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<title>Qetic - 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”</title>
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<description>ニュースメディア Qetic（けてぃっく）では、音楽、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなど、最新トレンドから今ネットで話題のゴシップまであらゆるエンタメ・カルチャー情報をお届けします。</description>
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		<title>古川日出男、坂田明、向井秀徳、曽我部恵一、細井徳太郎らが登場｜河合宏樹監督の最新作『平家物語 諸行無常セッション』新宿・K’s cinemaにて1週間限定のイベント付き上映が開催</title>
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		<pubDate>Tue, 27 Aug 2024 09:00:35 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>2017年5月28日に、高知県・五台山竹林寺にて、 小説家・古川日出男の声がけにより、サックス奏者・坂田明、ロックミュージシャン・向井秀徳（ZAZEN BOYS/NUMBER GIRL）が邂逅し開催された一夜限りのライブイベント＜平家物語 諸行無常セッション＞。そのイベント付き上映が9月7日（土）から13日（金）まで新宿・K&#8217;s cinemaで開催される。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="2711" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/08/27171120/film240827-heike-syogyomujo1-1920x2711.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="平家物語 諸行無常セッション" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/08/27171120/film240827-heike-syogyomujo1-1920x2711.jpg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/08/27171120/film240827-heike-syogyomujo1.jpg 1728w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure><p>2017年5月28日に、高知県・五台山竹林寺にて、小説家・<strong>古川日出男</strong>の声がけにより、サックス奏者・<strong>坂田明</strong>、ロックミュージシャン・<strong>向井秀徳</strong>（ZAZEN BOYS/NUMBER GIRL）が邂逅し開催された一夜限りのライブイベント＜平家物語 諸行無常セッション＞。そのイベント付き上映が9月7日（土）から13日（金）まで新宿・K's cinemaで開催される。</p>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=463272" rel="attachment wp-att-463272"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/08/27171110/film240827-heike-syogyomujo2.jpg" alt="平家物語 諸行無常セッション" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-463272" /></a>

<p>映画『犬王』の原作や古典文学『平家物語』の現代語全訳（池澤夏樹=個人編集 日本文学全集/河出書房新社）を完成させ、そのアニメ化で「平家ブーム」へと導くひとりとなった古川、以前より朗読と演奏で『平家物語』を翻案してきた坂田、音楽を通し“諸行無常”を繰り返し唱えてきた向井の3人が一堂に会し、圧倒的な熱量のセッションを繰り広げた伝説の一夜。その幻夜を、七尾旅人『兵士A』や齋藤陽道主演のドキュメンタリー映画『うたのはじまり』など、人間の内面から溢れ出た音が世界や状況と交わるさまを作品にしてきた映画監督・<strong>河合宏樹</strong>が映像で記録。音響に<strong>葛西敏彦</strong>を迎え、映画『平家物語 諸行無常セッション』を完成させた。</p>

<p>64分のライブセッション映画からなる本作は、新宿・K’s cinema限定上映を皮切りに、全日イベント付上映にて全国を遍路巡礼。初日9月7日（土）の古川日出男、坂田明、向井秀徳、河合宏樹監督の登壇にはじまり、各日上映後には、豪華ゲストを招いてのイベントを開催。9月8日から11日は、映画／音楽／文学／平家物語などテーマを設けての長尺トークを、12日と13日は、<strong>細井徳太郎</strong>（ミュージシャン）×河合宏樹（監督）キュレーションによる、朗読×音楽、踊り×和楽器演奏のパフォーマンスセッションを開催する。この機会にぜひ足を運んでいただきたい。</p>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=463271" rel="attachment wp-att-463271"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/08/27171103/film240827-heike-syogyomujo3.jpg" alt="平家物語 諸行無常セッション" width="1920" height="1350" class="alignnone size-full wp-image-463271" /></a>

<section class="contentbox"><strong>『平家物語 諸行無常セッション』上映後イベントラインナップ＋ゲスト</strong>
&nbsp;
<strong>9月7日（土） 【『諸行無常セッション』初日トーク】</strong>
登壇：古川日出男（作家）、坂田明（サックス奏者）、向井秀徳（ミュージシャン）、河合宏樹（映画監督）
司会：安東嵩史（編集者）
<strong>9月8日（日） 【トーク】ライブ映像が映画になるためには</strong>
登壇：七里圭(映画監督)、河合宏樹(映画監督)  
<strong>9月9日（月） 【トーク】「落人」たちの群島、あるいはその想像力</strong>
登壇：管啓次郎(比較文学者、詩人)、 安東嵩史(編集者)
<strong>9月10日（火） 【トーク】コロナ禍以降のライブとライブ映像の違いを掘り下げる</strong>
登壇：曽我部恵一(ミュージシャン)、山本啓太(ミュージシャン・映像監督)、河合宏樹(映画監督)
<strong>9月11日（水） 　【トーク】『平家』のナラティブはどこにある？</strong>
登壇：古川日出男(作家)、姜信子(作家)
司会：安東嵩史（編集者）
<strong>9月12日（木） 【パフォーマンスセッション】女性視点の平家物語と永遠少女朗読、歴史ある映画館を鳴らす</strong>
キュレーション：細井徳太郎＆河合宏樹
朗読：青柳いづみ(俳優)
演奏：細井徳太郎(エレキギター)宮坂遼太郎(打楽器)、山本達久(物音)
<strong>9月13日（金） 【パフォーマンスセッション】平家の亡霊の祟り、彼岸に声を届ける</strong>
キュレーション：細井徳太郎＆河合宏樹
踊り手：小暮香帆(ダンサー、振付家)
アンプラグド演奏：細井徳太郎（アコースティックギター）、玉川鈴（三味線）、辻祐（樽太鼓）</section>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3> 『平家物語 諸行無常セッション』
全日イベント付１週間限定上映</h3>
<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=463273" rel="attachment wp-att-463273"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/08/27171120/film240827-heike-syogyomujo1.jpg" alt="平家物語 諸行無常セッション" width="1728" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-463273" /></a>
2024年9月7日（土）〜13日（金）連日20:30より
会場：新宿K’s cinema　（東京都新宿区新宿3-35-13 Showakan-Bld,３F）
料金（当日のみ）：一般1,800円　　学生：1500円　　シニア：1,200円
＊連日20:30より映画上映（64分）、上映後にトークやライブセッションを実施いたします。(22:30頃終演予定)／チケットは上映各日の３日前より新宿K‘s cinema HPにて販売開始
<a href="heike-syogyomujo.com" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a><a href="https://www.ks-cinema.com/movie/heikemonogatari/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">チケットはこちら</a>
</div>






<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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	</ol>
</div>
	</item>
		<item>
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		<title>&#8220;違い&#8221;を超えた出会いで表現を生み出す──アート展覧会＜TURN フェス6＞をプロジェクトディレクターと振り返る</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/turnfes_6-210917/409514/</link>
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		<pubDate>Fri, 17 Sep 2021 03:00:02 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[米本柚香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>＜東京2020オリンピック・パラリンピック＞の文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして始動した「TURN」。障害の有無、世代、性別、国籍、住環境などの背景や慣習の違いを超えた多様な人々の出会いによる相互作用を表現として生み出すアートプロジェクトだ。6回目の開催であり節目となる＜TURN フェス6＞は「出会いが広がる」というテーマを掲げ、東京都美術館にて開催。今回、本イベントをプロジェクトディレクター・森 司氏とともに振り返る。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/15181715/interview210915_turnfes_6-main-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="turnfes_6" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/15181715/interview210915_turnfes_6-main-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/15181715/interview210915_turnfes_6-main.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>＜東京2020オリンピック・パラリンピック＞の文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして始動した「<strong>TURN</strong>」。障害の有無、世代、性別、国籍、住環境などの背景や慣習の違いを超えた多様な人々の出会いによる相互作用を表現として生み出すアートプロジェクトだ。アーティスト／東京藝術大学美術学部長の<strong>日比野克彦</strong>監修のもと、2015年より活動してきた。</p>

<p>6回目の開催であり節目となる＜<strong>TURN フェス6</strong>＞は、「<strong>出会いが広がる</strong>」というテーマを掲げ、8月17日（火）〜19日（木）の3日間、東京都美術館にて開催された。今回の記事では、本イベントをプロジェクトディレクター・<strong>森 司</strong>氏とともに振り返る。
</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：
森 司（TURNプロジェクトディレクター）</h2>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">コロナ禍で開催された
＜TURN フェス 6＞。
その思いとは？</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今年で5回目の開催を迎えたわけですが、どのような思いで開催に至ったのでしょうか？</strong></p>

<p>昨年はコロナで＜TURNフェス＞を開催できなかったので、今年は開催したいという思いで実施に向けて動きました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、仮に設営後に入場規制がかかっても、作品が並んでさえいたら成り立つのではないかと思い準備を進めてきました。コロナ対策を幾重にもした上で開催に至り、ホッとしています。</p>

<p><strong>──メインテーマ「出会いが広がる」というのは、どのような意図があるのでしょうか？</strong></p>

<p>これまで＜TURN フェス＞は、その名の通り“<strong>フェス</strong>”の構造で実施していたイベントでした。3日間の中で、<strong>ライブパフォーマンス</strong>、<strong>トークセッション</strong>、<strong>映画上映</strong>、<strong>作品の展示</strong>、<strong>ワークショップ</strong>。それを1つの屋根の下で開催することで成立する空間を構成してきました。この構造は、そこに人がいて、賑わいがあってこそ成立するものでした。</p>

<p>しかし、コロナ禍の影響で、多くの人を呼ぶことができなくなりました。そこで、三密を回避した<strong>展覧会形式</strong>に力点をおくべきだと。そこから、「出会い方」の変化に着目しました。人と直接会えなくなった一方で、多くの人がウェブ会議システムなどを介して初めての人に出会う機会も増えたと思います。こういった出会いの広がりから生まれた作品を中心に発表することから、「<strong>出会いが広がる</strong>」をテーマに添えました。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172627/intevew210914_turnfes_6_2.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409516" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172642/intevew210914_turnfes_6_5.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409519" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">「安心して来てね」と言える空間づくり</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──展示の振り返りをしていきます。まずは全体を通して、当日はどのような様子だったのでしょうか？</strong></p>

