最新インディーシーンを気軽にチェックできるウィークデーパーティー<Weekday Of ODD(以下、W.O.O)>

第4回を迎える今回は、デビュー曲”Knock Away”がApple Music『今週のNEW ARTIST』にピックアップされ、Spotifyでも主要プレイリストを網羅しバイラルチャート8位を獲得し驚異的な勢いで知名度を上げているAttractionsが福岡から参戦。

さらに、7inchシングル『Mellow Fellow/Hey』とmini Album『STONE FREE』が話題のHAPPY、UK から帰国したReiや元go!go!vanillasのRyoyaらによる東京のインディーシーンの新潮流として注目が集まっているNewspeak、全編ロンドンで制作したDebut Albumを1月24日(水)にリリースしたLuby Sparksが出演決定。

そしてオープニングアクトには初音源”daydreamin”に注目が集まっているravenkneeが登場。

今回出演してくれる5組は海外からの影響を受けつつも、それぞれ全く別の展開を見せている。今後の音楽シーンを担っていく彼らは、日々どのようなものに触れて音楽活動をしているのだろうか? 音楽とその周りのカルチャーからどのような影響を受けているのか、3つの質問とバンドの日常が垣間見れるシーンから探ってみた。

Attractions
“地方からも発信できるということを証明したい”

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①現在のバンド活動に最も影響を与えているものを教えてください。

日本の同世代のバンドの活躍です。どのバンドもレベルが高いし、触発されてます。
一緒に日本の音楽シーンを盛り上げて行きたい。

②音楽シーンのなかで、今後どのような役割を担いたいと思いますか。

日本のバンドシーンをもっと盛り上げて行きたいと思ってます。
僕らが福岡で活動する意味として、東京だけでなく地方からもどんどん発信できるということを証明したいですね。

③アパレルショップが設立した音楽レーベル〈GIMMICK-MAGIC〉に所属していますが、音楽とファッションはどのような関係にあると思いますか。

常に時代を創り、時代を現しているもの。音楽からファッション、ファッションから音楽にインスピレーションを与え続ける相互性がいつの時代にもあると思います。音楽好きの人はファッションにその人のバックグラウンドが滲み出てるから面白いですよね。

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Attractions – Knock Away (official video)

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HAPPY
“ムーブメントにみんなを乗せていきたい”

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①現在のバンド活動に最も影響を与えているものを教えてください。

メンバーそれぞれの意見、考え、その他出会った人々との会話など。

②音楽シーンのなかで、今後どのような役割を担いたいと思いますか。

50年経っても色褪せない音楽をやっていきたい。
新しいシーン、ムーブメントに乗るよりは、そのムーブメントにみんなを乗せていきたい。

③音源つきのZINEを発売したり、地元綾部市でステージを手作りしたりとDIYのイメージが強いHAPPYですが、どのようにしてこのようなDIYスタイルにたどり着いたのでしょうか。

バンドにまつわる事すべてが繋がっているような活動がしたいと思っています。
DIYというのは特に意識はしてないけど今の僕らのモードに合った活動方法をしています。
2018年今年の活動を楽しみにしててほしいです。
そんな今年3月3日(土)に2018年1枚目のシングル『WOWWOW』をリリースしますのでお楽しみに!
それでは3月8日(木)に会いましょう!

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HAPPY – STONE FREE (Official Video)

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Newspeak
“洋楽とか邦楽とか、比べられてしまう時代も
もう終わりに近づいているんじゃないかって思ってる”

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①現在のバンド活動に最も影響を与えているものを教えてください。

日々の生活ですかね。いろんなバンドのライブを見たり、家でいろんな音楽を聴いたり。音楽以外でも、映画とか、本当か、美味しいコーヒーを飲んだり、ご飯を食べたり、そういうことすべてが繋がって今の音楽を作ることができてると思います。特に今は音源制作やライブ演出に関してバンドの完全DIY(音源制作時もスティーブンがエンジニアしたり)なので、それぞれが日々の生活で感じて共有したものがダイレクトに出てきていると思いますし、それが楽しいです。

②音楽シーンのなかで、今後どのような役割を担いたいと思いますか。

よく洋楽じゃんとか言われるんですけど、「洋楽っぽい」とか「日本っぽい」とかそういうカテゴライズや言葉も忘れるくらいの景色を音楽で見せられるような存在になりたいです。そういう風に比べられてしまう時代ももう終わりに近づいているんじゃないかと思ってます。英詞でやってはいますが、日本っぽさも自分たちにはすごいあると思っていて、自分達がそれを自然体でやることで新しい景色を見てもらえたらなと思います。曲を作る時にも常にその音楽の景色を持つことを大切にしていますし、それをライブでも音源でも感じてもらいたいです。あとは常にロックではありたいです。

