リーボックは、歴代の名作を中心に展開するリーボックのカジュアルライン”Reebok CLASSIC(リーボック クラシック)”において、1994年にランニングシューズとして発売され今もリーボックのもっとの代表的なモデルである「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」のオリジナルカラー2色を、発売25周年を記念して復刻し、4月5日(金)に発売する。
“OG”カラー初となるキッズモデルも発売
また、今回のOGモデルの復刻に合わせて、1994年発売モデルのシルエットを踏襲した前期型と呼ばれるキッズモデル「VERSA PUMP FURY(バーサ ポンプフューリー)」も同日に発売。これまでのキッズモデルは、1995年以降発売の「INSTAPUMP FURY」のシルエットを踏襲した後期型のデザインを採用していたので、キッズモデルとしては初のOGスペックでの発売となる。さらに、発売25周年を記念して人気のサンダルタイプからも、OGカラーが4月12日(金)に発売される。
ポンプフューリーの歴史
「INSTAPUMP FURY」の開発は、世の中に存在しないデザインを生み出すという極めて野心的なコンセプトで進められ、当時としては非常に実現が困難であったソールを2つに分離させる、 スプリッドソールの実現に成功。また、 スティーブン・スミスは当時、アメリカのカスタムカー“ホットロッド”の炎のペイントに夢中になっていたことから、ランナーがインスタポンプフューリーを履いた際に、炎に包まれているかのように見せるため、 イエロー×レッドという鮮やかな配色を施した。
当時の営業・マーケティング部門は、スティーブンのデザインを“奇抜すぎる”としてネガティブな反応を示し、ブルー、グレー、ブラックのシューズしか売らないと反対した。 納得のいかなかったスティーブンは、「RAC」に大きな期待を持っていた当時のリーボックCEOへ、「INSTAPUMP FURY」のオリジナルカラーとして有名な、イエローとレッドを大胆に用いた“シトロン”を最初のカラーとして発売して欲しいと直談判。そして、リーボック史上最も前衛的なモデル「INSTAPUMP FURY」が1994年に発売された。
スティーブンからは“ボーリング・ブルー(退屈な青)”と呼ばれ、スティーブンのデザインに反対した営業・マーケティング部門が求めたブルーのカラーリングが配されたモデルも生産・発売されたものの、“シトロン”カラーのモデルが2倍もの売上を叩き出した。この“ボーリング・ブルー”は、日本では“サックス”として知られる「INSTAPUMP FURY」のセカンドカラーで、1990年代に起きたスニーカーブームの中、“シトロン”と同様に高い人気を誇った一足となった。
Reebok CLASSIC “Instapump Fury OG Pack” Film
今回発売から25周年を記念して、当時のデザイナーと営業・マーケティングの衝突から生まれた“シトロン”と“サックス”という2つのカラーが復刻され、今回のメインビジュアルには当時スティーブン・スミスが他部署のメンバーに対する思いである『YOU DON’T GET IT DO YOU?(お前たちは何もわかってないね)』がメッセージとして書かれている。これまで語られてこなかった、この他部署との衝突ストーリーが盛り込まれたスペシャル動画も公開された。
Reebok CLASSIC “INSTAPUMP FURY OG”はリーボッククラシックストアをはじめ、atmos(原宿店、表参道店、新宿店)、BILLY’S ENT(各店舗、オンライン)、UNDEFEATED(渋谷店、大阪店)などでの発売が予定されている。
RELEASE INFORMATION
Reebok CLASSIC “INSTAPUMP FURY OG”
発売日:2019年4月5日(金)
サイズ:23.0cm~30.0cm(ユニセックス)
販売価格:¥19,440(税込)
品番/カラー:(左から)
(V47514)ブラック、ハイパーグリーン、リーボックレッド、ホワイト
(M48756)エコーブルー、ブラック、スチール、マットシルバー、ホワイト、レッド