今秋9月にも発表されると噂されていたAppleのフラッグシップiPhoneシリーズ「iPhone 12」について、新型コロナウイルス感染症の影響により、発表に遅れが出る可能性が指摘されている。
iPhone 12、A14チップともに製造の遅れ?
JPモルガンの予測によると、Appleが今年秋に発表するとされている新型iPhoneは、さまざまな理由で発表に1ヶ月もしくは2ヶ月の遅れが生じるようだ。新型コロナウイルス感染症の蔓延により生じた渡航制限や、5Gネットワークの敷設が当初の予定より遅れていることが理由に挙げられている。
「世界中で課された最近の渡航制限のため、EVT(技術認証試験・4月中旬に予定)やPVT(生産認証試験)、さらに試験生産(6月後半に予定)でさまざまなボトルネックが起きていることにより、私たちはiPhoneの発表に1〜2ヶ月の遅れが実際に生じると考えています。ただ1〜2四半期分の遅れは発生しないだろうとも考えています」と、Appleのチップ製造業者TSMCの動向を見守るJPモルガンのアナリスト、Gokul Hariharan氏は発表している。
またiPhone 12に搭載されることが伝えられているAppleの最新プロセッサ「A14」についても製造の遅れが生じており、こちらについては1〜2四半期の遅れが発生するのでは、との見方も。
「iPhone 12」シリーズは、新型iPad Proにも搭載されているLiDARスキャナも採用されるのではないか、と予測されており、iPhone 11シリーズから飛躍的な進化を遂げることも期待されている。それだけに発表を心待ちにしている方も多いはずだ。果たして今年中の発表なるだろうか? 続報に期待したい。