<p>去年までの＜TURN フェス＞の会場を知っている人たちからは、今回は「<strong>落ち着いた空間</strong>」という評価をしていただきました。美術館という空間のフレーム力、その場所が持つメッセージ性の強さを再認識しましたね。
</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172651/intevew210914_turnfes_6_7.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409521" /></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>── 一般的な展示会場に比べ、作品ごとの間隔が広々としていて、コロナ禍だから空間を広く使っているのかな？　という印象を受けました。これにはどんな理由があるのでしょうか？</strong></p>

<p>一般的な美術館の展示と比べてみると＜TURN フェス6＞の展示空間は、間抜けな感じがするかもしれません。でも、これには理由があります。例えば盲ろうの人は、多くの場合は同伴者がいて、<strong>1人で来場されることはないんですね</strong>。彼らは触手話などを介して人とコミュニケーションをとります。また、作品に「触る」ことを通じて情報を得ます。そのため、2〜3人くらいで動くんです。仮に、1箇所に盲ろうの人のグループが2組入ると、6人くらいの人数になる。盲ろうの人など多様な人が参加することを前提に空間を設計していないと、そういう人たちが安全に歩けて、展示を楽しめる空間にはなりえないんです。</p>

<p><strong>──なるほど。これがアクセシビリティの視点なんですね。</strong></p>

<p>美術館はまだまだ健常者が来ることを前提に、ハードやコンテンツが設計されていて、僕たちは、彼らを無自覚に排除してしまっていることを学びました。こうした空間でなければ、彼らは「来るな」と言われていると感じてしまうかもしれません。ですから「<strong>安心して来てね</strong>」と言える状況を作れているのかを総点検してきました。</p>

<p>他にも、アクセシビリティカウンターを用意し、参加者の鑑賞をサポートしたり、所々に椅子があって休憩できるようにするなどの工夫を施すことで、従来の美術館の展示の在り方を更新することができたと思っています。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172637/intevew210914_turnfes_6_4.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409518" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そうした工夫は、準備期間でどのように考えられてきたのでしょうか？</strong></p>

<p>「TURN」の活動を通じて、様々な知覚をもった人たちと出会ってきました。その中で感じたのは、例えば盲の人の<strong>耳の能力</strong>や、ろう者の<strong>目の能力</strong>はすごいと感じました。盲ろう者の人たちの「<strong>触覚</strong>」はすごく鋭敏です。いわゆる「健常者」の情報の取り方、展示の楽しみ方も全く異なるものだということ。こうした特性を彼らから直接学び、空間づくりに活かしました。
</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">＜TURN フェス6＞展示内容を振返り</h2>

<h2 class="fade-up">『かたちのない手ざわり／接地面をなぞる（山本千愛）』</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──それでは具体的な展示内容をいくつかピックアップして振り返っていきたいと思います。まずはアーティスト・山本千愛さんの『かたちのない手ざわり／接地面をなぞる』について。「12フィートの木材を持ってあるく」という表現行為は、個人的に最も印象的な展示でした。</strong></p>

<p>山本さんの作品は「<strong>日常にエラーを持ち込む</strong>」という視点から生まれたものです。彼女は棒を持つことによって日常に意図的なエラーを持ち込んでいます。山本さんは、2020年の夏に12日間かけて東京都港区を130km歩きました。そこでの道のりや人との出会いを記録した映像を展示会場では紹介しています。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172721/intevew210914_turnfes_6_13.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409527" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>山本さんは1日に約4時間30分歩いています。一般的な展覧会だとそのような映像があった場合、短尺版を展示するんですが、僕はパッケージ化することに抵抗感があって。12日間の記録映像を<strong>12台のモニター</strong>でいっぺんに流すことにしました。</p>

<p>その結果、アスファルトに引き摺られる木材の音が混ざりあって、せせらぎ感のある爽やかな音が鳴っていました。夏の暑い中の歩行なのに！（笑）
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172727/intevew210914_turnfes_6_14.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409528" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">『同じ月を見た日（アイムヒア プロジェクト｜渡辺篤）』</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──続いて、アイムヒア プロジェクト｜渡辺篤さんの『同じ月を見た日』について。展示内容は、コロナ禍で不安が渦巻く時期に「家から見える月」の写真をインターネット上で募集し、それらの写真を展示するというものでした。</strong></p>

<p>渡辺さんの表現は現代の出会い方の設計を表現とリンクさせていますし、それが今回の＜TURN フェス6＞のテーマにマッチしていたと感じました。渡辺さんは、過去に<strong>3年間引きこもり</strong>を経験した当事者でもあります。 テーマとして「夜の月」を選んだのも彼らしい良い視点だなと。自分自身は部屋にいながらも「みんな一緒だよね」と思える。その設定がいいなと思いました。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172701/intevew210914_turnfes_6_9.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409523" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──コロナ禍で生活様式が変化したり、うつを抱えてしまった人たちにとって、夜は特に孤独を感じやすい時間帯ですもんね。</strong></p>

<p>そういう意味では、「<strong>月は世界中どこから見ても同じ面</strong>」というメタメッセージが内包されています。昼間に棒を持って歩く山本さんの表現と対極的でもあり、僕の中で必要な作品だったと改めて感じています。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172656/intevew210914_turnfes_6_8.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409522" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">『遠くの地面を歩く（岩田とも子）』</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──岩田とも子さんの『遠くの地面を歩く』は、多国籍の子どもたちが通う保育園の子どもたち一人ひとりの目線から地面の写真を撮影し、その写真を繋げることで「新しい地面」を生み出す、という展示でした。これは、コロナ禍でどのように制作されたのでしょうか？</strong></p>

<p>岩田さんと子どもたちが交流を始めた当初は、コロナ禍のために対面で会うことができず、まずは岩田さんから保育園に、お手紙と岩田さんが探した地面の写真を送ることから交流を始めていました。</p>

<p><strong>──子どもたちに趣旨を理解してもらうのは難しそうですね。</strong></p>

<p>そうですね。岩田さんの場合は、交流先である「<strong>ハーモニープリスクール</strong>」のスタッフの人たちが趣旨を理解してくれて、やりとりを進めることができました。まずはアーティストと施設のスタッフ間で信頼関係を構築しなければ実現できなかったものでしょう。</p>

<p>岩田さんは子どもたちが撮影した足元の写真をコラージュして、「地面」をつくり出しています。これだけではありません。また違う施設の方々が撮影した写真を素材として壁にかけ、それをパーツとして活用。来場者の手で組み合わせて、ようやく<strong>1つの作品</strong>として完成です。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172646/intevew210914_turnfes_6_6.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409520" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>＜TURN フェス6＞の3日間で1つの作品を完成するのが限界でしたが、リモートの応答から何かを想起するのは、<strong>イワトモ</strong>（岩田さんの愛称）さんらしい手触り感があって。ちょっとしたことなんです。ちょっとしたことなんだけど、表現のハードルを下げつつ、新しい出会い方や繋がり方を想起させてくれる。完成した作品はまさに、「<strong>遠くの地面を歩いている</strong>」ような感覚を与えてくれました。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172633/intevew210914_turnfes_6_3.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-409517" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">マイノリティや生きづらさを抱える人の日常と活動を映し出す映画作品</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──＜TURN フェス＞では以前からも映画上映を行っていたようですが、作品群がとても豪華！ なかでも路上生活者経験のあるダンスグループを追ったドキュメンタリー映画『ダンシングホームレス』は、巷でも話題になっていた作品ですね。</strong></p>

<p>彼らには過去の＜TURN フェス＞で展示会場で踊ってもらったことがあります。彼らは、身体表現をする上で居場所を持つこと、あるいは本人が捨てたり逃げたりしたものと別に、自己肯定感を持つことが擬似的に味わえる良い作品だと思います。開催期間中は、そうした「TURN」にも通じる感覚があると感じる作品を7本上映しました。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/09/14172622/intevew210914_turnfes_6_1.jpg" alt="turnfes_6" width="1920" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-409515" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──上映作品一覧にある河合宏樹監督の『うたのはじまり』（※）は、「絵字幕版」とあります。どういった表現なのでしょうか？</strong></p>

<p>映画を楽しんでもらうための音声ガイドや字幕ガイドと同じで、<strong>音楽を視覚的に表現したもの</strong>です。『うたのはじまり』は、ろう者（聴覚障害者）の齋藤陽道さんの子育て期のドキュメンタリーです。彼は歌の授業がずっと嫌いだったんだけど、ご自身が父親になったとき、初めて子守唄を歌う……というのが見所の作品なんですが、「絵字幕版」はそれを視覚的に表現するために用いられた試みですね。</p>

<p>また、聴覚的に楽しめるコンテンツとしては、＜TURNフェス6 オンラインプログラム＞の『<strong>TURN Tunes</strong>』も配信しているので、ぜひ聞いてください。</p>

<p><i><strong>※</strong>『うたのはじまり』は、ろうの写真家として知られる齋藤陽道（さいとう・はるみち）が、かつて嫌いだった「うた」と出会う過程を追ったドキュメンタリー映画。Qeticでは『うたのはじまり』を手がけた河合宏樹監督と齋藤陽道氏、そして縁の深いクラムボンの原田郁子氏の鼎談インタビューを実施した。<a href="https://qetic.jp/interview/movie-utanohajimari/346335/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>記事はこちらから</u></a></i></p>。

<p><strong>──オリジナルラジオ番組『TURN Tunes』ですね。オンラインプログラムは、マチーデフさんの『吃音the mic プロジェクト』、展示内容の舞台裏などを発信する番組『TURN TV』など、全体を通して「見る、聞く、読む」を体験できる充実したプログラム構成となっていますね。</strong></p>

<p>そうですね。『TURN Tunes』はアーティストの稲継美保さんがナビゲーターを務め、音で楽しめるコンテンツになっています。『TURN TV』は、目で楽しんでもらうためのコンテンツです。＜TURNフェス6＞で展開される様々な企画をナビゲートして、見所をフィーチャーしています。どちらも5回に渡ってサイト上で放送しました。</p>

