今年1月にリリースしたばかりのニューアルバム『Assume Form』が話題になっているアーティスト、ジェイムス・ブレイク(James Blake)が2006年に米ビルボード・シングル・チャート「HOT 100」で1位を獲得していた、という誤った情報がTwitterに投稿された。
名前の似ているあのアーティストと勘違い!?
Twitterへの投稿には、なんとジェイムス・ブレイクが2006年に「You’re Beautiful」という楽曲をリリースしており、その楽曲で米ビルボード・シングル・チャートで1位を獲得したと記されているのだ。彼は2009年にシングルをリリースし、デビューしているはずなのだが、一体どういうことだろうか? その問題のツイートがこちら。
#OnThisDay in 2006, @jamesblake topped the Billboard Hot 100 with his single "You're Beautiful". Watch the video here: https://t.co/yNb8BueRqe
— KissFM (@KissFM242) 2019年3月11日
YouTubeにポストされたMVも添付されている。クリックしていただいた方はお分かりだろうが、実はこの「You’re Beautiful」という楽曲、ジェイムス・ブレイクではなく、あの有名シンガーソングライターのジェームス・ブラント(James Blunt)の代表曲なのだ。つまり、アーティスト名を間違えて紹介しているということだ。
しかもよく見てみると、ブレイク本人に通知が届くメンション機能を利用して投稿しているため、本人にもこの間違った情報が届いている、ということになる。
このツイートの投稿主は南米の国、バハマにあるラジオ局「Kiss FM」と名乗っており、プロフィールには「80年代、90年代のヒット曲を現代の人たちにお届け」するアカウントであると書かれている。これまでにも80年代〜ゼロ年代まで幅広い世代でヒットした楽曲を、リリースしたアーティストへメンションしながら紹介している。紹介されている楽曲は、マライア・キャリー(Mariah Carey)の90年代のヒット曲「Someday」やファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)の「Happy」などさまざまだ。
今回の誤ったツイートに気づいたブレイクは、このツイートを引用し下記のように返信している。「そう、僕だよ。「You’re Beautiful」のシンガーだ」
Hi it’s me – the singer of ‘You’re Beautiful’ https://t.co/He2x7tZG6k
— James Blake (@jamesblake) 2019年3月11日
ユーモアたっぷりに返すブレイクのツイートには、1万以上ものいいねが付いており、多くの反響が届いている様子。こうした珍事件はきっと起きがちなのだろう。本人はあまり気にかけていないようだ。どちらのアーティストの楽曲も素晴らしいので、気になった方は聴いてみるといいかも。