幼少期、クタクタになるまで大切にしていたぬいぐるみなど、あなたにはあるだろうか。クーキーは、身体の弱い少年・オンドラが大事にしているテディベア。オンドラが片時も離さずにいるために、少々薄汚れてクタクタになってしまっている。そんなある日、オンドラの母親に捨てられてしまったクーキー。ゴミ袋から必死に抜け出したクーキーは、オンドラの元へ帰るための大冒険をすることに。

へなちょこながら頑張るクーキーの姿に胸を打たれ、チェコでは『トイ・ストーリー3』を上回る大ヒットとなった。そんな幼少期の記憶をくすぐる『クーキー』を人気バンドYogee New Waves 角舘健悟氏が絶賛。そのコメントを独占公開!

Yogee New Waves 角舘健悟氏のコメント

映画『クーキー』へのYogee角舘氏コメントを独占公開! film150807_kooky_

幼い頃ころに叔母からもらった鴨の実寸大の人形を捨てられずに困っている。
名前は子どものころから読んでいる「カモちゃん」。そのまんまだ、男の子は直球勝負である。
1年前くらいに20年以上住み続けた実家を出る際に、カモに困った。一度ゴミ袋にいれたが、廃品回収日の前日の夜になぜか焦り気味で袋から「カモちゃん」を回収したのが懐かしい。

クーキーは、思入れのある物の大切さと幼心の自由さを思い出させる大人への問いかけだ。
大量生産大量消費の世の中の流れに抗えとは言わないけれども、ひとつやふたつ子どものころから大切にしているものを大事にしたっていいんじゃないだろうか。便利や綺麗やかさばらないという言葉にはキラキラとした魅力を感じてしまうけれども、それ以上に愛着を持つべき言葉が存在するんじゃあないだろうか。僕のカモちゃんなんてさ、汚くてザラザラしててボロボロなんだぜ。いいだろう。

映画『クーキー』へのYogee角舘氏コメントを独占公開! film150807_kooky_2

角舘氏も絶賛の、映画『クーキー』は、8月22日(土)から全国順次公開!  

クーキー

8月22日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!

監督・脚本・製作:ヤン・スヴェラーク(『コーリャ 愛のプラハ』『ダーク・ブルー』)
コピーライト:©2010 Biograf Jan Svêrák, Phoenix Film investments, Ceská televize a RWE.
撮影:ブラディミル・スマトニー
グラフィック・アーティスト:ヤクブ・ドヴォルスキー
音楽:マイケル・ノビンスキー
キャラクター・デザイン:アマニタ・デザイン
主演:オンジェイ・スヴェラーク
2010/チェコ/原題:KUKY SE VRACI/95分/カラー/5.1ch/16:9
提供:メダリオンメディア
配給:アンプラグド

ストーリー
弱虫で甘えん坊のテディベア、クーキーの必死の大冒険!
オンドラは体が弱く、ぜんそく持ちの男の子。小さなころからテディベアのクーキーとずっと一緒に遊んできた。しかし古くなってしまい、汚れがぜんそくにも悪いということで、ある日母親がゴミと一緒に捨ててしまう。町から遠く離れたゴミ捨て場に捨てられ、ショベルカーに潰されそうなった瞬間、クーキーはひょっこりと動き出してゴミ捨て場を駆け下り森に逃げ込んだ。森の中には邪魔ものが次々現れ、クーキーの行く手を阻む。はたしてクーキーはオンドラの待つ家にたどり着くことができるのか?

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edit by Qetic・Rina Kawarai