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<title>Qetic - 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”</title>
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<description>ニュースメディア Qetic（けてぃっく）では、音楽、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなど、最新トレンドから今ネットで話題のゴシップまであらゆるエンタメ・カルチャー情報をお届けします。</description>
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		<title>『MONDO GROSSO OFFICIAL BEST』から辿る、結成30年に渡る大沢伸一の音楽性の変化と歴史</title>
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		<pubDate>Wed, 03 Nov 2021 12:00:32 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>MONDO GROSSO結成30周年の今年、大沢伸一選曲によるオリジナルベストアルバム『MONDO GROSSO OFFICIAL BEST』がリリースされる。今作は30年に渡るグルーヴの変遷をMONDO GROSSOというアーティストを通して体感するという、ひとつの音楽史を俯瞰できる機会でもある。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="1440" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125159/column211026_mondogrosso_01-1440x1440.jpeg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="mondogrosso" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125159/column211026_mondogrosso_01-1440x1440.jpeg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125159/column211026_mondogrosso_01-240x240.jpeg 240w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125159/column211026_mondogrosso_01.jpeg 1920w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125159/column211026_mondogrosso_01-720x720.jpeg 720w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p><strong>MONDO GROSSO</strong>結成30周年の今年、<strong>大沢伸一</strong>選曲によるオリジナルベストアルバム『<strong>MONDO GROSSO OFFICIAL BEST</strong>』がリリースされる。リリースにあたり、リアレンジや再ミックス、新録を行うというスタンスはMONDO GROSSOのアシッドジャズ、ブラジリアン、R＆B、ハウス、テクノ、ポップなど広範囲に渡るジャンルの変遷はありつつ、芯にあるサウンドプロダクションの美学を突き通すためだろう。さらに<strong>マライア・キャリー</strong>（Mariah Carey）、<strong>ジャスティン・ビーバー</strong>（Justin Bieber）、<strong>ジル・スコット</strong>（Jill Scott）ら、グラミー賞受賞作品を多数手掛ける伝説の<strong>Herb Powers Jr.</strong>に全曲のリマスタリングを依頼。ベストアルバムを通して聴くためのトリートメントがなされている。</p>

<p>今作は、コアファンにとってはお馴染みの楽曲がアップデートされたプレミアムなアイテムだが、満島ひかりをボーカルに迎え話題となった“<strong>ラビリンス</strong>”を入り口にMONDO GROSSOに出会った世代のリスナーにとっては<strong>30年</strong>に渡るグルーヴの変遷をMONDO GROSSOというアーティストを通して体感するという、ひとつの音楽史を<strong>俯瞰</strong>できる機会でもある。</p>

<div class="separator"></div>

<p><strong>11/3発売 MONDO GROSSO OFFICIAL BEST 全曲試聴トレーラー</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/S85WuXnv3vg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<h2 class="fade-up">海外シーンとリンクした先駆け
新世代との共通項</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>1991年</strong>という時代において、京都のクラブシーンからスタートしたMONDO GROSSOが早い段階でUKのアシッドジャズのムーブメントと共振したことは稀有なことだった。70年代末から80年代初頭に興隆したブリット・ファンクとあわせ、近年ではアルファ・ミスト（Alfa Mist）らUK新世代ジャズシーンともパラレルに共振するこのムーブメント。その語り手として再び名前を見ることの多いジャイルス・ピーターソン（Gilles Peterson）がハブとなったことで、ヨーロッパでのMONDO GROSSOのツアーが現実のものとなった側面は大きい。</p>

<p>アシッドジャズという当時の世界的なムーブメントに対し、京都というローカル発のバンドが共振したという点は、海外の現行のシーンとリンクする日本人アーティストの先行事例として見ることも可能だ。例えば名古屋のローカルシーンから世界に飛び出し、今やインディーシーンのみならず現行のダンス／エレクトロニックなポップシーンで評価される<strong>CHAI</strong>。加えて、自身がシンガーソングライターでもあり、プロデューサーの<strong>小袋成彬</strong>。大沢が<strong>プレイヤー</strong>（ベーシスト）としてキャリアを経て、トラックメイカー、プロデューサーとして活動している点からも重なって見える。</p>

<p>さらにユニークなのは、MONDO GROSSOが2017年にリリースした6枚目のアルバム『<strong>何度でも新しく生まれる</strong>』の制作時期から大沢は再びベースやギターを演奏し、バンドでのライブ活動も行っている事実は、20〜30代のコンテンポラリーなアーティストと共通する。改めて今回のベストアルバムでの細かなリアレンジやリエディットはMONDO GROSSOが<strong>現在進行形</strong>である証左だろう。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>MONDO GROSSO - SOUFFLES H</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/0UHC59XjW0o" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<h2 class="fade-up">J-POPプロデューサーとしての地位確立後の空白
サウンドスケープの変貌</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ベストアルバムのDisc2の12曲中９曲が『<strong>何度でも新しく生まれる</strong>』以降の楽曲であることも興味深い。だが、J-POPシーンに飛び込み、内部から地殻変動を起こした、2002年リリースの“<strong>Everything Needs Love feat. BoA</strong>”に象徴される楽曲はMONDO GROSSOのグルーヴ史の中でも特に<strong>キャッチー</strong>だ。ソニーミュージック時代のヒットアルバム『<strong>NEXT WAVE</strong>』には今回のベスト盤にも収録されている“<strong>SHININ’ feat. Kj</strong>”や“<strong>光 feat. UA</strong>”などが収録されている。クラブミュージックとしては異例の15万枚のセールスを記録した同作のタームで、疾走するBPMに乗る英語詞、日本語詞双方のという、新たなヒットナンバーのスタイルを確立したと言えるだろう。</p>

<p>その後、14年の空白期間の後に大きくサウンドスケープが変貌したのが、2017年のアルバム『<strong>何度でも新しく生まれる</strong>』だった。“<strong>ラビリンス[Vocal:満島ひかり]</strong>”は4つ打ちでありつつ、淡い音色のループ、“<strong>惑星タントラ[Vocal:齋藤飛鳥(乃木坂46)]</strong>”の圧のないビート、エアリーなシンセ、また、同志であるbirdが歌う“<strong>TIME</strong>”のベースの生音の活きるアレンジ。さらに現時点での最新作『<strong>Attune ／Detune</strong>』収録の“<strong>偽りのシンパシー[Vocal:アイナ・ジ・エンド(BiSH)]</strong>”のセンシュアルな空気感を上品に聴かせる静謐なアンビエンス。無機的なものと有機的なものの融合という単純なものではなく、架空の空間に誘うような深淵なサウンドスケープで、2010年代後期に新たなディケイドに入ったことを実感させた。再び、大沢自身がレコーディングでベースやギターをプレイしていることも興味深いが、その効果はあくまでもトラックを構成するサウンドとしての意味合いが強い。近作でのMONDO GROSSOのシグネーチャーサウンドの傾向はビートの組み方、ボーカル処理など、アレンジもミックスも細部まで<strong>エレガント</strong>で<strong>知的</strong>である。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>MONDO GROSSO - 偽りのシンパシー</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/B6Y-WsgpzlQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<h2 class="fade-up">ニューバージョンやトラックの再構築から見える、更なる展開</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>細かなリニューアルが施されたベスト盤の中でも、聴きどころとなる楽曲を挙げてみよう。2002年当時、15歳だったBoAをフィーチャリングしたハウスの名曲“<strong>Everything Needs Love feat. BoA</strong>”が19年の歳月を経て、<strong>トラックが一新</strong>されたバージョンと<strong>日本語詞</strong>のバージョン2曲を収録。突き抜けるサビの爽快さは不変だが、オリジナルで印象に残るピアノハウスとストリングスの成分以上に、新しいバージョンではベースラインの太さが特徴的だ。シンセベースと生ベースを重ねているようにも感じられるが、ベースミュージックを通過してきたアレンジには違いない。日本語はオリジナルの訳詞に近い印象だが、現在の状況で聴くと自然と前向きなマインドが呼び起こされる内容になっている。“<strong>SHININ’ feat.Kj</strong>”はボーカルリフとアコギが作るループ感が当時全盛期だったダンスアクト、ケミカル・ブラザーズ（The Chemical Brothers）やアンダーワールド（Underworld）との符丁を見せたが、新しいリミックスには、大沢がTwitterで発見し、フックアップした<strong>THE FLYING BED</strong>がギターで参加。ビートもハウスからアブストラクトなベースミュージックの様相へと変化した<strong>アトモスフェリック</strong>な仕上がりに。</p>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>MONDO GROSSO / Everything Needs Love feat. BoA （RE-NEW JP）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/d69btWfh_3o" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<p>さらに近作でもある2018年にリリースした7枚目のアルバム『Attune／Detune』に<strong>ACO</strong>が歌う日本語詞と、2019年頃から大沢とRHYME SOでの活動をスタートさせた、オーストラリア出身の詩人／ソングライター／モデル／DJの<strong>RHYME</strong>が歌う英語詞の2バージョンが収録されていた“<strong>KEMURI</strong>”は、オリジナルトラックはセンシュアルなエレクトロニカが際立つ楽曲だ。一方、ベスト盤では、RHYMEバージョンをピアノと最低限のビート、SEで構成。大沢のツイートによるとライブセットからの<strong>初蔵出し</strong>の楽曲となっている。そして、大きなトピックは今年1月に急逝したBig-Oこと<strong>オオスミタケシ</strong>が10年ぶりにラップを披露した“<strong>One Temperature</strong>”の収録だろう。オオスミ<strong>最後のスタジオ録音</strong>となったトラックのリリースに際し、細部のミックスを手直ししたという大沢。夜が明けていく人のいない渋谷の街に立ち、ゆっくり動き出す魂というラインの美しさはもちろん、リリックの中にごく自然に《<strong>何度でも新しく生まれる</strong>》という、大沢への共感ととれる。聴くだけでこみ上げるものがあり、言葉を操るアーティストとはクールに接している印象があるが、細部まで妥協のない仕上げにはオオスミへの<strong>敬意</strong>を感じさせる。MONDO GROSSOらしさの究極はこのトラックかも知れない。</p>

<p>このベストアルバムはMONDO GROSSOが残した遺産ではなく、今後への布石になるだろう。RHYME SOでのライブが反映されたトラックが収録されていること然り、大いなるビートの変更然り、31年目以降のMONDO GROSSOの<strong>サウンドスケープ</strong>は既に描かれ始めている。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>MONDO GROSSO OFFICIAL BEST Trailer</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/PRQfe1U8bvg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>



<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by <a href="https://twitter.com/ishizumi_yuka" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>石角友香</u></a></p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>
<img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125159/column211026_mondogrosso_01.jpeg" alt="mondogrosso" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-414472" />
<p class="name">MONDO GROSSO OFFICIAL BEST</p>
<p class="text">2021年11月3日（水）
[CD+Blu-ray]RZCB-87056~7 / B ¥4,700（＋tax） *初回限定：紙ジャケット仕様 
[CD] RZCB-87058~9 ￥3,200（＋tax） *初回限定：紙ジャケット仕様 
Track list
Disc-1[CD]
01. ANGER （Rhymin’ for original） （MGOB RMSTRD）
02. VIBE・P・M （MASTERS AT WORK REMIX） （MGOB EDIT ＆ RMSTRD）
03. SOUFFLES H （Live Version） （MGOB EDIT ＆ RMSTRD） *初CD化
04. TREE, AIR, AND RAIN ON THE EARTH （NIGHT FIRE CARNIVAL） （MGOB EDIT ＆ RMSTRD） 
05. INVISIBLE MAN （ORIGINAL BROWN） （MGOB EDIT ＆ RMSTRD）
06. FAMILY （Hiroshi Fujiwara Remix） （MGOB EDIT＆ RMSTRD）
07. Give me a reason （MGOB EDIT ＆ RMSTRD）
08. Closer （MGOB RMSTRD）
09. LIFE feat. bird （MGOB EDIT ＆ RMSTRD）
10. BUTTERFLY （MGOB EDIT ＆ RMSTRD）
11. NOW YOU KNOW BETTER （MGOB RMSTRD） 
Disc-2[CD]
01. BLZ （MGOB EDIT ＆ RMSTRD）
02. Everything Needs Love feat. BoA （RE-NEW） *新バージョン
03. SHININ’ feat. Kj （MG + THE FLYING BED REMIX） *新リミックス
04. 光 feat. UA （MGOB NEW MIX）*再ミックス
05. ラビリンス [Vocal:満島ひかり] （MGOB NEW MIX）*再ミックス
06. TIME [Vocal:bird] （MGOB RMSTRD）
07. 惑星タントラ [Vocal:齋藤飛鳥（乃木坂46） （MGOB NEW MIX）*再ミックス 
08. 春はトワに目覚める（Ver.1）[Vocal:UA] （MGOB RMSTRD） *初CD化 
09. 偽りのシンパシー [Vocal:アイナ・ジ・エンド（BiSH）] （MGOB RMSTRD） 10. One Temperature [Vocal:Big-O] （Big-O Extra Rises）
11. KEMURI [Vocal:RHYME]（CHILLIN’ DUB） *新リミックス
12. Everything Needs Love feat. BoA （RE-NEW JP） *新録バージョン 
【Blu-ray 収録予定曲】 
Disc-3[Blu-ray]
01. ANGER （Rhymin’ for original） *初ディスク化
02. SOUFFLES H *初ディスク化
03. Laughter in the rain *初ディスク化
04. LIFE feat. bird
05. BUTTERFLY
06. NOW YOU KNOW BETTER 
07. BLZ
08. Everything Needs Love feat. BoA
09. SHININ’ feat. Kj
10. 光 feat. UA
11. ラビリンス [Vocal:満島ひかり]
12. TIME [Vocal:bird]
13. 惑星タントラ [Vocal:齋藤飛鳥（乃木坂46）]
14. 春はトワに目覚める（Ver.1）[Vocal:UA]
15. 偽りのシンパシー[Vocal:アイナ・ジ・エンド（BiSH）]
16. One Temperature [Vocal:Big-O] *初ディスク化
17. Everything Needs Love feat. BoA （RE-NEW JP） *新録日本語バージョンのMV</p>

<a href="https://asab.lnk.to/mgofficialbest2021cd" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">CD購入リンクはこちら</a><a href="https://asab.lnk.to/mgofficialbest2021digi" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">配信リンクはこちら</a>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">PROFILE</h3>
<img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/10/26125205/column211026_mondogrosso_02.jpeg" alt="mondogrosso" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-414473" />
<p class="name">MONDO GROSSO（モンド・グロッソ）</p>
<p class="text">91年に京都でバンド結成。大沢伸一はリーダー兼ベーシスト。93年にメジャー・デビュー、世界標準のアシッド・ジャズ・バンドとしてヨーロッパツアーも行う。96年にバンドは解散し、大沢伸一が楽曲によって様々なアーティストをフィーチャリングするソロ・プロジェクトとなる。以降もその時代の革新的な音楽性を求めながら、「LIFE feat. bird」を収録した『MG4』、「EverythingNeeds Love feat. BoA」を収録した『NEXT WAVE』などヒット・アルバムをリリースして2003年に休止。2017年14年振りとなるMONDO GROSSOのアルバム『何度でも新しく生まれる』をリリース。iTunesアルバム総合チャート1位、オリコンアルバムランキング8位と音楽シーンの話題となった。満島ひかりが歌う「ラビリンス」のミュージックビデオはこれまでに3000万回以上再生されている。2018年にBiSHのアイナ・ジ・エンドが歌う「偽りのシンパシー」を収録した続編アルバム『Attune/Detune』もリリース。</p>
<a href="https://www.mondogrosso.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://www.instagram.com/mondo_grosso/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://twitter.com/MONDOGROSSO_JP" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.youtube.com/channel/UCGmkyUWO8C5jjA_PGpwOWqg" target="_blank" rel="noopener noreferrer">YouTube</a>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/may-j-yahyel-shinodamiru/403660/</guid>
		<title>対談：May J.とyahyel・篠田ミルが新プロジェクト「DarkPop」で描くポップスの新章</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/may-j-yahyel-shinodamiru/403660/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/may-j-yahyel-shinodamiru/403660/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 19 Jul 2021 09:00:35 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>May J.の新たなプロジェクトに、篠田ミル（yahyel）がプロデューサーとして参加。「DarkPop」と題され、5月、6月と連続リリースされた楽曲“Rebellious”、“Can’t Breath”の一群を紐解くため、２人の対談を行った。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141116/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-3-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="May J. × 篠田ミル" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141116/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-3-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141116/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-3.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p><strong>May J.</strong>の新たなプロジェクトのプロデューサーが<strong>篠田ミル</strong>（<strong>yahyel</strong>）だとアナウンスされた際、おそらくほとんどのリスナーに「？」が浮かんだだろう。そして同時に好奇心もそそられたのではないか。

そもそも思い起こされるのは、90年代ジャパニーズR&Bブームの終盤にデビューしたMay J.が、J-POPカルチャーの中でこのままベテランシンガーへの道を歩むのかという謎。一方で、近年のyahyelの楽曲において、硬質かつパッシブなエレクトロニックサウンドを構築している篠田が日本のチャートミュージックの世界になぜ足を踏み入れるのかという謎。

その謎解きはすでに5月、6月と連続リリースした楽曲“<strong>Rebellious</strong>”、“<strong>Can’t Breath</strong>”を聴くことである程度、明らかになったと思う。May J.が個人的には志向していたが、表出してこなかったダークなトーンと、篠田のトーンとの高い親和性を実感できるからだ。現行のオルタナティヴなR&Bトラックと並列しても違和感はない。

May J.はこのプロジェクトに「<strong>DarkPop</strong>」という象徴的な名前を与えた。彼女をJ-POPシンガーと認識していればいるほど、今すでに起こっている革新に驚きを禁じ得ないだろう。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">対談：May J. × 篠田ミル</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141111/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-2.jpg" alt="May J. × 篠田ミル" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-403676" /></div>

<h2 class="fade-up">ポップスへと昇華させる化学反応</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──この新プロジェクト「DarkPop」に至った背景をお伺いしていいですか？</strong>

<strong>May J.</strong>　「<strong>DarkPop</strong>」は、あえて自分で名前をつけるとしたらというところで、つけさせてもらってるんですけど、始まりは、去年の３月ぐらいから。こういう曲を作りたいよねっていう話を（篠田）ミルくんと話してました。私自身、今までとは違うもうちょっとコアな、攻めた感じの曲を作りたいって思いがずっとあって。ミルくんはポップスの歌手の人と一緒にやりたいっていう願望があったので、<strong>お互い必要としてるものが合ってたんです</strong>。そんな時期に、そろそろ緊急事態宣言も始まるね、みたいな話もして。

<strong>篠田ミル（以下、篠田）</strong>　そうですね。その時期でしたね。

<strong>May J.</strong>　しばらく外も行けないし、ずっと家にいることになるから、この機会を使ってゆっくり音楽を作っていこう、みたいな。中々、今までの活動の中ではここまで時間をかけて作ることができなかったんですね。だから、ほんとに自粛期間だからこそできた曲たちなんじゃないかなと思います。

やっぱり自分一人で家にいて、全く外の世界をシャットダウンして書く曲になったので、自然と自分自身のもっと深い部分まで入り込んで、<strong>今まで言えなかったことをこの際に吐き出したくなったというか（笑）</strong>。

そんな状況の中で、ミルくんのトラックにそういったパワーをもらったんです。だから、ちょっとダークというか……今まであまり語れなかった部分、裏の部分っていうのを今回は軸に考えていきました。

<strong>──篠田さんはいわゆるポップアーティストというか日本のチャートミュージックの世界で活躍するMay J.さんをどう見ていたんですか？</strong>

<strong>篠田</strong>　結構、日本のチャートミュージックに対して、思うところはずっとあって。いい悪いという話ではなくて、90年代に確立された方程式みたいなものがまだまだ主流を占めている──タイアップとって、J-POP的なコード進行と展開の作り方とサウンドプロダクションがあって。もちろん今、一線で活躍されてる方もまだまだそれを踏襲されていて、<strong>そうじゃないものをもう少し自分がやれる隙間がオーバーグラウンドにもないかな</strong>っていうことをずっと考えていて。

例えば<strong>ザ・ウィークエンド</strong>（The Weekend）って今の時代のマイケル・ジャクソン レベルのスターだけど、<strong>OPN</strong>（ワン・オートリックス・ポイント・ネヴァー）がプロデューサーとして入っていて。アメリカの（NFLの）ハーフタイムショーもOPNに任せちゃうとか、<strong>チャーリーXCX</strong>（CHARLI XCX）が<strong>A.G.クック</strong>（A.G. Cook）とずっとやってるみたいな、そういうコラボレーションのあり方──アンダーグラウンドでエッジの効いたものを突き詰めてきた人がそれを曲げるわけじゃなく、<strong>ちゃんとポップなものを作って、昇華している</strong>。そういう試みに興味があって。それをやってみたいなとずっと思っていたので、今回のお話は渡りに船でしたね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>The Weeknd - Save Your Tears (OPN Remix / Audio)</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/O4KfX-JoJY4" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──The Weekendしかりビリー・アイリッシュ（Billie Eilish）がこれほど売れたという現実もありますよね。実際の作業はどんなふうに始まったんですか？</strong>

<strong>May J.</strong>　全部<strong>LINE</strong>でした（笑）。あと、<strong>Spotify</strong>で私が今好きな曲とか、こういうの作りたいっていうリファレンスをプレイリストにして共有してました。

<strong>篠田</strong>　それを聴かせていただいて。で、何となく自分の書きためていたデモみたいなものとか、１から書いたものをとりあえず何曲かMayさんにポンと投げて。

<strong>May J.</strong>　で、最初に「お？」って目についたのが“<strong>Can’t Breath</strong>”の楽曲でした。

<strong>──メッセージとしてすごくオンタイムな感じで。</strong>

<strong>May J.</strong>　そうですね。私自身の一番闇の部分でもあって。７年前、『<strong>アナと雪の女王</strong>』の時に自分の夢を叶えて嬉しいはずなのに、そうじゃない人たちの書き込みを見て、思った以上にすごいショックを受けてたんですね。今でも実はその傷が全然癒えてない部分があって。

歌うときになんかつっかえてしまったりとか、急に息ができなくなっちゃったりとか、そういう<strong>トラウマ</strong>みたいなものがずっと残るんですよね。でも、今まであんまり自分の口からは言わないようにしてたんです（笑）。火に油を注いでしまうし、本当に心配されちゃうし。ちょっと言いづらかったんですけど、今回、自分の言葉で歌いたいなという風に思いました。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>May J. - Can’t Breath</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/e-xof-bU36A" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>篠田</strong>　“Can’t Breath”もそうですけど、このプロジェクトを通じて僕が感じているのはMayさんはパフォーマーとして一流でずっとやってこられた方なんだなと。それを感じつつ、作家として自分のことを掘り下げて出していくことを、今、まさにデビューしたというか始めている。僕はそこに携わっているんだなと思って、「<strong>もっと潜れ！</strong>」っていうのはずっと感じてますね。

<strong>──コライトしているとそうですよね。「もっと言える」と思えたり？</strong>

<strong>May J.</strong>　ああ。それはあります。ミルくん自身、SNSを見てると思い切った発信が多いので。そんなミルくんの存在も「<strong>私も出していいのかな</strong>」って思わせてくれたきっかけではあります。

<strong>篠田</strong>　でも、ここ１〜２年で増えたなという感じがありますね。周りで声を上げる、表現者の人も普通の人も、それ自体、励まされるというかいいムードになってきてるなって感じますね。

<strong>──確かに。実際の制作はどんな風に？</strong>

<strong>May J.</strong>　最初はトラックが届くんですが、私はレコーディングのキットが全くなかったので、初めてGarage Bandのアプリ使って、「は〜」「ヘ〜」とか（笑）　曲の雰囲気をラララで全部作って。送ったら、「いいね、めっちゃいいよ！」みたいにいつもアゲてくれるんで。「よっしゃー、いいの作るぞ！」って感じで歌詞を作っていって。

<strong>篠田</strong>　Mayさんはいろんな歌を歌ってこられて歌も上手なんで、多分、Mayさんから出てくるメロディの引き出しの数って、すごくあるだろうなと。なので、そこはもう預けちゃうというか。むしろトラックをぶん投げて（笑）、作っていきましたね。

<strong>──すごく同時進行的に曲ができていってるのかな？　と感じるぐらい自然ですね。</strong>

<strong>May J.</strong>　好きなものが似てるのか？　って勝手に思ってるんですけど（笑）。

<strong>篠田</strong>　意外と暗いものがお好きっていう。

<strong>May J.</strong>　そう。暗い曲が好きっていう共通点があって。

<strong>篠田</strong>　全然、自分の書く曲は暗いと思ってないですけど、「暗い」って言われるんですよね（笑）。全然、暗い気持ちで書いてないんだけどなと思って。

<strong>──暗いというよりかっこいい。yahyelの曲はパッシブですし。今、May J.さんはSpotifyに割と元気な感じのプレイリストをアップされてますが、あういう感じよりもっと暗いんですか？</strong>

<strong>May J.</strong>　普段聴く曲って本当は暗い方が好きなんですよ。でも、やっぱり自分が求められてる音楽というか、ね？　いろいろあるじゃないですか（笑）。もちろんアップテンポの曲も好きなんですけど、でも、自分で聴くってなったら暗い方が聴き心地がよくて。

<strong>──例えばいつでも聴ける曲というと？</strong>

<strong>May J.</strong>　えーと、ビリー・アイリッシュの“<strong>Ocean Eyes</strong>”、永遠に聴ける（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15164922/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-08.jpg" alt="may-j-yahyel-shinodamiru" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-403728" /></div>

<h2 class="fade-up">原点回帰した先のアップデート</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今回の試みは、今までやってなかったけど、すごく本質的なことだったのかもしれないですね。</strong>

<strong>篠田</strong>　お互い自己開発してる感じがあって（笑）。Mayさんは自分の自己を表現するってこと、<strong>自分の殻をぶち壊していくプロセス</strong>ですし、僕は逆に作家としてやっぱりもう少し<strong>歌に寄り添ったものを作れるようになるための鍛錬</strong>というか、お互い開発してる部分はあるなと思います。

<strong>──なるほど。ちなみに第一弾の“Rebellious”は今だからわかる感情、お父さんとの関係が主題ですね。</strong>

<strong>May J.</strong>　そうですね。歌にするときに、やっぱり今、自分が気にしてることとか、今にも泣きそうになることを歌詞にした方が歌声がすごい生きるんじゃないかなと思って。その時に<strong>一番自分が気にしてたことがお父さんのこと</strong>だったので、それを歌にしました。いなくなってしまえば楽になるよな、いっそ、と思った時があったんですよね。その時のことをずっと覚えていて。

でも、今はやっぱり体も弱ってきて、いつまで一緒にいられるかわかんないって状態になった時に残された時間をどういう風に楽しく過ごそうかなとか、すごい考えるんですね。それで昔のことを思い出すと、ほんとに申し訳ないことをしたなって。そんな風に思ってしまった自分が嫌になったんですよ。後悔しても何も変わんないんですけど、その分を今度は<strong>親孝行</strong>というか、ちゃんと父親の夢をかなえてあげたりとか、そういう風にこれから一緒に楽しく過ごしていきたいっていう、両方の気持ちを歌ってますね。

<strong>──この曲はギターが非常に良いですね。これ生音ですか？</strong>

<strong>篠田</strong>　サンプリングです。Splice（サブスクリプション型のサンプル販売サービス）で「これだ！」ってサンプルがあって、そこから曲を組み立てていった感じで。Mayさんの挙げてくれてた最近好きな曲の中に割とギターを使ったトラップR&Bみたいな曲がちょこちょこあって。

僕もここ数年、<strong>グランジ</strong>とか<strong>ポストパンク</strong>にもう一回火がついてて、青春の音楽なんですけど（笑）。ただ、ギターとトラップのビートだけだと自分ぽくはないと思って、そこでちょっとシンセサイザーの上物を入れて組んでいった感じですね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>May J. - Rebellious</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/jznPsRn1Dqw" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今回これは表現しておきたかったことなんだなという気持ちが伝わりました。</strong>

<strong>篠田</strong>　Mayさんの殻破りのステージ的には、<strong>一番プライベートなとこ</strong>にいったなと思うんで、そこまで潜っていけてよかったです。

<strong>──そういう理解を含めた上での音像なのかなと。</strong>

<strong>篠田</strong>　確かにトラックを一回投げて、Mayさんに歌入れてもらって、また僕がやって、何ならレコーディング終わって後にまたやり直す、みたいな（笑）。

<strong>──篠田さん、ミックスはしてないんですか？</strong>

<strong>篠田</strong>　はい。ミックスは<strong>Atsu Otakiくん(EVOEL STUDIO)</strong>にお願いしていて、彼はヒップホップのプロダクションをやっている方なんです。ACE COOLとかjinmenusagiさんをやってるエンジニア兼トラックメーカーの方で。

個人的に仲が良くて、僕が作るとR&Bやヒップホップ的なサウンドメイクにならないので、そこの補強をお願いしました。僕はどうしても電子音楽かインディーロックの人なので。そこで絶対、彼だなと思ったんです。

<strong>──それはやはり空気感なんですかね。</strong>

<strong>篠田</strong>　そうですね。多分、ヒップホップはヒップホップでやってる人が突き詰めてるエンジニアリングのテクニックとかがあって、低音に対する考え方、キックとかベースに対するミックスの考え方が、全然違います。そこはやっぱり現行のヒップホップとかR&Bの低音、電子音楽とはまた違う低音の作り方だと思っていて、そこがわかってる方がいいなと。

<strong>──May J.さんはオリジナルのR&Bでデビューされたので、やはりそこにこだわりがあったんだなと、今回の「DarkPop」で思ったんです。</strong>

<strong>May J.</strong>　ああ、ありますね（笑）。あの時はまだ18歳だったので、自分が伝えたいこと？　っていうのはそれまでの人生の中ではなかなか難しかったんですけど。今回、その音楽性の中で、今伝えたいこととしてアップデートできたと思います。だから、<strong>ある意味、原点回帰してるんですけど</strong>、今じゃなきゃできないことなのかなっていう風には感じました。

<strong>──そういう意味でも附に落ちて。</strong>

<strong>篠田</strong> 良かったです。なんかポカンとされそうで（笑）。どっちに対してもポカンてされそうって。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141125/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-5.jpg" alt="May J. × 篠田ミル" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-403679" /></div>

<h2 class="fade-up">飽くなき追求と新たに見据えるコラボ</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──そして第3弾の“DRAMA QUEEN”がリリースされますが、この曲は“Can’t Breath”とテーマ的につながってますか？</strong>

<strong>May J.</strong>　つながってます。例えていうなら、「それ違うよ」とか、「何だよ」って思った時に反論をツイッターで書きたくなるよね？（笑）　でも、これツイートしたらダメだな、ってお蔵入りしたものがいっぱいあって、それを歌にしました。自分も攻撃したら、もう一緒になっちゃうじゃないですか？　そうはなりたくなかったので。

一番言いたかったのは人のことをヤーヤー言う人って、<strong>まず自分の人生はどうなってるの？　</strong>って聞きたくて。充実してたらわざわざ人の悪口書いたりとか、話したりとかしないじゃないですか。その前に自分の人生をどうにかして、っていう気持ちを一番伝えたかった。

<strong>篠田</strong>　社会的なそういう誰かをサンドバッグにしなきゃいけない状態、その人たちを追い込んでる社会の構造というか、コミュニティのなさとか、包容力のなさを解決しないといけないですよね。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>May J. - DRAMA QUEEN</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/tFuO7uENEr4" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>
<strong>──第4弾で大きなテーマが来そうですね。タイトルが“Love & Hate”だし。</strong>

<strong>May J.</strong>　最後は<strong>Black Lives Matter</strong>のことを歌いましたね。ちょうど書いた時期にずっとニュースになっていて。私自身、当事者じゃなくても「なんだ？」って思うことだったんですね。「もうこれ、やめない？」っていう。その自分の心の声を曲にしたんですけど。なんかBLMの素晴らしいところって、当事者じゃない周りの人も一緒に声をあげて助け合うところかなと思いました。

日本にいる私たちもこれからはそういう風にチェンジしていけたらいいことだなと思ったんですよね。やっぱり周りの人と合わせる美徳を学んできてるので。それがでも少しずつ最近、その壁が壊れてきてる感じはあるので、改めてメッセージとして伝えたかったんですね。

<strong>篠田</strong>　実は昨日までトラック直してたんですけど。

<strong>May J.</strong>　多分一番ミルくんぽい。一番、ぶっ飛んでるかな。どう？（笑）

<strong>篠田</strong>　最初、トラックは無難な暗い曲だったんです。でもなんか置きにいってんなって（笑）。MayさんもBlack Lives Matterのことに関してスピークアップしてるし、もうちょっと自分もやんなきゃって気持ちで。

レコーディングした後になってから、「いやー……」と思って。歌を入れた後ですね。一昨日ぐらいまでやってたんで、今、ミックスに出してる途中なんですけど。

<strong>──お互いに鼓舞し合ってますね。</strong>

<strong>May J.</strong>　うん。「<strong>ミルくんやっちゃえ！</strong>」って（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141131/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-6.jpg" alt="May J. × 篠田ミル" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-403680" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──聴いてて「おお！」と思ったんですけど、どうしてもローの部分って、サブスクやテレビから聴こえてくるときに乗りづらいので避けがちで、上物で上げてってことが現在のチャートミュージックであると思うんですけど、歌を録ってミックス前に「やっちゃいなよ」って言われて変更されたと。</strong>

<strong>May J.</strong>　最初は全然違う曲調だったんです。

<strong>篠田</strong>　アンビエントR&B、トラップ調、ありがち、みたいな（笑）。暗い、チルい、みたいな。その時より確かに音数は減ってるっちゃ減ってる、ミニマムになってる。それは自分自身の成長もあって、こうしてMayさんと歌ものを作る機会があって、歌に対してどう当てていくか？　っていう技術的な試行錯誤をちょっとずつしているから、その学びもあるんです。本当に一流の方とくらべたらまだまだなんですけど。

でもローに関しては、自分がクラブミュージックカルチャーの中にいて、もうほんとに<strong>でっかいサウンドシステムで浴びるロー</strong>が大好きなので、まぁJ-POPのルールとかわからないし（笑）。今の子、ちゃんとAirPodsで聴いてるし。AirPodsってすごく低音出るんで、「知らん」と思って（笑）。

<strong>──それでよりソリッドな印象で、畳み掛ける「あ、yahyel」って印象になりましたね。</strong>

<strong>篠田</strong>　いろんな人の話聞いても、日本のメジャーのシーンのミックスとかマスタリング出すと、低音に対する考え方が違って、やっぱり削られちゃうって話はよく聞きます。

<strong>May J.</strong> 　Spotifyで、J-POPと海外のR&Bをミックスして聴くと、全然音が違いました。<strong>今までそれが私もすごく気になってたんですよ</strong>。電圧の違いなのかな？　とか、そもそもの声の音圧も違うし。アリアナとかこんな小さな声で歌ってるのにすごいインパクトがあるし、なんで日本でできないんだろう？　とずっと思ってたんですけど、ミルくんとAtsu Otakiくん(EVOEL STUDIO)のミックスが全部それを叶えてくれて。

<strong>篠田</strong>　うわ〜（嬉）。

<strong>May J.</strong>　「<strong>日本でできるんじゃん</strong>」って（笑）。

<strong>──何年か前だったら一緒にやらなかったであろう人同士がケミストリーを起こしてますね。</strong>

<strong>篠田</strong>　なんかこういう並び、他所でももっと増えて欲しい。こういう感じ、「そことそこ？　面白い！」みたいな。

<strong>──新たに増えることが大事だし、影響がある気がしますね。今、篠田さんがおっしゃったように、また違う座組みで一つの動きみたいになっていくと面白いし。</strong>

<strong>篠田</strong>　なんかちょっと感じるんですよね。宇多田さんと小袋さんもそうだし。青山テルマちゃんがAisho（Nakajima）くんとかとやってみたりとか。アイナ・ジ・エンドさんと三船さんとか。

でも、まだまだお互い伸び代があるので作り続けていきたいけど、多分ゴールとしてはMayさんがめっちゃ成長していって、「じゃあ私こういうことやりたいから、今回お前」みたいに、別のプロデューサーが呼ばれたりとか（笑）。今回はこいつとこいつ、みたいな。そうなっていけば面白いなと。

<strong>──ジャンルは違うけど、テイラー・スウィフト（Taylor Swift）みたいな作り方とか。</strong>

<strong>篠田</strong>　そう。テイラーの『<strong>folklore</strong>』もすごく触発されましたね。だから、Mayさんと僕だけがやるんじゃなくて、なんか自分より若いプロデューサーとかも引っ張ってこようと思ってて。<strong>Lapistar</strong>くんていう、トラックメーカーがいて。彼はすごいR&Bが得意な方なんですけど、20代前半とかなのかな？　Daich Yamamotoさんの釈迦坊主との曲（“Simple feat.釈迦坊主“）とか作ってたり。そういう子をどんどん引き入れて。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Taylor Swift - folklore</strong></p>
<iframe src="https://open.spotify.com/embed/album/2fenSS68JI1h4Fo296JfGr" width="700" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>May J.</strong>　今話してたLapiくんだったりとか、それこそラッパーと作りたい曲もありますし、Daichiさんとかできれば楽しいし、Aishoくんもやりたいね。

<strong>篠田</strong>　Mayさんに男性の声が絡むのは聴いてみたい気がします。プロデューサーが僕一人でやり続ける楽しみもあるんですけど、海外のプロダクションとか見てるとチームでやってる面白さもあるなと思ってて。<strong>チームMay J.（笑）</strong>。

