dublab.jpにてピーター・バラカンと近田春夫の両氏がホストDJを務める新たなプログラム「脱法ラジオ」が9月よりスタートする。9月10日(水)午後7時より、初回放送が行われる。日本のラジオではなかなか聞くことができないスリリングな放送をお楽しみに! また、「脱法ラジオ」に向けて、近田春夫より所信表明が届いたので以下にて掲載する。
「脱法ラジオ」intro by 近田春夫
PERSPECTIVES IN ROCK ~「比較文化論」としてのロック~
この番組に関して、発案をしたのは私です。それは下記の理由によります。つまり
1. ピーター・バラカン氏と私は、同い年(ともに1951年生まれ)であること。ちなみに私は植木等、バラカン氏はなんとロバート・プラントとお誕生日が一緒というのも、なんとなく可笑しい。ほぼ同じ時間をすごし、こうして出会った。
2. 好奇心の方向性、共有してきた時間の同期量、背景となる常識の量および質。そのように共通項も多く持ち、出自のコントラストひとつにせよシンブルに誰からも見極めやすい。(少なくともターゲット層においてそれは顕著だろ?)アイコンだよ。このラインナップは!
3. つまり、ひょっとしたら、このふたりの「揺るぎなき座標軸どおしの軋轢」(笑)から、大命題”ROCKとはなんぞや?”に番組の趣旨が自動的に収斂をはじめるのではないか!?とかなんとか・・・
実は、案外このふたりぐらいしか〝ROCKとはなんぞや?〟を、論理的にディベートし続けられるDJはいないんじゃない?(笑)しかも、ふたりとも正鵠な日本語で説明、言語化、抽象化するのが〝趣味〟っていうキャラでせう?(笑)バラカン氏と私は、ふたりともDJとして芸もあれば、確固たる見識もあるわけ。だから、意見交換から無限の可能性を引き出せる確率は高い。〝こりゃ、リスナー的に絶対面白い!〟って 直観して、紆余曲折ありましたが、今日のこの運びとあいなりました。※ちなみに、既存の放送局がコンプライアンスで萎縮する中、タブーを恐れず本音で語るという意味をこめて「脱法ラジオ」と命名したのも私で す。
dublab.jpとは
1999年にアメリカ、ロサンゼルスで放送をスタートさせたdublabは、ポジティヴな音楽やアート、カルチャーを広めることを目的とする非営利インターネットラジオ局として世界中にリスナーを持ち、多くのアーティスト/DJから愛され続けている。2013年、dublabが長 年に渡り親密な関係を築いてきた日本で「dublab.jp」が始動。これまでdublabがサポートし、またdublabをサポートしてき た日本のDJやプロデューサーらと協力して、dublab.jpのインターネットラジオ番組「dublab.jp RADIO COLLECTIVE」を毎週水曜日に放送中。また、大阪、札幌でも試験放送がスタートしている。
Program Information
dublab.jp presents 「脱法ラジオ」
PERSPECTIVES IN ROCK ~「比較文化論」としてのロック~
2014.09.10(水)@dublab.jp
START 19:00(レギュラー放送より2時間早く開始)
出演:ピーター・バラカン、近田春夫