実際の購入時の画面を公開!

それでは実際に発売開始時間にどうなるのかを事前に説明していきたい。まず大前提としてネットが壊れたのでは? と思うくらい初めは何も起こらない。自分の番号を入れる画面にすら遷移できないなんてのは当たり前。ずっと上記のような画面が続き、ここからは特に何もすることができない(繋がったときは自動で次の画面に飛ぶ)ので、ただひたすら待つという修行僧みたいな作業が続く。とにかく暇なのでこの争奪戦に参加する世界中の音楽ファンの、イライラっぷりをTwitterで眺めてみるのも楽しいかもしれない。公式アカウントに対して、ここでは書けないほどのことをつぶやく人で溢れ返るのもご愛嬌。

運が良ければしばらく経って、上のような画面に進むことができる。購入可能枚数は、例年と同じで1人6枚。というわけで6人と協業してチケット確保に動くことがチケット獲得への近道とも言える。事前に自分の番号と郵便番号を共有しておけば、誰か一人が購入画面までたどり着いた際に打ち込んでもらうことが可能というわけだ。

それ以降は流れに沿って、自分の購入したいチケットを選択していくという流れだ。コーチ付きの場合は、発着場所を選択、一般チケットの場合は普通に入場チケットを選択するだけ。ただしここあたりまで繋がっていても突然画面がフリーズするなんてことはよくあるので、根気よく購入まで粘って頂きたい。最後に支払い画面に進むと、クレジットカード支払いを選択して50ポンド支払うことになる。ちなみにフェス自体はかなり先なので、10ポンドの手数料は取られてしまうものの、翌年の3月まではキャンセルが可能。残りの金額(170ポンド)の支払いは4月上旬。最終的に計220ポンド(約4万円弱)を支払うことになる。あと一つだけ注意して欲しいのが、日本在住なら問題なくクレジットカード支払いにできるが、登録している住所がUKの場合は、UK国内で使える銀行のカードが必要になってくるということ。UK在住者はその点のみ注意して頂きたい。

とにかく<グラストンベリー>のチケットを獲得するには「忍耐」と「仲間」が条件。上のような画面が出る前に決着がつけられることを心から祈っている。それでは来年も地上の楽園・グラストンベリーでお会いしましょう。

★本コラム執筆ライターによる海外フェス情報サイト「Festival Junkie in the UK」も要チェック!<グラストンベリー>のオリジナル写真・動画はもちろん、他にも様々なヨーロッパのフェス現場から生の海外フェス情報を発信中。

text by nekomeguro London
photo by Ai matsuuRa