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<title>Qetic - 時代に口髭を生やすニュースメディア”けてぃっく”</title>
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<description>ニュースメディア Qetic（けてぃっく）では、音楽、映画、芸能、アート、ファッション、グルメ、アプリ、コラム、アニメなど、最新トレンドから今ネットで話題のゴシップまであらゆるエンタメ・カルチャー情報をお届けします。</description>
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		<title>スピリチュアルな日本人の精神で世界を廻る｜Que Sakamoto</title>
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		<pubDate>Tue, 20 Oct 2026 11:00:41 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Akeching]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>リード：ブラジルの「Bruma Festival」、ルーマニアの「Waha Festival」、ポルトガルの「…</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14125458/kana-miyazawa_quesakamoto_main2-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14125458/kana-miyazawa_quesakamoto_main2-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14125458/kana-miyazawa_quesakamoto_main2-1536x1024.jpg 1536w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14125458/kana-miyazawa_quesakamoto_main2.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box left fade-up"><p>ブラジルの「Bruma Festival」、ルーマニアの「Waha Festival」、ポルトガルの「Waking Life」といった海外フェスへの出演や、パリのレコードショップ「Yoyaku Records」でのインストアDJが話題を呼ぶなど、世界各地を飛び回る<strong>Que Sakamoto</strong>。特定の拠点を持たず、常に移動しながら活動を続ける彼は、現在もツアーの真っ只中にいる。自由な生き方に憧れを抱く一方で、順風満帆に見えるその歩みは、決して平坦なものではなかったという。

今年8月、ベルリンの「Kimchi Records」で再会を果たしたことをきっかけに、長年の空白を埋めるように、これまでの活動から現在に至るまで話を聞いた。本インタビューでは、新作EP「Bruma」の制作背景をはじめ、洗礼を受けたブラジル、人生の転機となった海外での経験など、Que Sakamotoの軌跡と“今”に迫る。

　
<h2 class="fade-up">Paulo Santosの生音を生かした
オーガニックでオリエンタルな4曲</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14123258/kana-miyazawa_quesakamoto_01-scaled.jpeg" alt="" width="2560" height="1920" class="aligncenter size-full wp-image-479353" /><figcaption>「Kimchi Records」</figure></div>

今年8月、ベルリンのノイケルン地区にあるレコードショップ「Kimchi Records」で、インストアイベントが開催された。これは、同店が新たに立ち上げたサブレーベル「Planet Mushroom」の第1弾EPとして、Que SakamotoとNTことNoriyuki Takagiによる共作「Bruma」がリリースされたことを記念するものだ。

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14123328/kana-miyazawa_quesakamoto_02-scaled-e1791948870211.jpeg" alt="" width="1920" height="2560" class="aligncenter size-full wp-image-479354" /><figcaption>Que Sakamoto（左）、NT（右）</figure></div>

フィーチャリングには、ブラジルを代表する実験音楽グループUaktiのメンバーとしても知られるマルチインストゥルメンタリスト、パーカッショニストのPaulo Santosを迎えている。独自に開発した創作楽器で演奏することで知られており、本作でも生音をそのまま生かし、フィールド・レコーディングと組み合わせた浮遊感漂う瞑想的な作品に仕上がっている。

<iframe width="100%" height="166" scrolling="no" frameborder="no" allow="autoplay; encrypted-media" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/soundcloud%253Atracks%253A2376694247&color=%23ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false&show_teaser=true"></iframe><div style="font-size: 10px; color: #cccccc;line-break: anywhere;word-break: normal;overflow: hidden;white-space: nowrap;text-overflow: ellipsis; font-family: Interstate,Lucida Grande,Lucida Sans Unicode,Lucida Sans,Garuda,Verdana,Tahoma,sans-serif;font-weight: 100;"></div>

“クラブミュージックではなく、自然と大地が結びつくような、オーガニックでオリエンタルな曲を作りたかった”とSakamotoは語る。

「Paulo が演奏した音源をそのまま生かしたオーガニックでオリエンタルな楽曲にしたいという思いがありました。最初の段階からパートナーのNTにも、クラブミュージックではない作品にしたいと相談していました。神秘、自然、愛、絆をしっかりと感じられる、自然や大地とつながるような4曲を制作することにしたんです。8月のリリース以来、Jane FitzやMarco Shuttleをはじめ、さまざまなアーティストから好意的なフィードバックをもらえて、とても光栄です。今年のDEKMANTELでも、早速Kondukuがプレイしてくれました。Kondukuとは『Waking Life』で出会いましたが、こうしたサポートも嬉しいですね。」

本作のリリースを機に、新たなサブレーベル「Planet Mushroom」を立ち上げた背景について、「Kimchi Records」のオーナー兼DJのKim Bruunは次のように語る。

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14123339/kana-miyazawa_quesakamoto_03.jpg" alt="" width="2000" height="2500" class="aligncenter size-full wp-image-479355" /><figcaption>「Kimchi Records」オーナー兼DJ、Kim Bruun</p></div>

「『Bruma』は、クラブでプレイできるディープなエレクトロニック・サウンドを軸にしながらも、よりオーガニックな作品に仕上がりました。Que Sakamoto、NT、そしてPaulo Santosとともに制作を進めるなかで、これまでレーベルとして築いてきたアイデンティティにとらわれず、異なるサウンドやエネルギー、方向性を探求できると感じたんです。新たな枝分かれとなるレーベルを立ち上げるには、絶好のタイミングでした。そうして生まれたのが、新レーベル『Planet Mushroom』です。

Sakamotoとは長い付き合いで、本当に親しい友人でもあります。彼はとてもspontaneous（自由で自然体）な人で、独特の魂を持っています。それがアーティストとしての個性的なサウンドやアイデンティティに自然とつながっていて、音楽へのアプローチも非常に本能的です。だからこそ、彼の作品はとても興味深いのだと思います。SakamotoやNTと一緒に仕事ができたことは本当に楽しかったですし、このプロジェクトを通して、3人の感性がとても自然に結びついていくのを見られたことを嬉しく思います」

本作は、密度の高いジャングルのような音のテクスチャーに、荒々しいブレイクビートのエネルギーと温かみのあるハウス・グルーヴを融合させ、オーガニックなパーカッションや反復するリズムパターンが瞑想的でスピリチュアルな世界に引き込まれる。ダンスフロアでの躍動感と内省的な余白を併せ持ち、既存の枠にとらわれない「Planet Mushroom」の新たな方向性を示す作品だ。



<h2 class="fade-up">
人生を変えた海外フェスの存在</h2>

Que Sakamotoの名前をヨーロッパで耳にしたのは、かなり前のことで、媒体名は忘れてしまったが、海外ツアーについて執筆した記事が印象に残っている。アーティストならではのあふれる個性と、現場のリアルな空気が伝わってくる内容だった。近年はブラジルでの活躍も目立ち、海外で着実に実績とキャリアを積み重ねていると思っていた。しかし、コロナ禍に加え、所属エージェンシーを離れてセルフマネジメントに切り替えるなど、苦しい時期も経験してきたという。

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14123342/kana-miyazawa_quesakamoto_04.jpeg" alt="" width="1179" height="1126" class="aligncenter size-full wp-image-479356" /><figcaption>Jane Fitz（左）</p></div>

「2022年からブラジルのリオデジャネイロで開催されていた『Bruma Festival』に、Jane Fitz、DJ Ram、BFDM（Oko DJ / Simo Cell / Judaah）とともにヘッドライナーとして出演させてもらいました。日本人は自分ひとりでしたが、竹林に囲まれた山奥の幻想的なステージで、Jane Fitzとの10時間にわたるクロージングセットを経験しました。あの時の感動は、今でも心に深く刻まれています。

この経験をきっかけに、オーガニックなトランスやテクノ、ダブ、ブレイクビーツ、ダブステップへの興味がさらに深まり、自分の音楽にも取り入れるようになりました。ブラジルと日本の要素を融合させた音楽を作りたいと思うようになったのも、『Bruma Festival』がきっかけです。ブラジルの人たちは、みんなオープンマインド。ユニークで温かく、バイブスもものすごい。かけがえのない経験をさせてもらいました。

翌年にも出演しましたが、その時に初めてPaulo Santosのライブを観て衝撃を受けました。そこから生まれた縁が、今回の『Bruma』のリリースに繋がっています。」

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昨年には、ポルトガルの「Waking Life」にも初出演を果たした。アレンテージョ地方の町、クラトの湖畔で毎年6月に開催される同フェスティバルは、近年、国際的な注目を集めているが、Sakamotoにとって、人生の転機となったフェスだという。

「2023年、2024年と2年連続で出演し、2024年にはクロージングを努めたルーマニアの「Waha Festival」も転機をくれたフェスですが、2024年のステージマネージャーのEllenが『Waking Life』のブッキング担当だったことをあとから知りました。その時のプレイが目に止まり、翌年の『Waking Life』出演に繋がりました。それを機にブッキングのオファーが増え始め、以前から目標にしていたギグも実現するようになりました。だから、自分にとって『Waking Life』は人生を変えてくれたフェスであり、感謝しかありません。Jane FitzのあとRhadooの前というタイムテーブルでしたが『Bruma Festival』から『Waha Festival』へと続いてきた縁や愛が、ドラマチックに繋がっていくようで、なぜか導かれているような感覚がありました。音楽人生ってドラマだな、と思いましたね。2人は自分にとって神のような存在ですし、『Waha Festival』でのRhadooのクロージングセットは衝撃的で忘れられない経験になりました。」

<iframe width="100%" height="166" scrolling="no" frameborder="no" allow="autoplay; encrypted-media" src="https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/soundcloud%253Atracks%253A2235591548&color=%23ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false&show_teaser=true"></iframe><div style="font-size: 10px; color: #cccccc;line-break: anywhere;word-break: normal;overflow: hidden;white-space: nowrap;text-overflow: ellipsis; font-family: Interstate,Lucida Grande,Lucida Sans Unicode,Lucida Sans,Garuda,Verdana,Tahoma,sans-serif;font-weight: 100;"></div>



<h2 class="fade-up">
様々なアーティストとの出会いから受ける影響</h2>

フェスに出演する度に、次なるフェーズへと進むチャンスを得ているが、同時に、先述したような様々なアーティストとの出会い、そして、多大なる影響を受けていると語るSakamoto。

「海外だけでなく、日本でも貴重な出会いを経験しています。UK拠点のDesynとは彼がWombに初出演した時に出会いました。その後、Desyn,Omid 16B,DemiのSOS CollectiveとしてWombのカウントダウンにも出演した時に更に仲良くなり、沢山の音源をもらったり、マイアミのWMCにも一緒に行きました。彼はヴァイナルオンリーのDJですが、常に進化しています。いろんな音楽を教えてもらい、今でも勉強させてもらってます。」

「Bruma Festival」で出会ったMarco Shuttleのテクノは独自のスタイルで個性的ですし、KondukuとはInstagramで繋がって、今年の「Waking  Life」で直接会うことができました。ベルリン拠点のYoshitacaとKatsuya Sanoの2人も絶対欠かせないですね。CD-Jからヴァイナルでプレイするようになったのも2人のアドバイスがあったからです。Yoshitacaのレーベル「Phonik」からは、NTとの共作でHoodoo Fushimiをフィーチャリングに迎えたEP「Biwauta」をリリースしています。常に良きクルーとして、お互い高め合える仲間ですし、「Kimchi Records」のKimを紹介してくれたのも2人です。

Sakamotoにとって、ベルリンは世界中のDJを肌で感じられて、質の高いパーティーが数多く開催されている音楽天国のような街という印象だという。一方で、コロナ禍以降、経営不振、ジェントリフィケーションによる家賃の高騰や立ち退き、戦争に伴うエネルギー価格の上昇など、多大な影響を受けている。2019年に「Kimchi Records」を設立する以前からレコードショップ「Bikini Wax」を運営し、DJとしても長年ベルリンを拠点に活動してきたKimは、こうした変化をどのように感じているのだろうか。

「もうかなり長い間ベルリンにいます。この街とクラブシーンが変化していくのを見てきましたが、僕は昔から、変化することは悪いことではなく、むしろ良いことだと思っています。もちろん、自分が好きだったクラブやイベントスペースが次々と閉鎖していくのを見るのは寂しいですし、街自体もかなり変わりました。でも、ベルリンはこれまでも常に、新しいサウンドや新しい潮流を生み出し、それを形にしていく方法を見つけてきました。それは、これからも変わらないと思っています。ベルリンを特別な街にしてきたアンダーグラウンドカルチャーと自由な精神が、これからもずっと残っていくことを願っています。」

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2026/10/14123358/kana-miyazawa_quesakamoto_05-scaled-e1791948987307.jpeg" alt="" width="1920" height="2560" class="aligncenter size-full wp-image-479357" /><figcaption>「Kimchi Records」</p></div>



<h2 class="fade-up">
日本人として世界の舞台に立ち続けるために</h2>

多様なエレクトロニック・ミュージックをベースに、ヴィンテージ機材や楽器を取り入れたオーガニックなサウンドを得意とするSakamotoは、日本人アーティストであることを常に意識しているという。訪れる国ごとに、その場のオーディエンスの雰囲気に合わせて、ディスコ、ガラージ、ダブ、トランス、エクスペリメンタル、ブレイクビートなどを自在に組み合わせていく。予測不可能なプレイは、時に奇妙でありながら、気づけば深い音楽の世界へと引き込まれている。

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「日本人として、日本の音楽と文化を世界に伝えたいといつも思っています。いろいろな国でDJをしてきましたが、日本に興味を持っている人は本当に多いです。だから、もっと日本のテイストを感じられる音楽を届けることで、日本にさらに興味を持ってもらいたいと思いながらプレイしています。楽曲に関しても同じですね。
海外で活動するには、リリースを重ねることや、誰もが知っているフェスやクラブでベストなプレイをすることはもちろん大事ですが、そう簡単に理想的なブッキングはもらえません。だから、自分に負けず、自分の目標や夢に向かっていくために、常にアクションを起こすことがとても重要です。これが正解かどうかも分からないし、自分が言える立場にないとも思っています。常に不安と戦いながら、活動し続けています。
世界中のクラブで日本のダンスミュージックが聴けるようになることを目標に、パートナーのNTとともに、世界に向けた音楽をリリースしていきたいです。心から感動した世界各地のアーティストともコラボレーションしたいですね。あと、これはかなり大きな夢ですが、ブラジルのバイーアに家を建てたいです。」

10月には、ニューヨークのThe Lot Radioを皮切りにUSツアー、その後、イギリスを周り、そして、11月には、オーストラリアにて「SUB SONIC Festival 2026」を含む3つのフェスへの出演が決まっている。

<div class="text-box right fade-up">
<p>Interview & Text by 宮沢香奈y </p></div>
</p></div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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</div>
	</item>
		<item>
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		<title>ミニマルテクノの巨匠Moritz von Oswaldがベルリンでワールドプレミアコンサートを披露</title>
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		<pubDate>Mon, 15 Jan 2024 11:30:11 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>昨年11月、ミニマルテクノの巨匠、ダブテクノの創始者の1人として知られるモーリッツ・フォン・オズワルド（Moritz von Oswald）がニューアルバム『Silencio（シレンシオ）』をリリースした。それを記念し、ワールドプレミアにてコンサートが披露された。その現地レポートをお届けする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1282" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12111123/column240112-moritz-von-oswald3-1-1920x1282.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Moritz von Oswald" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>厳かな教会でさえ、実験音楽の発表の場になり得てしまうのがベルリンだ。真っ赤にライトアップされた空間は無音の状態から異様なオーラを放ち、異次元への扉が開くのが待ち切れなくなる。昨年11月、ミニマルテクノの巨匠、ダブテクノの創始者の1人として知られる<strong>モーリッツ・フォン・オズワルド</strong>（Moritz von Oswald）がニューアルバム『<strong>Silencio</strong>（シレンシオ）』をリリースした。それを記念し、ワールドプレミアにてコンサートが披露された。その現地レポートをお届けする。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12110951/column240112-moritz-von-oswald7.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-458053" /></div>

<h2 class="fade-up">生の歌声とヴィンテージシンセによって生まれたポスト・エレクトロニカの傑作</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>昨年11月10日、モーリッツ・フォン・オズワルド（Moritz von Oswald）が〈Tresor Records〉より、初のソロアルバムとなる『Silencio（シレンシオ）』をリリース。モーリッツは、マーク・エルネスタス（Mark Ernestus）と活動している別名義・<strong>Basic Channel</strong>としても知られており、両名義ともにTresorとは親交が深く、そこには30年以上の長い歴史がある。長年のキャリアからして今作が初のソロアルバムということに驚いたが、完成度の高さは言うまでもない。</p>

<p>ベルリンのクロイツベルク区に位置する<strong>聖トーマス教会</strong>（St. Thomas Church）にて、リリースコンサートが開催された。11月とは思えない寒さとなったこの日だが、会場となった教会の前には長蛇の列が成していた。関係者受付でPRのPullProxyのスタッフに軽くあいさつを済ませて中へ。ワールドプレミアでの披露とあって前売りは完売、立ち見が出るほどの注目を集めていた同イベントには、Tresorのオーナー、ディミトリ・ヘーゲマン（Dimitri Hegemann）をはじめとする関係者の姿も多数あった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12111014/column240112-moritz-von-oswald2.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-458056" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>入場に時間が掛かったのだろう、約30分遅れで始まったコンサートは、モーリッツがスタッフに支えられて足を引き摺りながらゆっくりとステージに上がり、右手だけで演奏を始めた。その姿を見て最初はかなり心配になったが、そんなことはすぐに忘れ去るほど出音から別世界へと飛ばされた。彼のトレードマークでもあるタイトなジャケットにポケットチーフといったジェントルな着こなしは健在で、どんな時でも自分のスタイルを崩さないストイックで完璧主義な姿勢を見れたことは嬉しかった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12111006/column240112-moritz-von-oswald5.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="2898" class="alignnone size-full wp-image-458055" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>最新作『Silencio』には、ドイツで最も高く評価を得ている声楽アンサンブル「<strong>Vocalconsort Berlin</strong>」が参加している。赤くライトアップされたステージのセンターに立つモーリッツを囲うように指揮者と両サイドに分かれた男女5名の声楽家が並ぶ。</p>

<p>オープニングは、モーリッツのソロによるアンビエントやドローンのパフォーマンスがしばらく続き、左右、上下、360℃に飛び交うノイズ、グリッチを必死に追いかけ、小さな音の変化を探る旅が始まった。陶酔し始めた頃に打ち込まれる地響きのような低い振動音やベース音に覚醒させられ、執拗なまでに反復するミニマルなフレーズにいよいよ飽きてきた頃に、突然大声で合唱が始まった。またしても不意をつかれ、次はどんな仕掛けがやってくるのか緊張しながら待った。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12110956/column240112-moritz-von-oswald6.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="1291" class="alignnone size-full wp-image-458054" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>歌声はゴスペルのように美しく、妖艶で幻想的、それが幾重にも重なり、教会中に響き渡る。しかし、人間が目の前で歌っているはずなのに機械的で奇怪的なその光景に戸惑った。最近はクラシックコンサートであっても紙の楽譜ではなく、iPadなどのタブレットを使用しているのをよく見かける。同コンサートでも同様にタブレットだったが、単に歌っているのではなく、秘密裏に何かを作動させているのではないかと錯覚した。それほどまでに、ステージ上では一体どんなマジックが行われているのか全く理解できない。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12111104/column240112-moritz-von-oswald4.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="2890" class="alignnone size-full wp-image-458058" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>静寂なアンビエントからスタートし、ミニマルなフレーズ、ノイズ、サンプリングした歌声を徐々にレイヤーしていき、壮大なサウンドへと完成させていく。私が理解できたのはこの程度だ。今作のドキュメンタリーが公開されているので是非観て欲しい。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>Moritz von Oswald - Silencio（Short Documentary）</strong>
<div class="movie_wrap"><iframe width="800" height="450" src="https://www.youtube.com/embed/RvJ2ZTyAyWU?si=ozGK7yZlVE40oc-K" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>最新作『Silencio』は、エドガー・ヴァレーズやギオルギー・リゲティといったクラシック音楽家、現代音楽家のイアニス・クセナキスからインスパイアされたという。人間の歌声と人工的な音、声帯が生み出す振動とシンセサイザーの音、これらを対話させ対比する、これこそが今作のテーマであり、モーリッツが探究してきたことだ。幽玄的なクラシックと実験音楽のダークな不協和音を融合させ、人間の声のダイナミズムとヴィンテージシンセサイザーを融合させることによって、深く重く響く新しい音のパレットを創り出した。</p>

<p>作曲は、ベルリンのモーリッツのスタジオにて、1969年に製造されたEMS VCS3や1978年に製造されたProphet V、Oberheim 4-Voice、Moog Model 15といった希少価値の高いヴィンテージシンセサイザーを用いて行われたという。フィンランド人作曲家兼ピアニストの<strong>ヤルコ・リヒマキ</strong>によって合唱用の楽譜に書き起こされ、16声の混合合唱が完成した。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12111020/column240112-moritz-von-oswald1.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-458057" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>さすがのベルリンであっても教会にバーの設置は不可能だったようだ。水すら一滴も飲めずに2時間以上座りっぱなしのコンサートというのはある種の拷問のように感じたが、そういった極限状態で聴いた時の音の感覚こそ本物なのかもしれない。外で聴くなら踊りたい！が自分のモットーであり、ビートを欲してしまうのだが、自宅ではアンビエントやエレクトロニカは癒しや静寂を与えてくれる。しかし、モーリッツがこだわり抜いた最高品質のサウンドは、これまで聴いたエレクトロニックミュージックのライブ史上最高峰であり、痺れた夜だった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12111123/column240112-moritz-von-oswald3-1.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="1282" class="alignnone size-full wp-image-458060" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：宮沢香奈
Photo:Helge Mundt
Thanks to : Pull Proxy</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2024/01/12110951/column240112-moritz-von-oswald7.jpg" alt="Moritz von Oswald" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-458053" /></div>

