<SUMMER SONIC 2017(サマーソニック)>(以下、サマソニ)のヘッドライナーとして出演するカルヴィン・ハリス(Calvin Harris)

2017年6月末に豪華ゲスト19名が参加したアルバム『Funk Wav Bounces Vol. 1』をリリースしたばかりという絶好のタイミングで来日する!

名曲満載の最新作『Funk Wav Bounces Vol. 1』

カルヴィン・ハリス来日直前!最新アルバム、テイラー・スウィフトとの破局、バイト時代も振り返る calvinharris_2-700x691

フランク・オーシャン、ミーゴスが参加した“Slide”、ヤング・サグ, ファレル・ウィリアムス & アリアナ・グランデが参加した“Heatstroke”をアルバムに先行してリリース。“Slide”の歌詞《I might(たぶんね)》という部分が「甘い」に聞こえるとの声がSNSなどで上がっている。

Calvin Harris – Slide (Official Audio) ft. Frank Ocean, Migos

Calvin Harris – Heatstroke (Audio) ft. Young Thug, Ariana Grande, Pharrell Williams

この2曲の新曲の時点でも十分に豪華だったが、リリースされたアルバム『Funk Wav Bounces Vol. 1』はファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー& ビッグ・ショーンをフィーチャーした“Feels”を始め豪華ゲストが参加した名曲が収録されている。

Calvin Harris – Feels (Official Video) ft. Pharrell Williams, Katy Perry, Big Sean

この1枚で、現在の音楽シーンの一端を垣間見ることのできるという意味でもオススメの作品となっている!

そんな、時代の流れに敏感に反応してきたカルヴィン・ハリスの経歴からテイラー・スウィフトの元彼としてゴシップ誌を騒がせた彼の私生活までを振り返ってみたい。

カルヴィン・ハリスの経歴

下積みのバイト生活からMyspaceでチャンスをつかむ

1984年にスコットランドのダムフリースで生まれた、カルヴィン・ハリス(本名 アダム・リチャード・ワイルズ)。高校卒業後、DJのためのヘッドフォンや機材を購入するために、スーパーマーケットの品出しや水産加工の仕事をしていた。

地元で何曲か曲をリリースした後、ロンドンに移住。しかし、新天地でのリリースは1曲だけに止まった。その後、金銭面の問題で地元に戻り、音楽に特化したSNS、Myspaceに楽曲をアップロードするようになる。

片っ端から音楽業界関係者にメッセージを送った結果、フェスなどの興業の仕事をしていたマーク・ギレスピーと〈EMI〉のフェリックス・ハワードの目に留まることとなり、〈EMI〉から3年契約を申し出られる。カルヴィンは、イギリスのスーパーマーケットチェーン、マークス・アンド・スペンサーで働いておりそれなりの収入を得ていたが、辞めるという決断を下す。

デビューアルバム『I Created Disco』、カイリー・ミノーグに抜擢!

2007年にデビューアルバム『I Created Disco』をリリース。全英音楽チャートで8位、アメリカのエレクトロニック・アルバムチャートで19位となる。

この年、カイリー・ミノーグのアルバム『X』収録の“Heart Beat Rock”と“In My Arms”の共同プロデュースと作曲を務めることとなった。

Kylie Minogue – Heart Beat Rock – X

Kylie Minogue – In My Arms

2007年の『Mixmag』のインタビューでは「彼女(カイリー)に会う前にお酒を数杯煽る必要があった」と語っている。

2008年には、ラッパーのディジー・ラスカルとのコラボシングル“Dance Wiv Me”をリリース。60万枚を売り上げプラチナ・ディスクを獲得、イギリス最高峰の音楽賞<ブリット・アワード>にノミネートされることとなる。

Dizzee Rascal & Calvin Harris – Dance Wiv Me

“I’m Not Alone”収録の『Ready for the Weekend』リリース

2009年、2枚目のアルバム『Ready for the Weekend』をリリースし全英チャート1位を記録する。アルバムからのリードシングル “I’m Not Alone”はシングルチャート1位を達成する。

Calvin Harris – I´m Not Alone

2010年には、アルバムから“You Used To Hold Me”がシングルとしてリリースされる。

Calvin Harris – You Used to Hold Me

これ以降、カルヴィンはプロデュースに制作に専念するようになりゲストボーカルを迎えるようになっていく。

ビルボード』のインタビューに答えてカルヴィンは「もっと魅力的な見た目で、フロントに立つ優れたダンサーやシンガーがいると思うようになった」と語っている。

ディジー・ラスカルの“Holiday”、ザ・ティン・ティンズの“Hands”をプロデュース。ティエストの“Century”にはゲストボーカルとして参加した。

“Holiday”は全英シングルチャートで1位を記録するヒット曲となった。

Dizzee Rascal – Holiday

クリス・ブラウンの“Yeah 3x”と“I’m Not Alone”

カルヴィンは自身の楽曲“I’m Not Alone ”と、クリス・ブラウンのアルバム『F.A.M.E.』収録の“Yeah 3x”の類似性を指摘。結果として、シングルとアルバムにはカルヴィンの本名アダム・リチャード・ワイルズがクレジットされることとなったという騒動も。

Chris Brown – Yeah 3x

Calvin Harris – I´m Not Alone