『マグノリア』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・ アンダーソン監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスと二度目のタッグを組んだ映画『ファントム・スレッド』が「第90回アカデミー賞」で衣装・デザイン賞を受賞。
舞台は1950年代のロンドン。息を呑むほど美しいエレガントなファッション、こだわり抜かれた映像美、そして静かな狂気を秘めた愛の駆け引き。「今年最高の1本!」(『ナショナル・ボード・オブ・レビュー)、「あまりの美しさに酔いしれる!」(ニューヨークタイムズ紙)、「純粋で美味なる喜びに溢れた傑作!」(ガーディアン紙)と各メディアも大絶賛。賞レースではすでに20以上の賞を獲得して高い評価を得ている映画『ファントム・スレッド』。
衣装デザイン賞を受賞したのはアンダーソン監督の全作品を手がけており 衣装デザイナーでもある、マーク・ブリッジス。
ブリッジスは『アーティスト』以来2度目の受賞となった。ブリッジス率いる衣装チームは、1950年代の流行や各登場人物のバックグラウンドを綿密にリサーチ、50点もの衣装をゼロから仕立て上げた。
それらの衣装は作品の美しき世界観を支える重要な要素となっている。
ブリッジスは授賞スピーチで「まず最初にこの素晴らしい脚本を書いてくれたポールに感謝します。衣装を担当させてくれて、ポールありがとう。そして素晴らし役者たちダニエル(・デイ=ルイス)、レスリー(・マンヴィル)、ヴィッキー(・クリープス)、そしてこのようなコラボをしてくれた役者陣全てに感謝します。とても素晴らしい私のロンドンのスタッフたち。美しいドレスを作るために休まず働いてくれました。そしてもちろんアカデミーに感謝しています。」と述べ、始めにアンダーソン監督の名を挙げ、ダニエル・デ=ルイス、ヴィッキー・クリープスなどのキャスト、そしてスタッフすべてに感謝を述べた。
映画『ファントム・スレッド』は、2018年5月26日(土)より公開となる。
ファントム・スレッド
2018年5月26日(土)より公開
監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ=ルイス、ヴィッキー・クリープス、レスリー・マンヴィル
音楽:ジョニー・グリーンウッド
配給:ビターズ・エンド、パルコ
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