日本で販売されているスマートフォンを見渡してみると、富士通やソニー、Samsung、LGなど、国内外大手メーカーの機種が大半を占めている。そんな中、米国のスマホメーカー・Nextbit社により開発された画期的なスマートフォンが注目を集めているため、ご紹介したい。
そのスマートフォンの名前は「Robin」。
スマホのデータをアプリごと“自動でクラウドにバックアップ”してくれるため、「スマホ本体のストレージ不足を心配する必要がない」という優れものだ。
クラウドで自由を獲得する。サンフランシスコ発の次世代スマートフォン
ミントカラーの「Robin」
Photo from +Style (プラススタイル)
ソフトバンクが運営する「+Style」(プラススタイル)の他、Nextbit公式HP(英語のみ)と米Amazon.comでも販売されている。
A.I.がアプリの利用頻度を精査し、自動バックアップしてくれる
Robinのコンセプトは「クラウドファースト・スマートフォン」。
最大の特徴は、100GB分のクラウドストレージが無償で提供され、あまり使っていないアプリやデータを自動バックアップしてくれることだ。バックアップされたアプリは、タップ一つで再ダウンロードして、すぐ使うことができる。
A.I.がアプリの使用状況を判断しながら、最適なタイミングで処理を行ってくれるため、バックアップ作業を意識する必要がない。
Robinさえあれば「スマホの容量が足りないから、この写真とこのアプリを消して…」という非生産的な作業から解放されるのである。
なお購入時には、Wi-Fi接続時かつ充電中にバックアップを取る、という設定がなされているため「通信容量が過剰にかかってしまうのでは…」という心配は無用だ。
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