<p class="name">Silencio</p>
<p class="text">Moritz von Oswald
〈Tresor Records〉

<a href="https://tresorberlin.com/product/moritz-von-oswald-l-silencio-l-tresor339-l-2lp/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">2LPはこちら</a><a href="https://tresorberlin.com/product/moritz-von-oswald-l-silencio-l-tresor339-l-cd/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">CDはこちら</a><a href="https://www.pullproxy.com/publicity/campaigns/artists/233-moritz-von-oswald" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Moritz von Oswald</a>
</p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231206/457334/</guid>
		<title>イビサ島サン・アントニで体験する非日常的な楽園ライフ</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231206/457334/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231206/457334/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 06 Dec 2023 10:00:25 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>PACHA50周年のレポートでは、世界屈指のパーティースポットとしてイビサタウンを紹介したが、当レポートでは、同じイビサ島の中でも全く別の顔を持ち、変貌を遂げている知られざるサン・アントニ・デ・ポルトマニの今とここでしか体験できないおすすめのアクティビティを紹介したい。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1093" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175018/column231204-ibiza-02-1920x1093.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="イビサ島サン・アントニ" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>前回（<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231031/456563/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>【老舗クラブ「PACHA」の50周年アニバーサリーに潜入】</u></a>）のPACHA50周年のレポートでは、世界屈指のパーティースポットとしてイビサタウンを紹介したが、当レポートでは、同じイビサ島の中でも全く別の顔を持ち、変貌を遂げている知られざる<strong>サン・アントニ・デ・ポルトマニ</strong>の今とここでしか体験できないおすすめのアクティビティを紹介したい。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">イビサ島サン・アントニで体験する非日常的な楽園ライフ</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>サン・アントニ・デ・ポルトマニ（以下、サン・アントニ）とは、イビサ島の西海岸と北西海岸にまたがり、島の他の4つの自治体すべてに接している。面積は126.80km2で、人口約26,000人と2番目に大きな町だ。そして、イビサタウン同様にナイトライフが盛んな町として絶大な人気を誇る。しかし、近年、地元の自治体を中心とした大規模な再生計画が実施されており、町の雰囲気は一変した。</p>

<p>増え続けるツーリストによる過剰なナイトライフは、アルコールやドラッグ、騒音やゴミなどの様々な問題が勃発し、長年に渡り、美しい景観や自然を破壊し続けてきた。そこで、長年に渡るパーティー中心の評判から脱却することを目的とした<strong>サステナビリティも踏まえた再生計画</strong>に乗り出した。欧州復興基金から予算を得て実際に動き出したのは2022年からだが、コロナ禍によって以前から懸念されていた問題の改善に乗り出したという。</p>

<p>現在は、ナイトライフ目当ての若年層ではなく、高年層や家族連れなど、昼間のアクティビティや自然を求めるツーリストの増加に尽力しているとのこと。事前に聞いていたとはいえ、サン・アントニは、どこを切り取っても絵になるフォトジェニックな景色と驚異的な美しさを誇る自然に溢れており、パーティーアイランドの印象は驚くほどない。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175023/column231204-ibiza-03.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-457337" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>広大な自然を眺めながら日頃のストレスから解放され、絶景とともにボートクルーズやスキューバーダイビング、ハイキング、サイクリング、ヨガといったアクティビティを楽しんだり、通常の旅行よりワンランク上の満足感を得ることができることを何よりも伝えたい。</p>

<p>以下は、滞在中に実際に体験し、特におすすめしたいボートクルーズとサンセットをメインに、一押しのレストラン、ワイナリーも紹介したい。</p>
</div>

<h2 class="fade-up">目に焼き付いて忘れられない。楽園に浮かぶ奇跡のサンセット</h2>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175107/column231204-ibiza-012.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-457344" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>サン・アントニ港には多数のボートが停泊しており、いつでもボートクルーズを楽しむことができる。私たちがお世話になったのは、“<a href="https://eclipseboat.com/en/home-english/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Eclipse Eivissa</u></a>”という個人で運営を行なっている<strong>クルーズサービス</strong>だ。ウッドと白を基調としたシックなデザインのボートが高級感漂い、乗船しているだけでも気分が高まる。クルーズだけでも非日常的で贅沢な体験だが、息を呑む絶景を眺めながらの海の上で嗜むワインやシャンパン、タパスはどんな高級店にも勝る贅沢な瞬間を提供してくれる。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175114/column231204-ibiza-013.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-457345" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175120/column231204-ibiza-014.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-457346" /></div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175126/column231204-ibiza-015.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-457347" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>サン・アントニの海の水はどこまでも透明度が高く、太陽の光が当たってキラキラと美しいのが特徴的。</p>

<p>ボートクルーズは午後に港を出航し、見事な岩礁の間を通ったり、海岸沿いに点在する小さなビーチや釣りスポット、自然水族館などに立ち寄ることも可能。サンセットが一番美しく見えるベストスポットでボートを停めて、ただただ、ゆっくり静かに太陽が沈んでいく様を眺める。<strong>この瞬間は時が止まり、楽園から天国へきたのか、それとも夢かと思うほど現実離れした絶景を拝むことができた</strong>。個人的には、太陽が沈んだあとの驚異的な美しさに呑み込まれそうになった。こんな経験は人生で一度しかないかもしれない。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175014/column231204-ibiza-01.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-457335" /></div>


<div class="text-box fade-up">
<p><a href="https://eclipseboat.com/en/home-english/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Eclipse Eivissa</a></p>
</div>

<h2 class="fade-up">肉、魚、野菜、サングリア、ワイン、何を食べても飲んでも絶品！！</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175208/column231204-ibiza-07-2.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-457349" /><figcaption><strong>Es Ventall</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>スペインといえば、美食の国としても知られているが、本当にどこで何を食べても飲んでもおいしいと言っても過言ではないほど。サン・アントニでは、トラディショナルなイビサ料理を楽しめるレストランが多数点在しているが、特におすすめなのが、ディナーで訪れた「<strong>Es Ventall</strong>」だ。歴代に渡り、家族だけで経営してきた老舗レストランとして高い信用と人気を誇る。</p>
</div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175045/column231204-ibiza-06.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-457340" /><figcaption><strong>Es Ventall</strong>
<a href="https://www.instagram.com/es_ventall/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.instagram.com/es_ventall/</a>
&nbsp;
町の中心地にありながら、緑に囲まれており、マイナスイオンを感じることができる。また、高級レストランでありながら、敷居の高さを感じさせず、フレンドリーな接客と温かい雰囲気がとても居心地が良い。</figcaption>
</figure></div>

<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175038/column231204-ibiza-05.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-457339" /><figcaption><strong>Es Nàutic</strong>
<a href="https://www.instagram.com/esnautic_/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.instagram.com/esnautic_/</a>
&nbsp;
絶品のパエリアが食べたくなったら「Es Nàutic」へ。ランチに訪れたがかなりのボリュームがあるため、グループで行くことをおすすめする。サン・アントニ港に面しており、広大な敷地とオーシャンビューが美しい最高のロケーションで、トラディショナルなイビサ料理を堪能できる。</figcaption>
</figure></div>



<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175236/column231204-ibiza-09.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1920" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-457351" /><figcaption>ホテルに併設されているレストランバー。南国の気候にあうフレッシュでフルーティーなサングリアはついつい飲み過ぎてしまう美味しさ。オリジナルのサングリアと美しいサンセットが見える絶景ポイントとして有名で、オープンテラス式の店内からはもちろん、あえて、席は取らずにすぐ目の前の海岸沿いを歩きながらサンセット見にくる人も多数いるほど。</figcaption>
</figure></div>


<div class="full-img-v fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175054/column231204-ibiza-010.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-457342" /><figcaption><strong>Can Rich</strong>
<a href="http://bodegascanrich.com/en" rel="noopener noreferrer" target="_blank">http://bodegascanrich.com/en</a></figcaption>
</figure></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>アクティビティの中でも楽しみにしていたワイナリー見学は、町の中心地から車ですぐのところにあるオーガニックワイナリー「<strong>Can Rich</strong>」へ。温暖な気候と土壌を活かした伝統的な製造法を用いており、その年に採れたぶどうの状態を見ながら、数種類をバランスよくミックスして発酵させるのが特徴。白、赤、ロゼ、スパークリングを醸造しており、工場見学から試飲、購入することも可能。ドイツでも数え切れないほど多くの種類のスペインワインが扱われているが、イビサ産のワインはおそらくこれが初めて。</p>
</div>


<div class="full-img-v fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/12/01175101/column231204-ibiza-011.jpg" alt="イビサ島サン・アントニ" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-457343" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ワインのテイスティング時に提供されたタパス。食事の際には必ずと言っていいほど、サラミ、チーズ、オリーブ、パン、そして、アリオリが提供され、それだけでもお腹がいっぱいになってしまうことも。</p>
</div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>滞在中に最も文化の違いを感じたのが食事の時間とその贅沢さ。日本はおもてなしの国として知られているが、日本人のせっかちな国民性もあり、一回の食事に何時間もかける人は少ない気がする。イビサに限らず、スペインでは、長時間の昼休憩を意味する“<strong>シエスタ</strong>”があるため、ほとんどの飲食店はランチ営業が終わったら一旦閉店し、18時以降でないと営業が再開されない。</p>

<p>19時オープンのところも多く、一人で行動している時にうっかりシエスタを忘れていて、遅い時間にランチが取れなかったことがある。プレストリップ中もほぼ毎日ディナー時間は22時と遅く、それまでゆっくりと買い物したり、バーで軽く飲むなどして、通常とは違う時間の使い方を覚えた。これがベルリンだったらラストオーダーの時間に近く、予約なしで入れるレストランも少ないことだろう。</p>

<p>わずか1週間ほどの滞在だったが、もっと早くに訪れるべき場所だったと非常に悔やまれた。誰もがイメージする“パーティーアイランド”のイビサはもはやサン・アントニには存在しない。奇跡のサンセットに出会える楽園で、美しい自然と絶品のソウルフードがあればそれ以外何もいらないことを心底実感した。また来年も夢の島に是非とも訪れたい。</p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：宮沢香奈</p>
<p>協力：<a href="https://visit.santantoni.net/en/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Visit Sant Antoni</u></a></p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231031/456563/</guid>
		<title>【生誕50周年を迎えたPACHAの現地レポート】</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231031/456563/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/ibiza-231031/456563/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 31 Oct 2023 12:00:30 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=456563</guid>
<![CDATA[<summary><p>イビサはなぜカルト的人気を誇るパーティーアイランドとなったのか？　今回は今年で生誕50周年を迎えたイビサを代表する老舗クラブ「PACHA(パチャ)」の記念すべきアニバーサリーパーティーの模様とともに、その歴史を紐解いていきたい。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1302" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122324/music231027-ibiza1-1920x1302.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="イビサ島現地レポート" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>スペインのバレアレス諸島に位置するイビサ島は、世界一のパーティーアイランドとして知られており、毎年5月から10月にかけて毎日開催されるパーティー目当てに訪れた観光客で溢れかえっている。しかし、有数クラブが点在し、ナイトスポットが集中しているのはイビサ島のイビサタウンだ。</p>

<p>イビサ島は島全体が世界遺産に登録されるほど美しいビーチやアクティビティ、中世ヨーロッパを彷彿させる旧市街など、パーティー以外にも様々な魅力がある。それについては、現地レポート第二弾で深掘りするとするが、イビサはなぜカルト的人気を誇るパーティーアイランドとなったのか？</p>

<p>今年で生誕50周年を迎えたイビサを代表する老舗クラブ「PACHA(パチャ)」の記念すべきアニバーサリーパーティーの模様とともに、その歴史を紐解いていきたい。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122159/music231027-ibiza13.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-456565" /></div>

<h2 class="fade-up">農地に建てた質素なクラブ、それが始まりだった。</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>1973年、創設者のリカルド・ウルジェイによってイビサタウンに「<a href="https://pacha.com/"><u>PACHA</u></a>」がオープン。設立当初は、のちにブランドアイコンにもなっているシンボルマークのチェリーは存在していなかった。それどころか、当時近隣にナイトクラブはなく、農村地に突如できたのが「PACHA」だ。白い石とモルタルの壁、そして、木造の内装というイビサの伝統的なフィンカ（農家）を思わせる地味な外観は、現在のゴージャスなイメージからは程遠い。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122250/music231027-ibiza5.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1228" class="alignnone size-full wp-image-456573" /><figcaption>イビサの伝統的な建築である白い石で作られたオープン当初の「PACHA」</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>それでも、「PACHA」は自由と快楽を求め、多くの人々が毎夜訪れる人気スポットとして認知されていった。70年代のイビサは、ベトナム戦争からの徴兵忌避者やフランコ独裁政権から逃れてきたアーティスト、ミュージシャン、作家などの平和主義者や快楽主義者で溢れており、彼らは抑圧された社会から離れた自分たちの居場所を求めていたのだ。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122228/music231027-ibiza9.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1277" class="alignnone size-full wp-image-456569" /></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122234/music231027-ibiza8.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1423" class="alignnone size-full wp-image-456570" /><figcaption>年代によってファッションも大きく変化している</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>特に興味を抱いたのは、イビサにはクラブが浸透する前からヒッピーによる音楽カルチャーが根付いていたことだ。バーのレコードプレーヤーからは、テクノやハウスではなく、サイケデリック、ロック、ジャズ、フュージョンが流れ、のちにディスコが脈打ち始め出した。そんなイビサのヒッピーカルチャーを代表するのが「Flower Power」だ。もともとビーチで開催されていたヒッピーフェスはのちに「PACHA」のレギュラーパーティーとして毎週開催されるようになり、現在も続いている。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122223/music231027-ibiza10.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1289" class="alignnone size-full wp-image-456568" /><figcaption>現在は毎週月曜日に開催されている伝説のパーティー「Flower Power」</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122152/music231027-ibiza14.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1265" class="alignnone size-full wp-image-456564" /><figcaption>「Love and Peace」な雰囲気溢れる80年代の「PACHA」</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>世界の至るところからやってきたヒッピーたちによる自由な音楽カルチャーを取り入れつつも新しいクラブカルチャーを構築していった「PACHA」。その人気とともにイビサタウンには至るところに新しいクラブが誕生していった。76年には「Amnesia」、86年には惜しくも閉店してしまった「Space」、99年にはスヴェン・ヴァスが創設者の「Cocoon」や「DC10」がオープンし、イビサのクラブカルチャーは瞬く間に近隣諸国から世界へと広がった。ヒッピーたちと同様に自由を求めてやってきたボブ・マーリーをはじめ、グレイス・ジョーンズ、ジェイド・ジャガー、ヒルトン姉妹、ケイト・モスなど、多くのセレブリティーも訪れるようになった。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122246/music231027-ibiza6.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1289" class="alignnone size-full wp-image-456572" /><figcaption>「PACHA」35周年パーティー</figcaption>
</figure></div>

<h2 class="fade-up">全てが規格外で驚きの連続だった「PACHA」の50周年アニバーサリー</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>クロージングに近づき始めた9月末の週末のパーティーに招待してもらったが、金曜日はRobin Schulz、土曜日はMarco CarolaとSeth TroxlerによるB2B、やはり長年に渡り、親交の深いアーティストたちがお祝いに駆け付けていた。週末のパーティーは前売りの時点でSOLD OUT、オープン前からエントランス付近には長蛇の列ができていた。店内は迷子になるほど広々していて、メインフロアー、セカンドフロアー、VIPエリア、ガーデン、そして、レストランが併設されている。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122210/music231027-ibiza12.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-456566" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「PACHA」は道を挟んで反対側に4つ星ホテル、少し離れたビーチ沿いにはラグジュアリーなリゾートホテル「Destino」を所持しており、豪華なサウンドシステムを備えた「Destino」でもアニバーサリーイベントが盛大に行われていた。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122217/music231027-ibiza11.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1384" class="alignnone size-full wp-image-456567" /></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122317/music231027-ibiza2.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="2880" class="alignnone size-full wp-image-456576" /><figcaption>「Destino」</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「PACHA」の店内は、VIPエリア以外は座る場所はほとんどなく、フロアーは踊ることに夢中なオーディエンスで埋め尽くされ、ものすごい熱気に包まれている。爆音でありながら音がクリアーで驚くほど心地が良い。金曜はカラフルでポップなライティングやデコレーションが印象的だったのに対し、土曜はチェリーのマークは消え、天井に設置されているミニマルなLEDレーザーでダークな雰囲気。パーティーに合わせて内装やライティングを変えるこだわりにも驚いたが、店内とは全く雰囲気の違うジャングルのようなデザインのガーデン（テラス）も素晴らしかった。「PACHA」はどこにいても現実離れした異世界を楽しむことができる。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122307/music231027-ibiza3.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="2400" class="alignnone size-full wp-image-456575" /><figcaption>DJだけでなく、本格的なダンスパフォーマンスやライブパフォーマンスが披露されるのも「PACHA」の特徴。</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122257/music231027-ibiza4.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-456574" /><figcaption>Solomon</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>10月15日には、Solomonをゲストに迎えたシーズン最後のクロージングパーティーが開催され、Marco Carolaをゲストに迎えた12月31日のニューイヤーイベントを除いて来年５月までクローズとなっている。</p>

<p>イビサのクラブのエントランスは格段に高いことでも有名だ。確かに週末のパーティーともなれば、50ユーロ〜60ユーロが相場となり、そこに決して安くないドリンク代も加算される。さらに、ドレスコードにも気を使わなければならない。まさに、”富裕層のための遊び場”だったが、ラグジュアリーでありながらぶっ飛んだ演出はここでしか味わえない希少な体験だ。世界各地のクラブを見てきた私にとってもそこは”全く知らない世界”であり、NYの伝説のクラブ「Studio54」に迷い込んだような不思議な感覚に陥った。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/10/27122239/music231027-ibiza7.jpg" alt="イビサ島現地レポート" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-456571" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：宮沢香奈</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<p class="name">PACHA</p>
<p class="text">Av. 8 d'Agost, 07800 Eivissa, Illes Balears,Spain</p>

<a href="https://pacha.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">PACHA</a>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/cellar-records-230928/455616/</guid>
		<title>明治時代の繭蔵がレコードショップに生まれ変わる。歴史と音楽が共存する「CELLAR RECORDS」に密着</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/cellar-records-230928/455616/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/cellar-records-230928/455616/#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 28 Sep 2023 12:00:49 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>一時帰国中に友人から教えてもらって知ったのが、昨年、長野県岡谷市にオープンしたばかりのレコードショップ「CELLAR RECORDS」だ。一目で歴史的建築であることは分かるが、何ともフォトジェニックな外観、一癖も二癖もありそうなセレクトセンス、面識もないまま、ほぼゲリラで1周年イベントにお邪魔し、オーナー・浜 公氣（Kouki Hama）さんに話を聞かせてもらった。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142524/interview230926-cellar-records4-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="CELLAR RECORDS" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>“日本の地方がおもしろい”、海外在住の私でもよく耳にする話だ。常に新しいカルチャーがひしめき合う東京は刺激的だけど、その変化の速さに着いていけず、疲れてしまうこともある。コロナ以降、海外へ移住する人は減り、本帰国する人も増え、地方へ移住する人や二拠点の人、帰省する人が増えたように感じる。そして、そうした人たちは拠点を変えるだけでなく、新たな地で新たなカルチャーを構築し、地域活性化にも繋がっているのだ。</p>

<p>そんな中、一時帰国中に友人から教えてもらって知ったのが、昨年、長野県岡谷市にオープンしたばかりのレコードショップ「<a href="https://cellar-records.com/"><u><strong>CELLAR RECORDS</strong></u></a>」だ。一目で歴史的建築であることは分かるが、何ともフォトジェニックな外観、一癖も二癖もありそうなセレクトセンス、面識もないまま、ほぼゲリラで1周年イベントにお邪魔し、オーナー・<strong>浜 公氣</strong>（<strong>Kouki Hama</strong>）さんに話を聞かせてもらった。</p></div>

<h2 class="fade-up">明治時代の繭蔵がレコードショップに生まれ変わる。
歴史と音楽が共存する「CELLAR RECORDS」に密着</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142506/interview230926-cellar-records5.jpg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-455623" /><figcaption>CELLAR RECORDSオーナー兼ドラマーの浜 公氣さん</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>オーナーの浜さんは、ドラマーとしての顔も持ち、これまでに、mei ehara、柴田聡子、Summer Eye、思い出野郎Aチーム、片平里菜などのサポートドラマーとしての実績を持ち、現在も活動中とのこと。そんな浜さんが、拠点を東京から地元の長野県岡谷市へと移し、自身のレコードショップを始めたきっかけはなんだったのだろうか？</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──地元の長野県岡谷市で、レコードショップを始めようと思ったきっかけはなんですか？</strong></p>

<p>当店は、明治時代から残る貴重な繭蔵をリノベーションしたのですが、設計士である父親が個人的に購入した建物になります。保存したいという思いから購入に至ったんですが、そのあと、僕に「繭蔵で何かやりたいか？」と、聞いてくれたんです。そこで、以前から「いつかやるだろうなぁ」と、漠然と考えていたレコードショップをやりたいと父に伝えて、今に至ります。</p>

