SoundCloud上にアップロードした楽曲を他のストリーミングサービス上にも配信できる機能「SoundCloud Premier」が追加された。
この新機能を利用したクリエイターはApple Music、Spotify、さらにYouTube MusicにAmazon Music、Instagramといった主要ストリーミングサービスに配信でき、マネタイズも可能に。
SoundCloud ProおよびPro Limitedに登録している方であれば、追加料金なしで誰でも利用可能なこの機能。楽曲をアップロードしたクリエイターに権利はもちろん、他のサービスで配信された分のロイヤリティもクリエイター本人に帰属するというから驚きだ。
SoundCloudのCEOであるケリー・トレイナー氏は「SoundCloudだけが統合されたプラットフォームへ瞬時にアップロード、シェアできる。それによって、クリエイターはファンとリアルタイムで繋がることができ、自身のどこでも収入を得ることができるようになる」とコメントしている。
今回の機能発表前にSoundCloudを利用している何名かのアーティストを対象にテストを実施、フィードバックを受けているようなので、その性能はお墨付きと言っていいだろう。
ユーザーは「SoundCloud Premier」を利用するにあたり、オリジナルの音楽に準拠する権利を持っていること、18歳以上もしくは居住地の成人年齢を迎えていること、など、5つの規定をクリアしなければならない。適格であるとみなされたユーザーはeメールもしくはSoundCloud内の通知機能でお知らせが来るようだ。
現在のところ、日本でのサービス開始は予定していない。この機能が普及されれば、ポスト・マローン(Post Malone)やチャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)のように、SoundCloudからスターダムに駆け上がるアーティストが続出するかも。続報に期待したい。