<div class="separator"></div>

<p>＜TURNフェス6 オンラインプログラム＞のコンテンツは<strong>9月30日（木）まで</strong>の期間限定で<a href="https://fes2021.turn-project.com/online/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>TURNフェス2021特設ウェブサイト</u></a>から視聴できるようになっている。本稿で語ったアクセシビリティやダイバーシティに関する理解を深めるには最適なコンテンツが目白押しだ。気になる人はぜひチェックしてほしい。</p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：YUTA ISHIKAWA 
Photo：冨田了平
写真提供：東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">PROFILE</h3>
<p class="name">森 司</p>
<p class="text">TURNプロジェクトディレクター。1960年愛知県生まれ。公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京事業推進室事業調整課長。東京アートポイント計画の立ち上げから関わり、ディレクターとしてNPO等と協働したアートプロジェクトの企画運営や、人材育成・研究開発事業「Tokyo Art Research Lab」を手がける。「東京都による芸術文化を活用する被災地支援事業（Art Support Tohoku-Tokyo）」、オリンピック・パラリンピックの文化プログラムの展開に向けた東京都の文化事業「TURN」のディレクターを兼務している。</p>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>
<p class="name">TURNフェス6</p>
<p class="text">
2021年8月17日（火）〜19日（木） 9:30〜17:30（入室は閉室の 30 分前まで）　<strong>※会期終了</strong>
東京都美術館（東京都台東区上野公園 8-36） ロビー階 第1・第2公募展示室、講堂
入場無料
参加作家・団体：井川丹、伊勢克也、五十嵐靖晃、岩田とも子、大西健太郎、気まぐれ八百屋だんだん、クラフト工房La Mano、板橋区立小茂根福祉園、永岡大輔、ハーモニー、松本力、マチーデフ、山本千愛、アイムヒアプロジェクト|渡辺篤、富塚絵美、佐藤慎也、本多達也、橋本瞭、島影圭佑、梶谷真司、三科聡子、田村大、丸山素直、PARC、野口竜平、ほか ※順不同

<div class="separator"></div>

<p class="name">TURN フェス6：オンラインプログラム</p>
<p class="text">2021年7月19日（月）〜 9月5日（日） ※9月30日（木）までアーカイブを公開
参加作家：アイムヒアプロジェクト |  渡辺篤、マチーデフ、山本千愛、永岡大輔、飯塚貴士、稲継美保、松本力、田村大、パポとユミ、向坂くじらとカニエ・ナハ、ほか ※順不同
<a href="https://fes2021.turn-project.com/online/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a> 
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/shuta-hasunuma_hiroki-kawai/401396/</guid>
		<title>映像作家・河合宏樹 × 音楽家・蓮沼執太｜『True Colors FASHION』で「当事者」と向き合った先にある気づき</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/shuta-hasunuma_hiroki-kawai/401396/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/shuta-hasunuma_hiroki-kawai/401396/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 19 Jul 2021 09:00:18 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[中村悠人]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=401396</guid>
<![CDATA[<summary><p>オンライン型劇場の「THEATRE for ALL」と日本財団が主催する『True Colors Festival-超ダイバーシティ芸術祭-』の公式YouTubeチャンネルで配信された『True Colors FASHION ドキュメンタリー映像「対話する衣服」-6組の“当事者”との葛藤-』。本作の監督を務めた映像作家の河合宏樹と音楽を担当した蓮沼執太に制作を振り返ってもらいながら、12人と対峙した「いち当事者」としての思いを聞いた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161352/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-main-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="河合宏樹 × 蓮沼執太" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161352/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-main-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161352/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-main.jpg 1800w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>「<strong>似合う</strong>」を考える時、人は相手をどう見つめ、なにを理解しようとするのだろうか。

『<strong>True Colors FASHION ドキュメンタリー映像「対話する衣服」-6組の“当事者”との葛藤-</strong>』は、日本財団が主催する『<strong>True Colors Festival-超ダイバーシティ芸術祭-</strong>』と、バリアフリー対応、多言語翻訳に取り組むオンライン型劇場の「THEATRE for ALL」の公式YouTubeチャンネルで2021年3月5日から配信されている。山縣良和の私塾「ここのがっこう」の卒業生・在校生から選抜された6人のファッションデザイナーが、車椅子、義足、トランスジェンダーなど様々な心や身体を持ったモデル6人とタッグを組んで服作りをするドキュメンタリー映画だ。

監督は、“ろう”の写真家、齋藤陽道の姿を追った映画『うたのはじまり』で知られる映像作家の<strong>河合宏樹</strong>が務め、デザイナーたちが作り上げた衣服の可能性を、音楽、写真、映像、字幕、はたまた音声ガイドなどの様々な手法を用いて多角的に広げた実験的な仕様で流れるクライマックスシーンの音楽を劇伴の作曲も多く手がけてきた<strong>蓮沼執太</strong>が、写真・構成を中国・ハルビン出身の写真家<strong>LILY SHU</strong>が担当した。

さまざまな背景を持つモデルたちと、悪戦苦闘するデザイナーたち。<strong>河合は彼らが恣意的なストーリーに回収されることを徹底して避けながら、複雑なコンテクストと愚直に向き合う</strong>。そこで問われる当事者性は、映画を見進めるうちに、画面のこちら側の我々にまで侵食してくる。鑑賞者に「自分はなにに向き合えていないのか」を自問自答させる、強いエネルギーを放つ作品であり、現代のドキュメンタリーのあるべき姿を追求した一作と言える。

本記事では、河合と蓮沼に本作の制作を振り返ってもらいながら、12人と対峙した「いち当事者」としての思いを聞いた。


<strong>Clothes in Conversation: A Documentary by True Colors Fashion - Trailer</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/K4Y4Yzw5YuA" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：
河合宏樹
×
蓮沼執太
</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161327/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-1-1440x2160.jpg" alt="河合宏樹 × 蓮沼執太" width="1440" height="2160" class="alignnone size-medium wp-image-403229" /></div>

<h2 class="fade-up">スタート時のモチベーションは
感動ポルノ的な要素を否定すること</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──河合さんへ、当初どういったオファーがあったのでしょうか。</strong>

<strong>河合宏樹（以下、河合）</strong>　僕の作品である『うたのはじまり』という、写真家の齋藤陽道さんのドキュメンタリーを観た『True Colors FASHION』のプロデューサーであり、「THEATRE for ALL」のディレクターでもある、金森（香）さんからオファーをいただいたことがきっかけです。

当初『True Colors FASHION』というプロジェクトはファッションショーの企画で、様々な心や身体の方がモデルになり、デザイナーが一緒に服を作り、お客様を入れてのパフォーマンスになる予定でした。しかし、一度目の緊急事態宣言の発令の影響で頓挫してしまい、服作りの一部始終を追った映像作品というかたちに変更となったことで、『<strong>河合の視点で撮ってほしい</strong>』と金森さんから依頼されました。

オファーをいただいてから、映像作品が最終的にアップされることになったオンラインメディアの「THEATRE for ALL」という言葉に対して引っかかるものがありました。様々な心や身体を持った人たちを、“一つのメディア”で語ろうとするのであれば<strong>、「for ALL」なんてできない</strong>、と。ALLという言葉を僕は信じていないし、少なくとも2ヶ月の制作期間ではALLを体現するような答えらしい答えは撮れないだろうと。

オファー側の初めのビジョンとして、「当事者とデザイナーが出会ったらこんな面白い服ができました」みたいな落とし所を希望していると感じたのですが、それは絶対にできないと思う、ということをまず伝えました。<strong>感動ポルノ化的な要素を否定すること</strong>、それ自体がスタート時のモチベーションでした。

タイトルに「葛藤」を入れたのは、感動ポルノ的なまとめ方にせず、ファッションが歴史的にまだ様々な心や身体の本質に向き合ってきていなかったのなら向き合えてないなりの答えを出したほうが良いと考えたからです。

さらに、期せずして新型コロナウイルスのパンデミックによって、撮影に関わる全員がある種の「当事者」になる中で、その影響や生まれた葛藤についてを全く触れないのはドキュメンタリーとして不誠実だろうと。作品のなかで自我を出すことは好きじゃないんですが、今回はある種の「当事者」として、葛藤している監督自らの姿も映像に映す必要性もあると感じ、あえて出演者たちに問いかける場面も作りました。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>映画『うたのはじまり』予告編</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/2M9hf9k8rUw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ドキュメンタリーは、完成した6組の作品をLILY SHUさんの写真と蓮沼執太さんの音楽、そして音声ガイドと字幕といったさまざまな角度から伝える映像でクライマックスを迎えます。映像作品に新しい機能性を持たせるための独自の手法は、実験的であると同時に、表現としてとても完成度の高いものでした。</strong>

<strong>河合</strong>　ファッションという視覚に頼りがちなメディアで、多種多様な楽しみ方ができる方法を模索したい、というのが金森さんの要望でした。

僕が『うたのはじまり』でトライした「<strong>絵字幕</strong>」*1と発想は同じです。一般的な、聴覚障害者の方向けの字幕って、ミュージシャンが歌をうたっているシーンの場合、映像の画面に「歌がうたわれています」ということを文字の字幕だけで伝えるわけですが、その歌自体の豊穣さは伝わってこない。どうにかして歌の豊饒さを伝える手段はないかと思い、絵の力でビジュアル的に歌を表現したのが絵字幕です。その経験を踏まえて、ファッションを多角的に表現するための方法を模索する中で、まず白羽の矢が立ったのが蓮沼さんだったんです。

（*1）：聴覚障害を持つ人にも「音楽」を伝えるべく、画面下部に音楽を絵で表現する「Score Drawing」という手法を採用したバリアフリー版を作成。「Score Drawing」は小林紗織（小指）が担当した。詳細は<a href="https://www.cinra.net/column/202002-utanohajimari_kngsh" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>こちら</u></a>

<strong>蓮沼執太（以下、蓮沼）</strong>　今回は完成した映像を見て作曲するのではなくて、<strong>撮影に同行しながら音を集めていく作業</strong>が土台になっています。

