1990年代、DJのダレン・エマーソンをメンバーに迎え、ニュー・ウェイヴ・バンドからテクノ/エレクトロニック・ユニットとしてスタートした新生アンダーワールドが1994年にリリースしたファースト・アルバム『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』。
この度、作品の発売20周年を祝し、リック・スミスの手により、アビーロード・スタジオで入念にリマスターされ、スーパー・デラックス・エディション、デラックス・エディションとして発売となった。
アンダーワールドは、クラブ・ミュージックとブリティッシュ・ロックの流れを合流させたようなエポック・メイキング的サウンドで、それまでに無い独自のスタイルを作り上げることに成功、NME誌では“例えそれが、ふざけてイカれたものだったとしても、 アンダーワールドは「曲」を書くことで、ダンスミュージックのネックだった個性のなさを解決してみせた“、またメロディ・メイカー誌では”『The Stone Roses』以降最も重要かつ、『Screamadelica』以降最高のアルバム……クラブカルチャーがついに成熟し、全ての人に向けドアを開いた記念すべき瞬間” と主要音楽メディアから称賛を受けた。
音楽的な内容もさることながら、タイポグラフィーを使った独特のジャケット・アートワークにも関心が集まり、彼らも参加するデザイン・チームTOMATOが大きく躍進するきっかけとなった。
スーパー・デラックス・エディションでは2014年にリマスタされたオリジナル・アルバムの音源を含む6枚のCDが収められ、中でもMIDIファイルで保存されていた未発表トラック集、日本盤のみのボーナス・ディスクとして2005年に行われた東京公演の音源などが注目を集めている。
『ダブノーベースウィズマイヘッドマン(スーパー・デラックス・エディション)』
また、10月11日には『ダブノーベースウィズマイヘッドマン』デラックス・エディションの発売を記念し、ロンドンのローヤル・フェスティヴァル・ホールにてアルバムをそっくりそのまま再現するライブがメンバーによって行われた。この再現ライブは、2015年3月にUKとヨーロッパにてツアーで行われる予定。
Release Information
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