先週、英国のTV局チャンネル4でのレイ・デイヴィス(Ray Davies)へのインタビュー後、ザ・キンクス(The Kinks)再結成、新作制作の話題が世界中を駆け巡った。

再結成を望む声が多いバンドだけに、果たして本当に実現するのかと、音楽ファンの注目を集めている中、レイ・デイヴィスの新作『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II(アワ・カントリー:アメリカーナ第二幕)』が7月4日(水)に発売となった。

2013年に出版された回想録『AMERICANA』と昨年リリースした同名アルバムで、アメリカを巡る自らの旅を振り返ったレイ・デイヴィス。続編にあたる新作『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II』の日本盤は通常CDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマットBlu-spec CD2仕様となる。

作品の中では、レイ・デイヴィスがアメリカに対して抱いているイメージが描き出され、アメリカからの影響が彼をどのように形成し、発展させていったのかが語られる。こうしてアメリカでの経験を振り返ったことをきっかけに、レイ・デイヴィスは自分の生き方を見つめ直した。そして自らのルーツを再発見し、敬意を抱き、称えるようになっていった。

Americana: The Story of Our Country

レイ・デイヴィスが全曲の作詞・作曲を手がけ、アレンジとプロデュースも担当、ガイ・マッシーとジョン・ジャクソンが共同プロデューサーを務めている新作のレコーディングは、前作に続いてロンドンのレコーディング・スタジオ、コンクで行われ、バックの演奏は今作もビル・シャンリー(ギター)とザ・ジェイホークスが担当。さらに英国人ミュージシャン数名も参加を果たしている。

また、このアルバムには、レイ・デイヴィスの過去の作品に再び目を向けた曲がいくつか収められており、オープニングを飾る“Our Country”は、『AMERICANA』のアルバム・タイトル曲のテーマ/メロディを発展させた楽曲である。

またアメリカという国に刺激を受け、かつてレイ・デイヴィスが書き上げた、“Oklahoma U.S.A.”(ザ・キンクスの1971年のアルバム『MUSWELL HILBILLIES』に収録)、“The Real World”(2007年のソロ・アルバム『WORKING MAN’S CAFE』に収録)、“The Getaway”(2006年の『OTHER PEOPLES LIVES』に収録)といった楽曲の再解釈も行われている。

新作に関して、レイ・デイヴィスは、「僕はキンクスのキャリアに再び光を当てるため、そして若き日の僕にインスピレーションを与えてくれた国を再発見するために僕は絶え間なくアメリカを旅し、ツアーを続けてきた。『OUR COUNTRY』は、そんな僕の旅路を辿ったアルバムだ。」と語っている。

また、現在レイ・デイヴィスは、『AMERICANA』と『OUR COUNTRY』を基にした舞台と映画の制作に取り組んでいる。

RELEASE INFORMATION

OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II

再結成で話題!ザ・キンクス、レイ・デイヴィス新作がリリース! music180704_raydavies_1-1200x1200

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