作品や映像のイメージを補完する音楽、という考えは一切なくて。達成したかったのは、<strong>耳だけでもその衣服を想像できる音楽</strong>。かつ、モデルさんのアイデンティティを引き出せるものにもしたかった。実際に収音したのは、発表会でモデルさんが着ている衣服の音と、モデルさんの発話。身体から音を出してもらってそれらが音楽の要素になる。それによって音の原子みたいなものを曲に入れようと思ったんです。

音楽になる前の音の素材はなるべく純度が高いものにしないと、いかに装飾的な音として使うとしても、しっくり来るものにならない。そこは丁寧に、正直にいたかったです。あとは、LILY SHUさんの写真の世界観にもフィットするものになるように、ということも意識しましたね。

<strong>河合</strong>　新しい方法論を作りたかったんです。映像に音楽をつけるという手法は一般的だし完成度が高まるやり方だけど、今回は一個一個を丁寧に模索したかった。というのは、デザイナーさんたちも含めた今回の登場人物たちはそれぞれ異なる背景を持っている人たちなので、<strong>当たり前の概念を変えなければコミュニケーションの先にある作品（衣服）を作れないこと</strong>を思い知ったからです。結局、悩み続け、考え続けなければ、制作に関わった一人の作家として、デザイナーたちの葛藤の一部を見た人間として、彼らの作品の本質を伝えることはできないと思ったのです。

実は、当初は視覚障害の人でも楽しめるものに、という考え方で制作をしようと思った時期もあったのですが、「for ALL」をうたうなら視覚障害だけじゃなくあらゆる境遇の人も想定したものにすべきじゃないかと、段々と考えが変わっていきました。「それ以外」の人を排除しているような見え方になってしまってはだめだと。ファッションをもっと開かれた見せ方にするために、蓮沼さんの音楽だったり、LILY SHUさんの視点で撮られた写真というものが必要だったんです。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161331/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-2-1440x960.jpg" alt="" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-403230" /></div>

<h2 class="fade-up">ハーモニーを求めるのではなく
ポリフォニー的な共存を目指す
</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──巷のダイバーシティやバリアフリーといった言葉にどこか形骸化したものを感じてしまうのも、ひとつひとつの事象に誠実に向き合う作業が置き去りにされがちだからかもしれません。</strong>

<strong>河合</strong>　例えば、健常者が視覚障がい者と同じ条件で、音と映像を体験してみるとき、映像をシャットアウトして、「彼らの世界を理解した」というのは暴力的で。<strong>割り切った表現に留めてしまうことって、時にすごく危険だと思うんです</strong>。彼らはもっと色々な感覚をもって僕らとは違う楽しみ方をしているかもしれない、という想像力をないがしろにしてはいけない。

今回はファッションを通した対話がテーマなんです。対話というのは、ハーモニーを求めるのではなく、<strong>お互いの違いを認めて深掘りし、それを対立しないかたちで共存させる「ポリフォニー」</strong>のことなのだ、ということを本で読んだことがあります。表現を楽しむために、様々な心や身体を持った方たちと、さまざまな方法で表現するクリエイターたちが交わってポリフォニー的な共存を目指す。それが今回やりたかったことです。

モデルさんとデザイナーさんが作った作品を僕とLILYさん、蓮沼さんがそれぞれの方法で表現する。それに加え、音声ガイドと字幕を制作する方たちにも、みなさんが見た景色で作ってください、とお願いしました。普通は映像の内容に沿って、監督の指示も交えながら作るものですが、今回は彼らの表現も全部ミックスされているようにしました。

クライマックスの映像は、健常者向けの表現の後に“音声ガイドや字幕表現も足した”インクルーシブ版が流れる構成にすることで、誰にとっても誠実な見せ方になったし、こんなファッションの楽しみ方があるんだ、ということが伝わるものになったんじゃないかと思います。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161335/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-3.jpg" alt="河合宏樹 × 蓮沼執太" width="1800" height="1200" class="alignnone size-full wp-image-403231" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──あえてカオスな状態の完成形を目指すのは、とても難しいことに思えますが。</strong>

<strong>河合</strong>　やり方によっては不協和音になりかねないですよね。蓮沼さんやLILYさんみたいな作り手にとっては、字幕や音声ガイドで自分の作品を説明されてしまうのは嫌な場合もある。でも、今回はそれぞれの視点と解釈を持ち寄るというやり方でやってみたら、意外と面白いものが出来上がった。それぞれが、ぞれぞれの表現に責任を持ってやった、という感じです。

成立するかどうかについては、あまり責任を感じていなくて、とにかく普通のやり方を崩して新たな方法論を探ることが目的。山縣さんは「ファッションが向き合えていなかったものがあった」と語っていましたが、<strong>僕らも当事者にどう向き合うべきか、というのは一生考えるべきもので答えはない</strong>。

蓮沼さんはそういう背景とかプロセスを大切に汲み取って音楽を作ってくれました。蓮沼さんのやっている<strong>蓮沼執太フィル</strong>は、まさにハーモニーじゃなくてポリフォニーを実践しているプロジェクトですよね。

<strong>蓮沼</strong>　そうかな？（笑）。僕は河合くんのカメラを通して向ける視点が好きなんですよ。『True Colors FASHION』においては、河合くんはここに反応したんだ、こんなところを撮っていたんだ、というシーンの連続で。彼の視点がそのまま映像になっているという印象でした。

こういうテーマをこんなふうに撮っちゃうんだ？　と意外に思う人もいるかもしれないけれど、河合くんの考え方や視点を知っている僕にとってはごく自然に受け入れることができた。これだけ複雑で細かいコンテクストのテーマを扱うのは難しいはずで、その上でここまで正直なものができたのはすごいことだと思う。正直に丁寧に向き合って、他人にも押し付けない。という作り方をやりきってる。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>蓮沼執太フィル オンライン公演 #フィルAPIスパイラル｜Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra #phil_api_spiral</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/jiT7FXh_ahk" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161339/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-4.jpg" alt="河合宏樹 × 蓮沼執太" width="1800" height="1200" class="alignnone size-full wp-image-403232" /></div>

<h2 class="fade-up">忘れられがちなことに気付くには、とにかく丁寧にやるしかない</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──蓮沼さんは、今回の作曲と普段の作曲とで、なにか作業内容や向き合い方で大きな違いはありましたか。</strong>

<strong>蓮沼</strong>　固定概念を疑う、ということがこの映画のテーマとしてあると思ったので、僕もそういう考えを持って少しでも新しいものを、という気持ちで取り組みました。今回はマテリアル（服）の音、モデルさんの音、LILYさんの作風、河合くんのディレクションという複合的な要素が映像として最終的にアウトプットされています。いろいろな人の視点が含まれて成り立っている映像の音楽なので、今回は自分もなにか実演をしようと思って、ピアノを弾きました。普段はあまりしないことなんですが、<strong>ただ音の素材をまとめるだけじゃなくて、そこに延長線上に貫通する自分から発せられた音が必要だなと</strong>。そしてそれは抽象的な音じゃなくて、楽器の音を使いたかった。

<strong>──ドキュメンタリーを見進めるうちに「"当事者"との葛藤 」というサブタイトルについて、考えさせられました。このプロジェクトにおいては、不自由さに向き合う立場にいるのはデザイナーさんたちであり、また河合さんをはじめとする制作陣でもありますよね。</strong>

<strong>河合</strong>　「当事者」の意味が段々と変化、崩壊していきますよね。僕と映像、蓮沼さんと音楽、LILYさんと写真、という風にそれぞれがそれぞれのメディアと改めて向かい合うことになった。

<strong>蓮沼</strong>　健常者と呼ばれる人も、なにかを体験しているときに見えていないもの、聞こえていないものが当然あります。なにかを見た、聞いたような気になっているからいつだって人間は間違いを起こす。そういう忘れられがちなことに少しでも気付くには、とにかく丁寧にやるしかないんだと思う。

<strong>河合</strong>　僕が監督した『<strong>ほんとうのうた〜朗読劇「銀河鉄道夜」を追って〜</strong>』という東日本大震災の被災地をテーマにした作品があるんですが、僕は撮影のために被災地を訪れたにも関わらず、滞在中に全く被災地の様子を撮ることができなかったんです。マスコミが流す映像は見ていたけれど、実際に目の当たりにしたとき、自分がリアルに撮れるものではないと思い知らされた。カメラを向けることができたのは、そうした光景と対峙して、考えて悩みながらなにかを作ろうともがくアーティストたち。

今回もそれに近い意識で、モデルさんたちよりデザイナーさんたちのほうが僕にとってリアルだった。なので、今回はモデルさんたちへのインタビューはしないことに途中で決めたんです。

そして、二度目の緊急事態宣言が発令される時に、僕からデザイナーさんたちに「皆さんどう対応するんですか」と投げかけたのは、パンデミックによって僕も同じように葛藤するいち当事者になったから。あなたはどう思ったか？　ということをベースにみんなが創作したことで、ある意味でこのドキュメンタリーは<strong>ものづくりとコミュニケーションについての映画</strong>になったと言えるかもしれないです。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>映画『ほんとうのうた～朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って～』予告編</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/W3YaiXHxyt0" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161343/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-5.jpg" alt="河合宏樹 × 蓮沼執太" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-403233" /></div>

<h2 class="fade-up">当事者のことを知るためのプロジェクトではなくて、
コンテンツを通して見識を広げるためのもの
</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──山縣良和さんが語った、様々な心や身体を持った方との服作りについて「機能を通じた向き合い方はあったが、今回のように感情と感情を通じて作られたものはなかった」という視点についてはどう思われましたか。</strong>

<strong>河合</strong>　あの山縣さんのなかでもまだ向き合えてないことがある、ということに「まだやれるじゃん」という気持ちになったし、それはきっと映像や音楽でも同じことで。まだ楽しめるんだなと。

山縣さんや金森さんはそういうことを常に考えてらっしゃる方達なので、今回のドキュメンタリーがこういったかたちで完成させられたのは、お二人が我々の意図を理解した上で自由にやらせてくれたおかげだと思っています。