<p>僕は昔からレコードを買って聴くのが好きだったので、そのような場所を自分自身で作りたかったというのが一番の理由ですね。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142404/interview230926-cellar-records8.jpg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-455618" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──製糸の歴史がある岡谷市ならではですね！　貴重な繭蔵をリノベーションして店舗にしたとのことですが、風情があってレコードとの相性もとても良いと思いました。特に内装でこだわった点はありますか？</strong></p>

<p>改装に伴うデザインやアイデアは、デザイン事務所「<a href="http://www.studiohapp.com/"><u>Studio Happ</u></a>」の大西邦子さんと兄である浜 元氣と僕とで手掛けました。歴史的建築を活用した店舗は、近年あらゆる場所でたくさん見かけるようになりましたが、古い建物を使う方法はダサいと紙一重と言いますか、ちょっとしたことでめちゃくちゃかっこ悪くなってしまう危険性があります。なので、そうならないように一番意識しましたね。</p>

<p>やはり、もともとの建物は古い木やハリが多いので、什器は鉄枠にしたり、カウンターはモルタルにしたりと、古い木には感じない“冷たい”印象のものを選んでいます。とにかく感覚的にダサくならないように注意して選択していきました。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142529/interview230926-cellar-records3.jpeg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="1440" class="alignnone size-full wp-image-455625" /><figcaption>改装前の繭蔵も風情漂う</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142359/interview230926-cellar-records9.jpeg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="1440" class="alignnone size-full wp-image-455617" /><figcaption>改装中の店舗内の様子</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ジャズ、ファンク、ソウル、シティポップが豊富だと思いましたが、レコードはどのような基準でセレクトしていますか？</strong></p>

<p>セレクトの基準は、自分が好きかどうかに尽きるのですが、ソウル、ジャズ、エクスペリメンタルは昔から好きなので、自然と増えてしまったといった感じですかね。あと、具体的なセレクト視点とヘッポコだったりでクスッと笑っちゃうようなレコードをたくさん置くように心がけてます。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142537/interview230926-cellar-records2.jpg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="1926" class="alignnone size-full wp-image-455626" /><figcaption>入荷したレコードの情報は<a href="https://www.instagram.com/cellar_records/"><u>インスタグラム</u></a>で知ることができる。</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──なるほど、ユニークな視点で良いですね。そんな中で浜さんが今最もおすすめしたい1枚とその理由を教えて下さい。</strong></p>

<p>サン・ラ・カルテット（Sun Ra Quartet）の『The Mystery Of Being』ですね。サン・ラがイタリアのジャズ・レーベル〈HORO〉からQuartet編成で2枚作品をリリースしているのですが、こちらはそのレコーディングでのアウトテイク等も収めたコンピレーションになります。</p>

<p>アーケストラ編成よりも音数が圧倒的に少ないのもあり各人の演奏が聴きとりやすく、そのためアンサンブルや曲をじっくり楽しめるので、聴くたびに発見があります。“Moon People”でおそらくサン・ラがシンセでベース部分を担っているのですが、それがとてもモヤモヤするプレイでとてもかっこいいです。ミステリアスなバラード“When There Is No Sun”も名曲。本当に変なジャズ・アルバムです。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Sun Ra Quartet - Moon People (1978)</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="800" height="450" src="https://www.youtube.com/embed/FLXcudbc_lM?si=phyz_PNWfAnUC6rx" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──東京などの大都市とは違い、音楽カルチャーがあまり浸透していないと感じてしまう地方の土地でレコードショップを運営するのは大変でしたか？　また、一番苦労した点はなんですか？</strong></p>

<p>個人的には浸透していないとは全く思いません。都市部に比べて数自体は違いますが、人口のパーセンテージで見てみたら音楽が好きで買って聴く方々の割合は同じ、もしくは近かったりするのかなあと思っています。</p>

<p>まだオープンして1年しか経っていないので苦労というのもおこがましいですが、平日はやっぱりお客様の入りが少ないので、そこはどうにかしたいですね。都市部のレコード屋さんも例外ではなく、平日はガランとしてしまっているとは思いますが。</p>

<p><strong>──1周年イベントにお邪魔させて頂き、音楽好きでオシャレなお客さんが多いなと思いましたが、普段はどういったお客さんが多いですか？</strong></p>

<p>長年のリスナーの方やDJの方が多い印象です。建物が特徴的なのもあり、建物の見学に来る方もいらっしゃいます。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142414/interview230926-cellar-records1.jpg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="2420" class="alignnone size-full wp-image-455620" /><figcaption>1周年イベントは、ゲストたちによるDJとオリジナルグッズやコーヒーも販売された。
（「CELLAR RECORDS」インスタグラムより）</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142454/interview230926-cellar-records7-1.jpg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-455621" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──デジタル化が進む中で、レコードコレクターやヴァイナルプレイにこだわるDJも多く、需要があります。浜さんにとってレコードとはどんな存在ですか？</strong></p>

<p>デジタルでも音楽はよく聴きますが、やっぱり自分はモノを買って聴くのが好きなので、レコードやCD、カセットはいまだにワクワクできる存在です。やっぱりレコードの出音は特別です。</p>

<p><strong>──今後やっていきたいこと、夢などはありますか？</strong></p>

<p>長野県内で店舗、オンライン問わず、レコード屋さんをやられている方々やコレクターの方々をお呼びしてレコード・フェアをやりたいです。自分がレコードの買い物をしたいだけかもですが。</p>

<p><strong>──いいですね！　長野県内にもレコードショップが増えていますし、個人的にも参加してみたいです。是非実現させて下さい。本日は貴重なお話をありがとうございました！！</strong></p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：宮沢香奈</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/09/26142459/interview230926-cellar-records6.jpg" alt="CELLAR RECORDS" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-455622" /></div>

<p class="name">CELLAR RECORDS</p>
<p class="text">〒394-0028 長野県岡谷市本町2-5-7
営業時間　12:00-19:00
定休日　火曜、水曜
TEL　070-8555-6642
MAIL　info@cellar-records.com
</p>

<a href="https://cellar-records.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">詳細はこちら</a>
</div>




<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>【バルセロナからレポート】初開催で大成功を収めた＜Brunch! Electronik Festival＞に潜入</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/brunch-electronik-festival-230829/454462/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/brunch-electronik-festival-230829/454462/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 29 Aug 2023 12:00:44 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>ヨーロッパにおけるエレクトロニックミュージックに特化したフェスは数え切れないほど存在する。開催地の特性を活かし…</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174447/column230830_brunch-electronik-festival-09-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Brunch! Electronik Festival" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>ヨーロッパにおけるエレクトロニックミュージックに特化したフェスは数え切れないほど存在する。開催地の特性を活かしたロケーションやラインナップはどこも競い合うほど豪華で、決して安くはないチケットがソールドアウトになることも常だ。しかし、その一方で、“<strong>どこも同じようなブッキング</strong>”といったネガティブな意見を目にすることも多くなった。</p>

<p>週末のクラブイベントだけでは網羅できない世界のトップアーティストが一堂に集まり、数日間で一気に見ることができるのがフェスの魅力であり、醍醐味である。そのため、誰もが知っている説明不要のビッグネームがヘッドライナーとして名を連ねるのは当然と言えるだろう。それは、今も昔も、そして、これからも変わらないのではないだろうか。</p>

<p>しかし、これまでの人生の半分以上をエレクトロニックミュージックに注ぎ込んできた私のような人間にとって、フェス現場は“新たな発見の場”であり、そこでしか味わえない唯一無二を探し求めている。事実、今回レポートする＜<a href="https://festival.brunchelectronik.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Brunch! Electronik Festival</u></a>＞は、<strong>初めて知るアーティストが個人的ベストアクト</strong>となり、スペインの音楽への情熱に圧倒されたフェスとなった。</p>

<p>バルセロナに根を張り、10年間に渡り、世界各地からトップアーティストを招聘し、毎週末パーティーを開催してきたイベントプロモーター・<a href="https://barcelona.brunchelectronik.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Brunch Electronik</u></a>の実績と努力と信頼度によって大成功を導いた＜<strong>Brunch! Electronik Festival</strong>＞を現地バルセロナからお届けする。</p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>関連記事：</strong>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/brunch-electronik-festival-230726/453348/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u><i>デイイベントからビッグフェスへ。10周年を迎える＜Brunch! Electronik Festival＞の実態に迫る</i></u></a></p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174525/column230830_brunch-electronik-festival-015.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454474" /><figcaption>UNDER WORLD</figcaption>
</figure></div>


<h2 class="fade-up">ラテンの熱気とパワーに包まれたハイクオリティーなローカルフェス</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>＜Brunch! Electronik Festival＞とは、バルセロナを拠点とするプロモーター“Brunch Electronik Barcelona”による初の大型フェスとして、8月11日と12日に「Parc del Forum（フォルム公園）」にて開催された。また、同日程にてバルセロナ市内に位置するクラブ「Nitsa Club」にて、アフターパーティーが、13日には庭園「Jardins de Joan Brossa」に会場を移し、翌朝までサンデーパーティーが開催された。</p>

<p>メイン会場となった「Parc del Forum」には、GrooviK、HarmoniK、RhythmiK presented by Resident Advisor、EuphoriK by Estrella Damm、IconiKの５つのステージが設置され、DJだけに限らず、ライブアクトやバンドも多数出演し、ジャンルもテクノ、ハウス、ベースミュージック、エレクトリック・ポップなど様々。オープニングの早い時間こそ来場者は少なかったが、日が落ちる前のまだ明るい時間から徐々に人と熱気で埋まっていき、暗くなった時にはどこのステージもパンパンの満員状態。</p>

<p>音響はどこのステージも素晴らしく、しっかりと身体に伝わる重低音の鳴り、ライブは生音がクリアーで上品、控えめだけど暗過ぎずちょうど良いライティングも良かった。野外の場合、風向きで音が逃げてしまったり、高音が効き過ぎて頭が痛くなったり、爆音過ぎて音が割れてしまったりなど、いろいろ問題が発生するが一度も不快に感じたことがなかった。</p>

<p>一番驚いたのは、オーディエンスの熱量のすごさだ。スペイン人の明るくて陽気な気質も相まって、心の底からパーティーを楽しみたいという思いが伝わってきた。笑顔で踊りまくり、知っている楽曲はみんなで大声で合唱する、そんなハッピーオーラに終始包まれていた。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174425/column230830_brunch-electronik-festival-02.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454464" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174656/column230830_brunch-electronik-festival-04.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454476" /></div>


<h2 class="fade-up">5つのステージと会場内を紹介</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>まずは、同フェスの個人的ベストアクトとなったアムステルダム拠点のユニット・ANOTRがプレイしたGrooviKステージ。彼らの前にプレイしていたロンドン拠点のPAWSAからの流れが素晴らしく、違うステージでÂme & Dixonを見ようと思っていたが、身動きが取れなくなるほどだった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174420/column230830_brunch-electronik-festival-01.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454463" /><figcaption>GrooviKステージ</figcaption>
</figure></div>

<a href="https://soundcloud.com/anotr" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">ANOTR</a><a href="https://soundcloud.com/pawsa" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">PAWSA</a>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174707/column230830_brunch-electronik-festival-06.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454478" /><figcaption>コンテナを積んでステージを囲うといったユニークな演出もよかったGrooviK</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>続いて、Jeff Mills、Boyz Noise、Marcel Dettmann、Nina Kravizなどテクノのドリームチームが名を連ねていたIconiK。普段はあまり聴かないBPM速めの硬派なテクノサウンドが終始聴こえてきたが、剥き出しのコンクリートに反射し、腹部に響いてくる重低音が心地良かった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174701/column230830_brunch-electronik-festival-05.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454477" /><figcaption>テクノアーティストメインのIconiKステージ</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174650/column230830_brunch-electronik-festival-03-1.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1627" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-454475" /><figcaption>FKJのライブがついに念願叶って見ることができたEuphoriK by Estrella Dammステージ</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174441/column230830_brunch-electronik-festival-08.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454467" /><figcaption>フェスの醍醐味はやはりライブパフォーマンスがあることだと改めて実感。Little Dragon、SBTRKT、UNDER WORLDといったヘッドライナー級のアーティストが連日出演した豪華ステージとなった。</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174436/column230830_brunch-electronik-festival-07.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-454466" /><figcaption>RhythmiK presented by Resident Advisor</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>Resident Advisorがオーガナイズするステージは、JEREMY UNDERGROUND、Mr.G、LIL' LOUISなど、かなり好みのラインナップ。DJブースがフロアーと同じ目線という自分的に一番好きなセッティングに開放感もあって良かった。女性DJの活躍が目立っていたのも良い。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174506/column230830_brunch-electronik-festival-012.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1283" class="alignnone size-full wp-image-454471" /><figcaption>一番遠い位置にあって、初日には気付かなかったHarmoniKステージ</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174513/column230830_brunch-electronik-festival-013.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1283" class="alignnone size-full wp-image-454472" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>HarmoniKステージから出店が並ぶ通りに貼られていた10年の歴史を物語るポスターたちにほっこり。デイパーティーからオールナイトイベント、大型フェスへと成長していった軌跡を辿る。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174454/column230830_brunch-electronik-festival-010.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-454469" /><figcaption>スタッフに用意された本格的なケータリングも素晴らしかった。シェフが目の前で魚やバーガーのパテを焼いてくれ、デザートまで完備。まるで映画の撮影用かアーティストのために用意されたかのごとく豪華でどれも美味しかった。</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174519/column230830_brunch-electronik-festival-014.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1283" class="alignnone size-full wp-image-454473" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>明るい時間のカラフルな雰囲気も楽しかった。会場内を散策しながら、サウンドシステムやステージのデコレーション、客層などをチェック。</p>

<p>間違って一般のエントランスに並んでしまったせいもあるけれど、セキュリティーが他のフェスやクラブとは比べものにならないほど厳しく、女性スタッフだったとは言え、トラウマ級の“取り調べ”を受けた。何か問題でも起きたのだろうか？　一部のスタッフは英語が話せないため、コミュニケーションが取れず、困ったこともあった。フェスによってオペレーションが違うのは当然であり、アテンド役が必ずしもいるわけではない。初めてのフェスで初めての会場で、すぐにテンパってしまう癖も良くないと実感した。本番の忙しさの中、私たちのケアやトラブル回避に尽力してくれたプロジェクトマネージャーのMarcとインターナショナルPRのAlexaには感謝しかない。</p>

<p>初開催にして、6万6000人以上の来場者を記録し、大成功を収めた＜Brunch! Electronik Festival＞は、終焉とともにすでに来年の開催を発表した。もし、また来年参加できる機会に恵まれたら最終日のラストまでじっくりフェスを味わい尽くしたい。そして、ベルリンとは全く違うバルセロナの街をもっと堪能したい。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/28174500/column230830_brunch-electronik-festival-011.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="1283" class="alignnone size-full wp-image-454470" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/29182855/column230830_brunch-electronik-festival-016.jpg" alt="Brunch! Electronik Festival" width="1920" height="2560" class="alignnone size-full wp-image-454557" /></div>

<a href="https://www.instagram.com/brunchbcn/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Brunch Electronik Barcelona（@brunchbcn）</a>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text：宮沢香奈
Photography: Clausen (Secuencia), <a href="https://www.instagram.com/ucocon/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>ucocon</u></a></p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 記事一覧はこちら</a><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<title>デイイベントからビッグフェスへ。10周年を迎える＜Brunch! Electronik Festival＞の実態に迫る──Interview &#038; Text by 宮沢香奈</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/brunch-electronik-festival-230726/453348/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/brunch-electronik-festival-230726/453348/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 26 Jul 2023 10:00:23 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=453348</guid>
<![CDATA[<summary><p>＜Brunch＞の集大成とも言えるビッグフェス＜Brunch! Electronik Festival＞が今年の8月11日〜13日の三日間に渡り、バルセロナ市内に位置する3つの有名スポットを会場に開催されることが決定。オーガナイズチームの1人で、プロジェクトマネージャーのマーク・サンチス（Marc Sanchis）に＜Brunch! Electronik Festival＞について、以下の様々な質問を投げかけた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173305/column230726_brunch-electronik-festival-08-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Interview with Brunch Electronik Festival Marc Sanchis" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>日曜日の午後に開催される＜<strong>Brunch In the Park</strong>＞から始まり、昨年大成功を収めた初のオールナイトイベント＜<strong>Brunch in Weekender</strong>＞に至るまで、バルセロナを発信地に10年間に渡り、実に多くのイベントを実現させてきた。バルセロナ以外にもリスボン、ロンドン、サンティアゴ、パリなど、世界の様々な都市でイベントを開催し、遊牧民のように定住しない自由なスタイルは“<strong>ノマド・フェス</strong>”と呼ばれるようになった。そんな＜Brunch＞の集大成とも言えるビッグフェス＜<a href="https://festival.brunchelectronik.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u><strong>Brunch! Electronik Festival</strong></u></a>＞が今年の8月11日〜13日の三日間に渡り、バルセロナ市内に位置する3つの有名スポットを会場に開催されることが決定した。</p>

<p>海岸に近く、様々なビッグイベントが開催されている「Parc del Fòrum」では、8月11日、12日にテクノ、テックハウス、メロディック、ハウス、ライブの5つのステージが用意され、自然に囲まれた庭園「Jardins de Joan Brossa」では最終日の13日にデイイベント、バルセロナ有数のローカルクラブ「Nitsa Club」では毎夜アフターパーティーが開催される。昼夜問わず、エレクトロニックミュージック界で活躍するあらゆるジャンルのアーティストの最先端サウンドを存分に楽しめるコンテンツとなっている。</p>

<p>出演には、ME B2B Dixon、Anotr、Boyz Noise B2B VTSS、Carl Cox、Jeff Mills、FKJ、Hot Chip、Keinemusik（&Me, Adam Port and Rampa）、Little Dragon、Marco Carola、Marcel Dettmann、Nina Kraviz、Paul Kalkbrenner、SBTR、Underworld、Farrago、Tama Sumo、Airod、Axel Boman、Sonido Tupinambaなど、10周年に相応しい文句なしの一流アーティストが集結する。</p>

<p>オーガナイズチームの1人で、プロジェクトマネージャーの<strong>マーク・サンチス</strong>（Marc Sanchis）に＜Brunch! Electronik Festival＞について、以下の様々な質問を投げかけた。</p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote class="instagram-media" data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CpxxTl0osyz/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/CpxxTl0osyz/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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</div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">INTERVIEW：Marc Sanchis</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──「Brunch! Electronik Festival」を開催するに至った経緯を教えて下さい。</strong></p>

<p>私たちは、これまで主にサンデーデイイベントを開催してきました。今年で10周年を迎えることもあり、これまでのイベントの集大成として3日間かけて＜Brunch! Electronik Festival＞を開催することを決意しました。多数の異なるステージ、ライブアクト、そして、オールナイトで開催することは、私たちにとって、とてもエキサイティングな冒険と挑戦の場となりました。</p>

<p><strong>──フェスティバルを開催する上で最も苦労した点はなんですか？</strong></p>

<p>素晴らしいフェスティバルを作り上げるためには、常に多くの課題があります。私たちは、参加者に素晴らしい体験を提供することに最も重点を置いています。フェスティバルを成功させるためには、参加者にとって、楽しく思い出に残るような体験を提供することが重要だからです。多様なアクティビティを提供し、行列を管理し、清潔な施設を提供し、顧客の苦情や懸念に迅速に対処するように心掛け、貢献しています。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173222/column230726_brunch-electronik-festival-01.jpg" alt="Interview with Brunch Electronik Festival founder (Loic Le Joliff, Francois Jozic)" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-453349" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──会場内に新たに「Espai Be Hub!」エリアが設置されましたが、そこで提供されるもの、食料援助やその他の社会活動について教えて下さい。</strong></p>

<p>「Espai Be Hub!」は、持続可能性と循環性を促進するためのスペースです。この先駆的なイニシアチブは、環境への配慮と責任ある実践の重要性に対する意識を高めることを目的としています。フェスティバルの会場内に設置されるのは初めてですが、「<a href="https://och.cat/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Observatori Contra l'Homofòbia</u></a>」が主導するLGBTIQ+とフェミニストのブース、NGOアバターと「Espai Segur」が運営する安全で予防されたパーティーのためのブースが設けられ、参加者が抱えるあらゆる問題に対して心理学者によるサポートが受けられるスペースとなっています。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173254/column230726_brunch-electronik-festival-06.jpg" alt="Interview with Brunch Electronik Festival founder (Loic Le Joliff, Francois Jozic)" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-453354" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──10年の集大成ということもあり、かなりの豪華ラインナップですが、出演者はどのように選んだのでしょうか？</strong></p>

<p>私たちは、エレクトロニック・シーンにおけるサブジャンルを多数組み合わせた特別なラインナップにしています。テクノ、ハウス、そして、テックハウスに至るまで幅広いジャンルからアーティストをブッキングしています。例えば、レジェンドのUnderworldをはじめ、Hot Chip、Little Dragon、SBTRK、FKJなどのエレクトロニック・ミュージック・バンドのライブ・アクト・ステージを初めて開催します。また、Boyz Noise b2b VTSS、me b2b Dixon、Jimi Jules b2b Trikkなど、＜Brunch! Electronik Festival＞でしか見れないエクスクルーシブなB2Bショーも用意しています。
私たちは、フェスティバルのあらゆるムードに合うような幅広い音楽の選択肢を皆さんに提供することがとても重要だと思っています。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173228/column230726_brunch-electronik-festival-02.jpg" alt="Interview with Brunch Electronik Festival founder (Loic Le Joliff, Francois Jozic)" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-453350" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173234/column230726_brunch-electronik-festival-03.jpg" alt="Interview with Brunch Electronik Festival founder (Loic Le Joliff, Francois Jozic)" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-453351" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ヨーロッパのフェスは、世界各地で活躍する一流アーティストから旬なアーティストが出演し、豪華なラインナップが魅力のひとつですが、その一方で日本を含むアジア圏で活躍しているアーティストの出演が少ないと感じています。それについてどのように思いますか？</strong></p>

