今、海外のネットユーザーからが注目が集まっている日本の動画があります。昨年12月にネット上に公開された『未来のライター Jii! Jii!Jii!』は、公開されてから約1年が経つ今年9月頃から海外で人気に火がつき、コメント欄には「なぜか見るのをやめられない」や「たばこは吸わないけど、Jiiがめっちゃ欲しい!」「この歌が頭から離れない」など、中毒になってしまった人のコメントが相次いでいます。これをアメリカの「ハフィントンポスト」や「CNET」が「このCMは狂ってる」と紹介すると、 さらに動画サイトへの訪問者が増加、1月30日現在で約190万回再生されています。
実はこの動画は、創業76年の老舗ライターメーカー、〈株式会社ライテック〉が新商品の充電式電熱線ライター「Jii」のプロモーションのために制作したもの。海外での動画人気を受けて、ライテックアンテナショップ 「逸品道」には、土産物として購入する観光客の問い合わせが増えており、1人で30本以上もまとめ買いする人も出ています。発売開始から6ヶ月で約20万本を売り上げており、発売当初は欠品を出すなど、大きな反響がありました。
未来のライター Jii!Jii!Jii!
映像制作エピソード
一度見たら忘れられない濃厚でハイテンションな映像は、CGアニメーション制作チームの「AC部」によるもの。 AC部の作品はクリエイターの間で人気が高く、 『未来のライター Jii!Jii!Jii!』も一部のマニアックなファンの間では密かに話題となっていた。今回の作品づくりについて、メンバーの1人である安達氏は「実はこの歌はAC部のメンバーである板倉が歌っているんです」という秘密を暴露。制作当初、歌には声優さんなどを検討したのですが、スタッフみんなの満場一致で板倉さんに決まった。歌詞などもレコーディング現場でのアドリブが大いに反映されており、そのあたりがよりユルさやシュールさを醸し出す要因となっている。
Profile:AC部
1999年頃に結成されたCGアニメーション制作チーム「AC部」は多摩美術大学時代に制作した「ユーロボーイズ」がNHKデジタルスタジアム年間グランプリを受賞したのをきっかけに本格的に活動を開始した。暑苦しいリアルなイラストレーションをベースにした濃厚でハイテンションな表現を持ち味とし、テレビ、CM、PV、webなど、様々な場所にインパクトのあるビジュアルを植え付ける。

Comment:AC部・安達氏
ーーどのようなインスピレーションを得て今回のようなムービーを制作されたのでしょうか。
「未来のライター」 というのがテーマだったので、昔のがんばれロボコンやロボット8ちゃんのようなレトロなロボット特撮ものの雰囲気でライターを擬人化して、未来感と妙な親しみやすさを表現してみました。
ーー今回のムービー制作時に苦労したこと、面白いエピソードがあればご教示ください。
方向性を決める時が1番苦労しました。アルファベットのダジャレが外国人にも通じたのがよかったです。
Product Information
Now On Sale! 商品名:充電式電熱線ライター「Jii」 メーカー:株式会社ライテック 型番:LT-BLD-005 JANコード:4977648112357 価格:¥600(tax incl.) ※ライトイエローは現在販売しておりません。 |