<グラストンベリーフェスティバル>、音楽好きなら一度は耳にしたことのあるフェスではないだろうか。正式名称は<グラストンベリーフェスティバル オブ コンテンポラリーパフォーミングアーツ(以下、グラストンベリー)>、<フジロック>の手本になったフェスとしても知られ、世界中からアーティストが集結し、もちろん観客も世界中から集まってくる世界最高峰の音楽フェスティバルだ。世界最高峰として知られる一方で、もう一つ有名なのがこのフェスの「チケットの取りにくさ」だ。イギリスに住んでいても「<グラストンベリー>のチケットを取れた」というと現地の人に驚かれるくらい<グラストンベリー>のチケット獲得の難しさは世間に浸透していると言えるだろう。というわけで今回はそんな世界一獲得が難しいとされる<グラストンベリー>のチケット獲得方法を紹介していきたい。

まずは9月中に顔写真登録を済ませよう

まずは<グラストンベリー>のチケットを買う大前提として「レジスター」を行わなければならない。この「レジスター」と呼ばれる仕組みだが、<グラストンベリー>主催者側が過去に転売が横行していたことを受け、全てのチケットに顔写真による本人確認を義務づけた。というわけでチケット獲得争奪戦に参加するには、まずはこの事前登録が必須になっているのだ。そして気をつけて欲しいのが、この事前登録の締め切り日とチケット発売日は違うということだ。ここで登録し損ねるとどうしようもないので、もし少しでも興味がある方は、必ず登録だけは済ませておくこと(もちろん登録は無料)。

そして肝心の事前登録の受付はイギリス時間で「23:59 on Tuesday 30th September」まで。現在はサマータイムなので日本との時差は8時間(日本が8時間早い)ので、日本時間では10月1日(水)朝7:59までに登録することが可能だが、余裕を持って9月中に登録することをオススメする。さらに顔認証がやや厳しく、背景が暗かったり、髪が顔にかかっていたりするとはじかれることがあるので要注意(上記のような写真ではもちろんアウト)。そして登録してしばらくしてから「Thanks for registering for Glastonbury Festival! Your registration photograph has been accepted」という「ダンナ! ウケツケマシタゼ!」的な文章とともに、レジスター番号(10桁)と郵便番号(日本のものでも可)が送られて来てやっと登録完了。ギリギリに登録してはじかれてしまうとどうしようもないので、認証されなかったときのためになるべく早めの登録が望ましい。ちなみに住所・電話番号等は全て日本のものでも問題ない(チケットも日本までちゃんと郵送してくれる&後からの変更等も簡単)ので安心して登録して頂きたい。

チケット争奪戦は10月2日&5日(日本時間)

今年はイギリス時間10月1日(水)19時(日本時間10月2日(木)深夜3時)に15,000枚限定でコーチ付きチケット、そして10月5日(日)朝9時(日本時間10月5日(日)17時)に一般チケットが発売される。というわけで、チケットを獲得したいならこの2回のチャンスをモノにしなければならないというわけだ。

世界最難関? <グラストンベリー>のチケットを買ってみよう! 事前登録は9月末まで! collumn140925_nekomeguro_5

またコーチというのはバスのことで、イギリス国内の主要都市からの往復のバスのチケットまで付いたチケットがまずは発売される。ロンドン近郊からのチケットはすぐに売り切れてしまうが、都心の主要駅等から会場まで直通という一番楽な会場への行き方である。15000枚というかなり限られた枠ではあるが、運良く狙った都市からのコーチ付きチケットがゲットできることもあるので、5日の予行演習も兼ねて2日深夜(日本時間)にチャレンジしてみるのもアリ。発着場所&価格は上記の表をチェック。ロンドンから往復で約9,000円。

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