<p>私たちは、もっと多くのアジア人アーティストが出演するイベントを開催したいと思っています。常に多様なアーティスト、マルチジャンル、マルチカルチャーのラインナップを揃えようとしていますし、新しい道を行くのが好きなのです。だから、ラインナップをキュレートする際にはあまり通ったことのない道を通り、自分たちの“コンフォートゾーン”を離れるようにしています。しかし、ヨーロッパ市場では、エレクトロニックミュージックやテクノシーンにおいて、アジア人アーティストが不足しているのかもしれません。</p>

<p><strong>──フェス開催まであとわずかですが、10周年を迎えるにあたり、今の意気込みを教えて下さい。</strong></p>

<p>私たちにとって＜Brunch! Electronik Festival＞は、これまでで最大のプロジェクトになります。もう1年近く企画に費やし、取り組んでいます。10周年という節目は、ブランドにとっても多くの新しい変化やアップグレードがもたらされます。今年の初めには、ロゴとブランドのデザインを一新し、新しいグラフィックの方向性を打ち出し、アートワークもAIデザインと全く違うものにしました。そういった変化を是非知って、体験してほしいです。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173240/column230726_brunch-electronik-festival-04.jpg" alt="Interview with Brunch Electronik Festival founder (Loic Le Joliff, Francois Jozic)" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-453352" /></div>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>同フェスは、長年に渡り、包括性、尊敬、思いやりへコミットメントしてきた。ヴィーガンやベジタリアンといった菜食主義者を含む幅広い地元のフードベンダーが出店し、地産地消に特化することで走行距離やフットプリントを制限。ビーチクリーンやSocial FoodingなどのNGOへ残ったフードを寄付するなど、ミュージック分野においても無視できない環境問題を考慮し、サステナブルな活動を積極的に取り入れている。</p>

<p>世界に数え切れないほど存在する音楽フェスだが、音楽を楽しむことだけにコミットするのではなく、そこから派生する環境問題やフェス規模だからこそ可能となる社会活動を積極的に取り入れていくことで、これからも共存していけるのではないだろうか？</p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Interview & Text by 宮沢香奈</p>
</div>

<div class="profile">
<h3 class="profile-title">INFORMATION</h3>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/08/26173248/column230726_brunch-electronik-festival-05.jpg" alt="Interview with Brunch Electronik Festival founder (Loic Le Joliff, Francois Jozic)" width="1920" height="2401" class="alignnone size-full wp-image-453353" /></div>

<p class="name">Brunch! Electronik Festival</p>
<p class="text"><a href="https://festival.brunchelectronik.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">オフィシャルサイト</a></p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/7thextinction-230629/452236/</guid>
		<title>ドイツ、イタリア、ポルトガルがタッグを組んだアーティスト・イン・レジデンス「7th Extinction」始動</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/7thextinction-230629/452236/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/7thextinction-230629/452236/#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Jun 2023 10:00:30 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=452236</guid>
<![CDATA[<summary><p>ドイツ、イタリア、ポルトガルの3ヶ国が共同で主催する新しい形のアーティスト育成プロジェクト「7th Extinction」。主催者の一人であり、＜Jazz:Re:Found＞ファウンダーのDenis Longhi（デニス・ロンギ）がプレスに向けて公表したインタビューから紐解く。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180816/column230628_7thExtinction-07-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="7th Extinction" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>若きアーティストやクリエイターの才能を発掘し、育成し、グローバルな舞台でチャンスを掴ませる。このようなプロジェクトは「RBMA」（Redbull Music Academy）が最も有名であり、長年に渡り、素晴らしい実績を残してきた。しかし、残念ながら2019年10月末をもって終了してしまった。アーティストが一定期間ある土地に滞在し、常時とは異なる環境で作品制作や発表を行うアーティスト・イン・レジデンスは世界各地で開催されている。しかし、「RBMA」のような世界規模で開催しているプロジェクトはないだろう。</p>

<p>そんな中、ベルリン拠点のPR・PullProxyから興味深い情報が送られてきた。ドイツ、イタリア、ポルトガルの3ヶ国が共同で主催する新しい形のアーティスト育成プロジェクト「<strong>7th Extinction</strong>」だ。「7th Extinction」とは、ドイツ、もしくはポルトガルに居住する18歳以上35歳以下のミュージシャン、ビジュアルアーティスト（VJ、ビデオ・プロデューサー、ビジュアル・クリエイティブ）、音楽プロデューサーを対象に、英語が堪能であること、環境保護活動へ強い関心を持っていることなどが条件に挙げられている。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180637/column230628_7thExtinction-01.jpg" alt="7th Extinction" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-452237" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>何より興味深いのが、ベルリン最大のジャズ・フェスティバル＜<a href="https://www.xjazz.net/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>XJAZZ！</u></a>＞、イタリアのビエラに拠点を構え、ユネスコの世界遺産に登録されているモンフェラートでフェスを開催している「<a href="https://jazzrefound.it/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Jazz Re: found</u></a>」、クリエーターが自由に活動し、表現できる環境を提供しているリスボンの「<strong>Arroz Estudios</strong>」と、世界の一流アーティストが集結するフェスやイベントスペースが主催となっている点だ。6月23日の時点で応募は終了しており、30日には選抜アーティストが発表されるとのこと。</p>

<p>見事選ばれたアーティストは「7th Extinction」から以下の支援を受けることができる。</p>

<p><i>- 選ばれたアーティストがプロジェクトを展開するためのスタジオスペースの提供
- アーティストへの助成金
- チッタデラルテ・ピストレット財団（イタリア、ビエラ）、Arroz Estúdios（ポルトガル、リスボン）、XJAZZ！（ベルリン、ドイツ）が、選ばれたアーティスト全員を対象に旅費、宿泊費、日当を負担。
- ミーティング、パネルディスカッション、ワークショップなど、アートの世界で豊富な経験を持つ専任講師によるメンタリング・プログラム。
- 主催3カ国のそれぞれのフェスにてインスタレーションの制作と発表。また、美術館でも紹介される。</i></p>

<p>ここに記載されているだけでもかなり魅力的で豊富なコンテンツだが、実際にはどんなプログラムが行われるのだろうか？　主催者の一人であり、＜Jazz:Re:Found＞ファウンダーの<strong>Denis Longhi</strong>（デニス・ロンギ）がプレスに向けて公表したインタビューから紐解いていきたい。</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180802/column230628_7thExtinction-04.jpg" alt="7th Extinction" width="1831" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-452240" /><figcaption>「Jazz:Re:Found」ファウンダーDenis Longhi</figcaption>
</figure></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote><strong>──「7th Extinction」を始めることになったきっかけは何だったのでしょうか？</strong>
&nbsp;
＜Jazz:Re:Found＞は、数年前から芸術的なレジデンス・プロジェクトをキュレーションし、今回の「7th EX」における基本資産として築いてきました。国内での確実な成長を経て、このモデルをより広い地域で展開することが重要だと思いました。特に、私たちがアプローチしているテーマを考慮する上で必要だと思ったのです。そこで、私たちは、EACEAの助成金の中にこれまでのトレーニングだけでなく、国境を越えて経験する新しいモデルを取り入れることにしました。</blockquote></p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>JZ:RF FESTIVAL 2022 / MONFERRATO UNESCO (Cella Monte)</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/ovhSr17--S8" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote><strong>──共同主催として＜XJAZZ!＞と「Arroz Estúdios」を選んだ理由はなんですか？</strong>
&nbsp;
まず、＜XJAZZ！＞はドイツで長年に渡り、「Jazz:Re:Found」の精神と芸術的アイデアを体現しています。「Arroz Estúdios」は技術革新の面で最も興味深い文化的加速装置の一つだと思っています。ファウンダーであるSebastian Studinsky（XJAZZ！）とSteven McKay（Arroz Estudios）の両者とも私たちの提案を熱意を持って受け入れてくれて、すべての事業体の間に深い繋がりとエネルギーを見つけることができました。</blockquote></p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>XJAZZ! FESTIVAL 2023 OFFICIAL AFTER MOVIE</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/aFipfliMQQc" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180807/column230628_7thExtinction-05.jpg" alt="7th Extinction" width="1920" height="1080" class="alignnone size-full wp-image-452241" /><figcaption>リスボン 「Arroz Estudios」</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote><strong>──「7th EX」のレジデンス・プロジェクトは、自然、持続可能性、環境危機に関してなど、私たちが世界で抱えている劇的な問題に捧げられています。これらのテーマに取り組み、マルチメディア・プロジェクトを共に開発するために、アーティストの創造性を求めていると認識しています。音楽家やアーティストは、従来の仕事のやり方を変え、社会的、政治的にもっと関与する必要があると思いますか？</strong>
&nbsp;
重要な問題やテーマを深くて意味のあることに変換させる芸術的な感性は、大衆に分かりやすく伝えるための最も効果的な方法の一つです。マッシブ・アタックのように、音楽的な深みに加え、破壊的な政治的メッセージが込められたオーディオビジュアルショーの制作を期待しているわけではありませんが、新しい世代には臨界点と強い表現欲求があり、特にポスト共産主義時代の若者のような複雑な社会状況の中で、アートを通じてパワフルで意味深いメッセージを伝えることができると信じています。
&nbsp;
<strong>──選ばれたアーティストたちに何を期待しますか？　レジデンス期間中の作品をどのようにイメージしていますか？　また、様々な分野の講師を招いての開発プロセスについても教えてください。</strong>
&nbsp;
「Jazz:Re:Found」は、2018年から若い才能の強化に特化したトレーニングレジデンスのコースを開始し、異なる背景を持つミュージシャン同士の間に真の「チームビルディング」体験を構築してきました。ピストレット財団やモンフェッラートのブドウ畑にあるカーヴェ・ディ・モーレットといったユニークで刺激的な環境に浸った芸術的ワークショップの開発モデルは、輸出可能な新しいフォーマットが定義されたことを意味しています。</blockquote></p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180646/column230628_7thExtinction-03.jpg" alt="7th Extinction" width="1920" height="1200" class="alignnone size-full wp-image-452239" /><figcaption>ワイン畑が広がるモンフェッラートの絶景</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote>重要なのは音楽の文法ではなく、個人的な成長と講師との比較です。この開発モデルをベルリンやリスボンといった魅力的な都市に輸出し、私たちの経験を＜XJAZZ！＞や「Arroz Estúdios」に提供し、彼らの持つスキルを最大限に活用します。まず、プロジェクトに没頭できるように2日間に渡り、講師と共にトークやレッスン、ワークショップを行う「ディセンション」からスタートします。その後、実験室的な環境に取り組み、リハーサル室で実験を行います。</blockquote></p>
</div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Garden VII - Arroz Estudios - Cacilhas</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/F6YL7jGaa54" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><blockquote><strong>──制作した作品はどこで発表されるのですか？</strong>
&nbsp;
プロジェクトの発表は各パートナー国で行われますが、最初のアウトプットは＜XJAZZ！＞になるでしょう。その後、「Arroz Estúdios」で夏のセッションが行われ、最後は、ユネスコの世界遺産に登録されているモンフェラートで9月に開催される＜Jazz:Re:Found Festival＞のステージで発表される予定です。最終的に、それぞれの国のチームが1つのショーに作品をまとめて披露するのか、それとも「7th Extinction」のメッセージを3つの異なる解釈で見ることになるのかは、まだ分かりません。2025年からは、ドイツ、ポルトガルだけでなく、ヨーロッパ全土で展開し、美術館や博物館の展示スペースに設置できるようなインスタレーション媒体を作ることも考えています。</blockquote></p>
</div>

<figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180811/column230628_7thExtinction-06.jpg" alt="7th Extinction" width="1920" height="1086" class="alignnone size-full wp-image-452242" /><figcaption>AKA KELZZ @ XJAZZ! FESTIVAL 2023
Photographed by Akim Karpach XJAZZ!</figcaption>
</figure>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/07/28180641/column230628_7thExtinction-02.jpg" alt="7th Extinction" width="1920" height="731" class="alignnone size-full wp-image-452238" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Gilles Peterson x Jazz:Re:Found / 1 May Celebration (Lockdown Session)</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/4ma-bptuZ0g" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 宮沢香奈</p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
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		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/unkompress-230601/450984/</guid>
		<title>良音なレコードと和を味わえるベルリンのニュースポットを巡る──Text by 宮沢香奈</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/unkompress-230601/450984/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/unkompress-230601/450984/#respond</comments>
		<pubDate>Thu, 01 Jun 2023 10:00:50 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=450984</guid>
<![CDATA[<summary><p>アメリカナイズされたチェーン店を好まず、クールな人たちが集まる最先端スポットを好む傾向にあるベルリナーを魅了するには一体どんな要素が必要なのか？　今年3月にクロイツベルクにオープンしたばかりのカフェ&#038;バー「Unkompress（アンコンプレス）」のオーナー・Kevin Rodriguez（ケヴィン・ロドリゲス／以下、ケヴィン）をゲストに迎え、話を聞いた。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150413/column230531_unkompress-012-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="宮沢香奈 Unkompress" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>クラブだけでなく、バーやカフェにも長い歴史があり、それぞれのカルチャーが根付いているのがベルリンの街だ。サマータイムに切り替わった頃から日が長くなり、4月には徐々にテラス席が開放され、長い冬を耐え抜いた人たちが待ってましたとばかりに席を埋めていく。</p>

<p>そんな光景は今も昔も変わらない。しかし、ここ最近で驚くほど変わったのはコーヒー1杯の値段だ。私が最も好きなフラットホワイトが1杯4〜5ユーロ（約600円〜750円）になるなんて一体誰が予想しただろうか。物価高騰の波を受け、ベルリンはもはや安価で気軽に楽しめる街ではなくなってしまった。</p>

<p>しかし、その反面でセンスの良いインディペンデントな店舗が増えたのも事実だ。富裕層を狙ったラグジュアリーな高級店ではなく、オーナーのこだわりやセンス、オリジナルのアイデアが詰まったユニークで他にはないスタイルを貫いている店が多い。音楽を良い音で提供するためのサウンドシステムや居心地がよくてスタイリッシュな空間作り、当然ながら提供するドリンクメニューにも独自のこだわりがある。</p>

<p>しかし、それだけでは今のベルリンで生き残ることは難しいだろう。アメリカナイズされたチェーン店を好まず、クールな人たちが集まる最先端スポットを好む傾向にあるベルリナーを魅了するには一体どんな要素が必要なのか？　今年3月にクロイツベルクにオープンしたばかりのカフェ&バー「<strong>Unkompress</strong>（アンコンプレス）」のオーナー・<strong>Kevin Rodriguez</strong>（ケヴィン・ロドリゲス／以下、ケヴィン）をゲストに迎え、話を聞いた。</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">ニューヨーク仕込みのセンスと知識をベルリンで提供する店</h2>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150154/column230531_unkompress-08.jpg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-450992" /><figcaption><strong>「Unkompress」オーナーKevin Rodriguez</strong></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ケヴィン氏は、エクアドル出身のニュージャージー育ち、ニューヨーク・ブルックリンの様々な店で働きながら、ワインやコーヒーについて学んできた経験を持つ。その傍らDJとしても活動してきた。2019年にベルリンへ移住して、その半年後にはパンデミックとなった。そんな大変な時期を経て「Unkompress」をオープンさせた理由はなんだったのだろうか？</p>

<p>「<i>これまで自分が経験してきたことや情熱を注いできたもの、そして、自分の趣味、それらを一つの空間に集結させて、自分の場所を作りたいと思いました。カフェとバーの両方として機能させ、コーヒー、ナチュラルワイン、ビール、日本酒、CBDなどをレコードを聴きながら楽しむことができる、これが「Unkompress」であり、僕が求めていた他にはない理想的なスペースです。レコードは自分のコレクションなので非売品ですが、最適なサウンドシステムでレコードを聴きながらリラックスできる空間作りを目指しました。移住する前からベルリンはとてもユニークな街だと知っていたし、ニューヨークにも共通するところがあると思いました。だから、自分が理想とするいろんな要素が混ざっているスタイルでも受け入れられると思っていました。実際そうでしたし、それはおもしろそうだね！　と言って賛同してくれる人が多かったのは嬉しかったですね。</i>」</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150205/column230531_unkompress-010.jpg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-450994" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>実は、当初はクロイツベルクではなく、プレンツラウアーベルク付近で物件を探していたとのこと。しかし、1年半探しても全く良い物件に巡り合えず、違うエリアで探し始めたところ現在の場所を発見。カフェやバーが立ち並ぶ激戦区からは少し離れた閑静な住宅地の一角に「Unkompress」はある。</p>

<p>店内に入ってまず目に入るのが、<strong>ニューヨークの伝説のパーティー＜The Loft＞</strong>で使用されていたものと同じクリプシュ社<strong>「Cornwall」の巨大スピーカー</strong>だ。現在もなお職人の手によって作り続けられている希少価値の高いスピーカーであり、このスピーカーから流れてくるJazzの音色は寄り添って寝たくなるほど心地良い。シンプルながら重厚感とアンティーク感漂うウッディなデザイン、とにかく音が良い。低音の鳴りや伝わってくる音波もエレガントでたまらない。見たことのないデザインのミキサーもハンドメイドで1点もののアンティークのようだ。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150117/column230531_unkompress-02.jpeg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1920" height="1277" class="alignnone size-full wp-image-450986" /></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150210/column230531_unkompress-011.jpg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1920" height="2158" class="alignnone size-full wp-image-450995" /><figcaption>真空管アンプ「ELEKIT TU-8600S」も完備</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ドリンクメニューもベルリンではなかなか珍しいラインナップが揃っている。まず、コーヒーは、<strong>ミュンヘンのロースター「S/O YELLOW」</strong>から仕入れたスペシャリティーコーヒーをハンドドリップのみで提供している。</p>

<p>「<i>エスプレッソマシーンは置きません。なぜならエスプレッソを作る時に鳴るあの機械音が音楽や静かな空間の邪魔になってしまうからです。リラックスした空間で、ゆっくり時間をかけてハンドドリップで煎れたコーヒーを味わって欲しいです。</i>」</p>

<p>ワインは、スペインのテネリフェ島にあるワイナリーで伝統的な手法で生産されたナチュラルワインやドイツのワインメーカーから仕入れた様々な種類があり、赤、白、オレンジ、スパークリングが飲める。他にも、ベルリンのクラフトビール「MOTEL」や種類が豊富なメルカル、ノンアルコール、CBDも嗜むことができるとあって、良質なビンテージサウンドと相性の良いものばかり。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150131/column230531_unkompress-04.jpeg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1622" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-450988" /></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150112/column230531_unkompress-01.jpg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-450985" /><figcaption>オーダーする際には好みの味を伝えるとおすすめを紹介してくれる</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ケヴィン氏のこだわりはそれだけではない。店内で使用している椅子は、<strong>宮城県石巻市の「石巻工房」</strong>で生産されたスツールを取り寄せている。同メーカーは、2011年の東日本大震災の直後に建築家の芦沢啓治によって設立され、東京のデザイナーたちが復旧・復興のために補修道具や木材を提供したという背景を持つ。2022年8月からは宮城県産の屋久島地杉などの国産材に切り替え、製品の多くは地元の人たちの手によって作られているとのこと。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150124/column230531_unkompress-03.jpeg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1622" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-450987" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「<i>内装デザインもインテリアも全て自分で考えました。コーヒーに使用している陶器もKINTOという日本のメーカーですが、伝統工芸を用いたプロダクトやデザインが好きです。自分のスペースにサステナビリティーを取り入れることもごく自然なことでした。先進国であるドイツでは必要不可欠であることはもちろんですが、僕のライフスタイルでもあります。メニュー表は不要となった運転免許証をリサイクルした素材から作られています。通常の紙のメニューは、水に濡れてしまうとすぐに破れてしまったり、汚れたりして耐久性がありませんが、当店のは防水加工されているのでずっと使えて無駄になりません。</i>」</p>

<p>決して広くはない店内には、ケヴィン氏のこだわりや好きなものだけでなく、人生を物語る背景や思想に至るまで全てが詰め込まれている。それでいて窮屈な印象も押し付けがましさも全くなく、むしろどこまでもリラックスできる。まさに“自分の場所”を手にした彼を少し羨ましいと思った。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150138/column230531_unkompress-05.jpeg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1622" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-450989" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Unkompress</strong>
Fichtestraße 23, 10967 Berlin
<a href="https://www.instagram.com/unkompress/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Instagram</a></p><a href="https://unkompress.berlin/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">HP</a>
</div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">日本の音楽文化と最高品質のサウンドを味わえるリスニングバー</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ネーミングからして和を感じさせる「<strong>Bar Neiro</strong>」も紹介したい。ここは、ベルリンのレコーディングスタジオ「Brewery Studios」の姉妹店として、今年4月にオープンしたばかりのリスニングバー。オーディオテクニカのグローバル・プロジェクト「Analogue Foundation Berlin」によって運営されており、最高品質の音響設備が整っていることでも注目を集めている。ミッテ地区にありながら、ベルリン随一のフェティッシュクラブ「KitKatClub」のガーデンを通らないと辿り着けないという隠れ家的存在でもある。</p>
</div>