<strong>May J.</strong>　今回実は裏テーマで「<strong>3.0</strong>」っていうのがあって、May J.の軌跡の「１.0」がR&Bの初期の頃で、「２.0」がJ-POPの時代で、「3.0」が今のこの「DarkPop」の感じっていうイメージ。今はMay J.と「DarkPop」のMay J.が別々なんですけど、いずれはここが一つの線に繋がっていってくれたらいいなと思ってます。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/08/15141120/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-4.jpg" alt="May J. × 篠田ミル" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-403678" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 石角友香
Photo by Maho Korogi</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up">
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/15171203/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-09.jpg" alt="may-j-yahyel-shinodamiru" width="1440" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-403743" /></div>
<p><strong>May J.</strong>

May J.（メイジェイ） 日本、イラン、トルコ、ロシア、スペイン、イギリスのバックグラウンドを持ち、幼児期よりダンス、ピアノ、オペラを学び、作詞、作曲、ピアノの弾き語りをもこなす。圧倒的な歌唱力とパワフルかつ澄んだ繊細な歌声、そして前向きでポジティブなメッセージが共感を呼び、幅広い世代から支持を受けている。 2006年ミニアルバム「ALL MY GIRLS」でメジャーデビュー。 記録的な大ヒットで社会現象にもなった、2014年公開のディズニー映画「アナと雪の女王」の日本版主題歌（エンドソング）を担当。 同年の第65回紅白歌合戦に初出場。 2015年1月には自身初となる、日本武道館の単独公演を開催。

<a href="https://www.may-j.com" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Official HP</a>｜<a href="https://twitter.com/MayJamileh?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/mayjamileh/?hl=ja" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/15171212/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-11.jpeg" alt="may-j-yahyel-shinodamiru" width="1920" height="1273" class="alignnone size-full wp-image-403745" /></div>
<p><strong>yahyel</strong>

2015年東京で結成。池貝峻、篠田ミル、大井一彌、山田健人の4人編成。エレクトロニックをベースとしたサウンド、ボーカルを担当する池貝の美しいハイトーンボイス、映像作家としても活躍する山田の映像演出を含むアグレッシブなライブパフォーマンスで注目を集める。2016年、ロンドンの老舗ROUGH TRADEを含む全5箇所での欧州ツアー、フジロックフェスティバル〈Rookie A Go Go〉ステージへの出演を経て、11月にデビュー・アルバム『Flesh and Blood』を発表。翌2017年には、フジロックフェスティバル〈Red Murquee〉ステージに出演、さらにWarpaint、Mount Kimbie、alt-Jら海外アーティストの来日ツアーをサポートし、2018年3月に、さらに進化した彼らが自身のアイデンティティを突き詰め、よりクリアで強固なものとして具現化することに挑んだセカンドアルバム『Human』をリリース。その直後のSXSW出演を経て、フランスのフェス、韓国・中国に渡るアジアツアー、SUMMER SONICなどに出演。同9月にはシングル「TAO」をリリース。楽曲、ミュージックビデオの両方を通じて、yahyelの芸術表現が完全に別次元に突入したことを証明した。同じく11月には水曜日のカンパネラとのコラボ楽曲「生きろ」をリリース。2019年には再びSXSWに出演、数多くの海外メディアに紹介されるなど、ますますグローバルな動きを見せている。

<a href="http://yahyelmusic.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Official HP</a>｜
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</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/15171207/interview2107-may-j-yahyel-shinodamiru-10.jpg" alt="may-j-yahyel-shinodamiru" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-403744" /></div>
<p class="text">DRAMA QUEEN
2021年7月14日
May J.</p>

<a href="https://qetic.co.jp" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

</div>
<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/music/bim-yogee-new-waves/401333/</guid>
		<title>ライブレポート：WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves━━生活と分かち難いライブの喜び</title>
		<link>https://qetic.jp/music/bim-yogee-new-waves/401333/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/bim-yogee-new-waves/401333/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 28 Jun 2021 09:00:20 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>2021年6月4日（金）に開催されたWWWの10周年記念イベントで、BIMのバンドセット、Yogee New Wavesの2マンが実現した。チケットはもちろんソールドアウト。配信なしで行われた甘美な一夜の様子をライター・石角友香によるレポート、Ray Otabeの写真とともに振り返る。</p>
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<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24223750/music210624-bim-yogee-new-waves-10-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24223750/music210624-bim-yogee-new-waves-10-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24223750/music210624-bim-yogee-new-waves-10.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>2021年6月4日（金）に開催されたWWWの10周年記念イベントで、BIMのバンドセット、Yogee New Wavesの2マンが実現した。チケットはもちろんソールドアウト。配信なしで行われた甘美な一夜の様子をライター・石角友香によるレポート、Ray Otabeの写真とともに振り返る。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">Live Report：
WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/24211655/music210624-bim-yogee-new-waves-1.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="2000" height="1333" class="alignnone size-full wp-image-401334" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>久々に2マンライブの醍醐味を存分に堪能した。WWW 10th Anniversary企画のBIM（バンドセット）とYogee New Wavesだ。熱心なリスナーたちにとって、オープン当時から現在に至るWWW主催のライブは、生活と分かち難い存在だった時期がきっとあるだろう。

WWWのサイトから引用させてもらうと、「Yogee New Wavesは新世代アーティストにフォーカスしたイベント＜NEWWW vol.1＞への出演から、リリースパーティーやワンマンライブの開催、WWW Xオープニングシリーズ出演、BIMは所属するTHE OTOGIBANASHI’Sでのワンマンライブ、WWW Xのプレ・オープンイベントへの出演、ソロ名義でもワンマンライブ開催や多数の出演」とある。自分自身、Yogee New Wavesは2015年4月の＜7inch『Fantasic Show／Climax Night』Release Party!!」＞（オープニングアクトにnever young beach、ゲストが森は生きている）など、その後を予感する共演を目撃してきたし、THE OTOGIBANASHI’Sには2016年11月のWWW6周年のイベント（共演はD.A.N.、Campanella、STUTSら）で、従来のラップとは違う文脈に遭遇した記憶がある。すでにその頃からポスト・ジャンル的な交差は始まっており、最初の目撃者になりうる一つの場所がWWW主催イベントなんじゃないだろうか。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/24211700/music210624-bim-yogee-new-waves-2.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="2000" height="1333" class="alignnone size-full wp-image-401335" /></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>今回の2マンも音楽が示す時代の交差点を実感できるものだった。Yogee New Wavesの竹村郁哉（ボン）は、BIMが木村カエラとコラボした“ZIG ZAG feat.BIM”でギターを弾いているほか、現在のBIMバンドのメンバーでもある。BIMのライブメンバーには、お馴染みのdoooo（DJ）、DJ ZAIに竹村郁哉（Gt）、Shingo Suzuki（Ba／Ovall）、kanno So（Dr／BREIMEN）、村岡夏彦（Key）という、どのプレイヤーからも目が離せない布陣だ。加えて、Yogee New Wavesの角舘健悟がボーカルで、ボンがギターでVaVaの“星降る街角”（2019年）に参加している流れもある。THE OTOGIBANASHI’Sはもちろん、VaVaが手がけたサニーデイ・サービスの“Tokyo Sick feat.MARIA”のリミックスについても特筆すべきだろう。

さて、前置きが長くなってしまった。60sのアメリカンポップスやレゲエがBGMに流れる会場は、湿度100%の会場外とは別世界の趣き。先行はBIM。バンドが音を出した瞬間から、生音のバランスの良さにやられる。ジャケット着用のおめかしバージョンのBIMは“Cushion”を1バースキック、「調子どう？」とフロアに声をかけると、それぞれの立ち位置から手が上がり、拍手が起こる。小気味いいボッサ調のカッティングが聴こえると抑えきれない小さな歓声が上がる“Veranda”。バンド・アレンジでも緩急の抜き差しは計算されていて、BIMの叙情味のあるラップを邪魔しない。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24213725/music210624-bim-yogee-new-waves-5.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="2000" height="1333" class="alignnone size-full wp-image-401341" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24213713/music210624-bim-yogee-new-waves-2.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-401338" /></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>「おしゃべり割と得意なんですけど、今日は曲をいっぱいやるってことで」と、音源ではkZmとダブルになっているバースをバリトンボイスで聴かせる“One Love”。裏拍のビートはそのままに、ギターリフと鍵盤でAOR寄りのムードさえ感じさせる。続く“想定内”もジャジーなピアノもハマってメロウだ。ファンクネスを感じる“Tokyo Motion”まで、ほぼ一気に5曲。これ、もう今のコンテンポラリーミュージックじゃないですか？ 都市の音楽代表じゃないですか？　誰かに同意してもらいたくて堪らない気持ちになってしまった。

一転、パーソナルな新曲“吐露ノート”は元のトラックのイメージを生のリズムにも置換。素朴なような白昼夢のようなメロディとリゾーティーなギター。本当に思ってることは身も蓋もないことはない。BIMが信頼されているのはそのワードセンスと情景の切り取り方なんだと思った。“KIRARI Deck”、“BUDDY”が続くと、現代のジュブナイル小説に聴こえたりも。なるほど、そういう部分でYogee New Wavesと共振する部分があるのかも、と遅ればせながら気づく。生ピアノのリフが牽引する“Bonita”はもはやネオソウル。もちろんいい意味で、だ。

本番直前に買ったというハットをフロアに投げ、案の定、他にも「ジャケット〜！」「サングラス〜！」とリクエストされるが「（サングラスが）ないと誰かわかんないでしょ。タモさんスタイルだから」の一言に笑いながら納得。ラストに“WANTED”を置いたのも改めての意思表明に感じた。が、何よりブルージーな竹村のギターソロが映える曲だったからかもしれない。初めて体験したバンドセット、これはクセになりそうだ。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24213721/music210624-bim-yogee-new-waves-4.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-401340" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24213730/music210624-bim-yogee-new-waves-6.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="2000" height="1333" class="alignnone size-full wp-image-401342" /></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>コロナ禍の2マンでは転換時も人の移動が少ない。立ち位置が確保できているせいもあるだろう。ちょっと不思議な光景ではあるけれど、習慣化した2マン・イベントとは違う空気が確実にある。

後攻はなんと、この日が今年初めてのライブだというYogee New Waves。暗転し、角舘と竹村のブライトなアルペジオが鳴り、おなじみのネオン管が灯ると一気にムードは夏。“Summer of Love”での幕開け。ひとつひとつの音が染み渡る。2曲目にはギター2本の絡みがユニークな新曲をセット。Yogee New Waves的解釈の新たなフォークミュージックと呼べそうな曲のタイトルは“You Make Me Smile Again”というそうだ。オチサビの転調もグッときた。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24214848/music210624-bim-yogee-new-waves-3.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-401347" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24215519/music210624-bim-yogee-new-waves-4-1.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="2000" height="1333" class="alignnone size-full wp-image-401348" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ダブルヘッダーの竹村のワウカッティングが輝く季節に誘う“Can You Feel it”の冒頭で、角舘が「今日はMCしないからジェットコースターだ。楽しんでください」と一言発すると、フロアも歓喜の拍手。彼のボーカルも有観客のライブが久しぶりとは思えない伸びの良さ。以前よりまっすぐ届いているぐらいだ。

ストロークのセッションから“Climax Night”のキックが入って、軽くどよめきが起こる。リフのあり方もどんどん更新され、ベースラインもグッと太くなったこの曲が明るい色気を増すのも当然で、これまでそんな印象はなかったのだが、どこかスライ＆ザ・ファミリーストーンの“ファミリー・アフェア”っぽいタメやグルーヴを感じた。そしてまた新曲。往年の山下達郎を思わせるシュアなリフとカッティングが、洗練と演奏の熱量を同時に表現しているような感じ。Aメロに少し辛辣さを感じる歌詞が聴き取れたのだが、果たしていかに。

ギター2本のユニゾンも音の良さで幸せになれる“Fantasic Show”。いい曲を作り、磨き上げここまできた自信と、久しぶりのライブの高揚。クラップを促す角舘のスタイルがソウルマンばりの堂の入ったものだったのは新鮮な発見だった。いつまでもこのグルーヴに揺られていたい、水を得た魚はステージ上だけじゃなく、フロアも同様だ。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24214423/music210624-bim-yogee-new-waves-5-1.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-401344" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24214428/music210624-bim-yogee-new-waves-6-1.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-401345" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>“Fantasic Show”に続き、“Ride on Wave”がスタート。その終盤には、角舘の「今日はありがとう、BIMくんありがとう。WWWにもありがとう、マスクして見てくれたみんなにもありがとう。こんな時代に会えたことが奇跡かもしれない〜♪」と節をつけたMCも。ゴージャスなショーの終わりのような丁寧なエンディングは魔法が解ける合図のようでもあったが、彼らの楽曲への愛を感じるアレンジでもあった。

アンコールの“How Do You Feel？”も含め、代替不可能なこのバンドのロマンとストイシズムに改めて酔った。45分の持ち時間を音楽そのもので満たした両者。お互いの関係性を言葉にするより、今は1曲でも多く演奏したいーーこの2マンの必然はそういうところだったんじゃないだろうか。ここにいた誰もが2021年のこの日を忘れないだろう。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24215616/music210624-bim-yogee-new-waves-3-1.jpg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="2000" height="1333" class="alignnone size-full wp-image-401349" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 石角友香
Photo by Ray Otabe</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/24222140/music210624-bim-yogee-new-waves.jpeg" alt="WWW 10th Anniversary BIM × Yogee New Waves" width="1280" height="1600" class="alignnone size-full wp-image-401350" /></div>

<p class="text">2021.06.04（金）
OPEN 17:00 ／ START 18:00</p>

<p class="text">LINE UP：BIM（BAND SET） ／ Yogee New Waves（AtoZ）
※BIM（BAND SET）：DJ doooo ／ DJ ZAI ／ Gt. Fumiya Takemura（Yogee New Waves）／ Ba. Shingo Suzuki（Ovall）／ Dr. So Kanno（BREIMEN）／ Key. Natsuhiko Muraoka</p>

<p class="text">Flyer Design：Toru Kase</p>

<a href="https://www-shibuya.jp/schedule/013547.php" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">WWW</a><a href="https://www.summit2011.net/bim/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">BIM</a><a href="http://yogeenewwaves.tokyo/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">YOGEE NEW WAVES</a>

</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>宇多田ヒカルのMVの世界観が銀座に出現！＜「PINK BLOOD」EXHIBITION＞イベントレポート</title>
		<link>https://qetic.jp/column/hikaru-utada-pink-blood/398954/</link>
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		<pubDate>Wed, 09 Jun 2021 09:00:44 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>宇多田ヒカルの新曲“PINK BLOOD”のリリースとMV公開を記念した展示会＜宇多田ヒカル「PINK BLOOD」EXHIBITION＞が６月５日から６月18日までGinza Sony Parkで開催中。撮影で使用した舞台セットや衣装、ジャケット写真を手掛けたTAKAY氏による展示やフォトブースなど、MVの世界観が多角的に体感できる展開に。楽曲から拡張し、再び楽曲に帰着する──またとない体験をレポートする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172717/column210604_hikaru-utada-pinkblood-02-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="hikaru-utada-pinkblood" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172717/column210604_hikaru-utada-pinkblood-02-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172717/column210604_hikaru-utada-pinkblood-02.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>ポップシーンのトップランカーが毎回、ラディカルなアプローチと人間の存在の深淵に触れる楽曲を送り出すこと──<strong>宇多田ヒカル</strong>のここ数年の境地にはある種の畏怖さえ感じてしまう。

NHK・Eテレで好評OA中のアニメ『<strong>不滅のあなたへ</strong>』（大今良時原作・「週刊少年マガジンにて連載中」）の主題歌としても話題の“<strong>PINK BLOOD</strong>”。アニメのティザーが公開されたタイミングからざわついていたこの楽曲がついに６月２日からデジタルシングルとして配信がスタート。同時にYouTubeでプレミア公開されたミュージックビデオはじっくり作り込まれた示唆的な内容。公開から5日ですでに300万回再生に迫る勢いで、世界からコメントが寄せられ、ファンの間でシーンと歌詞の相関について考察が交わされている。

この“PINK BLOOD”のリリースとMV公開を記念した展示会＜<strong>宇多田ヒカル「PINK BLOOD」EXHIBITION</strong>＞が６月５日から６月18日まで<strong>Ginza Sony Park</strong>で開催中。会場ではCreative Lab.TOKYOの<strong>谷川英司</strong>氏がディレクションしたMVを大画面で鑑賞できる他、撮影で使用したキャンドルオブジェの舞台セットや、衣装３点、ジャケット写真を手掛けたフォトグラファー<strong>TAKAY</strong>氏による高画質な大判プリント、さらにはアーティスト写真の撮影で使用された鏡を使ったフォトブースが設置されており、MVの世界観が多角的に体感できる展開に。

さらに、今年９月をもって解体されるソニービルの躯体だからこそ実現できた空間としての没入度も特筆すべき点だろう。楽曲から拡張し、再び楽曲に帰着する──またとない体験をレポートする。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07123557/column210604_hikaru-utada-pinkblood-017.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-399119" /></div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">EVENT REPORT：
宇多田ヒカル「PINK BLOOD」EXHIBITION
</h2>

<div class="text-box fade-up">
<p>では具体的に展示の内容を見ていこう。銀座駅から直結したGinza Sony Parkの漆黒の空間。光や靴音を吸収する壁面と床がすでに没入体験のとば口に立った印象である。

<div class="separator"></div>

<strong>キャンドルオブジェや森を模した哲学的な撮影セット</strong>

入場してすぐ目に入るのがキャンドルオブジェの舞台セットだ。MVの中では《<strong>あなたの部屋に歩きながら 床に何個も落ちる涙</strong>》というリリックの箇所のみに贅沢に使用されていることで、強く印象に残るのだが、全体的にモノトーンの映像の中で、一瞬の暖色と火というエレメントが、リリックの情動とリンクしているようにも思える。加えて一見、鳥籠のような形状にも何か示唆を感じてやまない。

また、会場全体の装飾も手掛けている「<strong>花屋西別府商店</strong>」による、MVでは冒頭から重要なシーンを演出している森を模した土や植栽の再現度も素晴らしい。タイトルのリフレインのイントロなど、いくつかのシーンに登場するが、この楽曲の核にある“他の誰でもない自分の価値観”を自然界に溶け込むようなシチュエーションで見せられると、宇多田ヒカルの現在地と監督の解釈の符牒に深く感銘を受ける。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07123006/column210604_hikaru-utada-pinkblood-014.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-399111" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07123017/column210604_hikaru-utada-pinkblood-015.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-399112" /></div>


<div class="text-box fade-up">
<p>
<strong>精神と肉体性を示唆する３つの衣装</strong>

セットやポートレートとも関連してくるのだが、敢えて衣装にフォーカスしてみると、また見えてくるものがある。監督の谷川氏からスタイリストの<strong>山田直樹</strong>氏が依頼を受けた３点の衣装の中でも、白いドレスは「近代的にも古典的にも見えるような、不変的で時代を感じないもの」であり、インスピレーション源は「<strong>カラヴァッジョの宗教画のような世界観を読み解いた彫刻像</strong>」だという。宇多田ヒカルの白いドレスは『初恋』でも記憶に新しく、最も自分自身を表現することに適ったメタファーなのかも知れない。しかも肉眼で見ると、まさに彫像的な仕上がりを実感できる。

真っ黒な水面に横たわり、周りの女性たちも含めて、肉体とともにグルーヴを生み出しているような黒ラバーの衣装。白いドレスとはテクスチャーは対照的だが、風の中に立つ超然としたそれと、フィジカルの強さや熱を感じる黒ラバーは彼女の分かち難い精神と肉体を可視化した印象を受けた。

また、冒頭から強い印象に残る、自然の中に横たわる彼女が着用している衣装は“植物の衣装”としか形容しがたい。MVでは土や植物に半ば埋もれていてはっきり見えなかったが、蜘蛛の巣のようなオリジナル生地と実際の植物を10層以上重ねた繊細なもの。現実にはおそらく体感できない、自然への帰還のイメージと、《<strong>誰にも見せなくてもキレイなものはキレイ</strong>》というリリックの持つ究極の意味が響き合うようだ。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172725/column210604_hikaru-utada-pinkblood-04.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398959" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172808/column210604_hikaru-utada-pinkblood-012.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-398967" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172756/column210604_hikaru-utada-pinkblood-010.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-398965" /></div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>ハイクオリティな画質と見せ方で暗闇の中、存在感を示す撮り下ろし写真</strong>

彫刻のような彼女の顔をモノクロームの光と影で捉えたジャケット写真と、何層にも重なる奥行きのあるミラーを使ったアーティスト写真で、新しい側面を見せてくれた“PINK BLOOD”。これらを手掛けたのは2018年のアルバム『<strong>初恋</strong>』での一連の写真でもお馴染みの世界的フォトグラファーTAKAY氏。今回のエキシビションでは迫力の大判プリントを高いクオリティで見ることができる。その工夫はプリントに光を当てるのではなく、写真そのものが暗闇に浮かびが上がるような技術を用いることで、より１点１点の存在感が屹立。

会場にはアーティスト写真が複数掲出されており、中でも円形の可動する白い照明のもとに立つ彼女の凛々しい姿は、この楽曲が伝えるマインドを視覚化したように感じるほど美しい。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07124207/column210604_hikaru-utada-pinkblood-019.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-399131" /></div>


<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172815/column210604_hikaru-utada-pinkblood-013.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-398968" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07124020/column210604_hikaru-utada-pinkblood-018.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-399130" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p>
<strong>ミラーに映るアーティスト写真撮影を擬似体験できるブースも設置</strong>

エキシビションでの体験型の展示が、実際の撮影でも使われた鏡を使ったフォトブース。会場スタッフが撮影したデータをスマートフォンで受け取ることが可能だ。アーティスト写真やMVでのシーンを真似るのもいいし、“複数の自分”と一人きりで向き合う時間にもなるのではないだろうか。

<div class="separator"></div>

<strong>今、リアルで見た展示の余韻を抱えて見る大画面でのMV視聴</strong>

展示を見てきた最終地点として、エキシビション会場ならではの大画面で“PINK BLOOD”のMVを見ることができる。ベンチも設置されているので、ぜひじっくりオープニングからエンディングまで、じっくりと鑑賞してみてはどうだろうか。作り込まれたセット撮影と、繊細な編集、谷川氏ならではのプログラムも駆使した映像美にも飲み込まれるような没入感が味わえる。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172739/column210604_hikaru-utada-pinkblood-07.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398962" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172712/column210604_hikaru-utada-pinkblood-01.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398956" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172749/column210604_hikaru-utada-pinkblood-09.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398964" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p>最後に谷川氏がこのMV制作に寄せた<strong>コメント</strong>を記載しておこう。

<blockquote>「“PINK BLOOD”を初めて聴かせてもらった時に感じた『<strong>現代に生まれる讃美歌</strong>』のようだ、というファーストインプレッションを大切にしながら、『成長』とは、アイデンティティと向き合い、自問・自覚・葛藤しながら、自己を形成するプロセスの新たなステージへ向かう事であり、つまりは、それが大人になるという事である、という概念を、全体を通してそこはかとなくでも感じてもらえれば幸いです。時代に左右されない、強いMVができたと自負しております」</blockquote>

エキシビションを鑑賞した上で“PINK BLOOD”を聴くと、数多のクリエーターの創造意欲の中でも純度の高い成分を引き出す楽曲であることに気づく。この曲に過剰な演出はいらないのだ。

音楽的には昨年の“Time”や“誰にも言わない”に続く、ビートの細やかなエディット、いわゆるA〜B〜サビ的なフォーマットを逸脱した、どのパートもサビのようでもあり、通底するヴァースのようにも感じられる構成はもはや2020年代の宇多田ヒカルのベーシックとも言えそうである。演奏には『初恋』のロンドン・セッションから馴染みの<strong>Reuben James</strong>（Wurlitzer Piano）、<strong>Jodi Milliner</strong>（Ba）らが担当し、ミックスは<strong>Steve Fitzmaurice</strong>で、宇多田ヒカルとは『<strong>Fantôme</strong>』からの鉄壁のコラボレーションである。

言葉を切りながらフロウに乗せるヒップホップ的な手法と、のびやかなメロディが１曲の中で行き来することもすっかり定着した印象だが、今回、特に自分の価値を人任せにするほど無駄なことはないというニュアンスと、その迫力すら感じるニュートラルな境地へ至った時間──《他人の表情も場の空気も上等な小説も もう充分読んだわ》というフレーズや、ラストの《王座になんて座ってらんねぇ 自分で選んだ椅子じゃなきゃダメ》というくだりにため息と羨望が混じる。

ファンの考察の中には、生きづらさを抱える今の状況に照らし合わせ、《<strong>サイコロ振って一回休め</strong>》、人生の中にはそんな時間も必要だと言われているような気がするというものもある。と、同時に笑顔で未知のどの方向にもまだまだ歩いて行きそうな意思表明にも聴こえる。さらりと強く、かくも音楽的に“PINK BLOOD”はいま大事なことを伝えているのだ。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172721/column210604_hikaru-utada-pinkblood-03.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398958" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172735/column210604_hikaru-utada-pinkblood-06.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398961" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/06/04172800/column210604_hikaru-utada-pinkblood-011.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-398966" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>宇多田ヒカル - PINK BLOOD</strong></p>
</div>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/U_Ry2dM0B34" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Photo by 中村寛史
Text by 石角友香</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">EVENT INFORMATION</h3>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07131412/column210604_hikaru-utada-pinkblood-020.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-399133" /></div>
<p class="name">宇多田ヒカル「PINK BLOOD」EXHIBITION</p>
<p class="text">2021年6月5日（土）～6月18日（金）
11:00～19:00
場所：Ginza Sony Park（PARK B2／地下2階）
東京都中央区銀座5-3-1
※ご来園いただくお客様に密を避けて安心してお楽しみいただけるよう、事前予約制とさせていただきます。予約は6月2日（水）11時より受付開始します。
※園内では感染予防および拡散防止策を実施しております。お客様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。なお、体温が37.5度以上ある場合、体調不良や風邪の症状がある場合、新型コロナウィルス感染症陽性と判断された方との濃厚接触が疑われる場合はご来園をお控えください。
予告なくイベントを休止する場合があります。また、今後の状況によりましては、イベントを中止させていただく場合があります

<a href="https://www.ginzasonypark.jp/program/028/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</p>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/07/07131419/column210604_hikaru-utada-pinkblood-021.jpg" alt="hikaru-utada-pinkblood" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-399134" /></div>
<p class="name">PINK BLOOD</p>
<p class="text">2021年6月2日（水）
宇多田ヒカル
アニメ「不滅のあなたへ」主題歌
<a href="https://erj.lnk.to/TOWEOC" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">配信はこちら</a></p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<title>対談：澤田智洋（『マイノリティデザイン』）×柴田隆浩（忘れらんねえよ）｜負けてる世界は美しい、それを愛して歌うというデザイン</title>
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		<pubDate>Mon, 19 Apr 2021 09:00:52 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>本企画は広告クリエーターでありつつ、マイノリティの意味を別角度から掘り起こし、「ゆるスポーツ」をはじめとする活動が圧倒的に仕事の比重として大きくなった澤田智洋さんが、自身の活動を纏めた著書『マイノリティデザイン』を刊行したことに端を発する。今回、澤田さんの指名で、ミュージシャンの柴田隆浩さんとの対談が実現した。15年以上の付き合いがある二人ならではの、言わずもがななクロストークが炸裂。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114311/interview210419_sawada-main-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="sawada-shibata" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114311/interview210419_sawada-main-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114311/interview210419_sawada-main.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>本企画は広告クリエーターでありつつ、マイノリティの意味を別角度から掘り起こし、「ゆるスポーツ」をはじめとする活動が圧倒的に仕事の比重として大きくなった<strong>澤田智洋</strong>さんが、自身の活動を纏めた著書『<strong>マイノリティデザイン</strong>』を刊行したことに端を発する。が、そもそもマイノリティデザインって何？　マイノリティにフォーカスして仕事になるの？　と疑心暗鬼の人もいるかもしれない。

今回、澤田さんの指名で、ミュージシャンの<strong>柴田隆浩</strong>さんとの対談が実現した。15年以上の付き合いがある二人ならではの、言わずもがななクロストークが炸裂。対談が進むにつれ、柴田さんをマイノリティデザインするとどうなるか？　にまで発展して行くことに。だからこそマイノリティもマイノリティデザインの意味もグッと自分ゴトになるはず。
</p>
</div>

<h2 class="fade-up">対談：
澤田智洋×柴田隆浩</h2>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114219/interview210419_sawada-01.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394517" /></div>

<h2 class="fade-up">「弱い人とか負けてる人にしか見えない景色」</h2>

<div class="text-box fade-up">
<p>久々の再会でもすでに服の<strong>デザインで“会話”</strong>している二人――澤田さんは忘れらんねえよの真逆の“<strong>忘れた</strong>”ロゴプリントのパーカ、柴田さんは知人が小ロットで作り高価になってしまい買い取った解剖医ウィリアム・カウパーをプリントしたスウェット。なんて話が早いんだ……。</p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━今と20代の頃と比べ、“マイノリティ”ってどういう人、もしくは状態なのかについて捉え方は変わりましたか？</strong>

<strong>澤田</strong>　“マイノリティ”って言葉、柴田くん使わないよね。置き換えるとどういう言葉になる？

<strong>柴田</strong>　“弱さ”とか、“負けてる”ってことじゃない？

<strong>澤田</strong>　柴田くんの歌にもよく出てくる「負けてる人」かな、社会の、何らかの観点で。そういう意味では柴田くんもマイノリティ？

<strong>柴田</strong>　そうだね。それで思い出したんだけど、中学時代にスクールカーストがあって、2軍でそれがすごいコンプレックスだった。当時は嫌で、どうにか1軍に上がれねえかみたいなことを毎日考えてたから。

<strong>澤田</strong>　考えるよね、当時はね。

<strong>柴田</strong>　今日は1軍のやつといい感じで喋れたとか、近づきになれたみたいな日があったけど、翌日になるとやっぱ全然仲間になれてなくて、風呂場で髪洗いながら「クソが！」って思うっていう。

<strong>澤田</strong>　その時にもう<strong>忘れらんねえよの原型</strong>ができてた。

<strong>柴田</strong>　もう始まってたんだよね。その後、高校生になって高校デビューして、1軍的なものにいたんだけど、<strong>コンプレックスは消えなかった</strong>。大学生になっても社会人になっても消えなくて、いまだにあるもんね。

<strong>澤田</strong>　高校に入ってバンド始めて人気が出たわけじゃん。

<strong>柴田</strong>　そうだね、それでも全然消えなかった。

<strong>澤田</strong>　小中で受けた傷って引きずるよね。僕も一緒だから。小学校の時に足が遅かったから、クラスメイトの足が速い子にイラっとして。足が速いからって言って年収高くなるわけじゃないってずっと思ってた（笑）。なんでそれでモテるんだろうなって。いまだにそれ引きずってるけど、これってみんな消えないのかな。

<strong>柴田</strong>　どうだろう、消えてる人が多い気がするけど、消えてるようでうまく隠してんのかね。

<strong>澤田</strong>　蓋してるのかな。でも消せないのって大事だよね。

<strong>柴田</strong>　大事大事。それがエンジンになってるし。

<strong>澤田</strong>　でも、僕は息子が生まれるまでは蓋をしてたからね（＊）。その弱さに対して、なんか強く生きなくちゃいけないんだろうなみたいに思っていた。だけど、障害のある人に会いに行ったら、車椅子とか補聴器とか、ある意味での“弱さ”が目の前にあるから。

※澤田さんの息子さんは先天性の視覚障害を持つ

<strong>柴田</strong>　目に見える形だもんね。

<strong>澤田</strong>　そうそう。そうすると、会って5分後くらいに悩みとかを打ち明けてくれる。車椅子の友人がラーメン屋入ろうとしたんだけど、狭い店で入れなくて拒否されて、食べられなかったんですみたいな。うまいラーメン屋ほど狭いんですって聞いて、知らなかったなってなったよ。

<strong>柴田</strong>　それ言われないとわからないもんね。

<strong>澤田</strong>　言われたら、親身になる。知り合いのラーメン屋に今度お願いして、開店前だったらいけるんじゃないかなとかみんなで作戦会議して。“弱さ”ってこんな周りを熱くさせるんだなって。

<strong>柴田</strong>　だから<strong>弱い人とか負けてる人にしか見えない景色</strong>とかを見てるよね。みんな気にしなかったのに、「実は俺すげえ気にしてんすよ」みたいな。気にしてるで言うと、俺は飲み会とかで「乾杯する時」に緊張してる、というか意識を集中させてる。

<strong>澤田</strong>　仲間内でも？

<strong>柴田</strong>　そう。カチンって合わせない人が出てはいけないっていう緊張感。結構合わせられない時とかあって、俺そんな重要視されてないのかってすごい気にするの。

<strong>澤田</strong>　寂しいもんね、透明人間になっちゃうもんね。

<strong>柴田</strong>　そう、それ歌にもしちゃってて。“君は乾杯のとき俺とだけグラスを合わせなかった”っていう。好きな子とかちゃんとやってくれるかなとか。だから…マイノリティデザインですね。

<strong>澤田</strong>　ちょっと違いますね（笑）。うそうそ。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>忘れらんねえよ『君は乾杯のとき俺とだけグラスを合わせなかった』Music Video</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/sLSa6zUajgY" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114250/interview210419_sawada-07.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394523" /></div>

<h2 class="fade-up">「作為的なものはウケない」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>柴田</strong>　例えば、よく東大のいけてる人とかに対して「お前苦労してねえんだろ」とか言う人いるけどさ。でもしてるんだよね、一回くらいはこっぴどい振られ方とかしてるし。芸能人とか美人な人とかさ、「どうせフラれたこととかねえんだろ。痛みとか知らねえんだろ」とか思ってたけど、きっとあるんだよね。そういう人も自殺したりとかするでしょ。<strong>きっと負けた経験はみんなあるんだなって</strong>。

<strong>澤田</strong>　負けた過去の自分を葬り去っているだけだよね。それか、あくまで地下室に閉じ込めてる。だけど、そういう人ほど、だれかの傷や痛みを知らないうちに土足で踏みにじってることがある。

<strong>柴田</strong>　澤田くんの本で、スポーツ業界のお偉いさんに対して怒っていたよね。そういう人たちってひどいの？

<strong>澤田</strong>　ゆるスポーツの話だよね。スポーツができない人と新しいスポーツをつくってるんだけど、偉い人から「全人類が楽しめている完成されたスポーツををいじるな」みたいに言われたことがあった。今日本人の45%はスポーツしてないのに。

<strong>柴田</strong>　すごく取り損ねてるよね。しかも、スポーツで偉くなった人なんて、要は勝ち続けた人だからね。基本勝ちが多いよね。

<strong>澤田</strong>　だから、僕がスポーツ嫌いです、苦手ですって言うと、「えっ、そんな人いるの？」ってリアクションをされる。

<strong>柴田</strong>　いないわけないよね（笑）。あと、読んでてびっくりしたのが、スポーツのお偉いさんからすると「ゆるスポーツ」とか邪道だみたいに言ってる人がいるとか。

<strong>澤田</strong>　今もいますよ、もちろん。

<strong>柴田</strong>　こんな美しいものでも反感を覚える人がいるっていうのは衝撃を受けたな。

<strong>澤田</strong>　音楽やってるとどうなの？　柴田くんの音楽ってなんか不思議だと思って、タレントの固有名詞が入るじゃない、ベッキーとか。色あせそうだから使わないみたいなことはないの？

<strong>柴田</strong>　俺は使いがちだね。でも割と音楽作ってる人とかミュージシャンとして活動してる人はみんな自由にやっている。こういうのがウケるっていうのをほんとに考えてない。結果考えない方がウケるっていうループになってて、<strong>作為的なものはウケないこと</strong>を経験上みんな知ってる。当てに行くと当たらんのよ。バレるんだよね、お客さんは馬鹿じゃないから。

<strong>澤田</strong>　いきなり変わったなとか思うもんね。

<strong>柴田</strong>　本当に思ってることとかその瞬間言いたいなって思ったことを歌詞にしないと、というかそれ以外意味がないってみんな思ってるから、固有名詞思いついたら出すしかない。俺は思いつきがちなの。そこがウケるかウケないかは、ウケてほしいけど、出てきたから出すしかない。ウケない時も全然あるけど、それも反省点を……とはならない。もうしかたないなみたいな。澤田くんの本読んでると、もちろん広めていかなきゃいけないから作戦みたいなのを立ててるけど、根本はやりたいからやるとか、息子の世界を変えたいからやるみたいなアーティスト的なものを感じて、アートだなって思ったんだよね。<strong>やる理由が自分にある</strong>というか。自分を認めて欲しいからとかじゃなくて、初期衝動。

<strong>澤田</strong>　マーケティングとかしてないからね。
</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114304/interview210419_sawada-010.jpg" alt="sawada-shibata" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-394526" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114244/interview210419_sawada-06.jpg" alt="sawada-shibata" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-394522" /></div>

<h2 class="fade-up">「負けてる世界は美しい、
それを大事にすればいいよって歌うこともデザイン」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━“マイノリティ”に“デザイン”をつけていること、“デザイン”って言葉を使うときに、何を指しているのかというお話を聞きたいです。澤田さんは社会福祉活動を行っているとは思っていない？</strong>

<strong>澤田</strong>　結果として福祉だけど、福祉をやっているつもりはないです。デザインは僕の中で「<strong>再解釈するふるまいや行為</strong>」と定義していて、例えば富士山ってただの土が盛り上がっている物体だけど、誰かが富士山だってデザインしたわけじゃないですか。犬から見たら、ただの盛り上がった土だから。なんで祈ってんのみたいな。

<strong>柴田</strong>　なるほど、見方を変えて価値をつけるってこと？

<strong>澤田</strong>　そう、それが嫌な方じゃなくて、いい方に価値をつけるっていうか。

<strong>柴田</strong>　それは幸せが世界に一つ増えるってことだもんね。

<strong>澤田</strong>　柴田くんは歌詞で負けてる世界は美しいみたいなこと、それはそれで大事にすればいいよみたいなことを歌っている気が勝手にしていて。だから、それもデザインだよね。負けた世界って恥ずかしい、汚点だって思いがちだけど、その解釈も変えてるわけじゃない。それはデザイン行為、デザイナーなんだよ。

