7月14日(日)渋谷Club Asiaにて盛大に開催されたBUPPONと¥ellow Bucksを主役に迎えたパーティー<Bla9 Marke2>。BUPPONの3rdアルバム『enDroll』、¥ellow BucksのEP『To The Top』のリリースを記念したこのパーティーに、KOJOE、illmore、Mukuroなど彼らの盟友とも言えるメンバーが数多く集った。
Buppon&¥ellow Bucksダブルリリースパーティー<Bla9 Marke2>
山口のローカル・シーンをレペゼンするBUPPONと東海エリアから頭角を現した¥ellow Bucksの邂逅が、渋谷Club Asiaで実現した。彼らの競演を一目見ようと、この夜、東京中のヒップホップ・フリークたちがこぞってAsiaに集結。開場後まもなく、フロアは期待に満ちた表情を浮かべた人で埋め尽くされていく。
Mukuro、illmoreらが彼らのリリースに花を添えるべく、極上のパフォーマンスを披露する中、この夜の主役BUPPONが満を持してステージに登場すると、すでに熱を帯び始めていたフロアがさらに熱狂していく。
言葉巧みでいて、思わず唸ってしまうような重みのある彼独特のフロウに、のめり込むように身体を揺らすフロアの面々。シーン屈指のリリシストである彼の言葉には自然と耳を傾けさせる力があるようにも聴こえるから不思議だ。会場のオーディエンス同様、そんな彼の魅力に魅せられたKOJOE、Mukuroら客演陣が姿を現わせば、一層フロアも盛り上がりを見せた。
続けて、もうひとりの主役“ヤングトウカイテイオー”の名を欲しいままにする¥ellow Bucksがおでまし。この夜を待ち望んでいたと言わんばかりにステージに飛び出せば、勢いそのままに圧倒的なパフォーマンスを披露。完全にフロアのムードを¥ellow Bucks一色に染めあげていく。
EP『To The Top』のエグゼクティブ・プロデューサーを務め、この夜をオーガナイズしたKOJOEやKANDYTOWNのKIKUMARUらシーンを牽引するラッパーたちと同じ舞台に立ちながらも、彼らを喰らい尽くしてしまうほどの抜きん出た存在感を見せた¥ellow Bucks。主役ふたり“のため”の夜が、ふたり“による”最高の瞬間へと見事に昇華した一夜だった。
Photo by Itaru Sawada
EVENT INFORMATION
Bla9 Marke2
2019.07.14(金)
Club Asia
LINE UP:
Kojoe, BUPPON, ¥ellow Bucks, 仙人掌, Mukuro, ID, Aru-2, illmore, Aaron Choulai, fitz ambro$e, FKD, Pom, RepYourSelf