<div class="full-img fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150143/column230531_unkompress-06.jpg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1885" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-450990" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「Bar Neiro」は、日本のジャズ喫茶にインスパイアされており、1950年代の映画館で使用されていた音響システムと同じ部品で作られたスピーカーが設置されている。リスニングバーとは、1920年代に日本で始まったオーディオマニア向けのスペースだ。“音オタク”が集まってそこにしかない特注の音響システムで最小限に声を落としながらレコードを聴きまくるというものだ。</p>

<p>それをベルリンで再現したのが同店であり、ヴィンテージのハイファイサウンドシステムと音響設計された空間でレコードを聴きながら、和をイメージしたスペシャルカクテルを飲むことができる。それ以外にも、厳選されたスピリッツ、ワイン、ノンアルコールカクテルやドリンクも用意されている。</p>

<p>また、音楽プログラムも開催しており、DJ、ラジオホスト、レコードコレクターなどがゲストセレクターとしてBGMを担当している。ジャズ、サウンドトラック、日本のアンビエント、初期のファンクやソウルといった幅広いジャンルの音楽を楽しむことができるので、インスタグラムなどでその日のゲストセレクターをチェックして、好みの音楽の時に行くことをおすすめしたい。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/06/31150149/column230531_unkompress-07.jpg" alt="宮沢香奈 Unkompress" width="1885" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-450991" /></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Bar Neiro</strong>
Ohmstraße 11, 10179 Berlin
<a href="http://barneiro.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">HP</a><a href="https://www.instagram.com/bar.neiro/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Instagram</a></p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 宮沢香奈</p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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		<title>【イベントレポート】 クラシックの最高峰ベルリン・フィルハーモニーでCobblestone Jazzの即興ライブを体感</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/cobblestone_jazz-230426/449721/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/cobblestone_jazz-230426/449721/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 26 Apr 2023 09:00:01 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>世界が認める一流の音楽家だけが集結しているベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地であり、考え抜かれた音響設計による最高品質の音が聴けるクラシックの聖地・ベルリン・フィルハーモニーでCobblestone Jazzがエレクトロニックミュージックのライブパフォーマンスを行った。メンバーのマシュー・ジョンソン（Mathew Jonson）へのインタビューを含めた現地レポートをお届けする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1278" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111633/column230425_cobblestone_main-1920x1278.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" decoding="async" /></figure><div class="text-box fade-up"><p>音楽の街ベルリンには素晴らしいコンサートホールが多数点在する。しかし、最高峰と呼べるのはやはり「ベルリン・フィルハーモニー」だろう。世界が認める一流の音楽家だけが集結しているベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地であり、考え抜かれた音響設計による最高品質の音が聴ける場所だ。</p>

<p>そんなクラシックの聖地でCobblestone Jazzがライブパフォーマンスを行った。当然ながら、クラシックではなく、エレクトロニックミュージックである。多種多様な音楽ジャンルが交差するベルリンでも非常に珍しく、希少な機会になったことは言うまでもないが、メンバーの1人マシュー・ジョンソン（Mathew Jonson）へのインタビューを含めた現地レポートをお届けする。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111557/column230425_cobblestone_01.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111557/column230425_cobblestone_01.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449723" /></a><figcaption>ダニュエル・テイト(左)、マシュー・ジョンソン(中央)、タイガー・デュラ(右)の3人からなるCobblestone Jazz</figcaption>
</figure></div> 

<h2 class=“fade-up”>EVENT REPORT
2023.04.04
Passion Electronique
in Berliner Philharmonie</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p>ポツダム広場は東西に分断されていた当時のベルリンの壁があった場所の一つとして知られている。そこから程近い場所には20世紀の近代建築を代表する傑作が2つ並んでいる。ひとつはミース・ファン・デル・ローエによる「新ナショナルギャラリー」、もうひとつはハンス・シャロウテンによる「ベルリン・フィルハーモニー(以下、ベルリン・フィル)」だ。この偉大なる建築のおかげか、近付くにつれ自然と背筋が伸びてくる。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111600/column230425_cobblestone_02.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111600/column230425_cobblestone_02.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="720" class="aligncenter size-full wp-image-449725" /></a><figcaption>Berliner Philharmonie</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>ベルリン・フィルの中に一歩入ると一気に厳かな雰囲気が漂い、緊張が走る。メインホールはオーケストラを真ん中にして、その周囲をオーディエンスがぐるりと360度囲むワインヤード形式となっており、テントのような屋根が特徴的な少し風変わりなデザインだが、これが世界最高峰の音楽家と耳に肥えたファンたちを満足させる音響を放つ秘密兵器となっている。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111604/column230425_cobblestone_03.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111604/column230425_cobblestone_03.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449726" /></a></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>当然ながら連日開催されているのはクラシックコンサートだ。しかし、4月4日は『Passion Electronique』と題されたクラシックとタンゴとエレクトロニックミュージックを融合させたスペシャルイベントが開催され、そこにCobblestone Jazzがゲストとして出演した。ミニマル／テクノのライブアクトとして活躍するマシュー・ジョンソン、DJ／プロデューサーのタイガー・デュラ（Tyger Dhula）、キーボーディストのダニュエル・テイト（Danuel Tate）からなるCobblestone Jazzは、テクノをベースにジャズの即興性を盛り込んだオーガニックなサウンドが特徴的で日本でも人気を博している。</p>

<p>世界的に活躍しているエレクトロニックミュージックにおけるトップアーティストであってもベルリン・フィルに出演する機会は滅多にないことだろう。マシュー・ジョンソンにそこに至った経緯について尋ねた。</p>

<p><i><strong>「今回のイベントの主催者でヴァイオリニストのAiken AitbayとMaren Ernstには、パートナーのJay Medvedevaを通じて知り合い、エレクトロニック・ミュージックとクラシック・ミュージックを隔てるベールを破り、若い世代と経験豊かな世代を結びつけるという夢を抱いていたことからオファーをもらいました。実現するまでは想像を絶する努力が必要だったので、彼女には本当に感謝していますし、出演依頼を受けたことを光栄に思っています。」</strong></i></p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111607/column230425_cobblestone_04.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111607/column230425_cobblestone_04.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449728" /></a><figcaption>Aiken Aitbay</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>毎週末のようにどこかのクラブやフェスに出演しているマシューだが、今回のイベントは、クラシック専門のコンサートホールとあって通常とは全く違う会場で環境も違う。しかも、クラシックファンとタンゴオペラを観にきたオーディエンスも多い中で、エレクトロニックミュージックを披露することはプレッシャーではなかっただろうか？</p>

<p><i><strong>「２つのジャンルが持つ長所と短所を純粋な状態で体験できるのは珍しいことです。 即興ライブは常にエキサイティングですが、非常にリスキーでもあります。 しかも、ベルリン・フィルのように礼儀正しく着席している観客の前で演奏するのは興奮度をさらに高めることになりました。即興ライブと一緒に流した新井 樹が手掛けたビジュアル映像のおかげで、会場全体に良い雰囲気と相乗効果が生まれたと思っています。来場してくれた皆さんと素晴らしいステージに敬意を表しながら誠実に演奏できました。」</strong></i></p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111610/column230425_cobblestone_05.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111610/column230425_cobblestone_05.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449729" /></a></div>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111613/column230425_cobblestone_06.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111613/column230425_cobblestone_06.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449731" /></a></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><i><strong>「ダンス、音響、オーディエンスのフィードバックなど全てがいつもと異なります。個人的には、ダンスフロアーでみんなが踊っている時や笑顔が見える時に感じる繋がりが恋しかったです。ベルリン・フィルのステージから観客の顔は見えず、暗い部屋に一人でいるような感覚になりました。それはとてもタフなシチュエーションであり、アーティストとしてインスピレーションを得るために内面を深く見つめる必要があります。そういった中でキーボーディストのダニュエル・テイトとドラムのパトリック・シンプソンがいてくれたことが私にとって幸運でした。2人が暗闇の中で光のような存在になってくれて、それがとても心地良かったです。」</strong></i></p>

<p>同イベントが開催された4月4日は、キリスト教におけるイースター（復活祭）前日までの46日間から日曜日を除いた40日間の斎戒期間のことを差す「四旬節」に当たるとのこと。本格的なタンゴを観たのは初めてだったが、アコーディオン奏者Aydar Gainullinを筆頭にソプラノ歌手、ダンサーともに終始情熱的でステージが終わった後もしばらく興奮が冷めなかった。やはり音楽はどんなジャンルであっても素晴らしく、深く知れば知るほど人生の一部となっていることを実感した夜だった。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111616/column230425_cobblestone_07.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111616/column230425_cobblestone_07.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449732" /></a></div>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111620/column230425_cobblestone_09.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111620/column230425_cobblestone_09.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449734" /></a></div>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111622/column230425_cobblestone_10.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111622/column230425_cobblestone_10.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449735" /></a></div>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111626/column230425_cobblestone_11.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111626/column230425_cobblestone_11.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="958" class="aligncenter size-full wp-image-449736" /></a></div>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111629/column230425_cobblestone_12.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/25111629/column230425_cobblestone_12.jpg" alt="宮沢香奈 Cobblestone Jazz" width="1440" height="959" class="aligncenter size-full wp-image-449737" /></a></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by 宮沢香奈
Photography by DetNissen</p></div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>“絵画の枠を越えたアートを次世代に伝えていきたい” 画家・齋藤研佑、森下アリス｜ベルリンで生きるアーティストたち</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/kensuke_alice-230307/447230/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/kensuke_alice-230307/447230/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 07 Mar 2023 09:00:48 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>ベルリンの閑静な住宅街にある一軒家、それぞれにアトリエスペースを構え活動する画家の齋藤研佑と森下アリス。今回は彼らのパリでの極貧暮らし、ベルリンでの新たな暮らし、中国からのビッグオファー。トライ&#038;エラーを繰り返しながらも邁進し続ける２人にスポットを当て、現在と過去、そして、未来について語ってもらった。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120116/column230306_alicekensuke_main-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" decoding="async" /></figure><div class="text-box fade-up"><p>ベルリンの閑静な住宅街にある一軒家、それぞれにアトリエスペースを構え活動する画家の齋藤研佑と森下アリス。彼らは中国に太いパイプを持ち、各地で開催される展示は全て盛況だ。絵では食べていけないと言われるシビアな世界で順風満帆なアーティスト人生を送っているように見えるだろう。しかし、研佑さんは生まれつき難聴の障害を持ち、読唇術やアプリを利用して会話をしている。アリスさんは台湾人の父親を持ち、インターナショナルスクールに通いながらも日本文化に馴染めずに苦労した。

パリでの極貧暮らし、ベルリンでの新たな暮らし、中国からのビッグオファー、本インタビューの直後には待望の第一子が誕生し、アートに対する考えや方向性に大きな影響を与えているという。トライ&エラーを繰り返しながらも邁進し続ける２人にスポットを当て、現在と過去、そして、未来について語ってもらった。</p></div>

<h2 class=“fade-up”>INTERVIEW：
画家
齋藤研佑、森下アリス</h2>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120041/column230306_alicekensuke_01.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120041/column230306_alicekensuke_01.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447234" /></a></div>

<h2 class=“fade-up”>パリから車で作品とともにベルリンへ移住。ゼロからできることはなんでもやった。</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━東京からパリ、そして、2015年にベルリンへ移住されたとのことですが、もともと研佑さんは映像カメラマン、アリスさんはデザイナーとして活動されてたんですよね？</strong>

<strong>齋藤研佑（以下、研佑）</strong>　そうですね。東京で映像カメラマンとして仕事をしていて、パリでも日本から受けた仕事をフリーランスとして続けていました。東京でアリスと出会った頃の僕は人生のどん底にいて、日本を離れてもいいかなと思い始めていたこともあって、すでにワーキングホリデーでパリに行くことを決めていたアリスと一緒に移住することに決めました。

<strong>森下アリス（以下、アリス）</strong>　私も東京にいた頃はアパレル会社でデザイナーとして働いていました。もともと絵は描いてはいましたが、画家で食べていくのは厳しいですよね。でも、やっぱり作品制作に没頭したいと思い、日本でお金を貯めてから2012年にパリへ移住しました。

<strong>━━パリからベルリンへ移住したのはなぜですか？</strong>

<strong>アリス</strong>　まず、パリは物価が高いし、当時の私たちのスキルでは自分たちの作品を売ってパリで生活していくことが難しかったんです。フランス語は話せますが、それだけではダメなんですよね。どこかに就職してフルタイムジョブで働きながらアーティスト活動を続けることもできましたが、それでは何のためにパリに来たか分からなくなってしまいます。パリでも展示はやっていましたが、私にとっては東京で働いていた時の膿を出し切っている状態でした。だから、それが作品に反映されてしまって良い作品ではありませんでした。でも、自分にとってそれは必要なことで、その膿を出し切ってからでないと本格的に制作に入り込めなかったんです。

<strong>研佑</strong>　それで、パリ以外で住みやすい場所を探すことにして、周りからいろいろ情報を集めた結果、アーティストにとってベルリンが住みやすいということを知りました。

<strong>アリス</strong>　当時は今より物価が安くて、アトリエも構えることができるという点が理想的だと思いました。ベルリンはアーティストに対する支援やKSK（芸術家社会保障）があるから、保険制度や医療がきちんとしている点も決め手になりましたね。
そこからレンタカーを借りてパリからベルリンに引っ越しました。

<strong>━━え、パリから車ですか！？</strong>

<strong>アリス</strong>　一番安く引っ越せる方法が車だったんです。しかも、1月末の雪の日でアウトバーンを200キロ超えのスピードで走る大型トラックに飛ばされそうになりながらのドライブです（笑）。車に積んだ大きな作品を15時間ずっと支えながら乗ってました。途中ドイツのアーヘンの友人宅で一泊させてもらいましたが、それでももう本当に大変で……

<strong>研佑</strong>　パリの時点で荷物も多くなってたから車の方が良かったけど、本当に大変でしたね。街中ではなく、ずっと森の中を走っていくからいつどこでベルリン市内に入ったかも分からないし、ベルリンのテレビ塔の灯が見えた時に本当にホッとしたのを覚えています。それまで生きた心地がしなかったですから（笑）。

<strong>━━壮絶……でも、無事に着いてよかったですね！</strong>

<strong>研佑</strong>　はい、でも実はそれで終わりではないんですよ。当時住んでいたシェーネベルクのアパートメントに着いて、荷物を下ろしてから今度はパリにレンタカーを返しに行きました。

<strong>━━ええ？　なぜ！？</strong>

<strong>研佑</strong>　ベルリンでレンタカーを乗り捨てるとその分のお金が掛かってしまうから、パリまで返しに行った方が安いんです。でも、今だったらもっと賢いやり方がありますよね、きっと（笑）

<strong>アリス</strong>　飛行機代も全部含めて2人で500ユーロで済みました。お金はないけど時間はあったから出来たことだし、もうその当時は破れかぶれだったんです（笑）。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120045/column230306_alicekensuke_02.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120045/column230306_alicekensuke_02.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447235" /></a></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━スタートからものすごいドラマですね（笑）。そこからのベルリン生活はどうでしたか？</strong>

<strong>アリス</strong>　ベルリンへ移住したばかりの頃は、お金がないから作品が売れることを見越してクレジットカードでフレームを買って展示をしていました。だから、意地でも売らないと赤字のままになってしまいます。最初は売れるマーケットなんて分からないし、コネクションもない。でも、とにかく自分たちがやれることをやる！　という意気込みでやってましたね。

<strong>研佑</strong>　僕はパリで受けていた撮影の仕事が徐々に減ってきてしまったんです。ドイツ語も出来ないし、英語力もそこまでレベルが高いわけではない。その状態でフリーのカメラマンとして仕事を取るなんて難しい。そこで、自分に何ができるかを考えた時に趣味で描いていた絵が目に入ったんです。そこから、アリスに絵の知識を教えてもらい、画家としての活動をスタートさせました。当時は紙に適当にペンで描いていただけで、ファインアートの意味もアブストラクトが何かも分かっていませんでした。そんな状態から絵を始めたんですよね。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120049/column230306_alicekensuke_03.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120049/column230306_alicekensuke_03.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447236" /></a></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━2人にとってベルリンが本格的な活動の場となったわけですが、実際住んでみてどうですか？　アーティストとして住みやすい街だと思いますか？</strong>

<strong>アリス</strong>　ベルリンの人って良くも悪くも人に興味がないというか、他人のことは気にしない人という人が多いじゃないですか？　干渉してこないのが良い面でもありますが、関わりたかったら自分から積極的にいかないと何もハプニングしないという面もあります。あと、ベルリナーは新しいものに対してそこまで抵抗がなく、なんでも受け入れるといった懐の深さもあると思います。アートシーン自体もイノベーティブなアートを探しているから、自分たちのやりたいことに挑戦しやすい環境もありますよね。ただ、けっこう荒削りだなと思うし、洗練はされてないです。でも、私は洗練されているところにいたいわけではないので、作り手として実験的なことができる自由さがあるところも魅力だと思っています。

<strong>研佑</strong>　ベルリンは自分次第なところがあって、孤独になる自由もあるけど、人と出会うことにも自由がある街だと思います。日本は作品の細かいところのクオリティーが高くてダイナミックだけど、すごく丁寧、対して、ベルリンは表面的な美しさよりも何を伝えたいとか、コンセプトに重きを置いていると思います。

<strong>━━アーティストが自由に活動できる土俵はあるけれど、作品を売るのは難しい、絵が売れない、という話はよく聞きます。アートシーンにおいても世界基準には満たしてないとも言われますが、個人的にはファッションよりアートの方が断然おもしろいし、クオリティーも高いと思いますが、その辺はどうですか？</strong>

<strong>研佑</strong>　今のベルリンはすごく良いバランスだと思います。資本主義的な考えがまだそこまで強くない。ただ、これから変わっていくと思います。物価の上昇とともにアートシーンももっとビジネスライクになっていくだろうし、求められると思います。お金のない若いアーティストはすでにライプツィヒとかベルリンより物価の安い街に移っているし、ベルリンに踏み止まるならこれまで以上に努力が必要になってくると思います。

<strong>アリス</strong>　その一方で、ドイツはアートをビジネスにするのがよくないみたいなソーシャリズム的な考えもあると思います。だけど、世界を相手にやっていくにはある程度の資金力がないと出来ないし、ドイツも含めてですが、ヨーロッパのアートシーンの弱いところは国がサポートしてくれるから別に売れなくていい、好きなことだけできればいいといったアーティストも多い点です。アーティスト自身がみんなビジネスマンでセールスも出来るアメリカとは全然違います。個人的にはお金の作り方もアートだと思うから、スタイリッシュにやればいいと思いますが。

<strong>━━2018年から中国で毎年エキシビジョンを開催していますが、そこに至った経緯は何ですか？</strong>

<strong>アリス</strong>　昔、ウェディング地区にある台湾料理店でバイトしていたんですが、ギャラリーに搬入するために作品を持っていってた日があったんです。たまたまその日に現在の私たちのキュレータである中国人の方が食べに来ていて、作品を見せる機会に恵まれました。その人は、ベルリンでギャラリー運営をしていたんですが、家族の事情で四川の成都に帰ってしまっていて、ベルリンに遊びに来ていたタイミングで知り合うことができましたが、ベルリン拠点のアーティストの個展を中国で開催したいと考えていたらしく。それで、作品を見せたらすごく気に入ってくれて、その時ちょうど開催していた個展にも観にきてくれて、作品もいくつか買ってくれました。それが全ての始まりですね。

<strong>研佑</strong>　アリスきっかけで僕の作品も観てもらい、同じように気に入ってもらいました。費用も全部出すから作品を持って中国に来て欲しい！　２人を売り出したい！　と熱望されて。僕は最初その状況についていけませんでした。ベルリンでアーティストとして頑張ってやっていこう！　と覚悟を決めたばかりでしたからね。そこからいきなり、中国？　え？　何？　ってなりました（笑）。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120052/column230306_alicekensuke_04.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120052/column230306_alicekensuke_04.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447237" /></a><figcaption>2021年8月に中国・成都で開催されたエキシビジョン『BECOMING』</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━何が起きるか分からないのがこの街ですね！成都での初個展はどうでしたか？</strong>

<strong>アリス</strong>　2018年に成都で開催した『Duality』という展示が最初の個展でしたが、成都は文化の街で京都のような雰囲気があって、『Art Chengdu』のような国際的な現代美術のフェアもあります。私たちも深センの『SHENZHEN INTERNATIONAL ART FAIR』に出展することができました。ありがたいことに初個展から好評で作品もかなり売れたので、また次もやろうということになり、そこからコロナの時期を抜かしてほぼ毎年開催することになったんです。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120056/column230306_alicekensuke_05.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120056/column230306_alicekensuke_05.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="903" class="aligncenter size-full wp-image-447238" /></a><figcaption>2021年11月25日〜11月28日中国・深センにて開催された『SHENZHEN INTERNATIONAL ART FAIR』</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>研佑</strong>　中国のコレクターは絶対に原画を買います。日本だとシルクスクリーンや作品集が売れたりしますが、中国では複製には価値がないと思われているようです。絵にお金をかける余裕がある人が多いのも確かですが。あるコレクターの1人がお茶のインポーターだったんですが、自宅にゲストを招いてお茶会を開く際にコレクションしている絵を見せながら高級茶の販売を行うんです。しかも、毎回ゲストに合わせて見せる絵を替えているというから、相当の枚数を持ってることになりますよね。アメリカも同じですが、豪邸に人を招いてパーティーするのが好きだから、そういったステイタスの中で絵は商談ツールの１つになっているということを知りました。

