今年も濃かった<SUMMER SONIC 2015(以下、サマソニ)>! というわけで今回は、<サマソニ>に参加した編集部&ライターの選んだ「ベストアクト」「美女&カップルスナップ」「ベストフェス飯」を一挙まとめて大公開! <サマソニ>のおいしいところを厳選してピックアップ! 週末<サマソニ>で楽しんだ人も、行けなかった人も、これを読んで夏の終わりを満喫してみてください!

編集部が選ぶそれぞれのベストアクトを発表!

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ファレル・ウィリアムスもケミカル・ブラザーズもアリアナ・グランデもBABYMETALも良かった! 今年の<サマソニ>はとにかく濃かった! 観たいアーティストが重なることなんてザラ。「途中で抜けて移動しようと目論んでいたのに、結局楽しすぎて移動できない!」なんてことが何度もあった今年の<サマソニ>でしたが、会場中を走りまくって、たくさんライブを観てきたので、編集部&ライターがそれぞれ選んだベストアクト5組をショートレポで紹介していきます!

カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen)
2015.08.16(日)17:40〜@MOUNTAIN STAGE(TOKYO)

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今年の<サマソニ>は兎にも角にも女子率高し! そんな中でもマウンテン・ステージというステージ名に似つかわしくとってもいい香りが充満した2日目の夕方、カーリー・レイ・ジェプセンが登場。東京で撮影されたビデオが先日公開された“Run Away With Me”でライブはスタートし、アウル・シティーとのシンガロングナンバー“Good Time”では会場が揺れる揺れる! 中盤では新旧のバラードでオーディエンスにしっかりと聞かせ、最後に“Call Me Maybe”、“I Really Like You”とキラーアンセムを畳み掛ける。終始キュートなことはもちろんだが、新作ではブラッド・オレンジことデヴ・ハインズが手がけた曲が収録されることからもわかるように、一発屋では間違いなく終わらないだろう彼女の新たな一面を確認できるようなライブとなった。

text by Taisuke Yamada

タキシード(TUXEDO)
2015.08.15(土)16:45〜17:45@BEACH STAGE(TOKYO)

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メイヤー・ホーソーン×ジェイク・ワンによる話題のユニット、タキシードは水色の燕尾服&サングラスでキメてバンドを従え登場。スヌープ・ドッグ“Ain’t No Fun”のメロディをカバーした“Number One”を皮切りに、メドレー風に立て続けにパフォーマンスを繰り広げ、それまでゆったりとした雰囲気が広がっていたビーチ・ステージが一気にファンキーなダンスフロアに! バックバンドメンバーも蝶ネクタイを着用してパリっとした男性陣の中、メタリックなジャンプスーツ+アフロヘアという出で立ちの女性シンガーのグルーヴィーな動きも相まって、派手な演出はなくともステージからは色気を感じられ、ビーチ・ステージ周辺にセクシーな雰囲気が徐々に漂っていきました。さらに、今春リリースしたアルバムの日本限定盤ボーナス・トラック “Without Your Love”やシックの“I Want Your Love”のカバーなども織り交ぜたスペシャルなセットにお客さんは腰砕けでメロメロ。ラストに演奏されたシングル曲“Do It”ではあちこちから楽しそうに「Do It!」という歌声があがり大盛況の中で終了。夕暮れ時の海岸沿いで心地よい潮風に肌をなでられながら堪能する生音ファンクネスーー時間帯やロケーション含めて今年の<サマソニ>で間違いなくベスト!

text by ヤーマネ

ウルフ・アリス(Wolf Alice)
2015.08.16(日)11:30〜12:15@SONIC STAGE(OSAKA)

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デビューアルバムを引っさげて初来日したロンドン出身の4人組バンド、ウルフ・アリス。まずボーカルのエリー嬢の美しさたるや! モデルのようなスラッとした華奢な身体から発せられているとは思えない力強い歌声がこのバンドの生命線。その歌声には、「静」と「動」の二面性があり、特に「静」から「動」へと移り変わる瞬間の狂気は、まるでピクシーズを観たときに感じたものと同じ感覚を覚えました。今後もさらに期待が膨らむニューカマー。

text by Nadia(FestivalLife

郷ひろみ
2015.08.16(日)17:35〜18:15@RAINBOW STAGE(TOKYO)

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今年の<サマソニ>、ベストアクトを問われれば、迷うことなく、郷ひろみと僕は答えてしまう。正に、ベスト“インパクト”アクトと言えよう。オープニングSEの時点で、「アーチーチーアーチ」が何度もループされ、もはやネタバレ状態の中、郷ひろみシルエットが浮かび上がり、オーディエンスから大歓声が沸く中、真っ赤なセットアップスーツで郷ひろみ登場。 そして、やっぱり“GOLD FINGER’99”でスタート! 「アーチーチーアーチ♪」のコール&レスポンス祭り状態で、早くもオーディエンスのボルテージは最高潮! その後、“デンジャラー☆”を挟み、タイトなスネアのビートで“男の子 女の子”“! 恐らく、オーディエンスの多くが初“郷ひろみ”であるにも拘らず、「僕たち男の子♪」のフレーズに、迷うことなく「GO! GO!」と合いの手コール! キレッキレのダンス、ジャケットプレイでオーディエンスを煽りまくり、立て続けに“お嫁サンバ”へ。待ってました! と、言わんばかりに、「1、2、サンバ♪ 2、2、サンバ♪」と郷とオーディエンスが一体化! ラストの“2億4千万の瞳”では、「ジャパーン!」コールが、幕張メッセを埋め尽くした。最後まで、キレッキレのダンスを披露しまくり、ステージを左右に走りまくり、ジャケットを着たり脱いたりしまくりの郷に、踊らされまくり、歌わされまくった約40分だった! インパクト大過ぎる郷ひろみヴァージンを捧げた僕にとって、その後の、ファレル、ディアンジェロが霞んでしまったのであった……。それにしても、最後に、クラウチングスタートで走りまくって、そのままステージから消えてしまって終了したのは何だったのだろうか……。

text by U ODA

ゼッド(ZEDD)
2015.08.16(日)16:15〜17:15@MARINE STAGE(TOKYO)

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歴史が動く瞬間というのは大抵の場合、目に見えることはない。ただこの日のゼッドは確実に日本の音楽シーンを動かした。そしてあの場にいた人はその歴史が動く瞬間というやつを目撃したのではなかろうか。。あの時間にマリン・ステージに超満員の観客が押し寄せ、マイクを向けられても英語の歌詞もしっかり歌い上げる。(ほとんどの返しの声は女性) 終始飛び跳ねる観客、物理的に揺れるマリン・ステージ! EDMという底抜けに明るい怪物が<サマソニ>を、いや日本のフェスシーンを飲み込んだ瞬間。良いか悪いか、望んでいるか望んでいないかは別にして、今のロックバンドやポップシンガーがあの光景を生み出すことはできないのではないかと思ってしまうくらい衝撃的な1時間。マジック!のナスリ・アトウェがゲストボーカルに登場したり、<サマソニ>に出演していたクリーン・バンディッド、アリアナ・グランデの楽曲もしっかり盛り込むあたりもニクい! 愛しのアリアナちゃんにあげようと思ってたのに、あげちゃうぜベストアクト! 参りましたゼッド様!

text by Shotaro Tsuda(Festival Junkie)

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