をしてみたいとか、悪い言い方ですけど、自分のぴろんぴろんなデモを、自分の大好きな音楽家に丸投げしたらどうなるんだろうとか（笑）。そういうワクワク感とか、興奮とか。それ一択でした。</p>

<p><strong>──いち音楽家として純粋な興味と、欲望と。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　もう本当にそれしかなかったです。セールスとかそういうものは、後からついてくればいいやって。作っているときから楽しすぎたし、そのままマスタリングまで終えられて、これはめちゃくちゃいいものになったから聴いてもらえるだろうなっていうぐらいの気持ちでしたね。</p>

<p><strong>──作っている最中から「大天国状態」というか。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　そこはもう制作が始まったときからずっと「大天国状態」でしたよ（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162225/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-07.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1261" class="alignnone size-full wp-image-445400" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162231/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-08.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1261" class="alignnone size-full wp-image-445401" /></div>

<h2 class="fade-up">音楽に対する「狂気」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──最高ですね（笑）。いちろーさんというソングライターのどういう部分が好きだったんですか？</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　私はいちろーさんの狂気的なところが好きなんです。カランコロンって、大衆性もあるけど、すごくコアな部分もあって。聴く人が聴いたらびっくりするバンドですけど、いちろーさんは穏やかで、爽やかで、シュっとしているのに、めちゃめちゃ狂気的だなと思うところを随所に見受けられて。</p>

<p>それはファンとして聴いていたときにも感じていたんですけど、こうやってお話しさせてもらうようになってから、より感じるようになったんですよ。ああいった狂気的な振り切り方って、普通は気を衒ってやることが多いと思うんですけど、いちろーさんはそれをナチュラルにやっていたんですよね。そう思ったら、俄然カランコロンの音楽に興味が出てきて。</p>

<p><strong>──いちろーさん、狂気的とのことでしたけど。</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　やめてください、そういうこと言うの。俺が狂ってるみたいな（笑）。</p>

<p><strong>──しかもナチュラルに（笑）。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　ははははは（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　俺、ちゃんと仕事しますよ？</p>

<p><strong>塩入</strong>　めちゃめちゃちゃんとしてます。そのちゃんとしてるところが狂気的というか。たとえばひとつの音に対してのこだわりとかも、私としてはそれをどうでもいいと思っているんじゃなくて、気付かないんですよ。でも、いちろーさんは絶対に気付くんですよね。一緒に楽曲を作っていく中で、これはいちろーさんにはどう聴こえているんだろうと思うことがかなりあって。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　でも、そういうものはみんなあると思うよ？　他の人を見ていても思うんだけど、どうでもいいところに延々と時間を費やしたりとか。</p>

<p><strong>塩入</strong>　それがその人の個性であり才能で、そこを突き詰めていくところが私の言う「狂気」というか。それって育てていこうと思っても、なかなか得られないものだと思うんです。それを知りたかったというか、一緒にやることで経験してみたかったんですよね。</p>

<p><strong>──「ぴろんぴろんのデモを丸投げ」という表現をされていましたが、まずは塩入さんがラフなデモを作って、それをいちろーさんに投げるというのが基本的な流れだったんですか？</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　そうですね。歌とギターだけとか、そこにちょっとリズムを入れたぐらいの、いつもだったらもうちょっと作ったほうがいいかもな……って思うぐらいの状態のデモを渡す感じでした。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　これまでのアルバムは、できあがったら冬湖ちゃんが送ってくれていたから聴いていたんですけど、話を聞いて衝撃だったのが、アレンジ含めて全部自分でやっていると言っていて、すごいわね、と。でも、あそこまで作り込まれたものを渡されると、それをブラッシュアップするぐらいしかできないので、ラフな状態で渡してくれたのはありがたかったです。冬湖ちゃんが望んでいた、自分の好みというある種の柵を壊すところまではいかなかったと思うので。</p>

<p><strong>塩入</strong>　でも、1日、2日は恥ずかしかったですけどね。ぴろんぴろんのデモを送っちゃった……って（笑）。</p>

<p><strong>──収録曲の中で“ランサー”を先行配信されましたが、これが最初にお2人で作業された曲ですか？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　そうです。細かい部分は歌詞を読み込んで色付けしましたけど、全体の流れは、最初にデモを聴いたときに浮かんだものがそのまま形になってますね。そこは演奏メンバー含めて。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>塩入冬湖（Shioiri Fuyuko）「ランサー」Music Video</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/IWp3vKLMvA0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──最初に聴いた段階で、「弾いてもらうならこの人」というところまで見えたんですね。</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　そうですね。そのメンバーを提案したら、「いいですね」と言ってくれて。</p>

