昨年発売したアルバム『ブラック・レディオ』が第55回グラミー賞最優秀R&Bアルバムを獲得し、ジャズ・ピアニストとしては初の快挙を成し遂げた現代〈ブルーノート〉を代表するピアニスト、ロバート・グラスパー。
そんな彼が率いるバンド“ロバート・グラスパー・エクスペリメント”の来日公演が、9月14日(土)~16日(月・祝)の3日間にわたりブルーノート東京で開催された。本公演ではスペシャル・ゲストにアルバム 『ブラック・レディオ』のタイトル曲にも参加した盟友のラッパー、モス・デフと日本初共演が実現し、会場は全公演ソールドアウトのプレミアムなライヴとなった。
旧知の仲であるバンドとモス・デフの相性は抜群で、『ブラック・レディオ』からの曲を中心に、海外でも最近お気に入りのレパートリーとなっているダフト・パンクの“Get Lucky”なども演奏し、満員で埋め尽くされたオーディエンスの興奮も終始冷め止まぬ、最高のパフォーマンスを繰り広げた。
そんな彼らの最新作『ブラック・レディオ2』は、日本先行で10月23日(水)に発売されることが決まっている。アルバムは『ブラック・レディオ』の続編としてその設計図は残したまま、コモン、パトリック・スタンプ(フォール・ アウト・ボーイ)、ブランディ、ノラ・ジョーンズ、ジル・スコット、フェイス・エヴァンス、スヌープ・ドッグ、ルーペ・フィアスコ、エミリー・サンデーなど錚々たるゲストアーティストが参加し、よりソウル色が濃くなった、さらに高いレベルへと突き進んだ作品となっている。
また、USシングルとなっているジル・スコットをフィーチャーした“コールズ”が先行で試聴公開されているが、その曲について本人が語った映像がオフィシャル・サイトで公開されたので是非チェックして欲しい。
ロバート・グラスパー – “コールズ feat.ジル・スコット”を語る