今週、「InterFM 897 Tokyo Brilliantrips」と連動してお伝えするのは、映画史上最強のアスリート集団が大自然を駆け巡る“エクストリーム・ムービー”『X-ミッション』。
自然を愛するが故、彼らはこのミッションに命をかける。
監督・撮影は「ワイルド・スピード」の撮影監督を務めたエリクソン・コア。数々のスピード・アクションをカメラに収めてきた彼の手腕で、今回も見事に観客が息をのむ、ド迫力なシーンが誕生した。さらに4大陸11カ国をまたぐ、大規模なロケを敢行。そのため、我々は自然の雄大さと同時に、自然の厳しさを目の当たりにする。
そして、「ノーCG」とは思えない極限なアクションの連発。主人公・ユタがモトクロスで山の尾根をかけおりるシーンから始まり、そのまま待ったなしにサーフィンやスノーボードなど、死が隣り合わせの環境下でのスタントが続き、観客は終始、手に汗握る展開だ。どのスポーツでも、一流アーティストの全面協力によって撮影されたため、リアルな映像が作り出されている。
ストーリーの面では、「主人公・ユタと指名手配犯・ボーディの関係」に注目。『ハート・ブルー』という映画を基に作られていて、主人公がFBI捜査官であるが故、自分の友人でもある犯人を捕まえなければならないという、主人公の心の葛藤が描かれる。本作のオリジナルのストーリーである、ボーディの集団は、ただ犯罪を犯しているわけではなく、伝説的なアスリートであり環境保護活動家のオノ・オザキが遺した「オザキ8」という8つの「エクストリーム・ミッション」を達成しようとしている。ユタは潜入していくうちにその事実を知るが、共に困難な「オザキ8」を達成していくうちに、敵対する立場でありながらも、ユタとボーディは絆を深めていく。そして、ついに対立するとき、ユタはどんな行動を選ぶのか。
トップアスリートに、最高のロケーションで撮影されたこの映画。極限の世界をぜひ劇場で体験してみてはいかがだろうか。
X-ミッション
2月20日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国公開
監督・撮影:エリクソン・コア
出演:エドガー・ラミレス、ルーク・ブレイシー 他
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text by Rina Kawarai