11曲の新録曲を収録したU2のニュー・スタジオ・アルバム『ソングス・オブ・イノセンス』、現在全世界のiTunesユーザーに向けた無料DLが話題となっているが、そのアルバムのフィジカル盤のジャケット写真がこのたび公開された。

今回公開されたヴィジュアルは、まだに「最もパーソナルな作品」というにふさわしい新曲たちとそのインスピレーションの元となったダブリンにおけるU2の少年時代を反映したものとなっている。グレン・ラチフォードによるこの写真では、U2のドラマー、ラリー・マレン・ジュニアが彼の18歳の息子を守るように抱きしめている。まるで、U2のアイコニックなデビュー作『ボーイ』やその4年後にリリースされた『WAR(闘)』と共鳴し合うようである。

U2話題の配信アルバム『ソングス・オブ・イノセンス』そのフィジカル盤のジャケットが公開に! music140930_u2_jk

『ソングス・オブ・イノセンス』ジャケット

『ソングス・オブ・イノセンス』はここ最近の作品の中で最もパーソナルな作品であり、バンドの70年代ロック、パンク・ロック、そして80年代初期のエレクトロニカ、アンビエント・ミュージックからの影響を示すと共に、バンドがどうやって、そしてどうしてこのように進んでいったかに対して洞察を与える作品である。

このアルバムは故郷、家族、関係性や発見などをテーマとしており、ダブリン、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスでレコーディングが行われた。デンジャー・マウスに加え、ポール・エプワース、ライアン・テダー、デクラン・ガフニー、そしてフラッドがプロデュースを手掛けている。

また、ボノは「『ソングス・オブ・イノセンス』は僕等が制作したアルバムの中で最も私的な作品になっている。この作品を通じて、僕等は本質的なものを探しだし、そしてすべてをむき出しにしている」と語っている。

このアルバムを聴いたのであれば、このヴィジュアル・イメージの中に「他の人を抱きしめること」よりも「自身の純真さを抱き続けること」がどれだけ難しいかというテーマを垣間見ることができるであろう。

Release Information

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