<p><strong>塩入</strong>　ゲイリーさん（ゲイリー・ビッチェ／モーモールルギャバン、ヤジマX）は特にそうでしたね。“ランサー”って、そんなに明るい曲調でもないけど、ゲイリーさんのお名前が挙がったときに、妙にしっくりくるおもしろさがあって。私はモールルもすごく好きで聴いていたんですけど、ゲイリーさんは、なんていうか、ちゃんと身体と心で叩くタイプの方というか。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　まあ、野獣だよね。</p>

<p><strong>塩入</strong>　いま言葉を濁したのに（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　アレンジ的に、曲の前半をプログラムっぽい感じにして、最後にどれだけ人間味を出せるかの勝負だったので、限りなく動物的というか、野性味のある演奏となるとゲイリーさんかなって。あの人、あんなにキレイなレコーディングスタジオで、メガネ、半パン、裸足でウロウロして、ケータリングのカレー食ってたから（笑）。</p>

<p><strong>塩入</strong>　愛おしみがすごい！</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162147/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-01.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1261" class="alignnone size-full wp-image-445394" /></div>

<h2 class="fade-up">対話から広がった『大天国』の構想</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今作を聴かせていただいた印象として、シンプルに「愛」という言葉が浮かびました。歌詞に出てくる《あなた》への想いが溢れ出て、止められなくなっているのを感じたんですけども、いちろーさんはデモ段階からそういったものを感じました？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　めちゃくちゃ感じましたね。「ラブラブやなぁ」みたいな。ウザいなって思うぐらい。</p>

<p><strong>塩入</strong>　私は制作中にウザがられていたんですね（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　なんか、インスタのクローズドのストーリーみたいな感じ（笑）。でも、どれも愛ゆえの不安とか、寂寥感とか、祝祭感とか。すべて愛に起因してはいるけど、それは決して不幸なことではないので、全体として悲しげな感じにはあまりしたくないというか、ならないだろうなとは思ってましたね。</p>

<p><strong>塩入</strong>　“ランサー”で自分が言い表したかったことって、言語化するのが難しいなと思っていたんですよね。そのときにいちろーさんが「この曲ってこういうこと？」って送ってくださったんですけど、それがちょうど電車の事件があったときで。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　ああ。小田急線のね。歌詞を見たときに、あの事件のことが頭に出てきたんですよ。たとえば、自分が家にいて、好きな人はちゃんと帰って来れるのかな、もし同じ車両に乗っていたらどうなっていたんだろうって、主人公が考えているように感じて。要は、愛しているからこその不安みたいなもの。実際はちょっと違ったんだよね？</p>

<p><strong>塩入</strong>　いや、すごく言い当てていたというか。前に読んだ小説に、旦那さんがごみ収集の仕事をしていて、仕事中にガラスで手を切らないか毎日心配している人の話があって。そのときは、そんなことまで心配して生きていかなきゃいけないのって大変だなと思ったんです。でも最近になって、わかるかもなと思ったんですよね。わかるようになってしまったというか。自分の家族に対して心配する局面が増えたし、自分が守られる立場じゃなくて、守る立場に年齢的にもなってしまったんだなって。</p>

<p>そういうことを書きたかったんです。自分の大事な人をどうにかして守っていきたいと思う気持ちとか、その人がもし何かの事件に巻き込まれたときに、私は許せるのかな、私はどうなってしまうんだろうなということを。だから、いちろーさんがあの事件に置き換えたときに、すごくわかるなと思って。そこからまた歌詞を書き直したりしましたし、『大天国』という作品の構想みたいなものも広がっていって。</p>

<p><strong>──どんな構想が広がったんです？</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　『大天国』は、いちろーさんに声をかけた2021年から作り始めたんですけど、それまでに作り溜めていた曲は一切入っていなくて。だから、作り始めたきっかけになった“ランサー”みたいに、自分の現状を歌った作品にできたらいいなと思ってました。いまの自分を書き記すことの恥ずかしさは、昔よりはないかもしれないけど、やっぱりありますし、いまの気持ちがこの先変わっていくこともあると思うんですけど、私は現状がすごく好きなんですよ。いまの自分の人生とか、環境とか。</p>