ドキュメンタリーの制作は、広告的なことを求められることもあるものなんですが、今回はそういったことは求められず、おかげで新しい可能性を見つけることができた。すべての部分で誠実なアプローチをすることについて、金森さんも山縣さんも向き合ってくれたから実現できたんだと思います。

<strong>蓮沼</strong>　人間ってとかく無意識に差別的な行動をしてしまいがちですよね。人は人、それぞれ違うことを認めないといけないのにどうしても差や優劣をつけてしまいます。

僕自身も今回の作曲中に、例えば、この人は義足だから、そのことの意味を探さねば、などあれこれ考えてしまっていた。それは事実なんだけど、なにかと比べてしまう。そこには差別があるんじゃないかと思う。「僕は差別なんてしてないです」と主張しても、構造的な差別はどうしても存在する。

そういう日常にいながら、今回のようなプロジェクトに表現者として関わらせてもらう中で、なるべく全ての人に差がないよう、一対一で接したつもりです。それでもやっぱり難しい場面はある。難しさも感じたけれど、それ以上に、もっとできると思えた。

コミュニケーションを経た先にあるクリエイションにおいて、<strong>そのコミュニケーションのあり方には一歩先があるんじゃないか</strong>、もっと踏み出して作れるような領域があると思いました。学びが多い体験でしたね。

<strong>──今回のプロジェクトに参加した感想を、改めて教えていただけますか。</strong>

<strong>河合</strong>　とても勉強になりました。バリアフリー字幕や音声ガイドにこんな作り方があるんだってことをもっと多くの人に知ってほしいですね。こんなに可能性のある表現なんだよと。特に「THEATRE for ALL」についていえば、これはその当事者のことを知るためのプロジェクトではなくて、コンテンツを通して見識を広げるためのものなんじゃないかな。

バリアフリーとかダイバーシティと一緒で、<strong>言葉だけがひとり歩きしてしまうことの懸念はありますが、やっぱり大きい枠組みは必要なものだと思います</strong>。こういう考えのもとにやっていますっていうのは打ち出すべきだし、みんなそれぞれ違って良いんだということを根底に置きつつ、やっぱりクリエイションをするためには、一対一で個性の本質に向き合ってやっていく作業が必要。そしてそのやり方は十人十色なんだってことを改めて思い知りましたね。

今回はまだ点にすぎないので、こうした取り組みや「THEATRE for ALL」が続いていくことで点が線になってほしいし、そのためにはまた協力して一緒にやっていきたいなと思いますよ。

<strong>蓮沼</strong>　「for ALL」とは、様々な心や身体を持った方々への綺麗事でもなければ、自分のためだけの物事でもなくて、常に相手のことを思い、考えて何か行動を起こす、ということだと感じています。

自分の創造のために、という考えが20世紀的であって今までは良しとされていたと思います。でも、それは裏にはビジネスや経済などと結びついていたから成り立っていた部分があって、ファッションも資本主義との関係は密接です。<strong>いつまでも変化しないで、未だにそのシステムを続けていていいのかな、と感じてしまうジャンルについては、無意識的だったことをもっと意識的に考えていかなければいけない</strong>。どんどん新しい発想を取り入れることは絶対に必要です。このプロジェクトに参加することで、そのためのきっかけはすでに生まれているんだということを実感できましたね。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/12161347/interview210625_shuta-hasunuma_hiroki-kawai-re-6.jpg" alt="河合宏樹 × 蓮沼執太" width="1800" height="1200" class="alignnone size-full wp-image-403234" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>True Colors FASHIONドキュメンタリー映像「対話する衣服」-６組の“当事者”との葛藤</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/nt73mrE8b9w" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Photo by 中村寛史
Text by 三木邦洋</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">PROFILE</h3>

<p class="name">河合宏樹</p>
<p class="text">ドキュメンタリー監督
学生時代から自主映画を制作。東日本大震災以降は、ミュージシャンやパフォーマーらに焦点を当てた撮影を続けた。2014年に古川日出男らが被災地を中心に上演した朗読劇「銀河鉄道の夜」の活動に密着したドキュメンタリー作品『ほんとうのうた〜朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って〜』を発表。2016年、七尾旅人が戦死自衛官に扮した初のライブ映像作品『兵士 A』を監督した。2017年には飴屋法水と山下澄人の初タッグ作品『コルバトントリ、』の公演を映像化。2020年2月に“ろう”の写真家、齋藤陽道の子育てを通じコミュニケーションのあり方にフォーカスした「うたのはじまり」を発表した。

<a href="https://twitter.com/kawai_psn" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/kawaihiroki_psn/?hl=ja" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://poolsidenagaya.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://utanohajimari.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">『うたのはじまり』公式HP</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<p class="name">蓮沼執太</p>
<p class="text">1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して国内外でのコンサート公演をはじめ、映画、演劇、などでの制作多数。また、映像、 サウンド、立体、インスタレーションを発表し、個展形式での展覧会を活発に行っている。主な個展に『 〜 ing』(資生堂ギャラリー 2018)など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

<a href="https://twitter.com/Shuta_Hasunuma?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/shuta_hasunuma/?hl=ja" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="http://www.shutahasunuma.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<p class="name">『True Colors FASHION ドキュメンタリー映像「対話する衣服」-6組の“当事者”との葛藤-』</p>
<p class="text">【日本語音声ガイド版】
【日本語字幕版】
2021年3月5日（金）
公開サイト ｜バリアフリーなオンライン劇場「THEATRE for ALL」より無料配信（<a href="https://theatreforall.net/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>https://theatreforall.net/</u></a>）

【英語字幕】
2021年3月16日（火）
料金：無料
公開サイト:THEATRE for ALL

デザイナー：市川秀樹／斎藤幸樹／SiThuAung／タキカワサリ／田畑大地／八木華
モデル：アオイヤマダ／葦原海／大前光市／カイト／須川まきこ／ちびもえこ／
プランナー・アドバイザー：山縣良和（ここのがっこう）
キャスティング：Oi-chan
写真・構成：LILY SHU
音楽：蓮沼執太
音源協力：アオイヤマダ
エンジニア：葛西敏彦（studio ATLIO）
撮影：渡辺俊介／近江浩之
ドキュメンタリー監督：河合宏樹

<a href="https://www.instagram.com/theatre_for_all" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://twitter.com/THEATRE_for_ALL" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.facebook.com/THEATREforALLproject" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Facebook</a>｜<a href="https://www.youtube.com/channel/UCzsRCarBK3EYXk9GZXLTL-g" rel="noopener noreferrer" target="_blank">YouTube</a>｜<a href="https://note.com/theatre_for_all" rel="noopener noreferrer" target="_blank">note</a>｜<a href="https://theatreforall.net/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>

<a href="https://theatreforall.net/movie/true-colors-fashion-documentary/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">THEATRE for ALL</a>
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>齋藤陽道のドキュメンタリー映画『うたのはじまり』オンライン舞台挨拶が開催決定｜小指、園子温、河合宏樹も登場</title>
		<link>https://qetic.jp/film/utanohajimari-200612/359269/</link>
		<comments>https://qetic.jp/film/utanohajimari-200612/359269/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 12 Jun 2020 03:00:06 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>“ろう”の写真家・齋藤陽道のドキュメンタリー映画『うたのはじまり』がオンライン映画館「仮設の映画館」へ参加し、オンライン舞台挨拶が開催されることに。小指、園子温、齋藤陽道、河合宏樹が登場し、YouTube Liveにて無料配信となる。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="810" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/06/12104812/film200612_utanohajimari_3-1440x810.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="うたのはじまり" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/06/12104812/film200612_utanohajimari_3-1440x810.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/06/12104812/film200612_utanohajimari_3.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure>俳優・<a href="https://qetic.jp/?s=%E7%AA%AA%E7%94%B0%E6%AD%A3%E5%AD%9D" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>窪田正孝</strong></a>の写真集や、<a href="https://qetic.jp/?s=Mr.Children" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>Mr.Children</strong></a>、<a href="https://qetic.jp/?s=%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%9C%E3%83%B3" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>クラムボン</strong></a>、<a href="https://qetic.jp/?s=%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E7%9B%B4%E5%A4%AA%E6%9C%97" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>森山直太朗</strong></a>などのアーティスト写真を撮影してきた“<strong>ろう</strong>”の写真家・<strong>齋藤陽道</strong>のドキュメンタリー映画『<a href="https://qetic.jp/?s=%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%98%E3%81%BE%E3%82%8A" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>うたのはじまり</strong></a>』。この度、本作の<strong>オンライン舞台挨拶</strong>が2日間にわたり開催されることに。

<h3>『うたのはじまり』オンライン舞台挨拶に小指、園子温ら登場</h3>

6月16日（火）には、本作にて音楽を視覚的に表現する絵字幕を「<strong>Score Drawing</strong>」という手法で描いた<strong>小指</strong>がゲストとして参加し、6月18日（木）は、「素晴らしい映画です。普通じゃないです。感動が」との絶賛コメントを寄せた映画監督・<a href="https://qetic.jp/?s=%E5%9C%92%E5%AD%90%E6%B8%A9" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>園子温</strong></a>が、それぞれ<strong>齋藤陽道</strong>、<a href="https://qetic.jp/?s=%E6%B2%B3%E5%90%88%E5%AE%8F%E6%A8%B9" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>河合宏樹</strong></a>監督とともに登場する。オンライン舞台挨拶は<strong>YouTube Live</strong>での<strong>無料配信</strong>となるので、是非ご覧いただきたい。

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=359276" rel="attachment wp-att-359276"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/06/12104812/film200612_utanohajimari_3-1920x1080.jpg" alt="うたのはじまり" width="1920" height="1080" class="alignnone size-large wp-image-359276" /></a>

<h3>齋藤陽道が子育てを通して「うた」と出会うまでの美しい記録</h3>

“ろう”の写真家・<strong>齋藤陽道</strong>は、20歳で補聴器を捨ててカメラを持ち、「<strong>聞く</strong>」ことよりも「<strong>見る</strong>」ことを選んだ。彼にとっての写真は、自分の疑問と向き合う為の表現手段でもある。そんな彼の妻・<strong>盛山麻奈美</strong>も“ろう”の写真家だ。そして彼女との間に息子を授かる。“<strong>聴者</strong>”だった。