<strong>━━活動していく中でも売れてないっていうコンプレックスなどの弱さが積み重なってきたりするんですか？</strong>

<strong>柴田</strong>　そうですね、駆け出しの当時は辛くて辛くて。本当ね冗談じゃなくて病気だったよ、5秒に1回エゴサしてたから。頭痛くなって、疲れ果てるけど寝れないし。澤田くんってそういう時期あった？

<strong>澤田</strong>　もちろんあるよ。有名CMプランナーみたいな人たちに囲まれてた環境で、何かが決定的に違うんだなって。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114258/interview210419_sawada-09.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394525" /></div>

<h2 class="fade-up">「より高く、強く、速く。
その３種類のゲームしかスポーツで測れないのは非人道的」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>柴田</strong>　でも、側から見てて、広告プランナーとしてもイケてるとこにいるイメージだったけど本読んだら違った、辛さは感じてたの？

<strong>澤田</strong>　自分のブランディング、見せ方を工夫していただけなの。だけど15秒の枠にどれだけ情報を収めるかゲームはやっぱり辛かったよ。当時はマスメディア全盛だから、オリンピックで言うと100m走みたいな競技をやっている感覚だった。それに向いてなかっただけ。音楽業界で言う売り上げとかオリコンっていうのが100m走で。みんなが100m走に向いているわけじゃないのに。

<strong>柴田</strong>　みんなと同じレースやらされてたもんね。

<strong>澤田</strong>　そこは向いてない人とかはストレス溜まるし、人格変わってくるよね。「もっと速く走れ」と言われても「向いてないです」って言えない。

<strong>柴田</strong>　言えないよねー、言えない空気あったよねきっと。

<strong>澤田</strong>　<strong>ゲームの数が少ないなって思って</strong>。スポーツで言うと、高い人が勝つか、強い人が勝つか、速い人が勝つかってこれオリンピック憲章に書いてあるんだよね。より高く、強く、速くって。

<strong>柴田</strong>　そこ面白かった。違うんじゃないかって。

<strong>澤田</strong>　それってゲームが少ないんじゃないかって。人間の魅力ってパーマが似合うとか、パーカーが似合うとかもあるから。人の話を聞いて必ず笑ってくれるとか。人が「高い、強い、速い」の3種類のゲームしかスポーツで測れないのってどう考えても非人道的というか。だから、母性がある人が勝つとか、価値基準を増やしてったんだよね。スポーツって競技というゲームはいっぱいあるけど、価値基準で言うと3つのゲームしかないから、もっと色んな勝ち方が見つかるゲームを作ろうってやってるというか。それは服も一緒で、服はSMLしか基本ないけど、人の体が3パターンに分けられるわけないから。

<strong>柴田</strong>　3種類に分けるのは無茶だよね。血液型判断くらいわけわかんない。　

<strong>澤田</strong>　大抵のものを3・4種類の基準にまとめているのが現代社会の構造だからそりゃ生きづらい人多いよね。だけど、<strong>生きづらいのは自分のせいだって思ってる</strong>。そうなると、スポーツ苦手なのも自分のせいだって思ってるしまうけど、<strong>社会とかスポーツに責任があるよねって</strong>。だからスポーツに逆ギレしたっていうか。「あなたの方に、我々へのホスピタリティが足りないでしょう」って。

<strong>柴田</strong>　面白い、そんな奴いなかっただろうねスポーツに。今まで誰にも気付いていない、マジで革命的なことやってるのかもね。

<strong>澤田</strong>　それは自分がスポーツポンコツだったから、できない人の気持ちとかできない人の世界がわかるし、よく見えてるし、いまだに本当に今日の出来事かのように鮮明に記憶を覚えてるから。だったら、その景色を生かして何かやるしかない。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114224/interview210419_sawada-02.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394518" /></div>

<h2 class="fade-up">「柴田くん、“ラブマイノリティ”っていう曲書いてよ」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━柴田さんは自分は“弱い”ということに自覚的だと思いますけど、それを音楽的に活かしている意識はありますか？</strong>

<strong>澤田</strong>　柴田くんはマイノリティとマジョリティ両方の気持ちあるよね。でも一貫してマイノリティに寄り添う。なんかミュージシャンって歳を重ねるごとに主語が大きくなるというか。だけど、柴田くんって歳を重ねても主語が大きくならない。

<strong>柴田</strong>　ずっとちっちゃい（笑）。乾杯の時グラスを合わせなかったとか言ってるから。

<strong>澤田</strong>　踊れひきこもりみたいなことでしょ？　成功するとマジョリティに知らず知らずなっていっちゃうよね。渦に身をゆだねていたら、既得権益っていう中心に知らないうちに辿りつく、みたいな。でもずっとマイノリティ性を維持してるのって、中々できないなって思うけどね。

<strong>柴田</strong>　でも事実、マイノリティだからなんじゃない？　だから、俺がコンプレックスがなくなったりとか、例えばすごい好きな人と結ばれて結婚とかできたら、変わる気もするけど、どうなんだろうね。だから意識的にちっちゃいことを歌おうって思ってるわけじゃなくて……でも思ってるな。どっちもあんだよな、そういう自分じゃないといけないというのもあるし、<strong>事実そういう人物だからそういう歌詞が出てきちゃう</strong>ってことはあるね。だから、恋愛弱者である自分が……。

<strong>澤田</strong>　恋愛弱者……“ラブマイノリティ”っていう曲書いてよ（笑）。

<strong>柴田</strong>　ダセえ（笑）。

<strong>澤田</strong>　どうしようもなさを人に指摘されて怒る人とかいっぱいいるけど、僕は<strong>自分のマイノリティ性を愛している人を愛していて</strong>、「俺ってしょうもないんだよ、あはは」って言える人ってすごい素敵だと思う。

<strong>柴田</strong>　怒る気持ちもわかるしね。でもネタにした方が楽になるもんね。みんな思ったほど気にしてないっていうね。

<strong>澤田</strong>　全然気にしてないし、馬鹿にもしてないし、可愛いと思って言ってるかもしれないし。だから、自分のマイノリティ性を愛した方が楽だし、楽しいよねって、すごい思う。今完全に、強さを伸ばさなければいけないいろんな働き方も含めて、何か作り方も含めて限界が来ている。過渡期だよね

<strong>━━この本で自分への企画書っていうテーマがありますが、柴田さんの場合ラブマイノリティなのだったら、それはどうデザインできるんでしょう。</strong>

<strong>澤田</strong>　たとえば、人は結婚するもんなんだっていう価値観自体が、さっきの話で言うとゲームが少なすぎるというか。でも、独身の人とかすごく増えてる。東京だと男性の未婚率が25%ぐらいで、女性が20%ぐらい。かなりのボリュームゾーンだよね。だけど、それを肯定する動きが少ないから、結婚しない自分に罪悪感みたいなものを持つ。

<strong>柴田</strong>　独身貴族って言葉いいよね、マイノリティデザインなのかな。でもやっぱ独身はやっぱ昔から辛いというか、辛い世界だよね。

<strong>澤田</strong>　でも、やっぱりだれもが結婚しなくちゃいけない空気が居心地悪いよね。

<strong>━━ラブマイノリティを起点としたら、社会をよくできる発明が。</strong>

<strong>澤田</strong>　独身って言葉も、負のイメージがつきすぎているから、新しい概念が必要じゃないかな。ソロ活みたいなのもあんまり……。

<strong>柴田</strong>　寂しげだね、孤高って言っても寂しげだし。ただ、もちろん辛い時や寂しい時ってあるけど、俺一人が好きなんだなって思う。

<strong>澤田</strong>　結婚しても辛い時や寂しい時なんて山ほどあるしね。

<strong>柴田</strong>　だから、どっちが幸せっていうのはないんだけど、やっぱり結婚とかいつかしたいなって思って悲しくなったりする。だけど、確かに良い言葉があったら、自分を肯定できるよね。

<strong>澤田</strong>　もう「ひとりで完結している」っていう概念が必要なのかも。<strong>結婚マイノリティは別にその人が悪いわけじゃない</strong>っていうのが「マイノリティデザイン」の考え方だから。結婚っていう制度しかないのが変でしょっていう。服は3サイズはあるのに、結婚は1サイズしかないみたいなことじゃない。どう考えてもおかしいでしょ。

<strong>柴田</strong>　おおすごい！　俺は今マイノリティデザインされてるんだね。でも嬉しいね。

<strong>澤田</strong>　でもね、障害のある方ともこんな感じで話すの、「ラーメン屋に入れないです」っていうのはラーメン屋が悪いからって。

<strong>柴田</strong>　泣いちゃう人いるんじゃない？　俺ちょっと泣きそうになったもん。わかってくれたって。世界は間違ってんだってちゃんと言ってくれる。

<strong>澤田</strong>　その人が悪いことが一回もなかったね。「僕なんて……」とか「全然社会に適応できなくてダメなんです」ていう障害の人が話してくれた時に、<strong>その人がダメなことは0人だった</strong>。「よく考えてください、悪いのはあなたじゃない、結婚という習慣に新たな一手を加えようよ」って。だから大きく考えないのが一番いいよね。市場がとか、クライアントが、マスがとかじゃなくて。

<strong>柴田</strong>　お前が何思ってんだっていうのが大事だからね。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114238/interview210419_sawada-05.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394521" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114254/interview210419_sawada-08.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394524" /></div>

<h2 class="fade-up">「音楽で食ってく必要ってそもそもあんだっけ？」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>澤田</strong>　だから第三人称以降は廃止していいんじゃないかと思って。僕とあなただけ。第一人称と第二人称だけど世界を構成するみたいな。世界とか社会とか会社とか、第三者みたいな言葉全部廃止したほうがいいじゃないかって。そうしたら仕事とかも、「御社のため」じゃなくて「<strong>あなたのため</strong>」に仕事しましょうってなるから。じゃあ僕は何したいんだろうてってなるから。

<strong>柴田</strong>　「御社のために」って言われるより、「あなたのために」って言われたら全然変わるよね印象。プレゼンの時も全然違いますね。言うほうも「あなたのためにやる」って言ったら裏切れない。かなり責任が生じる。

<strong>━━それは考え方のポイントですね。</strong>

<strong>澤田</strong>　元々社会って言葉も、福沢諭吉が社会って訳したんだけど、その前は仲間とか同胞っていうのも候補に上がっていて、その方がいいなって。社会貢献しようよりも、仲間貢献しようみたいになってたかもしれない。社会が仲間って訳されていたら。そっちの方がいい社会だったんじゃないかって。

<strong>━━社会とか大きな言葉に訳していたのが戦後70〜80年経って今もっとしっくりくる言葉があったんじゃないかっていう感じですよね。</strong>

<strong>澤田</strong>　社会ってちっちゃくていいんじゃない？　みたいな。人間ってダンバー数っていうのがあって、社会を認識できるのは150人くらいまでだから、それ以上になってくると会社とかも結局あの社員誰だっけとかみたいになってきちゃう。昔の村とか120〜150くらいの単位で形成されていたから、みんなのことよくわかるみたいな。それくらいの社会でもともと生きてきたから、脳もそういう構造になっているみたい。それでいいんじゃないかと思う。一億人に向けてとか、100万枚とかって、すごく不自然なことで、CD150枚売れて、その150人がすごく喜んでたら、人間活動としては上がりなんだよね。

<strong>柴田</strong>　全然満足なんだよね。あと、お金もいっぱいあるのは嬉しいんだけど、年収いくらとか前ほど気になんなくなってきた。もっと言うと、周りのミュージシャンもそうなんだけど、「<strong>音楽で食ってく必要ってそもそもあんだっけ？</strong>」って。別に働きながらでいいと思う。

<strong>澤田</strong>　結局僕は本の最後に書いたんだけど、生きる基準を走馬灯に照準すること。走馬灯ってCMみたいだなって思って。生命保険のCMだと、家族の幸せなシーンがギュンッと詰まってるじゃん。あれはもはやフェイクニュースなんだけど、走馬灯ってこんな感じなんかなって思ったら、結局お金持っててウハウハやってるシーンって走馬灯に入ってこない気がして。

<strong>柴田</strong>　入ってこないのかもね。

<strong>澤田</strong>　裕福になっても入ってこないから、本当は幸福にならなきゃいけない。裕福と幸福が今ごっちゃになっているから、みんな裕福ばっか目指すけど、それどんな走馬灯になるのって。

<strong>━━最後に走馬灯の話になるなんて（笑）。</strong>

<strong>澤田</strong>　僕走馬灯めっちゃお勧めしてるんですよね。そうだ、『マイノリティデザイン』を出したライツ社っていう出版社最高なのよ。年に6冊しか出さない。この本もすごい時間割いてくれて、採算合うんですかって。

<strong>柴田</strong>　でもその方が売れるんだろうね。

<strong>澤田</strong>　そう、結果ほとんどヒットしてるんだけど。柴田くんすごく文才あるって話をしたら、小説をよければって。

<strong>柴田</strong>　俺一回ねトライしてみたけど、別にね書きたくなかったんだよね。なんかね、<strong>音楽と酒飲んでればいいかなって</strong>。

<strong>澤田</strong>　でもいい発言だね、そこで偽んないほうがいいね。それがこれからのかっこよさだと思う。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114228/interview210419_sawada-03.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394519" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/19114233/interview210419_sawada-04.jpg" alt="sawada-shibata" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-394520" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 石角友香
Photo by 中村寛史</p>
</div>

<div class="profile">
<h3>PROFILE</h3>
<strong>澤田智洋</strong>
著書『マイノリティデザイン』、『ガチガチの世界をゆるめる』を執筆。福祉クリエイターとして福祉領域のビジネスを手がけ、代表的な活動として世界ゆるスポーツ協会代表として、運動オンチでもできるスポーツを開発し近年注目される人物。そんな澤田氏、実は本業はコピーライターの顔を持つ。それ他、音楽ユニットのプロデュース、近年はゆるミュージックを立上げ新たな楽器づくりを行うなど、活動は多岐に渡る。

<a href="https://twitter.com/sawadayuru?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Twitter</u></a>

<div class="separator"></div>

<strong>忘れらんねえよ（Gt.／Vo.柴田隆浩）</strong>
2008年結成。元気いっぱいの中年がやっているロックバンドです。
2018年5月にベースの梅津が卒業し、柴田のソロ・プロジェクトとして新たなスタートを切る。
2019年12月にデビュー10周年を記念したフルアルバム「週刊青春」リリース。
2020年7月には無観客配信ワンマンライブ『さよならブリッツ - マイナビバイトであざす～！ -』を開催し、
配信ライブならではの演出を多用して大成功を収めた。

<a href="https://www.office-augusta.com/wasureranneyo/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>HP</u></a>｜<a href="https://twitter.com/wasureranneyo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Twitter</u></a>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<p class="name">マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう</p>
<p class="text">澤田智洋
ライツ社

<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BC%E5%BC%B1%E3%81%95%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%9B%E3%82%8B%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%81%86-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%84%E7%A4%BE-%E6%BE%A4%E7%94%B0%E6%99%BA%E6%B4%8B-ebook/dp/B08XM6WL2D?_encoding=UTF8&qid=1617500165&sr=8-1&linkCode=sl1&tag=isegon01-22&linkId=eaf644e197cc82824ab98f775b76dad4&ref_=as_li_ss_tl" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>対談：水野蒼生 × 君島大空｜現代の音楽家が180年前の楽曲を再構築した先にあった奇跡の巡り合わせ</title>
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		<pubDate>Mon, 05 Apr 2021 11:00:39 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>17世紀から19世紀あたりの西洋の芸術音楽、いわゆるクラシック音楽をDJミックスという手法を用い、新しい聴き方を提示。また、ベートーヴェンの交響曲にビートなど現代の音楽手法を導入してリメイクし、オーケストラ音楽のオルタナティヴなあり方を示してきた水野蒼生。今回はシューマンの歌曲“ミルテの花〜献呈“を歌った君島大空との対談が実現。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="904" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111623/interview210405_mizuno-kimishima-main-1440x904.jpeg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111623/interview210405_mizuno-kimishima-main-1440x904.jpeg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111623/interview210405_mizuno-kimishima-main.jpeg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>17世紀から19世紀あたりの西洋の芸術音楽、いわゆるクラシック音楽をDJミックスという手法を用い、新しい聴き方を提示。また、ベートーヴェンの交響曲にビートなど現代の音楽手法を導入してリメイクし、オーケストラ音楽のオルタナティヴなあり方を示してきた<strong>水野蒼生</strong>。

1994年生まれのミレニアルズである彼はクラシックのアカデミックな教育を受け、ザルツブルグ・モーツァルテウム大学オーケストラ指揮、及合唱の両専攻の学部相当を首席で卒業し、欧州各地のプロ・オーケストラも指揮するが「クラシック音楽という大雑把な呼称が嫌い」だという。その証左がDJミックスやリメイク作品でもある。

<strong>オリジナル３作目</strong>となる今回はオペラ、歌曲を再構築し、人の声の可能性を探る。フィーチャリング・アーティストの<strong>小田朋美</strong>（ソロ、DC／PRG、CRCK／LCKS、及びceroなどのライブサポート）、<strong>ROTH BART BARON</strong>の三船雅也、<strong>君島大空</strong>らが目をひく。オリジナリティに溢れ、次代を予見させるラインナップであり、ある種、読者に親しみのある“歌い手”の別の側面が垣間見られる楽しい作品でもある。

今回はシューマンの歌曲“<strong>ミルテの花〜献呈</strong>“を歌った君島大空との対談が実現。名前とジャンルだけを並列すると最も意外なコラボレーションに思えるこの二人がどのような回路で出会ったのか。互いの印象や楽曲のアプローチを通じて、その奇跡を探る。
</p>
</div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：
水野蒼生×君島大空
</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111630/interview210405_mizuno-kimishima-main2-1440x2159.jpg" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" width="1440" height="2159" class="alignnone size-medium wp-image-393204" /></div>

<h2 class="fade-up">超訳を見た時、
『うわ、なんか俺じゃない？』と思った</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━君島さんは水野さんの音楽をご存知でしたか？</strong>

<strong>君島大空（以下、君島）</strong>　僕は少し前から認識をしていて。周りの人に「クラシカルDJがいる」と聞いたんです。それで前のアルバム（『<strong>Millennials -We Will Classic You-</strong>』）をちょっと聴いて「ああ、ヤバいヤツだから聴かないようにしよう」って。正直、「怖い、怖い、怖い」と思いました（笑）。

<strong>━━影響されるからですか？</strong>

<strong>君島</strong>　そうです。僕はすごい影響受けちゃうタイプで。しかも同世代になっちゃうと、さらに輪をかけて「こんなヤツがいるんだ……」ってなっちゃうタイプなんです。ほんと良くないところなんですけど。

<strong>━━よりにもよって距離を置いていた人からオファーがきたわけですね。</strong>

<strong>君島</strong>　すごい急接近。打ち合わせをした時に<strong>指揮者</strong>っていうのは初めて知ったんですよ。<strong>クラシックDJ</strong>でピアノを弾いている動画をツイッターで見てたけど、「何の人なんだろう？」っていうのは僕もあまりはっきり調べていなかった。「指揮者なんですよ、本業は」って言われて、「こんな人いるんだ」ってすごく楽しくなっちゃって（笑）。

<strong>━━何をやるかはもちろん聞いているんですよね。</strong>

<strong>君島</strong>　「<strong>歌を歌ってください</strong>」と。友達のプロジェクトで歌うことはあったんですけど、「歌ってください」っていうのは初めての依頼だったので、声で呼んでくれたのは嬉しかったですね。水野さんを認知はしていたから、この機会に「友達になれるかな」と（笑）。気になってる人、遠ざけがちなんで。

<strong>━━君島さんはクラシックに関して一般教養的な部分は通ってきたんですか？</strong>

<strong>君島</strong>　<strong>クラシックギター</strong>をずっと弾いてたんですけど、別に習ってはいませんでした。クラシックギターの人を好きで、中学高校の頃は<strong>鈴木大介</strong>さんをよく聴いていました。それで鈴木さんがドビュッシーの楽曲を演奏しているアルバム（『月の光／愛の歌～フランセ＆ドビュッシー作品集』）があって、そこから印象派（※）を聴くようになって。あと、ピアノ曲が好きで聴いてましたね。

（※印象派：20世紀初頭のフランスに興ったクラシック音楽の流派の一つ。ドビュッシーやラヴェルが代表的。）

<strong>━━打ち合わせではどんな話をしたんですか？</strong>

<strong>水野蒼生（以下、水野）</strong>　「どういう音楽を聴いてるんですか？」みたいなところから（笑）。今回、歌ってもらうっていう段階で、もともとドイツ語の歌を日本語に超訳してたんですよ。それを逆に超訳じゃない普通の翻訳を調べてくれていて。それで僕の詞を見て、「<strong>確かにこれ超訳ですね、いいですね</strong>」とかいろいろ言ってくれて、温度差を感じませんでした。

<strong>━━超訳をいいと思ったのは？</strong>

<strong>君島</strong>　訳された日本語をみると僕が絶対歌わない、<strong>選ばない言葉</strong>だったんです。以前からずっと、自分が歌を作る時に僕が選ばない言葉のことを考えていて。「なんでだろうな？」っていうのはなんとなく引っかかっていたタイミングで、「歌ってください」って依頼がきて、歌詞を見たら、絶対に自分で選ばない言葉だから、それですごい興奮しました。

でも、水野さんは「君島さんにこの曲を歌ってもらいたい」っていうのが伝わる訳だったんですよ。選ばない言葉なんだけど、ずっと歌ってきた言葉と重なる部分が日本語になったあの曲にあって、なんの心配もいらないなと思いました。

<strong>━━君島さんが意訳されたのかな？　と思うほどでした。特に《この身を差し出す僕を許さないで》という部分。</strong>

<strong>君島</strong>　はい。そこがすごく「僕だ」と思ったんです。「許さないで」っていうことを僕もこれまでの歌の中で、自分自身にずっと言っている気がするんです。でも、僕は「許さないで」とは直接書かないんです。で、最後にその《許さないで》っていうのがきて、「<strong>うわ、なんか俺じゃない？</strong>」と思って。だから歌にスッと入れたんです。

<strong>━━ちょっと今、鳥肌が経ちました。水野さんは元の歌詞をどう消化してご自分の言葉にされたんですか？</strong>

<strong>水野</strong>　ドイツ語の発音ができそうな人に頼むっていう筋もあったのかもしれないんですけど、歌っている内容そのものが時代によって、<strong>価値観や表現の言い回しも変わる</strong>じゃないですか。日本語の何百年も昔の言葉は読むのだけで苦労する、みたいな。それがドイツ語の中でも起きていて。

直訳すると「あなたは私の心臓で、あなたは私の魂で」、ただひたすら「あなたは私の○○で」っていうのを連呼しまくって、最終的に病的な愛の伝え方をしていて。表現が全てあまりにも直接的なんですよ。このまま日本語に訳したところで原曲の持つ美しさであったり、メッセージ性っていうところから一歩引いてしまう感覚があって、現代の日本的な感覚に訳し直そうと思ったんです。

<strong>━━なるほど。</strong>

<strong>水野</strong>　それでタイトルである“献呈”っていうところから一行目の《ここに心を捧げよう》っていうのが出てきて。「あなたは私の心臓！」っていう風に断定させない、「<strong>こうであって欲しい</strong>」という風な言い回しをして。「許さないで」っていうのは僕のセンスなんですよね。

そこは僕もずっと君島さんの音楽を聴いてきて、歌詞に共感していたところもありました。「君島さんの歌の言い回しに自分につながるものがある」と思ったんです。それで自然とあの《許さないで》が出てきて、そこに共鳴してもらえたのだと思います。

<strong>━━他の楽曲では原詞や日本語でも直接的な歌詞で歌っている方もいるので、君島さんがこの超訳を歌っていることに納得しました。</strong>

<strong>水野</strong>　君島さんの音楽には日本語が持つリズム感が乗っかるからこその面白さを感じていました。そうなると無理やり違う言語で歌ってもらうよりも、やっぱり彼の声が一番いい形で、パフォーマンスが一番生きる形にしたいと思って。なので、日本語がスッときましたね。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111544/interview210405_mizuno-kimishima-02-1440x955.jpg" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" width="1440" height="955" class="alignnone size-medium wp-image-393197" /></div>

<h2 class="fade-up">自分が表現したいものが
全て音に表されている風に感じた</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━ところで君島さんはこれまで“献呈”を聴いたことは？</strong>

<strong>君島</strong>　なかったです。デモをいただいて、知らない曲だったので調べて、原曲、オペラ、楽譜通りに歌っているのを調べてYouTubeで聴いたり、そのままの訳を調べました。

<strong>━━それを水野さんが再構築されたものを聴いていかがでした？</strong>

<strong>君島</strong>　絶対に僕の考えない歌詞っていうのは先ほどお伝えしたんですけど、<strong>符割も自分では絶対に考えない（笑）</strong>。３拍子に対してこの曲のように僕は絶対歌わない。でも原曲を聴いたら歌詞のハメ方に納得がいったんですね。でも最初に聴いた時は、はすごく難解だなと思いましたね。

<strong>━━ところで水野さんが君島さんの音楽に最初に出会ったきっかけは？</strong>

<strong>水野</strong>　その時、僕はザルツブルグの留学先にいたんですけど、LINEで日本にいる友達と音楽の話をしていて。その中で君島さんの名前が挙がったんです。その時って確か『<strong>午後の反射光</strong>』を出したばっかの頃で、やられましたね、あれには。

<strong>━━全体的にですか？</strong>

<strong>水野</strong>　全体的にですね。まず多分いろんなところで言われていると思いますが、「女性シンガーと一緒にやってんのかな？」と。あまりにも性別を超越しすぎていて。自分自身の価値観の中で「<strong>両性具有</strong>」ってある意味完成された存在だなと考えることが前からあって。ある意味それを体現したような声で、ものすごくロマンチックなものを感じたんです。

そこから歌詞の内容や、インタビューも読ませてもらったりして。インタビューで語っておられた自分が表現したいものがちゃんと全て音に表されている風に感じました。インタビューの中で「光」を“遠視のコントラルト”で表したいと話されていて、「<strong>ああ、俺も聴いた時にそう感じた。</strong>」っていうぐらいめちゃめちゃ共感したんですよ。

<strong>君島</strong>　自分の中のクラシックみたいなものがないかなと思って作った曲でしたね。

<strong>水野</strong>　「午後の反射光」は間に謎のワルツみたいなのが入ったり、カオティックな状況っていうのが、それこそシューマンが生きたようなロマン派（※2）の音楽に近いものを感じました。まずシューマンっていうのはロマン派全盛期の人で、自身がすごく病んでて、入水自殺しても未遂におわり、最終的に精神病院で死ぬみたいな人だったんですね。彼は確かにすごいメンタルが弱くて繊細な分、文学的な部分やロマンチックな部分を語るのがすごく上手い人だったんですが、それと同時にストレートパンチのような表現も武器として持っていた人でした。

どことなく君島さんの音楽っていうのは繊細な面もありながら、ギターロックのような一発のストロークで人を感動させる力を持ち合わせているっていうところから、シューマンのようなロマン派のイメージが自分の中で共通するなと思っていたんです。その思いがずっとあったので、この曲を選んだ段階で、「これはもしかしたら……」と思って作っていく中で、本当にうまくハマって君島さんに歌ってもらおうとなったんです。

（※ロマン派：19世紀のヨーロッパを中心に古典派音楽をロマン主義の精神によって発展させた音楽。シューマンやショパン、リストが代表的。）
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>君島大空 MV「遠視のコントラルト」</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/RivV2wjhk8s" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>
<strong>━━この曲はアルバムの中でも原曲からの飛躍がすごいと思うんです。イントロや、途中でブレイクする展開、そしてエレクトロニックな音像も含めて、原曲をどう解釈して作っていったんですか？</strong>

<strong>水野</strong>　それこそ原曲もA-B-Aみたいな構成になってて、Bのところでいきなり調も変わるし、いきなりテンポもダウンするんですよ。この展開の表現方法を色々試した結果、もうブレイクして違う世界を作り上げる方法が一番しっくりきた。

そうやっていく中で自分の中でもアイデアが出てきて。この曲は歌だけじゃなくてフランツ・リストがピアノアレンジしたもの、むしろピアノ曲として有名だったりするんです。そのリストの存在って自分にはありがたかったんです。クラシックの音楽史の中にもそうやって他人の曲をリアレンジして、再解釈して拡張させる人がいるのは、今自分がやっていることも<strong>その文脈の流れの中の一員</strong>になれてる。

何も突飛なことはしていない、その流れの中のことをやっているだけなんだっていうのが、ちょっと安心感にもなっていて。そういう思いでアウトロにリスト版のピアノを入れました。そういう意味では自分のやっていることを再確認するトラックにもなったので、すごく自分にとってもアルバムの中で大切な曲ですね。

<strong>━━なるほど。当時も別の作曲家が解釈する別バージョンがあったということですね。</strong>

<strong>水野</strong>　そうです。特にリストの時代っていうのはそういうアレンジがどんどん生まれて行った時代で。だったら今、またその流れを起こしてもいいよねっていう意味合いも込めて、アウトロのピアノは突っ込みましたね。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111540/interview210405_mizuno-kimishima-01-1440x980.jpg" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" width="1440" height="980" class="alignnone size-medium wp-image-393196" /></div>

<h2 class="fade-up">人の声は文学的要素を
音楽の中に取り入れられる</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━歌モノである、声が入っているということもこれまでの作品とは大きく違う部分で。</strong>

<strong>水野</strong>　今回のアルバムのコンセプトにもつながるんですけど、<strong>人の声っていうのは世界最強の楽器</strong>だと思っていて。それは現行の音楽シーンが全てを表してると思うんです。もしピアノが世界で一番の楽器だとしたら、世の中の楽曲はほとんどがピアノ曲になってるかもしれない。でも、世の中に今ある音楽っていうのは大体ボーカルありきで、特にメインストリームは歌モノだけで成り立ってるところがあるじゃないですか。

音楽を聴いている人の割合でも歌を聴いてる人の割合が圧倒的に多いと思うんです。それはやっぱり人間にとって人間の声っていうものが最も心地よく響くものだからっていうところもあると思って、今回「<strong>声</strong>」をコンセプトに作りました。その中で僕が特に好きな声の人たちを集めて、その中に君島さんも入ったっていう感じですかね。

<strong>━━人間の声の情報量はすごく多いですもんね。</strong>

<strong>水野</strong>　うん。唯一無二だし、何より<strong>文学的要素を音楽の中に取り入れることができる</strong>という、他のどんな楽器にもないメリットというか。

<strong>君島</strong>　面白い捉え方ですね。

<strong>水野</strong>　例えば他のサックスとかフルートのような管楽器、息を使う楽器ってやっぱり歌うことを求めるというか。自分でオーケストラを指揮していても、「こういう風に歌ってください」とか、歌い方のことを例えにだしてどんどん方向性を詰めていくようなやり方をするんですね。

それはクラシックのピアノでもそうですし、「ここの歌い方は」というように詰めていく。結局、歌っていうものが基準になって音楽っていうのは生まれていってる。そう考えると<strong>歌が原点である</strong>っていうのは間違いないんじゃないかなと思います。

<strong>━━君島さんはメロディに歌詞をつける時、すごく意識的だということが分かりましたが、歌についての考え方はいかがですか？</strong>

<strong>君島</strong>　歌が好きっていうよりかは音が好きなんですよ。だから<strong>声</strong>が好きなんです。歌って言われるとあまり得意ではないです。それこそメインストリームのメジャーな楽曲は言葉の意味が面できすぎて音楽を聴いている気がしないんです。僕はそもそも自分が歌う曲をずっと書いてきた人間ではなくて、もっとアンビエンスがドーン！　としたものだったり、ノイズだったり即興演奏の方がが自分には近い。

その中で人の声の音がめちゃめちゃ好きで、家で自分で録れるようになったら「一番いいな」みたいなところがあるんですね（笑）。それで、声をいっぱい重ねる手法が今の作風の最初になってるんです。だから、歌詞はなんでもいいんです、自分が歌えば成立するので。それよりも音ですね。絶対、直接的には言わないで匂い立たせるみたいな。それで、<strong>声が志向性を作る</strong>みたいな風に作ってると思います。
</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111617/interview210405_mizuno-kimishima-07-1440x955.jpg" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" width="1440" height="955" class="alignnone size-medium wp-image-393202" /></div>

<h2 class="fade-up">『縫層』の仮タイトルは
“心臓”だったんです</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━「なんか言いたい」みたいな動機じゃないんですね。</strong>

<strong>君島</strong>　いや、なんか言いたいんですよ。言いたいことって一個しかなくて、それをいろんな角度から言ってるだけなんで（笑）。ほんとに「君は僕の心臓だ」みたいなことも僕は多分言いたくて（笑）。『縫層』っていう２ndアルバムの“縫層”って曲は“<strong>心臓</strong>”って仮タイトルだったんです。

<strong>水野</strong>　そうだったんだ。へー！

<strong>君島</strong>　去年、「<strong>体外の心臓</strong>」というものをずっと考えていて。自分の外側にある心臓っていうか、自分の精神を成り立たせている心臓っていうのは、多分ここ（臓器の心臓）のものではない、外にあるものが自分の心臓になってるっていうのをずっと考えて出てきたのが“縫層”っていう曲だったので、さっきの話を聞いていて「おおー」ってなりました。

<strong>水野</strong>　自分の場合は言いたいことの前に、膨大にある音楽史ってものが、まず立ちはだかってるんですよ。だからまずは、その中から自分の言いたいことに近いフィルターを探すみたいな作業から入る。逆に言いたいことだけで音楽を作るのはすごいことだと思います。

<strong>君島</strong>　すごいことですよね。

<strong>水野</strong>　自分の言葉、自分のメロディだけでそれを世に出すっていうのはすごく疲れると思う。俺はこういった取材でも、ある意味、他人の音楽のことを語ってるんですよ。「あいつはこう思ってて」みたいな、<strong>通訳者のような感じ</strong>がすごく強い。だから自分だけの言葉で自分の思いみたいなものを語ってる人っていうのはみんなほんとすげえなって思ってます。

<strong>君島</strong>　でも、歴史を相手取っているイメージがあるんです。僕はそれがない。<strong>ルーツは全く違うけど、でも好きなものは多分似ている</strong>というところでつながってるんだと思います。

<strong>━━水野さんはご自身を形成されたクラシック音楽のどういう部分が今の作品の軸になってると思いますか？</strong>

<strong>水野</strong>　もう僕、<strong>「クラシック音楽」って言葉が大嫌い</strong>なんです。そもそも1600年代、1500年代の音楽もギリギリ、クラシックに入るんですけど、そこから20世紀の音楽まで何100年って存在している音楽の進化、ジャンルの分岐みたいなもの全てをまとめってクラシックってたった5文字にするなんてふざけんなって思ってるんです。

でも、やっぱり最初は西洋音楽が持つ壮大さにとてつもなく影響を受けました。オーケストラって、ある種100人で一つの音楽を演奏するという、狂ったことをやってるんですよ。そのような音楽が持つ表現力っていうのは一つの長編の小説であったり、映画を見ているかのようなもので。しかも器楽曲だったら歌詞とかないのに、それを全部想起させてしまう。あの熱量というか、ある種、異世界にトランスしてしまうような感覚みたいなのも、ライブだとあったりしますし。

<strong>━━確かに時々、フルオーケストラの空気に突入しに行きたくなることはあります（笑）。</strong>

<strong>水野</strong>　うんうん。今って世の中の音楽の99%がスピーカーから流れる音だと思うんですよ。それで電気を一切介さずに、あの壮大なサウンドを作り上げることができるのは人間の力がすげえなって改めて再認識するきっかけにもなると思います。改めて、スピーカーを通さない音楽を聴けるっていう贅沢さって、逆に今すごくあるんじゃないかなと。今回のアルバムはバッチバチにスピーカー用の音楽ですけど（笑）。

<strong>━━（笑）。君島さんはアルバムを通して聴かれましたか？</strong>

<strong>君島</strong>　今日も聴いてました。「<strong>うわ、これ真似しよう！</strong>」という発見はいっぱいあるんです。
まずは軽く聴きながら、「このスネアの位置、真似しよう」みたいな（笑）。一個一個、とても真摯にトラックが組まれていて、考えられているというのももちろんだし、僕はそもそもクラシックはそんなに詳しくないので、「あ、聴いたことあるな」くらいのものはあるけど、日本人ってクラシックというものに対してすごく壁を設けてるところがあると思うんですね。

ポピュラーではないものとしてしまっているみたいな部分があると思っていて。この作品にはそれがない。一切、邪魔なものが取り除かれて明け渡されたものだなと思いました。それとアルバムとしてすごくよくて、どの曲から聴いてもいいんですけど、「最初から最後まで聴くといいよ」っていろんな人に教えたくなる。<strong>すごくポップスだと思う</strong>んです。

<strong>━━意識しなくてもそう聴けますね。</strong>

<strong>君島</strong>　グッドポップスだと思って。一番最後はオリジナル曲（“<strong>VOICE Op.1 feat. 角野隼斗</strong>”）じゃないですか。それが生で録音されたもので、そこまで通して聴いて欲しいです。僕は最後の曲の感動がすごかったんですよ。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p>
<strong>水野蒼生 feat. 角野隼斗「VOICE Op.1」Teaser</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/s8h-6TkCeNk" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>
<strong>水野</strong>　そう、このアルバムを通して「<strong>クラシックってなんなんだろうね？</strong>」っていう疑問をリスナーに投げかけたいっていう風に思ったんです。100年とか200年とか昔の音楽は全て現代的に拡張するけど、2020年に自分がオリジナルで書いた、ある意味、最新の音楽は、クラシカルなスタイルで作る。それによって時代も頭の中もぐちゃぐちゃになってほしくて。それを思わせられたら成功だなって思ってますね（笑）。