<strong>━━中国には日本やヨーロッパとはまた違ったアートカルチャーが根付いているんですね。2019年にはチベットで共同制作した作品の展示を行っていますが、そこに至った経緯はなんですか？</strong>

<strong>研佑</strong>　チベットに関しては是非ともYouTubeチャンネルで観て知って欲しいですね。コラボレーションしたバイマは、タンカというカラフルな仏教画を描くアーティストですが、チベットには画材屋がありません。いわゆる一般的な絵具は使わずに岩から取れた顔料を使ったり、筆も動物の毛から作ったり、自然界にあるものしか使わないという手法なんです。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>チベットでの２１日間 / 言葉を超えて / 21days in Tibet（PART1） /　BEYOND WORDS</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/UnTXKRLtoDs" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
<div class="movie_wrap"><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/GSaVVZKfGrU" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━すごい！　元祖サステナビリティーですね。チベットでの制作はかなり過酷だったようですが……</strong>

<strong>アリス</strong>　バイマの家があるチベット自治区のガンゼという街に1ヶ月滞在しながら制作した作品を成都で展示するというプロジェクトでした。ガンゼに行くには成都から車で行くしか方法がなくて、おまけに15時間も掛かるし、獣道を車で通るからキュレーターは吐くし、ケンちゃんは高山病になるというとんでもない状況でした。標高が3800メートルもあって、歩くのも話すのも少なくしないと危険な場所なんです。

<strong>研佑</strong>　高山病で倒れて２日間動けなかったから、その間制作ができなくてすごく焦ったし、プレッシャーでしたね。このプロジェクト自体がなくなってしまったらどうしようと不安で仕方ありませんでした。でも、言葉が通じない中で、身振り手振りと筆を交わしながら描いていき、淡々とした作業だったけれどすごく楽しかったです。その制作過程で色の感覚を覚えることができて、今の自分の作品に色数が多いのもバイマの影響が大きいですね。バイマのおかげでカラーバランスを覚えることができたんです。

<strong>━━パリからベルリンでの道中以上に大変そうですね（笑）。でも、過酷なチベットでの経験からまた絵の作風に変化があったわけですよね。昨年ベルリンで開催された個展もかなり好評でしたよね？　やはりグッとくる作品は全て売れていたという印象を受けました。</strong></p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120059/column230306_alicekensuke_06.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120059/column230306_alicekensuke_06.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447239" /></a><figcaption>2022年9月29日〜10月3日ベルリンにて開催された『PEOPLE, EVOLVE, TRANSFORM』</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>アリス</strong>　これまでやってこなかった新しい試みとして、ARを取り入れて3Dで作品が見れたり、ARで実際にはないものを作って、それを見に来た人に体験してもらえるインスタレーションにしました。もし、これをARではなくVRでやってしまったら仮想現実だから現実がいらなくなってしまいます。だから、それはやりたくなかった。リアルな世界ありきのその延長線上にある究極のものがARの世界であり、子供にも見せたいと思って制作しました。ケンちゃんをキャラクターに仕立てて、ベルリンのアートシーンを案内するというコンセプトになっています。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120102/column230306_alicekensuke_07.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120102/column230306_alicekensuke_07.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="992" height="1240" class="aligncenter size-full wp-image-447240" /></a><figcaption>AR＋３Dインスタレーションの作品 "MOMORI TREE"</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>研佑</strong>　生まれてきた子供たちは自分たちより確実にデジタル社会に生きるじゃないですか？　手で描く絵というのは古いメディアであって、ARは現代における新しいメディアの形ですよね。それを融合したものをやりたかったし、子供たちも楽しめるアート作品を見せたかったんですよね。

<strong>━━今後やっていきたいことはありますか？</strong>

<strong>アリス</strong>　もっといろんなアーティストとコラボしたいですね。すでに企画はあるんですが、絵というより、もっとインタラクティブなアートをやりたいです。子供の目線でも楽しめて、頭で考えるアートではなく、感覚的に楽しめるものがいいと思っています。言葉を超えたところでアートだけで繋がれることが大事だと思います。それと、絵画とか彫刻とかカテゴライズせずにもっと垣根を超えていくようなアートをやりたいです。例えば、クリエイションで部屋を埋めてみるとか。分野の違う3、4人のアーティストで１つの部屋を作品として見せるようなイメージですかね。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120106/column230306_alicekensuke_08.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120106/column230306_alicekensuke_08.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447241" /></a><figcaption>アリスさんの作品は、花、動物、人間の手や足をファンタジーに描く。一部は刺繍で表現したコラージュのように見えるのが特徴。2Dでありながら3Dのように思わず触りたくなる。</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>研佑</strong>　僕はもっといろんなものを短時間でたくさん描いていきたいです。これまでは１つの作品を仕上げるのにものすごく時間がかかるタイプだったからそれを変えていきたい。今はそれができる自信があるし、絵に対して確信を持って描けるようになりました。僕もアリスと同じ考えですが、絵だけではなく、映像もデジタルも取り入れて各ジャンルが溶け合うような作品の見せ方をやりたいですね。絵だけが飾ってあるエキシビジョンから、もっと踏み込んで３Dとか体感型のアートが未来を担うデジタル社会に生まれた子供たちのためになると思っています。3歳や5歳の子供が絵を見ても分からないと思うけど、3Dだったら子供でも感じるものがあると思うんです。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120110/column230306_alicekensuke_09.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/04/06120110/column230306_alicekensuke_09.jpg" alt="宮沢香奈｜KENSUKE＆ALICE" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-447242" /></a><figcaption>コロナ禍の大変な時期に「<a href="https://www.backlash.jp/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>BACKLASH</u></a>」が送ってくれた革ジャン。ファッションと絡めた作品を作りたいと思った時に浮かんだアイデアが革の上に描くということだったそう。</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>研佑</strong>　アリスがいつもきっかけを作ってくれています。中国もチベットもそうですし。だから、僕にとって彼女はペリーの黒船なんですよね。お互いアーティストだから意見が食い違うこともあるし、ライバルだと思っていた時期もありました。でも、今はお互いを尊重し合って、尊敬しあえる関係性ができているので、今後も支え合っていろんなことに挑戦していきたいです。</p></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Text by 宮沢香奈
Photo by <a href="https://www.instagram.com/musashifilm/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Musashi Shimamura</u></a>（Kensuke & Alice）</p></div>

<a href="https://qetic.jp/author/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈さんのコラム一覧</a>

<div class="separator"></div>

<div class="text-box left fade-up"><p>
<strong>齊藤研佑（サイトウケンスケ）</strong>
1978年、東京で生まれる。重度の難聴を持って生まれた為、耳から入ってくる情報よりも目から入ってくる情報で物事の多くを判断しながら生きてきた。その為、中学生になる頃には目で見て伝える事のできる絵を学び始める。その後、グラフィックデザインを専門的に学び、伝えたい情報を綺麗に組み立てて見る人に伝える技術を学ぶ。その傍らで絵は独学で描き続けていた。彼の精密な作品は主にインクやアクリルを使って表現されている。
2012年にパリに移住し、2015年にベルリンに移住する。ヨーロッパに拠点を移したのをきっかけに絵を活動のメインに持ってくるようになる。

-STATEMENT
日本の漫画から影響を受けた細密な描写と、多くの情報を綺麗に構築していくグラフィックデザインの考え方を持って描いています。メディアはインクやアクリル絵の具などを中心に色々な技法を使っています。人間の姿や人体部分などモチーフの分かりやすい部分と、模様を積み重ねるような抽象的な部分を織り交ぜる事で、はっきりした部分と曖昧な部分が両方あるような広がりのある絵を描いています。また作品のテーマによって使用するメディアの組み合わせを変えたりして、その都度、新しいビジュアル的な調和を発見して追求していきたいと考えています。

<a href="https://www.kensukesaitoartworks.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">HP</a>
<div class="separator"></div>
<strong>森下晶（モリシタアリス）</strong>
東京生まれの日本と台湾のバックグラウンドを持つアーティストで現在はドイツ・ベルリンで拠点を構え制作している。幼少期からインターナショナルスクールで育ちながら色んな国を行き来し、多文化が交わる環境で育ったことが彼女の創作活動に大きい影響を与えている。彼女の作品には東洋と西洋両方の美学が見て取れる。文化、儀式、神話やアンティークなどにも強い関心を持っている彼女が描く自然や人体のモチーフをベースにしたシュールなイメージは独特な世界観を感じさせる。インク、アクリル、コーヒー、刺繍を中心に数々の技法を組み合わせて作品を製作していく。彼女の構造やディテールに対する繊細な表現はよく現れる点描の技法を通して見ることができる。

-STATEMENT
抽象的な表現主義や綿密な点描、テクスチャー遊びや刺繍などの技法を織り交ぜて一つの作品を創っています。異なる技法を重ね合わせていく中で私なりのハーモニーを探していくそのプロセスを通して得られるバランスに魅了されています。色んな事柄を簡単に要約するのではなく私たちの経験や見解の複雑さを視覚的な形で表現することを目指しています。技法として点描をよく使います。一つの点からイメージを構築する感覚がとても好きです。部分的に綿密な描写を取り入れることでそのものが持つ繊細さが引き出されるように感じます。同時に衝動的に色を重ねる部分も取り入れることで私自身の中にあるエネルギーを表現しています。自分自身の中にある相反する部分も視覚的なフォルムとしてキャンバス上に記していきます。平面作品として創り始めますが、私自身が表現したいものの立体的なイメージに向かって製作します。ペインティグが感情的で考えさせられる経験を含むものであると同時に絵画が感覚的な経験を与えれるものとして制作しています。

<a href="https://www.alicemorishita.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">HP</a>
</div>
<p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<title>ベルリンで新たな”テクノ・ジャズ”を浸透させる〈Jazz-o-Tech〉に迫る</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/jazz-o-tech-230131/445282/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/jazz-o-tech-230131/445282/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 31 Jan 2023 12:00:47 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>今回〈Jazz-o-Tech〉のレーベルマネージャーであり、ベルリンを拠点にDJ、プロデューサーとして活躍するマッティア・プレーテ（Mattia Prete）にインタビューを行った。昨年11月に、SAGE BEACHで開催されたコンピレーションアルバム『This is Techno Vol.2』のリリースパーティーのレポートと共にお届けする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172038/interview230124-jazz-o-tech3-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>ベルリンにはありとあらゆる音楽ジャンルが存在する。世界のスターアーティストを魅了し、惹きつけてやまないこの街の音楽シーンは多種多様な人種と同じく、様々なスタイルが入り混じり、ベルリンらしい化学反応を起こしている。</p>

<p>イタリアとベルリンを拠点とするレーベル〈<strong>Jazz-o-Tech</strong>〉もそのひとつだ。名の通りテクノとジャズを融合させたレーベルであり、クラブシーンの王者であるテクノに、ジャズには欠かせない生楽器を取り入れたスタイルは、エレクトロニックミュージックながら、インプロヴィゼーションによるライブ感、オーガニックなサウンドを堪能できる。ダンスフロアーでは激しいビートを求め、自宅では大人にジャズを気取りたい。そんな人には是非とも知って欲しいワンランク上の音楽が楽しめるレーベルだ。</p>

<p>今回〈Jazz-o-Tech〉のレーベルマネージャーであり、ベルリンを拠点にDJ、プロデューサーとして活躍する<strong>マッティア・プレーテ（Mattia Prete）</strong>にインタビューを行った。昨年11月に、SAGE BEACHで開催されたコンピレーションアルバム『<strong>This is Techno Vol.2</strong>』のリリースパーティーのレポートと共にお届けする。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172027/interview230124-jazz-o-tech5.jpg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-445285" /><figcaption>〈Jazz-o-Tech〉レーベルマネージャー・Mattia Prete</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──〈Jazz-o-Tech〉を設立した理由を教えて下さい。</strong></p>

<p><strong>マッティア・プレーテ（以下、M）　</strong>2017年に、ローマからベルリンに活動拠点を移しましたが、そこから全てが始まりました。今でも昨日のことのように覚えています。ギグから帰ってくる電車の中で、ローマで「LRS Factory」というスタジオを経営している友人であり、オーディオエンジニアのルイジから電話がかかってきたんです。彼の友人のアレッサンドロ（〈Jazz-o-Tech〉オーナー）が、テクノとジャズを融合させたレコードレーベルを立ち上げるという話を教えてもらい、興味を持ちました。当時の自分はテクノに夢中でしたが、ジャズに対しても常に情熱を持っていたのです。それから、アレッサンドロと様々なアイデアとレーベルを実現するための方法について何度も話し合いました。音質、戦略、チーム編成はレーベルを運営するにあたり、最も重要なポイントです。これらのすべてに合意したのち〈Jazz-o-Tech〉をスタートさせました。</p>

<p><strong>──テクノの街とも言われるベルリンへの移住をきっかけにジャズシーンにも進出したわけですね。イタリアではテクノDJとしてキャリアを積まれてきたと思いますが、主にどのような活動をされていたのですか？</strong></p>

<p><strong>M　</strong>私がDJのミキシングを始めたのは10代の頃でしたが、最初はヒップホップやレゲエからでした。そこから、いつの間にか電子音楽が自分にとって情熱を注げるものだと気づき、その時点ですでに自分の人生において、永遠に続くものだと確信したのです。当時の2006年頃はクラブシーンでミニマルが流行り始めており、友人たちと一緒に、ミニマルテクノやハウスといったオルタナティブな音楽を使ったスクールパーティーを開催するようになりました。</p>

<p>19歳の時、DJを本業にしようという野望と情熱のもとローマに拠点を移し、そこから自分のスタイルであるテクノを確立させました。DJとしてパーティーでプレイし始め、のちに、ローマで最も人気のテクノパーティーの1つであるAmigdalaのレジデントとなり、イタリアをはじめとするヨーロッパツアーに回るようになりました。</p></div>

<a href="https://mattiaprete.bandcamp.com/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">bandcamp
DZ'OB Ft. Mattia Prete - Zamovliannia</a>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ジャズには生楽器による即興演奏が欠かせないと思いますが、そこにテクノを融合させることによって生まれる効果はどんなものですか？</strong></p>

<p><strong>M　</strong>テクノに生楽器を取り入れたスタイルやサウンドは、クラブシーンにおける進化を象徴していると確信しています。私たちは今〈Jazz-o-Tech〉を通して、従来のサウンドとオーディエンスを拡大し、多様化させることができると思っています。なぜなら、テクノのグルーヴが身体を動かす一方で、アコースティックな楽器の音がその上を滑るように動くことによって単調なループではなく、もっとオーガニックなサウンドが生まれる役割を果たしているからです。</p>

<p>テクノ・ジャズは決して新しいジャンルではありません。1970年代にすでにこの2つのジャンルをミックスした実験が行われています。ピエロ・ウミリアーニ（Piero Umiliani）の“Produzione”を是非聴いてみて下さい。すでに前例があり、確立されているジャンルであるにも関わらず、未だにこの2つのジャンルの間に壁を見つけ、融合はあり得ないと考える人々から批判を受けることがあります。彼らは私たちがやっていることは違法であるとさえ言いました（笑）。</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<p><strong>Zalla（Piero Umiliani） - "Produzione" Original Version</strong>

<div class="movie_wrap"><iframe width="704" height="396" src="https://www.youtube.com/embed/uB0-wcFEaWA" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe></div></p>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──昨年11月にコンピレーションアルバムの第二弾である『This is Techno Vol.2』がリリースされましたが、前作の『This is Techno Vol.1』との違いはありますか？</strong></p>

<p><strong>M　</strong>前作と今作の2作品に違いはありません。どちらも同じクオリティーで補完しあうものであり、今後も制作されるコレクションの一部であるため、アートワークも同じデザインを使い続けています。4/4ビートからドラムンベース、フュージョン、瞑想、ロックなど、さまざまな形のテクノ・ジャズを見つけることができます。どちらのレコードも一緒にミックスすると素晴らしいものになりますよ！</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172033/interview230124-jazz-o-tech4.jpeg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-445286" /><figcaption><a href="https://jazz-o-tech.bandcamp.com/album/this-is-techno-jazz-vol-2"><u>This is Techno Vol.2</u></a></figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──今作には、ヨーロッパで活躍するアーティストが多数参加していますが、どのように選んでいますか？</strong></p>

<p><strong>M　</strong>まず、どんなテクノ・ジャズを作りたいかというアイデアから始まりますが、その前に言っておきたいのは、バックグラウンドの異なるミュージシャンの音を組み合わせるというのは、非常に複雑な作業です。時間、感性、そして、適切なビジョンが必要となります。この中のひとつでも欠けてしまうと満足のいく結果は得られません。</p>

<p>例えば、もっとパンチの効いたものをつくろうと思えば、ピュアテクノのプロデューサーとその音に合うミュージシャンを繋ぎ、その逆もあります。もちろん、新しいスタイルに挑戦するプロのミュージシャンを選ぶことも良いことだと思っています。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172017/interview230124-jazz-o-tech7.jpg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-445283" /></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172022/interview230124-jazz-o-tech6.jpg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-445284" /><figcaption>コンピレーションアルバムに参加しているベルリン拠点のピアニスト／トランペッター／コンポーザーのSebastian Studnitzky</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p><strong>──ベルリンのSage BeachとOYE Recordsでリリースパーティーを開催されましたが、来場者の反応はいかがでしたか？また、ベルリンの音楽シーンについてどう思われますか？</strong></p>

<p><strong>M　</strong>今日の音楽シーン全体が循環するジャンルや疑問のあるトレンドによって動かされているにも関わらず、ベルリンのパーティーにはいつも適切なオーディエンスがいます。この街は競争が激しく、ローカルシーンで信用を得るには時間が掛かりますが、努力と情熱があればどんなことでも可能です。リリースパーティーはまさにそれをリアルに示すもので、多くのベルリナーが私たちのパーティに参加し、踊り、叫び、レコードを買ってくれるのを見て、自分たちはよくやった！と思いました。ベルリンでもっと多くのイベントを開催する準備ができているし、もっと多くのファンに見せたいと思っています。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172048/interview230124-jazz-o-tech1.jpg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-445289" /><figcaption>Sage Beachで開催されたリリースパーティーには、JazznovaのAlex Barckもゲスト出演</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172042/interview230124-jazz-o-tech2.jpg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1238" class="alignnone size-full wp-image-445288" /><figcaption>イタリア人ピアニスト／コンポーザー／即興音楽家のFabrizio Ratによるライブセット</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2023/01/24172038/interview230124-jazz-o-tech3.jpg" alt="Jazz-o-Tech　宮沢香奈" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-445287" /></div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Interview &amp; Text by <a href="https://www.instagram.com/kanamiyazawa/"><u>Kana Miyazawa</u></a></p>

<div class="separator"></div>

<a href="https://qetic.jp/author/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈さんのコラムはこちら</a>
<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>レポート｜ベルリンカルチャーの重鎮「ベルリン・アート・ウィーク」が今年も開催</title>
		<link>https://qetic.jp/column/berlin_artweek-221206/442850/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/berlin_artweek-221206/442850/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 06 Dec 2022 09:00:50 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=442850</guid>
<![CDATA[<summary><p>9月14日から18日の5日間に渡り＜ベルリン・アート・ウィーク＞が開催された。アートの年となった今年だが、ドクメンタにおいては、アジア初となるインドネシアのアート・コレクティブ「ルアンルパ」が抜擢され、ビエンナーレはアルジェリア系フランス人アーティストのカデル・アッティアがキュレーションを務めた。そんな「ベルリン・アート・ウィーク」の現地レポートをお届けする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152957/column221201-berlin_artweek-013-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="ベルリン・アート・ウィーク" decoding="async" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>5年に1度の＜ドクメンタ＞、6月から9月にかけては＜ベルリン・ビエンナーレ＞、そのすぐあとを追うように、9月14日から18日の5日間に渡り＜<strong>ベルリン・アート・ウィーク</strong>＞が開催された。アートの年となった今年だが、ドクメンタにおいては、アジア初となるインドネシアのアート・コレクティブ「ルアンルパ」が抜擢され、ビエンナーレはアルジェリア系フランス人アーティストのカデル・アッティアがキュレーションを務めた。多様性の時代、人種問題をテーマとした展示は少なくないが、賛否両論が巻き起こるのもお決まりのパターンだ。</p>

<p>どちらの展覧会も見れていないため言及は避けるが、それよりもハグや握手を交わす多くの人々の中、自主的にマスクをする人が入り混じるそんな不思議な光景さえも日常となった今、アートに触れたいと思う人がこれほど多くいること、議論できるほどコンテンツが豊富にあることを幸せだと思う。</p>

<p>事実、ベルリンの街中のミュージアムやギャラリーでエキシビジョンや関連イベントが行われ、エンターテイメントと笑顔で溢れた。そんな＜ベルリン・アート・ウィーク＞の現地レポートをお届けする。</p>
</div>