幼少期より対話の難しさや音楽教育への疑問にぶち当たり、「<strong>うた</strong>」を嫌いになってしまった彼が、自分の口からふとこぼれた子守歌をきっかけに、ある変化が訪れる……。生後間もない息子の育児を通して、嫌いだった「うた」と出会うまでを切り取った記録。抱いた赤子に突然泣かれ、ふと子守歌がこぼれる、誰にでもある経験。音は「<strong>どんな色をして、どんな形をしているのだろうか？</strong>」。そして無意識に現れた「うた」は、一体どこから来たのか……。

本作の監督は、<a href="https://qetic.jp/?s=%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E6%97%A5%E5%87%BA%E7%94%B7" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>古川日出男</strong></a>等による朗読劇＜<strong>銀河鉄道の夜</strong>＞の活動を二年に渡り追ったドキュメンタリー映画『<strong>ほんとうのうた</strong>』や、<a href="https://qetic.jp/?s=%E4%B8%83%E5%B0%BE%E6%97%85%E4%BA%BA" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>七尾旅人</strong></a>が戦死自衛官に扮したライブ映像作品『<a href="https://qetic.jp/?s=%E5%85%B5%E5%A3%ABA" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>兵士A</strong></a>』でも知られる<strong>河合宏樹</strong>が務めている。

本作はオンライン映画館「<strong>仮設の映画館</strong>」での配信も6月15日（月）13：00より開始予定なので、こちらもお見逃しなく。

<h3>映画『うたのはじまり』予告編</h3>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/ySJDfQ9tExg" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3>うたのはじまり</h3>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=359273" rel="attachment wp-att-359273"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/06/12102048/film200612_utanohajimari_1-1920x2712.jpg" alt="うたのはじまり" width="1920" height="2712" class="alignnone size-large wp-image-359273" /></a>

全国順次絶賛公開中
監督・撮影・編集:河合宏樹
整音:葛西敏彦
字幕作成:Palabra 株式会社
Score Drawing:小指
出演:齋藤陽道、盛山麻奈美、盛山樹、七尾旅人、飴屋法水、CANTUS、ころすけ、くるみ、齋藤美津子、北原倫子、藤本孟夫 他
2020年／日本／カラー／16:9／86分／DCP／PG12
配給:SPACE SHOWER FILMS
© 2020 hiroki kawai ／ SPACE SHOWER FILMS

＊「仮設の映画館」での配信開始は6月15日（月）13：00〜予定

<a href="https://utanohajimari.com" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">公式HP</a>

<a href="https://utanohajimari.com/kasetsu/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">「仮設の映画館」</a>

</div>

<div class="information">
<h2>EVENT INFORMATION</h2>
<h3>『うたのはじまり』 オンライン舞台挨拶</h3>

2020年6月16日（火）
20:00〜
出演：齋藤陽道、小指、河合宏樹

2020年6月18日（木）
20:00〜
出演：齋藤陽道、園子温、河合宏樹

＊オンライン舞台挨拶はYouTube Liveで無料配信となります。どなたでも視聴可能です。

<a href="https://youtu.be/H7_94ZQCh_Q" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">6月16日（火）配信リンク</a>

<a href="https://youtu.be/kXTeQicW8pQ" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">6月18日（木）配信リンク</a>

</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>七尾旅人『兵士A』がアップリンク・クラウドにて独占配信開始！『兵士A』の素材を使用したオンライン展示も開催</title>
		<link>https://qetic.jp/art-culture/nanaotabito-uplink-200529/357426/</link>
		<comments>https://qetic.jp/art-culture/nanaotabito-uplink-200529/357426/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 29 May 2020 07:00:10 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[角美祐紀]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=357426</guid>
<![CDATA[<summary><p>アップリンクが運営するオンライン映画館「アップリンク・クラウド」にて、ミュージシャン七尾旅人の約3時間におよぶライブ映像作品『兵士A』の配信が、本日5月29日（金）16時よりスタートする。 七尾旅人のライブ映像『兵士A』 [&hellip;]</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/05/29133142/ac200529_nanaotabito_03-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="七尾旅人　アップリンク" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/05/29133142/ac200529_nanaotabito_03-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/05/29133142/ac200529_nanaotabito_03.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><a href="https://qetic.jp/author/kana-miyazawa/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>アップリンク</strong></a>が運営するオンライン映画館「<a href="https://qetic.jp/?s=アップリンク・クラウド" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>アップリンク・クラウド</strong></a>」にて、ミュージシャン<a href="https://qetic.jp/?s=七尾旅人" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>七尾旅人</strong></a>の約3時間におよぶライブ映像作品『<a href="https://qetic.jp/?s=兵士A" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>兵士A</strong></a>』の配信が、本日5月29日（金）16時よりスタートする。

<h3>七尾旅人のライブ映像『兵士A』がアップリンク・クラウドにて独占配信開始</h3>

本作は、<strong>七尾旅人</strong>による<strong>同名公演の模様</strong>を、気鋭の映像作家・<a href="https://qetic.jp/?s=河合宏樹" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>河合宏樹</strong></a>が<strong>撮影・編集</strong>したライブ映像作品だ。<strong>断髪</strong>し<strong>自衛官</strong>の扮装をした七尾旅人が演じる<strong>兵士A</strong>とは、近い将来、この国に<strong>数十年ぶりに現れるかもしれない1人目の戦死兵</strong>であり、時間と空間を越えおよそ<strong>100年間</strong>の壮大なスパンで物語を描き出している。

公演当日の演奏には<strong>梅津和時</strong>、舞台映像には<a href="https://qetic.jp/?s=ひらのりょう" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>ひらのりょう</strong></a>が参加。<strong>人間であることの困難さ</strong>や、<strong>微かな希望</strong>を描いたこの壮絶なライブを、ぜひ自宅でも体験しよう。

また、<strong>東京藝大国際芸術創造研究科</strong>が主催するオンライン展示＜<strong>Alter-narrativesーありえたかもしれない物語ー</strong>＞が6月1日（月）から6月30日（火）まで開催され、その展示の1つとして、<strong>東京藝大の学生</strong>が3時間に及ぶ『<strong>兵士A</strong>』の<strong>素材を使用</strong>し、タイトル『<strong>Fragments of Soldier A</strong>』として新たな表現に挑戦している。

さらに、今回の配信に際して七尾旅人本人から<strong>コメント</strong>も到着している。ライブ映像作品『兵士A』とあわせてオンライン展示もチェックしてみよう。

<blockquote>
COVID-19によってライブ自粛を余儀なくされて以来、アップリンク・クラウドで世界中のさまざまなリアリティを映し出した作品群に触れることが、自分の僅かな楽しみのひとつとなり、この壁の向こう側と接続する、得難い機会にもなっていたので、今回「兵士A」がそのライブラリに加わったことを、心から嬉しく思っています。

また以前のように、街角のライブベニューや映画館が、作品と受け手の間に生じる想像力で、満たされるその日まで。
実際の観客収容キャパシティを遥かに超えた、つよい想像力で、満たされるその日まで。

それぞれのデバイスを小さなスクリーンに変えて、すぐ隣りにあるもうひとつの現実の中へ、足を踏み入れてみて下さい。
存在と存在の狭間にそびえる強固な壁に、なんとか一筋の亀裂をいれようと試みるさまざまな表現と、それを希求してやまない人々に、祝福がありますように。</blockquote>
<p class="quotecredit">——— 七尾旅人</p>

<h3>七尾旅人『兵士Ａ』予告編／TAVITO NANAO『Soldier A』trailer</h3>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/_24rTC-73XY" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<div class="information">
<h2>INFORMATION</h2>
<h3>兵士A アップリンク・クラウド独占配信</h3>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=357428" rel="attachment wp-att-357428"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/05/29133113/ac200529_nanaotabito_02.jpg" alt="七尾旅人　アップリンク" width="1358" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-357428" /></a>

2020.05.29（金）16：00よりアップリンク・クラウドにて配信スタート
視聴料金：￥500／ストリーミング期間：72時間

『兵士A』
作詞・作曲・演奏：七尾旅人
サックス・クラリネット：梅津和時
舞台映像：ひらのりょう
監督：河合宏樹 （『うたのはじまり』、『ほんとうのうた』）
（2016年／日本／175分／カラー）

<a href="https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2414/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">配信はこちら</a>

<a href="http://www.tavito.net/soldier_a/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">『兵士A』特設サイト</a>

<div class="separator"></div>

<h3>オンライン展示「Alter-narrativesーありえたかもしれない物語ー」</h3>
2020.06.01（月）から2020.06.30（火）まで

<a href="https://alternarratives.geidai.ac.jp/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>


<p>© Qetic Inc.</p>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/movie-utanohajimari/346335/</guid>
		<title>齋藤陽道×原田郁子（クラムボン）×河合宏樹｜映画『うたのはじまり』のはじまりを求めて</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/movie-utanohajimari/346335/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/movie-utanohajimari/346335/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 21 Feb 2020 03:00:32 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=346335</guid>
<![CDATA[<summary><p>映画『うたのはじまり』が2月22日（土）より公開。当映画はろうの写真家として知られる齋藤陽道が、かつて嫌いだった「うた」と出会う過程を追うドキュメンタリー映画。今回、特別企画として、監督の河合宏樹をモデレーターに加え、齋藤陽道とクラムボン・原田郁子の対談を実施。手話やジェスチャーを交え談笑しながら、「うた」を軸に生存本能としての表現について探った。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="962" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195532/interview_utanohajimari_01-1440x962.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195532/interview_utanohajimari_01-1440x962.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195532/interview_utanohajimari_01.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>映画『うたのはじまり』は、ろうの写真家として知られる齋藤陽道（さいとう・はるみち）が、かつて嫌いだった「うた」と出会う過程を追ったドキュメンタリー映画だ。この作品には、人間にとって「うた」とは何であり、なぜ人は表現するのかという本質的な問いが込められている。

アルバム『triology』のジャケット写真の撮影など齋藤とも縁の深いクラムボンの原田郁子は、本作品を2回鑑賞したという。というのも、原田にとってこの作品は「自分がずっと言語化してこなかった領域だったから」だ。どういうことなのか？


