世紀の大発見といわれるフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)のスケッチブックに描かれた未公開の65枚がすべて収録された画集『フィンセント・ファン・ゴッホ────失われたアルルのスケッチブック』が刊行。
『フィンセント・ファン・ゴッホ────失われたアルルのスケッチブック』
ゴッホが南仏アルルに滞在していた1888年5月から1890年4月の間、スケッチブックとして使われた会計帳簿は人から人へと手渡され、ついにスケッチが描かれていることを忘れ去られたまま、ゴッホの家の跡地にあったカフェの食器棚に眠っていました。
本書は、まさにゴッホの絶頂期であるアルル・プロヴァンス時代の珠玉の65枚のスケッチが、原寸に近い大きさで精密に再現収録。
さらに、ゴッホの行動を知る手がかりともなる、同時に発見された手帳の全ページが収録され、65枚のスケッチについても名作との関係などが詳細に分析・解説されています。
現在も続く真贋論争
本原書の刊行直後、発見された65枚のスケッチに対してアムステルダムのゴッホ美術館は贋作だとするコメントを発表。世界が注目するこの真贋論争は現在も続いています。
その真贋を巡って世界的な専門家が意見を表明するほど高いレベルにあること、未公開スケッチの真贋にかかわらず本書が書物として非常に魅力的であることなどから日本語刊行に踏み切ったそう。
ぜひ、真贋論争で話題のスケッチをその目で確かめてみてください。
RELEASE INFORMATION
フィンセント・ファン・ゴッホ ────失われたアルルのスケッチブック
2017.04.20(木)
ボコミラ・ウェルシュ=オフチャロフ著 ロナルド・ピックヴァンス序文
野中邦子/高橋早苗訳
ISBN: 978-4-309-27799-8
¥10,000(+tax)
B4変型・上製/280頁/オールカラー
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