界的に見ても貴重なこの対談が実現できたことを、心から嬉しく思う。今夏の<フジロック・フェスティバル>に初出演を遂げたサヴェージズと、我らがBO NINGEN。いずれも英国・ロンドンを拠点に活動していることはよく知られているが、楽曲やライブでコラボレーションするほど彼らが仲良しである理由は、あまり語られてこなかった。日本でも着実にファン・ベースを築きつつある2組が同時期に苗場の地を踏むということで、千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかない。

【独占対談】フジロックに出演したサヴェージズ×BO NINGENの盟友対談が実現!! mu130809_frf130728_live_savages_068-1

【独占対談】フジロックに出演したサヴェージズ×BO NINGENの盟友対談が実現!! mu130809_frf130728_live_savages_090-1

今回のインタビューは<フジロック>最終日、朝イチのレッドマーキーで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたBO NINGENのライヴ終了直後に、苗場プリンスホテルのプレスエリアで行われたものである。サヴェージズからはジェニー・べス(Vo)、ジェマ・トンプソン(G)、エイス・ハッサン(B)、フェイ・ミルトン(Dr)。そしてBO NINGENからはタイゲン(B/Vo)、ユウキ (G)、コウヘイ(G)、モンチャン(Dr)。そう、なんと8人全員がこの対談のために時間を割いてくれたのだ。

【独占対談】フジロックに出演したサヴェージズ×BO NINGENの盟友対談が実現!! frf13_0728_bo-ningen_184-1

【独占対談】フジロックに出演したサヴェージズ×BO NINGENの盟友対談が実現!! frf13_0728_bo-ningen_129-1

なお、筆者は5月にスペイン・バルセロナで開催された音楽フェス<プリマヴェーラ・サウンド>で両者のライヴ(BO NINGENは前夜祭のみ出演だったため、共演は実現しなかった)を目撃していたことや、現地でBO NINGENのフロントマン=タイゲンさんと少しだけ会話をさせてもらっていたこともあり、この対談の司会進行役として立候補させてもらった。ともすればカオスに陥りかねない企画だったため、ネイティヴ顔負けの英語を操るBO NINGENのメンバーには本当に助けられた。

以下の対話には、今後のミュージシャン/バンドが進んでいくべき方向性のヒントがいくつも隠されている。日本とイギリスーー同じ島国として共通点も多いかもしれないが、両者をくっつけたのは紛れもなく音楽のパワーに他ならない。先述のレッドマーキーのステージにはジェニーが1曲飛び入りしたり、翌日のサヴェージズ単独公演@原宿アストロホールでは逆にユウキがギターで客演するなど、オーディエンスにもその相思相愛っぷりが伝わっていたであろう彼らの、新たな魅力を発見してもらえれば幸いだ。