NYのファティマ・アル・カディリ、 LAのダニエル・ピニーダとアスマ・マルーフの男女コンビ、イングズングズ、そして、シカゴのJクッシュという男女2名ずつ計4名のアーティスト/プロデューサー/DJからなる新進気鋭のプロデューサーチーム、フューチャー・ ブラウン(Future Brown)。ファティマの友人が幻覚で見たという自然界には存在しない人工的な色調のブラウン(茶色)が、コンセプトの由来となっている。
エイサップ・ロッキーやカニエ・ウェストをはじめとするアーティストからも絶大な支持を集めるブランド、HOOD BY AIRの設立者であるシェーン・オリバーもクルーとして関わるNYで今最もアツいクラブ、 GHE20G0TH1K(ゲットーゴシック)やJクッシュが仕掛けているNYのパーティー、 リット・シティ・レイヴなど、メンバーそれぞれが各地で主宰するパーティーでは、現在、フットワーク、ラップ、グライム、R&Bエディット、ジューク、ゲットー・ハウスなど、あり とあらゆるグローバルなアンダーグラウンド・クラブ・ミュージックが、ジャンルの垣根を軽々と 超えてフロアに響きわたり、観客を沸かせている。またそういった場を通じて各方面のトレンド セッターたちとも交流を持ち、例えば前述のHOOD BY AIRがヴィジュアル面もバックアップしていることもフューチャー・ブラウンの注目度の高さと 魅力を証明している。そして彼らは、カッティング・エッジなエレクトリック・ミュージックの発信地としてアンダーグラウンド・カルチャーを支え、今年創立25周年を迎えた〈WARP〉との 契約を果たす。
世界中にディアスポラ化したアンダーグラウンド・クラブ・ミュージックを、フューチャー・ブラウンの4人が本能的にひとところに呼び寄せ、予期せぬ、かつ有機的な融合を目指し、各々のリンクの解明に基づいた新たな音楽の発見に成功したのが、このデビュー・アルバムなのである。なお 彼らは英ガーディアン誌が選ぶ【2015年注目の新人】特集でもフィーチャーされるなど、早くも注目を集めている。
リンクに次ぐリンクを重ねるフューチャー・ブラウンらしく、彼らが今作『Future Brown』における一大テーマとして掲げたのが、シンガー/ラッパーとのコラボであり、その面々は、ポスト・インターネット時代を象徴するかのように、現場感の強いアーティストばかり。 今や、ティンバランドをして「彼女と比較できるのはローリン・ヒルしかいない」と言わしめたティンク。カニエ・ウェストをはじめ、シーンから熱い注目を集め続けるチーフ・キーフを中心と するシカゴ・サウスサイドからは、シカゴ・ボップを大流行させたシッコ・モブや、クリス・ブラ ウン、ドレイク、ビヨンセ、リアーナなどもSNSを通じて披露し話題となったシュマネー・ダンスの発端となったドリル・ムーヴメントの先導者DJヴィクトリアス。LAからは、イングズング ズもプロデューサーとして参加した2013年のミックステープ『Cut 4 Me』により一躍注目を集めたシンガーソングライターのケレラなど錚々たる面々が参加している。
フューチャー・ブラウンのデビュー・アルバム『Future Brown』は、ボーナストラックを追加収録し、2015年2月18日(水)に日本先行でリリースされる。なおiTunesでは、「Mastered for iTunes」フォーマットでマスタリングされた高音質での配信となり、アルバムを予約すると公開中の“Wanna Party”、“Talkin Bandz”の2曲がいちはやくダウンロードできる。
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Release Information
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