カウンター・カルチャーの象徴となったジャニス・ジョプリン、新しい時代を告げたアリス・クーパー、それを引き継ぐガンズ・アンド・ローゼス。そして向こう側にはパンクロック。70〜80年代音楽シーン、カルチャーはエネルギッシュで活躍に溢れていた。それから30年以上経った今、70〜80年代のカルチャーが再び注目を浴び始めている。
当時、どのようにして時代の流行が作られたのだろうか。そこにはあるプロデューサーが存在していた。時代をプロデュースした男、シェップ・ゴードン。大学卒業後ロサンゼルスへと移り、チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ進んだ男だ。どんな人なのだろうか……?
スーパーメンチ −時代をプロデュースした男−!
そんなシェップ・ゴードンのドキュメンタリー映画『スーパーメンチ −時代をプロデュースした男−!』は9月24日(土)より公開が決定している。しかし、彼だけじゃない。なんとこの秋、70〜80年代の音楽シーンやアーティストにファーカスしたドキュメンタリー映画が公開を控えている!
ジャニス:リトル・ガール・ブルー
『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』は「音楽史上最高の女性スター」と称される伝説のシンガー、ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画。9月10日(土)より公開となっている。
本作を監督したのは、『フロム・イーブル 〜バチカンを震撼させた悪魔の神父〜』(’06)がアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた気鋭の女性監督エイミー・バーグ。ジャニスが亡くなった年に生まれたというエイミー・バーグは、彼女を探す旅に出る。なぜ彼女の歌はこんなにも多くの人の心をつかむのか。なにが彼女をそこまで駆り立てていたのか。死の間際、やっと見つけた本当の幸せとは……。
地獄に堕ちた野郎ども
そして、パンクシーンからはこの方々。『地獄に堕ちた野郎ども』はセックス・ピストルズやザ・クラッシュと共に1970年代後半のロンドンパンクを牽引したバンド「ダムド」の初のドキュメンタリー映画。9月17日(土)より公開!
76年に結成されたダムドは、同年、イギリスのパンクロックシーンで初のレコードを発売し、ロンドンのパンクバンドでは初めてアメリカでライブを敢行、その後も複雑なメンバーチェンジを繰り返しながら活動を続けている。「モーターヘッド」のレミー・キルミスターを題材にしたドキュメンタリー「極悪レミー」で注目されたウェス・オーショスキーが製作費を全額個人負担して監督・製作・脚本・撮影・編集を手がけ、ダムドの40年間にわたる長い歴史の中で繰り広げられてきた複雑な人間関係やバンドの内情、そして現在の姿を映し出す。ダムドのメンバーはもちろん、「ザ・クラッシュ」のミック・ジョーンズ、「プリテンダーズ」のクリッシー・ハインド、映画監督のドン・レッツらが出演。
『スーパーメンチ —時代をプロデュースした男!—』
2016.09.24(土)より公開
監督:マイク・マイヤーズ
製作:ベス・アーラ
共同編集:ブラッドフォード・コールマン
配給 ピクチャーズデプト
提供 ソニー・ミュージックエンタテイメント
edit by Qetic・Koichiro Funatsu