ニューヨーク・ブロードウェイと並ぶミュージカルの本場、ロンドン・ウエストエンドで、2005年5月からロングラン上演中のヒットミュージカル映像『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』が、12月5日(金)から期間限定で日本初公開される。
同作は、2000年に公開された映画『リトル・ダンサー』をミュージカル化したもの。ストライキに揺れる1984年のイギリス北部の炭鉱町を舞台に、バレエに魅せられた少年ビリーと家族のきずなを描いた。
ミュージカル版では、映画版のスティーブン・ダルドリー(監督)&リー・ホール(脚本)がそれぞれ演出と脚本を手がけ、楽曲は『ライオンキング』『アイーダ』などミュージカルの作曲も手がけているエルトン・ジョンが担当。ロンドンでの初演以来、世界各国で1000万人以上を動員し、2006年のローレンス・オリヴィエ賞では4部門を獲得。2008年にはブロードウェイにも上陸し、2009年のトニー賞では10部門を受賞した。エリザベス2世、マイケル・ジャクソン、ビル・ゲイツ、ブラッド・ピッドそしてアンジェリーナ・ジョリーなど多くの有名人が劇場に足を運んだという話題作だ。エネルギッシュで、雄弁なダンスシーンには心揺さぶられること請け合い。エルトン・ジョンによる耳馴染みのいい楽曲など、聴きどころ、見どころ満載だ。
今回上映される映像は、9月28日に世界各国にライブ配信されたロンドン公演の模様を収録したもの。これまでにビリーを演じてきた27人の役者が夢の共演を果たし、イギリスの週末興行成績1位を記録した。初代ビリー役のリアム・ムーアが、大人になったビリーを演じるのも注目したい。
ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー
TOHOシネマズ日劇(12月5日~11日)ほかにて全国順次ロードショー予定。
監督:スティーブン・ダルドリー
脚本:リー・ホール
音楽監督:エルトン・ジョン
出演:エリオット・ハンナ、ラシー・ヘンシャル、デカ・ウォームズリー、ほか
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STORY:
1984年、ストライキに揺れるイギリスの炭鉱の町。11歳の少年ビリーは、炭鉱夫の父と兄、軽度の認知症の祖母と暮らしている。生活は決して豊かではない。まだ母の面影を追う息子に、父は強い人間になって欲しいとボクシング教室に通うことを勧めるが、なかなか上達しない。そんなある日、偶然に目にしたクラシック・バレエに興味を持ったビリーは、猛反対する父親に内緒でバレエを習うようになる。彼の素質を見抜いたバレエ教師のウィルキンソン夫人の指導で彼はどんどん上達していく。「ロイヤル・バレエで踊りたい」息子の才能と夢を知った父は彼のために一大決心をする―。