水曜日のカンパネラが11月18日(土)香港最大級の音楽&アートフェスティバルである<Clockenflap>に出演!
<Clockenflap>は2008年より香港の九龍半島海浜のベイサイドにある文化・芸術エリアで行われている音楽と芸術の祭典で、国内外から様々なアーティストが出演している。水曜日のカンパネラは18日(土)の夕方帯、ベイサイドが夕焼けに染まる絶好のシチュエーションでパフォーマンスを行った。
ステージ前には既に多くのオーディエンスで埋まっており、今か今かと水曜日のカンパネラを待ち受ける。
本番開始時刻と同時にステージ上に用意していた巨大な布が膨らみ始める。1曲目は”ゴッホ(REMIX)”、膨らみきった大きな布の塊の中からコムアイの声だけが聴こえるミステリアスな雰囲気、コムアイが幕から登場すると歓声が起こり会場の熱はどんどんヒートアップ。
続けて“嬴政”のビートで一気にオーディエンスの心を掴むと、間髪入れず“メロス”を歌唱、サビでは《走り出せメロス》を会場全体で合唱。“メロス”で一体感を生んだ後、“ウランちゃん”でドープな世界を演出。トリッピーなトラックでコムアイと共に皆、体を揺らす。
“ウランちゃん”の終盤からコムアイがステージの前に詰め寄ると観客の最前線にはトロッコが用意されており、それに飛び乗ると予想外の展開にオーディエンスは大興奮。スマホを取り出し、目の前に移動して来るコムアイを思い思いに撮影していた。
コムアイはそのままトロッコでオーディエンスの中央まで移動。中央に移動する間に“ユタ”を歌唱、聴きなじみの無いサウンドに皆、目を光らせ興味深々。中央まで移動するとそこには脚立が用意されており“ピカソ”は脚立の上で歌唱。イマジネーションを越えた演出が次々行われ観客は終始驚いている。
そのまま“シャクシャイン”でテンポよくパフォーマンスを進めていくとコムアイは再びステージに戻った。流暢な英語でMCを行い香港でライブができたことに感謝をすると、“一休さん”を歌唱、スモッグも放出されステージはついにクライマックスに突入。
ステージ上には水曜日のカンパネラの演出ではお馴染みのウォーターボールが登場。コムアイがウォーターボールに入り、水曜日のカンパネラの代表曲である“桃太郎”を歌いながら、観客上へダイブ。会場全体が“桃太郎”を大合唱しながら「おにたーいじ」コールが起こりこの日一番の盛り上がり。ステージに戻ると大歓声の中パフォーマン全編が終了。「Have a good night」と言い残しコムアイはライブを締めくくった。
会場で「Wednesday! Wednesday!」と幾度もファンに呼び止められ、笑顔で会話するコムアイ。2017年はシンガポール、フランス、台湾、アメリカと世界各地でライブを行ってきた水曜日のカンパネラ、2018年はどんな国でパフォーマンスを見せてくれるのか、今後の海外での活動にも期待したい。
<Clockenflap Festival 2017 @ Central Harbourfront Hong Kong>セットリスト
M1 ゴッホ(REMIX)
M2 嬴政
M3 メロス
M4 ウランちゃん
M5 ユタ
M6 ピカソ
M7 シャクシャイン
M8 一休さん
M9 桃太郎(REMIX)
水曜日のカンパネラClockenflap Festival 2017
photo by Mariko Kurose