<p><strong>──その気持ちを表した言葉が、『大天国』。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　最初は、いちろーさんと一緒に音楽を作ること、新しいことをたくさん知れるというその状況自体に『大天国』とつけようとしていたんです。でも、『大天国』という言葉を考えていくと、人が生きていく上で、最終的に天国に行くことがゴールなのだとしたら、それよりもいまのほうが私は好きだなって。そもそも、生きていく上でのゴールって何だろうと思うことが多いんですよ。なんか、ゴールも目標もないんだけど、とりあえず現状をよりよくするために世の中は進んでいるというか。でも、そうしている限り、満たされることなんてずっとないんじゃないかなと思うんです。死んだ後の天国も私には信憑性がないし、だったら私はいまが幸せだし、いまが大天国だなと思って生きているほうが、私にとっては幸せだなって。</p>

<p><strong>──そういった話もレコーディング中にされたりしたんですか？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　「大天国」の話はしてなかったね。</p>

<p><strong>塩入</strong>　基本的には世間話でしたね（笑）。引っ越しの話とか、子育ての話とか。今回、私はレコーディングメンバーと直接お会いできてないんですよ。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　お腹の中に子供がいる状況で作っていたので、現場は僕がディレクションしていて。</p>

<p><strong>塩入</strong>　全部取り仕切ってもらって本当に助かりました。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　歌入れのときはしこたましゃべってたけどね（笑）。</p>

<p><strong>塩入</strong>　今回は歌入れが2回あったんです。1回目は臨月直前で、2回目は生まれた後。去年の12月とか。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　しかも、生まれて、（FINLANDSの）全国ツアーをした後だよ！　すごすぎるよね！？　マジか！　と思った。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162159/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-03.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1261" class="alignnone size-full wp-image-445396" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ちなみに、1回目の歌入れで録った曲というと？</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　“ランサー”と“遠い星じゃなくたって”ですね。“不慣れな地球でキスをする”は、産前ギリギリまで作っていて、産んで戻ってきてから続きを作ったんですけど、最終的に子供の曲になりました。最初は自分のことを歌っているパーセンテージが高めの曲だったんですけど、帰ってきて作っているうちに自然と変わっていって。</p>

<p><strong>──それは無意識的に？</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　どうなんだろう……意識してたのかな。出産したことに対しての感動とかではないんですけど、気づいたら変わってましたね、すごく。</p>

<p><strong>──収録曲の中で、いちろーさんがアレンジの方向性に悩んだ曲はありました？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　“昨日になれない私たち”は悩みましたね。なぜかというと、この曲を最後にアレンジしたからなんですよ。1枚まるごとまかせてもらうにあたって、雰囲気が似通っている曲があったり、並んでいるときにどちらかが損したりする感じにはしたくないと思っていたんですけど、冬湖ちゃんが送ってくるデモが、全部テンポが遅かったんです。</p>

<p><strong>塩入</strong>　そうなんですよね（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　それで自分の中での選択肢が若干少なくなっていたのもあって、けっこう迷いました。この曲は冬湖ちゃんも苦労してたよね。</p>

<p><strong>塩入</strong>　めちゃくちゃしました。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　この曲だけ、俺からのリクエストも多かったからね。アンプラグドライヴを生録りしたようなイメージで作ったんですけど、これまでの冬湖ちゃんのアルバムに、歌とアコギだけですごくいい曲がたくさんあるんですよ。それと同じことをしてしまうと、過去の楽曲と相違がなくなってしまうから、アコースティックといってもひとりでやっている感じではなく、みんなのグルーヴ感みたいなものを大事にしたいというのを、演奏の方達にも、冬湖ちゃんにもかなり言っていたので。</p>

<p><strong>塩入</strong>　そこは言ってほしかった部分でした。普通は、演奏があったら歌がそのちょっと上にあるイメージだけど、この曲は全部をフラットにしたかったんです。そうなると、自分の癖とか、どうしてもやってしまうところを客観的に指摘してもらったほうがそっちに近づくので、言ってもらえて助かりましたね。それを経ても、やっぱり難しかったです（笑）。</p>

<p><strong>──お話を聞いていて、お2人の信頼感や、本当に楽しみながら制作されたことが伝わってきましたし、そんな作品が『大天国』という名前で世に出るということが本当に素敵だなと思います。</strong></p>