<div class="separator"></div>

<h2 class="fade-up">「The Feuerle Collection」が初の企画展＜SILK ROOM＞を開催</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152942/column221201-berlin_artweek-010.jpg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1920" class="alignnone size-full wp-image-442860" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>これまでも幾度となく紹介してきた防空壕跡地をリノベーションしたギャラリー「<a href="https://www.thefeuerlecollection.org/en/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><i><u>The Feuerle Collection / フォイエルレ・コレクション</u></i></a>」では、初となる企画展＜SILK ROOM＞が開催された。記念すべき第一回目にフォイエルレがキュレートするのは、イギリス人陶芸家であり、作家としても知られるエドマンド・ドゥ・ヴァールだ。400平方メートルという広大な展示スペースには、エドマンド作品と貴重な未公開作品とが並ぶ。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152929/column221201-berlin_artweek-08.jpg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442858" /><figcaption>17世紀の漆塗りの箪笥
皇帝の私物を入れるために使われたという皇室用の箱</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152936/column221201-berlin_artweek-09.jpg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-442859" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>エドマンド・ドゥ・ヴァールの代表的な作品である白い陶器とオブジェ。フォイエルレ独自のライティングによって繊細さと美しさが際立つ。後ろに見えるのは、6世紀に作られたモン・ブロンズの器たち。</p>

<p>それぞれの作品には計算しつくされた一定の距離が保たれており、何もない空間を作ることによって目の前の作品と遠くに配置された作品との対比をじっくりと鑑賞することができる。この独自の展示方法こそフォイエルレの特徴であり、魅力である。自由な角度や距離から作品を観ることによって、自分だけの世界に浸れるのもまた良い。</p>

<p>＜SILK ROOM＞は、来年の4月9日まで一般公開されている。ベルリンを訪れた際には是非とも訪れて欲しいギャラリーの1つ。</p>

<a href="https://www.thefeuerlecollection.org/en/silk-room/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">＜SILK ROOM＞ information</a></div>

<h2 class="fade-up">26名のアーティストが集結、人種の多様性にフォーカスした＜YOYI！Care, Repair, Heal＞</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「<a href="https://www.berlinerfestspiele.de/de/gropiusbau/start.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><i><u>Gropius Bau/ グロピウス・バウ</u></i></a>」で開催されたのは世界各地から集結した26名のアーティストによるグループ展＜YOYI！Care, Repair, Heal＞。「YOYI」とは、オーストラリア北部のティウィ文化の中心である儀式用の歌、踊り、団結の名前であり、同展のタイトルである「YOYI! Care, Repair, Heal（ケア、リペア、ヒール）」という呼び掛けは、祝賀と追悼のために集うことへの招待を表しているという。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152947/column221201-berlin_artweek-011.jpg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1440" class="alignnone size-full wp-image-442861" /></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152915/column221201-berlin_artweek-06.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1622" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442856" /><figcaption>フィンランド出身サーメ人視覚芸術家Outi Pieski</figcaption>
</figure></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>サーメ人の伝統的な手芸工芸や民族衣装を取り入れた作品は、自分のファッションにも取り入れたくなるカラフルなカラーやグラフィックパターンが愛らしかった。</p>

<p>同展は、健康における政治学、先住民に対する知識システムの回復、脱植民地主義、人間以外の動植物における権利などを問題視し、ケア、修復、癒しをテーマに各アーティストがそれぞれの観点から作品を発表しており、ビデオ、インスタレーション、ペインティング、パフォーマンスといった様々な表現方法で観ることができた。しかし、無料で一般に公開されるオープニングデーは、人が多過ぎて作品に集中できないのが難点だ。やはりガイドのいるプレスプレビューに来るべきだったと後悔した。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152952/column221201-berlin_artweek-012.jpg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-442862" /><figcaption>Lavkant Chaudhary</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152920/column221201-berlin_artweek-07.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1277" class="alignnone size-full wp-image-442857" /><figcaption>ビエンナーレのキュレーターでもあるカデル・アッティアの作品。
「修理」をテーマとした作品を作り続けている。</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152908/column221201-berlin_artweek-05.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1622" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442855" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01153009/column221201-berlin_artweek-015.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442866" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>オープニングイベントで披露されたAaron Reeder率いるパフォーマンス集団によるショー。残念ながらパフォーマンスが始まっていたことに気付かず、館内に響き渡る歌声に釣られて観に行った時にはすでに終わる直前だった。</p>

<p>「Gropius Bau」は、1881年に装飾芸術の美術館として建てられた建築でルネッサンス様式を用いている。1966年には歴史的建造物に認定されており、宮殿のように美しく、リュクスな館内や装飾は見るだけでも価値がある。</p>

<p>＜YOYI！Care, Repair, Heal＞は来年1月15日まで開催中。</p>

<a href="https://www.berlinerfestspiele.de/de/berliner-festspiele/programm/bfs-gesamtprogramm/programmdetail_366501.html" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">＜YOYI！Care, Repair, Heal＞ information</a></p>
</div>

<h2 class="fade-up">ビビッドなピンクとイエローが創造するパラレルワールド</h2>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152855/column221201-berlin_artweek-03.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1277" class="alignnone size-full wp-image-442853" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>アートウィーク初日に訪れたのは「<a href="https://www.direktorenhaus.com/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><i><u>Direktorenhaus</u></i></a>」で開催されていたロンドンのARTUNERがキュレートする企画展。サンパウロ拠点のアーティストAna Elisa Egreja（アナ・エリサ・エグレージャ）は、メキシコ人建築家ルイス・バラガンのインテリアを考案した作品で、ビビッドなピンクの中に動物と家具が描かれた幻想的な世界が印象的だった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01153003/column221201-berlin_artweek-014.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442864" /><figcaption>Ana Elisa Egreja</figcaption>
</figure></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152851/column221201-berlin_artweek-02.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1277" class="alignnone size-full wp-image-442852" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ピンクの世界から一転、ドイツ人アーティストPia Krajewski（ピア・クラジェフスキー）の作品は、神々しいイエローの世界を見せてくれた。装飾品、果物、髪の毛などを彼女のフィルターから捉え、抽象的に描かれた作品はパラレルワールドに実在しそうだった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152902/column221201-berlin_artweek-04.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1622" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-442854" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>「Direktorenhaus」はハンドクラフトのギャラリーとして知られており、アーティストやクリエイターがスタジオを構えていることもあり、一般開放されるのは展覧会が開催されている時のみ。現在開催されているオーナメント展にも足を運びたいと思う。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/12/01152847/column221201-berlin_artweek-01.jpeg" alt="ベルリン・アート・ウィーク" width="1920" height="1277" class="alignnone size-full wp-image-442851" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>同ギャラリーのロケーションも素晴らしく、すぐ隣には植物とアンティーク家具に囲まれたセンスの良いカフェがある。</p>

<p>最近では、環境活動家がゴッホやモネの絵画にトマトスープやマッシュポテトを投げつけたニュースが話題となったが、その抗議活動は彼らに何かをもたらしたのだろうか？　電気、ガス、水道を節約し、プラスチックボトルの飲料は買わない、着なくなった洋服は廃棄せずにリサイクル、これらが当たり前の生活でも気候変動は深刻化するばかりだ。</p>

<p>そういった中で、アートや芸術を楽しむことは本当に贅沢なのだろうか。環境問題や社会情勢にフォーカスしたアーティストや展示も多い昨今、興味あることから知らなかったことを知り、そこから関心を持つことこそ大切なのではないだろうか。何より、この世に娯楽がなければ世界が滅びる前に自分が滅びてしまう。水のないところでは生きられない地球上の生き物同様に、エンターテイメントがない世界には生きられないのだ。</p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 宮沢香奈</p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
</description>
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	</ol>
</div>
	</item>
		<item>
		<guid isPermaLink="true">https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/katimi_ai-221102/440771/</guid>
		<title>東京とベルリンを繋ぐ。アフリカンルーツを持つDJ、Katimi Aiの素顔に迫る。</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/katimi_ai-221102/440771/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/katimi_ai-221102/440771/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 02 Nov 2022 11:00:58 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[Qetic編集部]]></dc:creator>
		<category>6</category>

		<guid isPermaLink="false">https://qetic.jp/?p=440771</guid>
<![CDATA[<summary><p>ナイジェリア人と日本人の両親を持つKatimi Aiは、東京生まれ東京育ち、WOMBをはじめとする都内のクラブでDJとして活動している。そんな彼女が2022年9月にベルリン拠点のFloyd Lavine主宰レーベル〈Afrikan Tales〉からデビュー曲がリリース。今回は東京での活動、ベルリンからのリリース、そして、人種差別への抗議運動を行う活動家としての顔も持つ彼女にQetic独占でインタビューを行った。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1920" height="1280" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/31112747/interview221028_katimiai_main_re-1920x1280.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Katimi Ai" decoding="async" /></figure><h2 class=“fade-up”>東京とベルリンを繋ぐ
アフリカンルーツを持つDJ、
Katimi Aiの素顔に迫る</h2>

<div class="text-box fade-up"><p>ロンドンとイビサを拠点とするグローバルPRからコンタクトをもらって知ったのが、Katimi Ai（カティーミ・アイ）だった。ナイジェリア人と日本人の両親を持つ彼女は、東京生まれ東京育ち、WOMBをはじめとする都内のクラブでDJとして活動している。2020年にカルト的人気を誇るベルリンのレーベル〈Keinemusik〉からミックスをリリースし、ベルリンのコミュニティラジオ「Refuge Worldwide」へもミックスを提供。そして、今年9月、ベルリン拠点のFloyd Lavine主宰レーベル〈Afrikan Tales〉からデビュー曲がリリースされたばかりだ。
ベルリンのアンダーグラウンドカルチャーが今最も支持するアップカミングアーティストの1人と言える。</p>

<p>そんな飛躍の姿とは裏腹に、ハーフブラックという外見だけで幼少期から理不尽な差別を受けてきたという。世界中に旋風を巻き起こしたBLM運動が彼女の人生の転機となり、自ら先頭に立ち、声をあげ、行動に移した。多様性”と言う言葉を頻繁に聞くようになったのは、BLM運動以降のことだ。BLM、LGBTQ＋、MeToo、これらは、決してトレンドなどではない。その渦中にいる人にとっては人生そのものなのだ。</p>

東京での活動、ベルリンからのリリース、そして、人種差別への抗議運動を行う活動家としての顔も持つKatimi AiにQetic独占でインタビューを行った。

interview & text
by Kana Miyazawa</p></div>

<h2 class=“fade-up”>INTERVIEW：
DJ Katimi Ai</h2>

<h2 class=“fade-up”>アフリカンハウスとの出会いから、ベルリンでのリリースに至るまで</h2>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━南アフリカで生まれ育ち、現在はベルリンを拠点に活動するFloyd Lavineのレーベル〈Afrikan Tales〉からデビュー曲“Take Me Back to 2019”をリリースすることになった経緯を教えて下さい。フロイドは多種多様な人種が特徴のベルリンでも希少なアーティストですよね。</strong></p>

<p>渋谷の道玄坂にあるバー「しぶや花魁」を根城に音楽活動しているSakiko Osawaさんという先輩DJから、2019年当時VISIONで開催されていたアフロハウスのパーティーに呼んでもらったことがきっかけです。その時のゲストがフロイドと同じくアフロハウスのDJ Hyenahでした。</p>

<p>当時は、アフロハウスではなく、テックハウスのイベントによく出演していたんですが、サキコさんから「Katimiはアフリカンルーツを持っているし、アフロハウスが合う」と、勧めてくれたんですよね。そのパーティーをきっかけに、フロイドと仲良くなって連絡を取り合うようになりました。自分のスタイルにもアフロハウスを入れるようになったのはその頃からですね。そこから、コロナが落ち着いてきた2021年9月に単独でベルリンへ行き「Refuge Worldwide」でフロイドと共演した時に、楽曲を提供して欲しいという話をもらったんですよね。</p></div>

<div class="text-box fade-up"><p><strong>Katimi Ai｜Mix for Refuge Worldwide</strong>
<a href="https://refugeworldwide.com/radio/katimi-ai-1st-oct-2021" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Guest Mix｜Oct 01,2021</u></a>
<a href="https://refugeworldwide.com/radio/katimi-ai-12th-oct-2021" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Guest Mix｜Oct 12,2021</u></a></p></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━先輩DJであるサキコさんあっての今があるということですね？Katimiさんの才能を見抜く先見の明があったんですね。</strong></p>

<p>そうですね。全てはそこから繋がったのでお礼を言いたいんですが、実はまだ言えてないんですよ。コロナ禍で人に会う機会も減ってしまっていたし。でも、当時はまだ今ほどアフロハウスが浸透していなかったので、2019年にフロイドやHyenahを呼んでいることは貴重ですし、先見の明があったと思います。</p>

<p><strong>━━デビュー曲“Take Me Back to 2019”はどのように誕生したんですか？</strong></p>

<p>フロイドと初めて会った時から楽曲は作ってないのか、作った方がいいと言われていたんですよね。実は、密かに作っていたんですが、リリースができるまでの完成度があるのか自信がなくて（笑）。 でも、ベルリンから戻ってから思い切って楽曲を送ってみたら、フロイドが気に入ってくれて自分のレーベルからリリースしたいって言ってくれました。</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150027/interview221028_katimiai_02.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150027/interview221028_katimiai_02.jpg" alt="Katimi Ai" width="1440" height="1440" class="aligncenter size-full wp-image-440779" /></a></div>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150038/interview221028_katimiai_06.jpg"><figure><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150038/interview221028_katimiai_06.jpg" alt="Katimi Ai" width="1440" height="1440" class="aligncenter size-full wp-image-440783" /><figcaption>V/A – ‘The AfroFuturists’ EP</figcaption>
</figure></a></div>

<a href="https://soundcloud.com/user-173207594/katimi-ai-tmbt19" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">視聴はこちら</a>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━それは嬉しいですね！　ベルリンで何か自信がついた出来事とか、きっかけがあったんですか？</strong></p>

<p>ベルリンにはずっと行きたかったんですよね。ちょうどBerghain（ベルグハイン）が営業を再開するタイミングだったので遊びに行って、衝撃を受けました。テクノのカッコよさやオーディエンスの音に対して求めるパッションが日本と全然違いますよね。もっと早く知りたかったし、もっとズブズブいっていいんだ！　って思いました。</p>

<p><strong>━━確かに日本のクラブとは違うし、かなりのカルチャーショックを受ける場所ではあると思いますが、具体的にはどんなことを感じたんですか？</strong></p>

<p>日本にいると遊び方とかもリミットを感じてしまうことがあります。私は、音があったら思いっきり遊びたいタイプですが、それについてこれる友達がいないんですよね（笑）。だから、自分もちょっと抑えてしまうんです。それに、日本だと30歳になったらクラブ遊びは引退するとか、遊びに行かなくなる人も多いです。でも、ベルリンはそんなこと誰も気にせずにとことん遊んでますよね。ベルグハインで知り合った40代の女性が10代からクラブで遊んでるけど、まだまだ足りない！　と、言っていて、そういったことも衝撃的でした。</p>

<p><strong>━━ベルグハインに限らず、ベルリンのクラブは誰も年齢も性別も人種も気にしないですね。Katimiさんがベルリンに来た時はちょうどクラブ営業が再開したばかりだったから、待ってました！と言わんばかりに人が押し寄せてたし、踊らせて！！という熱量がすごかった時なので、余計にそう感じたと思います。私もコロナの鬱憤を晴らすために毎週末パーティーに行ってました（笑）。</strong></p>

<p>自分の気持ちもフリーダムになれたし、トップレベルのアーティストが多く住む街だし、ベルリンに住みたくなりました。もう、ベルグハインだけでどこまでも語れちゃいます！</p>

</p><strong>━━ベルリンと東京では没入感が違う気がします。ベルリンを知ってからの東京を見返るとやっぱり大人しいと感じますね。東京でも場所やイベント、その時の盛り上がりによってアフターパーティーまで開催されたりすることがあるとは聞きました。ベルリンといえば、2020年に〈Keinemusik〉からもミックスをリリースしていますよね？</strong></p>

</p>WOMBで開催されている「Bamp」というアフロハウスのパーティーがあって、その時のゲストが&MEとRampaで、私はサブフロアーで回す予定でした。でも、2020年の3月というまさにパンデミックの時期で来日が出来なくなってしまいました。事前に自分のストーリーでパーティーの宣伝をした時にRampa本人からメッセージをもらったんです。最初は、日本に行ったら美味しいラーメンが食べたい！　とか、そんな会話だったんですけど（笑）。私がハーフブラックだからなのかすごく気にかけてくれて、来日出来なくなったあともやり取りを続けていたんです。そこから、〈Keinemusik〉のミックスに参加しない？と誘われて、私自身もすごく驚きました。</p>

<a href="https://soundcloud.com/keinemusik/keinemusik-radio-show-by-katimi-ai-23102020" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Keinemusik Radio Show
by Katimi Ai 23.10.2020</a>

<p><strong>━━すごい抜擢！　彼らはベルリンでもカルト的な人気を誇るので、レーベルナイトがすでにフェス規模になっているし、チケットがソールドアウトや高額になっています。</strong></p>

<p>サキコさんのこともそうですが、人との出会いに恵まれていると思っています。東京にいながら海外のアーティストやレーベルの方から突然ポンっと連絡がきたりするんですよ。ベルリンにいた時も「今ベルリンにいるよ！」と、インスタグラムに投稿しただけで、DJ Stingrayが連絡をくれたこともあります。好きなアーティストだからすごく嬉しかったですね！</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150033/interview221028_katimiai_04.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150033/interview221028_katimiai_04.jpg" alt="Katimi Ai" width="1440" height="960" class="aligncenter size-full wp-image-440781" /></a></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━そうやって人を惹き付ける魅力がKatimiさんにはあるんだと思いますし、ベルリンのシーンがフィットするんだと思います。音楽活動をする傍ら、BLM運動にも積極的に参加していますが、他国に比べて保守的な印象を受ける日本でフロントに立ち、声を上げることにかなりの勇気がいりませんでしたか？</strong></p>

勇気を出して行動に移したというよりは、自分にとっては当たり前の行動だと思いました。日本で生まれて日本の文化の中でずっと育ってきたのに、ハーフブラッ<p>クという見た目だけで幼少期から当たり前のように差別を受けてきました。そのことにずっと違和感を感じていたんですよね。8歳ぐらいの時に両親が離婚して、ごく一般的な家庭だったのでインターナショナルスクールとかには通えず、公立の学校に通っていたこともありますが、周りにハーフブラックやブラックの同級生はいませんでした。だから、「黒いよねー」とか「黒人！！」とか、叫ばれたりするのが日常で、自分だけ違う、自分のことを恥ずかしいとさえ思うようになってしまっていました。学生時代は人前に出ることにも消極的だったし、自分に自信がありませんでした。でも、ずっと差別されることへの違和感を感じていたので、BLM運動の時は「やっと言える！！」という気持ちの方が大きかったですね。</p>

<p><strong>━━幼少期から私たちには想像も出来ないような辛い思いをされてきたんですね。BLMをきっかけに公共の場で声をあげる行動に出たわけですが、それによって何か変わったことはありますか？</strong></p>

<p>まず、BLMの前に見た目は外国人なのに英語が話せないことはどうなんだろう？　と思って、英語の専門学校に通い始めました。そこでようやく日本で暮らすハーフの人たちと出会って、自分を受け入れてもらえたんですよね。その後、BLM運動が起きて世界中に同じ苦労や辛い思いをしている人たちが沢山いることを知りました。少数ですが、ハーフブラックの友人たちとも話し合いをして、差別用語を言われることが当たり前になってはいけないと強く思いました。友人の中には、石を投げられた人もいましたから。肌が黒いというだけで自由を奪われるのはおかしな話ですよね。少人数の友人から輪が広がっていって、最終的にBLM運動のデモに参加することになりました。</p>

<p>デモに参加したり、公共のメディアで発言することによって、周りの友人からは「“ブラック”って言うことが失礼なの？」と聞かれたり、気を使ってくれる人が増えたのは事実ですね。</p>

<p><strong>━━日本はアジアの極東にあって日本語しか話さないし、他国の文化を取り入れているようで内向きな部分がものすごいありますよね。特にオープンマインドではない人種だなと思います。でも、私自身もベルリンに移住するまではやっぱり分からなかったですよね。人種差別とはなんなのかって。</strong></p>

<p>そうなんですよ！　みんな知らずに無意識で差別をしてしまっているんだと思います。そこに悪気はないんですよね。知らないだけで。だからこそ知って欲しいと思って行動しています。</p>

<p><strong>━━でも、表に出るのが苦手だったところから、今ではDJとして活躍するようになったわけですよね。そういった辛い経験は音楽活動に影響を与えていますか？</strong></p>

<p>幼少期から音楽がすごく好きで、歌手になりたいと言う夢がありました。でも、歌手は無理だなと気付いて、DJは下を向いて、プレイに没頭できるから自分にもあってると思ったんです。DJならメッセージ性の強い曲を流せるし、曲が勝手に主張してくれるところも気に入っています。
DJを始めた当初は、純粋に音楽が好きだからDJをやっていましたが、アフロハウスの存在を知ってからやっぱり意識するようになりましたよね。BLMについて語っている曲も増えたし、自分でも意識してかけるようになりました。</p>

<p><strong>━━BLMについて歌っている曲って具体的にどんな曲ですか？</strong></p>

<p>よくかけるのはこの2曲ですね。</p>

<p><strong>“THE PSA” - Karen Nyame KG</strong></p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/3qNAUrKcySlURmNr3QX1Wi?utm_source=generator&theme=0" width="100%" height="152" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>

<p><strong>“Afrolatina” – Daved Montoya</strong></p>
<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/3Sip8CeespG1LxAzshVqTc?utm_source=generator&theme=0" width="100%" height="152" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture" loading="lazy"></iframe>