<strong>君島</strong>　ぐちゃぐちゃだし、でも筋がめちゃくちゃ通ってる、すごくコンセプチュアルなものだと思うんで、聴いてて全くストレスがない。伝えたいことが汲み取れるような気がする。クラシック音楽に詳しくない僕でもそういう気持ちになれたので、いろんな人に聴かれたい。作品としてすごくそう思います。
</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05112950/interview210405_mizuno-kimishima-08-1440x1876.jpg" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" width="1440" height="1876" class="alignnone size-medium wp-image-393208" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05111550/interview210405_mizuno-kimishima-03-1440x1876.jpg" alt="mizunoaoi_kimishimaohzora" width="1440" height="1876" class="alignnone size-medium wp-image-393198" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 石角友香
Photo by 大地</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05151326/interview210405_mizuno-kimishima-11-1440x960.jpeg" alt="" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-393239" /></div>
<strong>水野蒼生</strong>
指揮者/クラシカルDJ

1994年生まれ。
2018年にクラシカルDJとして名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからクラシック音楽界史上初のクラシック・ミックスアルバム「MILLENNIALS-We Will Classic You-」をリリースしてメジャーデビュー。同レーベルが主催するイベント「Yellow Lounge」の東京、そしてベルリン公演に出演。国内最大級のクラシック音楽フェス「La Folle Journe TOKYO 2019」に連日出演し好評を博す。またその様子がNHK教育テレビにてドキュメンタリーとして放送され大きな反響を得る。2019年11月横浜音祭りクロージングコンサートに指揮者として出演。May J.、葉加瀬太郎の両氏のバックで横浜シンフォニエッタを指揮。

ザルツブルク・モーツァルテウム大学 オーケストラ指揮及び合唱指揮の両専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。欧州では2015年夏にザルツブルク州立歌劇場の音楽監督エイドリアン・ケリーのアシスタントを務めるほか、バートライヒェンハル管弦楽団、南ボヘミア室内管弦楽団、ハンガリー国立ブダペスト歌劇場管弦楽団などのプロオーケストラを指揮する。これまでにオーケストラ指揮を井上道義(講習会)、ペーター・ギュルケ、ハンス・グラーフ、アレクサンダー・ドゥルチャー、ブルーノ・ヴァイル各氏に、また合唱指揮をカール・カンパー氏に、現代音楽指揮をヨハネス・カリツケ氏に師事。

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<div class="separator"></div>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2021/05/05151322/interview210405_mizuno-kimishima-10.jpeg" alt="" width="1000" height="1400" class="alignnone size-full wp-image-393238" /></div>
<strong>君島大空</strong>
1995年生まれ 日本の音楽家。
2014年から活動を始める。同年からSoundCloudに自身で作詞/作曲/編曲/演奏/歌唱をし多重録音で制作した音源の公開を始める。
2019年 3月13日  1st EP 『午後の反射光』を発表。4月には初の合奏形態でのライブを敢行。
2019年 7月5日  1st Single 『散瞳/花曇』を発表。
2019年 7月27日 FUJI ROCK FESTIVAL "19 ROOKIE A GO-GOに合奏形態で出演。同年11月には合奏形態で初のツアーを敢行。
2020年1月EテレNHKドキュメンタリー「no art, no life」の主題曲に起用。2020年7月24日2nd single『火傷に雨』を発表。2020年11月11日2nd Ep『縫層』を発表。ギタリストとして高井息吹、坂口喜咲、婦人倶楽部、吉澤嘉代子、adieu（上白石萌歌）などのアーティストのライブや録音に参加する一方、劇伴、楽曲提供など様々な分野で活動中。

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</p></div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>
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<p class="name">VOICE － An Awakening At The Opera －</p>
<p class="text">
2021年3月31日（水）
水野蒼生
Universal Music
UCCG-1882
<a href="https://umj.lnk.to/AoiM_voicesSO" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">ダウンロード・ストリーミングはこちら</a>
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-2/381085/</guid>
		<title>特別対談  後編：Kan Sano × 松重 豊 ｜配信ライブと朗読会とサブスクリプション</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-2/381085/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-2/381085/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 22 Dec 2020 09:00:49 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=381085</guid>
<![CDATA[<summary><p>先日『Susanna』をリリースしたミュージシャン・Kan Sanoと初の著書『空洞のなかみ』を出版した俳優・松重 豊の対談。松重のラジオレギュラー『深夜の音楽食堂』へのゲスト出演や、著書『空洞のなかみ』の朗読に即興で音楽をつけるコラボレーションなど親交ある二人の濃厚な対談後編。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110135/music201210_kansano-main2-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="kansano_matsushige" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110135/music201210_kansano-main2-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110135/music201210_kansano-main2.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p><strong>Kan Sano</strong>がアルバム『Ghost Notes』以来、約１年半ぶりとなるニューアルバム『<strong>Susanna</strong>』をリリースした。かの<strong>トム・ミッシュ（Tom Misch）</strong>がファンであることを公言し、共演を果たすきっかけとなった前作はこれまで以上にファン層を拡大し、早耳の音楽リスナーのその先へリーチした印象が強い。

そして新作。さらにレフトフィールドなトラックメイキングが行われていると同時に、パーソナリティーが滲む歌詞や歌唱にシンガーソングライターとしての側面も色濃くなった印象だ。コラボレーターにシンガポールの国民的シンガー<strong>チャーリー・リム（Charlie Lim）</strong>や、LAのキーボーディスト<strong>ロブ・アルージョ（Rob Araujo）</strong>を迎え、互いにケミストリーを起こしたナンバーやコロナ禍の中で、ミュージシャンのサポートのために始動したプロジェクト『<strong>origami Home Sessions</strong>』に提供した楽曲“<strong>Questitons</strong>”も収録。加えて、先行配信されていた“On My Way Home”と“DT pt.3”も加わり、初めて聴くにも関わらず、スッと世界観に引き込まれる印象も。

今回は本作のリリースを記念して、今や著名人の中でも現行の音楽リスナーとして、ミュージシャンからも厚い信頼を集める俳優の<strong>松重 豊</strong>との対談をセッティング。松重のラジオレギュラー『<strong>深夜の音楽食堂</strong>』へのゲスト出演や、この秋、松重が出版した著書『<strong>空洞のなかみ</strong>』の朗読に即興で音楽をつけるコラボレーションでも共演している二人。
<div class="separator"></div>
前編では<strong>松重とKan Sanoの出会いから</strong>、松重独自の話術で<strong>Kan Sanoの音楽作りの背景</strong>に言及。そんな中、松重が<strong>MPCを購入</strong>したことを告白。その動機にも通じる2020年のチャレンジとは……。

<a href="https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-1/381019/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">前編はこちら</a>
</p></div>

<h2 class="fade-up">Interview：
Kan Sano × 松重 豊</h2>

<h2 class="fade-up">「僕ら俳優もミュージシャンも誰もが
緊張感ロスになっている気がする」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━何かイメージはあるんですか？　どんなものを作りたいとか。</strong>

<strong>松重</strong>　わかんないんです。けど、朗読会をやったんですよ。Kan Sanoさんも来ていただいて、チャレンジングな素晴らしいものを。

<strong>━━あれをやろうと思われたきっかけはなんなんですか？</strong>

<strong>松重</strong>　きっかけは自分で本を書いたので、せっかくだったら朗読会みたいなことをやりたいという気持ちがあったんですけど、今、このご時世だとできない。だったら、YouTubeってアリなのかなと思って、会場を決めて。

一人じゃもったいないからいろんなミュージシャンを呼ぼうって。ミュージシャンの方々も夏フェスとかで忙しい時期なんですけども、今年はたまたまスケジュールが取れたので、＜origami PRODUCTIONS＞の皆さんとか、他の方も全部、個人的にお誘いしたんですよ。それがまぁ奇跡的に面白い、ハラハラする、一発撮りですからね、今時。

<strong>Kan</strong>　皆さん一発撮りですか？

<strong>松重</strong>　一発撮りです。一発撮りって好きなんですよね（笑）。

<strong>Kan</strong>　（笑）。僕もです。

<strong>松重</strong>　もちろんこだわって作るんだけど、一発だけっていう。

<strong>Kan</strong>　わかります。僕も今年、配信のライブを色々やって、中には事前収録もあったんですけど、撮り直しはしなかったですね。それをやったらもうライブじゃないなって。

<strong>松重</strong>　今年はやっぱりライブっていう緊張感を奪われちゃった年になったから、誰もが緊張感ロスになっている気がして。僕ら俳優もミュージシャンも。だから、一発撮りでっていうとスイッチが入るのがわかるから、それが非常に面白くて。

そういう試みが、今年2020年ならではだったかなって気もするし、今やれて本当によかったなと思います。それぞれ楽器も違う、mabanuaさんなんかタイコですからね。「ドラムセット持っていっていい？」ってメールきて（笑）。

会場は普通の店なんだけど。でも、そういうのも全部やりながら、非常に面白かった。

<strong>━━Kan Sanoさんには「取調室」というお題でしたが、皆さんにどのお題を振るのかどう決めてるんですか？</strong>

<strong>松重</strong>　落差があった方がいいなと思ったんですね。Kan Sanoさんはすごくきれいなメロディーラインを作ることもできるし、そうじゃないものも作れるし。でも、そのストーリーとは落差のある人で、組み合わせた方が多分面白くなるんじゃないか。

ただ、mabanuaさんは予定調和なところは少しあります。「走る」ってことに関して、ビートを刻むっていうことでできる回っていうのはあると思うんですけど、他の人に関しては思いつきの部分も多いんですけど、「あ、これでKan Sanoさんで行ってみたい」と。

まず、向井（秀徳）さんのプロローグがあって、Kan Sanoさんの一話があって、そこでこの世界観を多分いろんな人に、「あ、こういう挑戦なんだな」と思っていただけるようにしたかった。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>Kan Sanoさんの伴奏で、朗読する編</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/hJ0wcfIVOys" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━今年はKan Sanoさんのピアノやシンセソロの配信はたくさん見ました。</strong>

<strong>松重</strong>　何回ぐらいやられたんですか？

<strong>Kan</strong>　春、夏頃にいっぱいありましたね。

<strong>━━＜block fes.＞の1回目はなかなかスリリングでした。</strong>

<strong>Kan</strong>　家から配信したんですけど、Wi-fiが不安定で結構、途中で途切れちゃったりして。もう死にそうでしたね。で、スタッフも誰もいないので、僕一人でなんとかしなきゃいけないみたいな。

<strong>松重</strong>　止まっちゃったら無音？　焦ってる人もいない感じで。

<strong>Kan</strong>　遠隔なのでスタッフはもちろんめちゃめちゃ焦ってるんですけど、僕も焦ってて。なんとかなったんですけど、ライブ感が凄かったです（笑）。

<strong>松重</strong>　緊張感あるね。

<strong>Kan</strong>　緊張感凄かったです。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10125050/music201210_kansano-07-1.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381087" /></div>

<h2 class="fade-up">「Spotifyはトム・ミッシュに勧められた」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━ところで松重さんのリスニングの量ってほんとにすごいなと思うんです。</strong>

<strong>Kan</strong>　いや、すごいですよね。僕より全然詳しいですもん、最近の音楽（笑）。

<strong>松重</strong>　簡単に聴けるからですよ。その辺にある中古レコード屋で手が痛くなるまで探して、そのレコード屋で聴いたにもかかわらず家でゆっくり聴いたらダメだった……。そういう3000円を無駄にするような思いをして、それが苦しみでしょ。

それに比べて今はもう、人差し指だけで、Wi-fiだけ調子悪くならなけりゃさ、どんどん入ってくるんだから。それは昔できなかった分、今を謳歌しようと。

<strong>━━松重さんはサブスクリプションを導入されたのはもうかなり前ですか？　</strong>

<strong>松重</strong>　Apple Musicはできたときからやってるんですけど、Spotifyはトム・ミッシュに勧められて。

<strong>Kan</strong>　あ、そうなんですか（笑）。

<strong>松重</strong>　トム・ミッシュに「今までどんな曲聴いてきたの？」って聞いたら、「プレイリスト見てくれよ」って言われて、俺はApple Musicしか持ってないんだっつったら、「Spotify入れてくれ。俺のリアルグッドシットなプレイリスト聴いてくれ」って。

聴いてみたらそれが凄かったんだよ。そこにKan Sanoさんも日本代表として入ってるから。これはすごいな！　と思って、それで、Spotifyを使ってみたら、なかなかやるじゃないSpotify。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>real good shit by Tom Misch</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe src="https://open.spotify.com/embed/playlist/5ryjXuoKfWH7WkXM3HAcFL" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━（笑）。</strong>

<strong>松重</strong>　俺のことをよくわかってますよね。週に２回ね、月曜日の今までの数ある中からのおすすめのプレイリスト（Discover Weekly）と、金曜日の新曲の中からオススメされるプレイリスト（Release Radar）をその日の午前中には全曲チェックしてます。

<strong>Kan</strong>　すごい（笑）。

<strong>松重</strong>　そうなんですよ。月金が忙しいんですよ。Spotify依存症になってますね。え、でもそうじゃないの？

<strong>Kan</strong>　僕もサブスクを使ってるんですけど、一時期あまり新譜を聴かなくなった時期があって。昔、聴いていた音楽をもう一回掘るみたいな、そういうことばっかりだったんですけど、そうするとあんまり良くないなと思って、最近は意識的に新譜も聴いています。だから毎月プレイリストを更新してっていうのを日課に。

<strong>松重</strong>　やっぱりね、今、音楽を取り巻く環境は非常に厳しいと思うんです。でも昔、俺らが聴いていたほんとにマニアックな曲もあったりしますよね。若い人たちがそういう曲を聴いて、進化を遂げている人いて。

僕らの比じゃないぐらいに知っているし聴いているから、そういう人たちが作る曲っていうのはすごい。だから、トム・ミッシュとかああいう人たちは息子より年齢が下だったりするんだけど、ほんとに楽しみで、今は本当にいい環境だなと思ってます。

そういう人たちとすぐ繋がれるわけじゃん。「Kan Sanoさん、一緒にやりましょうよ」って言われるわけでしょ？　一緒に韓国行きましょうよって言われる時代って、すごい豊かだなと思うんですよね。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10125115/music201210_kansano-011-1.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381091" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━これに関して、小山田圭吾さんはCDで買わないと覚えないとおっしゃってました。どんどん通り過ぎちゃう部分もあり、気に入ったらフィジカルで買うそうです。</strong>

<strong>Kan</strong>　そうですね。

<strong>松重</strong>　僕の場合、Spotifyはライブラリーが作れないので、自分のプレイリストに入れてもどこに入るのかよくわからない。だから、いいと思ったやつをちゃんとメモしてApple Musicの方に入れ直して、その作業で刻み付けるんですよ。

<strong>Kan</strong>　へー！　そうなんですね。

<strong>松重</strong>　だから、自分の好きなライブラリー自体はApple Musicに入ってます。

<strong>━━なるほどSpotifyはリサーチ用なんですね。</strong>

<strong>松重</strong>　リサーチ用と、ラジオで放送した曲のプレイリストはSpotifyにアップする。そこで両者を行ったりきたりしているので、それで結構まかなえますね。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>深夜の音楽食堂 by 松重 豊</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe src="https://open.spotify.com/embed/playlist/6YDckiQHBPbMvpcNWsWLRk" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━Spotifyは試聴みたいなニュアンスですか？　</strong>

<strong>松重</strong>　試聴ですね。だからおすすめしてくるセールスマンと、実際の秘書はこっち（Apple Music）にいるっていう使い方。

<strong>Kan</strong>　いまだに僕はCDにもこだわりはあるし、アルバムとして聴いてもらいたいって気持ちもすごくあるんですよ。実際、僕もサブスクがメインになっているので、やっぱりみんな便利なものに飛びつくのは自然なこと。

でも、アルバムとして聴かせるにはどうしたらいいんだろうっていうのはいつもすごく考えています。今回も曲間や繋ぎだったり、曲順の流れはすごく意識しましたけど、そこはアーティストが工夫して頑張っていかなきゃいけないところだとは思うんですね。

<strong>━━今回のアルバムの中にもメドレーがありますもんね。</strong>

<strong>Kan</strong>　そうですね。あれはビートルズの『Abbey Road』のメドレーがすごい好きなので、あの感じを出せないかなと思って後半はメドレーにしました。

<strong>松重</strong>　やっぱりビートルズって根っこにあるんですか？

<strong>Kan</strong>　めちゃめちゃありますね。やっぱずっと聴いていたので。最近、イントロが短くなってきてるんですけど、ビートルズもイントロは必ず10秒以内だったり、曲も３分以内で終わったり、一周回って新しくて、今っぽいというか。

そういう時代が変化したり、自分が成長して変化したりすると、同じ曲でもまた違う発見があります。ビートルズは結構そういう発見が多い気がしますね。

<h2 class="fade-up">「いらないものはいらないっていう感覚で作って、
あとはお客さんに埋めてもらった方がいい」</h2>

<strong>━━確かに60年代は３分間のポップソングみたいな部分も多かったのかもしれないですね。イントロまで口ずさめる曲も多いですし。</strong>

<strong>松重</strong>　３分間って作り手側からするとどういう時間なの？　物足りないのか、語りきれるって時間なのか。

<strong>Kan</strong>　どうなんでしょうね。今、僕は短い方にどんどん向かってるので３分がちょうどいい感じです。

<strong>━━３分間の中にビートや音色の新しいところをいれるなど、後はボーカルナンバーも増えてきましたね。</strong>

<strong>Kan</strong>　そうですね。３分間にギュッと凝縮してるものが最近は好きですね。

<strong>松重</strong>　僕も手前味噌になりますが、本も必要じゃないものを削っていくと10分以内で読めるようなもの、短編になってくるんですよね。それぐらいの方が読んでいて気持ちいいし、冗長にならない。

<strong>Kan</strong>　今回、出された本で長さは意識されてるんですか？

<strong>松重</strong>　とりあえず必要な情報以外は入れない。長くしようと思って長くすることは絶対したくないし、いらないものはいらないっていう感覚で作って、あとはお客さんに埋めてもらった方がいい。行間にお客さんが時間を入れてくれたらいいからって感覚。

映画も最近、90分以上になると耐えられないですよね。70〜80分でできるだろって思うんです。でも、どうしても２時間半になりましたとか、そういうことになるから、それはなんかもったいないんだよなぁっていう。もっと他のことに時間使いたいし（笑）。

感動で余韻に浸る時間をもっと大事にしたいから、それだったら70〜80分でちゃんと見せてくれ、あとは自分でその時間を埋める、面白かったら埋めるし、つまんなかったら消去するしっていうのはあるかな。結構、昔の映画の方が短いんですよね。

<strong>Kan</strong>　その感覚って昔からあるんですか？　昔は２時間半とかでも普通に見れたんですか？

<strong>松重</strong>　いや、僕はタイプとしてはもっと短くするべきだと思ってる。

<strong>━━人間の集中力という意味ですか？　</strong>

<strong>松重</strong>　というより、やっぱりお客さんを置いていかなきゃいけない。面白いものは「え？　もう終わんの？」っていう感覚で終わらせないと。お客さんの想像力が先に働いちゃうとつまんなくなってくるんですよ。

次はこうなるだろうなと思って見てるような映画って、どんどん時間を気にしちゃうから。それより「え？　え？　え？　ちょっと待って、え？　」っていうぐらいにいろんなものが前倒しに起きて、それでポーンと置いていかれる時間がある。

その方がどっちかっていうとこっちも緊張感が持続する感覚があって。音楽に関してもやっぱり「長いな」と思うよりも、「もっと聴かせどころをたっぷりやってもいいんじゃないの？」と思うような方が、こっち側が余白を埋めるってことがあるのかもしれない。

<strong>Kan</strong>　ああ、わかります。すごくわかります。僕もそうですね。

<strong>松重</strong>　だから、足し算でできたものよりも、ある程度完成されたものを非常に厳しく引き算したものの方が、よりこちら側に訴える力を持っているっていう感覚はありますね。

<strong>Kan</strong>　例えば音楽だと、僕はアルバムトータルで60分とかはもうしんどくなってきてるんですよ。だから、もうトータル40分ぐらいでいいかなみたいな（笑）。で、今回も35分にしてるんですけど。そういうのもあります？

<strong>松重</strong>　そうですね。語り過ぎてないっていうところが僕らとしては、やっぱり次への渇望感も出る。演者というかアーティストの方も意図的に、その余白を与えてくれた分、削ってるっていう曲の方が聴き心地がいい感じがしますね。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10125109/music201210_kansano-010-1.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381090" /></div>

<h2 class="fade-up">「感動の訴求をする心が必要」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>Kan</strong>　僕も長編の映画を見れなくなってきているんですが、海外のドラマとかは一話50分程度なので、一話見るとつい気になっちゃって。結局、２〜３話続けて見たりして、トータル３時間ぐらい見たりするんです。けど、それって今っぽいなと。最初から３時間って言われると見れないんですけど、１本ずつ続けて結果的に見ちゃうみたいな。

<strong>松重</strong>　僕もコロナ禍で「連続的に連鎖していくの面白いですよ」って勧められたんだけど、次も見たいでしょって結末に虫唾が走るんですよ。「次も見たいでしょ」っていうふうに作ってるな、こいつらと思って。そこにまんまとハマるかと思って。

<strong>Kan</strong>　それは難しいですね（笑）。じゃあほとんど見れないですね。

<strong>松重</strong>　ほとんど見れない。みんなに「いいよ」って言われたら、ことごとく一話でリタイア。

<strong>━━ははは！</strong>

<strong>松重</strong>　非常に偏屈モノの役者なので、「リアリティねえよ」って言いながら。映画とかも非常に厳しい見方しかしないです。

<strong>Kan</strong>　それは仕事にされてるから。僕もやっぱ音楽には厳しくなっちゃいます。

<strong>松重</strong>　と、思います。「なんでこんなリアクションするんだ」とか、いちいち思うから。「いらないだろ、こんなの」とか。

<strong>Kan</strong>　「何だ、このピアノのフレーズ、もうちょっと他ないのか」みたいな（笑）。

<strong>松重</strong>　でも僕、音楽に関しては無垢で聴いてるから。それは全然、「こうしたらいい」とか全然わからない。「かっこいいな、これ」「なんだろう、これ、すげえかっこいい」、単純にそれだけしかないから。それでワクワクするんです。

<strong>━━単純にかっこいいと思う。そういう回路が必要なんでしょうね。</strong>

<strong>松重</strong>　そういう感動の訴求をする心は必要だと思います。何をやっても僕はやっぱり映画で「すげえかっこいい」と思われたい部分があるでしょうし。

こういう芝居をするのが多分見ていて心地いいだろうなっていう感覚は映画から引っ張ってくるんじゃなくて、音楽を聴いたときの感覚なんです。それを演技に落とし込むことが、僕は面白いと思う。だから音楽を聴き続けているんだろうなと思います。</p></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10125102/music201210_kansano-09-1.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381089" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━核心かもしれないです。今後もお二人で何か作っていく予定は？</strong>

<strong>松重</strong>　僕はまたね、Kan Sanoさんとどこかでご一緒したいです。朗読で面白いものがあったので。

<strong>Kan</strong>　朗読のライブは僕もぜひやりたいです。ご一緒した収録もそうなんですけど、ライブって一回きりなんです。でも、一回やると「あそこもっとこうしときゃよかった」とか、いろいろあるんですよね。

だからアーカイブも見てると、「あー、もっとこんなんできたな」とか、いろいろ思うことはあって。次、やりたくなるんですよね。

<strong>松重</strong>　どんなハコか小屋かわからないですけども、なんか落ち着いたら考えられたらいいなって、正直思っています。その時はまたワクワクするような時間を共有したいですね。

<strong>Kan</strong>　僕も今年、下北沢のlete（レテ）っていうライブハウスで９人限定でお客さんを入れたライブをやったんですけど。人数少なくて制限されていてもいいので、ちょっとでもそういう有観客のライブはやっていきます。

<strong>━━９人ってお客さんの方が緊張しそうですね。</strong>

<strong>松重</strong>　贅沢だねぇ。９人で独占できるってことだよね。逆に今しかない試みだと思うから、それはやっぱ観客が一生忘れない出来事になっているでしょうし。そういうことでも起きないと、この2020年を演者はどう乗り越えていいのかわからない年になってるから。

配信だとか、そうやって少人数ライブだとかYouTubeだとか、そういうもので、こういう解釈もあるなっていうことを探る年になったんでしょうね。

そして、解消したら、これがやりたい、あれがやりたいって言うのだけで、なんか明日が来るような気がする。</p></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10125055/music201210_kansano-08-1.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381088" /></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by 石角友香
Photo by Kohichi Ogasahara
ヘアメイク by 林裕子
スタイリスト by 増井芳江
衣装協力 by suzuki takayuki
</p></div>


<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10112537/music201210_kansano-014-1440x960.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-381066" /></div>
<strong>Kan Sano</strong>
キーボーディスト、トラックメイカー、プロデューサー。バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。
リリースした 4 枚のソロアルバムや、メンバーとして参加している “松浦俊夫 presents HEX”は国内のみならずアジア、ヨーロッパでもリリースされ話題となり、FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL、朝霧 JAM、Monterey Jazz Festival、フランス World Wide Festivalなど 国内外の大型フェスに出演。新世代のトラックメイカーとしてビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ピアノ一本での即興演奏ライブも展開。ジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルが話題となっている。

プロデューサー、キーボーディスト、リミキサーとしてChara、UA、平井堅、絢香、m-flo、SKY-HI、七尾旅人、Uru、SING LIKE TALKING、土岐麻子、 大橋トリオ、藤原さくら、RHYMESTER、KIRINJI、iri、向井太一、Mrs. GREEN APPLE、SANABAGUN.、Seiho、佐藤千亜妃 （きのこ帝国 ）、 Shing02、そして Madlib、Eric Lau、Ruth Koleva といった海外アーティストまで、国籍もジャンルも越えてライブやレコーディングに参加。 さらにカネボウ、TOYOTA、LION、カルピス、CASIO などの CM 音楽や LINE とのコラボ曲リリース、J-WAVE のジングルなど、様々な企業に楽曲を提供。
2019 年、シングル“Sit At The Piano”がまたしてもストリーミングサービスで 500 万回超えを記録する中、ついにアルバム『Ghost Notes』がリリース。 全ての歌、楽器を自ら演奏し、ミックス、プロデュースまで完全に一人で仕上げた同作品は日本国内はもとより、海外でも絶賛。

UKで話題のアーティストTom Misch までもが「Kan Sanoのファンだ」と公言し、自らの日本・韓国公演のオープニングアクトとして Kan Sanoを指名。またテレビ朝日系『関ジャム 完全燃 SHOW』にもプロデューサーとして出演し、SNSで驚異的なツイート数を記録する。


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<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"></div>
<strong>松重 豊</strong>
俳優。1963年、福岡県に生まれる。蜷川スタジオを経て、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。映画『しゃべれども しゃべれども』(2007年)で第62回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。2012年『孤独のグルメ』でドラマ初主演。2019年『ヒキタさん！ ご懐妊ですよ』で映画初主演。2020年放送のミニドラマ『きょうの猫村さん』で猫村ねこを演じて話題に。『深夜の音楽食堂』（FM ヨコハマ）では、ラジオ・パーソナリティーも務めている。</p></div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110118/music201210_kansano-012-1440x1440.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1440" height="1440" class="alignnone size-medium wp-image-381053" /></div>
<p class="name">Susanna</p>
<p class="text">NOW ON SALE
Kan Sano
origami PRODUCTIONS
□ CD 通常版：OPCA-1047／2,500 円（税別) ／4580246161087 
□ 2CD 限定版：OPCA-1048／3,000円（税別) ／4580246161094 
□ LP（限定生産)：OPAE-1016／3,000 円（税別）／4580246161100
各種アフィリエイト

Tracklist
01. Flavor
02. Good Luck
03. Momentum feat. Charlie Lim
04. DT pt.3
05. On My Way Home
06. Ash Brown
07. brandnewday feat. Rob Araujo
08. Question
09. She's Gone
10. You and I
11. Since I Lost You

写し鏡のソロピアノ
※ CD限定版のみ付属
01. 受信トレイの奥にある
02. リプライがまだ温かい
03. Maybe we will meet one day. 
04. 目を撫でる氷の世界へ
05. 深く深く潜ったあなたは
06. 世界そのものになってしまった
07. 切り取りを拒みながら
08. 今日も水槽の中で揺れている
09. 滲んだ輪郭、混ざる指と指
10. 一瞬の永遠を掴まえたら
11. 途方もないスローシャッターで
12. 愛し合ってるみたいだ、ね

<a href="http://kansano.com/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Official Website</a>
<a href="https://kansano.lnk.to/Susanna" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">各種ダウンロード・購入はこちら</a>
</p>

<div class="separator"></div>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110124/music201210_kansano-013-1440x2114.jpeg" alt="kansano_matsushige" width="1440" height="2114" class="alignnone size-medium wp-image-381054" /></div>
<p class="name">空洞のなかみ</p>
<p class="text">NOW ON SALE
松重 豊
本体 1,500 円（税別）
ISBN：978-4-620-32646-7 
仕様：四六判/並製/224 ページ 
発行：毎日新聞出版 
<a href="https://mattige.com/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">松重 豊公式ウェブサイト</a>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">SHOP INFORMATION</h3>
<p class="name">渋谷SWING</p>
〒150-0047 渋谷区神山町16－4 ヴィラメトロポリス4B
OPEN 12時／CLOSE 23時（日・祝 20時）
休業日：木　第二・第四日曜
03-5790-9544
HP：<u><a href="https://www.shibuya-swing.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.shibuya-swing.com/</a></u>
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-1/381019/</guid>
		<title>特別対談  前編：Kan Sano × 松重 豊 ｜出逢いとニューアルバムとMPC</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-1/381019/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-1/381019/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 15 Dec 2020 09:00:11 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=381019</guid>
<![CDATA[<summary><p>先日『Susanna』をリリースしたミュージシャン・Kan Sanoと初の著書『空洞のなかみ』を出版した俳優・松重 豊の対談。松重のラジオレギュラー『深夜の音楽食堂』へのゲスト出演や、著書『空洞のなかみ』の朗読に即興で音楽をつけるコラボレーションなど親交ある二人の濃厚な対談、前編。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="900" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/17003129/music201210_kansano-main_re2-1440x900.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="kansano_matsushige" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/17003129/music201210_kansano-main_re2-1440x900.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/17003129/music201210_kansano-main_re2.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up"><p><strong>Kan Sano</strong>がアルバム『Ghost Notes』以来、約１年半ぶりとなるニューアルバム『<strong>Susanna</strong>』をリリースした。かの<strong>トム・ミッシュ（Tom Misch）</strong>がファンであることを公言し、共演を果たすきっかけとなった前作はこれまで以上にファン層を拡大し、早耳の音楽リスナーのその先へリーチした印象が強い。

そして新作。さらにレフトフィールドなトラックメイキングが行われていると同時に、パーソナリティーが滲む歌詞や歌唱にシンガーソングライターとしての側面も色濃くなった印象だ。コラボレーターにシンガポールの国民的<strong>シンガーチャーリー・リム（Charlie Lim）</strong>や、<strong>LAのキーボーディストロブ・アルージョ（Rob Araujo）</strong>を迎え、互いにケミストリーを起こしたナンバーやコロナ禍の中で、ミュージシャンのサポートのために始動したプロジェクト『<strong>origami Home Sessions</strong>』に提供した楽曲“<strong>Questitons</strong>”も収録。加えて、先行配信されていた“On My Way Home”と“DT pt.3”も加わり、初めて聴くにも関わらず、スッと世界観に引き込まれる印象も。

今回は本作のリリースを記念して、今や著名人の中でも現行の音楽リスナーとして、ミュージシャンからも厚い信頼を集める俳優の<strong>松重 豊</strong>との対談をセッティング。松重のラジオレギュラー『<strong>深夜の音楽食堂</strong>』へのゲスト出演や、この秋、松重が出版した著書『<strong>空洞のなかみ</strong>』の朗読に即興で音楽をつけるコラボレーションでも共演している二人。

対談を進行するまでもなく、というべきか、<strong>松重のラジオ番組にKan Sanoが登場したかの如く、会話は自然にスタート</strong>。松重のコアリスナーぶりと好奇心にその場にいた全員が驚嘆する場面も頻発した。貴重な2020年終盤ならではの対話をじっくり楽しんでいただきたい。
</p></div>
<div class="separator"></div>
<h2 class="fade-up">Interview：
Kan Sano　× 松重 豊
</h2>

<h2 class="fade-up">
「Kan Sanoさんと話したいことが山ほどあった」</h2>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110130/music201210_kansano-main1.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381055" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>━━まずはお二人の出会いをお訊きしたいのですが。</strong>

<strong>松重 豊</strong>（以下、松重）　大元はね、舞台で共演してるんですよ。藤田貴大くんの芝居（『小指の思い出』：2014年）の生演奏で青葉市子さんとKan Sanoさんとドラムが山本達久さんで。

その時はわりと俳優と演出家の戦いがあったんで結構大変だったんですよ。生のバンドが入るので、役者もマイクをつけさせられた。僕は生まれて初めてマイクをつけて芝居をやったので音のバランスとかそういうものがよくわからなくて。

<strong>Kan Sano</strong>（以下、Kan）　大変そうでしたね。僕もその、舞台の仕事がほぼ初めてだったので何も正解がわからないままやっていて、現場も緊張感がありました。だから、松重さんと直接お話しする機会がほとんどなくて。

<strong>松重</strong>　それで、最後の日にCDをいただいたんです。最高のラインナップだったので、劇中の曲は全部めちゃくちゃ良かったのは間違いなかったんですよ。最後に、Kan Sanoさんから「これCD、自分の」って渡されたやつが、「Kan Sanoってorigamiの？　嘘だろう？」って。

<strong>Kan</strong>　ははは。

<strong>松重</strong>　「これもっと話したいこと山ほどあったのに」っていうのが最初なんです。

<strong>━━渡されたCDは『kiss』？</strong>　

<strong>Kan</strong>　よりもっと前ですね。『ピアノ作品集』。

<strong>松重</strong>　『ピアノ作品集』。改めてこのあいだ聴いたけど、いいよね。佐野 観名義なんだよね。

<strong>Kan</strong>　そうですね。ソロピアノのときは佐野 観にしてました。当時はクラブでラップトップメインでビートを鳴らしたりするライブと、ピアノのライブと両方やっていたので、お客さんも混乱しちゃうというか。

<strong>松重</strong>　それはKan Sano名義より前にやってたの？

<strong>Kan</strong>　そうですね。元々はピアノが最初でした。高校の時にライブを始めたのも、ソロピアノのライブだったんですよ。金沢の近江町市場の地下にメロメロポッチってライブハウスが当時あったんですけど、バンドメンバーがいなかったので、そこで毎月ピアノのライブを一人でやっていて。当時はまだレパートリーが何もなかったので、そこでは即興の演奏だったり、曲を毎月書いてそこで披露したりしていましたね。

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/11180125/music201210_kansano-015.jpg" alt="kansano_matsushige" width="350" height="350" class="alignnone size-full wp-image-381385" /><figcaption>ライブ会場 & origami STORE限定販売</figcaption>
</figure></div>

<strong>松重</strong>　その頃っていわゆる今のKan Sano名義で作ってるような楽曲は、別でやってたのか、それともやってなかった？

<strong>Kan</strong>　でも、打ち込みはずっとやってましたね。パソコンも高校のときは持ってなかったので、ほんとに古いシーケンサーで、かなりアナログな機材でピンポン録音してました。

<strong>松重</strong>　ああ、そういう時代がついこの間まであったんだ。

<strong>Kan</strong>　やってましたね、僕は（笑）。ギリギリ、カセット世代なんで。

<strong>松重</strong>　ギリギリ、カセット世代って大事なキーワードだね。今回のアルバム『Susanna』を聴いて、改めて『佐野 観ピアノ名曲集』を聴いて。この両方を行ったり来たりできるということがすごいなと思った。

<strong>Kan</strong>　ありがとうございます。

<strong>松重</strong>　“神様のメロディ”とかメロディラインがめちゃめちゃきれいじゃないですか。めちゃめちゃきれいな曲を作れるくせに、ぐちゃぐちゃの曲も作れる。なんかこう必要以上にドラムが鳴ってるぞっていうのも作れるから、そこがね、謎なんですよ。素人からすると。いち聴取愛好家とすれば。どうなんですか、それは。

<strong>Kan</strong>　そうですね……。

<strong>松重</strong>　きれいなメロディを作るのってそんな難しくないんですか？　音階で気持ちよくさせるって意識的にできるじゃないですか。

<strong>Kan</strong>　でも、ピアノから入ってるっていうのもあるんですけど、メロディとかハーモニーはわりと得意というか。むしろ、ビートメーカーから入っていないので、ビートに対する苦手意識は未だに若干ありますけどね。

<strong>松重</strong>　逆に苦手意識を持ってるから、そっちで遊ぶ時に徹底するんでしょうね。

<strong>Kan</strong>　そうかもしれないですね。

<strong>松重</strong>　絶対、芯に素晴らしいきれいなメロディラインがあるはずなのに、そこを全部取っ払ってずらしちゃったとか。そういうのが贅沢に感じるんですよ。

<strong>Kan</strong>　ピアノはピアノでずっとやっていて、トラックメイクもずっとやってきて、20代半ばぐらいまでは全部が中途半端だったんですよね。何やってもうまくいかないというか。それでもずっと頑張っていると、ピアノがうまくいきだして。そうするとトラックもうまくいきだして、全部が少しずつこう上がっていったというか。

