Netflixオリジナルシリーズ『マニアック』が9月21日(金)より全世界同時オンラインストリーミングされる。
今回、オスカー女優サリー・フィールド(Sally Field)が2つ返事で出演を快諾した、そのユニークな理由が明らかになった!
『マニアック』の舞台は、現代世界に似ているものの何かが異なる時代。家族との破綻した関係に悩み不満を抱きながらも、特に目標もなく生きているアニー(エマ・ストーン)。
そして裕福な実業家夫婦の5男で、統合失調症という診断にずっと苦しめられているオーウェン(ジョナ・ヒル)。
より良い人生を求める2人は、失恋による傷心から精神疾患まで、ありとあらゆる心の不調をすべて治すという最先端の治療に魅せられ臨床試験プログラムに参加することになる。
オスカー女優サリー・フィールドが出演を快諾した理由は?
臨床試験プログラムのジェームズ・マントルレイ博士(ジャスティン・セロー)の母親で、著名なセラピストであるグレタ・マントルレイ博士を演じるのはアカデミー主演女優賞を2度受賞、TVドラマ『ブラザーズ&シスターズ』で、エミー賞の主演女優賞を受賞し、同作出演以来のTVドラマ出演となる名女優サリー・フィールド。
フィールドは「キャリー(・ジョージ・フクナガ監督)が連絡してきたの。過去に彼と会ったのは1度だったけど、彼の作品は大好きで。そんな彼が『マニアック』のことを説明してくれたんだけど」とオファーを受けた当時を振り返る。
「それが……あまりにキテレツ過ぎて、“OKよ”と言わざるを得なかったわ(笑)。」と本作の唯一無二の世界観に驚愕し、2つ返事で出演を快諾したと言う。
本作でフィールド演じるグレタは、セラピストとしてキャリアを開始し、その後メンタルヘルスや自己啓発本を執筆して大人気となったという設定のキャラクター。「息子との関係はこれ以上ないってくらい奇妙なの。シーンを重ねるたびに前のシーンより奇妙さが増すと感じるほどよ。グレタこそ、この臨床試験の参加が必要ね」と普通ではない親子関係が描かれていることを語る。
息子ジェームズを演じるジャスティン・セローは「ジェームズにとって母親は近くにいるだけで発狂しそうな存在なんだ。母親の姿を見た途端、彼の中の嫌悪感が一気に刺激され、どうしても母親に逆らいたくなってしまうんだ」と親子の関係を表現する。一筋縄ではいかない母親を演じるフィールドについては「サリーが母親役だと知って有頂天になったよ! 彼女は登場した瞬間にキャラクターになりきる素晴らしい女優だし、コミカルな演技をさせたら爆笑確実だからね」と名女優との共演についてコメントしている。
一方でフィールドもまた「会った瞬間に何年も一緒に仕事をしてきた親友のような感覚がしたの。奇妙な親子関係を一緒に演じられて、役者冥利につきるわ」とセローを絶賛し、それぞれが演じた親子キャラクターとは違い、お互いをリスペクトしているようだ。
数々の映画だけでなく『ギジェットは15才』から『ブラザーズ&シスターズ』まで、数多くのTVシリーズに出演しているフィールドが「このシリーズは他のどんなものとも違うの」と、新たなTVシリーズの姿を体現していると断言する本作。
マントルレイ親子も他の作品でも描かれることの無いようなユーモアたっぷりな関係になることは間違い無さそうだ!