今、世界中でムーヴメントとなっているEDMこと、エレクトロニック・ダンス・ミュージック。EDMはここ数年のムーヴメントであるが、その前はどのような音楽があったのか? 1990年代、音楽の国イギリスではダンス・ミュージックとロックが盛んだった。そこで、ダンス・ミュージックとロックをクロスオーヴァーさせ、「ダンス・ロック」というジャンルを確立させたのが、ご存知ケミカル・ブラザーズだ!

1995年にリリースしたデビュー・アルバムから20年間、トムとエドの2人からなるDJユニット、ケミカル・ブラザーズは、常に音楽シーンを牽引してきた。1990年代当時、ビート重視のダンス・ミュージックがチャートを占める中、ダンス・ミュージックの概念を壊し、ロック・ミュージックと融合させることにより、ビート重視でのダンス・ミュージックでは味合うことのできない、ロックならではの臨場感を味合うことのできる新しいダンス・ミュージックを構築。唯一無二の存在として、各ジャンルのミュージシャンから支持されているアーティストだ。

そんな彼らが、デビューより20周年となるアニバーサリー・イヤーである今年の7月に、約5年ぶりとなるニュー・アルバム『ボーン・イン・ザ・エコーズ』を発売することが決定! アルバムからの1stシングル“ゴー”には、“ガルヴァナイズ”という楽曲で以前コラボしたQティップを、ちょうど10年ぶりにフィーチャー。先日公開されたばかりの同曲のMVはクリエイティヴィティーに非常に富んでおり、「秀逸すぎる」という声が世界中であがっている。また、他にもあのベックやセイント・ヴィンセントなども客演しており、その豪華さも話題になっている。

The Chemical Brothers – Go

また、これまで頻繁に来日をし、ラーメンやうどんなどを愛す「親日家」としても有名なケミカル・ブラザーズだが、日本最大級の音楽フェスティバル、<SUMMER SONIC>に初出演することが決定している。<SUMMER SONIC>への出演はキャリア史上実は初のことにも関わらず、ヘッドライナー出演をする。7月発売のアルバムをチェックの上で、8月の<SUMMER SONIC 2015>にぜひ挑んで頂きたい。

The Chemical Brothers – Sometimes I Feel So Deserted(Official Audio)

RELEASE INFORMATION

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edit by Qetic