例えば20代の時だと、ビートを作るようになって小さなクラブイベントに自分も出るようになって、そうすると楽器は弾けないけど、ラップトップだけですごい音楽作れる人とか周りにいっぱいいて。発想が全然違うので、「すごいな」って打ちのめされて。

でも、やっぱり自分はピアノでやってきたバックグラウンドというか、積み重ねがあるので、そこを生かしてなんとか太刀打ちできないかなと思って。ずっと、そうやって試行錯誤してきましたね。

<strong>松重</strong>　へー。普通だったらもうピアノでいいじゃんって。天が一つのものを与えてくれてるんだから、もうそれでいいじゃんと思わないところが、まぁ欲深い性質ですよね。僕らもそうなんですが。

<strong>Kan</strong>　でも、スタートが自分で弾いて歌ってアレンジしていたビートルズ（The Beatles）だったので、やっぱり楽曲として仕上げたいっていうのはありますね。アレンジがやっぱ好きなんですよ。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110015/music201210_kansano-02.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381042" /></div>

<h2 class="fade-up">「振れ幅が気持ちいいってのは。変態ですね（笑）」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>松重</strong>　今回のアルバムはもう、最初から最後まで自分でプロデュース？

<strong>Kan</strong>　はい。そうですね。全部、自分でやりました。

<strong>松重</strong>　全部、自分なんだ。どこでやってたんですか？

<strong>Kan</strong>　自宅でやってましたね。

<strong>松重</strong>　2020年に作った曲で？

<strong>Kan</strong>　そうですね。去年の秋ぐらいから作り始めて。ちょうど春頃のコロナ前後ぐらいが一番曲を作っていた頃ですかね。

<strong>松重</strong>　コロナの時期って、ある意味、引きこもり体質の人にはいい結果をもたらしたこともあるからね。俺も結局、家に引きこもって、全然違うことやって。

<strong>Kan</strong>　本が一冊できましたもんね。素晴らしい。

<strong>松重</strong>　曲作る人も自分の家でできて、なおかつ完成まで持っていける人だったら、この上ない時間を与えてもらえるわけですよ。

<strong>Kan</strong>　まぁ、去年までもそういう風に作ってきたので、あんまり変わってないですよね。

<strong>松重</strong>　ある程度、自分で叩き台を作ってそれを誰かに聴かせたりはするんですか？

<strong>Kan</strong>　僕はほぼ完成までスタッフにもそんなに聴かせてないんです。やっぱりディティールにすごいこだわるので、デモといえど、ひとまず自分が納得いくところまで仕上げておきたいんですよね。と、なるとほぼ仕上げることになっちゃうんです（笑）。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>Kan Sano – Susanna</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe src="https://open.spotify.com/embed/album/5v4vMuGxzlM24kZUrSTdBF" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>松重</strong>　今回のアルバムはKan Sanoさんの最近の作品の進化からいくと、本当にフル・バージョンアップっていう感じが。一つ一つがこう、まとまっていかないというか、それぞれの曲に違うベクトルの方向性があって、単純に退屈しないし非常に刺激的でしたね。

<strong>Kan</strong>　前作が割とコンセプチュアルで、きれいにまとまっていたので、その反動もあるかもしれないですね。普段はいろんな音楽、ジャンルの音楽に携わっているので、アルバムを作る時に散らかっちゃいけないなと思って、ちゃんとまとめようとするんですけど、結局一人の人間が作っているので、なんだかんだ、まとまるなという。

だから、あまり最初からまとめすぎるのも良くないなと最近は思っていて。だから、あまりそこは気にせず作ってましたね。

<strong>松重</strong>　やっぱりKan Sanoさんの曲ってね、聴けば聴くほど体にスーっと入ってくる時間があるんです。先行でリリースしていた２曲はもう安定のよさって感じで染み込んでるんですよね。そのタイミングで、“神様のメロディ”を聴いてみると、すごく一貫しているKan Sanoさんのメロディラインというか曲作りの進化が非常に心地いい。

そこでなおかつ変化し続けるKan Sanoさんの楽曲に、幅が非常に出てくるじゃないですか。こっちいかれたら困るなっていうところがないんですよね。あ、こっち攻めてるんだなっていうのを思いながら、その攻める方向にまたこっちも振り回されて付き合いたいって思えるような。今回は特にそこの幅の揺さぶられ方が非常に心地よかったなと思ってます。

<strong>Kan</strong>　嬉しいです。

<strong>松重</strong>　“Ash Brown”とかも「あ、こういう感じってなかったな」と思って。

<strong>Kan</strong>　これはもともと、大阪のとあるブランドのために作った楽曲だったんです。だから、もともとアルバムに入れるつもりもなかったので、普段やらないような作り方ができました。

<strong>松重</strong>　そうですよね。こっちもいけるんだ？　っていう感じの。

<strong>Kan</strong>　いやー、嬉しいですね。振れ幅が気持ちいいってのは。変態ですね（笑）。

<strong>松重</strong>　変態ですね。ていうかね、なんだろう……「Kan Sano」ブランドがついてるから、もう安心できるじゃない？　残念な気持ちにならないっていう確信だけは間違いなくあるので、そこでどこまで連れてってくれるかなっていう、旅の始まりの感じじゃないですかね。

それがこの2020年っていう大変な年だったとはいえ、ここ最近のリリースの多さはやっぱりすごい波に乗ってるんだなぁっていう感じはしたんですけどね。ところで今回一緒にやった人ってどういう経緯だったんですか？

<strong>Kan</strong>　チャーリー・リムさんは……もともと僕がファンでプレイリストに入れて聴いてたんですけど、そのプレイリストを本人が見つけてくれて。それで連絡をくれて、そこからリミックスのオファーもいただいて。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>Kan Sano - Momentum feat. Charlie Lim</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/sSKHvUKQJ0E" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>松重</strong>　どこの人でしたっけ？

<strong>Kan</strong>　シンガポールですね。曲のやりとりもインスタのDMで（笑）。

<strong>松重</strong>　時代だ。すごいね。

<strong>Kan</strong>　時代ですね（笑）。

<strong>松重</strong>　会ったことないんだ、じゃあ。

<strong>Kan</strong>　会ったことないんですよ。

<strong>松重</strong>　はたから見るとこの二人は仲良くて、日本に来たらどっか浅草でも連れてく仲かと思ったら面識もないっていう（笑）。もう一人の方は？

<strong>Kan</strong>　ロブ・アルージョさんですね。

<strong>松重</strong>　いいですよね。僕も曲を聴いたことがありました。
</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>Kan Sano - brandnewday feat. Rob Araujo</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/wA2ooVgBBLQ" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>Kan</strong>　ご存知ですか。去年、来日して対バンしたんですけど、そこからたまにメールはしていて、「ちょっとピアノ入れてよ」って言ったら「いいよ」ってすぐ返してくれて、すごく軽いノリで。

<strong>松重</strong>　ピアノでしょ？　専門域を犯されるみたいなことはないの？

<strong>Kan</strong>　でも素晴らしいピアニストなので、嫉妬もないし不安もなかったです。

<strong>松重</strong>　自分の曲にそういうピアノソロが入ることも逆に面白い？

<strong>Kan</strong>　そうですね。それだけ自分が好きなピアニストだからだと思いますが。

<strong>松重</strong>　そういうピアニストを好きになる基準ってなんなんですか？

<strong>Kan</strong>　なんでしょうね？　わかんないです。でも、聴いていて好き嫌いってはっきりありますよね。それがどこ？　って言われると難しいですけど。

<strong>松重</strong>　ピアノ曲集みたいな曲って、そんなに編集しないでリリースするんですか？

<strong>Kan</strong>　編集とかそんなにしないんじゃないですかね。少なくとも僕はほとんどしないですね。

<strong>松重</strong>　じゃあ、ピアノの音色だけで勝負した上で好みがあるってことは編集とかじゃなくて、ピアノの弾き方なんだ。

<strong>Kan</strong>　そうですね。同じピアノでもやっぱ弾く人が変わると音ってすごく変わるんですよね。
</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110035/music201210_kansano-05.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381045" /></div>

<h2 class="fade-up">「ソフトの便利さに頼らず、
自分で工夫してやりたかったことにたどり着きたい」</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>松重</strong>　今の話を聴いて、レイ・ハラカミって、あの方も一種類しか機材を使ってないんですよね。

<strong>Kan</strong>　ローランドのSC-88Proでしたっけ。

<strong>松重</strong>　それだけであの曲々を全部作ってたんだけど、今聴いてもすごくいいんですよね。

<strong>Kan</strong>　いや、信じらんないですけどね、驚異的だと思います。

<strong>松重</strong>　やっぱそうなんですか、プロが見ても。

<strong>Kan</strong>　はい。

<strong>松重</strong>　だから今だったら、中古で2万円くらいでも買える機械。それでいてあれだけの音色を作り分けている、そこもセンスですかね。

<strong>Kan</strong>　使える機材とかは制限した方がある種、自分でイメージを膨らませて、あまり他の人が思いつかないような使い方ができたりとか、そういうのって多分あるんですよ。だから、その機材だけで突き詰めていくと、その人にだけしかできないようなアプローチとかが生まれてくるんでしょうね。

僕も今使っているパソコンはもう10年ぐらい使ってるんですけど、音楽制作ソフトに関しては一度もアップデートしていなくて。

<strong>松重</strong>　その時の進化しない、その時の状態の音がやっぱりいいっていうか、そこで自分が工夫して作っているから、そこがよりどころになるんですか？

<strong>Kan</strong>　今、ソフトもどんどん便利になっているので、簡単になんでもできるんですけど、すぐそこにたどり着くよりは自分で色々工夫して、そこにたどり着きたいっていうか。それが当初やりたかったこととちょっとズレていたとしても、そのズレが面白かったり個性だったりする気がするんです。

あえて使うものを変えずに同じものでずっとこう作ってくっていうのをここ10年やってきたんですけど、流石にもうアップデートしたいですね（笑）。僕、Cubase４を使っているんですけど、そしたらこのあいだCubase11が出ていて。これもうアップデートじゃないよなと思って（笑）。今ちょっと迷ってます。</p></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110010/music201210_kansano-01.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381041" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>松重</strong>　僕、生まれて初めて楽器っていうか、MPCっていうものを自分でできるかなっていう勝手な思い込みで探しに行って、初めて専門店に行ったんですよ。

<strong>Kan</strong>　それで買われたんですか？

<strong>松重</strong>　買ったんですよ。

<strong>Kan</strong>　おお。

<strong>松重</strong>　コロナ禍でMPCを買いたい人が増えたんですって。MPCを出してるAKAIってメーカーも今年、バージョンアップしてMPC LIVE IIっていう機種が出たんだけど、とにかく入荷したらすぐ売れちゃう状態らしくて。

たまたま、電話した時に「あります」と。「ちょっと今から行っていいですか？」「これって素人でもできますか？」って聞いたら、「説明書ないですよ」と鼻で笑われました。でも買っちゃった。それで、MPC教室っていうのに行けばなんとかなるかなと思って、日本で唯一やってるところに。

<strong>Kan</strong>　MPC教室ってあるんですか（笑）。

<strong>松重</strong>　いいなと思ったら「とりあえず10万振り込んでください」。

<strong>Kan</strong>　（笑）。怪しいですね。

<strong>松重</strong>　「え、10万？」連絡先もなんも書いてない。電話番号も書いてない。場所も日時も振り込まれてから。

<strong>Kan</strong>　怪しいです（笑）。

<strong>松重</strong>　さすがにそれは嫌じゃん？　だから結局、止めました。そのまま置いてあるんです。

<strong>Kan</strong>　それはでもOvallとかに教えて貰えばいいんじゃないですか（笑）。

<strong>松重</strong>　そうなのかな。だから今度、STUTSさんにラジオのゲストで来てもらうので、STUTSさんにちょっと改めて確認しようかなと思って（笑）。

<strong>Kan</strong>　それがいいです。バッチリです。</p></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110021/music201210_kansano-03.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-381043" /></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by 石角友香
Photo by Kohichi Ogasahara
ヘアメイク by 林裕子
スタイリスト by 増井芳江
衣装協力 by suzuki takayuki
</p></div>

<a href="https://qetic.jp/interview/kan_sano-yutaka_matsushige-2/381085/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">後編はこちら</a>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10112537/music201210_kansano-014-1440x960.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-381066" /></div>
<strong>Kan Sano</strong>
キーボーディスト、トラックメイカー、プロデューサー。バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。
リリースした 4 枚のソロアルバムや、メンバーとして参加している “松浦俊夫 presents HEX”は国内のみならずアジア、ヨーロッパでもリリースされ話題となり、FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL、朝霧 JAM、Monterey Jazz Festival、フランス World Wide Festivalなど 国内外の大型フェスに出演。新世代のトラックメイカーとしてビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ピアノ一本での即興演奏ライブも展開。ジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルが話題となっている。

プロデューサー、キーボーディスト、リミキサーとしてChara、UA、平井堅、絢香、m-flo、SKY-HI、七尾旅人、Uru、SING LIKE TALKING、土岐麻子、 大橋トリオ、藤原さくら、RHYMESTER、KIRINJI、iri、向井太一、Mrs. GREEN APPLE、SANABAGUN.、Seiho、佐藤千亜妃 （きのこ帝国 ）、 Shing02、そして Madlib、Eric Lau、Ruth Koleva といった海外アーティストまで、国籍もジャンルも越えてライブやレコーディングに参加。 さらにカネボウ、TOYOTA、LION、カルピス、CASIO などの CM 音楽や LINE とのコラボ曲リリース、J-WAVE のジングルなど、様々な企業に楽曲を提供。
2019 年、シングル“Sit At The Piano”がまたしてもストリーミングサービスで 500 万回超えを記録する中、ついにアルバム『Ghost Notes』がリリース。 全ての歌、楽器を自ら演奏し、ミックス、プロデュースまで完全に一人で仕上げた同作品は日本国内はもとより、海外でも絶賛。
UKで話題のアーティストTom Misch までもが「Kan Sanoのファンだ」と公言し、自らの日本・韓国公演のオープニングアクトとして Kan Sanoを指名。またテレビ朝日系『関ジャム 完全燃 SHOW』にもプロデューサーとして出演し、SNSで驚異的なツイート数を記録する。

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</p></div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"></div>
<strong>松重 豊</strong>
俳優。1963年、福岡県に生まれる。蜷川スタジオを経て、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。映画『しゃべれども しゃべれども』(2007年)で第62回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。2012年『孤独のグルメ』でドラマ初主演。2019年『ヒキタさん！ ご懐妊ですよ』で映画初主演。2020年放送のミニドラマ『きょうの猫村さん』で猫村ねこを演じて話題に。『深夜の音楽食堂』（FM ヨコハマ）では、ラジオ・パーソナリティーも務めている。</p></div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110118/music201210_kansano-012-1440x1440.jpg" alt="kansano_matsushige" width="1440" height="1440" class="alignnone size-medium wp-image-381053" /></div>
<p class="name">Susanna</p>
<p class="text">NOW ON SALE
Kan Sano
origami PRODUCTIONS
□ CD 通常版：OPCA-1047／2,500 円（税別) ／4580246161087 
□ 2CD 限定版：OPCA-1048／3,000円（税別) ／4580246161094 
□ LP（限定生産)：OPAE-1016／3,000 円（税別）／4580246161100
各種アフィリエイト

Tracklist
01. Flavor
02. Good Luck
03. Momentum feat. Charlie Lim
04. DT pt.3
05. On My Way Home
06. Ash Brown
07. brandnewday feat. Rob Araujo
08. Question
09. She's Gone
10. You and I
11. Since I Lost You

写し鏡のソロピアノ
※ CD限定版のみ付属
01. 受信トレイの奥にある
02. リプライがまだ温かい
03. Maybe we will meet one day. 
04. 目を撫でる氷の世界へ
05. 深く深く潜ったあなたは
06. 世界そのものになってしまった
07. 切り取りを拒みながら
08. 今日も水槽の中で揺れている
09. 滲んだ輪郭、混ざる指と指
10. 一瞬の永遠を掴まえたら
11. 途方もないスローシャッターで
12. 愛し合ってるみたいだ、ね

<a href="http://kansano.com/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Official Website</a>
<a href="https://kansano.lnk.to/Susanna" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">各種ダウンロード・購入はこちら</a>
</p>

<div class="separator"></div>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/12/10110124/music201210_kansano-013-1440x2114.jpeg" alt="kansano_matsushige" width="1440" height="2114" class="alignnone size-medium wp-image-381054" /></div>
<p class="name">空洞のなかみ</p>
<p class="text">NOW ON SALE
松重 豊
本体 1,500 円（税別）
ISBN：978-4-620-32646-7 
仕様：四六判/並製/224 ページ 
発行：毎日新聞出版 
<a href="https://mattige.com/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">松重 豊公式ウェブサイト</a>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">SHOP INFORMATION</h3>
<p class="name">渋谷SWING</p>
〒150-0047 渋谷区神山町16－4 ヴィラメトロポリス4B
OPEN 12時／CLOSE 23時（日・祝 20時）
休業日：木　第二・第四日曜
03-5790-9544
HP：<u><a href="https://www.shibuya-swing.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.shibuya-swing.com/</a></u>
</p>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<title>yahyelライブレポート：300名の“メンバー”と共有したカタルシス</title>
		<link>https://qetic.jp/music/yahyel-200901/368621/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/yahyel-200901/368621/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 01 Sep 2020 12:00:18 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>yahyelがワンマンとしては約2年ぶりに恵比寿リキッドルームでライブを開催した。『THE CHOIR』とタイトルされた同公演は2部制で、各公演300名限定でチケットを販売。オーディエンスではなく“メンバー”として、チケット料金ではなく“スタジオ代”を徴取するというアティチュードも話題になった。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180940/music200901_yahyel_18-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="yahyel" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180940/music200901_yahyel_18-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180940/music200901_yahyel_18.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p><a href="https://qetic.jp/?s=yahyel" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>yahyel</strong></a>がワンマンとしては約2年ぶりに恵比寿リキッドルームでライブを開催した。『THE CHOIR』とタイトルされた同公演は2部制で、各公演300名限定でチケットを販売。オーディエンスではなく“<strong>メンバー</strong>”として、チケット料金ではなく“<strong>スタジオ代</strong>”を徴取するというアティチュードも話題になった。しかも公演当日の“メンバー”としての役割を指示する誓約書と、当日のドレスコードであるバンダナも送付されるという入念さ。コロナ禍の先が見えない現状では、未だライブの現場は日常を取り戻せてはいない。ステージに立つ側にもオーディエンスにも緊張感が漂う中、各々の意思がなければ実現しなかったであろうこの日のライブの第一部をレポートする。

<p class="txtcredit"><h4>※本レポートでは一部演出・曲目についても紹介しています。ライブに参加されていない方、また配信をご覧になる予定の方は、注意してお読みください。</h4></p></p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p>
<h3 class="fade-up">ライブレポート：yahyel 『THE CHOIR』</h3>
</p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>会場を見回して驚いたのは2階、1階、そしてフロア内にも複数の工業用扇風機が設置されていたこと。開演ギリギリまでフロアのドアは開放されており空気の循環が実感できる。そして床にはソーシャル・ディスタンシングを維持するために立ち位置のフットプリントが貼られている。空間に余裕がある分、後方でもステージがよく見渡せることに気づいた。</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180723/music200901_yahyel_2.jpg" alt="yahyel" width="1285" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-368628" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180816/music200901_yahyel_7.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368634" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>18時25分、開演前の合図が鳴り、公演に際しての注意事項がアナウンスされる。現実的に必要な注意喚起でもあるのだが、同時に一編のドキュメンタリーに参加する気持ちにもなる。その後、完全に場内が暗転した時、公共の場でここまで完全な闇の世界に立っていることが束の間yahyelの“メンバー”であることへの儀式のように感じられた。幕が開くと、“Hypnosis”のイントロとともに灰色の背景に4人のシルエットが浮かび上がる。ステージ右から<strong>山田健人（VJ）</strong>、<strong>篠田ミル（Sampling／Cho）</strong>、<strong>池貝俊（Vo）</strong>、<strong>大井一彌（Dr）</strong>。非常にアイコニックなたたずまいだ。池貝の繊細な歌い出しをはじめ、サウンドのアンビエンスに身を浸しながら、ステージ背後のスペースを最大限に使った幾何学やサンドストームの映像にも浸る。生のライブの情報量を感知する自分の肉体や感覚を久々に認識した。</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180917/music200901_yahyel_14.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368641" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180927/music200901_yahyel_16.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368642" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180759/music200901_yahyel_5.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368632" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>続いてはインダストリアルな質感もある新曲を披露。大井のみならず、篠田もパッドを全力で叩く姿が目に飛び込んでくる。滑車が廻り続ける古いフィルムをエディットしたように見える映像が不気味な印象を残す。一転して4分のビートに自然に体が動く“<strong>The flare</strong>”。序盤から大きなアクションを伴い歌う池貝をはじめ、単独公演に2年のブランクがあったことを早々に忘れてしまう完成度だ。さらに初期から馴染みの“<strong>Once</strong>”で静寂から徐々にビルドされてサビに登り詰めるカタルシスを堪能。

大井のスネア・ロールから始まったドラムソロはエフェクトが施されていて、ダイレクトに身体で受け止める感覚。そこに怒涛のローが足元から上がってくると、「これこれ、これこそまさにライブ会場のフロアだ」と歓喜が走る。ああ、リキッドルームに帰ってきたのだなと全身が感知すると、自然と拍手とマスク越しの歓声が上がっていた。そして真っ赤なフロアライトに照らされてスタートした新曲。2曲目に演奏した新曲ほどダークではないが、ポップな中にもインダストリアルなサウンドが耳に残った。池貝があのバリトンボイスで短く「ありがとう」と言葉を発した後、山田のリバービーなギターの音色とエレピの残響がレイヤーを生み出しつつ、チャント（詠唱）のような反復へ繋がっていく構成に刮目。後で分かったのだがこの曲はMount Kimbieのカバーだった。</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180847/music200901_yahyel_10.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368638" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180826/music200901_yahyel_8.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368635" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180705/music200901_yahyel_15.jpg" alt="yahyel" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-368626" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>宗教曲のニュアンスはそのままこの日3曲目の新曲へ。教会で聴くようなオルガンの音色とスポットライトに照らされる池貝の姿が何か象徴的だ。懐かしさと哀しみを湛えたエレジーとソウルが融合されたこの曲はライブ・タイトルを端的に示唆していたように思う。続く“<strong>Body</strong>”ではサビで混沌の色合いが増すエフェクトがよりノイジーに空間を埋め尽くし、渦を巻くベースサウンドも相まって、思わずその場に立ち尽くす足に力が入る。それぐらい揺さぶられる。

「yahyelの皆さん、今日はお越しいただいてありがとうございます。これリハなんで。今日だけは楽しんで」という池貝の言葉に初めて笑いが起こる。そして彼が珍しくギターを持ち、歌い出したのは4 Non Blondesの“<strong>What’s up</strong>”。フルコーラス歌わずに、次なる新曲へ。神聖さと重さを携えたニュアンスだ。そこから“<strong>Pale</strong>”のイントロで歓声が上がる。ステージ上でクロスしていたライトがフロアも照らし、定位置でも自由に踊るオーディエンスが増えていく。ハウシーに展開していく後半、ストロボに照らされるメンバーの渾身のプレイ、直感的に動く池貝の熱量に巻き込まれるようにフロアの熱量も上昇していく。オーディエンス同士の距離感はyahyelのライブにおいて、カタルシスを邪魔するものではない。

新旧のレパートリーに加えて新曲やカバーも交え進行してきたライブの中でもユニークだったのが“<strong>Germany</strong>”のダブ・アレンジ。ギター2本のアレンジも珍しい上に、オレンジとグリーンというジャマイカを思わせるライティングも新鮮だった。意表をついた後は赤い背景に金文文字の「道」が現れ、ループするオリエンタルなリフに乗り“<strong>TAO</strong>”がプレイされる。篠田が挟むエフェクトの強度が増し、大井のシンバルが祭祀をクライマックスの高みにシンクロさせていく。長めにリアレンジされたアウトロのあいだ、腕を水平に伸ばしたまま直立する池貝の姿もシンボリックだった。</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180808/music200901_yahyel_6.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368633" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180749/music200901_yahyel_4.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368631" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180836/music200901_yahyel_9.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368637" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>自然と起こる大きな拍手と歓声を受けて、池貝が「みんなには（メンバーなのに）何もしてもらえなくて申し訳ないけど、今日、みんなクビなんで、ごめんな。我々にとってはすごいことなんで」と笑いと感銘を同時に起こす発言をした。だが、この日の客は客ではなくメンバー、そしてこのメンバーは<strong>CHOIR＝聖歌隊</strong>なのだ。歌えない聖歌隊というのも現状のライブ空間においてyahyelからの皮肉と愛の入り混じったメッセージだと受け取ったのだが、実際には静的な反応でも感情は発信できる。不思議な信頼関係が充満したフロアは居心地が良かったからだ。

ラストはいくつものドアが開く映像も示唆的な“<strong>Iron</strong>”。池貝の伸びやかなファルセットが響く。〈I just don’t want you to go ／ Why is it so hard to stay？ ／ We’ve got it all〉――祈りと決意が空間を埋め尽くすような歌とサウンドスケープは真っ赤な背景に浮かぶバンドロゴとともにエンディングを迎えた。

約80分の一部から90分のインターバルを経て二部へ。少なくとも一部を見た限り、この後のことを意識して臨んだステージングには見えなかった。言葉より雄弁なアティチュードを受けて、ミュージシャンもオーディエンスも、誰か、何かが動き出すのではないだろうか。そんな予感を残すライブだったのだ。

なお当日の模様は山田健人監修のもと、収録・編集されたライブ映像として9月4日（金）から9月10日（木）23:59まで期間限定配信されることも決定している。</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180858/music200901_yahyel_11.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368639" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180712/music200901_yahyel_13.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368627" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180909/music200901_yahyel_12.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-368640" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180735/music200901_yahyel_1.jpg" alt="yahyel" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-368629" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180652/music200901_yahyel_17.jpg" alt="yahyel" width="1280" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-368625" /></div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31180742/music200901_yahyel_3.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1286" class="alignnone size-full wp-image-368630" /></div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/09/31182028/music200901_yahyel_19.jpg" alt="yahyel" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-368647" /></div>

<p class="name">YAHYEL『THE CHOIR』Live at Ebisu Liquidroom STREAMING</p>
<p class="text">初回配信：2020年9月4日（金）20：00〜21：30頃
※巻き戻し再生不可
アーカイブ配信：2020年9月4日（金）22：00頃〜9月10日（木）23：59

視聴チケット：￥2,000
販売期間：2020年8月28日（金）12：00〜9月10日（木）16：00

※初回のライブ配信終了後、本配信チケットをお持ちの方は9月10日（木）23：59までアーカイブ配信をご利用いただけます。
※アーカイブ配信期間中は何度でも視聴可能です。

<a href="https://beatink.zaiko.io/_item/328445" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">ZAIKO</a>

<a href="https://livemine.net/lives/5/about" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">LIVEMINE</a></p>
</div>
<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/friendship-03-pickup/349017/</guid>
		<title>downy・青木ロビン×LITE・井澤惇 対談｜インディペンデントな活動における音楽との関わり方</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/friendship-03-pickup/349017/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/friendship-03-pickup/349017/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 25 Mar 2020 11:00:40 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=349017</guid>
<![CDATA[<summary><p>デジタルディストリビューションサービス「FRIENDSHIP.」のキュレーターから、3年半ぶりの新作・第七作品集『無題』をリリースしたdownyの青木ロビンとその革新的な音楽性をリスペクトしてきたというLITE・井澤 惇の対談を実施。新作へのアプローチについて訊くと同時に、インディペンデントな活動を行う今のアーティストにとっても参照点の多い対話を展開してもらった。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24024938/interview200325_frinedship03_7936-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="FRIENDSHIP.03" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24024938/interview200325_frinedship03_7936-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24024938/interview200325_frinedship03_7936.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up"><p>昨年５月に〈HIPLAND MUSIC〉がスタートしたデジタルディストリビューションサービス「FRIENDSHIP.」。

ストリーミングが主流になり、音源を独自で配信するインディペンデントなアーティストが増える一方、膨大な音源の中で楽曲をフックアップされることは難しい状況でもある。数あるデジタルディストリビューションサービスの中で「FRIENDSHIP.」が画期的である点は特定のレーベルや事務所に所属することなく、プロモーションやサポート、ディストリビューションを統合した機能を持つサービスであることだ。

Qeticと「FRIENDSHIP.」が企画する連載の第3回となる今回は「FRIENDSHIP.」のキュレーターとして参加するdownyの青木ロビンとLITEの井澤 惇の対談を実施。３年半ぶりとなる新作をリリースするdownyと、その革新的な音楽性をリスペクトしてきたというLITE。downyの新作・第七作品集『無題』へのアプローチについて訊くと同時に、若手のフックアップや、早い段階から海外でのライブを行なってきた経緯など、インディペンデントな活動を行う今のアーティストにとっても参照点の多い対話を展開してもらった。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020753/interview200325_frinedship03_7773-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349023" /></div>

<h2 class=“fade-up”>Interview：
青木 ロビン（downy）×井澤 惇（LITE）</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━downyは３年半ぶりとなるアルバム・リリースですが、この間にギタリストの青木裕さんが亡くなるという局面があり、そしてギタリストは新たに入れない決断をされたわけですが、アルバムのビジョンはいつ頃立ち上がったんですか？</strong>

<strong>青木ロビン（以下、ロビン）</strong>　（青木）裕さんの病気が発覚して、余命１年って言われて。本人は「絶対治すから気にしないでいいよ」とずっと言っていたんですが、じゃあ僕らに何ができるかなというところで、実は３月19日のーー亡くなった日、ワンマンの日にほんとはライブ動画を撮ろうと。（※亡くなった当日、downyのワンマンライブが開催された）何が起こるかほんとに分かんないから、生きてる歴史を撮って残さないと思っていたんです。そこで絶対、新曲をやりましょうと。その時に完成していたのが“砂上、燃ユ。残像”で、今回シングルでリリースした曲なんです。なので、裕さんはギターまで録り終えていました。

他の曲もモチーフはある程度、漠然とはあって、こういうアルバムにしようって構想はありました。１年以内にほんとは出さなきゃって思っていたんです。けど、そこで急にああいうことになっちゃったので、僕らはまず立ち直るというか、進むためのきっかけをどこかで作る必要がありました。それがSUNNOVAくん（の加入）だったりもするんですけど、そんな流れで今作を作りあげていきました。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020736/interview200325_frinedship03_7673-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349021" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━井澤さんは新作をどう聴きましたか？</strong>

<strong>井澤 惇（以下、井澤）</strong>　今日はdownyの新作を褒めまくる気できたんですが（笑）。まず去年の１月に僕らの15周年のイベントにdownyに出てもらったんです（他にtoe、SOIL & “PIMP”SESSIONS）。downyは裕さんが亡くなられてから活動をしていなかったのを知っていて僕らも出演の打診をしたんですけど、動いてくれたんです。それにSUNNOVAさんも加入して、新しいdownyとして前進しているのを僕ら自身もサポートしたかったんです。

<strong>ロビン</strong>　あの日新曲やったんだよね？　そこに向けて何曲か新曲やろうって。

<strong>井澤</strong>　始めようとしてくれるタイミングでしたよね。それを僕らなりにですけど、サポートしたいなっていうのもあって。でも、downyのライブをその場で見た時に自分たちが知ってるdownyではなかったんですね。前に進んでいくのが見えました。僕はずっとdownyの背中を見てたんですけど、まだ背中だったことが嬉しくて。その後にFRIENDSHIP.に参加して、またdownyと関わることになったんですけど、絶対的安心感のある方が来たというのはいまだに変わらないですね。だから最初にこの新作が出ることを知って、聴いてないのに絶対いいって知ってるんですよ、僕の中では。その上で「絶対いい」っていう印象をどう覆すか？　ていうのが楽しみで、その作品の中に入っていくというか。僕の中で今回の作品でびっくりしたのは音の環境というか、なんかすごくめちゃめちゃ高音質に作り上げたっていうよりは……。

<strong>ロビン</strong>　そう。全然全然。

<strong>井澤</strong>　まとまり方が不思議だなと思ったんです。まとわりつくようなギターがあったりするじゃないですか。音って右と左の２ミックスで別れるじゃないですか？　でも右とか左とかじゃ考えつかない、立体的な３Dの丸みたいな感じに俺は聴こえて、「これどうやって作るんだろう？」と思って研究しています（笑）。リズム隊の感覚も雰囲気が変わりましたね。

<strong>ロビン</strong>　うん。今回はサウンドデザインも込みで、レコーディングからそうなんだけど、秋山くん（Dr.）も結構、アイデア出してくれて。みんなの感覚が近いところでやっとレコーディングできたかなって感じだったかな。ただ新しいことをやればいいわけじゃないし、古くていいものもちゃんと取り入れたいなとは思ってました。やっぱり打ち込みじゃないので。生の人間がやる面白さもちゃんと出せたらいいなとか、なまりを残したいとか、そこは音の隙間で結構できたなと思ってます。

<strong>━━「どこで何が鳴ってるんだろう？」という不思議さは確かにあります。</strong>

<strong>井澤</strong>　でも裕さんのギターって「裕さんだ」ってわかるんです。裕さんのギターが使われてるっていうのを事前に知らない上で聴いて、「これ裕さんいるじゃん」って思ったんです。その後にロビンさんのツイートを見て、「あ、やっぱりな」と思って。

<strong>ロビン</strong>　“砂上、燃ユ。残像”がそうですね。</p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>第七作品集『無題』 - downy</strong></p></div>
<div class="movie_wrap"><iframe src="https://open.spotify.com/embed/album/5QTsPoZuJr2aPTQ49ui41R" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━ピアノが特徴的な“pianoid”はリズムもシンプルなようで複雑で。</strong>

<strong>ロビン</strong>　めっちゃ面白くないですか？　この曲、頭から四つ打ちなんだけど、四つ打ちに聴こえさせない。で、一回、キックが抜けて戻ると四つ打ちに聴こえるという。

<strong>井澤</strong>　リズムの中でのユーモアですね。

<strong>ロビン</strong>　そうなの。それを言わなきゃ伝わらなさそうだったから言っとこうかなと思って（笑）。

<strong>井澤</strong>　言っていきましょう（笑）。BPM141の16分音符の裏をBPM188でとらえると8分3連の三音目に置き換えることができる、ということをベースマガジンで言ったら、「全くわかりません」って言われて（笑）。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020724/interview200325_frinedship03_7649-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349020" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━今ここで具体例を聴かないとわかりません（笑）。</strong>

<strong>井澤</strong>　LITEのリズムに関しては最近は武田（信幸／Gt.）と僕と半々で作るようにしています。いつも帰り道は車で武田と一緒なんですよ。その時に最近はdownyを聴くようにしようかなと思ってます。「これどうしてんのかな？」って研究をするために（笑）。

<strong>━━メンバー同士で聴くとどこで反応するのか分かりますね。</strong>

<strong>井澤</strong>　そう。武田は僕と違うところに反応するのが逆に面白いと思います。でも、好きな音楽が一緒だからっていうのもあるんですけど、downyの音楽自身が、どこに引っかかるかわからない部分が散りばめられてるじゃないですか？　それが僕の中で引っかかってるところと違うところで引っかかる人もたくさんいるというのが、うちのバンドメンバーだけでもバラバラなんで、それって面白いよなと思ってます。

<strong>━━シングル曲（“砂上、燃ユ。残像“）の先行配信はdownyとしては初めての試みですが、その意図は？</strong>

<strong>ロビン</strong>　先に1回出さないと進まないっていうのもあるんですけど、僕らあんまり出し方っていうのを考えたことがなくて。配信の面ではFRIENDSHIP.さんが色々アイデアをくれて、“砂上、燃ユ。残像“から1回出してしまおう、と。命日までには、という目標を設定していたのもありますが、本人がギターを弾いている曲を早く聴いてもらいたいという気持ちもありました。

<strong>━━ファンからはどういう反応が多いですか？</strong>

<strong>ロビン</strong>　どうなんでしょう？　あまり調べないので全然わからないんですけど、シンプルにミュージシャンの方からメールとかで、「ネクストステージに行った感じがする」って言ってもらえました。音の面も楽曲の面もそれを狙ってるというか、そうでありたいなと。オリジナルなバンドでいたいし、downyは絶対に誰かっぽくないって言われたくないっていうのを突き詰めてやってるつもりなので、それのまた次のステージに行けたかなって感じはしました。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020808/interview200325_frinedship03_7831-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349025" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━実際バンドが動くタイミングで同時に新曲が聴けるのは嬉しいことだと思います。</strong>

<strong>ロビン</strong>　そうですね。その方が早い時代なので、それは無視しても仕方ないというか。多分、どこもそうなんですけど、CD売れないと困るんですけど（苦笑）、やっぱり聴いてもらわないとどうにもならないっていうのはありますよね。早く聴く方法がストリーミングであるなら僕らはそこに否定はなくて、むしろ使っていけばいい。いっぱい聴いてもらえるのが一番いいんじゃないかなって、結構シンプルな感じですね。

<strong>井澤</strong>　実際、僕はロビンさんがTwitterで「シングルをリリースします」って発信してて、すぐに検索してApple Musicで聴いたんですね。それって今っぽくもあるし、直接的かなと思っています。何月何日発売って打ち出して、雑誌とかに何万円もだして広告打って、取材してもらって、それでいよいよ発売って３ヶ月間プロモーションしまくった上で、発売しました、みんなCD屋にゴー！ってよりは直接的だなと思うんです。お客さんと一番近い存在ですぐ聴けるっていうのは自分たちにとっても利益になります。

<strong>━━LITEはどの段階からストリーミングの試みを始めたんでしたっけ。</strong>

<strong>井澤</strong>　日本でCD売れないってみんなが騒いでいた時にはやってましたね。Spotifyは海外のレーベルがもう先に出しちゃったので。海外ではApple Musicが出る前、Spotifyしかなかったぐらいにはもうリリースしてました。

