日本が誇る劇作家、平田オリザ氏の手による青春小説『幕が上がる』が、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督により映画化! さらに舞台化されることが決定した。
弱小演劇部の少女たちが全国大会を目指し、本当の喜び、本当の悲しみ、本当に大切なことに気づき、きらめいていく本作。主演である演劇部の高校生たちには「今、もっとも輝いている少女たちに演じてもらいたい」という両者の想いからベストキャストを模索した結果、大抜擢されたのが、ももいろクローバーZの5人。圧倒的なライブパフォーマンス、従来のアイドルから一線を画すドラマティカルな成長、そんな彼女達から放たれる輝きが、『幕が上がる』の登場人物に重なり、映画、そして舞台へと昇華する。
映画版では、演劇部を指導し全国大会へと牽引する新任先生役に『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したことも記憶に新しい黒木華が出演。元・学生演劇の女王という役柄と、自身の演技に没頭した学生時代が重なる。映画版の撮影は2014年8月22日から静岡県富士宮市などで行われ、10月8日にクランクアップ。現在ポストプロダクション中で、2015年2月28日に全国公開される。舞台版は映画版と同様、本広克行監督の演出、ももいろクローバーZの5人の主演により2015年5月の公演予定! 等身大の高校生から大人まで、あらゆる世代から称賛を得る『幕が上がる』の映画化と舞台化に要注目だ!
そして、ももいろクローバーZ 百田夏菜子からのコメントも到着! こちらもあわせてチェックしてみよう。
週末ヒロイン ももいろクローバーZ 百田夏菜子 コメント
普段はアイドル、映画の現場も初めて、お芝居の経験も全然ない。そんな私達が映画の主演。
撮影が始まる前にオリザさんのワークショップを受けさせていただいて、最初聞いたときはお芝居のレッスンをするもんだと思っていました。
でも、オリザさんが教えてくれたのはお芝居の根本の部分。台本をもってここのセリフをこうしろじゃない。お芝居とはなんなのか、そこから教えてくれました!
お芝居はこうでなくちゃダメとかない。アイドルがこうでなくちゃってのもない。その時、ジャンルを通り越してなにか新しいものが作れる気がしました!
撮影が始まってからは私達はただただ必死!笑
監督はすごく丁寧に、一緒にお芝居を作ってくれました。でも実は、私達は自分の芝居をモニターでも1度も見てないので、どうなってるかは全く分かりません。
でも自分の心でよし! と思ったときと、監督のOK! が重なる事が多くて、なんだか通じあってる気がして嬉しかったです!
クランクアップをした段階で映画としてはまだ半分! そこから編集さんにバトンタッチして最終的にはお客さんが見てくれて初めて映画が完成するんだって!
まだ途中の段階でもスタッフさんたちは映像を見るために集まるたびに興奮して帰ってきます!笑
みんなニヤニヤしてて全然教えてくれません。大人ばっかりずるいよね~! なんてメンバーで話ながら、私達も出来上がりをとっても楽しみにしてます! みなさんも楽しみにしててください!!
週末ヒロイン ももいろクローバーZ 百田夏菜子
映画版『幕が上がる』
映画『幕が上がる』2015年2月28日(土) 新宿バルト9他にて全国ロードショー
原作:平田オリザ著『幕が上がる』(講談社刊)
監督:本広克行(『踊る大捜査線』シリーズ)
脚本:喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』)
出演:百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏、黒木華、ムロツヨシ、清水ミチコ、志賀廣太郎
製作:『幕が上がる』製作委員会/制作プロダクション:ROBOT
配給:ティ・ジョイ/配給協力:東映
(C)2015「幕が上がる」製作委員会
STORY:
北関東の高校に通うさおりは、演劇部最後の一年を迎えようとしていた。姫キャラのユッコ、黙っていれば可愛いガルルらと共に、年にたった一度の大会に挑む。目指すは地区大会突破。そんな時、学校に新しい先生がやって来た。東京の大学で演劇をやっていたというスッゴイ美人。「何だ、小っちゃいな、目標。行こうよ、全国」。え? すべてはその一言から始まった。高校演劇は負けたら終わり。男子よりも、勉強よりも大切な日々が幕を開ける。地方の高校演劇部を舞台に、一途な思いがぶつかり、交差し、きらめく。劇作家・平田オリザが満を持して放つ初めての小説。誰もが待っていた文化系青春小説の金字塔!
舞台版『幕が上がる』
舞台『幕が上がる』2015年5月公演予定映
原作:平田オリザ著『幕が上がる』(講談社刊)
演出:本広克行(『踊る大捜査線』シリーズ)
脚本:平田オリザ
出演:百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏、ほか