リアム&ノエル・ギャラガーが製作総指揮を務め、バンド結成から96年8月に25万人を集めた伝説のネブワース・ライブまでの軌跡を描くオアシス初の長編ドキュメンタリー『オアシス:スーパーソニック』から、1stアルバム『Definitely Maybe』の製作秘話が公開!
本作のタイトルにもなっている“Supersonic”を収録した1stアルバム『Definitely Maybe』は、当時イギリス史上最速のスピードで売れたデビューアルバムとなった。そんな名盤誕生の秘密が公開。
1994年1月、モノウ・ヴァレー・スタジオでのレコーディングで、プロデューサーのアラン・マッギーは「ライブの音と違う、良くない。」とノエルに伝えた。「オアシスはライブが最高なのに、そのノリが伝わってこなかった。。」。ノエルはイラついていて「いいから発売して2枚目でちゃんとやろう」と言ったが、アランは「これじゃ2枚目なんてない」とバッサリ。
そこで、アランは2度目のレコーディングを決める。2月、ソーミルズ・スタジオでの2度目のレコーディングでは、ライブの音を担当していたマーク・コイルに白羽の矢が立った。ライブの最高の音をアルバムに閉じ込めようとしたが、ミックスしてみると失敗。アランのがっかりした様子に3度目の正直を信じた。
藁にも縋る思いで、3度目のミックスはオーウェン・モリスに依頼。オーウェンはスタジオで初めてリアムに会い「ジョン・レノンに似てる!」と言うと「当たり!」とリアム。そんなメンバーとの相性の良さもあってか、オーウェンは「1度ミックスしてみたら最高だった」と振り返る。その通り、最高だ、今となっては周知の事実だ。この3枚目こそ我々が知るオアシスの傑作なのだ。
Oasis – Supersonic
『オアシス:スーパーソニック』は、12月24日(土)、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開される。
オアシス:スーパーソニック
12月24日(土)より角川シネマ有楽町ほかで全国公開!
監督:マット・ホワイトクロス『グアンタナモ、僕たちが見た真実』
製作:フィオナ・ニールソン、ジェームズ・ゲイ=リース、サイモン・ハーフォン
製作総指揮:リアム・ギャラガー、ノエル・ギャラガー、アシフ・カパディア『AMY エイミー』、『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』
編集:ポール・モナハン/音楽:ラエル・ジョーンズ/再レコーディングミキサー:リチャード・ディヴィ/
VFX&アニメ―ション:ザ・ブルワリー/ VFX&アニメ―ションスーパーバイザー:マーク・ナップトン/
ミュージックスーパーバイザー:イアン・クック、イアン・ニール
2012016年/イギリス/英語/カラー/122分/日本語字幕:石田泰子/監修:鈴木あかね、粉川しの/配給:KADOKAWA
詳細はこちら