<strong>━━それは海外にツアーに行くことが増えたからですか？</strong>

<strong>井澤</strong>　むしろ海外にライブしに行くようになった方が先ですね。iPhone3Gの前から僕らは海外ツアー行ってるので。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020818/interview200325_frinedship03_7921-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349026" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━それはストリーミングも必然ですね。ちなみに今、お2人のリスニング環境はどんな感じですか？</strong>

<strong>ロビン</strong>　僕は制作用のスピーカーでも聴きますし、自宅のアナログ用のスピーカー、それとノイズキャンセラーのイヤホンですね。それと車のスピーカーですかね。リファレンスというか、それで聴き慣れるようにしています。

<strong>井澤</strong>　車のスピーカーはローがすごい出ますよね。走りながらだと、ローが消えるからちょうどいいんですよ（笑）。

<strong>━━スマートフォンでも聴いていますか？</strong>

<strong>ロビン</strong>　使いますよ。車はBluetoothです。

<strong>━━井澤さんは？</strong>

<strong>井澤</strong>　俺、イヤホンマニアっていうか、音マニアなんで、家にラージモニタースピーカー、そのラージスピーカー用のヘッドホンを買いました。結構、仕事でコマーシャルな曲を作っていて、マスタリングまで自分でやらなければいけない場面が結構多いんです。ラージスピーカーのような鳴りができるようなヘッドホンを使っています。あと、モニター系がイヤホン含めて４つぐらいあって、リスニングイヤホンが……。（指で数える）

<strong>ロビン</strong>　やりすぎじゃん（笑）。

<strong>━━サブスクが普及したことで完パケのミックスで意識するようになったことはありますか？</strong>

<strong>ロビン</strong>　マスタリングの仕方は目標が変わってくるので違ってきます。全体にいいようにというか。三好（敏彦）さんがマスタリングしてくれたんですけど、リスニング環境の違いで15パターンぐらい送ってくるんですよ。

<strong>井澤</strong>　すげえ（笑）。

<strong>ロビン</strong>　「日曜日の夜」とか「月曜日の朝」とか、どんなに同じことやってもマスタリングの音が変わっちゃうんだって。日曜日って家に人が多くて電気使うから電圧ないとか、パターンをいっぱい持ってきて、メンバーでどんどん絞ってって、「月曜日の朝が一番いいな」とか。

<strong>井澤</strong>　だからか！

<strong>ロビン</strong>　で、「月曜日の朝」はiPhoneで聴くとちょっとキックが消えてるんだよね、とか。そういう比較をして絞り込んでいって。毎回、「鼻毛１本」っていう説明を三好さんがするんだけど、「ほんと鼻毛１本の差ですけど、これもあります」って送ってくれる（笑）。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020745/interview200325_frinedship03_7721-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349022" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━ところでお二人が「FRIENDSHIP.」のキュレーターを引き受けたのはどんな理由から？</strong>

<strong>ロビン</strong>　声をかけてもらったのと、僕は単純に＜AFTER HOURS＞に出したい若手のバンドがいて、ライブに呼べるようになったという環境もあったので、シンプルに好きな子たちの音楽をもっと聴いてもらいたいなと思ったんです。それに関われる話としていいなと思ったからですね。僕はわりととんがり担当で（笑）。とんがった人をいつも紹介してはスタッフが交渉してくれている感じです。

そういうふうにいい音楽をちゃんと広める場所があるなら、そこにたどり着いた方がいいんじゃないか？　って子たちをサポートできたらいいなという感覚でした。それにこういう人たちが選んでいるんだったらーーもちろん落とされた人はどこからどう言っても落とされた、になるけど、ちゃんと聴いてるっていうのはわかってるので、安心して送ってくれていいよって感じはします。

<strong>━━井澤さんはいかがですか？</strong>

<strong>井澤</strong>　僕も同じく誘われたからですね。もともと僕は、自分で海外のレーベルをやってたんです。海外ツアーで仲間になったバンドたちをフックアップして、日本だと知られてないバンドなんですけど、そのバンドを日本に連れて来たいっていうのがあって。そのためにレーベルを作ってCDを売って、渡航費として返すっていう。本当にライブの時に売るための物販を作るCDレコードレーベルみたいな、小さなことをやってたんです。それは自分の収入には全くならないけど、でもLITEのためにはなるじゃないですか。LITEが友達の海外のバンドとツアーを廻る名目にもなるのでずっとやってたんですけど。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020801/interview200325_frinedship03_7794-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349024" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>ロビン</strong>　えらいなぁ。

<strong>井澤</strong>　ということは、それと同じことをFRIENDSHIP.でやれるじゃないですか？（笑）　で、僕がやってきたやり方は地道で古いし、CDは売れない。でも、配信だったらもっと早いしっていう意味ではさっきも言ったんですけど、お客さんとの距離がすごく近くなるんですよ。どういうことかというと、海外のアーティストを連れてくる時のプロモーションがライブだけだとどうしても弱いので、もうLITEっていうメディア媒体しか使えないじゃないですか。

その、外国人と一緒にツアー廻ります、けどその外国人、知られていませんみたいな。そうなるとLITEのお客さんしか来ない。だったら配信でプロモーションを兼ねたFRIENDSHIP.があるから、そっちでやってみない？　っていう提案ができるんです。

<strong>ロビン</strong>　あとね、定期的にプレイリストを作らせてくれるんです。今まで俺が作って公開したところで、と思ってたんです。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>FRIENDSHIP. PLAYLIST Curated by Robin Aoki</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe src="https://open.spotify.com/embed/playlist/1tYOqniSofRyPUralo7M0V" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━ロビンさんのプレイリストは未知のアーティストが多くて興味深いです。</strong>

<strong>ロビン</strong>　いいでしょ？　それに気付けたのが良かった。で、プレイリストをあげたらそのアーティストからメールが来て、「ありがとう」「海外来る時、声かけて」とか。自分が発信することで人との距離がまた急に変わりました。

<strong>井澤</strong>　つながるんですよね。

<strong>ロビン</strong>　あと、僕が好きな音楽を誰かが聴いてくれて気になってくれて知ってくれたらいいなって思います。そんな試みに参加させてもらえたのはすごくありがたいですね。

<strong>━━井澤さんの選曲はまだLITEを想像しやすいというか。</strong>

<strong>井澤</strong>　ははは。自分の周りに近い人、好きな人の楽曲を選曲しているので。アメリカツアーを一緒に回ったElephant GymやCHONを入れたり。一緒にツアーを回るようなバンドが自分の同世代かちょっと後輩になってきたんですけど、同じように世界で動いてるバンドだから、俺の中では一緒くたに聴いてもらうファンがいてもおかしくないと思ってて。

というのも、海外は当たり前のように一緒に聴いてるんですけど、日本ってちょっと世代が違うみたいな扱いになるというか。それって、toeとdownyを聴いているお客さんと俺らは世代が違うって扱いに日本はなりやすいというか、そこは一緒くたにならないんですよ。
なんで全部一緒に聴かないんだろう？　と俺も思ったりしてて。そこを一緒に聴く人たちを作れるように、みたいな願いはちょっとあったりとかします。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>FRIENDSHIP. PLAYLIST Curated by Jun Izawa</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe src="https://open.spotify.com/embed/playlist/2h8flGJcXJnWvORRpE5xMT" width="300" height="380" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━以前、タイラダイスケさんとThe fin.のYutoさんの対談の時、FRIENDSHIP.がハブになって新しいコラボやイベントがあっても面白いという話をしていらしたんですけど、お2人はやりたいことはありますか？</strong>

<strong>ロビン</strong>　DTM講座ができたらいいなと思いました。選考をしている時に、曲が良くても音が悪い子がいたからもったいないなと思ったんです。録音をこうするだけで良くなるよって講習会とかしてあげたら喜びそうだなと思う。その場で僕と井澤くんが例として曲を作っちゃうとかもいいんじゃない？

<strong>井澤</strong>　いいですね。全然やりますよ！</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24020714/interview200325_frinedship03_76-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349019" /></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by 石角 友香 
Photo by Kohichi Ogasahara</p></div>


<div class="information">
<h4>FRIENDSHIP. archive</h4>
<p class="text"><a href="https://qetic.jp/interview/friendship-pickup/338853/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Vol.1 タイラダイスケ（FREE THROW）× Yuto Uchino（The fin.）対談 「FRIENDSHIP.」が目指す新しいアーティストサポートの形とは？</a></p>
<p class="text"><a href="https://qetic.jp/interview/friendship-02-pickup/343943/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Vol.2 橋本薫×奥冨直人対談｜カルチャーとの結びつきから広がる新たな音楽の届け方</a></p>

<div class="separator"></div>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/21131006/interview1121_friendship-re_4.jpg" alt="FRIENDSHIP.対談" width="1000" height="1004" class="alignnone size-full wp-image-338908" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
FRIENDSHIP.とはカルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽をデジタル配信する新しいサービス。
世界中から新しい才能を集め、それを世界に届けることが私達のできることです。
リスナーは自分の知らない音楽、心をうたれるアーティストに出会うことができ、アーティストは感度の高いリスナーにいち早く自分の音楽を届けることができます。</p></div>

<a href="https://friendship.mu/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a></div>
<div class="separator"></div>
<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24024147/interview200325_frinedship03_downyap-1440x960.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="960" class="alignnone size-medium wp-image-349027" /></div>
<h4 class=“fade-up”>downy</h4>

2000年4月結成。メンバーに映像担当が在籍する、特異な形態をとる5人編成のロック・バンド。音楽と 映像をセッションにより同期、融合させたライブスタイルの先駆け的存在とされ、独創的、革新的な音 響空間を創り上げ、視聴覚に訴えかけるライブを演出。

2004年に活動休止し、2013年に再始動。 
2018年にギタリストの青木裕が逝去。2020年SUNNOVA(Samlper/Synth)の正式メンバーの加入を発表。

<p class="text"><a href="http://downy-web.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/downy_official?s=20" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/downy_official_/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://www.facebook.com/downyjapan/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Facebook</a></p></div>
<div class="separator"></div>
<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24024617/interview200325_frinedship03_LITEap-1440x2156.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="2156" class="alignnone size-medium wp-image-349029" /></div>
<h4 class=“fade-up”>LITE</h4>

2003年結成、4人組インストロックバンド。今までに5枚のフルアルバムをリリース。独自のプログレッシブで鋭角的なリフやリズムからなる、エモーショナルでスリリングな楽曲は瞬く間に話題となり、アメリカのインディレーベル”Topshelf Records”と契約し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどでもツアーを成功させるなど国内外で注目を集めている。 国内の大型音楽フェス”FUJI ROCK FESTIVAL”や”SUMMER SONIC”をはじめ、海外音楽フェスのSXSWへの出演や、UKのArcTanGent Festival、スペインのAM Fest、メキシコのForever Alone Festではヘッドライナーでの出演を果たすなど、近年盛り上がりを見せているインストロック・シーンの中でも、最も注目すべき存在のひとつとなっている。2019年6月5日には6thアルバム「Multiple」をリリースする。

<p class="text"><a href="https://lite-web.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/LITE_JP" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/lite_jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://www.facebook.com/liteband" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Facebook</a></p></div>

<div class="profile">	
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2020/04/24024410/interview200325_frinedship03_jkt-1440x1440.jpg" alt="FRIENDSHIP.03" width="1440" height="1440" class="alignnone size-medium wp-image-349028" /></div>

<p class="name">第七作品集『無題』</p>
<p class="text">downy
2020.03.18（水）
RHEN-0001
¥2,800 (税抜価格)+税

1.コントラポスト
2.視界不良
3.36.2°
4.good news
5.角砂糖
6.ゼラニウム
7.砂上、燃ユ。残像
8.pianoid
9.鮮やぐ視点
10.adaptation
11.stand alone

<a href="http://downy-web.com/7/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">特設ページはこちら</a>
</div><p>© Qetic Inc.</p>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/music/ryleywalker-pickup/340571/</guid>
		<title>Ryley Walker来日直前インタビュー｜惨めで美しいシカゴの街と暖かいアメリカン・ミュージック</title>
		<link>https://qetic.jp/music/ryleywalker-pickup/340571/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/ryleywalker-pickup/340571/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 10 Dec 2019 03:00:49 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=340571</guid>
<![CDATA[<summary><p>シカゴ出身のシンガーソングライター／ギタリストのライリー・ウォーカー（Ryley Walker）が昨年リリースした最新アルバム『Deafman Glance』を携えて、2年ぶりの来日公演を開催する。ジム・オルークなどに影響を受ける彼に新作『Deafman Glance』を軸に来日直前インタビュー。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="1151" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/09200328/music191213-ryleywalker-3-1440x1151.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="ライリー・ウォーカー（Ryley Walker）" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/09200328/music191213-ryleywalker-3-1440x1151.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/09200328/music191213-ryleywalker-3.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure>シカゴ出身のシンガーソングライター／ギタリストの<a href="https://qetic.jp/?s=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>ライリー・ウォーカー（Ryley Walker）</strong></a>が昨年リリースした最新アルバム『Deafman Glance』を携えて、2年ぶりの来日公演を開催する。

12歳のときパンクバンドで音楽を始め、シカゴのノイズ、エクスペリメンタルシーンを肌で感じて育ち、アーティストとしての成長のプロセスでブリティッシュフォークなどを吸収してきた彼。その音楽性は一聴したところ、ナチュラルで繊細、忙しない日常から一人の人間、ひいては生き物としての自分を取り戻させてくれる穏やかさを持つ。だが、聴き込むほどにジャズやエクスペリメンタルな理論が感性をダイレクトに表現することを可能にしていることに気づかされるのだ。彼自身がシカゴの街は「惨めで美しい」と自覚しているように、そのアンビバレンツがライリー・ウォーカーという音楽家の旋律やグルーヴを特別なものにしている。

<strong>Ryley Walker - 22 Days（Live at Sonic City 2018）</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/SoK5qCgt_dY" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

アメリカンプリミティヴギター・シーンというシーンがあることを彼を通じて知ったが、1939年生まれのジョン・フェイヒー（John Fahey）が60年代中盤以降のブルース・リバイバルの核に存在し、後に<a href="https://qetic.jp/?s=%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AF" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>ジム・オルーク（Jim O'Rourke）</strong></a>やグレン・ジョーンズ（Glenn Jones）のサポートにより作品を世に送り出している。ライリー・ウォーカーはジム・オルーク経由でジョン・フェイヒーにたどり着いたと想像するが、ある種、素朴なフォークミュージックから、実験音楽まで包摂するアメリカン・ミュージック、それもどちらかと言えばトラッドな道のりを歩んできたアメリカン・ミュージックの地層の厚さに圧倒される。

一音に込められた嘘のない個人としての思いと瞬発力。そして暖かいようで侘しいような、ドライなようでウエットなような二面性にたまらなく魅力を感じる新作『Deafman Glance』。この作品を軸に、即興のジャムも行うとコメントをくれた彼。東京は渋谷の7th Floor、京都はUrBANGUILDと、いずれも親密なムードが醸し出されそうな予感。忙しない季節にぽっかり空いた空間にハマってみるのもきっと悪くない。

以下、来日前の彼のメール・インタビューを紹介しよう。

<h2>Interview：Ryley Walker</h2>

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=340576" rel="attachment wp-att-340576"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/09200324/music191213-ryleywalker-2.jpg" alt="ライリー・ウォーカー（Ryley Walker）" width="1920" height="1536" class="alignnone size-full wp-image-340576" /></a><figcaption>Photo by Evan Jenkins</figcaption>
</figure>

<h3>改めて音楽的なルーツとその融合のオリジナリティについて</h3>

<strong>──10代の頃はパンクバンドをやっていたこともあるというあなたがフォーク・ミュージックに惹かれるようになったきっかけのアーティストを教えてください。</strong>

インディ・ロックの限りない可能性を楽しんでいるよ。例えば、シックス・オルガンズ・オブ・アドミッタンス（Six Organs of Admittance）やウッデン・ワンド（WOODEN WAND）、エスパーズ（Espers）、ハッシュ・アーバーズ（Hush Arbors）、ザ・サンバーンド・ハンド・オブ・ザ・マン（Sunburned Hand of the Man）などのバンドはみなパンクロッカーだし、それでいてフォークを演奏しているんだ。

<strong>──彼らの音楽のどんな部分に影響を受けたのか教えてください。</strong>

いつも様々なジャンルの音楽を楽しんでる。10年ほど前はジム・オルークのスタイルに没頭していたし、ジョン・フェイヒーもよく聴いていたよ。

<strong>──ニック・ドレイク（Nick Drake）やジョン・マーティン（ohn Martin）はあなたの音楽にどのような作用を及ぼしましたか？</strong>

彼らの作品はとてもサイケデリックで、よく響くんだ。

<strong>──プロデューサーである元ウィルコ（Wilco）のリロイ・バックからの影響は？</strong>

彼は素晴らしい音楽センスを持っている良き友人だね。彼はFREEも大好きなんだ。
※FREE 1969年結成のイギリスのブルースとソウルを指向したバンド。一般的には“オール・ライト・ナウ”のヒットがよく知られる。

<h3>Free - All Right Now</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/5wiF6b4rxno" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<strong>──シカゴという都市はあなたにとってどんな存在ですか？</strong>

素晴らしいアーティストたちで溢れている穴かな。冷たくて地獄のような穴。

<strong>──トータス（Tortoise）やシー・アンド・ケイク(The Sea and Cake) などの音響派があなたの音楽に与えた影響とは？</strong>

シカゴの音は常に僕の一部にある。それは惨めで美しいんだ。

<h2>近作『Deafman Glance』（2018）について</h2>

<strong>──アコースティックギター主体のシンプルな歌ものという以上のアヴァンギャルド性を感じる作品になった理由は？</strong>

コーラスを減らした作曲のアプローチがそうしているのかもしれないね。あとはアンギュラーコード。
※アンギュラー　angularには「ぎこちない」「尖った」などの意味がある。

<strong>──今作のインスピレーション源になった最も古い音楽と新しい音楽を教えてください。</strong>

最も古い音楽：ジェネシス
最も新しい音楽：2000年代のRed Krayola

<strong>──今作についてあるコメントで「よりシカゴっぽいサウンドになっている」と話していますが、ここでの「シカゴっぽい」とはどんな時代の音楽のことを指すのでしょうか。それともシカゴという都市の性質を指しているのでしょうか。</strong>

「とても自己を意識していて、感傷的」ってことかな。

<h3>Ryley Walker - Telluride Speed（Official Audio）</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/sLCqziQsbz4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<strong>──コード進行や和声にジャズのニュアンスも感じるのですが、外的な影響があったのでしょうか。それともそもそもあなたの中にあるものなのでしょうか。</strong>

基本的に僕のバンドはジャズミュージシャン達で構成されているんだ。彼らの演奏が音楽に素晴らしいジャズのニュアンスをもたらしてくれている。

<strong>──今作ではないですが、今年リリースしたジャズ・ドラマー、チャールズ・ラムバックと『Little Common Twist』を制作しています。インストアルバムを作ることで得られるフィードバックはどういったものでしょう。</strong>

この作品は2年前に録音していて、ようやくリリースすることができた。ほとんどは即興だね。インストゥルメンタル・ミュージックは僕の原点なんだ。あと、僕の作品について、誰も同じような作風を期待しないことを願うよ。

<h3>来日公演について</h3>

<strong>──前回2017年5月の来日公演で記憶に残っていることはありますか？</strong>

食べ物がとても美味しいよね。これまでで食べてきたものの中でもベストだよ。みんなとても優しいし、戻ってくることできて光栄だよ。

<strong>──今回の日本でのライブセットは『Deafman Glance』をメインに据えるのでしょうか。</strong>

その通り。あと昔の曲と、たくさんのジャム。

<h3>Ryley Walker - Spoil With The Rest（Live at Sonic City 2018）</h3>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/WuZZWQNCjxQ" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<strong>──ところであなたも興味をもってらっしゃるという細野晴臣はミュージシャンデビュー50周年で、国内外で評価が再燃しています。彼をはじめ、日本のアーティストから影響を受けることはありますか？また、あるとしたらどんな部分でしょう。</strong>

彼の音楽は大好きだよ。特にシンセ中心の『COCHIN MOON』。彼は神のようなものさ。

<strong>──最後に2020年を目前に、あなたの音楽はどう変化しつつありますか？　これまで通りたった一人の個性を内省的に突き詰めてきたイメージのあるあなたの音楽のスタンスは変わらないのでしょうか。</strong>

よりタイトなアレンジメントとより良い響きを追求していきたい。あと、ジェネシスを聴くのをやめられないんだ。

<figure><a href="https://qetic.jp/?attachment_id=340579" rel="attachment wp-att-340579"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/09200717/music191213-ryleywalker-4.jpg" alt="ライリー・ウォーカー（Ryley Walker）" width="1280" height="1600" class="alignnone size-full wp-image-340579" /></a><figcaption>Photo by Evan Jenkins</figcaption>
</figure>

<div class="separator"></div>

発言からも、親しみやすいシンガーソングライター/ギタリストという枠を超えたライブが期待できそうな今回の来日。貴重な2公演は見逃せない。

 
<div class="information">
<h2>EVENT INFORMATION</h2>
<h3>INDIE ASIA presents Ryley Walker Japan Tour 2019</h3>

<a href="https://qetic.jp/?attachment_id=340575" rel="attachment wp-att-340575"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/12/09200319/music191213-ryleywalker-1.jpg" alt="ライリー・ウォーカー（Ryley Walker）" width="1920" height="1360" class="alignnone size-full wp-image-340575" /></a>

2019.12.12（木）
OPEN 19:00 ／ START 19:30
東京・Shibuya 7th FLOOR
Support Act：betcover!!（弾き語り）

2019.12.13（金）
OPEN 19:00 ／ START 19:30
京都・UrBANGUILD
Support Act：betcover!!（弾き語り）


<a href="http://indie-asia.com/?p=936"  class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>






　








<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/taichi-kimura-feature/336245/</guid>
		<title>インタビュー｜ロンドン在住の映像作家・木村太一が提示した表現の自由とアートの価値とは？</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/taichi-kimura-feature/336245/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/taichi-kimura-feature/336245/#respond</comments>
		<pubDate>Fri, 08 Nov 2019 03:00:46 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=336245</guid>
<![CDATA[<summary><p>12歳からイギリスで映像を学んだ映像作家・木村太一。今回発表されたリーバイス®のスマートジャケットを題材にしたショートムービーの他にも、自主制作短編映画やMV の制作など、イギリスでの評価も高い。今回はイギリスで表現を学んだ木村の視点で外から見た日本人像や、アート土壌の違い、そしてそれがいかにして起こるのか？を訪ねた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/28131121/interview191028-taichikimura-10-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="木村太一" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/28131121/interview191028-taichikimura-10-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/28131121/interview191028-taichikimura-10.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>表現の自由やアートの価値について、今年ほど意見が交わされたことがあっただろうか。皮肉なことに表現・自由・アートに対する解釈や知見に大きな断絶が存在することが可視化され、時にうんざりするネットミームと化した印象もある。だが、いつまでもうんざりしているだけで、私たちが生活するこの国に表現の自由やアートの価値は根付くだろうか。

表現の自由やアートの価値は実は普段触れているカルチャーやエンターテインメントの中にも当然、存在している。そこで送り手側であるアーティストの実感から問題意識にダイブしてみようと思う。

今回、取材に応じてくれたのは12歳で映像を学ぶためにイギリスへ飛んだ映像作家・<a href="https://qetic.jp/?s=%E6%9C%A8%E6%9D%91%E5%A4%AA%E4%B8%80" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>木村太一</strong></a>。ロンドンのCentral Saint Martins College of Art and Design（セントマーチンズ）、London College of Communication（LCC）で学び、現在はイギリスと日本の2拠点で活動する。2015年に制作したGRADESの“KING”のミュージックビデオがイギリス最大のミュージックビデオ祭で最優秀ダンスミュージックビデオにノミネート。他にもケミカル・ブラザーズ（The Chemmical Brothers）、ナイフ・パーティー（Knife Party）らのドキュメンタリームービーを発表するなど、現代の日本を代表する映像作家として目を見張る活躍を見せている。

2016年には自主制作短編映画『LOST YOUTH』を日本で撮影し、同作はBOILER ROOM初の映画上映となり話題を呼んだ。2019年には続編的な『Mu』を発表、現在は初の長編映画の制作を控えている。

そんな木村がリーバイス®︎から発売されたスマートジャケット「Levi’s®︎ Trucker Jaket with Jacquard™️ by Google」のショートムービーを制作。そもそも同作はSeihoの新曲“wareru feat. 5lack”のミュージックビデオとして着想を得た作品で、これまでのアンダーグラウンドシーンに材を取ったダークな作風から一転、田舎での夏休みの中で関係性を変化させていく高校生が描かれている。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>“Wareru feat. 5lack- Seiho” Music Video with「Levi’s® Trucker Jacket with Jacquard™ by Google（FULL）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/rRS-MxQOaa4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p>今回はイギリスで表現を学んだ木村の視点で外から見た日本人像や、アート土壌の違い、そしてそれがいかにして起こるのか？――忌憚のない見解を提示してくれた。</p>
</div>


<h2 class="fade-up">Interview：木村 太一</h2>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──まず木村さんが12歳でロンドンに渡った経緯を教えてください。</strong>

6〜7歳ぐらいの時に恐竜好きだったんですけど、初めて映画『ジュラシックパーク』を見て、「恐竜動いてる〜！」って感動したんです（笑）。その後、『マトリックス』が公開されて、「やっぱり映画がやりたい」と思って12歳でロンドンに行きました。ロンドンを選んだ理由は『スターウォーズ』好きの親が、何かの番組で観たのか、ロンドン大学で『スターウォーズ』が作られたと言っていて、「だったらもうロンドン行くしかない」となったからです。去年、DVD見たらニュージーランドでしたけど（笑）。

<strong>──（笑）。よく一人で行きましたね。</strong>

20歳ぐらいになると将来や結婚とかリアルなことを考え出すけど、12歳なんてまだ何も考えていない。作りたいと思った時に行ったっていうシンプルな事のような気がするので、逆に20歳で移住してきた人の方がすごいなと思っちゃったりしますね。

ロンドンではファンデーションコース（大学進学準備コース）でセントマーチンズに行って、LCCはもっと芸大的な場所で、そこではメディア、技術寄りの内容を学びました。

<strong>──ロンドンで出会った人やカルチャーからの影響は？</strong>

中高生の時はマザコンがすごく多いなと思いました（笑）。でも、それは親を大事にしている、ということで良いことですよね。あと、白人、黒人関係なく愛国心の強い人が多いです。自分のルーツをかっこいいって言い切れるのは素敵だな、と思いました。

音楽もそうじゃないですか。ガレージやドラムンベース、ダブステップとか色々なジャンルが生まれているのは、自分たちが持っているものがかっこいいと思えるからだし、そこは愛国心から来ていると思います。だけど、政治に対しては中指を立てていくスタイルで、それは自分のアイデンティティを大事にするからなんです。日本人はそういうところがちょっと弱いのかなと思ったりしますね。モノを作る時に、今一番求められているアイデンティティを考えながら作ることができないのは、ちょっと勿体ないですよね。外国に行ったらわかるんですけど、日本人っていうだけで友達になれるんですよ。結局、僕のキャリアの転機になったのも、日本のモノを撮り始めてからなので、そういうところは重要なんだなと思いました。

<strong>──例えば日本のカルチャーといえばアニメはワールドワイドな認知がありますね。木村さんの初期の代表作であるGRADESの“KING”も実写とアニメの融合です。</strong>


作品のコンセプト自体は小さい頃に誰もが思うことで、シンプルだと思います。もちろん、コンセプトのテーマが深い作品も『Mu』では撮っているんですけど、それをやりすぎちゃうとダサいと思う自分がいるんです。それに対しては二面性があるというか、シンプルで面白いものは面白いと言える自分と、シンプルな作品をやりすぎたから、アーティストとして自問をするっていう、そのプロセスで制作していると思うんです。でも、日本の映像作家は一度売れちゃったら何やっても賞賛されるので、そうなってしまうとそこからは何も育たないと思います。日本の映像作家はあまりドキュメンタリーとか制作しないですよね。ドキュメンタリーは人を理解するっていう意味で、ものづくりの基本だと思うんです。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p>G<strong>RADES - King</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/k_kQAn9vBI4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──木村さん自身が日本のカルチャーにフォーカスするようになった経緯は？</strong>

モノ作りをする時に、自分のルーツがすごく大事になった時期があったんです。どうにかして外国人に寄せようとして作品を作っても全然売れなくて、当時の担当の人に「いや、あなたは腐っても日本人だよ」って言われたんです。その時に「もう、自分が日本人だってことを否定せずに受け入れなければいけない」と思ったことが、日本で作品を撮る起点になっています。それで『LOST YOUTH』を作って、やっと海外でも受け入れられました。

<strong>──『LOST YOUTH』ではラッパーやヒップホップカルチャーにフィーチャーしています。</strong>

「俺は俺で自分のやりたいことをやる」という姿勢が日本人からも出てきたんだと思ったんです。制作当時は、今みたいにヒップホップが盛り上がる前だったので、面白いかもと思ってピックアップしました。焦点が当たっていないカルチャーを撮りたかったという訳ではなく、人間のフラストレーションや反社会的なものを「ヤクザ」というテーマに全部押し付けるんじゃなくて、一般の人たちからも見えるような闇とかフラストレーションを描きたいと思った時に、鬱っぽいカルチャーや、ラッパーのカルチャー、宗教的なものを題材にできるなと感じたんです。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Boiler Room x Taichi Kimura Presents：Lost Youth</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/QEA0Zqdeezc" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──“Wareru feat. 5lack”のショートムービーはSeihoさんからの依頼だったそうですが、内容に関する要望はあったんですか？</strong>

これはSeiho君から1年前くらいにこういう曲があるんだけどって聞かされて、最初はこの曲のMVを撮る予定だったんです。そうしたら1年後ぐらいに「予算がとれた。リーバイスさんとのコラボ作品になるので、ショートフィルムにしたい」と連絡がきました（笑）。

そこで、5lackだから都会っぽいイメージをしてくるところを僕は裏切りたいなと思ったんです。自分の心地よいゾーンから抜け出そうという部分もあるし。自分の作風自体「のほほん」としたものがないので。

<strong>──ショートムービーのアイデアは楽曲とトラッカージャケットというプロダクトのどちらから着想を得たんですか？</strong>

音楽を聴いた時に、「夏っぽい」「トトロみたいな感じ？」って話をしました（笑）。「郊外で夏休みをやりたい」って僕が言って、こんな作品になりました。Seiho君の音楽があったからこそのコンセプトですね。でも、細かいところに関しては、もうちょっとストーリーのために意識づけはしました。

トラッカージャケットというプロダクト自体は、自分が足りないと思っていたストーリーの深みのところに、“自然とテクノロジー”というヒントを頂きました。

<strong>──映画的な内容ですが、冒頭とラストにデザイン的な線やシーンが登場しますね。</strong>

そこは自分のカラーというか、アブストラクトな表現を入れることによって、お客さんに考えさせる時間を与えるのが好きなんです。お客さんに意図を押し付けるような作品は嫌いです。それにあんまり淡々とした映像だけでも面白くないから、どうやってこの作品が他とは違うのか？　という印象を見せる必要を感じた時、そこにテクノロジーを含ませたり、アブストラクトな表現やセクシャルな表現を混ぜ込んだりすると、主役と同じ18歳ぐらいの子達が見ても面白いし、僕ら世代が見ても大人の視点で楽しめる。そういうのは意識して作りましたね。

<strong>──この作品に関してSeihoさんとの対談を拝見したのですが、今回撮影してみて、アートは自己満足ではないと実感したとか。</strong>

自己満足ではないというか、人が唯一、人間ってこういうことなんだよって提示できる手法がアートなのかなと思っています。テクノロジーは、「こうやって作りなさい」って指示すれば完璧に作ることができるじゃないですか。でも、同じように人間に指示をしても、歪んでたりとか、バランスがおかしかったりしますよね。

だったら、テクノロジーに勝てるものってなんだろう？　って考えると、もしかしたらアートがテクノロジーに人間が勝てる唯一のモノなんじゃないか？　と思ったんです。例えば、景色を見てそのまま描けって言われても、完璧に描くんじゃなくて、不完全なところに心が動かされたりする。そう考えると、もしかしてアートは人間が人間でいていいっていうところに直結するのかな、と。つまり自分が自分でいていいってことなんじゃないかと思ったんです。

そう考えた時に今回は役者の人たちに、自分を理解していない人に演技ができるはずがないということは伝えました。そういう意識をしながら演技をしてみてくださいと言ったんですね。「誰かになる」っていうのはほぼ無理なんだけど、自分があるからこそ、周りと繋がることができる。自分と正反対だと思う人も、自分と繋がっているというか、そういった意識をしていけば、もう少し表現も面白くなるんじゃないかなと思います。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/28131150/interview191028-taichikimura-2.jpg" alt="木村太一" width="1281" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-336252" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──最も多感なティーン時代をロンドンで過ごした木村さんの中に蓄積された表現の根本的な考え方はなんだと思いますか？</strong>

僕、音楽が好きなんですけど、2年ぐらい無職のような状態だった時に、ずっとパーティーをしていてミュージシャンと距離が近かったので、ミュージシャン、DJのドキュメンタリーを撮り続けてたんですね。それこそ月に10〜20本ぐらい撮っていました。イギリスでは音楽がアートに関しても大きな役割を持っていて、特にロンドンは素晴らしいミュージシャンが多いんです。僕がクラブで映像を取り始めた頃はちょうどダブステップが流行り始めた時期で、そこからディープハウスに移行してディスクロージャー（Disclosure）が出てきて、「自分たちでどんどんやっていこうぜ」って時代だったので、すごくインスピレーションを受けました。

イギリスはパンクカルチャーが基本なので、政治に対する手法と同じで誰かが作ったものには中指を立てて、「いや、俺の方がうまいから」みたいなやり合いは、自分の根本的なクリエイティヴに対する姿勢としてあるかもしれないです。別にそれを政治的に潰そうっていう感じではなくて、作品で潰そうとする、このやり合いで作品のクオリティを高め合っていく感じが面白い。日本は誰かが評価されたら、「みんなで作ろうよ」みたいなムードがあるけど、あれがダサいなと思います。海外では、認めるのはいいけど、認めるからこそこれを越えよう、賞賛もするけど、もっと俺の方ができるぞっていうスタンスの人が多いですね。

<strong>──作品で凌ぎを削ることがリスペクトにもつながる。</strong>

僕がイギリスの好きなところは、いい意味で、常に新しいものを求めている国柄で。イギリスで生まれたカルチャーがアメリカでヒットしたら、その途端にそのカルチャーがイギリスの中で死ぬんですよ。ダブステップが流行った時もスクリレックス（Skrillex）がピックアップしてアメリカで流行った瞬間に誰も聴かなくなったんです。それでディープハウスに移行して、ディスクロージャーが出てきて、それもアメリカで開催されている＜Ultra Music Festival＞などに引っ張られると、「もういいや」って、グライムに移行するっていう（笑）。グライムもドレーク（Drake）がピックアップしたから、そろそろかなって。

<strong>──いい意味で新鮮に保つための排他性があるんでしょうね。</strong>

そうですね。それは学ぶべきものがあるというか、同じことばかりしてないで、「こっちの方が面白くね？」っていうスタンスはいいなと思ってますね。

<strong>──イギリスではアートも身近に存在していると聞きます。</strong>

イギリスは基本、美術館とかはタダなんですよ。ピカソも無料で見ることができるし、そういったアートに対する意識の違いっていうのはあると思いますね。結局、日本でアートをやる人って富裕層しかいないじゃないですか。それは金銭的に余裕がないとアートのあるところに近づけないからだと思うんです。海外は以前からグラフィティカルチャーやヒップホップカルチャーが根付いているけど、それはお金がなくても絵を描いたりできるから。例えば美術館が無料だとか、アートが身近にある環境を国が支援していることが理由だと思います。

<strong>──アートといえば、先日終幕しましたけど、あいちトリエンナーレに対する助成金交付廃止や「表現の不自由展 その後」に対する批判について、木村さんはどう見ていますか。</strong>

あれはもう、最高だと思いますね。「表現の不自由展　その後」はもう提示した時点で勝ちなんですよ（笑）。アートは自由な表現であっていいと思うし、どこまで自由にできていいんだ？　って基準はわからない。でも、あれを提示することによって社会が考えた時点で勝ちなんですよ。

「俺たちはこれがやりたいんだから嫌だったら来ないで」って、主催者も言えばいい。「いやお前、関係ないでしょ」って（笑）。それで終わってもいいので、それぐらい突っ放すぐらいの気持ちがないとやっても意味がないかなと思いましたね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/28131201/interview191028-taichikimura-5.jpg" alt="木村太一" width="1281" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-336254" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──オリジナルの次作の『NEON』はどう言う段階ですか？</strong>

今、ちょうど予算を集めている最中で、撮る前の最終段階なので一番難しいところです。それができたらまた日本の見せ方とは違うような、撮影に入ります。『全裸監督』のやったことってすごく大きくて、日本のカルチャーであそこまで振り切ったのはすごい。ただ、作品のクオリティに関しては、海外のものと比較するとまだまだ低いと思うので、そういうところも自分なりに疑問視して、作品で高め合っていければなと思います。

<strong>──じゃあ次作はユースカルチャーにこだわらず？</strong>

いや、ユースカルチャーがメインです。けど、特定の世代の人が見たらいいとは一度も思ったことはなくて、そういうところは無視してストーリーが面白いって言ってくれる人が多いのが一番いいと考えています。自分が面白いと思ったサブジェクトをそのままやっていけばいいと思うので。

