坂本龍一の8年ぶりとなる新作が3月29日(水)に発表される。このニューアルバムは「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくない」という本人の思いをそのままに、リリース以前の試聴やサンプル盤の配布が一切行われていない。
その音の全貌が明らかになる数日後の4月4日(火)から5月28日(日)期間、ワタリウム美術館では「整った環境で音楽に向き合ってもらえたら」という坂本龍一の思いと、本作が「映像喚起力の強い音響作品である」という点から、5.1ch サラウンドを、坂本龍一が最も信頼するムジークエレクトロニクガイサイン製スピーカーにて再生するインスタレーション空間を、長年のコラボレーターである高谷史郎(空間構成・映像)と協力し開催される。
坂本龍一 | 設置音楽展 展示内容
会場 2F - drowning - (仮)[映像・会場構成:高谷史郎]
坂本龍一によるアルバム全曲の5.1chサラウンドMIX試聴と高谷史郎の映像で構成されたメインフロア。
会場 3F - volume - (仮)[会場構成:高谷史郎 映像・音響:zakkubalan]
ソロアルバム制作時に多くの時間を過ごした空間を映像で抽象的に捉え、その空間が持つ環境音とアルバム楽曲の中の音素材を混ぜたシンプルな映像とで構成するインスタレーション空間。
会場 4F - path - (仮)[会場構成:高谷史郎/吉村栄一]
バイオグラフィカルなアイテムの展示や、音楽と映像の視聴ブース、ファンとの双方向交流のための「COMMUNICATION WALL」を設置した開かれた空間。来場者から坂本への質問や、作品への感想など書き込み、坂本からその質問への回答やあらたな問いを掲示する壁を設置。
複数のターンテーブル+ヘッドフォンを設置。新アルバムも含め、坂本のソロの作品のほとんどをアナログ盤で揃え、来場者が自由に視聴するブースを設置。過去の映像作品などを視聴できる。新作制作過程にインスピレーションを与えた書籍、モノ、写真、メモ、譜面なども展示予定。
EVENT INFORMATION
Ryuichi Sakamoto|(展示タイトル未定)
坂本龍一 | 設置音楽展
2017.04.04(火)- 05.28(日)
OPEN 11:00/CLOSE 19:00(毎週水曜日は21:00まで延長)
ワタリウム美術館(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6)
入館料:大人 ¥1,000/学生[25歳以下]¥500/ペア割引:大人2人 ¥1,600
※休館日:月曜日
主催:ワタリウム美術館
共催:commmons/avex music creative inc./kab inc.
協賛:株式会社イースタンサウンドファクトリー/ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社/ソニーマーケティング株式会社 、その他
会場デザイン:高谷史郎
会場構成:高谷史郎/吉村栄一
会場構成補・企画・編集:伊藤総研
映像:高谷史郎/zakkubalan
グラフィック・デザイン:南 琢也
RELEASE INFORMATION
坂本龍一 オリジナルアルバム
2017.03.29(水)
坂本龍一
[CD]¥3,780(tax incl.)RZCM-86314
[アナログ盤]¥7,020(tax incl.)RZJM-86312~3
12インチ重量盤・2枚組 *ボーナストラック1曲
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