1997年にリリースされたレディオヘッド(Radiohead)の代表作であり、90年代の音楽シーンを象徴する名盤中の名盤『OK COMPUTER』の20周年記念盤『OKNOTOK』のリリースが決定! 6月23日(金)世界同時リリースとなる。8曲のBサイド音源、そして20年の時を経て発掘された超貴重な初公式リリース音源“I Promise”、“Lift”、“Man Of War”の3曲が収録!
“I Promise”、“Lift”、“Man Of War”収録
長らく音源化が待ち望まれた“I Promise”、“Lift”、“Man Of War”の3曲は、当時録音された20年前のオリジナル・レコーディングで、今回の『OKNOTOK』に初めて公式収録される。またすべての収録曲は、当時のオリジナルのアナログ・テープよりリマスターされたもの。さらに国内盤CDは、高音質UHQCD(Ultimate High Quality CD)仕様で、歌詞対訳と解説書が封入される。
公式特設サイト限定で販売される『OKNOTOK BOXED EDITION』は、豪華仕様のボックス・セットになっており、重量盤ヴァイナル3枚組と、30枚以上のアートワークと全ヴォーカル楽曲の歌詞、さらにはトム・ヨークが当時書き溜めていた108ページに渡るノート、スタンリー・ドンウッドとトム・ヨークによる“Donwood and Tchock”が残した48ページのスケッチブック、『OK COMPUTER』セッションのアーカイヴ音源やデモ・テープからの素材を使ったバンド自身によるミックス音源を収録したカセットテープが同梱される。なお本ボックスセットは、7月より発送が開始される。
『OK COMPUTER』
バンドとナイジェル・ゴッドリッチによってプロデュースされた『OK COMPUTER』は、1997年5月にリリースされ、“Paranoid Android”、“Karma Police”、“Lucky”、“No Surprises”といった代表的シングルを世に送り出した。またレディオヘッドが初めてUKチャート1位を獲得し、グラミー賞でも最優秀アルバム賞にノミネートされた記念すべきアルバムであると同時に、作品の文化的、歴史的、芸術的重要性が評価され、アメリカのNational Recording Registry(国家保存重要録音登録制度)にもその名が刻まれた音楽史に燦然と輝く傑作である。
“Lift”が収録されなかった理由とは?
レディオヘッドのエド・オブライエンがBBC Radio 6 Musicのインタビューで「もし“Lift”がアルバムに収録されていたとしたら、僕たちを違った場所に連れていってくれただろうね。」と、もしアルバムに“Lift”が収録されていた場合には世間の反応が異なっていたのではないかと発言。さらに、「アラニス・モリセットの『Jagged Little Pill』くらい『OK Computer』が売れていたら、バンドは終わっていただろうね。」とも発言している。そして、その結果を恐れて無意識のうちに“Lift”を収録しなかったとも語っている。