1970年代に全米で社会現象となり、またたく間に世界を席巻した伝説の大ヒットポルノ映画『ディープ・スロート』の主演、リンダ・ラヴレースの半生を描いた映画『ラヴレース』が、3月1日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開される。本作の製作が発表されるや否や、誰が主演のリンダ役を務めるのか? と話題になり、アマンダの主演決定のニュースが世界中をかけめぐった超話題作! 予告編(ページ下段参照)の解禁でもアクセスが殺到するなど公開を前に日本でも話題を呼んでいる。

1972年に公開された『ディープ・スロート』が、ポルノ映画でありながらも爆発的ヒットを記録した理由の1つは、女性も見やすいポップでおしゃれな作風で、NYタイムズ紙が「ポルノ・シック(おしゃれポルノブーム)」と報道するほどだった。その“おしゃれさ”を演出する重要な役割を果たしたのが、劇中の音楽たち! 参加ミュージシャンはシークレットとなっているが、ラウンジーなソフトボッサからファンキーなブレイクビーツ、ジャズファンクなどなど、音楽ファンからカルト的な支持を集め2004年には復刻版として日本でも発売されたほど。そんな音楽ファンをうならせた『ディープ・スロート』制作の裏側を描いた本作を彩る音楽たちも、60~70年代にヒットした名曲揃いで話題になっているのだ! 96年にロックの殿堂入りとなったグラディス・ナイト&ザ・ピップスや、日本でも“That’s The Way”で知られるKC&ザ・サンシャイン・バンド、大ヒットした“Fooled Around And Fell In Love”が現在も多くのアーティストにカバーされるエルヴィン・ビショップなど、当時リンダのように時代の顔となったアーティストたちの名曲が楽しめるのも本作の見所。懐かしく輝かしい当時のヒットメドレー満載の『ラヴレース』は映画ファンのみならず音楽ファンも必見の1本だ。

爆発的ヒット作映画『ディープ・スロート』とリンダ・ラヴレースとは?

1972年に公開され『タイタニック』の興行収入に匹敵するとまで言われるほど、アメリカのポルノ映画史上空前絶後の大ヒットを記録した『ディープ・スロート』は、アダルト向けの劇場だけでなく、一般の映画館でも上映されたため、ふだんはポルノ映画を観る機会がなかった「女性」の観客たちも映画館へ殺到し、有名人やケネディ元大統領夫人をはじめとするセレブたちもこぞって鑑賞するなど、世界を席巻する大ブームとなった!
フロリダの小さな町で厳格な家庭に育ったラヴレースがなぜポルノ女優となったのか? そして、『ディープ・スロート』の制作現場の裏側で“本当に起こっていたこと”は何なのか・・・? 華やかな音楽やファッションに彩られた“1970年代アメリカ”を背景に描かれるリンダ・ラヴレースの光と影。真実に基づいたラヴレースの波乱万丈な半生にマスコミからも衝撃を受けたという声が上がっている。

『ラヴレース』

3月1日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー

監督:ロバート・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
出演:アマンダ・セイフライド、ピーター・サースガード、シャロン・ストーン、ジェームズ・フランコ、クロエ・セヴェニー
配給:日活
2012年/アメリカ/93分/R18+
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