新進気鋭のSoundCloudラッパーとして活躍し、2017年に薬物中毒で惜しくもこの世を去ったリル・ピープ(Lil Peep)が生前に映画の出演を持ちかけられていたことが明らかになった。

テレンス・マリックプロデュースのドキュメンタリーで発覚

現在アメリカ・テキサス州で開催中の<SXSW 2019>で、アカデミー賞ノミネート監督、テレンス・マリックプロデュースのドキュメンタリー映画『Everybody’s Everything』が公開された。この映画は、リル・ピープの生前に迫った映画で、彼と交流のあったセバスチャン・ジョーンズとラメズ・シルヤンが共同で監督を務めた映画となっている。

Varietyによると、彼ら監督はピープに映画出演を迫っていたことを映画内で語っているそう。ピープが亡くなる3日前まで映画出演の交渉をしていたことを明かしていたようだ。

セバスチャン・ジョーンズは、初めての監督作となる作品でピープに出演を依頼していた、と語っている。また、ラメズ・シルヤンは以前ピープのMVを監督した経験もあるほど彼と交友があったようで、「ガス(ピープの本名)は俳優になりたがってたし、その才能があったんだ」とも話している。

若くして亡くなったにも関わらず、世界中で彼を慕うファンがいるほど偉大なミュージシャンだけに、俳優としてのキャリアもきっと成功させていたに違いない。

lil peep ft. horsehead – girls(ラメズ・ジルヤン監督作)