本日開催された<第92回アカデミー賞授賞式>において、アカデミー賞脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』の監督、タイカ・ワイティティ。授賞式後に実施された記者会見に臨んだ彼のある質問への返答が話題を呼んでいる。
タイカ・ワイティティ「Appleのラップトップはどんどん悪くなってる」
記者会見で、次回の全米脚本家組合(WGA)の会合で何を要求するか、と問われたワイティティは唐突に「Appleはあのキーボードを改善した方がいい」と話し始めると、「あの(Appleのラップトップの)キーボードじゃ書けないよ。どんどん悪くなってるし、PCに戻したくなってる。PCのキーボードは押せば跳ね返ってくるからいいんだ」と、現行の13インチもしくは15インチのMacBook Proで採用されているバタフライキーボードに対して文句を言い始めたのだ。
また「Appleのキーボードは本当ひどいんだ。特にラップトップが新しくなればなるほど、悪くなってる。一番新しい、えっとなんだっけ、iMac(おそらくMacBook Proのこと)か。キーボードが悪くなってる。僕は肩も調子が悪くなったし、ここ(肘の腱)も緩くなってきた。ここの腱は親指に繋がってるからさ。僕が何言ってるかわかるだろ? 君(記者)たちだって書いてるんだからさ」と鬱憤が溜まっていたのか、次々と不満を漏らし続けるが、一向に記者の質問には答えないまま。
まさか最後までAppleの不満に終わるのかと思いきや、「WGAはAppleに踏み込んで、何かしないといけないよ」と一言。まさに脚色賞を受賞したワイティティらしいユニークで皮肉たっぷりな返答となった。
Oscar Winner Taika Waititi Full Press Room Speech | THR
今年のアカデミー賞は『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を受賞したことでも話題となったが、そのほかにも話題作はたくさん! ワイティティが脚色賞を受賞した本作『ジョジョ・ラビット』もそのひとつ。まだご覧になっていない方はぜひ劇場へ!