アンダーワールド(Underworld)とイギー・ポップ(Iggy Pop)によるコラボレート作『Teatime Dub Encounters』は、7月27日(金)に世界同時リリース!
国内盤CDにはボーナストラック2曲が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。iTunes Storeでは『Mastered for iTunes』フォーマットでマスタリングされた高音質音源での配信となり、今アルバムを予約すると、公開された“Bells & Circles”と“I’ll See Big”の2曲がいち早くダウンロードできる。
イギー・ポップの“Lust For Life”で幕を開け、アンダーワールドの”Born Slippy (Nuxx)”で幕を閉じる
昨年満を持して公開された映画『T2 トレインスポッティング2』。その映画音楽を担当したアンダーワールド(Underworld)のリック・スミス(Rick Smith)は、制作中ともにオリジナルの『トレインスポッティング』に楽曲を提供したイギー・ポップ(Iggy Pop)とロンドンでミーティングを行ない、新作映画のためのコラボレーションの可能性を話し合った。
イギー・ポップの“Lust For Life”で幕を開け、アンダーワールドの”Born Slippy (Nuxx)”で幕を閉じる96年公開の『トレインスポッティング』。
完璧なオープニングと完璧なエンディングを持った映画は、青春映画の最高傑作として本国イギリスを中心とするヨーロッパはもちろん、アメリカ、日本でも異例の大ヒットを記録。ユアン・マクレガーやロバート・カーライルといったスター俳優を生んだ。
一方、イギ-・ポップ、ブライアン・イーノ、プライマル・スクリーム、 ニュー・オーダー、ブラー、ルー・リード、レフトフィールド、デーモン・アルバーン、そしてアンダーワールドといった当時の先鋭的ポップ・シーンを代表するアーティストが名を連ねたサウンドトラックも大きな話題となった。
それから実に22年。リック・スミスのもとに現れたイギー・ポップは、完璧にセッティングされたスタジオを目にし、すぐにでも制作に取り掛かろうという情熱に駆られた。
今作『Teatime Dub Encounters』は、アンダーワールドが『Barbara Barbara,We Face A Shining Future』を、イギー・ポップが『Post Pop Depression』を2016年3月16日に同時にリリースした数週間後に、ホテルの部屋で秘密裏に行われた数回のセッションの末に誕生した。
これは過去に対するトリビュート的なものではなく、今もなお第一線で活躍し、持っているすべてを目の前の作品に捧げ、ひらめきこそが創造を生むという信念を持ったアーティストたちが作り上げた、最高に刺激的で躍動に満ちた作品である。
“Bells & Circles”は、BBC Music主催イベント<Biggest Weekend 2018>で初披露
先行曲である“Bells & Circles”は、BBC Music主催イベント<Biggest Weekend 2018>でアンダーワールドがヘッドライナーとしてパフォーマンスした際に初披露された。
Underworld & Iggy Pop – Bells & Circles
そしてEPリリースの発表と合わせて、新曲“I’ll See Big”が解禁。“Bells & Circles”とはある意味真逆の魅力を持った楽曲で、壮大なアンビエント・トラックの上で、イギー・ポップは語りかける。その歌詞は、ダニー・ボイルとの会話の中で、『トレインスポッティング』と『T2トレインスポッティング2』の背景にインスパイアされて書かれたものだという。
リック・スミス(アンダーワールド)
「イギーは快く『会って何か話そう』と応じてくれた。僕らはともにトレインスポッティングとダニー(・ボイル)に強い絆を抱いていたからね。この紳士を説得して一緒に仕事をする一度きりのチャンスだろうと思った。だからホテルの部屋を貸し切って、スタジオを用意して彼が現れるのを待ったんだ。」
イギー・ポップ
「ホテルの部屋に完璧なスタジオを持った誰かと会って、Skypeにはアカデミー賞監督がいて、目の前にはマイクと30もの洗練された楽曲があったら、頷くだけでびびってられないだろ。一瞬で血が沸き立ったよ。」