そこで今回Qeticでは、監督の河合宏樹をモデレーターに加え、齋藤と原田の対談を実施。当日はまず、映画にも登場する齋藤の愛息子・樹（いつき）を幼稚園に迎えに行くところから始まった。冬の夕刻、かつて齋藤がおさめた『絶対』シリーズの作品のように圧倒的な夕陽が降り注ぐ街を歩く3人。手話やジェスチャーを交えながら談笑する3人の美しさは、以下の写真が示す通りである。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195550/interview_utanohajimari_02-1920x1280.jpg" alt="" width="1920" height="1280" class="alignnone size-large wp-image-346339" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195556/interview_utanohajimari_03-1920x1282.jpg" alt="" width="1920" height="1282" class="alignnone size-large wp-image-346340" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195602/interview_utanohajimari_04-1920x1280.jpg" alt="" width="1920" height="1280" class="alignnone size-large wp-image-346341" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195606/interview_utanohajimari_05-1920x1283.jpg" alt="" width="1920" height="1283" class="alignnone size-large wp-image-346342" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p>樹と合流し、今度は齋藤の自宅のダイニングテーブルで、原田が映画完成記念にと持参したワインで乾杯。お酒を飲みながら和やかな雰囲気で、筆談による3人の会話が始まった。背中には笑い合い遊び合う齋藤のこどもたちの存在を感じながら、「うた」とは何であり、表現とは何であるかについて探った。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195610/interview_utanohajimari_06-1920x1283.jpg" alt="" width="1920" height="1283" class="alignnone size-large wp-image-346343" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/20221613/interview_utanohajimari_13-1920x1283.jpg" alt="" width="1920" height="1283" class="alignnone size-large wp-image-346350" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<h2 class="fade-up">Interview：齋藤陽道×原田郁子（クラムボン）×河合宏樹</h2>

<h2 class="fade-up">“陽道くんの写真には音を感じる”</h2>

<p><strong>ーー今回、河合監督が齋藤さんの対談相手に原田郁子さんを選んだ経緯から教えてください。</strong>

<strong>河合宏樹（以下、河合）</strong>　今、（原田)郁子さんとたまたま別のお仕事でご一緒させていただいるんです。一緒に作業しながら話すうちに、郁子さんの音楽とうたは、この映画のテーマと本質的 に通ずると思ったからです。

<strong>原田</strong>　嬉しいなあ。

<strong>齋藤陽道（以下、齋藤）</strong>　郁子さんのうたってどんなだろうなーと、ずっと想っています。

<strong>原田</strong>　うん。

<strong>河合</strong>　郁子さんと（齋藤）陽道さんはいつ出会ったんですか？

<strong>原田</strong>　わたしが陽道くんを初めて知ったのは、坂口恭平くんが「郁子ちゃんきっと好きだと思う」って教えてくれたことがきっかけです。それでワタリウム美術館の写真展（2013年『宝箱 ー 齋藤陽道　写真展』）を観に行ったんです。その後、クラムボンの『triology』（2015年・9thアルバム）のジャケット撮影をお願いしました。

<strong>齋藤</strong>　びっくりしました。だって20周年の大事なアルバムですもんね。うれしかったです。

<strong>原田</strong>　日の出前からの撮影で寒かったけど、きれいだったよね。

<strong>齋藤</strong>　朝5時でしたっけ？　空気が澄み切ってましたね。

<strong>原田</strong>　（原田が持参した撮影時のスナップ写真を見ながら）懐かしいね。陽道くんと麻奈美さんがまだお父さんとお母さんになる前だ。『triology』のジャケットになったこの写真は、顔が写っていないけれど、3人のそれぞれをものすごく表していると思いました。身体全体がその人を表しているよね。すごく象徴的。

<strong>齋藤</strong>　何をいうでもなく、しぜんにみんなバラバラに動き、踊り出したんです。

<strong>原田</strong>　寒すぎて（笑）！　陽道くんはこの日がミトくんと大ちゃん（伊藤大助）と初対面だったんですけど、こういう写真を撮れるのはすごいなと思うし、この一瞬をこんな風に捉えられる人は誰もいないだろうなって。陽道くんと祖父江さんが一緒に本を作るようになったのも、この時がきっかけだったんだよね。

<strong>河合</strong>　やっぱり陽道さんは人間の生きた道をちゃんと写しますよね。この写真も、20周年のクラ ムボンのメンバーの生き方をしっかり捉えている。出会った時はどんな印象でしたか?

<strong>齋藤</strong>　郁子さんのことは、水みたいな人だと思いました。すーっと流れてくる。

<strong>原田</strong>　水かぁ。わたしは陽道くんにお逢いするより先に写真を観たんですけど、とても音を感じました。ひかりの粒や陰のラインが音楽みたい。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195618/interview_utanohajimari_07-1920x1282.jpg" alt="" width="1920" height="1282" class="alignnone size-large wp-image-346344" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195623/interview_utanohajimari_08-1920x1283.jpg" alt="" width="1920" height="1283" class="alignnone size-large wp-image-346345" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>河合</strong>　僕も同じことを感じます。初めて陽道さんを見たのは、映画のシーンにもある飴屋法水さん演出の聖歌隊・CANTUSの教会ライブに出演した彼を撮影した時で、ろう者だとも写真家だとも知らなかったんです。だから最初の 印象は「イケメン」。

<strong>齋藤</strong>　（笑）。

<strong>河合</strong>　でもあの公演で彼の生い立ちや境遇を知って衝撃を受けました。実際に仲良くなったのはそれから一年くらい経ってからでしたね。その時は、東日本大震災から１年経ったくらいだったのですが、陽道さんは『写訳 春と修羅』という作品をつくっていて、僕は作家の古川日出男さんたちが行っていた朗読劇『銀河鉄道の夜』を撮影していたんです(河合宏樹　映画『<a href="http://milkyway-railway.com/movie/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~</strong></a>』（2014）)。宮沢賢治という同じテーマでふ たりとも作品をつくっていたこともあってメールをしてみました。そうしたら「なにか根底でつながっているような気がします」って返事をくれて、すごく嬉しかった。

<strong>原田</strong>　じゃあ初めて陽道くんに出会ったのはあの教会だったんだ。

<strong>河合</strong>　そうです。その後、高知県で七尾旅人さんが開催したライブの打ち上げで陽道さん と再会しました。陽道さんも偶然仕事で高知に来ていたんですね。その時に、奥さんの麻奈美さんにも初めて会いました。その時の陽道さんと麻奈美さんの手話での会話が美しくて、「撮りたい」と直感したんです。

<strong>原田</strong>　そっかぁ。飴屋さんと旅人の存在が大きい？

<strong>河合</strong>　そうですね。2人は今回の映画のキーパーソンです。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195632/interview_utanohajimari_09-1920x2875.jpg" alt="" width="1920" height="2875" class="alignnone size-large wp-image-346346" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>ーー郁子さんは、この映画を2回鑑賞されたそうですね。</strong>

<strong>原田</strong>　はい。初めて観てから、陽道くんの家族がずっと自分のなかにいる感じがあります。とてもなまなましく生きていたから。本当は河合さんにコメントを頼まれたのですが、まとめられなくて……。

<strong>齋藤</strong>　どうしてまとめるのが難しかったんですか？

<strong>原田</strong>　うーん、ずっと言葉化してこなかったから……。

<strong>河合</strong>　（青葉）市子ちゃんも同じことを言ってました。

<strong>原田</strong>　ほんと？　でも確かに、市子さんのコメントからそのことがとってもよく伝わってきました（「うたは、だれにでも。うたは、生きていることが。」）。</div>


<div class="text-box left fade-up"><p>おもむろに河合が、齋藤家の棚にあった、作家の小指（小林紗織）のZINEをとりだし、原田に「うたのはじまり」絵字幕版取り組みの説明をする。
小指が劇中の”うた”や”声”を描画し、それを字幕として映画内に取り組む新しい試みだ。
齋藤はその様子を見て、その取り組みを原田に伝えられたことが嬉しそうに、ほほ笑みを浮かべていた。</p></div>

<blockquote><div class="text-box left fade-up">※「うたのはじまり」絵字幕版とは？
本作の重要な要素である「音楽」を聴覚障がい者の方にも少しでも 理解していただく為に、「音楽」を「絵」で表現する「Score Drawing」 という手法を本編に取り入れた試みです。この＜絵字幕版＞は齋藤陽道の発案で制作が進み、本人も「完成した絵字幕版を観て感動した。 まったく新しい形による“うた”の表現となっているのではないかと思う」と感想を残しています。聴者にとっても ＜通常版＞とは全く違った印象を残す筈ですので、是非2つのバージョンを見比べて頂きたいです。</div>
<p class="quotecredit">詳細：<a href="https://note.com/saitoharumichi/n/n6166835066ee?fbclid=IwAR2IU8XUCxmE5VuFBIYVqKQOhK96EM4jssmq5ACw_0wHBwj6i3oViMs8VSo" target="_blank" rel="noopener noreferrer">齋藤陽道note</a></p>
</blockquote>

<div class="text-box left fade-up">
<h2 class="fade-up">“理想と現実のはざまで”</h2>

<p><strong>齋藤</strong>　2人が覚えている一番古い「うた」の記憶って、何ですか？

<strong>河合</strong>　実はそれを思い出そうとしていたんだけど、出てこないんです。ただ、最近姪っ子をあやすようになって、陽道さんの気持ちが少しわかるような気がしました。実際に初めて音楽に触れたのは、たぶん幼稚園の頃のカセットテープだった気がします。『アンパンマンのマーチ』とか。記憶として言葉にできるのはそこなんだけど、その前にもある気がしていて、まだ考えている。

<strong>原田</strong>　おうちの踊り？

<strong>河合</strong>　ああ、三味線の音の記憶はすごくありますね。うちは日本舞踊の家系だったので、「ペンペンペンペン……」という音がずっと聴こえていました。その音は今でも聴こえているので、潜在意識にはあると思います。

