iPhoneを充電器に接続するときに鳴る「ポン」というあのチャイム。あの音が実は接続時に2度鳴るときがあるのだが、その理由をご存知だろうか? その理由を解明した動画がYouTube上で公開され、話題になっている。
Apple純正品以外の充電器で高速充電すると……?
iPhone 8以降のiPhoneには高速充電機能が備わっており、Lightning USB-Cケーブルを利用して充電器に接続すれば30分間の充電で、電源がつかない状態から50%まで充電することが可能になる。どうやらこの高速充電があのチャイムが2度鳴る理由に大きく関わっているようだ。
今回紹介された動画では、Verbatim製の「3 Port Multi-Charger」、Anker製の30W USB-C充電器、そしてApple純正品の18W USB-C充電器3つを使ってiPhoneを充電し、実験が実施されている。それぞれApple純正品の同じUSB-C Lightningケーブルを使用しているため、条件は充電器の違い以外同じということになる。動画内では充電を開始した時と高速充電が始まった時の違いが明確にわかるように、それぞれの充電器で充電している際の電圧をPC上で表示している。
Does the iPhone always chime twice when fast charging?
動画をご覧いただければわかる通り、どの充電器を利用したときでもケーブルをiPhoneに差し込んだ瞬間、1度「ポン」とチャイムが鳴っているのだが、Verbatim製の充電器とAnker製の充電器を利用したときのみ、高速充電に移行する瞬間にもう1度チャイムが鳴っているのだ。Verbatim製の充電器は給電電圧が5Vから15Vに上昇したとき、Anker製の充電器は給電電圧が5Vから9Vに上昇したときに「ポン」とチャイムが鳴っている。
つまり、サードパーティ製の充電器を利用する際、高速充電に切り替わる瞬間に2度チャイムが鳴っているということになる。このチャイムが2度鳴ることで、Apple純正品とそうでないものの指標になっているのだ。便利なのかは定かではないが、1度試してみると面白いかも!