<p><strong>塩入</strong>　音楽を作っていく中で、世の中に認知されなきゃいけないとか、売れるためにはこういう曲を作らなきゃいけないとか、いろんなことがあると思うんですよ。それを私が実践しているかいないかは別としても、そういう事実はもちろん心得ているつもりで。でも、それと関係なく、私は音楽を好きで作り続けているというのを忘れちゃいけないなと思う瞬間がすごくあって。やりたいと思うことをやっているのが、やっぱりバンドマンだと思うんですよね。そこを惜しみなくやらせてもらえた作品だと思うし、それを自分だけじゃなく、いちろーさんを始めいろんなアーティストの方々と具現化できたことは、このご時世においてすごいことだなと思うし、本当に素晴らしいことだなと思いますね。</p>

<p><strong>──いちろーさんは、今回制作されてみて、改めて塩入冬湖というアーティストに対してどんなことを思いました？</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　今回一緒にやる前から思っていたことなんですけど、冬湖ちゃんは……これは言い方に気をつけないといけないんだけど（笑）。</p>

<p><strong>塩入</strong>　何！？　怖い！（笑）</p>

<p><strong>いちろー</strong>　なんか、「苦労人」っていうのは違うんだよ。要は、自分がちゃんとかっこいいと思うものを作り続けていて、それでちゃんと結果も出しているけど、それが世に浸透するまでには、それなりに時間がかかったなと思っていて。でも、目先の利益や数字を追いかけずに、戦って積み重ねてきたものがいまの結果になっているから、そこはもう本当に、この人は「強えな」って思いますね。このあいだもミュージシャンの友達と飲んでたときに、その人が人生で音楽に救われた経験があるかどうか、曲を聴いたらわかるという話をしていて。なんとなくそうじゃない人って、途中で音楽をやめてしまったりするんですよ。まあ、具体例は絶対に挙げられないですけど（笑）。</p>

<p><strong>塩入</strong>　ははははは（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　これも言い方がちょっと難しいんだけど、この人は音楽じゃなくてもよかったんだなって思っちゃうんですよね。それは、その人に才能がないと言っているわけじゃなくて、ビジネススキームとして音楽をやっているというか。音楽に救われた経験がある人って、音楽を裏切れないというか、完全にビジネスとして括ることを、たぶん死ぬまでできないと思うんです。僕としては、働く者として、社会に生きる者として、ビジネスで音楽をやることも、音楽に救われたから音楽をやることも、どちらも正しいと思うんです。でも、冬湖ちゃんは、ちゃんと仕事にもしているんだけど、完全にビジネススキームじゃないほうで音楽をやり続けているから、そこに対する尊敬はすごくありますね。</p>

<p><strong>塩入</strong>　嬉しいなぁ。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　だから、冬湖ちゃんの「強えな」っていうところは昔から変わっていないですし、それをより一層強く感じてます。お母さんになってからさらにすげえなって。</p>

<p><strong>──そこも感じますか。</strong></p>

<p><strong>いちろー</strong>　だって、産後半年で全国ツアーは、さすがに正気か！？　とは思いましたよ（笑）。</p>

<p><strong>塩入</strong>　やりたくなっちゃったんですよね（笑）。</p>

<p><strong>いちろー</strong>　その話もレコーディングのときにしてたんですよ。「次に音楽でやることがないと落ち着かない」って。それもすごいと思う。</p>

<p><strong>塩入</strong>　忙しすぎるのは嫌いですけど、何かやることがないと希望が持てないというか。それが結局家族に迷惑をかけることにもなるし。だから、妊娠中は今回のソロがあることがすごく励みだったし、支えでしたね。いちろーさんにおまかせしていられる安心感もありましたし、絶対に大丈夫だと思っていて。本当にこの作品があってよかったです。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162241/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-010.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1492" class="alignnone size-full wp-image-445403" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162247/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-011.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1521" class="alignnone size-full wp-image-445404" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26162236/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-09.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1514" class="alignnone size-full wp-image-445402" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：山口哲生
Photo：<a href="https://www.instagram.com/marinko5589/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>小林真梨子</u></a></p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">PROFILE</h3>

<p class="name">塩入冬湖</p>
<p class="text">FINLANDSのVo.Gt.として、精力的なリリース並びに様々なイベント、RIJF、RSR、CDJ、VIVA LA ROCK 等の大型フェス、全国大型サーキットへ出演する。
バンド活動と並行してソロワークも積極的に行っており、これまでに「特別になる前に」「落ちない」「惚けて」「程」と 4 枚のミニアルバムをリリースしている。
独特のメロディ、歌詞の世界観が話題となり、ソロ弾き語りワンマンライブも各地でソールドアウトとなっている。
adieu（上白石萌歌）の「よるのあと」「シンクロナイズ」「ひかりのはなし」、Salyu「Tokyo Tape」の作詞・作曲を担当するなど作家としても注目が集まっている。