<strong>──今後、ご自身の作品もクライアントワークも撮られると思いますが、作品の方向性としてどんな展望がありますか。</strong>

何度でも見てもらえるような作品を作りたいですね。一度、インスタグラムのストーリーを見たら、もう1回は見ないじゃないですか。この現代において、同じ映像が何回も見られることは重要なことだと思っているんです。それはビジュアルの美しさでも内容の美しさでもいいんですけど、何回でも見られるっていう、すごくシンプルなところを追求するのが自分はいいと思います。伝えるっていうのは当たり前のことですからね。</p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Photo by YUTARO TAGAWA
Text by 石角 友香</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/28131156/interview191028-taichikimura-9.jpg" alt="木村太一" width="1281" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-336253" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>木村太一</strong>

1987年・東京生まれロンドン在住の映像監督。
映画監督を目指し12歳で単身渡英 、映像制作を学ぶ。
ロンドンのCentral Saint Martins College of Art and Design（セントマーチンズ）、London College of Communication（LCC）で学び、現在イギリスと日本を拠点に映像ディレクターとし活動。

2015年に制作したミュージックビデオ・GRADESによる「KING」がイギリス最大のミュージックビデオ祭UK MUSIC VIDEO AWARDにて最優秀ダンスミュージックビデオにノミネート。
イギリス国内に問わず、世界的に脚光をあびる。

2016年には自主制作短編映画「LOST YOUTH」はBOILER ROOM初の映画上映となり、話題を呼ぶ。
2017年にはデイビッド・リンチがオーナーのパリにあるプライベートクラブ「SILENCIO」にて招待上映など、海外メディアで高い評価を受けた。
2019年には暗黒舞踏をテーマにしたドキュメンタリー「DARK BALLET」、ショートフィルム「Mu」「Kaiko」を立て続けに発表するなど、多岐に渡り活動している。
現在は初の長編映画「NEON」の制作も控えている。</p>
</div>

<a href="https://t.co/cW4xcjMkhO?amp=1"  class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">HP</a><a href="https://twitter.com/Darumavision"  class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Twitter</a><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>Manhattan Portage主催の音楽プロジェクト＜City Connection＞のラインナップを徹底解剖</title>
		<link>https://qetic.jp/music/city-connection-191010/334537/</link>
		<comments>https://qetic.jp/music/city-connection-191010/334537/#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 10 Oct 2019 09:00:21 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=334537</guid>
<![CDATA[<summary><p>NYで誕生したバッグブランド「Manhattan Potage」の35周年を機に、「都市」をキーワードとする＜City Connection＞が10月22日（火・祝）に代官山UNITにて開催される。ラインナップされた今の「都市」をニュートラルに生きる多様なジャンルのDJ、バンド、ヒップホップアクトを紹介していこう。tofubeatsやLicaxxxらDJを始め、D.A.N.のDJセット、PAELLASやWONKのHIKARU ARATA名義のライブや、ヒップホップ勢からはFNCY（ZEN-LA-ROCK／G.RINA／鎮座DOPENESS）ら、総勢16組がラインナップ。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/10143934/music191010-city-connection-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="City Connection" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/10143934/music191010-city-connection-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/10143934/music191010-city-connection.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure>NYで誕生したバッグブランド「<strong>Manhattan Portage</strong>」が、「都市」をキーワードとする音楽プロジェクト＜City Connection＞を始動する。そのキックオフイベントが10月22日（火・祝）に代官山UNITの3フロアを解放して開催。

<strong>City Connection powered by Manhattan Portage</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/vUtkNxqKcJQ" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<h2>Manhattan Portageとは？</h2>

1983年、NYCのワーキングクラスのヒーローであるメッセンジャーのためのバッグで、一躍その名を知らしめたManhattan Portage。“New York Tough”をテーマに、シグネーチャーであるメッセンジャーバッグを始め、バッグパックやレコードバッグの名品を世に送り出してきた背景には、バイク（自転車）やスケートボード、DJカルチャーの盛り上がりがあり、今や世界中の都市生活者に愛用されているのは周知の通りだ。

<h2>「都市」をテーマに集まった出演アーティスト</h2>

2020年を目前に控えた今の「都市」をニュートラルに生きる多様なジャンルのDJ、バンド、ヒップホップアクトが出演する＜City Connection＞。tofubeatsやLicaxxxらDJを始め、D.A.N.のDJセット、PAELLASやWONKのHIKARU ARATA名義のDJや、ヒップホップ勢からはFNCY（ZEN-LA-ROCK／G.RINA／鎮座DOPENESS）ら、総勢16組がラインナップ。肩肘張らず、最先端。そんなオリジナルなプレイリストを作るリスナーのリクエストがそのまま具体化したようなラインナップを中心にDJ、バンド、HIP HOPに分けて紹介していこう。

<h3>City Connection 2019 公式プレイリスト</h3>
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<h2>DJ</h2>

<h3>tofubeats -Live set-</h3>

<strong>tofubeats 「Keep on Lovin' You」-徒然草 第150段の再解釈-</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/ixAprGm8MZk" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

都市的な音楽を作るのに、必ずしも拠点が東京である必要がないことを端的に示したアーティストといえば彼だろう。今も神戸市在住の彼は現在の世界的な日本のシティポップ・ブームを予感するかのように、キャリア初期から80〜90年代のJ-POPと自身のビートやサウンドをミックスしてきた。サンプリングとインターネット。1人、DTMで作り上げる彼の音楽には自ずと都市生活者のリアルがにじむ。特に自身で歌い始めた『RUN』以降のtofubeatsの作品には、洒脱と聴きやすさのバランスとともに、特定の個人にしか表現できない独白めいたニュアンスが宿っている。パッと聴き無機的な彼の楽曲で踊る時の切なさこそ、都市的と言えるかもしれない。

<h3>D.A.N. -DJ set-</h3>

<strong>D.A.N. – Elephant</strong>
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生音とエレクトロを融合し、海外インディーと呼応しつつ、最近ではよりプリミティブなビートも導入。ジャパニーズ・ミニマル・メロウという形容も超えつつある今のD.A.N.。だが、やはり登場当時の“Zidane”など、ダークで硬質なサイケデリアとループするビートのクオリティの高さに、バンドが作る都市的なダンスミュージックがついに登場した歓喜にあふれたヘッズもバンド好きも多かったはず。どこかアンニュイでアンサンブルでストイック。今回はDJセットだが、＜FUJI ROCK FESTIVAL＞などのフェスやイベントで、DJとしても高評価を得ているだけに、彼らの美学は今回も感じられるはず。

<h3>Licaxxx</h3>

<strong>SCR GUEST MIX - Licaxxx（19.04.18）</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/PmpvAokned4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

DJ、ビートメーカー、ラジオ・パーソナリティ、編集者など、多岐にわたり活躍する彼女の一般的な知名度と企画すると、実際にクラブでDJプレイに触れたことがある人はどのくらいいるのだろう。だが、Licaxxxのスタンスは対象への音楽のプレゼンテーションと言えそうな知的な提案があるように思う。マシーンテクノ・ハウスを軸にしたプレイからキャリアをスタートさせ、最近ではアナログレコードも回す彼女。今回も場やオーディエンスのテンションを感知しながら空間を作ってくれそうだが、Licaxxxの都市感覚は世界のアンダーグラウンドDJとの交流から生まれるユニバーサルな部分ではないだろうか。

<h3>MURO</h3>

<strong>PUSHIM - SEXY WOMAN Produced by MURO</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/le_DDAILaLw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

日本が世界に誇るKing of Diggin’、MURO。アンダーグラウンドからメジャーシーンまで、幅広くプロデュースワークやDJとして活躍する、その手腕は世界のどの都市でも通用するという意味で、彼のワークスは都市的だ。10年代後半は〈TOKYO RECORDS〉から『和音　Mixed Up』と題した、MURO視点で黒っぽさのある和モノ・ミックスをコンパイル。アン・ルイスや桑江知子、いしだあゆみなど、昭和の都市感がミックスで見事に現代に通用することを証明して見せた。日本のヒップホップ黎明期を作った彼が2020年を前にこのイベントで何を回すのか。興味は尽きない。

<h3>okadada</h3>

<iframe width="100%" height="300" scrolling="no" frameborder="no" allow="autoplay" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/users/738924&color=%23ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false&show_teaser=true&visual=true"></iframe>

ベタな曲をかっこよく、コアな曲を面白くーーほぼオールジャンルで踊らせるokadada。ファンキーなブレイクビーツやソウル、ヒップホップ、その中でもミドルスクール、オールドスクール、ディスコ、ハウスなどの影響を受け、自分がいい曲だと思えばかけるというスタイルを貫く。Red Bullへの楽曲提供、ユースカルチャー誌への執筆、SPACE SHOWER TVの番組のカラオケなど、一見、節操なく見える活動の振り幅はオーディエンスを選ばない理由かもしれない。そういう意味でokadadaのチョイスは雑然とした都市そのもの。

<h3>YonYon</h3>

<strong>YonYon, SIRUP - Mirror（選択）</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/NELHBvb3L6Q" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

ソウル生まれ東京育ちの彼女。DJやとトラックメーカー、シンガーとして活動する一方、裏方として韓国のアンダーグラウンドのアーティストを日本に招聘するプロモーターとしても活躍している。DJスタイルはフューチャービーツ、ヒップホップ、テクノ、ハウスなどが軸だが、リミックス作品はボーダレス感覚。2017年には日韓の注目すべきプロデューサーとシンガーが楽曲を共同制作するプロジェクト「The Link」を立ち上げるなど、彼女の行動の側には常にアジア発の都市的な音楽があると言えるだろう。作りたいもの、紹介したい音楽があるのなら、自分が動く。そのメンタリティもプレイに反映されている。

<h3>Hikaru Arata（WONK）-DJ set-</h3>

<strong>Hikaru Arata – Apartment</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/gA41WipEDYo" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

全世界的な新世代ジャズやネオソウルのムーブメントに呼応するように活動してきたWONK。今やJ-POPにも影響を与えるキーマンが集合している感があるが、そのWONKのドラマーでありリーダーの荒田 洸は2018年に初のソロ作『Persona.』でボーカルにもチャレンジ。ダニエル・シーザー（Daniel Caesar）やフランク・オーシャン（Frank Ocean）にも通じる歌唱や、アンビエントなR&Bでバンドとはまた違う個性を覗かせる。ミュージシャンシップに支えられたWONKのコネクションも都市的だが、荒田のソロはそのパーソナルな表現に都市的な魅力がある。そんな彼はDJセットで出演、どのような物語を紡いでいくのだろうか。

他にもTechnicsの名機、SL-1200シリーズだけを用いた世界初のターンテーブルオーケストラの一員としてCMに出演。ニューヨークディスコサウンドのトップレーベル〈Salsoul Records〉の音源を使用したオフィシャルミックスをリリースしている<strong>DJ SARASA</strong>、ダンス／エレクトロニックを軸にした独自のプレイスタイルを持つ<strong>Disk Nagataki</strong>、ストリートを騒がせるクリエイティブ集団「CreativeDrugStore」に所属し、自身のアルバムジャケットに人肉MPCを使用し、大いに引かれた<strong>doooo</strong>、モデルとして活動しパリコレにも出演、DJ以外にイーストロンドンを拠点とするNTS Radioでレギュラーも持つ<strong>Yuka Mizuhara</strong>、2014年にLAを拠点とする〈Soulection〉に日本人で唯一のアーティストとして活動する<strong>YUKIBEB</strong>ら、日本に出自を持ちながらも、個々のインスピレーションは世界のあらゆる都市に偏在する個性が集合する。

<h2>BANDS</h2>

<h3>PAELLAS</h3>

<strong>PAELLAS - in your eyes</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/sIfFhzPVwJg" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

残念ながら12月のワンマンライブを最後に解散することがアナウンスされたPAELLAS。テン年代の関西発祥インディーの高いセンスを具現化したバンドの1つだが、最近の作品ではオルタナティブR&Bや、山下達郎など日本の80年代シティポップを現代の手さばきで構築した存在はいなかったのではないか。派手に盛り上がる東京というより、個人として生きる一人一人の日常の音楽として、彼らのメロウかつ儚い音楽性は際立つ。

<h3>Underslowjams</h3>

<strong>underslowjams - 酩酊</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/WAJiP1FpXKE" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

今回出演するバンド、DJ、ヒップホップ勢の中でも00年代半ばから活動してきたunderslowjamsは東京のヒップホップバンド、そして広くシーンの変遷を見てきたバンドと言えるだろう。ア・トライヴ・コールド・クエスト（A Tribe Called Quest）の影響を受けた彼らは、その後、様々な試行錯誤を経て、パラレルにルーツに戻ってきたような印象がある。近年はアーシーなR&B、90年代のアシッドジャズなどを想起させるサウンドプロダクションで、当時を知らない若いリスナーには新鮮に聴こえるはず。いわゆるプラスチックソウル的なものの対極ともいうべき、都市生活者だからこそ必要な有機的なサウンドが彼らの個性だ。

<h2>HIP HOP</h2>

<h3>FNCY（ZEN-LA-ROCK／G.RINA／鎮座DOPENESS）</h3>

<strong>FNCY - AOI夜</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/nKd-QTZjFF4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

昨年、かねて親交のあったZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOOPENESSが結成したこのユニット。服を着替えまくるMV、ニュージャックスウィングやオールドスクール・ラップ、ブラコンなどへのオマージュが散りばめられた楽曲は、この３人ならではのバランスを保つ。今よりバブリーで元気だった東京の都市感を醸し出しつつ、当然、トラップ以降のヒップホップを消化しているあたりがキャリアの長い彼らだからこそ出せるムードなのでは。

<h3>in-d（THE OTOGIBANASHI‘S／CreativeDrugStore）</h3>

<strong>In-d - On My Way</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/aSrnjDSZFp0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

THE OTOGIBANASHI’S、CreativeDrugStoreのメンバーでありラッパーのin-dが今年５月にEP『indoor』をリリースし、ソロも本格化。VaVaがプロデュースし、MVも制作された“On My Way”に端的に表れているように、端正なビートと温もりのあるエレピ、ミニマル・メロウな感触はニュートラルな都市感覚。東京タワーが見えるあたりの夜の街を気持ちがいいから2駅分歩くとか、その気持ちをアルコールで濁らせたくないとか、でも誰かに電話はしてしまうとか……、素直なリリックに共感するリスナーも多いのでは。冷たくもなく、ベタベタするわけでもない都市との付き合い方がin-dの音楽にはそのまま表出している。

<div class="separator"></div>

各々の都市感覚を持ったアーティストがジャンルを超えて集うこのイベントを象徴するフライヤーのビジュアルは渋谷の工事中のシャッターに描かれたストリート性のあるイラストも話題になった金安亮。また、スケボーの疾走感と柔らかな空気感が心地よいティザーを手がけたのは新鋭の映像作家UMMMI.。イギリス在住の彼女は映画『ガーデンアパート』で見せた女の子の愛と狂気とはまた違う側面を今回のティザーでは表現している。

35年というManhattan Portageが歩んできた時間や時代背景ともリンクする幅広いラインナップ。狭いジャンルや世代に絡め取られることなく、オーディエンス一人一人にとっての「都市感」に気づかせてくれそうだ。

<p class="txtcredit">Text by 石角 友香</p>

<div class="information">
<h2>EVENT INFORMATION</h2>
<h3>City Connection</h3>

<a href="https://qetic.jp/music/city-connection-191010/334537/attachment/music191010-city-connection-1/" rel="attachment wp-att-334544"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/10144011/music191010-city-connection-1.jpg" alt="City Connection" width="1280" height="1813" class="alignnone size-full wp-image-334544" /></a>

2019.10.22（火・祝）
14：00〜21：00
代官山UNIT／SALOON／B1FLAT
ADV ￥3,800／DOOR ￥4,300（1ドリンク別）

<strong>LINEUP</strong>
D.A.N. -DJ set-
Disk Nagataki（tokyovitamin）
DJ SARASA
doooo（CreativeDrugStore）
FNCY（ZEN-LA-ROCK／G.RINA/鎮座DOPENESS）
Hikaru Arata -DJ set-（WONK）
in-d（THE OTOGIBANASHI’S／CreativeDrugStore）
Licaxxx
MURO
okadada
PAELLAS
tofubeats -Live set-
underslowjams
YonYon
Yuka Mizuhara
YUKIBEB（Soulection）

<strong>TICKET</strong>
<a href="https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1941539&rlsCd=001" rel="noopener noreferrer" target="_blank">チケットぴあ</a>｜<a href="https://l-tike.com/order/?gLcode=73098" rel="noopener noreferrer" target="_blank">ローソンチケット</a>｜<a href="https://eplus.jp/sf/detail/3071180001-P0030001" rel="noopener noreferrer" target="_blank">イープラス</a>｜<a href="https://www.unit-tokyo.com/schedule/2197/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">UNIT</a>

<a href="https://www.manhattanportage.co.jp/special/city-connection/"  class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>

<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>Charlie Lim × WONK対談｜日本とシンガポール、アジアでの活動で感じること</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/wonk-charlie_lim-pickup/333862/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/wonk-charlie_lim-pickup/333862/#respond</comments>
		<pubDate>Mon, 07 Oct 2019 09:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>9月に来日したシンガポールの新たなポップシーンを代表するSSW チャーリー・リム（Charlie Lim）。レーベルメイトでもあり、音楽性でもリンクする部分も多いWONKのメンバーと、同世代ならではの音楽観や同じアジアのアーティストとしての共感、異なるバックグラウンドについて対談を実施した。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164826/interview191000-wonk-charlie-lim-3-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Charlie Lim × WONK" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164826/interview191000-wonk-charlie-lim-3-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164826/interview191000-wonk-charlie-lim-3.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up">
<p>今、アジアの’90年前後生まれで、ことにインディーズを出自に持つアーティストは国をまたいでツアーやライブを行い、交流を果たし、全世界的な音楽シーンの地図を着実に塗り替えつつある。USで最短距離の成功を果たすといったビッグ・ビジネスとはまた違う温度と文脈で育ちつつある興味深い動向だ。

９月にライブで来日した<a href="https://qetic.jp/?s=Charlie%20Lim" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>チャーリー・リム（Charlie Lim）</strong></a>はシンガポールの新たなポップシーンを代表するシンガーソングライターで、日本では＜SUMMER SONIC 2018＞に出演した他、香港、オーストラリア、インドネシア、韓国などのフェス／イベントにも出演している。愁いを帯びたネオソウルにポストロックやエレクトロポップなどを融合した音楽性と、柔らかなボーカルは狭義のジャンルにカテゴライズするのはナンセンスに感じられる。

そこで今回は〈キャロライン・インターナショナル（Caroline International）〉のレーベルメイトでもあり、エクレクティックな音楽性でリンクする部分も多い<a href="https://qetic.jp/?s=WONK" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><strong>WONK</strong></a>のメンバーと、同世代ならではの音楽観や同じアジアのアーティストとしての共感、異なるバックグラウンドについて対談を実施した。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164851/interview191000-wonk-charlie-lim-7.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1278" class="alignnone size-full wp-image-333875" /><p>Photo by Kana tarumi</p></div>

<h2 class="fade-up">Interview：
Charlie Lim × WONK</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──WONKの皆さんとチャーリー・リムさんが並ぶと５人バンドっぽいですね（笑）。皆さん同世代ですか？</strong>

<strong>井上 幹（Ba.＆Syn. 以下、井上）</strong>　そうです。多分30歳前後。

<strong>──では同世代としての共通項や、同じアジアのアーティストとしてのビジョンなどを伺えればと思います。まずWONKの皆さんがチャーリー・リムさんの作る音楽に共感できる部分は？</strong>

<strong>井上</strong>　僕は昨日、ライブを拝見して、オリジナルの曲の他にもカバーでマイケル・ジャクソン（Michael Jackson）の曲と、あとJ・ディラ（J Dilla）が所属していたスラム・ヴィレッジ（Slum Village）の“Fall In Love”をやっていたと思うんですけど、それが結構、衝撃でした。というのも、僕らはJ・ディラの音楽をバンドサウンドでやるというところから始めたバンドなので。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Slum Village - Fall In Love</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/hK0FE_zG3HE" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>チャーリー・リム（以下、チャーリー）</strong>　実は僕がメインで一緒にやってるバンドのメンバーからずっとWONKのことは訊いていたので、WONKがスティーヴ・マックイーン（The Steve McQueens、シンガポールのネオ・ビンテージ・ソウル／ジャズバンド）と共演したショーも観に行きました。とても素晴らしかったし、ショー自体もエネルギッシュですごく楽しめました。

<strong>荒田 洸（Dr. 以下、荒田）</strong>　あと、インタビューでソウルクエリアンズ（The Soulquarians）をチャーリーさんが聴いているというのを読んだんですけど、僕らもめちゃくちゃ聴いてて、その点もかなり被ってますね。

<strong>チャーリー</strong>　コラボレートすべきですよね、僕たち（笑）。

<strong>──チャーリーさんはメルボルン大学ではジャズ・パフォーマンスを専攻していたとか？</strong>

<strong>チャーリー</strong>　ジャズ・パフォーマンスを専攻していたんですけど、3年生ぐらいになってから、あんまり勉強したくなくなったんです。自分の音楽を作ってる方が楽しくなっちゃって、そっちに集中してましたね（笑）。一応、卒業できるぐらいの勉強はして卒業したんですけど、本当にジャズ・パフォーマンスを真剣に勉強していた訳ではないんですよ。

<strong>──同世代のジャズの音楽性にピンとくるタイミングってあったと思うんですよ。</strong>

<strong>井上</strong>　それこそチャーリーが、オーストラリアのメルボルンで勉強していたなら、ジョーダン・ラカイ（Jordan Rakei）とかハイエイタス・カイヨーテ（Hiatus Kaiyote）とか、新しい世代のジャズを代表するアーティストがしっかりシーンにいたんだろうなと思う。

<strong>チャーリー</strong>　うん。ハイエイタス・カイヨーテはアメイジングなバンドですね。皆さんのスタイル的にも通じるところがあると思うし。残念ながら、ハイエイタス・カイヨーテは最近あまり活動していないみたいですが、もしかしたら何か企んでいるのかな？　と思っているのでこれからの動きはとても気になります。

皆さんはロバート・グラスパー（Robert Glasper）もクリス・デイヴ（Chris Dave）も知っていると思うけれど、J・ディラっぽいサウンドがリバイバルとして色々な人が自分たちなりに消化しているのはすごく楽しみですね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164816/interview191000-wonk-charlie-lim-2.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-333870" /><p>Photo by Kazma Kobayashi</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今、代表的な名前が出たと思うんですが、世界的に同時進行で起こっていたムーブメントですね。</strong>

<strong>チャーリー</strong>　先日、ジェイコブ・コリアー（Jacob Collier）が来日していたみたいだけど、彼もアメイジングだよね。ジャズっていうのは今やユニバーサル・ランゲージになっていると思います。

<strong>井上</strong>　僕らも割とそうかもしれないですね。ユニバーサル・ランゲージという意味でもそうですし、僕らのバンド内でも共通項は割にそこにあると思う。ジャズをそんなに深く聴いてない僕みたいなメンバーもいるし、詳しいメンバーもいる。で、その次のディアンジェロ（D'Angelo）といったネオソウルの時代からは僕もみんなも同じように影響を受けているんじゃないかと思う。

<strong>チャーリー</strong>　アルトサックス奏者でモダンジャズの創始者であるチャーリー・パーカー（Charlie Parker Jr.）を高校時代に知るきっけかになったのも、日本のジャズバンドのurbのアルバム『urb+bru』で。いわゆるオーセンティックなジャズ音楽というよりも別のフィルターを通してジャズの歴史みたいなものを知って育ってきたんです。

<strong>──あと、他にはチャーリーさんはレディオヘッド（Radiohead）の音楽的な影響も大きいとか。</strong>

<strong>チャーリー</strong>　そうですね。昔から聴いているんだけど、トム・ヨーク（Thom Yorke）は素晴らしいソングライターだし、アレンジメントも素晴らしい。様々なジャンルを融合させる力というか、実験的にエレクトロニックやロックを融合しながらも、必ず軸としてエモーションやソウルがあって、それを歌を介して伝えられるという素晴らしい才能がある人だと思う。ソウルって言ってもソウル音楽という意味じゃなくて、魂の部分をきちんと正直にありのままに表現できることが素晴らしい人だと思うし、僕も色々な音楽を混ぜながらも魂の部分を表現していきたいと思う。

<strong>──WONKの皆さんはオルタナティヴなロックからの影響はどれくらいあるんですか？</strong>

<strong>井上</strong>　僕個人ではかなり影響を受けていますね。むしろ、僕はずっとロックを聴いて育ってきまたんです。ロックとディアンジェロを同時に聴いてきたので、そこはWONKのプロダクションにも少なからず影響してるかなと思うところはあると思いますね。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164812/interview191000-wonk-charlie-lim-1.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-333869" /><p>Photo by Kazma Kobayashi</p></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──メンバー各々、影響を受けてきた音楽は違う？</strong>

<strong>江崎 文武（Key. 以下、江崎）</strong>　僕はロックバンドに関しては一切通ってこなかったので、レディオヘッドもオアシス（Oasis）もブラッド・メルドー（Brad Mehldau）を通じて知った感じで（笑）。

だから、彼（チャーリー）は1人でやっているけど、僕らは４人でやっているからそれぞれ全然違う音楽を聴いてきて、その結果が色々混ざっているんです。でも、結局みんなの折衷をいい形で出す、いろんなジャンルをまとめていいものを作るっていう姿勢は、かなり近しいものがあるのかなと思います。

<strong>チャーリー</strong>　実はソロ・アーティストであるというのは幸運でもあり、不幸でもあるときがあって、バンドの方々を見ているとバンドのメンバーで色々とクリエイティヴなことをするときっていうのはみんなで協力し合うこともできる。もちろんバンドは、違うクリエイティヴな志向があってぶつかり合ってしまうことがあるかもしれないけども、それがうまく融合されたときって、とてつもなく素晴らしいものが生まれるだろうから、そういう意味では羨ましい。やっぱり、1人でやっていると部屋でずっと悶々とすることがあるからね。

<strong>──長塚さんにお聞きするんですけど、ご自身がソロのシンガーソングライターだったらいかがですか？</strong>

<strong>長塚健斗（Vo.、以下、長塚）</strong>　チャーリーのライブを見て思ったのは、バンド形態だったんですけど、途中で「タバコ・ブレイクだよ」って言ってバンドを休ませて1人で弾き語りしていたんです。僕はその曲にすごく痺れたんですよ。そこが僕にはできない。僕らはバンドなので、シンガーソングライターのライブってできないから、それは羨ましいというか。

<strong>井上</strong>　どういうことだ？（笑）

<strong>荒田</strong>　やればいいじゃない（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/04171030/interview191000-wonk-charlie-lim-87.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-333882" /><p>Photo by Kazma Kobayashi</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──話題を変えるんですが、今、皆さんが音楽でも音楽を含めて気になっていることはなんですか？</strong>

<strong>チャーリー</strong>　シンガポールって国として若い国であるので、日本と違って国民すべてがまだアイデンティティを模索してる段階なんですね。政府から第一言語を英語にしろということで、アーティストが音楽を作る時は英語で歌わなくちゃいけない。そして、その音楽を欧米に持っていくと、ネイティブの発音とは違うのですごく批判をされたりすることは事実としてあるんです。そういった意味ではシンガポールのローカルのアーティストはすごく苦労していると感じますね。

<strong>──そういう実情があるんですね。</strong>

<strong>チャーリー</strong>　先日まで台湾でパフォーマンスをしていたんですけど、台湾にはいわゆるローカルな言語で歌っているアーティストをサポートしている動きは自然とありますね。今、東南アジアはすごく成長しているじゃないですか。その中で、自分たちのアイデンティティにもっと誇りを持って、それをサポートしあえる状況が生まれるといいですね。

僕たちは欧米の音楽から影響を受けてはいるけれども、そこから生まれるのはオリジナルな音楽だっていう誇りを持って、地元の人が応援してくれる動きが生まれたら嬉しいなと思います。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164837/interview191000-wonk-charlie-lim-5.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1278" class="alignnone size-full wp-image-333873" /><p>Photo by Kana tarumi</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164845/interview191000-wonk-charlie-lim-6.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1278" class="alignnone size-full wp-image-333874" /><p>Photo by Kana tarumi</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──日本とはまた状況が違いますね。</strong>

<strong>井上</strong>　日本は日本語という歴史の長い言語を使ってきた国なので、そこで生まれた僕たちが英語で歌っているということは国内の人から見ると受け入れられにくいというか。日本語じゃないから聴かないって人はかなり日本にはいます。だから、その悩みは近いようで遠いようで面白いなと思いましたね。

日本は、言語だけじゃなくてあらゆる面で問題があって、どうやったら自分たちの音楽を外の人に聴いてもらえるか？　という所を今なんとかしようとしていますよね。もしかしたらその問題に近しいのかもしれない。

<strong>江崎</strong>　言語でいえば、チャーリーさんの“Zero-Sum”って曲は京急の駅の音がサンプリングされていて、あと“Welcome Home“のMVでは日本語の字幕が流れたり、すごく日本寄りだなと思いました。

<strong>チャーリー</strong>　僕が日本を尊敬するのは、文化的な部分でこだわりを見せて貫く職人的な繊細な部分で、それは音楽だけじゃなくあらゆる部分で感じるからなんです。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Charlie Lim - Zero-Sum</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/gNfOGo2nwj4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<strong>Charlie Lim - Welcome Home [Japanese Subs]</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/bjMw5H3Lp68" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──どうやら隣の芝生は青く見えるというジレンマが付きまとうようですね。</strong>

<strong>チャーリー</strong>　例えばアメリカなんて、僕たちミュージシャンにとっては一つの夢で、子供の頃からグラミーとかを見て、受賞したいって夢を持ちながらやってきているけど、取れたら取れたで、「中国の方がマーケットが大きいから、中国に行った方がいい」なんて言われるのがオチで。そういうジレンマはあると思います。でも、そんなことより大事なのは、ミュージシャンとしての旅をして、新しいファンに1人ずつ出会って、少しずつ成長していくことだから。

<strong>──WONKの皆さんがシンガポールでライブをされた時の印象はいかがでしたか？</strong>

<strong>井上</strong>　僕らがやっている音楽のリスナーの人口はまだまだシンガポールでは少ないのかなと思ったんですけど、それは日本でも同じことが言えると思います。ただ、間違いなくシンガポールのシーンみたいなものはあるなと感じましたね。ライブをやっていた側の僕らからすると渋谷でやるのもシンガポールでやるのも、パリでやるのもあんまり違いは感じないんです。

<strong>江崎</strong>　日本って割とサブカルチャーというかアンダーグラウンドなシーンを国が支援していくことはないので、エスプラネード（シンガポールにある総合芸術文化施設）や、公的な機関が関わっているような場所で、国として僕らのようなバンドを招いて交流を産もうという気概がすごくいいなと思いましたね。これから成熟していく市場だし、めちゃめちゃいい姿勢だなと思いました。

<strong>チャーリー</strong>　シンガポールが最近、アンダーグラウンドのシーンだったり、サブカルチャー的なところを国が少しずつサポートするようになってきたっていうのは、今、この時代に一番重要なのは文化的な交流であるということを国自体が認めるようになってきたからなんです。例えば、自分が海外ツアーに出るときは旅費の一部を少し援助してくれたりするようになってきて。でも当然、申請がすごく多いから援助をもらうことはすごく大変なんだけど、そういうシステムが一応できているというところは国としてあるかな。

<strong>──ところでWONKは〈キャロライン・インターナショナル〉日本第1弾アーティストですし、これからもし一緒にできることがあれば何をやってみたいですか？</strong>

<strong>井上</strong>　日本でもシンガポールでも対バンしたい。

<strong>チャーリー</strong>　歌を一緒に作れたら嬉しいし、いつでもバンドの人たちと仕事をすると楽しいんです。新しいバンドみたいに、みなさんと一緒に１曲作れたらすごく嬉しいなと思う。

<strong>長塚</strong>　やりましょう（笑）。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164826/interview191000-wonk-charlie-lim-3.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-333871" /><p>Photo by Kazma Kobayasi</p></div>


<h2 class="fade-up">
＜BIG ROMANTIC JAZZ FESTIVAL 2020 PRE-EVENT
Charlie Lim Japan Tour「Charlie Lim x Tendre」
～ Big Romantic Jazz #2＞</h2>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Charlie Lim SETLIST</strong></p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p>Welcome Home
Zero-sum
What Can I Do
Choices
Blah Blah Blues
Human Nature（Michael Jackson cover）
Bitter
Pedestal
Light Breaks In</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164833/interview191000-wonk-charlie-lim-4.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1278" class="alignnone size-full wp-image-333872" /><p>Photo by Kana tarumi</p></div>


<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 石角 友香
Photo by Kazuma Kobayashi、Kana Tarumi（Moon Romantic）</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/11/07110638/interview1007_CharlieLim_artistphoto-1440x954.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1440" height="954" class="aligncenter size-medium wp-image-333945" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>Charlie Lim</strong>
シンガポール出身のシンガー・ソングライター／プロデューサー。幼少期からピアノを始め、14歳の時にオーストラリアに渡り、メルボルンの大学でジャズ・パフォーマンスを専攻、現在はシンガポールを拠点に活動している。2011年にメジャー・デビューEP、2015年にリリースしたデビューAL『TIME/SPACE』は、シンガポール最大手メディア、ザ・ストレーツ・タイムズ紙から“ベスト・ポップ・アルバム”と称され、シンガポールのiTunesチャートで1位を獲得した。3年後の2018年には2nd AL『CHECK-HOOK』をリリースし、シンガポール建国記念パレードを含む海外の主要な音楽フェスティバルに出演、チャーリーの音楽はアジア全体に渡り、広まった。更に、今だにシンガポールのアーティストが成し得たことのないモザイク・ミュージック・フェスティバルでのショーを完売を達成し、エスプラネード・コンサート・ホールでヘッドライナーのショーを実現するという2つの大きな出来事を成し遂げた。

<a href="https://charlielim.net/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://www.universal-music.co.jp/charlie-lim/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP（JP）</a>｜<a href="https://www.facebook.com/charlielim/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">facebook</a>｜<a href="https://twitter.com/wherewascharlie" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/wherewascharlie" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://www.youtube.com/user/wherewascharlie" rel="noopener noreferrer" target="_blank">YouTube</a></p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164909/interview191000-wonk-charlie-lim-9.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1371" class="alignnone size-full wp-image-333877" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>WONK</strong>
東京を拠点に活動するエクスペリメンタル・ソウルバンド。2016年9月に全国リリースした自身初のフルアルバム『Sphere』は第9回 CDショップ大賞 ジャズ賞を受賞。ジャズやソウル、ヒップホップなど様々な音楽に影響を感じさせる彼らの幅広い音楽性は多方面から注目されておりデビューわずかながら、2017年夏には第16回 東京JAZZやBlue Note JAZZ FESTIVAL 2017、SUMMER SONIC 2017、FUJI ROCK FESTIVAL 2018等に出演。また米Blue Note Recordsを代表するシンガーJosé Jamesの最新アルバム『Love in a Time of Madness』のリードトラック 『Live Your Fantasy』のリミックスを担当、ヨーロッパ2大都市公演を成功させるなど、国内に留まらず海外からも多くの注目を集めている。

<a href="http://www.wonk.tokyo/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/WONK_TOKYO" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/wonk_tokyo/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a></p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>WONK - Orange Mug（Official Audio）</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/JNgMGbg_QRU" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<strong>WONK - Sweeter, More Bitter（Official Audio）</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/2eEAnpnr73Y" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>

<strong>WONK - Blue Moon（Official Audio）</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/0RlgJSxy1tE" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164902/interview191000-wonk-charlie-lim-8.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-333876" /></div>

<p class="name">CHECK-HOOK</p>
<p class="text">2018.10.12（金）発売
Charli Lim</p>

<p class="text"><strong>TRACKLIST</strong>
1. Welcome Home
2. Circles
3. Zero-Sum
4. Better Dead Than A Damsel
5. Least Of You
6. Premonition
7. Unconditional</p>

<p class="text"><a href="https://open.spotify.com/album/2ZIckVRkcaYkhRqmFqmZ1Y" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Spotify</a>｜<a href="https://music.apple.com/jp/album/check-hook/1436578232" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Apple Music</a></p>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/04164914/interview191000-wonk-charlie-lim-10.jpg" alt="Charlie Lim × WONK" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-333878" /></div>

<p class="name">Moon Dance</p>
<p class="text">2019.07.31（水）発売中
WONK
¥2,000（tax incl.）</p>

<p class="text"><strong>TRACKLIST</strong>
1.Blue Moon
2.Orange Mug 
3.Sweeter, More Bitter
4.Mad Puppet
5.Phantom Lane</p>

<a href="https://caroline.lnk.to/WONK"  class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">購入／ストリーミングはこちら</a>

<div class="separator"></div>

<h3 class="profile-title">EVENT INFORMATION</h3>

<p class="name">WONK’s Playhouse</p>
<p class="text">2019.12.02（月）
OPEN 18:30／START 19:30
LIQUIDROOM
ADV ￥3,800／DOOR ￥4,500（1ドリンク別）
LINEUP：WONK and many special guests
TICKET：<a href="https://t.pia.jp/pia/search_all.do?pc1=161&pc2=690" rel="noopener noreferrer" target="_blank">チケットぴあ</a>｜<a href="https://l-tike.com/order/?gLcode=75586" rel="noopener noreferrer" target="_blank">ローソンチケット</a>｜<a href="https://eplus.jp/sf/detail/3048610001-P0030001" rel="noopener noreferrer" target="_blank">イープラス</a>
</p>

<a href="http://www.wonk.tokyo/live/2019/12/2/wonks-playhouse"  class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>