<p><strong>━━ボーカルがしっかり入った曲ですが、オーディエンスから曲についての反応があったりしますか？</strong></p>

<p>説得したい！　という思いはありますね。これを聴いて！　って思いながらいつもかけています。DJってすごく個性が大事だと思っているのと、昔から人と被りたくないというのは根本的にありました。友人からも選曲について、今の曲はKatimiにしか流せない曲だよね、カッコ良かった！って言われるようになったのは嬉しいです。</p>

<p>でも、同時にいろいろと頭にきていたことがあった時期でもありました。ブラックアーティストかっこいい！　と公言しながらミックスをよくかけているDJでもBLMに関しては何も行動しなかったり……保守的な音楽業界に嫌気が差したこともありました。BLMに対して上辺だけの人が多いかなということも実感しました。
</p></div>

<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150036/interview221028_katimiai_05.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150036/interview221028_katimiai_05.jpg" alt="Katimi Ai" width="1200" height="1800" class="aligncenter size-full wp-image-440782" /></a></div>

<div class="text-box left fade-up"><p><strong>━━BLMだけに限らず、LGBTQ+とか、今であればウクライナ情勢だったり、今この瞬間に起きている世界の出来事に対して自分で調べて知ろうとするのが当然だと思っていますが、こんなことを言ったら反感を買うんじゃないか、干されてしまうんじゃないか、そういったことを気にする人がすごく多い気がします。当事者が言っても変わらない、周りが気付いて変わらないといけない問題でもあると思います。日本の音楽業界でも声を挙げている人は多い印象を受けましたし、クラブシーンでも20代、30代の若い世代の方がソーシャルメディアで発信して、行動に移していると思いましたが、その辺はどうですか？</strong></p>

<p>世代関係なく、敏感な人は敏感だし、行動している人はしていますよね。自分が出演した小さい規模のフェスでもDVから守るためのセーフハウスがあったり、セクハラ問題に対して精力的に動いている人たちがいます。それは、きちんと発言する人がいるからこそ実現されているし、日本も変わってきているとは思います。</p>

<p><strong>━━それは心強いし、海外にいるとなかなか知り得ない貴重な情報ですね。今後についてお聞きしたいんですが、現在は東京を活動拠点としていますが、今後、海外での活動が増えていきそうですか？将来的に活動拠点を海外へ移したいなど希望はありますか？</strong></p>

<p>海外には行きたいですよね。ギグやツアーでいけるのが一番理想的ですし、今回のリリースがきっかけでバリ島からオファーをもらいました。でも、今は楽曲制作に力を入れたり、東京でもっと頑張って実績を作りたいです。ベルリンは人生を楽しむためにまた行きたいですね（笑）。</p>

<p><strong>━━次にベルリンに来る時は是非一緒にハングアウトしましょう！！本日はありがとうございました！！</strong></p></div>

<div class="text-box right fade-up"><p>Interview & Text by <a href="https://www.instagram.com/kanamiyazawa/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Kana Miyazawa</u></a></p></div>

<div class="separator"></div>
<a href="https://qetic.jp/author/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈さんのコラムはこちら</a>
<div class="separator"></div>
<div class="text-box left fade-up"><p>
<div class="img-box fade-up"><a href="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150041/interview221028_katimiai_main.jpg"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/11/28150041/interview221028_katimiai_main.jpg" alt="Katimi Ai" width="1200" height="1800" class="aligncenter size-full wp-image-440784" /></a></div>
<p><strong>Katimi Ai（カティーミ・アイ）</strong>
東京出身のDJ/プロデューサー。日本人とナイジェリア人の血を引くカティミは、学業に励む一方、バーを経営する父とラジオ番組を担当する母の影響から、常に音楽と向き合ってきた。学業を終えた後、彼女はプロとして音楽への情熱を追求することを決意。

2015年、そのユニークなルックスとカリスマ的な魅力で、東京で瞬く間に話題となる。彼女のアクティベーション/レジデンシーは、WOMB、Ageha、Circus、Vision、Vent Tokyoなど。

2017年、新しい領域に踏み出すためにニューヨークに渡り、マンハッタンとブルックリンの様々な会場でアクティベーションを始めるためにプレイし、2018年8月にブルックリンを拠点とする会場Kinfolk 90とのアクティベーションのために再度渡米。

2019年1月、ブルックリンを拠点とするラジオ局HALFMOON BKから、日本から初めてとなるレジデントDJとして起用される。

「YY project K」に参加し、琴奏者のAsukaとビートメイカーとしてコラボレーションを行う。
2022年5月、ファーストシングルをリリース。</p>

<p class="text"><a href="https://twitter.com/katimi0423" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Twitter</u></a>｜<a href="https://www.instagram.com/dj_katimi_ai/" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><u>Instagram</u></a></p></div><p>© Qetic Inc.</p>
</article>]]>
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		<title>イベントレポート｜ジェフ・ミルズのサウンドともに現代に蘇るドイツ映画の名作</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/jeffmills-220906/436981/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/jeffmills-220906/436981/#respond</comments>
		<pubDate>Tue, 06 Sep 2022 09:00:34 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>ライトアップされた中世ヨーロッパの世界遺産を会場に、デトロイトテクノの先駆者ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）が奏でる高貴なエレクトロニックサウンドが鳴り響く。ドイツ芸術が最も栄えた黄金期”ワイマール時代”を代表するサイレントフィルムと現代音楽の祭典＜UFA Filmnächte（UFA Film Night）＞のワールドプレミアの模様をお届けする。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172656/music220831-jeffmills-4-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172656/music220831-jeffmills-4-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172656/music220831-jeffmills-4.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>ベルリンの夏は終わりに近づくほど、哀愁を帯び、美しさが増していく。ライトアップされた中世ヨーロッパの世界遺産を会場に、デトロイトテクノの先駆者<strong>ジェフ・ミルズ</strong>（<strong>Jeff Mills</strong>）が奏でる高貴なエレクトロニックサウンドが鳴り響く。</p>

<p>ドイツ芸術が最も栄えた黄金期”ワイマール時代”を代表するサイレントフィルムと現代音楽の祭典＜<strong>UFA Filmnächte</strong>（<strong>UFA Film Night</strong>）＞のワールドプレミアの模様をお届けする。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172605/music220831-jeffmills-3.jpg" alt="ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-436997" /><p>© Bertelsmann, Photographer：Thomas Ecke</p></div>

<div class="text-box fade-up">
<h3 class="report">ワールドプレミアの最高峰、巨匠フリッツ・ラング作『ドクトル・マブゼ』 × テクノレジェンド・ジェフ・ミルズ</h3>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>スクリーン横に設置されたステージに、タキシード姿のジェフ・ミルズが登場した瞬間の神々しさに、1人で無言のまま興奮状態に陥った。彼のオーラと存在感は90年代から永遠不変であり、遠く離れた関係者席からも充分過ぎるほど伝わってきた。これほどまで神々しいオーラを放つアーティストは他にいるだろうか？</p>

<p>ベルリンの人気観光地としても知られ、美術館と博物館が集結した「博物館島」とも呼ばれる「ムゼウムスインゼル」を会場に、2022年8月24日から26日の三日間に渡り、＜<u><a href="https://www.ufa-filmnaechte.de/" rel="noopener noreferrer" target="_blank">UFA Filmnächte（UFA Film Night）</a></u>＞が開催された。同イベントは、ドイツの芸術が最も栄えたと言われる「ワイマール共和国」の時代に制作された映画の名作の上映に合わせて、作品からインスピレーションを得て制作されたサウンドトラックをライブで披露する夏の風物詩として人気を博しており、チケットはソールドアウト。</p>

<p>「ワイマール共和国」とは、第一次世界大戦後の1919年に成立し、ベルリンを中心に芸術文化が栄えたことから「黄金の20年代（Goldene Zwanziger）」と呼ばれ、民主主義の精神や自由な思想を謳歌した時代のこと。ナチス政権の誕生によって1933年に崩壊した。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172755/music220831-jeffmills-5.jpg" alt="ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）" width="1920" height="1281" class="alignnone size-full wp-image-436999" /><p>© Bertelsmann, Photographer：Thomas Ecke</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ジェフ・ミルズがサウンドトラックを手掛けたのは、1922年に公開された巨匠フリッツ・ラング作のサイレントフィルム『ドクトル・マブゼ』（Dr. Mabuse, der Spieler - Ein Bild der Zeit）だ。オリジナルは4時間を超える長編となっており、ドイツ表現主義を代表する作品の一つとして知られている。同作は、ドイツとスイス間の経済協定書を盗み出し、配下の組織を操りながら偽札犯罪を目論む狂人的な百面相の催眠術師、怪人マブゼ博士が繰り広げる犯罪模様を描いたストーリー。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172506/music220831-jeffmills-1.jpg" alt="ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）" width="1920" height="1492" class="alignnone size-full wp-image-436995" /><p>Quelle／Copyright：Deutsche Kinemathek</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>難解なイメージの強いモノクロのサイレントフィルムだが、同作はストーリーの分かりやすさだけでなく、俳優のコミカルな動きや豊かな表情はシュールな笑いを誘い、ウィットに富んでいる。さらに、衣装、メイク、装飾、ロケーション、家具、車など、演出全てが豪華でスタイリッシュで釘付けになった。ギャンブルにハマる貴族が使い果たした現金の替わりにティファニーのジュエリーを差し出すシーンは印象的だった。自由な時代だったとはいえ、1920年代のドイツにこれほどオシャレな作品があったことに驚いた。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172531/music220831-jeffmills-2.jpg" alt="ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）" width="1911" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-436996" /><p>Quelle／Copyright：Deutsche Kinemathek</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ドイツと言えば、ナチスや独裁国家といった口に出すことも憚るような重くて暗いイメージが先行してしまいがちだが、古き良き時代に作られた素晴らしい芸術も多数残されているのだ。現代の技術で復元され、音楽とともに人々の記憶に残っていくことで新たな価値が生まれるのだと思う。</p>

<p>ジェフが奏でるサウンドトラックは、さりげないビートやノイズが響くアンビエントを中心に、ジャズのフュージョンやエクスペリメンタルテクノなど、映画のシーンに合わせて様々なサウンドが入り混じって変化し、臨場感に溢れていた。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/08/31172656/music220831-jeffmills-4.jpg" alt="ジェフ・ミルズ（Jeff Mills）" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-436998" /><p>© Bertelsmann, Photographer：Thomas Ecke</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>私個人的な意見を言わせてもらえば、映画にとって音楽は絶対欠かせない演出の一つだと思っている。大昔に制作されたサイレントムービーであっても現代音楽家が作り出す最先端なサウンドによって観る人をストーリーに深く入り込ませる効果があるのだと実感した。</p>

<p>実は、ジェフ・ミルズは＜UFA Filmnächt＞と密接な関係にある。1927年に制作され、2010年に復元版が公開された『METROPOLIS』のサウンドトラックを手掛け、2017年の＜UFA Filmnächt＞にてパフォーマンスを披露、さらには、2019年にもフリッツ・ラング作『woman in the moon』にて、パフォーマンスを披露している。クラシックのオーケストラと初めてコラボレーションしたテクノアーティストとして知られているが、ドイツ映画の歴史にも深く関わっている重鎮であると言える。</p>

<p>次は、一体どんなサプライズを見せてくれるのだろうか？　すでに、エレクトロニックミュージックの枠を超えた次元の違う世界にいることは確かだが、彼の思い描くビジョンは宇宙規模であり、全く予測不可能である。</p>
</div>

<div class="text-box right fade-up">
<p>Text by 宮沢香奈</p>
</div>


<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a>

<p>© Qetic Inc.</p>
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		<title>来年の開催が早くも決定！！大成功を収めた「Sónar Lisboa 2022」現地レポート</title>
		<link>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/sonar-lisboa-20220706/433554/</link>
		<comments>https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/sonar-lisboa-20220706/433554/#respond</comments>
		<pubDate>Wed, 06 Jul 2022 09:00:27 +0900</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[宮沢香奈（Kana Miyazawa）]]></dc:creator>
		<category>6</category>

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<![CDATA[<summary><p>ポルトガル・リスボンにて初の開催、そして大成功で幕を閉じた＜Sónar Lisboa 2022＞。そして、興奮も余韻も冷めやらぬ状態で早くも来年の開催が発表された。そんな＜Sónar Lisboa 2022＞の現地レポートをQetic独占にてお届け。</p>
</summary>]]>
<description><![CDATA[<article><figure><img width="1440" height="960" src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161231/colum220701-sonar-lisbon-2022-3-1440x960.jpg" class="attachment-medium size-medium wp-post-image" alt="Sónar Lisboa 2022" decoding="async" srcset="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161231/colum220701-sonar-lisbon-2022-3-1440x960.jpg 1440w, https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161231/colum220701-sonar-lisbon-2022-3.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1440px) 100vw, 1440px" /></figure><div class="text-box left fade-up">
<p>美しい夕暮れに包まれる野外ステージ、Evan Baggsによるスウィンギンなハウスと優しい笑顔に大歓声と拍手が湧き起こる。最終日のハイライト、長い間触れることさえ許されなかった音楽とパーティーと人とが再びひとつとなった最高の瞬間だった。</p>

<p>ポルトガル・リスボンにて初の開催となった＜<strong>Sónar Lisboa 2022</strong>＞は、大成功のもと幕を閉じた。そして、興奮も余韻も冷めやらぬ状態で早くも来年の開催が発表された。そんな＜Sónar Lisboa 2022＞の現地レポートをQetic独占にてお届けする。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161257/colum220701-sonar-lisbon-2022-6.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433559" /><p>Photography：FILIPA AURÉLIO</p></div>


<h2 class="fade-up">ローカル愛溢れるエレクトロニックミュージックとテクノロジーの祭典</h2>

<div class="text-box left fade-up">
<p>ポルトガルと言えば＜Boom Festival＞＜Secret Project Festival＞＜NEOPOP Festival＞などをはじめとする多数のビッグフェスが開催され、特に、トランス、テクノシーンが根付いている国だ。そのため、＜Sónar＞の開催が今年初というのは意外だったが、コロナが収束した直後の開催地としてリスボンは最適だったのではないだろうか。フェス規模の大型イベントを待ち望んでいたのは、私たちオーディエンスだけではない。何より、オーガナイザーやアーティスト、フェスに関わるすべてのスタッフの熱意が充分過ぎるほど伝わってきた。</p>

<p>＜Sónar＞は、スペイン・バルセロナを発祥の地とし、同名を冠したフェスを20カ国以上34都市にて開催してきた。2011年には東京のSTUDIO agehaにて＜Sónar Sound Tokyo＞として開催されている。リスボンでは、市内のランドマークを会場に4月8日から10日の3日間に渡り開催され、観光名所や歴史的建築をフェスのために贅沢に利用していることに驚いた。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161307/colum220701-sonar-lisbon-2022-5.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433560" /><p>Photography：FILIPA AURÉLIO</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>私個人のベストアクトとベストべニューを言うならば、2日目の夜、Coliseu dos Recreiosにてパフォーマンスを行ったFloating PointsとBICEPに一票を投じる。Coliseu dos Recreiosは、1890年に建てられた歴史的な円形劇場で「リスボン・コロシアム」とも呼ばれており、コンサートホールとして利用されている。中央に設置されたステージからは会場内を360℃見渡すことができ、上品な赤いベルベットの観客席、上階にはゴールドの装飾が施されたバルコニー席、アンティークライトが映えるブルーの天井。どれをとっても圧巻の美しさだった。</p>

<p>Floating Pointsは、3月に〈Ninja Tune〉から“Vocoder”に続いて“Grammar”をリリースしたばかりで、＜Sónar＞のステージでも披露してくれた。決して一つのジャンルにカテゴライズできない独自のサウンドが魅力のFloating Pointsだが、これまで見てきたどのDJプレイよりもフロアーにフォーカスしたアグレッシブなセットは感極まるほど完璧だった。ブレイクビーツを保ちながらUKガラージ、ハウス、テクノを自在に操り、トリッキーなシンセ音がコロシアム中に鳴り響き、オープニングからラストまで1トラックも聴き逃さずに無心で踊り続けた。</p>
</div>

<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">- SoundCloud -
Floating Points</a>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161313/colum220701-sonar-lisbon-2022-7.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433561" /><p>Photography：FILIPA AURÉLIO</p></div>
 
<div class="text-box left fade-up">
<p>休む間もなく、LEDライトがソリッドに客席を突き刺す中で始まったのがBICEPのライブだ。UKガラージ、90年代を彷彿させるオールドスクール、エモーショナルなボーカルトラック、トランシーなシンセが入り混じり、どこかレトロでありながら煌びやかな世界を構築。マット・マクブライアーとアンディ・ファーガソンの2人は、向き合った体勢でリズムを取ることも、腕を上げることも顔を見合わせることもなく、ただひたすらクールに音を放つ姿も印象的だった。フェイバリットトラック“ATLAS”をライブで聴けたのは嬉しかった。</p>
</div>


<div class="text-box fade-up">
<p><strong>BICEP｜ATLAS</strong></p>
<div class="movie_wrap"><iframe width="960" height="540" src="https://www.youtube.com/embed/DPm9RVpwOLQ" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div>
</div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>滞在していたホテルに程近く、最も足を運んだ会場が、25ヘクタールもある広大なエドゥアルド VII デ・イングラテーハ公園を突き抜けた先にあるPavilhão Carlos Lopesだ。1922年に建てられたバロック様式の美しい建築の中には巨大なメインステージ、物販ブースなどがあり、他の会場にはない唯一の野外ステージとフードエリアも同じ敷地内に設置されていた。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161326/colum220701-sonar-lisbon-2022-11.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-433562" /></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>初日のお目当てはArca。大歓声と神々しいライトとともに登場したが、アキバのメイド衣装に黒髪ロングヘアーで一瞬誰か分からなかった。ノンバイナリーでトランスジェンダーであることを公表している妖艶な美青年は、より“女性”になることを決意したようだ。サウンドもより奇妙でアブストラクトに変化していた。個人的にはインダストリアルで不気味なArcaワールドを期待していたが、メイドの衣装のまま激しいビートにラップを乗せたレゲトンサウンドに圧倒された。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161337/colum220701-sonar-lisbon-2022-4.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433563" /><p>Photography：MartaSantos</p></div>


<div class="text-box left fade-up">
<p>2日目は、惜しくもThundercatのライブを逃してしまったが、Nicola Cruzのライブを初めて体感することができた。彼のルーツである土着的なラテンサウンドをベースに、軽快なビート、うねりの利いたグルーヴが心地良く、フロアーの熱気とともに高揚感が増していった。</p>
</div>


<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161349/colum220701-sonar-lisbon-2022-15.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433564" /><p>Photography：MartaSantos</p></div>

<div class="text-box left fade-up">
<p>Pavilhão Carlos Lopesからは少し離れた場所にあるCentro de Congressos de Lisboaでは、テクノのドリームチームが連日出演していた。ミニマル界の帝王Richie Hawtinがタッグを組んだHéctor Oaksとの共演が気になっていた。Héctorはベルリンを拠点とし、TresorやトビリシのBassianiのレジデントを務めるテクノDJだ。どんなセットになるのか楽しみにしていたが、向き合った姿勢でヴァイナルでのB to Bは、一気に90年代へと飛ばされた。</p>

<p>Plastikman名義でのソリッドなミニマルをPRADAに起用し続け、最近では、Chilly Gonzalesとの異色のコラボレーションでも話題となっていたが、原点回帰だったのだろうか？　＜Sónar＞の設立当初から30年近くに渡り、レギュラー出演してきた王者の貫禄を見せつけた夜となった。</p>
</div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161441/colum220701-sonar-lisbon-2022-16.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433566" /><p>Photography：DIOGO LIMA FRAMEKILLAH</p></div>

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<p>海に近いこともあり、風が強く、天気もそこまで良好ではなかったが、カラッと晴れた最終日の夕暮れは本当に美しく、同時にフェスが終わりに近づいていることを物語っていた。来年もまた同じ場所で歓喜に満ちたオーディエンスの一部になれることを心から願っている。</p>
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<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161455/colum220701-sonar-lisbon-2022-8.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433567" /><p>CHARLOTTE DE WITTE
Photography：DIOGO LIMA FRAMEKILLAH</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161422/colum220701-sonar-lisbon-2022-14.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433565" /><p>LEON VYNEHALL
Photography: FILIPA AURÉLIO</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161722/colum220701-sonar-lisbon-2022-9.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1283" class="alignnone size-full wp-image-433569" /><p>Photography：LaisPereira</p></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161710/colum220701-sonar-lisbon-2022-13.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1280" class="alignnone size-full wp-image-433568" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161753/colum220701-sonar-lisbon-2022-2.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-433570" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161830/colum220701-sonar-lisbon-2022-12.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1830" height="2440" class="alignnone size-full wp-image-433573" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161813/colum220701-sonar-lisbon-2022-10.jpg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1440" class="alignnone size-full wp-image-433572" /></div>

<div class="img-box fade-up"><img src="https://cdn.qetic.jp/wp-content/uploads/2022/07/01161800/colum220701-sonar-lisbon-2022-1.jpeg" alt="Sónar Lisboa 2022" width="1920" height="1282" class="alignnone size-full wp-image-433571" /></div>


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<p>※「Sónar Lisboa 2022」スペシャル企画の第一弾としてお届けしたオフィシャルスポンサー「Oyaide NEO」と「enoaudio」のインタビューも合わせてご覧下さい！</p>
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<a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/oyaide_enoaudio-220519/430666/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">Oyaide NEO × enoaudio インタビュー</a><a href="https://qetic.jp/column/kana-miyazawa/" class="btn" target="_blank" alt="Link" rel="noopener noreferrer">宮沢香奈 コラム</a>

<p>© Qetic Inc.</p>
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