<a href="http://finlands.pepper.jp/fuyuko/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/Finlands12" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.youtube.com/channel/UCOOptsLj7iZRhbDeK5t_QEg" rel="noopener noreferrer" target="_blank">YouTube</a>｜<a href="https://www.tiktok.com/@finlands.official" rel="noopener noreferrer" target="_blank">TikTok</a>｜<a href="https://fanicon.net/fancommunities/4640" rel="noopener noreferrer" target="_blank">公式FC『事情通』</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<p class="name">いちろー</p>
<p class="text">東京カランコロンのギターボーカル兼コンポーザーとして2012年にメジャーデビュー。
ROCK IN JAPAN FES、COUNT DOWN JAPAN、RADIO CRAZYなど大型フェスに出演し、Zepp Diver City Tokyoでのワンマンライブはソールドアウト。
メジャー4thシングル「スパイス」はTVアニメ「食戟のソーマ」のテーマソングに起用される。2020年12月バンドは解散。
 
バンド活動中より他バンドのプロデュースやシンガーソングライターのプロデュース・アレンジ等も手がけ、バンド解散後は作曲講座やボーカルレッスン等も行う。

<a href="https://www.ichiro-music.website" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/16karankoron" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/ichiro_karankoron/?hl=ja" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://www.ichiro-music.website/works/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">YouTube</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26164705/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-013.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-445407" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/26164700/interview230126-shioirifuyuko-ichiro-012.jpg" alt="塩入冬湖 いちろー" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-445406" /></div>

<p class="name">大天国</p>
<p class="text">2023年1月25日（水）配信リリース
（2/4(土)東京キネマ倶楽部よりCDパッケージ販売スタート、通販情報は後日発表）

塩入冬湖 
収録曲：全5曲（全曲作詞・作曲 塩入冬湖／編曲 いちろー）
01.ランサー
Cho.いちろー（ex.東京カランコロン）、Dr.ゲイリー・ビッチェ （モーモールルギャバン,ヤジマX）、Gt.及川晃治、Ba.鷲見こうた （ズーカラデル）、Key.カメダタク （オワリカラ,YOMOYA）

02. AWARD
Cho.いちろー（ex.東京カランコロン）、Gt.及川晃治、Ba.小西悠太（tacica）

03.不慣れな地球でキスをする
Cho.いちろー（ex.東京カランコロン）、Dr. 佐藤謙介、Gt.及川晃治、Ba. 小西悠太（tacica）

04.遠い星じゃなくたって
Cho.いちろー（ex.東京カランコロン）、Dr.ゲイリー・ビッチェ （モーモールルギャバン,ヤジマX）、Gt.及川晃治、Ba.鷲見こうた （ズーカラデル）、Key.カメダタク （オワリカラ,YOMOYA）、Vn.柴由佳子 （チーナ）

05.昨日になれないわたしたち
Cho.いちろー（ex.東京カランコロン）、Dr. 佐藤謙介、Gt. Tomoaki（EOW） 、Ba. 小西悠太（tacica）、Key. mamushi （EOW）

<a href="https://orcd.co/daitengoku" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">配信リンクはこちら</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">LIVE INFORMATION</h3>
<p class="name">塩入冬湖ソロバンドツアー「大天国」</p>
<p class="text">2023年2月4日（土）
会場：【東京】東京キネマ倶楽部
時間：OPEN 17:30／START 18:00

2023年2月9日（木）
会場：【愛知】名古屋CLUB QUATTRO
時間：OPEN 18:30／START 19:00

2023年2月10日（金）
会場：【兵庫】神戸クラブ月世界
時間：OPEN 18:30／START 19:00

Live Member：
Vo/Gt：塩入冬湖
Gt：いちろー（ex.東京カランコロン）
Ba：カワノアキ（ar syura）
Dr：矢尾拓也
Key：青木康介（ENTHRALLS）

■チケット
全席自由
一般：¥5,500（tax incl./ドリンク代別）
学生：¥4,500（tax incl./ドリンク代別）
（※小・中・高・大・専門学生対象。入場時に学生証の提示が必須となります）

<a href="https://eplus.jp/shioirifuyuko/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">チケットはこちら</a><a href="https://www.sambafree.jp/shioirifuyuko.daitengoku/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">特設サイト</a>
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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