</div>










<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>TAWINGSインタビュー｜海外インディーと共振するオルタナティヴなマインド</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/tawings-pickup/332255/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/tawings-pickup/332255/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 02 Oct 2019 11:00:05 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=332255</guid>
<![CDATA[<summary><p>2016年の結成以来、現行の海外インディーと共振するようなガレージ、ポストパンク、ニューウェーブなどの要素を消化したバンドサウンドを鳴らしてきたTAWINGS。今回は配信でリリースしたルー・リードのカバー曲や11月にリリースされる1stアルバムの話も交えながら彼女たちの現在地を探ってみた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="1080" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/02111955/interview1002_tawings_2500-1440x1080.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="TAWINGS" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/02111955/interview1002_tawings_2500-1440x1080.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/02111955/interview1002_tawings_2500.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up"><p>2016年の結成以来、前向きな「ほんとに日本のバンドなの？」というリアクションを度々引き起こしてきたTAWINGS。現行の海外インディーと共振するようなガレージ、ポストパンク、ニューウェーブなどの要素を消化したバンドサウンドは、ローファイというより、どこか危うい雰囲気をまとった純度の高いものだ。

これまでザ・レモン・ツィッグス（The Lemon Twigs）、ハインズ（Hinds）、ジャパニーズ・ブレックファスト（Japanese Breakfast）など数多くの海外アクトのサポートアクトを務め、2018年には＜SXSW＞にも出演。リリースもデジタルリリースと７インチやカセットというこだわりを見せ、アーティスト写真やMVなどのビジュアルもアンニュイかつDIY精神に富んだオリジナリティをナチュラルにまとっている。そんな彼女たちが以前オムニバスに収録されていたルー・リード（Lou Reed）のカバーを8月に単曲でデジタルリリース。さらに11月には全貌が見えそうな1stアルバム『TAWINGS』もリリース予定。

個人的には80年代のニューウェーブ・バンドが持っていたような、業界の慣習にとらわれない、オルタナティヴなマインドのアーティストを思わせるサウンドと佇まいを持つTAWINGSが20代であることに謎を感じずにいられないのだが、その謎も含めて彼女たちの現在地を探ってみた。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/02111949/interview1002_tawings_578.jpg" alt="TAWINGS" width="1919" height="1920" class="aligncenter size-full wp-image-333473" /><figcaption>Photo by <a href="https://yamamotohana1999.tumblr.com/">山本華（Hana Yamamoto）</a></figcaption>
</figure></div>

<h2 class="fade-up">Interview：TAWINGS</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━20代でこういう音楽をやってらっしゃるのが新鮮で。そもそもどんなきっかけで結成したんですか？</strong>

<strong>Cony Plankton（Vo.／Gt. 以下、Cony）</strong>　最初は海外の現行のインディーに憧れて始めました。

<strong>━━どんな出会いだったんですか？</strong>

<strong>Cony</strong>　eliyちゃんはタワーレコードのバイトで出会って、「やりたい」って一瞬で言ってくれました（笑）。Yurikaちゃんは結婚式の三次会で紹介してもらいました。

<strong>Yurika（Dr.）</strong>　もともと顔見知りではあったんです。

<strong>━━いわゆるガールズバンドっていうくくりじゃなくて、音楽を０からやってる感じがしたんですよ。</strong>

<strong>Cony</strong>　そうですね。日本の女の子がバンドをやるとアイドル視されて、そのせいでビジュアル先行みたいになるとすごくもったいないな、と思ったんで、そこはストイックにバンドのブランディングとして意識しました。

<strong>━━現行の海外のインディーもですが、80年代のニューウェーブ感もありますね。</strong>

<strong>Cony</strong>　私は完全に親の影響なんですけど、タワーレコードの仲間が、割とニューウェーブ、ポストパンクが好きで。基本80年代がすごく好きなんです。80sに影響を受けている現行のバンドを見つけるとすぐにハマります。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>TAWINGS - Listerine (Official Audio)</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/1CzINCTietA" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━UKやUSで女の子たちがDIYで始めた頃のニュアンスをすごくみなさんに感じるんですよ。</strong>

<strong>eliy（Ba.）</strong>　嬉しい。実際にすごく意識しているし、曲以外でもアートワークやMVの一つ一つにもこだわりをもってやっています。

<strong>━━少なくとも日本のバンドをコピーしている感じはないから。</strong>

<strong>Cony</strong>　あ、でもゆらゆら帝国とかはすごくリスペクトしてます。

<strong>━━８月にルー・リードのカバー“MAKE UP”をデジタル・リリースしましたが、その理由は？</strong>

<strong>Cony</strong>　カバーはもともとお世話になっているイベントをやっている方が、カバーアルバム（V.A.『RHYMING SLANG COVERS』2017年）を作る際に誘ってくださって提供した曲なんです。何の曲をやるかちょっと迷ったんですけど、友達の勧めでこの曲を聴いた時に、ルー・リードの歌い方が、私の発声と一致したというか、歌いやすかったんです。アップテンポな歌モノはあんまり私に合わない気がしたので、ルー・リードの語り口調みたいな歌い方が良くて選びました。その上、歌詞が割とガーリーな内容でそこもポイントでした。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>TAWINGS - Make Up (Lou Reed Cover)</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/eqyAx8jN1Fg" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━ところで３ピースになってからバランスは変わりました？</strong>

<strong>Yurika</strong>　サポートはいるんですけど、視覚的に３人だから1人1人の責任感じゃないですけど（笑）、それは出てきたのかな。

<strong>Cony</strong>　単純にルックス的に３人組ってかっこいいよね、と思います。笑

<strong>━━３ピースといえばスリッツ（The Slits）とか。</strong>

<strong>Cony</strong>　うん。スリッツも大好きです。

<strong>━━サウンドももちろんですけど、スタンスも、お手本が今の時代にはないタイプの音楽だと思います。</strong>

<strong>Cony</strong>　そうですね。もうその時その時でやりたい曲の雰囲気も全然違って、なんだろ？　ジャンルにとらわれない音楽性って、すごく良い言い方で表現してもらうことが多いんですけど、1つのジャンルにまとまることができないんですよ、飽きっぽい性格なので。

<strong>Yurika</strong>　ジャンルで聴かれると難しいよね。

<strong>Cony</strong>　新曲を作りながら気付いたんですが、プレイスタイルはミニマルな方向を目指したほうが自分たちの良さを表現できるなと思いました。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>TAWINGS - Invisible (Official Video)</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/suTJ7YWOMzU" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━そのミニマルさが音楽としてアウトプットする際、純度の高さに繋がっていると思います。</strong>

<strong>Yurika</strong>　ドラムについては、自分が今好きな感じのドラマーは、坂本慎太郎バンドのドラムの菅沼雄太さんなんですが、坂本慎太郎バンドの時は菅沼さんも手数が多いわけじゃないけど、素敵フィルをいい具合に入れている気がしていて。そういうのが好きなのかなという気がしますね。

<strong>━━現在はアルバムを制作中なんですか？</strong>

<strong>Cony</strong>　はい。2019年内に出る1stアルバムを頑張って作っています。単純に曲を作るのが遅くて、前回のシングルリリースからもかなり時間が経っているんですが、その間に自分の音楽性に変化があって、曲のテイストがばらばらなんです。それを1つのアルバムにまとめるのがすごい大変ですね。

<strong>━━皆さん、1つのバンドをやっているように見えないぐらい、各々の個性があるのが面白くて。それは音楽で繋がっているからですか？</strong>

<strong>Cony</strong>　うん、そうだと思います。

<strong>eliy</strong>　そうだね。みんな好きなものははっきりしてるけど、色々吸収し合ってもいるのかなって思います。

<strong>Cony</strong>　３人とも違いますけど、共通言語はすごくあります。

<strong>━━新曲はいろんなタイプが？</strong>

<strong>Cony</strong>　音楽性は結構変わったと思います。たとえば今作っている曲とかは、ある意味、これまでと全然違うことをやろうと思っています。みんなに愛される普遍的なメロディを作ってみたくて、今まで全然気にしなかった部分に着目して書き進めています。

<strong>━━そして近々のライブがphewさんとの共演で、すごいことですね。</strong>

<strong>Cony</strong>　やばいですよ！

<strong>━━どういう経緯で共演することに？</strong>

<strong>Yurika</strong>　mmm（ミーマイモー）with Emerson Kitamuraさんの企画で呼んでいただきました。

<strong>━━phewさんはもう活動歴35年ぐらいの日本のニューウェーブの元祖的存在で。</strong>

<strong>eliy</strong>　オープニングアクトみたいな感じではなく普通に３マンみたいな感じなんですよ。信じられないけど、かなり気合いが入ります。

<strong>Cony</strong>　もともと私がphewさんを好きだったんです。phewさんのアルバムを何枚かレコーディングしているコニー・プランク(Conny Plank)というプロデューサーがいるのですが、私のコニープランクトンという名前はそこからきています。phewさんの曲をきっかけにコニー・プランクを知ったくらいなので、ついにお会いする時が来たなと思って……、緊張します。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Phew Live - SuperDeluxe Tokyo 2014</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/CC6TTXILvTI" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━そしてLuby Sparksとのダブルヘッドライン的な企画＜DREAMTOPIA＞もありますね。こちらはゲストがjan and naomiというすごい顔ぶれで。</strong>

<strong>Cony</strong>　初めての企画です。Luby Sparksは昔から親交が深い盟友で、いつか何か一緒に作りたいと思っていたので相当気合い入ってます。

<strong>━━彼らを盟友と思う理由は？</strong>

<strong>Cony</strong>　結成時期も一緒で、お互いライバル視しながらやってきました。特にNatsuki Katoが、ものすごい気にしてくるんですよ。「バンドどうなんですか、最近」って（笑）。なので私も会うたびにガサ入れしてます。

<strong>Yurika</strong>　観察力がすごい（笑）。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Luby Sparks | Look on Down from The Bridge (Live at Shibuya WWW X)</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/RyMKGpJiGS0" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━この２バンドでやる意義を感じます。</strong>

<strong>Cony</strong>　感じます。そして悩んだ結果のjan and naomiさんという豪華ゲストです。

<strong>━━すごく精神的な世界が高いイベントになりそう（笑）。</strong>

<strong>一同</strong>　ははは。

<strong>Cony</strong>　思想がすごい（笑）。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Jan and Naomi MUSIC SHARE#40 @ Red Bull Studios Tokyo</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/PhKJq1bHQYM" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━全員ストイックな感じですね。</strong>

<strong>Cony</strong>　それぞれのブランディングがぶつかり合って3者3様になっていくと思います。

<strong>eliy</strong>　でも来てくれるお客さんもそれを気に入ってくれるんじゃないかな？

<strong>Cony</strong>　もちろん。この３マンだと、まだうちらはポップな方だよね。基本、テンション低い人しかいない（笑）

<strong>Yurika</strong>　確かに。

<strong>━━今年後半は楽しみなライブもありますし、本格的にバンドの全貌が見えそうなアルバムリリースも楽しみにしています。</strong>

<strong>Cony</strong>　アルバムが出たら多分、いろんなことが変わると思うので丁寧に過ごしていきたいと思います。</p></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Artist Photo by toki
Other Photo by 山本華（Hana Yamamoto）
Text by 石角 友香</p></div>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/02111955/interview1002_tawings_2500-1920x1440.jpg" alt="TAWINGS" width="1920" height="1440" class="aligncenter size-large wp-image-333474" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>TAWINGS</strong>
Cony Plankton（vo, g）、eliy（ba）、Yurika（dr）
　
2016年結成の3人組バンド。ガレージ、ポストパンク、ニューウェーブなど様々な要素を飲み込んだサウンドで、東京を拠点に活動。2017年5月に1stシングル『Listerine／Dad Cry』を7インチでリリース、その後2018年1月に2ndシングル『Invisible／UTM』をカセットでリリース。The Lemon Twigs、Hinds、Japanese Breakfastなど多くの海外アーティストのサポートを務め、2018年の SXSW に出演、初の海外公演を行った。2019年10月15日にLuby Sparksとの共同企画＜Dreamtopia＞を WWWで開催。2019年11月20日には1stアルバム「TAWINGS」をリリースが決定。

<a href="https://tawingheads.wixsite.com/hifromcalifornia" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/tttawingsss" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/tawingsband" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://www.facebook.com/tttawingsss" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Facebook</a></p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/02111937/interview1002_tawings_JKT_2500.jpg" alt="TAWINGS" width="1920" height="1920" class="aligncenter size-full wp-image-333471" /></div>

<p class="name">水仙</p>
<p class="text">2019.10.02（水）
TAWINGS
Digital Release ONLY
<a href="https://ssm.lnk.to/suisen" rel="noopener noreferrer" target="_blank">配信／ダウンロードはこちら</a></p>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>TAWINGS | 水仙 (Official Music Video)</strong></p>
<div class="movie_wrap">
<iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/XSMWODTHzDs" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div></div>
<div class="separator"></div>
<p class="name">1st Album 『TAWINGS』</p>
<p class="text">2019.11.20（水）
TAWINGS
DDCB-12112
AWDR/LR2
¥2,400（＋tax）
<div class="separator"></div>
<h3 class="profile-title">EVENT INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/10/20131937/interview0920_tawings_DTFlyer.jpg" alt="TAWINGS" width="1359" height="1920" class="aligncenter size-full wp-image-332285" /></div>

<p class="name">Luby Sparks & TAWINGS Present ＜Dreamtopia＞</p>
<p class="text">2019.10.15（火）
OPEN 18:30／START 19:30
Shibuya WWW
ADV ￥3,000／DOOR ￥4,000（1ドリンク別）
LINE UP：
Luby sparks
TAWINGS
jan and naomi
TICKET：
<p class="text"><a href="https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1937064&rlsCd=001&lotRlsCd=" rel="noopener noreferrer" target="_blank">チケットぴあ</a>｜<a href="https://l-tike.com/order/?gLcode=73397&gPfKey=20190726000000527428&gEntryMthd=01&gScheduleNo=1&gCarrierCd=08&gPfName=%EF%BC%AC%EF%BD%95%EF%BD%82%EF%BD%99%E3%80%80%EF%BC%B3%EF%BD%90%EF%BD%81%EF%BD%92%EF%BD%8B%EF%BD%93%EF%BC%8F%EF%BC%B4%EF%BC%A1%EF%BC%B7%EF%BC%A9%EF%BC%AE%EF%BC%A7%EF%BC%B3%EF%BC%8F%EF%BD%8A%EF%BD%81%EF%BD%8E%E3%80%80%EF%BD%81%EF%BD%8E%EF%BD%84%E3%80%80%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%8F%EF%BD%8D%EF%BD%89&gBaseVenueCd=39153" rel="noopener noreferrer" target="_blank">ローソンチケット</a>｜<a href="https://eplus.jp/sf/detail/3043880001-P0030001P021001?P1=0175" rel="noopener noreferrer" target="_blank">イープラス</a></p>

<a href="https://spaceshowermusic.com/news/102358/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">詳細はこちら</a></p>
<div class="separator"></div>
<p class="name">IN OUR BONES</p>
<p class="text">2019.10.5（土）
OPEN 12:15／START 12:30
下北沢THREE
ADV ￥3,000／DOOR ￥3,400（1ドリンク別）
LINE UP：
phew
TAWINGS
Mmm with Emerson Kitamura
TICKET：
wakanahosoi@gmail.com

<a href="https://spaceshowermusic.com/news/102362/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">詳細はこちら</a></p><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/interview/the-fin-wash-away-feature/328717/</guid>
		<title>The fin.インタビュー｜Yuto Uchinoが作る、世界中の人たちとシェアすることができる音楽</title>
		<link>https://qetic.jp/interview/the-fin-wash-away-feature/328717/</link>
		<comments>https://qetic.jp/interview/the-fin-wash-away-feature/328717/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 28 Aug 2019 09:00:57 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[石角友香]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=328717</guid>
<![CDATA[<summary><p>イギリスに拠点を移して約3年半。EP『Wash Away』を9月13日（金）にリリースするThe fin.。本記事ではフロントマンのYuto Uchinoに今作に影響した環境や心境の変化といったパーソナルな部分について語ってもらった。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160145/interview190827_thefin2060-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160145/interview190827_thefin2060-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160145/interview190827_thefin2060.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box fade-up"><p>イギリスに拠点を移して約3年半。前作のアルバム『There』以来、まとまった作品集となるEP『Wash Away』を9月13日（金）にリリースする<a href="https://qetic.jp/?s=The+fin."><strong>The fin.</strong></a>。すでに先行配信されている“Come Further”、“Gravity”を含む全6曲は、各々異なるベクトルを携えている。

耽美で甘やかなメロウサウンドは単に生楽器とエレクトロニックの融合という域をとっくに超えて、今の時代のポップ・ミュージックとしての強度を獲得。前作でもプロデューサーとして担当したジャミロクワイ（Jamiroquai）、アルト・ジェイ（alt-J）、レディオヘッド（Radiohead）などの作品で知られるブラッドレイ・スペンス（Bradley Spence）に加え、新たにビョーク（Björk）、アルカ（Arca）、ピューマ・ブルー（Puma Blue）などの作品を手がけているジェイク・ミラー（Jake Miller）を共同プロデューサーに迎えている。マスタリングにはケンドリック・ラマー（Kendrick  Lamar）やアール・スウェットシャツ（Earl Sweatshirt）などの作品を手がけるマイク・ボッツィ（Mike Bozzi）を起用していることも新鮮。プロデューサーのジェイクとは「聴いたことのないサイケデリックを作ろう」と意気投合したという。

ロンドンを拠点にワールドワイドなファン層を得て、US、UK、アジアツアーでのヘッドライナーツアーを成功させ、8月末からスタートした自身最大級の中国13都市でのツアーは全ての会場でソールドアウト。あくまで音楽で世界のオーディエンスを魅了している状況は日本の20代後半バンドの中でも独自の成果といえるだろう。

そこで今回、フロントマンのYuto UchinoにEP『Wash Away』に至るバンドや彼自身の変化や、ソングライトの手法、今作で得た手応えを聞いた。規模感が拡大する中、むしろ音楽の純度を上げていく彼のパーソナリティが浮かび上がったと思う。

なお、今EPの印象的なビジュアルは今回もフォトグラファーのKodai Kobayashiが担当。なんと千葉の海辺での撮影だったそうだが、温かみとSF的な非現実感が同居している。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160213/interview190827_thefin2137.jpg" alt="" width="1500" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-328763" /></div>

<h2 class="fade-up">Interview：Yuto Uchino（The fin.）</h2>


<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──前作『There」リリース以降、The fin.が獲得していったものについてまず聞かせてください。</strong>

バンドの流れ的に話していくと、今回のEPの前にギターが抜けてThe fin.は2人になったんですけど、最初から自分はThe fin.をバンドバンドしている風に見ていなかったんです。それが音楽っていうものを突き進めていく上で、バンドからプロジェクト的なスタイルに移行していったというのが、前回から今回までの大きい変化かなと思います。

<strong>──大きな変化ですね。</strong>

サウンドプロダクションや自分の曲作りも全然ストレスがなくなったというか。例えばライブでどういう風に再現するかとか、誰がどの楽器を弾くかとか、ケアしなければいけなかったところをしなくてもよくなったことで、ただただ音楽に向き合えるようになったというとこが、今回の作った楽曲たちの新しいところですね。

<strong>──なるほど。</strong>

個人的にはイギリスに移住して3年半ぐらい経って、日本と行き来するようになって、海外でのライブやフェスティバルもいっぱい呼ばれるようになって。自分のキャパシティみたいなものが広がってきたというか、今まで自分が見ていなかったところに、自分で作った音楽が連れて行ってくれるのがThe fin.だと思ってるので、それによって自分がどんどん変わっていって、自分の生活も変わっていきました。それで、今まで知らなかったことが自分の中に入ってきて頭の中で解釈していく、それが大変でした。情報量がめちゃくちゃ多いし、変化もすごく多かった。そんな中で、音楽が自分とリアリティに対して、常にボンド的な役割をしてくれていました。

<strong>──音楽が自分と現実をつなぐということ？</strong>

つなげてくれるものでもあるし、16歳から12年ぐらい曲を書いているので、自分っていう人間の中に曲を書いて、自分を表現して、自分の中にある何かをアウトプットしていくっていうシステムが完全に出来上がっているんです。そんな中で、メインの自分の生活が変わっていくと、そのシステムも影響を受けていく。そこがどんどん高度になっていくというか、無自覚だったところも自覚的にやっていく、そういったプロセスがこの数年間だったのかなと思っています。今回のEPは2年前から去年までの色々な時期に書いた曲が詰まっていて、しかも場所もバラバラで、イギリスで書いた曲と日本で書いた曲、どっちも入ってる。EPなので1つのまとまった作品というより、今自分が表現できるものをバッと表現していったので、すごい自由にできたというか、今の自分の座標っていうのを示しやすい１枚になったのかなと完成してみて思いましたね。</p></div>
 
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160231/interview190827_thefin2400.jpg" alt="" width="1500" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-328767" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──イギリスに行ってから増えた情報量とは具体的には？</strong>

まず1つ思うのは、これはアメリカにも言えると思うんですけど、そもそも今のポップ・ミュージックって、アメリカとイギリスがやっぱ中心というか。だからその土地にはちゃんとルーツがあるんですよね。普通の人にも自然に染み付いてる。だからライブハウスやパブで演奏してるアマチュアの人とか見ても、ちゃんとルーツがあるんですよね。ものすごい自由だけど、基礎が割としっかりしていて、ちゃんとした土台を持ってるみたいなところがあるんですよ。あとは音楽の教育が日本よりレベル高いのかな？　と思ったりしました。

<strong>──情報というか生活にルーツがある場所ということですね。</strong>

あと1つ思うのは、音楽だけじゃなくてアートカルチャーの根付き方も全然違いましたね。なんでアートカルチャーが大事にされてるかというと、自分を表現するというところを大事にしている人達だからだと思うんですね。それを表現したいっていうところからアートとかカルチャーが生まれて、音楽はそこからの手法というか。そういう資質がもともとあるから、何かを主張している人に対してリスペクトがあるというか、ちゃんと耳を傾けようとするカルチャーがある。そこはアジアの国とは基本的に違うと思いましたね。

<strong>──堆積してる文化や歴史が分厚いですからね。</strong>

歴史的に見ても、国民が民主主義を始めたのも欧米の国じゃないですか。そういった発想もあるんじゃないかなと思いました。自分たちが住んでいる世界にちゃんとコミットしていくみたいな。それがアートとも結びつきが強いし、人が考えて発信していくシステムにもつながるのかなっていうのは思いましたね。

<strong>──前作の時以上に、海外での生活やそこで得た経験値が反映してるということでしょうね。実際の楽曲もいろんな方向性があるなと思いました。“Crystalline”はちょっとソフトロックぽい印象もあって新鮮でした。どんなイメージから作っていったんですか？</strong>

“Crystalline“は、たしか茨城県で書きました。当時、すごい家に住んでいたんです（笑）。

<strong>──それはいつ？</strong>

去年の冬ぐらいですね。アメリカから運んできたでかい家があったんですけど、制作をするためにそこを借りていました。機材とか全部入れて。家の周りが全部畑で、夜になると真っ暗になって、めちゃくちゃ遠くの信号機が見えるみたいな場所だったんです。1番近いスーパーまで自転車で30分かかるぐらい周りに何もなくて。それにインスピレーションをめちゃくちゃ受けました。サンセットの頃に自転車乗ってスーパー行って、帰りは夜になって、誰もいないので、普通にスピーカーで音楽流したりしながら走ってました（笑）。それが自分の中で自由やったというか、自分と地球みたいなでっかいパワーがズン！　ときてる感覚でした。

<strong>──それはなかなか得難い感覚ですね。</strong>

“Crystalline”って細かいビートは入ってるんですけど、基本的なテンポは遅くて大きくて、そうすると自分の心のテンションがやっぱ少し内省的になっていくんですよ、そういうところにいると。だんだん自分の人生とか、内面を掘っていく感じになっていきました。だから、歌詞も内省的なんですけど、ほんとに人がいなくてノイズがなかったので、自分の頭の中にあるものだけになってくる。そうなってくると自分を掘り下げていくことになって、そういう意味で“Crystalline”はほんとにピュアにできた曲だなと思いますね。</p></div>
 
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160223/interview190827_thefin2263.jpg" alt="" width="1500" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-328765" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──そもそもロンドンでも東京でもなく第3の場所が必要だったのは何故なんでしょう？</strong>

単純に大きい家が欲しかったんですね。ドラムを録りたかったんで。ただ、さらに言うと、俺の出身が（兵庫県の）宝塚なので、あんまり大都会が好きじゃないんですよ。東京に2年半住んでたんですが、だんだん寂しくなっちゃったというか、実家に帰ると、ここが正しい場所と思えちゃう。季節が変わっていくのとか、風の匂いとか、そういうサイクルが自分の中で感じられていないと、自分の中で滞留してしまって、自分が新しくなっていかないような感覚になるんです。それで結構、東京にいるのに疲れちゃって。ロンドンっていうのは1つのチャレンジだったんですけど、すごく良かったです。ロンドンって東京みたいなシティじゃないので、自分の中では楽だなって思ってました。でも、ロンドンの大変さって、社会的な部分なので、住んでいると疲弊していくんです。

<strong>──それでロンドンでも東京でもない場所が必要だったんですね。</strong>

特に俺が住んでいたところは茨城の中でも何にもない場所だったと思います。そういうところにポンって行って、1回自分がリセットされるじゃないけど、自分と向き合えたのは良かったですね。

<strong>──他にもその茨城の家でできた曲はありますか？</strong>

“Crystalline”と、“Come Further”は半分ぐらい茨城で、でも“Come Further”の半分は埼玉で作りました（笑）。埼玉にも家を借りていたんですけど、そこはグランドピアノがあって、音が出せたんです。</p></div>
<div class="text-box fade-up"><p><strong>The fin. - Come Further</strong>
<iframe src="https://open.spotify.com/embed/album/0FFxmupVbh26gY0F311UKl" width="700" height="250" frameborder="0" allowtransparency="true" allow="encrypted-media"></iframe></p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──神出鬼没ですね（笑）。</strong>

“Gravity“と”When the Summer is Over“と”Wash Away“はイギリスの家で作りました。”Melt into the Blue“もイギリスだけど、また違う家で作りました（笑）。だから、もうどの曲も環境が全然違うんですよ。</p></div>
<div class="text-box fade-up"><p><strong>The fin. - Gravity (Official Video)</strong></p></div><div class="movie_wrap"><iframe width="700" height="394" src="https://www.youtube.com/embed/if7wGpgAY10" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></p></div></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──環境を変えるのは自分の反応を変化させる目的で？</strong>

それもありますね。あんまり俺って自分で変えようとしないタイプなんです。こういう歌詞を書きたいとか、こういう音楽を作りたいとかいう風に曲を作ることはあんまりなくて、ただ単に自分の中にある今の感じっていうのを常に出していくような作り方なので。

<strong>──Yutoさんの曲があまりジャンルで括れない理由が少しわかりました。“Crystalline”は特に象徴的ですが、鍵盤のリフに温かいものを感じたんですが、今回の音像はそれがよりわかりやすい印象です。</strong>

単純にだんだん上手くなってきました。表現したいものを表現するテクニックが単純に上がっているのに加えて、たぶん自分も考えが深くなっているので、歳とったなって思いながら作ってますね（笑）。いいか悪いかは別にして、変わっていってはいるので。

<strong>──相変わらずチルとかエレクトロ、アンビエントという形容でくくれない。</strong>

ほんとにそういうジャンルは気にしていなくて。例えば、こういう音楽が作りたいとかも全然ないし。だからその時に作れたものがこれ、みたいな感じなんで（笑）。

<strong>──コツだけで作るときっと小手先になるだろうし。</strong>

そうですね。自分のアートとしての指標、中身がないとほんとに意味がないと思っているんです。表現するものがあってガワというか、ジャンルや形式があるんで。でもガワだけを見て、ガワだけ作ったりしてる人もいるじゃないですか。それはそれで音楽ってビジネスの部分も大きいので全然良いんですよ。むしろ、ビジネス目線で見ると、そういう音楽って役割を果たしているな、と思っています。

でも、俺がやろうとしているところはそういうことではなくて、もうちょっと意味があるものにできたらいいかなと思います。それは自分の人生にとってもそうだし、誰かの人生にとってもそう。例えば、仕事で音楽をやってたら、多分こういう音楽をしてないと思うんです。仕事と思ってやっていたら、普通に売れる音楽作ったらいいじゃないですか。でも、そうじゃなくて自分にとっても誰かにとっても意味のあるものを作りたいと思っていて、結果、今は仕事になってるっていうサイクルになっているんです。それが崩れないようにしたいなっていつも思っていて、上手くいってるうちは感謝しないとな、と思ってます。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160234/interview190827_thefin2427.jpg" alt="" width="1200" height="1800" class="aligncenter size-full wp-image-328768" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──今作では前作に引き続き、3曲目から6曲目はブラッドリー・スペンス、そしてもう1人のプロデューサー、ジェイク・ミラーとはどういう出会い方を？</strong>

ジェイク（・ミラー）は友達の友達なんですよ。以前から、「一緒になんかやろう」って連絡をくれていて。オーストラリア出身なんですけどロンドン在住で、このEP作ろうってなった時に1度ジェイクとやってみたいなと思って連絡したんです。その時、彼はオーストラリアにいたんですけど、富士山の近くのでっかい家を借りて、日本に来てもらいました。

<strong>──またしても別物件が（笑）。</strong>

その家を1週間借りました。ジェイクはイギリスからエンジニア連れてきてくれて。ジェイクは歳も同じなんですよね。昔、アビーロード・スタジオでエンジニアとして働いていて、今はプロデューサーなんですがエンジニア気質でもあって、ミックスも緻密にやっていくタイプ。機材の知識も豊富なんですよ。ちなみに彼は今、ビョークをやってます。

<strong>──今回、エンジニアとしてマイク・ボッツィと仕事をしていることに驚いたんですが、どういうきっかけだったんですか？</strong>

単純に低音の扱いがすごく上手い人なんです。ケンドリック・ラマーとかヒップホップ系もやってるんで、ローエンドの扱いが上手い。結構、ヒップホップのローエンドの感じが大好きで、ふくよかなローを作れる人に1回頼んでみようと思って、一緒にやってみました。

<strong>──アルバム的に作ってないということなので全体を指しているかはわからないけれど、『Wash Away』というEPのタイトルが象徴するものはありますか？</strong>

これは単なる曲名です（笑）。でも、俺的にすごく気に入ってる曲なんですよ。自分の中で意味がある曲というか、このEPの中で代表するとなると、この曲かもしれない。プライベート的に1番意味があるかなっていう曲ですね。でも、もちろんどの曲も意味はありますよ。

<strong>──ちなみに“Crystalline”の歌詞は視点が大人というか、自分を俯瞰している印象で、昔の自分に比べて今の自分に言えることがあるとすれば、っていう内容なのかなと思いました。</strong>

なるほど、そういうのもありますね。このEPを作って自分で気づいた点というと、だんだんビジョンが大きくなってきてるんですね。昔、曲を書いていた時は自分の人生しか見えていなかったんですけど、最初はバンドを支えようとしていたり、動かそうとしていたりして。そこから自分の人生にバンドメンバーがいて、会社と契約したら会社も見えてきて。ツアーをするとファンの姿も見えてきたり、ロンドンに移住したら日本と海外の違いも見えてきたり。だんだん大きく物事を見る機会が増えていて、自分の人生の中でいっぱい壁にぶち当たって。そうこうしている内に、やっぱり人って常に新しい１日を生きていかないといけないじゃないですか。そうなった時に、俺個人の一人称ではなく、俺たちの経験を含む大きな視点で見た時の一人称みたいなものが自分の中に出てきはじめていて、それを歌詞に落とし込んだりするようになったんかな？　と、歌詞を見て思いました。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160135/interview190827_thefin_2056.jpg" alt="" width="1500" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-328755" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160158/interview190827_thefin2096.jpg" alt="" width="1500" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-328760" /></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>──的外れな話かもしれないけど、ビヨンセの去年の＜コーチェラ・フェスティバル＞のパフォーマンスのドキュメンタリー映画の中で、彼女は「人類代表」って言っているんです。人類として新しいパフォーマンスをやるという。</strong>

やばいですね（笑）。でも、もしかしたらビヨンセと言っていることは一緒かもしれない（笑）。

<strong>──Yutoさんが感じた「俺たちの視点ので見たときの一人称」もいわば人類じゃないのかなって。</strong>

そうですよね。人が何かを思い切りやる時って、絶対どっかに原動力があるじゃないですか。そして、その何かを続けている人って、原動力が大きい人が多いと思うんです。最近、その原動力がだんだん大きくなっていくにつれて、自分のやってることも大きくなっていくように感じています。ここ数年のThe fin.はフェスやツアーの規模が大きくなっていって、人の数だけじゃなくて地域的にも大きくなってきました。そうすると、今まで自分が個人としてこだわっていたものが意味を持たなくなってきたりするんです。それはいい面も悪い面もあるんですけど、そういうものも全部音楽に結びついてきているので、大きいビジョンで何かを見て、何かを表現するっていう風になってきているのかなと思います。

<strong>──規模が大きくなった理由は世界でThe fin.の音楽に似た感覚や感銘を抱く人がいるからでは？</strong>

だからどこに行っても通じ合えるんですね。これは結構前に考えていたことなんですけど、¨なんでThe fin.は海外に出ていけたんだろう？“って。今、The fin.が海外でこういうポジションがなかったら、俺は音楽を続けられていなかったと思うんです、日本の中だけでは。音楽の形を変えるか、音楽をやめて仕事しながら好きな音楽を作るか、って2択しかなかったと思います。

でも、なんで俺は海外に出てこういう活動ができていて、音楽を作り続けられているんだろう？と考えたときに、自分が作る音楽はカルチャーが違っても、育った環境とか肌の色とか目の色とかが違っても、人として本当に感じるものをちゃんとシェアすることができる音楽なんだなって、自分で俯瞰して見ることができたからなんです。だから、みんながライブに来てくれて、感動してくれて、好きでいてくれるんだなって思うと、自分に素直に制作するっていうプロセス、本当に思っているところから生み出していくっていうプロセスが、結局、現在のあり方につながっているのかなと思いました。

<strong>──人類代表みたいな人は最終的にその表現がポップなものになっていくんじゃないか？　と思います。</strong>

そうなんです。やっぱり新しいものを作っていかないと、とは思います。今回の曲を作る時、プロデューサーのジェイクと「聴いたことがないサイケデリックを作ろう」と言ってました。サイケデリックって聞いたときにみんなが思い浮かべるサウンドじゃなくて、そのサイケデリックってものが持ってるイメージを違う風に表現する、みたいな。実際、曲ができた時に新しくて変な音楽を作ることができたと俺は思いました。そういう新しいものを作らないと、常に世界も変わっていくし、人も変わっていくし、状況も変わっていくわけだから。

<strong>──特に今の世界の情勢はどの国も自国に閉じていて息苦しいし。</strong>

やっぱり人間ってルールブックみたいなものをお互い見つけないといけないと思うんです。「これが大事だよね」とか「これはやっぱいらないよね」とか、そういう風に共同体として前に一緒に進んでいかないと、見失った時に暴力とかダメな方に行くと思っていて。そういう時に、アーティストってどんなところからでも光を持ってくることができると思っていて、それがアーティストの大事な役割なんかなと。その考えはすごく大事にしたいなと思いますね。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/09/27160154/interview190827_thefin2070.jpg" alt="" width="1500" height="1000" class="aligncenter size-full wp-image-328759" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 石角友香
Photo by Kohichi Ogasahara
</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/08/16114321/music190816thefin_1.jpg" alt="thefin_1" width="1920" height="1280" class="aligncenter size-full wp-image-327256" /></div>
<div class="text-box left fade-up"><p><strong>The fin.</strong>
神戸出身、ロックバンドThe fin.。80〜90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせが殺到している。The Last Shadow Puppets、Phoenix、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、＜FUJI ROCK FESTIVAL＞、＜SUMMER SONIC＞などの国内大型フェス始め、アメリカの ＜SXSW＞、UKの＜The Great Escape＞、フランスの＜La Magnifique Society＞、中国の ＜Strawberry Festival＞などへの出演、そしてUS、UK、アジアツアーでのヘッドライナーツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。また8/25（日）からはバンド自身最大規模となる中国で全13公演15,000キャパシティのツアーが決定しており、全公演がソールドアウトしている。</p>
<p class="text"><a href="https://www.thefin.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">HP</a>｜<a href="https://twitter.com/_thefin" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Twitter</a>｜<a href="https://www.instagram.com/the_fin/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Instagram</a>｜<a href="https://www.facebook.com/ThefinMusic" rel="noopener noreferrer" target="_blank">Facebook</a></p></p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><div class="profile">		
<h3 class="profile-title">RELEASE INFORMATION</h3>
<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/08/16114316/music190816thefin_8.jpg" alt="thefin_8" width="1920" height="1920" class="aligncenter size-full wp-image-327255" /></div>
<p class="name">Wash Away
The fin.</p>
<p class="text">2019.09.13（金） リリース
01. Come Further
02. Crystalline
03. Gravity
04. When the Summer is Over
05. Melt into the Blue
06. Wash Away

[Format] DIGITAL DOWNLOAD／STREAMING
<a href="https://www.thefin.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">詳細はこちら</a></p></p></div>
<div class="text-box fade-up"><p><h3 class="profile-title">EVENT INFORMATION</h3></p></div><div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2019/08/16114254/music190816thefin_5.jpg" alt="thefin_5" width="1371" height="1920" class="aligncenter size-full wp-image-327252" /></div>
<div class="text-box left fade-up"><p><p class="name">＃thefin_03</p><p class="text">2019.11.23（土・祝）
渋谷WWW X
OPEN 16：45／START 17：30
ADV ¥3,600 （Drink代別）
チケット発売中

2019年11月29日(金) 心斎橋ANIMA
OPEN 18:30／START 19:00
ADV ¥3,600 (Drink代別)

<a href="https://www.thefin.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">詳細はこちら</a></p></div>
<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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