<strong>原田</strong>　おじいさんと旅人の映像（『<a href="https://www.youtube.com/watch?v=xqDJdObL1e4" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>”蒼い魚”を夢見る踊り子～藤間紋寿郎の沖縄戦～</<strong></a>』）観ました。

<strong>河合</strong>　ありがとうございます。現在98歳の日本舞踊家で（2020年2月時点）、沖縄戦を生き残った祖父のドキュメントと、旅人さんの”蒼い魚”という楽曲が自分の中でシンクロして作品化したんです。最近は家族の影響をかなり意識するようになりました。おじいちゃんおばあちゃんっ子だったから、彼らから聴いた音は残っているかもしれない。郁子さんはどうですか？

<strong>原田</strong>　4歳の時にピアノを習い始めたので、「うた」って認識するより先に楽器を弾いていたかもしれないです。合奏とか遊びの延長でピアノを弾いてるのは楽しかったんですけど、うたは、恥ずかしくて、人前で歌ったりできなかった。ひとりでちっちゃい声で歌うことはあったけど、誰かに聞かれたら嫌だから、こっそり……。将来歌うようになるとは思っていなかったです。

<strong>齋藤</strong>　いつから嫌じゃなくなったんですか？

<strong>原田</strong>　うーん、すごく閉じてしまった時期があって。周りに馴染めないし、目の前を見たくない。苦しかったんですけど、でも、そうなってから初めて、音楽がちゃんと聴こえてきた。自分に必要になったというか。もう渇望するようにのめり込んでいきました。現実逃避ですね。それでジャズを聴いた時に、なんて自由なんだと思って、心が躍るようで、自分もそういうことがしたいと思ったんです。音のコミュニケーションだけど、ことばみたいだった。

<strong>河合</strong>　なるほど、なるほど。

<strong>原田</strong>　でも、いざ、ジャズピアノを始めてみると、ものすごく難しかったんですね。理想があるのに追いつけない。「うーっ……」となってる時に、ほんとにたまたまピアノを弾きながら歌ってみたんです。ため息みたいに、「はーーーー……」って。そしたら、すーっとしたんですよね。胸のつかえが取れたような……。だから陽道くんの映画を観て、とても深くいろんなことを思い出したんです。

<strong>河合</strong>　今の郁子さんの話は、現実に向き合うことにおいて、陽道さんの子守唄の誕生にすごく近いと思いました。

<strong>齋藤</strong>　ぼくが「うた」や「音楽」に苦手意識を持っていたのは、郁子さんの言う「理想」と「現実」が噛み合っていなかったからなんだな、ということを今の話を聞いて思いました。ぼくの理想は「きこえる人のようになりたい」。でもそんなのはムリなことで、「うーっ……」となってしまう。聞くふりをして、楽しむふりして、でもぜんぜんわからない。だから、ぼくには「うた」や「音楽」は関係ないと思うようになりました。

でも、こどもをむかえたら、生活のあわただしさが良い感じに理想を見えなくさせてくれたんです。こどもという圧倒的現実があって、こどもの体温が、いろいろな思い込みをほぐしてくれた。そのこわばりが解けた時、目の前のたったひとりの名前をぽろぽろとつぶやいてみたんです。それこそ、ため息みたいにふーっと、「いつき、いつき」と。

<h2 class="fade-up">“「うれしいからっぽ」から生まれたうた”</h2>

<strong>河合</strong>　本当に、こんな陽道さんは、こどもと出会う前は見たことがなかったなあ。

<strong>齋藤</strong>　そのため息のようなこどもの名前がほかのイメージをつれてきてくれて、それも声になりました。こどもを抱き抱えたまま、気持ち良いままにリズムも加えていたら、こどもが眠ってしまった。……あ、これが「うた」か！と気づいた瞬間です。これがぼくのいちばん最初の「うた」との出会いでした。

<strong>河合</strong>　これこそほんとうの「うた」ですよね。「うた」は言葉以前にあるもので、関係を修復するために生まれたものじゃないかと思っているんです。

<strong>ーー自分と世界との関係、ですか？</strong>

<strong>河合</strong>　そうです。以前、ある音楽家に教えてもらったんですが、『らくだの涙』というドキュメンタリー映画があって。出産のショックで子らくだを認識しなくなってしまった母らくだに向けて、モンゴルの遊牧民族が馬頭琴を奏でると、音楽を聴いた母らくだが涙を流すんです……。まさにそういうことだなと。

<strong>ーー齋藤さんと郁子さんにとって、「うた」は現実と和解させてくれたものだったのですか？　自分のなかから自然と「うた」がうまれた時、世界と折り合いがついたというか。</strong>

<strong>齋藤</strong>　和解！！　そうですね、ほんとそうです。ただ、まだ続いている。

<strong>河合</strong>　うーん、すごい難しいですね……和解……解けて終わってはいないんですよね。根元に戻る、初心に戻るのであって、「世界と折り 合いがついた」というニュアンスとは少し違う気がする。

<strong>原田</strong>　……和解ってなんだろう？　矛盾してるかもしれないんですけど、音が鳴ると、自分のなかに深く降りていって、無音の世界に出る、みたいな感じがあるんですよね。そして、歌ったり演奏したりしていると、波みたいな、海みたいな感じがしてくる。……というか、もっとぜんぶ？　今日見た太陽の光にも似ているかもしれない。ぜんぶの一部、みたいな。うまく言えないから絵に描いてみます……。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/20221617/interview_utanohajimari_12-1920x1283.jpg" alt="" width="1920" height="1283" class="alignnone size-large wp-image-346351" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>原田</strong>　「ひとり」ということが見えてくるんですよね。だけどまわりの空気は震えている。とても近くに振動を感じていて、自分とそうじゃないもののあいだが、遠いようで曖昧になってくる。

<strong>齋藤</strong>　こどもにうたっていて「あ、今とても気持ち良いなー」と思えた時、自分がからっぽになっているんですね。さみしいからっぽじゃなくて、うれしいからっぽ。

<strong>原田</strong>　うん！　それだ。うれしいからっぽ！</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195636/interview_utanohajimari_10-1920x1280.jpg" alt="" width="1920" height="1280" class="alignnone size-large wp-image-346347" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195640/interview_utanohajimari_11-1920x1280.jpg" alt="" width="1920" height="1280" class="alignnone size-large wp-image-346348" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<h2 class="fade-up">“水のように湧き続ける「生存本能の発露」”</h2>

<p><strong>ーー今の話は、表現の根本にある話だと感じました。劇中では「あらゆる表現は生存本能の発露」という齋藤さんの印象的な言葉もありましたが、みなさんが表現をする理由、続ける理由を知りたいです。</strong>

<strong>河合</strong>　とても究極な質問ですね……ずっと悩んでいますが……僕の場合は縁のような気がしています。生きていると、人や土地との出会いから自然と自分にテーマが降ってくることが多かったので、生活するうえで必然的に続ける必要がありました。これからもテーマが目の前に現れてくるかわからないけど、この映画を通して、改めて、「うた」をはじめとする「表現」と呼ばれるものがとても日常的なことから生まれることがわかり、自分の生活の一番身近なところからこれからも表現が生まれてくるのでは……と最近思います。

<strong>原田</strong>　わたしは、すごく永い時間だったり、水が湧いている感じかな。

<strong>河合</strong>　あっ、湧いて出る感じ、それすごく近いかも。『うたのはじまり』の「はじまり」を手話で表す時も、「はじめる」ではなく、水が湧いてくるような「うまれる」の手話で表現しています。陽道さんが考えてくれたんです。

<strong>原田</strong>　そっかぁ。ライブをしたり曲をつくったり、演奏したり、その度に毎回ゼロになるんだけど、少しずつまた湧いてくる。滝のようなイメージが自分のなかにあります。 そして、やればやるほどまた音楽が好きになる。遠くに向かって「おーい！」と叫んでみると、思いがけず返事が来たり、こうして誰かと出逢えたり。そうするとうれしくて、また音楽のなかに行きたくなるんです。ライブをしていると、時々、たくさんの人たちの、その前の、前の前の……ずーっと人が繋がってきたことが浮かんできて、歌うこともあります。

<strong>齋藤</strong>　すごい。シャーマンみたいですね。

<strong>原田</strong>　その分、きっと「今」や「瞬間」が際立つんだと思う。それは音楽も写真も同じかもしれない。0コンマ何秒で変化し続けるもののなかで、曲をつくったり、本をつくったり、映画をつくったりしている。そうせずにはいられないというか。昔々の人々がやっていたこと、踊ったり歌ったり、祈ったりすること、形は違うけれど、きっとそれらの営みと本質は同じなんだろうなと思っています。

<strong>河合</strong>　まさに祈りですね。それが陽道さんの「生存本能の発露」という言葉に繋がってくるんじゃないかな。とても近いと思います。

<strong>齋藤</strong>　SNSやネットの配信にはない存在としての重みが「作品」にはありますよね。1回限りとか、今その時じゃないといけない、あるいは、時間が何十年も過ぎてやっと見えてくるものがある。その重みあるものを自分の身体ひとつで生み出せるという喜びは、とても大変ではあるけれど、何にも替えがたい歓喜があります。まずその喜びがあるから、ぼくは表現を続けているのだと思います。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/02/20195536/interview_utanohajimari_12-1920x1283.jpg" alt="" width="1920" height="1283" class="alignnone size-large wp-image-346337" /></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by Sotaro Yamada
Photo by Naoto Kudo
</p></div>

<div class="profile">
<p class="name">映画『うたのはじまり』</p>
<p class="text">2020.02.22（土）からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開 

<p class="text">監督・撮影・編集：河合宏樹 
整音：葛西敏彦｜字幕作成：Palabra 株式会社｜Score Drawing：小指 
出演：齋藤陽道、盛山麻奈美、盛山樹、七尾旅人、飴屋法水、CANTUS、ころすけ、くるみ、齋藤美津子、北原倫子、藤本孟夫 他 
2020 年｜日本｜カラー｜16：9｜86 分｜DCP｜PG12｜ 
配給：SPACE SHOWER FILMS © 2020 hiroki kawai/SPACE SHOWER FILMS</p>

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</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
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