③リヴァプールで音楽活動をしていたボーカルReiさん、カナダ人のドラマーStevenさんがいることから海外からの影響に注目されることが多いと思いますが、逆にNewspeakの楽曲・音源制作において最も日本的だと思う部分はなんでしょうか。

音源制作段階でそれぞれのメンバーが出すフレーズで「それ〇〇っぽくない?」ってことよくあると思うんですけど、日本の影響も海外の影響も自分達がかっこいいと思ったものを正しいものとしてフェアに選択するようにしてます。例えば、ReiとYoheiはジブリの音楽とか大好きなので、シンセのフレーズでそういうことがあっても「嬉しいっす、ありがとう」とか「それアニソンぽくない?」「自分アニメ好きやんけ」「それで行きましょう」みたいな(笑)。これだと質問の答えになってないかもしれないですが、楽曲に関してはそれが音源として出た時に何の影響っぽいかって想像してもらえたら楽しいかもしれないです。

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Newspeak – July (Official Music Video)

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Luby Sparks
“その時々に自分たちの鳴らしたい音楽で
続けていけたらいいですね ”

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①現在のバンド活動に最も影響を与えているものを教えてください。

僕たちは現在発売中の1stアルバムを製作するために去年の夏に1ヶ月間イギリスに滞在していました。そこで実際に憧れのミュージシャンYuckのMax Bloomにプロデュースしてもらい共に仕事が出来た経験は、今のバンド活動において最も影響を与えたものとなりました。

②音楽シーンのなかで、今後どのような役割を担いたいと思いますか。

僕たちがやっている音楽は今の日本の音楽シーンで流行っているものでも何でもないので、特に役割などを考えた事はありません。そういったことを気にせずその時々に自分たちの鳴らしたい音楽で続けていけたらいいですね。

③昨年イギリスのフェスに出演し、レコーディングもイギリスでおこなっていますが、日本とイギリス(海外)では音楽を取り巻く環境にどのような違いがあると感じましたか。

出演したイギリスのフェスがギターポップを軸にしたものだった事や、ドラム以外全て実家でレコーディングしてしまうところなど、音楽に対してDIYな精神を持って、あえてインディペンデントな活動をしている人々が多くて、そこが日本の音楽シーンにはあまりない事だなと思いました。向こうはそういった流行り廃り関係なしのあえてのインディーズ活動、みたいなものに対しての受け入れ態勢が周りに整っていて、人それぞれ自分の好きな音楽をやりやすい環境だなと思いました。

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Luby Sparks “Thursday (Album Version)” (Official Music Video)

ravenknee
“新しい音楽に挑戦したいというモチベーションが
活動の最大の原動力”

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①現在のバンド活動に最も影響を与えているものを教えてください。

ODESZA、Daughter、KYTEなどポストEDMやシューゲイザー、その他ブラックミュージックなど様々なジャンルです。そして、さらなる新しい音楽に挑戦したいという一人一人のモチベーションが活動の最大の原動力であり、影響を与えている事柄です。

②音楽シーンのなかで、今後どのような役割を担いたいと思いますか。

EDMとシューゲイザーの掛け合わせ、ブラックミュージックとケルト民謡の組み合わせなど、自分達が聴きたい音楽を追求し、ありそうでなかったサウンドを奏でるバンドの先駆けを目指しています。

③結成と同時に公開されたMVが、音源も映像もクオリティが高く驚きました。幾何学模様のロゴや映像にこだわりを感じるのですが、どのようなコンセプトで活動しているのでしょうか。

聴覚的にだけでなく視覚や、嗅覚までも反応してしまうような総合的な芸術を模索しています。例えば、美術館に行って絵を見ただけでそこに写っている人々の暮らし、漂う匂い、生活音なども連想出来てしまうことはありませんか? そのような、空気感含めravenkneeの作品となるような音楽をこれからも表現していきたいです。

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ravenknee – daydreaming(short ver.)

オフィシャルサイト

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流行に囚われずそれぞれの価値観で音楽活動をしていくアーティストが、さまざまな影響をこれからの音楽シーンに与えていくだろう。その筆頭となるだろう5組が一度に見られる貴重なイベント<W.O.O vol.4>を見逃さないでほしい。

EVENT INFORMATION

<W.O.O vol.4>

2018.03.08(木)
OPEN 18:00/START 18:30
渋谷/代官山SPACE ODD
ADV ¥2,000/DOOR ¥3,000(1ドリンク別)
Attractions
HAPPY
Newspeak
Luby Sparks
ravenknee (O.A)
DJ Marilyn
<W.O.O>出演の新鋭バンドが捉える、カルチャーと音楽の関係性 woocinra-1200x900
詳細はこちら

text by Marilyn